JP2006058021A - 力学量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 支持基板とは離間した状態で支持基板上に支持された可動部を有する角速度センサにおいて、作動時における可動部と支持基板とのスティッキングを極力抑制する。
【解決手段】 支持基板1aと、支持基板1a上において支持基板1aから離れて配置された状態で支持基板1aに支持され、角速度Ωが印加されたときに支持基板1aの基板面と水平方向X、Yに変位可能になっている可動部20、30と、支持基板1a上において可動部20、30の周囲に配置され、支持基板1aに固定されて支持された周辺固定部10と、を備え、角速度が印加されたときの可動部20、30の変位状態に基づいて印加角速度を検出するようにした角速度センサにおいて、作動時には、周辺固定部10の電位がセンサの各部の中で最高電位となるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、支持基板とは離間した状態で支持基板上に支持され力学量が印加されたときに基板面と水平方向に変位可能になっている可動部を有する力学量センサに関する。
従来のこの種の力学量センサは、支持基板と、該支持基板上において該支持基板から離れて配置された状態で該支持基板に支持された可動部と、該支持基板上において該可動部の周囲に配置され該支持基板に固定されて支持された周辺固定部と、を有して構成されている。
ここで、可動部は、力学量が印加されたときに支持基板の基板面と水平方向に変位可能になっている。そして、このものにおいては、力学量が印加されたときの可動部の変位状態に基づいて印加された力学量を検出するようにしている。
このような力学量センサとしては、たとえば、半導体基板を加工することにより形成された角速度センサが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−133268号公報
このような力学量センサにおいては、具体的には、作動時に可動部には一定電位を印加し、可動部に対向して設けられた駆動電極に交流電圧を印加することにより、可動部を変位させていた。つまり、静電引力を利用して、可動部を駆動させていた。
ここにおいて、従来では、可動部の下に離間配置された支持基板は、作動時にはGND状態にしていた。そのため、作動時には、可動部と支持基板との間に、大きな電位差が生じ、可動部と支持基板とが静電引力により付着する、いわゆるスティッキングが発生する可能性が大きかった。
そこで、本発明は上記問題に鑑み、支持基板とは離間した状態で支持基板上に支持された可動部を有する力学量センサにおいて、作動時における可動部と支持基板とのスティッキングを極力抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、支持基板(1a)と、支持基板(1a)上において支持基板(1a)から離れて配置された状態で支持基板(1a)に支持され、力学量が印加されたときに基板面と水平方向に変位可能になっている可動部(20、30)と、支持基板(1a)上において可動部(20、30)の周囲に配置され、支持基板(1a)に固定されて支持された周辺固定部(10)と、を備え、力学量が印加されたときの可動部(20、30)の変位状態に基づいて印加された力学量を検出するようにした力学量センサにおいて、作動時には、周辺固定部(10)の電位がセンサの各部の中で最高電位となるものであることを特徴としている。
それによれば、作動時に、周辺固定部(10)の電位をセンサの各部の中で最高電位としているため、その大きな電位が、周辺固定部(10)から支持基板(1a)へ印加される。そのため、支持基板(1a)の電位を、従来のGND状態よりも大きくすることができ、結果として、可動部(20、30)と支持基板(1a)との電位差を小さくすることができる。
よって、本発明によれば、支持基板(1a)とは離間した状態で支持基板(1a)上に支持された可動部(20、30)を有する力学量センサにおいて、作動時における可動部(20、30)と支持基板(1a)とのスティッキングを極力抑制することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の力学量センサにおいては、周辺固定部(10)は、絶縁層(1c)を介して支持基板(1a)に固定されて支持されているものにできる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の力学量センサにおいて、支持基板(1a)に支持された半導体層(1b)をエッチングすることにより、可動部(20、30)は支持基板(1a)からリリースされたものとなっており、周辺固定部(10)に電位を印加するためのパッド(10a)は、半導体層(1b)上に設けられていることを特徴としている。
それによれば、周辺固定部(10)に電位を印加するためのパッド(10a)の形成を容易に行うことができ、好ましい。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る力学量センサとしての角速度センサ100の概略平面構成を示す図であり、図2は、図1中のA−A一点鎖線に沿った概略断面図である。
