JP2006058220A - 放射線量モニタリングシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業者が多数存在することや、移動する作業者の位置が不特定であることも考慮しつつ、位置特定精度を向上させ、管理区域内で作業する作業者に被曝状況についてのより正確な情報を報知するための放射線量モニタリングシステムを提供する。
【解決手段】
放射線量モニタリングシステム1000は、RFIDメモリ100、線量計200、通信装置300、ネットワーク400、監視装置500、表示装置600を備えるシステムであり、通信装置300が線量計200からIDデータ、放射線量データおよび作業者データを読み出して監視装置500へ送信し、監視装置500は、これらデータから作業者、位置および被曝状況についての報知データを生成して表示装置600へ配信し、管理区域内の各作業者に被曝状況を報知する。
【選択図】 図1
【解決手段】
放射線量モニタリングシステム1000は、RFIDメモリ100、線量計200、通信装置300、ネットワーク400、監視装置500、表示装置600を備えるシステムであり、通信装置300が線量計200からIDデータ、放射線量データおよび作業者データを読み出して監視装置500へ送信し、監視装置500は、これらデータから作業者、位置および被曝状況についての報知データを生成して表示装置600へ配信し、管理区域内の各作業者に被曝状況を報知する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、原子力発電所や核燃料処理施設などの放射線の管理区域内で作業する作業者に対して被曝状況を報知するための放射線量モニタリングシステムに関する。
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(昭和32年法律第167号)の施行規則および告示等により、原子力発電所や核燃料処理施設という放射線取扱施設などでは管理区域が設定される。この放射線の管理区域は、外部被曝だけが問題になる区域(放射線管理区域)と内部被曝および外部被曝の両方が問題になる区域(汚染管理区域)とに分けられている。
線量計は、これら放射線管理区域または汚染管理区域(以下単に管理区域という)で放射線に関する各種データを測定するための装置である。この線量計に要求される条件は、コンパクトに作られて小型軽量で携帯に便利なこと、取扱や保守が容易なこと、応答時間が速いこと、エネルギー特性が良好で感度の方向依存性が無いこと、温度や湿度の変化に対して安定していること、電磁誘導の影響を受けないこと、などが挙げられる。
さて、このような管理区域内における放射線管理を行う装置の一例として、放射線量を測定し、作業者に危険が及ばないようにするための放射線量モニタリングシステムが知られている。例えば特許文献1(特開2002−365366号公報,発明の名称「電子式被曝線量計とそれを用いた放射線作業管理システム」)が知られている。この従来技術では、線量計から受信した複数のPHS受信基地局での信号により被曝者の位置を算出するというものである。
また、従来技術例として、例えば特許文献2(特開2002−277550号公報,発明の名称「モニタリングシステム及びモニタリングシステム用携帯端末」)が開示されている。この従来技術は、所定の間隔を隔てて配置されたアンテナのうちから選択されたアンテナにより作業者位置を推定するというものである。
さらにまた、他の従来技術例として、例えば特許文献3(特開2004−12197号公報,発明の名称「放射線モニタシステム」)が開示されている。この従来技術は、放射線管理区域内のテレビカメラ映像により作業者位置を特定するというものである。
特許文献1で開示された従来技術では、線量計から受信した複数のPHS受信局での信号により被曝者の位置を特定するものであるが、PHSの送信エリアは数10mから100mにも及び、さらに電波の反射や干渉の影響により、必ずしも強い電界強度で受信できた基地局の近くに被曝者がいるとは限らず、精度の点で問題があった。
また、特許文献2で示された従来技術では、所定の間隔を隔てて配置された複数アンテナの中から選択されたアンテナによって位置を特定するものであるが、複数アンテナと交信しないようにする場合はアンテナ間隔を広くする必要があり、位置特定はある程度の範囲を持ってしまう。アンテナ間隔を狭くすると、複数アンテナでの交信ができる状態となってしまい、位置特定が難しくなる。仮に電界強度の強いアンテナを選択するとした場合でも、反射・干渉などの発生により、必ずしも電界強度の強いアンテナの近くにいるとは限らず、精度の点で問題があった。
さらにまた、特許文献3の従来技術では、放射線管理区域内のテレビカメラを設置し、その映像情報を伝送し、監視装置によりその映像情報と線量計とを関連付けるものであるが、管理区域内全てを映し出すための複数台のテレビカメラ、映像情報を伝送するための高速伝送機器などが必要となり、設備として高機能ではあるが概して高価である。例えば機能を犠牲にして安価な設備を選択したいような場合には採用できないという問題があった。
