JP2006057944A - 液体タンクおよびこれを備えた加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク本体に取っ手部材を取り付ける作業を容易化する加湿装置を提供する。また、簡易な構成で、取っ手部材の取り付け強度を向上させる液体タンクおよびこれを備えた加湿装置を提供する。
【解決手段】加湿装置1の本体2を着脱自在に装着される給水タンク3は、閉塞端側の端部に周方向にそって複数配置された凹部36を有する有底筒状のタンク本体32を備えている。タンク本体32の開口端側の端部には、着脱自在に蓋体31が取り付けられる。タンク本体32の閉塞端側の端部に、軸方向に嵌め合わされて凹部36に係止される取っ手部材30が固着される。
【選択図】 図4

Description

この発明は、液体を収容する液体タンク、およびこの液体タンクを着脱自在に備え加湿空気を生成する加湿装置に関する。
加湿装置は、加湿用の液体を蓄える液体貯蔵槽と、液体貯蔵槽に蓄えられた液体を気化させて加湿空気を生成する加湿部を備えている。加湿装置は、液体貯蔵槽の液体を気化させて居住空間中に加湿空気を供給し、居住空間の空気に潤いを与える。
ここで、加湿装置から加湿空気が供給されるにつれて、液体貯蔵槽の液体の量が減少する。このため、従来の加湿装置の中には液体貯蔵槽に供給すべき液体を収容する液体タンクを着脱自在に備え、この液体タンクを介して液体貯蔵層に液体を適宜補充するものがあった。液体タンクは、これまで加湿装置の本体内部にて保持されるものが多かったが、近年、透明の液体タンクが外部に露出した状態で加湿装置本体に装着される構成の加湿装置が開発され、出願人によって既に実用化されている。
出願人が既に実用化した液体タンクは、有底筒状の透明容器の開口端側および閉塞端側にネジ部を形成し、このネジ部を介して開口端側に蓋体を締め付け、閉塞端側に取っ手部材を締め付けるものである(例えば、非特許文献1参照)。
この液体タンクによれば、液体の残留の変化が確認し易く、かつ、大きく開口できることで液体の補給や液体タンクのメンテナンスが行い易いというメリットがあった。
シャープ株式会社ウェブサイト、"製品情報、加湿機"、[online]、 [平成16年8月2日検索]、インターネット、<URL:http://www.sharp.co.jp/products/menu/plasma/humidifier/index.html>
しかしながら、上述の非特許文献1に記載の加湿装置では、実使用上において問題を生じることはないが、液体タンクの製造過程において以下のような不都合が生じていた。まず、有底筒状を呈する液体タンクをブロー成形で製造していたため、閉塞端側に精度良くネジ部を形成するのが困難であった。この結果、形成されたネジ部の形状がバラつき、取っ手部材を締め付けにくかった。さらに、ネジ部の形状のバラつきにより取っ手部材の取り付け強度が低下する虞があるときには、取っ手部材の締め付け箇所に接着剤を塗布するなど対策を講じる必要があり、対策を講じる分だけコスト高になることは避けられなかった。
この発明の目的は、タンク本体に取っ手部材を取り付ける作業を容易化する液体タンクおよびこれを備えた加湿装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、簡易な構成で、取っ手部材の取り付け強度を向上させる液体タンクおよびこれを備えた加湿装置を提供することである。
(1)本発明の液体タンクは、閉塞端側の端部に第1の係合部を有する有底筒状のタンク本体と、前記タンク本体の開口端側の端部に着脱自在に取り付けられる蓋体と、前記閉塞端側の端部に前記タンク本体の軸方向に嵌め合わされ前記第1の係合部によって係止される取っ手部材と、を有することを特徴とする。
本発明に係る液体タンクは、タンク本体、蓋体、取っ手部材を有し交換可能な液体タンクを備える。液体タンクは、有底筒状を呈しており、開口端側には液体の漏れを防止する蓋体が着脱自在に取り付けられる。液体タンクを持ち運ぶための取っ手部材は、蓋体とは反対側の閉塞端側に取り付けられる。閉塞端側の端部には第1の係合部が形成されており、液体タンクに沿って閉塞端側の端部に取っ手部材を押し込むことで、第1の係合部に取っ手部材が係止される。
