JP2006058001A - 階段火格子燃焼機用の格子板装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】格子板の前板の固定ねじボルトと格子対載置物が直接接触することを防止し、ねじボルトを摩耗と熱的負荷から保護する。
【解決手段】格子キャリア2上に載設されるボックス状の格子板4と、格子板の前壁18に取り付けられる前板24とからなり、前板24が1本または複数本のねじボルト26によって格子板4の前壁18に固定されている階段火格子燃焼機用の格子板装置において、各々のねじボルト26のボルト頭部32を前板24に形成された窪み34に沈めて収容し、カバー手段38により覆い、戴置物との接触を防止する。
【選択図】図1
【解決手段】格子キャリア2上に載設されるボックス状の格子板4と、格子板の前壁18に取り付けられる前板24とからなり、前板24が1本または複数本のねじボルト26によって格子板4の前壁18に固定されている階段火格子燃焼機用の格子板装置において、各々のねじボルト26のボルト頭部32を前板24に形成された窪み34に沈めて収容し、カバー手段38により覆い、戴置物との接触を防止する。
【選択図】図1
Description
本発明は階段火格子燃焼機用の格子板装置に関する。
この種の階段火格子燃焼機において一般に、格子担体上に並列配置された複数の格子板は各々の格子板列を形成し、搬送方向に直列配置された複数の格子板列は火格子を形成する。一連の格子板列は階段状に配置されている。すなわち、各々の格子板列はその前部領域が、搬送方向において先行する格子板列の後部領域上にあるように配置されている。火格子上に載置された格子載置物を搬送するため、一般に、幾つかの格子板列は搬送方向に可動式に配置され、他方、その他の格子板列は非可動式に配置されている。この種の階段火格子燃焼機の特別な問題領域は個々の格子板の前壁である。一方で、格子載置物は可動式格子板列の格子板の前壁で搬送方向に押しずらされるため、これらの前壁は特別な摩耗に曝される。他方で、すべての格子板列の前壁は、互いに相対運動する格子板列のオーバラップ領域に有害な、つまり強度な摩耗と駆動力の損失とを招く摩擦が生じないようにするため、搬送方向において先行する、互いに相対運動するそれぞれの格子板列との間に開いた運動隙間を形成している。この運動隙間には一般に該隙間を通って冷却空気流が自由に流れ込む。したがって、この運動隙間を経て流出する冷却空気量が勝手に増大しないようにするため、この運動隙間の許容差はできるだけ小さく保たれていなければならない。
欧州特許第0740766号明細書により既に、格子板の前壁に高さ位置を調整し得る前板を取り付け、これにより、運動隙間を正確に調整し得るようにすることが知られている。これらの前板は、前板に形成されたみぞ穴を通して挿しこまれて、格子板に形成されたねじ孔に螺入されるねじボルトによって固定される。稼働中に生ずる大きな負荷にこの装置が耐えられるように、組付け後にねじボルトは前板と溶接接合され、前板自体も格子板と溶接接合される。前板は好ましくは耐熱・耐摩性材料から製造されている。
搬送されるべき、極めて高い摩滅作用を有する物質との直接の接触によってねじボルトのボルト頭部は激しく摩耗する。相対的に長期の稼働後に、例えば摩耗によって拡大した運動隙間を再度調整するため、前板があらためて調整されなければならない場合には、ボルト頭部を切り離し、ねじボルトの軸を取り外して廃棄しなければならない。この公知の装置のさらに別の短所は、ねじボルトが高温の搬送物との直接の接触によって高い熱的負荷に曝されるため、高耐熱材料を使用することが必要になる点である。
本発明の目的は、ねじボルトと格子載置物との間の直接の接触を防止し、ねじボルトが極度の摩耗と熱的負荷とから保護されるように構成した、請求項1の上位概念に記載した類の格子板装置を創作することである。
前記課題は本発明により、請求項1に記載の特徴によって解決される。
本発明は各々のねじボルトのボルト頭部がカバー手段によってそれぞれ外側に対して被覆されるように構成されている。
これにより、ねじボルトは格子載置物による直接の熱作用に曝されることがないため、高耐熱材料製のねじボルトを使用する必要はない。さらに、ボルト頭部は格子載置物の摩滅作用から保護され、したがって摩耗から保護されているため、前板を再調整する場合には通常の方法でスパナを用いてボルト頭部を弛めることができる。このことから、ねじボルトを再使用することができるというさらに別の利点が生ずる。