そこで、本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者が多数存在することや、移動する作業者の位置が不特定であることも考慮しつつ、位置特定精度を向上させ、管理区域内で作業する作業者に被曝状況についてのより正確な情報を報知するための放射線量モニタリングシステムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明の放射線量モニタリングシステムは、
放射線の管理区域内に配置され、固有のIDデータが登録されたRFIDメモリと、
RFIDメモリからIDデータを読み出すリーダ機能と、付近における放射線量データを計測する計測機能と、を共に有し、作業者データを登録する線量計と、
管理区域内に配置され、線量計から受信したIDデータ、放射線量データおよび作業者データを中継して送信する通信装置と、
通信装置から送信されるIDデータ、放射線量データおよび作業者データを受信する監視装置と、
を有する放射線量モニタリングシステムであって、
前記監視装置は、
作業者データから作業者を特定する作業者特定手段と、
IDデータと関連付けられて登録されたRFIDメモリ位置データを読み出して位置を特定する位置特定手段と、
放射線量データから被曝状況を特定する被曝状況特定手段と、
これら作業者、位置および被曝状況についての報知データを生成する生成手段と、
報知データの配信を行う配信手段と、
を備えることを特徴とする。
放射線の管理区域内に配置され、固有のIDデータが登録されたRFIDメモリと、
RFIDメモリからIDデータを読み出すリーダ機能と、付近における放射線量データを計測する計測機能と、を共に有し、作業者データを登録する線量計と、
管理区域内に配置され、線量計から受信したIDデータ、放射線量データおよび作業者データを中継して送信する通信装置と、
通信装置から送信されるIDデータ、放射線量データおよび作業者データを受信する監視装置と、
を有する放射線量モニタリングシステムであって、
前記監視装置は、
作業者データから作業者を特定する作業者特定手段と、
IDデータと関連付けられて登録されたRFIDメモリ位置データを読み出して位置を特定する位置特定手段と、
放射線量データから被曝状況を特定する被曝状況特定手段と、
これら作業者、位置および被曝状況についての報知データを生成する生成手段と、
報知データの配信を行う配信手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る発明の放射線量モニタリングシステムは、
請求項1記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内に設置され、監視装置から出力されたテキスト形式の報知データに基づいて文字を表示する表示装置を備え、
表示装置を通じて管理区域内の各作業者に被曝状況を報知する機能を有することを特徴とする。
請求項1記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内に設置され、監視装置から出力されたテキスト形式の報知データに基づいて文字を表示する表示装置を備え、
表示装置を通じて管理区域内の各作業者に被曝状況を報知する機能を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る発明の放射線量モニタリングシステムは、
請求項1記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内で設置され、監視装置から出力されたグラフィック形式の報知データに基づいて表示する表示装置を備え、
表示装置を通じて放射線管理区域内の各作業者に被曝状況を通知する機能を有することを特徴とする。
請求項1記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内で設置され、監視装置から出力されたグラフィック形式の報知データに基づいて表示する表示装置を備え、
表示装置を通じて放射線管理区域内の各作業者に被曝状況を通知する機能を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る発明の放射線量モニタリングシステムは、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
線量計は、監視装置から出力された報知データに基づく表示を行う表示器を備え、
線量計を通じて放射線管理区域内の個々の作業者に被曝状況を通知する機能を有することを特徴とする。
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
線量計は、監視装置から出力された報知データに基づく表示を行う表示器を備え、
線量計を通じて放射線管理区域内の個々の作業者に被曝状況を通知する機能を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る発明の放射線量モニタリングシステムは、
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
前記線量計に代えて、
管理区域内における放射線量データを計測する計測機能を有し、作業者データを登録する線量計と、
RFIDメモリからIDデータを読み出すリーダ機能を有するRFIDリーダと、
を別個を備え、
通信装置はRFIDリーダからIDデータを、また、線量計から放射線量データおよび作業者データをそれぞれ読み出すことを特徴とする。