この角速度センサ100は、シリコン基板等からなる半導体基板1を加工することにより形成されたものである。
具体的には、この半導体基板1に、エッチング等の周知の半導体製造技術を用いて溝を形成することにより、図1に示されるように、固定された部分としての枠状の周辺固定部10、この周辺固定部10の内周部に位置し固定された部分としてのアンカー部11、12および検出電極用固定部13、さらに、周辺固定部10の内周部に位置し可動となっている可動部20、30等からなる構造体が区画され形成されている。
より具体的に言うならば、図2に示されるように、本角速度センサ100は、たとえば半導体基板1として両シリコン基板1a、1bを酸化膜1cを介して貼り合わせてなるSOI(シリコンオンインシュレータ)基板1を用いて形成されている。
そして、このSOI基板1における両シリコン基板1a、1bのうち一方のシリコン基板1a(図2中の下側)を支持基板として構成しており、半導体層としての他方のシリコン基板1b(図2中の上側)および絶縁層としての酸化膜1cに対して、他方のシリコン基板1bの表面側からトレンチエッチングや犠牲層エッチング等の周知のマイクロマシン加工技術を施す。
それによって、当該他方のシリコン基板1bに上記溝を形成するとともに、当該溝によって区画された上記各部10〜30等の構造体を、当該他方のシリコン基板1bに形成するものである。
ここで、図1では、上記構造体が形成されている他方のシリコン基板1bの表面側、すなわち支持基板1a上に支持された半導体層1bの表面側が示されている。また、図1および図2に示されるように、周辺固定部10、アンカー部11、12および検出電極用固定部13の内周部においては、犠牲層エッチングなどによって酸化膜1cが除去されている。
それによって、この周辺固定部10、アンカー部11、12および検出電極用固定部13の内周部では、上記構造体が形成されている半導体層としての他方のシリコン基板1bは、一方のシリコン基板1aすなわち支持基板1aから離間している。
こうして、本例においては、当該他方のシリコン基板1bのうち周辺固定部10、アンカー部11、12および検出電極用固定部13は、酸化膜1cを介して一方のシリコン基板1a上に支持されて固定されており、可動部20、30は、一方のシリコン基板1aからリリースされて可動となっている。
図1に示されるように、可動部20、30は、略矩形状の駆動用振動部20と、駆動用振動子部20を取り囲む矩形枠状の検出用振動部30と、駆動用振動部20および検出用振動部30を連結する複数個(図示例では4個)の駆動用梁部21と、検出用振動部30およびその外周の基部10を連結する複数個(図示例では2個)の検出用梁部31と、を備えている。
駆動用振動部20は、駆動用梁部21を介して検出用振動部30と一体化されており、さらに言うならば、駆動用振動部20は検出用振動部30および検出用梁部31を介在させてはいるが、検出用振動部30、アンカー部11、12を介して、支持基板としての一方のシリコン基板1aに連結されている。
各々の駆動用梁部21は、コの字型の折り返し形状をなしており、その一端部側が駆動用振動部20に接続され、他端部側が検出用振動部30における枠内周面に接続されている。
また、駆動用梁部21においては、上記コの字形状における互いに平行な一対の平行棒部22および23が、その長手方向と直交する方向にたわむようになっている。そのため、駆動用振動部20は図1中の矢印X方向に振動可能となっている。以下、この矢印X方向を、駆動用振動部20が振動する第1の方向Xと言うことにする。
一方、各々の検出用梁部31は、一対の梁32、33が平行に離間して配置されるとともにこれら両梁32、33の両端部が連結された長方形枠形状をなしている。
そして、一方の梁32の中間部が、アンカー部11、12における内周面から突出した突出部に接続されて、アンカー部11、12に固定支持されており、他方の梁33の中間部が、検出用振動部30に接続されている。
こうして、検出用振動部30は、検出用梁部31を介してアンカー部11、12、さらには支持基板としての一方のシリコン基板1aに連結されている。つまり、可動部としての両振動部20、30は、アンカー部11、12によって酸化膜1cを介して一方のシリコン基板1aに連結され支持されている。
また、検出用梁部31においては、上記した互いに平行な一対の梁32、33が、その長手方向と直交する方向にたわむようになっている。
そのため、検出用振動部30は、上記基板1の平面内にて駆動用振動部20の振動方向である第1の方向Xと直交する方向、すなわち図1中の矢印Y方向に振動可能となっている。以下、この矢印Y方向を、検出用振動部30が振動する第2の方向Yと言うことにする。
また、検出用振動部30の外周部には、この外周部と対向する検出電極用固定部13の内周部に向かって突出する櫛歯状の突起部35が形成されており、この突起部35とかみ合うように当該検出電極用固定部13の内周部からも櫛歯状の突起部15が形成されている。そして、これら両方の突起部15、35により、本センサ100の検出電極部15、35が構成されている。