本発明によれば、ボルト頭部は前板に形成されたそれぞれの窪みに沈めて収容されるため、一連の実施例によって示したように、ボルト頭部は張り出すことがなく、前板は格子板前壁に直接に接触させることができる。
基本的に、複数のねじボルトが使用される場合には、複数ないしすべてのボルト頭部を一つの共通の窪み内に配置して、例えば一枚の共通のカバーによって被覆するかまたはそれぞれのボルト頭部をそれぞれ専用の窪み内に収容して、それぞれの窪みに対応したカバーによって被覆してもよい。
本発明の好適な一実施形態において、ボルト頭部を収容するための窪みは前板の、格子板前壁とは反対側の端面に形成されており、窪みの底部にはねじボルトの軸用の前板貫通穴が設けられ、カバー手段は窪みを密閉する蓋として形成されている。こうした構成により、前板を前方から格子板前壁の所望の位置に当てて、ねじボルトを締付けることによって少なくとも仮固定することができるという特に簡便な組付けが可能となる。
本発明によれば、窪みは前板の外縁、好ましくは前板上端から開始して内側に向かって延びる盲溝として形成され、同所にカバーを外部から差し込むことができるように構成されている。こうした構成の発展形態において、盲溝の側面にはそれぞれガイドパターンが設けられ、カバーはその両側面に盲溝のガイドパターンと相補的なカウンタパターンを備えて、外部から盲溝に差し込むことのできるスライド蓋として形成されている。
前板の再調整が必要となる場合に、盲溝からカバーを比較的容易に取外してボルト頭部に達することができるようにするため、さらに、盲溝の両側面と、同じくカバーの両側面とはカバーの差込み方向に向かってややテーパ状に形成されている。したがって、盲溝のガイドパターンとカバーのカウンタパターンとはカバーを上方に僅かにずらすと相互の接触が外れるため、これによりカバーを容易に取り去ることができる。
構造的に好適な一実施形態において、カバーはその差込み方向後端に、格子板前壁に向かって張り出したランドを有しており、該ランドは、カバーが組み付けられた状態において、前板の当該外縁に設けられた相補的な窪みに嵌合する。このランドは一方で、カバーの最終ポジションを決定するストッパとして機能し、他方でこのランドはカバーを一方とし前板を他方とした両者の互いに対向する面間の隙間を塞ぎ、こうして、ねじボルトが収容された窪みを被覆する。
カバー自体を摩耗から十分に保護するため、カバーが組み付けられた状態において、該カバーは前板の端面と面一をなし、好ましくはカバーに形成されたランドも前板の外縁と面一をなしている。
前板を種々の高さ位置に設定し得るようにするため、それ自体公知のように、前板に設けられた貫通穴は上方から下方に延びるみぞ穴として形成されている。
別の実施形態において、前板の下端には垂直方向に運動し得る交換式のシールリップが配置され、該シールリップはその自重によるかまたは場合によりばね力によって、先行する格子板の表面に密接し、こうしてシール隙間を封止状態に保っている。
カバーは、窪みを被覆するポジションに嵌め込まれた後、適切な方法で前板に固定される。好ましくはカバーは前板と溶接接合される。再調整のために前板を取り外すには、カバーと前板との間の溶接シームを切り離せば十分であり、これにより、上述したようにしてカバーを取外して、ねじボルトのボルト頭部に達することができる。
例えば稼動中の振動に起因するねじボルトの不測の弛みを防止するため、本発明のさらに別の実施形態において、カバーはボルト頭部に対向するその内側面に、組付け状態においてボルト頭部の側面に接してボルト頭部の回転を阻止する側方ランドを有している。このため、ボルト頭部は組付け状態において、該当するボルト頭部側面がカバーの差込み方向とほぼ平行をなし、こうしてカバーの側方ランドが当該ボルト頭部側面に接することができるように形成されかつそのように配向整定される。
本発明の構造的に好適な別の一実施形態において、窪みは前板の、格子板前壁に対向する当接面に形成されて、基本的に、前板の外縁、好ましくは前板下端から始まって内側へ向かって延びる盲T溝の形を有している。ねじボルトは前板が取り付けられる前に組み付けられて、ボルト頭部が格子板前壁に対して所定の間隔に達してT溝を有した前板がボルト頭部に嵌め込み可能となるまで、前以て格子板に螺入される。こうして、ボルト頭部はT溝の形状に適合したT溝ナットを形成する。外側に対する窪みの被覆はこの窪み自体の背壁によって形成される。