請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
前記線量計に代えて、
管理区域内における放射線量データを計測する計測機能を有し、作業者データを登録する線量計と、
RFIDメモリからIDデータを読み出すリーダ機能を有するRFIDリーダと、
を別個を備え、
通信装置はRFIDリーダからIDデータを、また、線量計から放射線量データおよび作業者データをそれぞれ読み出すことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る発明の放射線量モニタリングシステムは、
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内外で通信するように構築されたネットワークを備え、
通信装置は管理区域内でネットワークと接続され、かつ、監視装置は管理区域外でネットワークと接続されることを特徴とする。
請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内外で通信するように構築されたネットワークを備え、
通信装置は管理区域内でネットワークと接続され、かつ、監視装置は管理区域外でネットワークと接続されることを特徴とする。
このような本発明によれば、作業者が多数存在することや、移動する作業者の位置が不特定であることも考慮しつつ、位置特定精度を向上させ、管理区域内で作業する作業者に被曝状況についてのより正確な情報を報知するための放射線量モニタリングシステムを提供することができる。
続いて、本発明を実施するための最良の形態について、図を参照しつつ説明する。図1は本形態の放射線量モニタリングシステムの構成図である。
放射線量モニタリングシステム1000は、原子力発電所や核燃料処理施設などに設置され、管理区域内の放射線量を測定する装置である。このような放射線量モニタリングシステム1000は、図1で示すように、RFIDメモリ100、線量計200、通信装置300、ネットワーク400、監視装置500、表示装置600を備えている。
放射線量モニタリングシステム1000は、原子力発電所や核燃料処理施設などに設置され、管理区域内の放射線量を測定する装置である。このような放射線量モニタリングシステム1000は、図1で示すように、RFIDメモリ100、線量計200、通信装置300、ネットワーク400、監視装置500、表示装置600を備えている。
RFIDメモリ100は、固有のIDデータが登録され、RFID(Radio Frequency Identification Device:超短波標識)技術を用いてこのIDデータを線量計200と通信する機能を有している。また、パッシブ型とすることでバッテリは不要であり、安価であるという特徴を有している。このRFIDメモリ100は、例えば、管理区域内で作業者が作業を行う作業対象物1に取付けられたり、作業者が行き来する通路付近の壁に取付けられるものである。なお、このRFIDメモリ100のRFID技術を用いる通信については後述する。
線量計200は、RFIDメモリ100からIDデータを読み出すリーダ機能と、管理区域内における放射線量データを計測する計測機能と、を共に有している。また、通信時に線量計200を保有している作業者を認識するための作業者データを登録している。この線量計200は、作業者が首からぶら下げたり、または、胸ポケットの中や腰ベルトのホルダの中に入れられている。
なお、線量計200の詳細構成については後述する。
なお、線量計200の詳細構成については後述する。
通信装置300は、管理区域内に配置されている。そして、線量計200と通信してIDデータ、放射線量データおよび作業者データを取得するとともに、ネットワーク400を介して監視装置500へこれらIDデータ、放射線量データおよび作業者データを送信する機能を有している。また、通信装置300は、監視装置500から送信されたコマンドやデータをネットワーク400を介して受信するとともに、無線または有線で線量計200や表示装置600へ送信する機能を有している。なお、作業者が移動することを考慮して通信装置300は無線であることが好ましい。
ネットワーク400は、放射線の管理区域内外を結ぶネットワークである。有線接続された構成でもよいし、無線接続された構成でもよい。
例えば、図1で示すように、管理区域の事実上の仕切となる施設内の部屋の壁をケーブルが貫通し、このケーブルにより管理区域内外を結ぶ。
例えば、図1で示すように、管理区域の事実上の仕切となる施設内の部屋の壁をケーブルが貫通し、このケーブルにより管理区域内外を結ぶ。
監視装置500は、管理区域外でネットワーク400に接続されるコンピュータなどであり、ネットワーク400を介して通信装置300から送信されたある線量計200からのIDデータ、放射線量データおよび作業者データを受信して各種処理を行い、ネットワーク400・通信装置300を介して線量計200・表示装置600へコマンドやデータを送信する監視処理を行う。なお、監視処理の詳細は後述される。
表示装置600は、管理区域内でネットワーク400に接続され、管理区域内にいる作業者に被曝状況等の情報を報知するための表示器である。なお、表示装置600は、図1で示すように通信装置300と同一場所にあってもよいし、また、通信装置300とは別の位置に設置されてもよい。