このため、液体タンクに取っ手部材を固着する際に、取っ手部材を液体タンクに押し込むだけで良く、取っ手部材を回して液体タンクに締め付ける作業が不要になる。また、第1の係合部は液体タンクの周面に段差を生じさせる凸部または凹部であれば足りる。したがって、有底筒状体の閉塞端側端部にネジ溝またはネジ山といったネジ部を形成する必要がなく、ブロー成形で液体タンクを製造し易くなる。さらに、ブロー成形時に閉塞端側端部の形状にバラツキが生じても、ネジ部を介して取っ手部材を液体タンクに締め付ける場合ほど取り付け強度に影響がでない。
(2)(1)に記載の液体タンクであって、
前記取っ手部材が、前記第1の係合部に係合する第1の係合片、および前記第1の係合片に接続される第1の把持片を有する第1の把持部と、
前記第1の係合片に対し前記第1の係合部との係止方向に力を加えつつ前記第1の把持部に係合する第2の係合片、および前記第2の係合片に接続される第2の把持片を有する第2の把持部と、
を備えたことを特徴とする。
この構成においては、取っ手部材が少なくとも第1の把持部および第2の把持部を備えている。第1の把持部は、第1の係合片を介して液体タンクに係合する。第2の把持部をさらに液体タンクに取り付けると、第2の係合片によって液体タンクとの係止方向に第1の係合片が付勢され、液体タンクに対する取っ手部材の取り付け強度が向上する。
(3)(2)に記載の液体タンクであって、
前記第1の係合部は、本液体タンクの周方向に沿って複数の位置に形成されており、
前記第1の係合片は、本液体タンクの周方向に沿って複数配列されることを特徴とする。
この構成においては、液体タンクの周方向に第1の係合片が複数配置され、同じく周方向に複数配置された第1の係合部と、周方向の複数の位置で係合する。第1の係合片を周方向に複数の設けたことにより、第1の係合片の弾力性が増す。この結果、液体タンクの周面に当接した際に各第1の係合片が変位し易くなり、取っ手部材を液体タンクに嵌め合わせる際に必要な力が小さくて済む。このため、液体タンクが柔らかい素材で構成される場合でも、取っ手部材の取り付けの際に液体タンクを変形させにくくなる。
(4)(2)または(3)に記載の液体タンクであって、
前記第1の把持片および前記第2の把持片は実質的に同一形状を呈しており、前記第1の係合片と前記第2の係合片とが係合する時に互いに密着するように配置されることを特徴とする。
この構成においては、第1の把持片および第2の把持片が略同一形状を呈しており、取っ手部材を液体タンクに取り付けた際に互いに重なり合うように配置される。第1の把持片と第2の把持片とが重なることで、液体タンクを運ぶ使用者が掴む把持片の厚みが増しその強度が向上する。さらに、把持片を厚みを持った単一の部材が構成する場合よりも、把持片を形成する際にヒケが発生しにくくなる。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載の液体タンクであって、
前記取っ手部材が、前記タンク本体の閉塞端側の端面に係合する係合面を有し前記第1の把持部と前記閉塞端側端部との間に配置されて前記閉塞端側の端面を覆うカバー部材をさらに備えたことを特徴とする。
この構成においては、液体タンクの閉塞端側の端面がカバー部材によって覆われる。この結果、液体タンクの閉塞端側がカバー部材、第1の把持部、および第2の把持部で覆われる。
(6)本発明の加湿装置は、(1)〜(5)のいずれか1項に記載の液体タンクを着脱自在に備えたことを特徴とする。
(1)請求項1に記載の構成によれば、液体タンクに取っ手部材を取り付ける作業を容易化できる。液体タンクの閉塞端側に生じる形状のバラツキが、取っ手部材の取り付け強度に影響しにくくなる。
(2)請求項2に記載の構成によれば、取っ手部材を液体タンクから外れにくくすることができる。
(3)請求項3に記載の構成によれば、第1の把持部を液体タンクに比較的小さい力で取り付けることが可能になる。
(4)請求項4に記載の構成によれば、強度のある把持片の製造が容易化する。
(5)請求項5に記載の構成によれば、液体タンクの美観性を向上させることができる。
以下、図を用いて本発明の加湿装置の実施形態を説明する。図1に示すように、加湿装置1は、本体2、トレイ4、給水タンク3を備える。本体2の上面には、加湿空気が吹き出る吹出口9、後述の操作スイッチ15および表示器22を有する操作部8が設けられる。本体2の右側面には、給水タンク3を装着し易くするために平面視円弧状を呈するタンク装着壁2aが形成される。