この実施形態においてもねじボルトの回転阻止を可能とするために、前板の嵌め込みに際して窪みの両側面はボルト頭部の側面に接することができるように形成されている。この場合にも、ボルト頭部は、その当該側面が前板の嵌め込み方向と基本的に平行をなし、こうして窪みの両側面がボルト頭部の当該頭部側面に接することができるように配設されかつ組付けに際してそのように配向整定される。
前板を取り付けるためにねじボルトは、前板が格子板前壁に密接してボルト頭部に嵌め込まれるようになるまで、格子板に螺入される。その後に前板は所望の高さポジションで固定され、好ましくは格子板と溶接接合される。前板の取外しには、前板と格子板との間の溶接シームを切り離すだけでよく、こうして前板を取り外すことができる。
本発明のいくつかの実施例を図面に示し、以下、詳細に説明する。
図1から、本発明が関係する階段火格子燃焼機の基本構造が分る。格子キャリア2上に並列配置された複数の格子板4は各々の格子板列6を形成し、直列配置された複数の格子板列8、6、10は火格子を形成しているが、これは一般に公知であり、したがってここで個別にさらに詳細な説明は行わない。直列配置された格子板列8、6、10はそれぞれ、各格子板列の格子板の前部領域が搬送方向12において先行する格子板列の格子板の後部領域上にあるように階段状にオーバラップして配置されている。図1に示した例において格子板列6は双方向矢印14が示す双方向に前進・後退運動し得る格子板列として表されており、他方、格子板列8、10は固定式の格子板列である。ただし、それぞれ複数の可動式格子板列と複数の非可動式格子板列とが交互に配置されるような別の配置も可能である。
火格子上に載置された格子載置物は例えば格子キャリア2の間を経て供給されて格子板4の上面に形成された吹出しスリット16を経て吹き出される冷却空気によって冷却される。搬送方向12への格子載置物の搬送は特に可動式格子板列6の前進・後退運動によって行われる(と共に例えば斜め前方に流出する冷却空気によって促進される)。
各々の格子板列の間のオーバラップ領域、つまり、例えば一方で固定式格子板列8と可動式格子板列6との間ならびに他方で可動式格子板列6と固定式格子板列10との間のオーバラップ領域にはいわゆる運動隙間20ないし22が残されており、つまり、格子板列はこれらの領域において互いに接触していてはならない。運動隙間20、22には一般に火格子下方の空間から供給される冷却空気が自由に流れ込む。したがって、ここを経て勝手に大量の冷却空気が流出しないように、これらの運動隙間の許容差はできるだけ小さく保たれていなければならない。しかしながら、これらの運動隙間20、22に格子載置物も侵入し得ることは不可避であるため、これらの隙間は長期の稼動中に摩耗に起因して徐々に大きくなる。したがって、運動隙間20、22は定期的な間隔で新たに再調整し得ることが望ましい。
図1には前壁18に取り付けられる前板24の一実施形態が示されている。その他の実施形態はその他の図面に表されており、それらは当該図面との関連で説明される。すべての解決方法に共通しているのは、当該前板がボルト頭部と搬送物との間の直接の接触を防止する点である。
前板は符号24で表されており、これはねじボルト26によって前壁18に固定される。ねじボルト26は前板24に形成された貫通穴28を通して差し込まれ、格子板4に形成されたねじ穴に螺入される。このため、前壁18に形成された穴30はねじ孔として形成されているかまたはねじボルト26が穴30を通して差し込まれて、格子板4の内部に形成されたねじ孔と螺合する。
貫通穴28は上方から下方に向かって延びるみぞ穴として形成されているため、前板24はその高さ位置を調整することができる。このようにして、前板24の下端とそれぞれ搬送方向12において先行する格子板との間に任意に所望の運動隙間を設定することができる。
図1からさらに分るように、ねじボルト26のボルト頭部32は、前板24の、格子板4の前壁18とは反対側の端面36に形成された窪み34内に沈めて収容される。窪み34は上方から窪み内に差し込まれるカバー38によって外側が被覆されるため、ボルト頭部32は保護されることとなる。カバー38を前板24に固定するため、該カバーは差込み組付け後に前板24及び/又は格子板4と溶接接合される。
例えば運動隙間を新たに調整するために前板24を弛めようとする場合には、カバー38と前板24との間の溶接シームを切り離してカバー38を取り外せば十分であり、これによってボルト頭部32に直接に達することができ、適切な工具を用いて該ボルトを弛めることができる。前板24はこのようにして何度でも再調整することが可能であり、カバー38とねじボルト26とは引き続き再使用することができる。
