JP2006055368A - 経時サブトラクション処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既に画像データが他の画像サーバ等に蓄積されている場合に、その画像データを利用して経時サブトラクション画像データを迅速に作成することができる経時サブトラクション処理装置等を提供する。
【解決手段】 この経時サブトラクション処理装置は、画像データを格納する格納手段111と、指定された検索項目に基づいて、画像データを記録する第1の装置に記録されている画像データを検索し、検索により得られた第1の画像データを格納手段に格納させる検索手段101と、画像データを供給する第2の装置から入力された第2の画像データと、格納手段に格納されている第1の画像データの内で該第2の画像データに対応する第1の画像データとを用いて、経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成する演算手段106とを具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異なる時に撮影された同一被写体の画像情報を処理することにより経時サブトラクション画像情報を生成する経時サブトラクション処理装置及び経時サブトラクション処理方法に関する。
従来より、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を用いた撮影方法は様々な分野で利用されており、特に医療分野においては、診断のための最も重要な手段の一つとなっている。近年においては、放射線画像について、ディジタル化するための多くの研究がなされてきたが、輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)を用いた放射線撮影方法が確立され、これを利用したCR(computed radiography:コンピュータ支援放射線撮影)装置が実用化されている。さらに、CT(computed tomography:コンピュータ支援断層撮影)装置、MRI(magnetic resonance imaging:磁気共鳴撮影)装置、超音波診断装置等の様々なディジタル化された装置が実用化されており、病院内における診断情報処理システムの構築が進められようとしている。
また、医用画像通信の分野においては、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格が広く用いられている。DICOMとは、米国放射線学会(ACR)と北米電子機器工業会(NEMA)によって開発された医用画像通信の標準規格である。DICOMを採用することにより、CR装置、CT装置、MRI装置、超音波診断装置等の異なる種類の医用画像撮影装置(撮影モダリティ)や、異なるメーカーによって提供される機器(例えば、画像サーバや画像表示装置)の間で、ネットワークを介して画像情報や検査情報の受渡しを行うことが可能となる。
一方、ディジタル化された医用画像に対して画像情報処理を施すことにより、医師による読影を支援することが行われている。例えば、画像データに諧調処理や周波数特性処理等の画像処理を施したり、複数枚の画像を表す画像データを用いて演算処理を行うことにより、医用画像において特定の組織を強調又は抽出して表すことができる。即ち、医用画像に対して適切な画像情報処理を施すことにより、診断目的に応じた画像を生成することができる。
このような画像情報処理技術の1つとして、経時(テンポラル)サブトラクション技術が知られている。経時サブトラクション技術とは、異なる時期に同一の被写体を撮影することによって得られた2組の画像の差分に基づいて画像を生成する技術である。
関連する技術として、特許文献1には、放射線画像を入力すると同時に時系列処理画像を作成することにより、読影作業の労力低減及び読影時間の短縮を図る時系列処理画像の自動作成方法及びシステムが開示されている。この時系列処理画像の自動作成システムは、撮影日時の異なる複数の放射線画像と、該放射線画像同士の組合せから作成した時系列処理画像と、が保存されるデータ蓄積部と、該データ蓄積部に放射線画像を入力する画像入力部と、該画像入力部から新しい放射線画像が前記データ蓄積部に取り込まれると同時に、時系列処理画像を作成する放射線画像の画像組情報を作成する自動メンテナンス制御部と、該自動メンテナンス制御部によって作成された画像組情報に基づいて、指定枚の時系列画像を自動作成し、前記データ蓄積部に保存する時系列処理画像自動作成部とを備えている。
この時系列処理画像の自動作成システムは、画像入力部によって放射線画像がデータ蓄積部に入力されると同時に時系列処理画像を作成するものであるが、患者の経時変化を検出するために有効なデータが蓄積されるまでには数ヶ月以上もかかるので、その間は時系列処理画像を作成することができない。また、特許文献1には、既に画像データが他の画像サーバ等に蓄積されている場合に、その画像データを利用して時系列処理画像を作成することに関しては開示されていない。