図2に示すように、トレイ4は、本体2のトレイ装着部2cに対して装着自在にされる。トレイ4は、タンク挿入部41および貯水槽42を備える。タンク挿入部41は、上方に開放した有底円筒状を呈する。タンク挿入部41には、給水タンク3が着脱自在に装着される。給水タンク3の装着時には、タンク挿入部41の側壁の一部が給水タンク3を支持する円弧壁41bを構成する。給水タンク3がタンク挿入部41に挿入されたときには、給水タンク3の下側が円弧壁41bによって支えられる。なお、給水タンク3の上側は、タンク装着壁2aおよびタンク装着壁2aの所定位置に形成された転倒防止フックに支持される。タンク挿入部41の底部と貯水槽42とは、図示しない水路によって連通している。給水タンク3からタンク挿入部41に供給された水は、この水路を介して貯水槽42に導かれる。貯蔵槽42の底部には加湿フィルタ5が配置される。加湿フィルタ5の下部は喫水面より下側に配置される。図2では加湿フィルタ2を貯蔵槽42から取り出した状態を示している。加湿フィルタ5は、フィルタ本体52と、フィルタ本体52を保持するフィルタホルダ51を備えている。フィルタホルダ51の底面には、ゼオライトシートを収容する直方体状のシート収容部53が設けられている。貯蔵槽42の底部には、シート収容部53が嵌まり込むように上方に開放した凹部が形成されており、この凹部によって加湿フィルタ5の位置決めがされる。図2に示すように、本体2の左側側面には、加湿装置1の周囲の空気を吸い込む吸込口7が設けられる。
図3に示すように、加湿装置1は、CPU10、温度センサ11、湿度センサ12、加湿温度演算部13、フロートスイッチ14、操作スイッチ15、スイッチ判定部16、水蒸気発生量演算部17、水蒸気発生回路18、ヒータ19、送風機20、表示制御部21、表示器22、およびクラスターイオン発生素子23を備えている。温度センサ11は、加湿装置1が配置された室内の温度を検出する。湿度センサ12は、同じ室内の湿度を検出する。加湿温度演算部13は、設定した湿度を考慮して室温に適した相対湿度を算出する。フロートスイッチ14は、タンク挿入部41の内部に配置されており、貯蔵槽42内の水位を検出する。操作スイッチ15は、電源スイッチ、運転切換スイッチ、湿度設定スイッチを有しており、使用者による設定操作を受け付ける。スイッチ判定部16は、操作スイッチ15に対するキー操作を検出する。水蒸気発生量演算部17は、蒸発させるべき水分量を算出する。水蒸気発生回路18は、水蒸気発生量演算部17における算出結果に基づいてヒータ19および送風機20の動作を制御する。ヒータ19は、水蒸気発生回路18によってオン/オフが切り換えられ、吸込口7から吸い込まれた空気を加熱する。送風機20は、吸込口7から吸い込まれた空気を加湿フィルタ5に送り込む。表示制御部21は、CPU10からの信号に基づいて表示器22の動作を制御する。表示器22は、複数の発光ダイオードを用いて設定湿度、動作状態など加湿装置1の動作情報を表示する。クラスターイオン発生素子23は、吹出口9の付近に配置され、室内に浮遊しているカビ菌を取り囲み不活化する除菌イオンを発生する。CPU10は、加湿装置1の各部の動作を統括的に制御する。
図4に示すように、給水タンク3は、タンク本体32、蓋体31、取っ手部材30を備えている。タンク本体32は、有底円筒状を呈する透明容器である。タンク本体32の素材として本実施形態ではポリカーボネートを用いており、タンク本体32はブロー成形によって製造される。タンク本体32の開口端側の端部には蓋体31が着脱自在に取り付けられる。具体的には、タンク本体32の開口側端部には加湿用の液体を補給するための円筒状の補給口40が形成される。補給口40の外周にはネジ山が形成されており、蓋体31の内周面にはこのネジ山の形状に対応するネジ溝が形成される。蓋体31を補給口40の外周に締め付けることにより給水タンク3は密封され、蓋体31による締め付けを緩めることにより蓋体31が補給口40から取り外される。蓋体31は、タンク本体32に収容される液体を選択的に排出する排出機構を有する。この排出機構は開閉弁を有しており、開閉弁は、補給口40に形成された突起部に当接し、この突起部から力を加えられることにより開放して内部の水を補給口40に排出する。
タンク本体32の閉塞端側の端部には、取っ手部材30が取り付けられる。取っ手部材30は、第1のハンドルキャップ34、第2のハンドルキャップ33、カバー部材35の3つの部材により構成される。本実施形態では、第1のハンドルキャップ34、第2のハンドルキャップ33、およびカバー部材35の素材として着色されたアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)を用いている。ここでは、第1のハンドルキャップ34が第1の把持部を構成し、第2のハンドルキャップ33が第2の把持部を構成し、カバー部材35がカバー部材を構成する。