続いて、線量計200について図を参照しつつ説明する。図2は線量計の内部構成図である。線量計200はハンディタイプであり、例えば、図2で示すように、放射線量計測部201、制御部202、情報記憶部203、無線RF部204、通信アンテナ205、報知部206、操作入力部207、表示器208、RFIDリーダ部209、RFID用アンテナ210を備える。
放射線量計測部201は、各種放射線(α線,β線,γ線)を検出してデジタルの放射線量データに変換して出力する。
制御部202は、放射線量計測部201、情報記憶部203、無線RF部204、報知部206、操作入力部207、表示器208、RFIDリーダ部209に接続され、線量計200全体の動作を制御する。なお、実際の使用に伴う処理については後述する。
制御部202は、放射線量計測部201、情報記憶部203、無線RF部204、報知部206、操作入力部207、表示器208、RFIDリーダ部209に接続され、線量計200全体の動作を制御する。なお、実際の使用に伴う処理については後述する。
情報記憶部203は、各種データを登録するものであり、制御部202から送信された各種データが書き込まれたり、また、制御部202からデータが読み出される。例えば、取り外し可能に構成されたカードメモリなどを採用しても良い。なお、データの詳細についても後述する。
無線RF部204は、制御部202から送信されたコマンド・データなどを無線信号に変換して通信アンテナ205へ出力する。
通信アンテナ205は、無線信号を通信装置300へ出力する。
また、通信アンテナ205が通信装置300から送信された無線信号を受信して無線RF部204へ送信すると、無線RF部204は無線信号からデジタルのコマンド・データなどに変換して制御部202へ送信する。
通信アンテナ205は、無線信号を通信装置300へ出力する。
また、通信アンテナ205が通信装置300から送信された無線信号を受信して無線RF部204へ送信すると、無線RF部204は無線信号からデジタルのコマンド・データなどに変換して制御部202へ送信する。
報知部206は、監視装置500から線量計200に対して異常報知に関するコマンド・データが送信された場合に制御部202に制御されて異常を報知する。報知部206はブザーなどの音による報知の場合もあるし、ランプなどの視覚情報による報知の場合もある。なお、表示器208も含む本形態では報知部206を表示器208に含めるような構成としても良い。
操作入力部207は、作業員が操作入力して各種操作を行わせるものである。例えば、現在の累積被曝量を表示させるというものである。
表示器208は、グラフィック表示や帳票表示を行う。なお表示内容も後述する。
操作入力部207は、作業員が操作入力して各種操作を行わせるものである。例えば、現在の累積被曝量を表示させるというものである。
表示器208は、グラフィック表示や帳票表示を行う。なお表示内容も後述する。
RFIDリーダ部209とRFID用アンテナ210は、RFIDメモリ100へIDデータの読み出しコマンドを送信したり、読み出されたIDデータを受信するために用いられる。このRFID技術による通信について説明する。
まず、RFIDメモリ100の内部構造は、図示しないが、RFIDアンテナに接続されたICチップをプラスチックのカードに封入したICカードであったり、RFIDアンテナに接続されたICチップをタグ(数ミリ角)の形状にしたICタグである。また、これらICカードまたはICタグに共通して搭載されるICチップはメモリのみ搭載した通常タイプであったり、または、メモリとCPUを搭載したインテリジェントタイプであっても良い。
まず、RFIDメモリ100の内部構造は、図示しないが、RFIDアンテナに接続されたICチップをプラスチックのカードに封入したICカードであったり、RFIDアンテナに接続されたICチップをタグ(数ミリ角)の形状にしたICタグである。また、これらICカードまたはICタグに共通して搭載されるICチップはメモリのみ搭載した通常タイプであったり、または、メモリとCPUを搭載したインテリジェントタイプであっても良い。
このRFIDメモリ100では、データが読み書きできる距離によって「密着型(2mm以内)」、「近接型(10cm以内)」、「近傍型(1m以内)」といった分類があり、いずれの型でも採用が可能である。本形態では説明の具体化のため近傍型(1m以内)の非接触型のICタグによるRFIDメモリ100であるものとして説明する。
さて制御部202、RFIDリーダ部209、RFID用アンテナ210、RFIDメモリ100とでは、制御部202からRFIDメモリ100へIDデータの読み出しコマンドを送信し、RFIDメモリ100からIDデータを読み出すことができる。
これは詳しくは、以下のようなデータ通信がなされる。
これは詳しくは、以下のようなデータ通信がなされる。
RFIDリーダ部209は、制御部202から出力された読み出しコマンドをキャリア信号に重畳して変調信号とし、さらにこの変調信号を増幅してRFIDメモリ100への送信信号を生成し、RFID用アンテナ210をドライブしてRFIDメモリ100側に電波(電磁波)で送信信号を伝達して読み出しコマンドおよび電力をRFIDメモリ100に送信する。RFIDメモリ100は、アンテナによって、上記送信信号を受信し、電源回路でキャリア信号から電源電圧を発生させると同時に、受信回路によって変調信号を復調して読み出しコマンドを生成してメモリからIDデータを読み出す。そして、送信回路によってIDデータをキャリア信号に重畳して変調信号を生成し、アンテナをドライブして電波(電磁波)で伝達する。RFIDリーダ部209はRFID用アンテナ210によって変調信号を受信し、復調を行って、IDデータを得て制御部202へ出力する。