図2は格子板40の、搬送方向12から見て前方の領域ならびに、格子板40の前壁42に取付けられる前板44の詳細を示したものである。この前板44は、格子板40の前壁42に前板44を固定するのに1本のねじボルトではなく2本の同じねじボルト46、48が使用される点でのみ、図1に示した前板24と基本的に相違しているにすぎない。前板44の、前壁42とは反対側の端面50には2箇所の窪み52ないし54が形成されており、同所にそれぞれ対応するボルト頭部56ないし58が沈めて収容される。各々の窪み52ないし54の底部には、上方から下方に向かって延びるみぞ穴として形成された貫通穴60ないし62が形成されており、該穴を通して当該ねじボルト46ないし48が差し込まれて詳細不図示の方法で格子板40とねじ結合される。みぞ穴として形成された貫通穴60、62により、前板44を種々相違した高さ位置に設定し、こうして前板44の下端と先行する格子板との間の運動隙間を任意に調整することができる。
窪み52、54は前板44の上端から下方に向かって延びる、盲溝として形成されている。これらの窪みは対応するカバー64ないし66によって被覆される。窪み52、54ならびに、それぞれに対応するねじボルト46ないし48および、カバー64ないし66は同一の構造であるため、以下では図2の左側に示した装置のみを詳しく説明する。
窪み52の側面68ないし70にはそれぞれガイドパターン72が設けられており、これに応じてカバー64の側面74、76にも相補的なカウンタパターン78が設けられているため、カバー64はスライド蓋のようにして窪み52に差し込まれることができ、これにより該カバーは窪みならびに窪み内にあるボルト頭部56を外側に対して被覆する。
カバー64はその上端ないし差込み方向における後端に前壁42に向かって張り出したランド80を有しており、該ランドは、カバー64が組付けられた状態において、前板44の上端に設けられた相補的な窪み82内に嵌合する。カバー64は、組付けられた状態において、前板44の端面50と面一をなし、ランド80は前板44の上端と面一をなすように形成されている。
窪み52は、窪み52からのカバー64の取外しが容易になるように、好ましくは差込み方向に向かってややテーパしている。
カバー64は組付け後、前板44及び/又は格子板40と溶接接合されて、固定される。図3は図2の切断線III−IIIによるカバー64の断面図である。図3から分るように、該カバーのボルト頭部56に対向する内側面には、組付け状態においてボルト頭部56の側面に接してボルト頭部56の回転を阻止する側方ランド84が形成されている。
図4は図2の切断線IV−IVによる、矢印86の方向から見たカバー64の縦断面図である。同図から、格子板40の前壁42、前壁42の端面50に取付けられた前板44、窪み52内に沈めて収容されて、前板44を固定しているねじボルト46および、窪み52を外側に対して被覆するカバー64がみとめられる。さらに、ボルト頭部56の、観察者とは反対側の側面に接する側方ランド84も見出される。
図5は格子板90の前壁88に取付けられる前板92の別の実施例を示したものである。前板92を固定するため、2本のねじボルト94、96は、ボルト頭部98ないし100と前壁88との間の間隔が前板を上方から前壁88に密接させて差し込むことのできる所定の間隔に達するまで、前壁88に螺入される。
前板92の、格子板90の前壁88に対向する当接面には、下端から始まって上方へ延びる、おおよそT溝の形状の断面を有する2箇所の盲窪み102ないし104が形成されている。前板92は窪み102、104が当該ボルト頭部98ないし100に上方から嵌め込まれることによって格子板90の前壁88に固定される。ボルト頭部98、100はこうして、窪み102、104の底部壁103、105によって外側に対して被覆される。その後に前板92は好ましくは溶接によって格子板90と確実に接合される。前板の取外しには、前板92と格子板90との間の溶接シームが切り離されさえすればよい。この実施例においてもねじボルト94、96と前板92とは引き続き何度も再使用することが可能である。
窪み102、104を一方としボルト頭部98、100を他方とした両者は、前板92を上方から嵌め込む際に、窪み102の側面(例えば106、108)が当該ボルト頭部98の側面(例えば110、112)に接し、こうしてボルト頭部の回転が阻止されるように寸法設計されている。
図6は図5の切断線VI−VIによる前板92の断面を示したものである。同図からも、ボルト頭部98に接してその回転を阻止する側面106を備えた窪み102のT溝状の形状が分る。