タンク本体32の閉塞側端部には中央部より細径になった細径部38が配置される。細径部38の端面には内側に窪んだ曲面39が形成される。細径部38の外周に凹部36が周方向に沿って複数形成される。本実施形態では、凹部36が細径部38の外周に6つ形成される。細径部38と重なるように溝部37がタンク本体32の周面に軸方向に沿って形成される。細径部38は、その中心軸がタンク本体32の中心軸に一致しない位置に配置される。本実施形態では、細径部38の中心軸が、タンク本体32の中心軸に対してやや溝部37よりに配置される。
細径部38には、第1のハンドルキャップ34が取り付けられる。図5に示すように、第1のハンドルキャップ34はドーム状を対しており、一端に天板340が形成された略円筒形状を呈する。図5において、図5(A)は第1のハンドルキャップ34の平面図であり、図5(B)は第1のハンドルキャップ34の底面図であり、図5(C)は第1のハンドルキャップ34の側面図であり、図5(D)は第1のハンドルキャップ34の側断面図である。天板340は、平面視略円形状を呈しており、半円状の開口部が形成されている。天板340は、本発明の第1の把持片を構成する。天板340の周縁から係合片341および係合片342が延設される。係合片341および係合片342はそれぞれ天板340の周縁から天板340に対して略直角に延設され、複数の係合片341および係合片342によって第1のハンドルキャップ34の周面が形成される。係止片341および係合片342は、第1のハンドルキャップ34の周面に沿って交互に複数配列される。係止片341の内周面側にはフック部343が形成されており、係合片342の外周面側には段部344が形成される。互いに隣接する係止片341および係合片342の間には3mm程度の間隙部が形成されている。この間隙部は、係止片341および係合片342に弾力性を持たせることを目的として形成されている。間隙部を設けたことにより、第1のハンドルキャップ34を軸方向に沿って細径部38に嵌め込む際に、係止片341および係合片342が外側に拡がり易くなり、嵌め込みために必要な力が小さくて済む。なお、細径部38に第1のハンドルキャップ34が嵌め込めれる時に、フック部343が凹部36に係合して第1のハンドルキャップ34が細径部38に係止される。
続いて、第2のハンドルキャップ33を説明する。図6に示すように、第2のハンドルキャップ33も、第1のハンドルキャップ34と同様にドーム形状を呈しており、一端に天板330が形成された略円筒形状を呈する。図6において、図6(A)は第2のハンドルキャップ33の平面図であり、図6(B)は第2のハンドルキャップ33の底面図であり、図6(C)は第2のハンドルキャップ33の側面図であり、図6(D)は第1のハンドルキャップ33の側断面図である。第2のハンドルキャップタンク33は一端に天板が配置される円筒状を呈している。天板330は、平面視略円形状を呈しており、半円状の開口部が形成されている。天板330は、本発明の第2の把持片を構成する。天板330は、天板340と略同一形状を呈しており、重ねる合わせると互いに密着する。天板330の周縁から係合壁331が延設される。係合片331は天板330の周縁から天板330に対して略直角に延設され、係合壁331によって第2のハンドルキャップ33の周面が形成される。係合壁331の内周面側にはフック部332が形成されており、第2のハンドルキャップ33を第1のハンドルキャップ34の外側に嵌め込んだときに、このフック部332と段部344とが係合する。なお、第1のハンドルキャップ34および第2のハンドルキャップ33の径は、細径部38に外側から嵌め込むのに最適な大きさにされる。
続いて、カバー部材35を説明する。図7に示すように、カバー部材35は椀状を呈しており、細径部38に形成された曲面39に係合する曲面351を有している。カバー部材35は、給水タンク3の美観性向上のために設けられる。カバー曲面351の周囲に縁部352が延設される。縁部の内側には、平面視半円状の壁353が縁部352に対して略直交するように形成される。壁353は、天板340の開口部に係合する大きさに設計される。