線量計200はこのようなものである。
線量計200はこのようなものである。
続いて、本形態の放射線量モニタリングシステム1000の利用方法について図を参照しつつ説明する。図3は線量計200による監視処理のフローチャートである。
線量計200を携帯した作業者が、放射線の管理区域内で作業対象物1を操作しているものとする。このような作業中、線量計200は、図3で示すような監視処理を行っている。
線量計200を携帯した作業者が、放射線の管理区域内で作業対象物1を操作しているものとする。このような作業中、線量計200は、図3で示すような監視処理を行っている。
まず制御部202は、最初に放射線量計測部201に放射線量を計測させるコマンドを送信して放射線量を計測させ(図3のステップS1)、出力される放射線量データを受信し、この放射線量データを情報記憶部203に記憶させる(図3のステップS2)。
続いて、制御部202は、RFIDメモリ100に登録されているIDデータを読み込み(図3のステップS3)、このIDデータを情報記憶部203に記憶させる(図3のステップS4)。
続いて、制御部202は、RFIDメモリ100に登録されているIDデータを読み込み(図3のステップS3)、このIDデータを情報記憶部203に記憶させる(図3のステップS4)。
先に説明したようにRFIDメモリ100は近傍型で詳しくは1m程度の距離に近づけないと読み書きできないタイプであるため、作業者がRFIDメモリ100の付近にいないとIDデータを読み出せない。換言すれば、RFIDメモリ100の付近1mの範囲内に線量計200が位置することとなり、放射線量データを取得した位置がIDデータにより特定され、放射線量データの取得位置を正確にすることができる。
図3のフローに戻るが、続いて放射量データに変化があったか否かを判断し(図3のステップS5)、続いてIDデータが変化したか否か、つまり作業者が移動したか否かを判断する(図3のステップS6)。このステップS5,ステップS6では、放射線変化がなく(図3のステップS5でNO)、かつIDデータの変化がない(図3のステップS6でNO)場合のみ情報を送信しないでステップS1へ戻る。計測当初は過去のデータがなく変化が検出できないため、ステップS1へ戻る。
続いて、ステップS1〜ステップS4を行って新たに放射線量データ、IDデータを取得する。続いて放射線量データに変化があったか否かを判断し(図3のステップS5)、変化があった場合には、放射線量データおよびIDデータに加え、登録してある作業者データを情報送信する(図3のステップS7)。制御部202は、無線RF部204、通信アンテナ205、通信装置300、ネットワーク400を介して、監視装置500へ放射線量データ、IDデータおよび作業者データを送る。
また、放射線量に変化がなかった場合でも、IDデータに変化があったか否かを判断し(図3のステップS6)、変化があった場合には、放射線量データおよびIDデータに加え、登録してある作業者データを情報送信する(図3のステップS7)。制御部202は、無線RF部204、通信アンテナ205、通信装置300、ネットワーク400を介して、監視装置500へ放射線量データ、IDデータおよび作業者データを送る。
以下、ステップS1〜ステップS7を繰り返して、放射線量データかIDデータの何れかに変化があった場合には放射線量データ、IDデータおよび作業者データを監視装置500へ送信する。
なお、線量計200が自律的に送信するのみならず、通信装置300からのコマンドに応じて、他律的に情報送信するようにしても良い。このような他律的な情報送信について図を参照しつつ説明する。図4は線量計200による他の監視処理のフローチャートである。線量計200を携帯した作業者が、放射線の管理区域内で作業対象物1を操作しているものとする。このような作業中、線量計200は、図4で示すような監視処理を行っている。
まず制御部202は、最初に放射線量計測部201に放射線量を計測させるコマンドを送信して放射線量を計測させ(図4のステップS10)、出力される放射線量データを受信して放射線量データとして情報記憶部203に記憶させる(図4のステップS11)。
続いて、制御部202は、通信アンテナ205・無線RF部204を経て監視装置300から送信されるコマンドを所定期間にわたり待ち受け(図4のステップS12)、コマンドが受信された場合(図4のステップS13でYES)、続いてRFIDメモリ100から登録されているIDデータを読み込み(図4のステップS14)、このIDデータを情報記憶部203に記憶させる(図4のステップS15)。この新しい放射線量データおよびIDデータに加え、予め登録してある作業者データを情報送信する(図4のステップS16)。
以下、ステップS10〜ステップS16を繰り返して、コマンド送信がなされる都度、放射線量データ、IDデータおよび作業者データを監視装置500へ送信する。
このような通信方式を採用しても良い。