図7から9までは前板の構成に関する各種の解決方法を示したものである。
図7は2本のねじボルトで格子板の前壁に固定される前板114を示したものである(ただし、図を簡易化するため、ボルト頭部116を備えた1本のねじボルトのみが示してある)。前板114には2個のボルト頭部を収容するために設けられた窪み118が形成されており、該窪みはねじボルトが螺入された後、窪み118に差し込まれるカバー120によって被覆される。カバー120のボルト頭部領域は図2に示したカバー64、66と同様な形状に形成されている。つまり、ボルト頭部を収容する窪み122はボルト頭部の当該側面に接してボルト頭部の回転を阻止する側方ランド124を有しており、これについては再度詳細に図示説明するまでもない。
図8は2本のねじボルト(図中にはそのうち1本のねじボルト130のみが表されている)を収容するための2箇所の別々の窪み126、128を有した前板124を示したものである。窪み126、128は前板124の当該凹所132に差し込まれるカバー134によって、カバー134が前板124の外側面と面一をなすようにして被覆される。
図9は2本のねじボルト(図中には、そのうち1本のねじボルトのボルト頭部142のみが表されている)を収容するための2箇所の窪み138、140を有した前板136を示したものである。これらの窪みは、前板136の外側面の外側に取付けられて、例えば該外側面と溶接接合されるカバー144によって被覆される。
最後に図10は前板150の下端152の領域の縦断面を示したものである。下端152に形成された溝154には垂直方向に自由に運動し得るシールリップ156が配置されており、該シールリップは例えばその自重によるかまたは溝内に配置されたばね手段158の力によって、搬送方向162において先行する格子板164の表面160に接している。シールリップ156は例えば耐摩性材料から形成されており、好ましくは容易に交換することが可能であって、新規シールリップに代えることができる。
2 格子キャリア
4、40、90、160、164 格子板
18、42、88 格子板の前壁
26、46、48、94、96 ねじボルト
32、56、58、98、100 ボルト頭部
110、112 ボルト頭部の側面
24、44、92、150 前板
38、64、66 蓋
52、54、82、102、104、118 窪み
68、70、106、108 窪みの側面
60 軸用の貫通穴
72 ガイドパターン
78 カウンタパターン
80 ランド
103、105 底部壁
156 シールリップ
158 ばね手段
4、40、90、160、164 格子板
18、42、88 格子板の前壁
26、46、48、94、96 ねじボルト
32、56、58、98、100 ボルト頭部
110、112 ボルト頭部の側面
24、44、92、150 前板
38、64、66 蓋
52、54、82、102、104、118 窪み
68、70、106、108 窪みの側面
60 軸用の貫通穴
72 ガイドパターン
78 カウンタパターン
80 ランド
103、105 底部壁
156 シールリップ
158 ばね手段
Claims (18)
- 格子キャリア上に載設されるボックス状の格子板と該格子板の前壁に取り付けられる前板とからなり、該前板は上記格子板とねじ結合される1本または複数本のねじボルトによって上記前壁に固定される、階段火格子燃焼機用の格子板装置であって、各々のねじボルト(46、48;94、96)のボルト頭部(56、58;98、100)はカバー手段(蓋64、66;底部壁103、105)によってそれぞれ外側に対して被覆されていることを特徴とする格子板装置。
- 請求項1に記載の格子板装置において、
ボルト頭部(56、58;98、100)は前板(44;92)に形成されたそれぞれの窪み(52、54;102、104)に沈めて収容されていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項2に記載の複数本のねじボルトを備える格子板装置であって、
複数本のねじボルトは一つの窪み(118)に収容されていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項2に記載の複数本のねじボルトを備える格子板装置であって、
各々のねじボルト(46、48;94、96)に専用の窪み(52、54;102、104)が設けられていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項2から4までのいずれか1項に記載の格子板装置において、