このように、本角速度センサ100においては、支持基板としての一方のシリコン基板1aと、一方のシリコン基板1a上において一方のシリコン基板1aから離れて配置された状態で一方のシリコン基板1aに支持された可動部20、30と、一方のシリコン基板1a上において可動部20、30の周囲に配置され、一方のシリコン基板1aに固定されて支持された周辺固定部10と、を備えた基本構成となっている。
そして、駆動用振動部20と検出用振動部30とからなる可動部20、30は、力学量である角速度Ωが印加されたときに一方のシリコン基板1aの基板面と水平方向X、Yに変位可能になっている。
ここで、図1に示されるように、一方のアンカー部12には、可動部20、30に対して図示しない外部回路から電位を印加するための可動部用パッド12aが形成されている。また、検出電極用固定部13には、検出電極部15、35からの信号を上記外部回路へ取り出すための検出電極用パッド13aが形成されている。
さらに、図1に示されるように、周辺固定部10の所定位置には、上記外部回路から周辺固定部10へ電位を印加するための周辺固定部用パッド10aが形成されている。これら各パッド10a、12a、13aは、アルミニウムなどを成膜してなるもので、上記外部回路に対してボンディングワイヤなどにより接続されるようになっている。
かかる構成を有する角速度センサ100の作動について述べる。まず、図示しないが容量駆動により、駆動用振動部20を図1中の第1の方向Xに振動(駆動振動)させる。本実施形態では、駆動用振動部20の近傍には、駆動用振動部20に対向して図示しない駆動電極が設けられている。
そして、駆動用振動部20および検出用振動部30すなわち可動部20、30には、上記外部回路から可動部用パッド12aを介して一定の電位(たとえば16V)を印加する。また、上記駆動電極には、交流電圧(たとえば、8±5V)を印加する。それにより発生する静電引力を利用し、駆動用振動部20は、駆動用梁部21の作用によって第1の方向へ振動し、変位する。
この駆動振動のもと、図1に示されるように、紙面垂直方向の軸周りすなわち第1の方向Xおよび第2の方向Yと直交する軸周りに、角速度Ωが角速度センサ100に印加されると、駆動用振動部20に対して、第2の方向Yにコリオリ力が発生する。
このコリオリ力は、駆動用梁部21から検出用振動部30に伝わり、検出用振動部30と駆動用振動部20とが、図1中の第2の方向Yに一体に振動(検出振動)する。そして、この検出振動により、上記両突起部11、35間の距離が変化する。この距離変化を基部10に形成された図示しない配線部等を介して、当該両突起部15、35間の容量変化として検出する。
具体的には、検出電極部11、35のうち検出電極用固定部13側の櫛歯部15には、上記外部回路から検出電極用パッド13aを介して、可動部20、30に印加される電圧よりも小さい電圧(たとえば2.5V)が印加されている。
そして、上記外部回路によって、図1中の左側の検出電極部15、35と右側の検出電極部15、35との間で、差動容量変化を検出するようにしている。こうして、本実施形態において、上記角速度Ωが検出されるのである。
さらに、このような角速度検出を行う作動時において、本実施形態では、上記外部回路から周辺固定部用パッド10aを介して、周辺固定部10には電位が印加されており、その電位は、センサの各部の中で最高電位となるものである。たとえば、可動部20、30の電位が16Vであるとき、周辺固定部10の電位は20V程度である。
このように、本実施形態によれば、支持基板としての一方のシリコン基板1aと、一方のシリコン基板1a上において一方のシリコン基板1aから離れて配置された状態で一方のシリコン基板1aに支持され、角速度が印加されたときに一方のシリコン基板1aの基板面と水平方向X、Yに変位可能になっている可動部20、30と、一方のシリコン基板1a上において可動部20、30の周囲に配置され、一方のシリコン基板1aに固定されて支持された周辺固定部10と、を備え、角速度が印加されたときの可動部20、30の変位状態に基づいて印加された角速度を検出するようにした角速度センサ100において、作動時には、周辺固定部10の電位がセンサ100の各部の中で最高電位となるものであることを特徴とする角速度センサ100が提供される。
それによれば、作動時に、周辺固定部10の電位をセンサ100の各部の中で最高電位としているため、その大きな電位が、周辺固定部10から一方のシリコン基板1aへ印加される。
そのため、一方のシリコン基板1aの電位を、従来のGND状態よりも大きくすることができ、結果として、可動部20、30と一方のシリコン基板1aとの電位差を小さくすることができる。
具体的には、従来では、作動時において可動部20、30の電位が、たとえば16Vである場合、GND状態にある一方のシリコン基板1aと可動部20、30との電位差は、実質的に16Vである。
それに対して、本実施形態では、上記した例のように、作動時において可動部20、30の電位は16Vであり、周辺固定部10の電位は20Vである。
ここで、本実施形態では、周辺固定部10は、絶縁層である酸化膜1cを介して一方のシリコン基板1aに固定され支持されているが、センサ100の各部の中で最高電位という大きな電位が周辺固定部10に印加されるため、周辺固定部10から酸化膜1cを介した一方のシリコン基板1aへのリークが発生し、一方のシリコン基板1aの電位は、周辺固定部10の電位よりも低い電位、たとえば10V程度になる。