以下、ステップS10〜ステップS16を繰り返して、コマンド送信がなされる都度、放射線量データ、IDデータおよび作業者データを監視装置500へ送信する。
このような通信方式を採用しても良い。
さて、上記したように線量計200から放射線量データ、IDデータおよび作業者データが送信されると、監視装置500は監視処理を行う。
まず、監視装置500では放射線量データ、IDデータおよび作業者データを取得する。続いて、作業者データから作業者を特定する。作業者データは、例えば富士太郎,富士花子という人の名前を表す文字データであったり、または、A○×△□という識別コードであっても良い。
まず、監視装置500では放射線量データ、IDデータおよび作業者データを取得する。続いて、作業者データから作業者を特定する。作業者データは、例えば富士太郎,富士花子という人の名前を表す文字データであったり、または、A○×△□という識別コードであっても良い。
続いて、監視装置500は、IDデータと関連付けられて登録されたRFIDメモリ位置データを読み出して位置を特定する。RFIDメモリ位置データは例えばA領域,B領域という文字データや、地図上で領域を表す座標データなどである。
続いて、監視装置500は、放射線量データから被曝状況を特定する。放射線量データから、当該位置で被曝した瞬時被曝量を表す瞬時被曝量データ、当該作業者の累積被曝量である累積被曝量データ、残り作業時間である残り作業時間データをそれぞれ算出する。このようにある場所に位置するある作業者について、当該位置で被曝した瞬時被曝量、累積被曝量、残り作業時間が得られる。
監視装置500は、得られた情報からこれら作業者、位置および被曝状況についての報知データを生成する。この報知データは例えば二種あり、後述する。
監視装置500は、この報知データの配信を表示装置600に対して行う。これにより、表示装置600を通じて管理区域内の各作業者に被曝状況を報知することとなる。
監視装置500は、この報知データの配信を表示装置600に対して行う。これにより、表示装置600を通じて管理区域内の各作業者に被曝状況を報知することとなる。
さて、表示装置600による表示形式は各種あり、これら表示形式について図を参照しつつ説明する。図5はテキスト形式の表示の説明図である。表示装置600は図5で示すようなテキスト形式で文字表示を行うようにしてもよい。表示装置600には、作業者名、作業位置、瞬時被曝量、累積被曝量、残り作業時間を、作業者名別に表示している。
さらに、作業者の危険レベルを色分けして、残り時間0時間00分(上段)では危険を表す色(例えば赤)、残り時間0時間15分(中段)では注意を表す色(例えば黄色)、残り時間4時間33分(下段)で正常状態を表す色(例えば白)などを背景色として示すようにしている。
さらに、作業者の危険レベルを色分けして、残り時間0時間00分(上段)では危険を表す色(例えば赤)、残り時間0時間15分(中段)では注意を表す色(例えば黄色)、残り時間4時間33分(下段)で正常状態を表す色(例えば白)などを背景色として示すようにしている。
そこで報知データは、テキストデータである作業者データ、テキストデータであるRFIDメモリ位置データ、テキストデータである瞬時被曝量データ、テキストデータである累積被曝量データ、テキストデータである残り作業時間データを一セットとするデータ群を多数セット備え、さらにこれらデータ群を所定位置に配置する帳票データ、および帳票の背景色を決定する背景データなどが合成されたデータとなる。監視装置500はこのような報知データを生成して、表示装置600へ送信する。
このように監視装置500が算出した各作業者の被曝情報をネットワーク400を介して表示器600に表示させることで、管理区域内の各作業者に自分の被曝状況を認識させるとともに、周囲にいる作業者にも知らせることができ、注意を促すことができる。
また、このようなテキスト形式の表示以外にも、グラフィック形式として表示することもできる。このグラフィック形式の表示について図を参照しつつ説明する。図6はグラフィック形式の表示の説明図である。図6では、管理区域上を上から眺めた平面図が図示されており、10はRFIDメモリ100が取付けられた作業対象物をシンボリックに表した作業対象物シンボル、11は作業者をシンボリックに表した作業者シンボル、12は壁をシンボリックに表した壁シンボルである。さらに、作業者シンボル11は被曝状況に応じて色分けされた表示がなされている。さらに累積被曝量は上記の色分けに加えて数値での表示も行う。
そこで報知データは、図形シンボルとして表す図形データによる作業者データ、座標データによるRFIDメモリ位置データ、残り作業時間データに応じた色データ、テキストデータである累積被曝量データを一セットとし、作業者シンボル11の地図上の位置と、作業者シンボル11の危険状態を表す色と、作業者シンボル11の近傍での累積放射線量の数値と、を特定する地図上作業者シンボルデータを生成し、以下同様に多数セットを決定していく。
最後に管理区域を表し、作業対象物シンボル10、壁シンボル12を含む地図データ上にこの地図上作業者シンボルデータを位置を合わせて合成し、最終的な報知データとする。監視装置500はこのような報知データを生成して、表示装置600へ送信する。
最後に管理区域を表し、作業対象物シンボル10、壁シンボル12を含む地図データ上にこの地図上作業者シンボルデータを位置を合わせて合成し、最終的な報知データとする。監視装置500はこのような報知データを生成して、表示装置600へ送信する。