取っ手部材30をタンク本体32に取り付ける際には、まずカバー部材35が細径部38に形成された曲面39に重ね合わされる。続いて、カバー部材35の曲面39に重ねた状態で、第1のハンドルキャップ34が細径部38に嵌め込まれる。この嵌め込みの際に、係止片341および係合片342が外側に押し広げられるため、タンク本体32を変形させることなく第1のハンドルキャップ34の取り付けが行われる。第1のハンドルキャップ34の取付が完了するとカバー部材35の壁353と天板340の開口部とが係合し、カバー部材35が固定される。続いて、第2のハンドルキャップ33が第1のハンドルキャップ34の外側から嵌め込まれる。フック部332および段部344が係合することにより第2のハンドルキャップ33の嵌め込みが完了する。この嵌め込みの完了により、天板340および天板330が重ね合わされ厚みをもった取っ手を構成する。このため、使用者は、取っ手を把持して給水タンク3の運搬を行うことが可能になる。また、第2のハンドルキャップ33は、第1のハンドルキャップ34を内側に押圧するため、第2のハンドルキャップ33が嵌め込まれると第1のハンドルキャップ33と細径部38とがより強固に係合する。
上述の実施形態によれば、取っ手部材30をタンク本体32に締め付ける必要がなくなるため、取っ手部材30の取付が容易になる。さらに、タンク本体32の閉塞端側に形成される凹部36はネジ部ほどには精度が要求されないため、ブロー成形によって形状のバラツキが生じる場合でも取っ手部材30の取付が困難になったり、取っ手部材30の取付強度が低下しにくくなる。
上述の実施形態では、液体タンクを加湿装置用として記載しているが、液体タンクの用途は加湿用に限定されず、芳香用など加湿用以外の液体を貯留する容器、タンクとして使用することが可能である。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の加湿装置の前面側の外観を示す図である。 本発明の加湿装置の背面側の概略構成を示す図である。 本発明の加湿装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の液体タンクの構成を示す図である。 本発明の第1の把持部の構成を示す図である。 本発明の第2の把持部の構成を示す図である。 本発明のカバー部材の構成を示す図である。
符号の説明
1−加湿装置
2−本体
3−給水タンク
4−トレイ
5−加湿フィルタ
30−取っ手部材
31−蓋体
32−タンク本体
33−第2のハンドルキャップ
34−第1のハンドルキャップ
35−カバー部材

Claims (6)

  1. 閉塞端側の端部に第1の係合部を有する有底筒状のタンク本体と、前記タンク本体の開口端側の端部に着脱自在に取り付けられる蓋体と、前記閉塞端側の端部に前記タンク本体の軸方向に嵌め合わされ前記第1の係合部によって係止される取っ手部材と、を有することを特徴とする液体タンク。
  2. 前記取っ手部材が、前記第1の係合部に係合する第1の係合片、および前記第1の係合片に接続される第1の把持片を有する第1の把持部と、
    前記第1の係合片に対し前記第1の係合部との係止方向に力を加えつつ前記第1の把持部に係合する第2の係合片、および前記第2の係合片に接続される第2の把持片を有する第2の把持部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液体タンク。
  3. 前記第1の係合部は、本液体タンクの周方向に沿って複数の位置に形成されており、
    前記第1の係合片は、本液体タンクの周方向に沿って複数配列されることを特徴とする請求項2に記載の液体タンク。
  4. 前記第1の把持片および前記第2の把持片は実質的に同一形状を呈しており、前記第1の係合片と前記第2の係合片とが係合する時に互いに密着するように配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の液体タンク。
  5. 前記取っ手部材が、前記タンク本体の閉塞端側の端面に係合する係合面を有し前記第1の把持部と前記閉塞端側端部との間に配置されて前記閉塞端側の端面を覆うカバー部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体タンク。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体タンクを着脱自在に備えたことを特徴とする加湿装置。
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