そのため、本実施形態において、作動時における可動部20、30と支持基板である一方のシリコン基板1aとの電位差は、たとえば6V程度になり、従来に比べて小さな電位差とすることができる。その結果、作動時における可動部20、30と支持基板1aとの間の静電引力を小さくすることができる。
よって、本実施形態によれば、支持基板1aとは離間した状態で支持基板1a上に支持された可動部20、30を有する角速度センサ100において、作動時における可動部20、30と支持基板1aとのスティッキングを極力抑制することができる。
ちなみに、作動時における可動部20、30と支持基板1aとのスティッキングを極力抑制するためには、単純には、上記角速度センサ100において、可動部20、30に印加する一定電圧を小さくすることが考えられる。
しかし、この場合、可動部20、30の駆動力自体も小さくなり、駆動振動の振幅が小さくなり、センサの感度低下を招いてしまう。その点、本実施形態では、そのような問題は回避することができる。
また、本実施形態では、一方のシリコン基板1aに支持された半導体層としての他方のシリコン基板1bをエッチングすることにより、可動部20、30は一方のシリコン基板1aからリリースされたものとなっており、周辺固定部10に電位を印加するための周辺固定部用パッド10aは、他方のシリコン基板1b上に設けられたものとしている。
それによれば、周辺固定部10に電位を印加するための周辺固定部用パッド10aの形成を、その他の上記各パッド12a、13aの形成と同時に容易に行うことができるため、好ましい。
なお、本実施形態において上記した例では、可動部20、30には一定の電位(たとえば16V)を印加し、上記駆動電極には交流電圧(たとえば、8±5V)を印加していたが、それとは反対に、可動部20、30には交流電圧を印加し、上記駆動電極には一定の電位を印加するようにしてもよい。
この場合でも、作動時に周辺固定部10に最高電位を印加すれば、上記した酸化膜1cを介したリークによって、一方のシリコン基板1aの電位は、周辺固定部10の電位よりも低い電位になる。そのため、実効的には、従来に比べて、可動部20、30と一方のシリコン基板1aとの電位差を小さくすることができ、上記と同様、スティッキング抑制の効果が発揮される。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、支持基板上の各部は半導体からなるものであったが、導体から構成されていてもよい。
また、本発明は、上記した角速度センサ以外にも、力学量として加速度を検出する加速度センサなどの力学量センサに対しても適用可能である。
要するに、本発明は、支持基板と、支持基板上において支持基板から離れて配置された状態で支持基板に支持され力学量が印加されたときに支持基板の基板面と水平方向に変位可能になっている可動部と、支持基板上において可動部の周囲に配置され支持基板に固定されて支持された周辺固定部と、を備え、力学量が印加されたときの可動部の変位状態に基づいて印加された力学量を検出するようにした力学量センサにおいて、作動時に、周辺固定部の電位をセンサの各部の中で最高電位となるようにしたことを主たる特徴としたものであり、その他の部分については適宜設計変更が可能である。
本発明の実施形態に係る力学量センサとしての角速度センサの概略平面構成を示す図である。 図1中のA−A概略断面図である。
符号の説明
1a…支持基板としての一方のシリコン基板、
1b…半導体層としての他方のシリコン基板、1c…絶縁層としての酸化膜、
10…周辺固定部、10a…周辺固定部用パッド、
20…可動部としての駆動用振動部、30…可動部としての検出用振動部。

Claims (3)

  1. 支持基板(1a)と、
    前記支持基板(1a)上において前記支持基板(1a)から離れて配置された状態で前記支持基板(1a)に支持され、力学量が印加されたときに基板面と水平方向に変位可能になっている可動部(20、30)と、
    前記支持基板(1a)上において前記可動部(20、30)の周囲に配置され、前記支持基板(1a)に固定されて支持された周辺固定部(10)と、を備え、
    力学量が印加されたときの前記可動部(20、30)の変位状態に基づいて印加された力学量を検出するようにした力学量センサにおいて、
    作動時には、前記周辺固定部(10)の電位がセンサの各部の中で最高電位となるものであることを特徴とする力学量センサ。
  2. 前記周辺固定部(10)は、絶縁層(1c)を介して前記支持基板(1a)に固定されて支持されていることを特徴とする請求項1に記載の力学量センサ。
  3. 前記支持基板(1a)に支持された半導体層(1b)をエッチングすることにより、前記可動部(20、30)は前記支持基板(1a)からリリースされたものとなっており、
    前記周辺固定部(10)に電位を印加するためのパッド(10a)は、前記半導体層(1b)上に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の力学量センサ。
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