このように予め監視装置500内で保持している作業現場の地図データに、作業者の保持する線量計200から送られてくる情報を組み合わせて、地図上に作業者とその累積被曝量を表し、表示装置600に表示させることで、作業者に累積被曝量を教えることもできる。
なお、図7では累積被曝量を数値でも表したが、数値表示はしなくとも良い。
なお、図7では累積被曝量を数値でも表したが、数値表示はしなくとも良い。
また、他のグラフィック形式として表示することもできる。このグラフィック形式の表示について図を参照しつつ説明する。図7は他のグラフィック形式の表示の説明図である。図7では、管理区域上を上から眺めた平面図が図示されており、10はRFIDメモリ100が取付けられた作業対象物をシンボリックに表した作業対象物シンボル、12は壁をシンボリックに表した壁シンボル、13はある領域における被曝量をシンボリックに表した領域被曝量シンボル、である。さらに、領域被曝量シンボル13は被曝状況に応じて色分けされた表示がなされている。
そこで報知データは、図形シンボルとして表す図形データによる被曝領域データ、座標データによるRFIDメモリ位置データ、残り作業時間データに応じた色データを一セットとして、領域被曝量シンボルの地図上の位置と、領域被曝量シンボルの危険状態を表す色と、を特定する地図上領域被曝量シンボルデータを生成し、以下同様に多数セットを決定していく。
最後に管理区域を表し、作業対象物シンボル10、壁シンボル12を含む地図データ上にこの地図上領域被曝量シンボルデータを位置を合わせて合成し、最終的な報知データとする。監視装置500はこのような報知データを生成して、表示装置600へ送信する。
最後に管理区域を表し、作業対象物シンボル10、壁シンボル12を含む地図データ上にこの地図上領域被曝量シンボルデータを位置を合わせて合成し、最終的な報知データとする。監視装置500はこのような報知データを生成して、表示装置600へ送信する。
この図7で示すように、作業者の被曝状況を領域別にピンポイントで地図上に表し、それを表示装置600に表示することで各作業者に各作業場所の被曝量を報知し、危険防止につなげることができる。
さらに、このようなテキスト形式およびグラフィック形式の表示を線量計200の表示器208に行わせることもできる。
監視装置500が表示装置600への報知データの配信時と同時または異なる時に、通信装置300・通信アンテナ205・無線RF部204を経て制御部202へ報知データを配信する。そして制御部202が報知データに基づく表示を表示器208に行わせることで、先の図5〜7の表示例と同様の表示をするため、線量計200を通じて管理区域内の個々の作業者に被曝状況を通知することができる。さらに線量計200の報知部206により音声による報知や点灯・点滅による報知を加えても良い。
放射線量モニタリングシステムはこのようにしても良い。
監視装置500が表示装置600への報知データの配信時と同時または異なる時に、通信装置300・通信アンテナ205・無線RF部204を経て制御部202へ報知データを配信する。そして制御部202が報知データに基づく表示を表示器208に行わせることで、先の図5〜7の表示例と同様の表示をするため、線量計200を通じて管理区域内の個々の作業者に被曝状況を通知することができる。さらに線量計200の報知部206により音声による報知や点灯・点滅による報知を加えても良い。
放射線量モニタリングシステムはこのようにしても良い。
以上本形態の放射線量モニタリングシステムについて説明した。
なおRFIDメモリ100を作業対象物1だけでなく、作業者が通る通路などにも貼り付けると、作業者がいつ、どのルートを通って、今どこにいる、今どの方向に向かっているなど、作業者の動線管理もできるので、常に作業者のいる場所を監視することができ、危険防止に役立つという利点もある。
このRFIDメモリ100の通信可能領域はほぼ1mであるため、例えば、1m間隔の格子状の各点にRFIDメモリ100を設置すれば、ほぼ全領域にわたり監視ができるようになる。
なおRFIDメモリ100を作業対象物1だけでなく、作業者が通る通路などにも貼り付けると、作業者がいつ、どのルートを通って、今どこにいる、今どの方向に向かっているなど、作業者の動線管理もできるので、常に作業者のいる場所を監視することができ、危険防止に役立つという利点もある。
このRFIDメモリ100の通信可能領域はほぼ1mであるため、例えば、1m間隔の格子状の各点にRFIDメモリ100を設置すれば、ほぼ全領域にわたり監視ができるようになる。
また、本形態では線量計200がRFIDリーダ部209およびRFID用アンテナ210を含むものとして説明したが、当然RFIDリーダ部209と線量計200とは別体とし、その間を有線通信または無線通信とすることで、RFID情報を線量計に取り込む構成としても良い。例えば、線量計200を作業者が首からぶら下げ、またRFIDリーダ部209を胸ポケットの中や腰ベルトのホルダの中に入れて有線または無線により線量計200とRFIDリーダ部209とが接続された機器とし、重量等を分散させることで作業者の負担を軽減させることもできる。