窪み(52)は前板(44)の、格子板(40)の前壁(42)とは反対側の端面(50)に形成されており、窪み(52)の底部には前板(44)を貫通するねじボルト(46)の軸用の穴(60)がそれぞれ設けられ、カバー手段は窪み(52)を密閉する蓋(64)として形成されていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項5に記載の格子板装置において、
窪み(52)は、前板(44)の外縁、好ましくは上端から開始して内側に向かって延びる盲溝として形成されていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項6に記載の格子板装置において、
窪み(52)の側面(68、70)にはそれぞれガイドパターン(72)が設けられており、カバー(64)はその側面(74、76)にガイドパターン(72)と相補的なカウンタパターン(78)を備えた、外部から窪み(52)に差し込むことのできるスライド蓋として形成されていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項6または7に記載の格子板装置において、
窪み(52)の側面(68、70)と、同じくカバー(64)の側面(74、76)とはカバーの差込み方向に向かってややテーパしていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項6から8までのいずれか1項に記載の格子板装置において、
カバー(64)はその差込み方向後端に、格子板(40)の前壁(42)に向かって張り出したランド(80)を有し、該ランドは、カバー(64)が組み付けられた状態において、前板(44)の対応する外縁に設けられた相補的な窪み(82)に嵌合することを特徴とする格子板装置。 - 請求項9に記載の格子板装置において、
カバー(64)が組み付けられた状態において、該カバーは前板(44)の端面(50)と面一をなし及び/又はカバー(64)に形成されたランド(80)は前板(44)の対応する外縁と面一をなしていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項5から10までのいずれか1項に記載の格子板装置において、
前板(44)に設けられた貫通穴(60)は上方から下方に向かって延びるみぞ穴として形成されていることを特徴とする格子板装置。 - 請求項5から11までのいずれか1項に記載の格子板装置において、
カバー(64)はボルト頭部(56)に対向するその内側面に、組付け状態においてボルト頭部(56)の側面に接して該ボルト頭部の回転を阻止する側方ランド(84)を有することを特徴とする格子板装置。 - 請求項5から12までのいずれか1項に記載の格子板装置において、
カバー(64)は窪み(52)を被覆するポジションで前板(44)に固定されることを特徴とする格子板装置。 - 請求項13に記載の格子板装置において、
カバー(64)は前板(44)及び/又は格子板(40)の前面(42)と溶接接合されることを特徴とする格子板装置。 - 請求項2から4までのいずれか1項に記載の格子板装置において、
窪み(102)は前板(92)の、格子板(90)の前壁(88)に対向する当接面(93)に形成されて、基本的に、前板(92)の外縁、好ましくは前板下端から始まって内側へ向かって延びる盲T溝の形を有しており、ねじボルト(94)はボルト頭部(98)と格子板(90)の前壁(88)との間の間隔を、T溝状の窪み(102)を有した前板(92)がボルト頭部(98)に外嵌めされ得るように調節して組み付けられることを特徴とする格子板装置。 - 請求項15に記載の格子板装置において、
前板(92)の嵌め込みに際して窪み(102)の側面(106、108)はボルト頭部(98)の側面(110、112)に接し、これによりボルト頭部(98)が回転阻止されることを特徴とする格子板装置。 - 請求項15または16に記載の格子板装置において、
前板(92)は組付け状態において、格子板(90)の前壁(88)と溶接接合されることを特徴とする格子板装置。 - 請求項1から10までならびに12から17までのいずれか1項において、
前板(150)の下端には、垂直方向に運動し得る、自重によるかまたはばね手段(158)によって、先行する格子板(164)の表面(160)に密接するシールリップ(156)が配置されていることを特徴とする格子板装置。
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