このような放射線量モニタリングシステム1000では、線量計200は放射線の管理区域内のRFIDメモリ100からIDデータを読み出すリーダを内蔵し、RFIDメモリ100は交信エリアが数10cmから1m程度であるので、作業者が作業する場所に貼り付けてあれば、干渉の影響もなく、正確な場所の特定が可能となる。多数いる作業者の習熟度・個人差もに影響されることなく同じ監視地点での正確な計測を可能とすることができる。
また、作業者が移動しても線量計200の作業者データにより所有者が特定され、また、IDデータにより位置が特定されるため、作業者が多数存在することや、移動する作業者の位置が不特定であっても、これらに影響されることなく管理が可能となる。
また、作業者が移動しても線量計200の作業者データにより所有者が特定され、また、IDデータにより位置が特定されるため、作業者が多数存在することや、移動する作業者の位置が不特定であっても、これらに影響されることなく管理が可能となる。
また、帳票表示を採用して定量的に環境変化を検出できるようにしたり、また、グラフフィック表示を採用して、視覚的・直感的に環境変化を検出できるようにしたため、この点で作業者が環境変化を気づきやすくしている。
1000:放射線量モニタリングシステム
100:RFIDメモリ
200:線量計
201:放射線量計測部
202:制御部
203:情報記憶部
204:無線RF部
205:通信アンテナ
206:報知部
207:操作入力部
208:表示器
209:RFIDリーダ部
210:RFID用アンテナ
300:通信装置
400:ネットワーク
500:監視装置
600:表示装置
1:作業対象物
10:作業対象物
11:作業対象物シンボル
12:壁シンボル
13:領域被曝量シンボル
100:RFIDメモリ
200:線量計
201:放射線量計測部
202:制御部
203:情報記憶部
204:無線RF部
205:通信アンテナ
206:報知部
207:操作入力部
208:表示器
209:RFIDリーダ部
210:RFID用アンテナ
300:通信装置
400:ネットワーク
500:監視装置
600:表示装置
1:作業対象物
10:作業対象物
11:作業対象物シンボル
12:壁シンボル
13:領域被曝量シンボル
Claims (6)
- 放射線の管理区域内に配置され、固有のIDデータが登録されたRFIDメモリと、
RFIDメモリからIDデータを読み出すリーダ機能と、付近における放射線量データを計測する計測機能と、を共に有し、作業者データを登録する線量計と、
管理区域内に配置され、線量計から受信したIDデータ、放射線量データおよび作業者データを中継して送信する通信装置と、
通信装置から送信されるIDデータ、放射線量データおよび作業者データを受信する監視装置と、
を有する放射線量モニタリングシステムであって、
前記監視装置は、
作業者データから作業者を特定する作業者特定手段と、
IDデータと関連付けられて登録されたRFIDメモリ位置データを読み出して位置を特定する位置特定手段と、
放射線量データから被曝状況を特定する被曝状況特定手段と、
これら作業者、位置および被曝状況についての報知データを生成する生成手段と、
報知データの配信を行う配信手段と、
を備えることを特徴とする放射線量モニタリングシステム。 - 請求項1記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内で設置され、監視装置から出力されたテキスト形式の報知データに基づいて文字を表示する表示装置を備え、
表示装置を通じて管理区域内の各作業者に被曝状況を報知する機能を有することを特徴とする放射線量モニタリングシステム。 - 請求項1記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内で設置され、監視装置から出力されたグラフィック形式の報知データに基づいて表示する表示装置を備え、
表示装置を通じて放射線管理区域内の各作業者に被曝状況を通知する機能を有することを特徴とする放射線量モニタリングシステム。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
線量計は、監視装置から出力された報知データに基づく表示を行う表示器を備え、
線量計を通じて放射線管理区域内の個々の作業者に被曝状況を通知する機能を有することを特徴とする放射線量モニタリングシステム。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
前記線量計に代えて、
管理区域内における放射線量データを計測する計測機能を有し、作業者データを登録する線量計と、
RFIDメモリからIDデータを読み出すリーダ機能を有するRFIDリーダと、
を別個を備え、
通信装置はRFIDリーダからIDデータを、また、線量計から放射線量データおよび作業者データをそれぞれ読み出すことを特徴とする放射線量モニタリングシステム。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の放射線量モニタリングシステムにおいて、
管理区域内外で通信するように構築されたネットワークを備え、
通信装置は管理区域内でネットワークと接続され、かつ、監視装置は管理区域外でネットワークと接続されることを特徴とする放射線量モニタリングシステム。
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