特開2002−230517号公報
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、既に画像データが他の画像サーバ等に蓄積されている場合に、その画像データを利用して経時サブトラクション画像データを迅速に作成することができる経時サブトラクション処理装置及び経時サブトラクション処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る経時サブトラクション処理装置は、画像データを格納する格納手段と、指定された検索項目に基づいて、画像データを記録する第1の装置に記録されている画像データを検索し、検索により得られた第1の画像データを格納手段に格納させる検索手段と、画像データを供給する第2の装置から入力された第2の画像データと、格納手段に格納されている第1の画像データの内で該第2の画像データに対応する第1の画像データとを用いて、経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成する演算手段とを具備する。
また、本発明に係る経時サブトラクション処理方法は、指定された検索項目に基づいて、画像データを記録する第1の装置に記録されている画像データを検索し、検索により得られた第1の画像データを格納手段に格納しておくステップ(a)と、画像データを供給する第2の装置から入力された第2の画像データと、格納手段に格納されている第1の画像データの内で該第2の画像データに対応する第1の画像データとを用いて、経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成するステップ(b)とを具備する。
本発明によれば、画像データを記録する第1の装置に記録されている画像データを検索し、検索により得られた第1の画像データを格納手段に格納しておくことにより、既に画像データが他の画像サーバ等に蓄積されている場合に、その画像データを利用して経時サブトラクション画像データを迅速に作成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理装置を含む医用画像情報処理システムの構成を示すブロック図である。この医用画像情報処理システムにおいては、画像データを供給する装置として、例えば、放射線撮影装置1aを操作するために用いられると共に放射線画像読取装置1bに接続されたCRコンソール1、コンピュータ支援断層撮影を行うCT装置2、磁気共鳴撮影を行うMRI装置3、超音波撮像を行う超音波診断装置4等の撮影モダリティを用いることができる。また、撮影モダリティの他にも、X線フィルムに撮影された画像をディジタル化するディジタイザ等を用いることができる。
画像データを供給する装置1〜4と、これらの装置1〜4から供給される画像データを記録して蓄積する画像サーバ6と、経時サブトラクション処理装置7とは、ネットワークN1を介して互いに接続されており、DICOM規格に従って通信を行う。経時サブトラクション処理装置7は、異なる時期に同一の被写体を撮影することによって得られた2組の画像の差分に基づいて、経時サブトラクション画像データを生成して出力する装置である。経時サブトラクション処理装置7には、ネットワークN1を介して、画像表示装置8と、プリンタ9とが接続されている。以下においては、放射線画像読取装置1bに接続されたCRコンソール1から画像サーバ6又は経時サブトラクション処理装置7に画像データが供給される場合について説明する。
放射線画像読取装置1bは、放射線撮影によって輝尽性蛍光体(蓄積性蛍光体)を塗布したシート(記録シート)に記録された画像情報を読み取ることにより、画像データを生成する。ここで、輝尽性蛍光体とは、放射線を照射するとその放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光する物質のことである。この物質を塗布したシートに被写体の放射線画像を撮影記録し、記録シートをレーザ光等の励起光で走査すると輝尽発光光が生じるので、この光を光電的に読み取ることにより画像データを得るものである。CRコンソール1は、放射線画像読取装置1bから出力された画像データに対して、必要に応じて画像処理を施し、この画像データを、画像サーバ6又は経時サブトラクション処理装置7に供給する。
図2は、本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、経時サブトラクション処理装置7は、画像データについて種々の処理を行う中央演算装置(以下、CPUという)10と、記録媒体としてのハードディスク11と、ハードディスク11を制御するディスク制御部12と、ネットワークN1との間で種々の情報の入出力を行うネットワークインタフェース13と、入力された情報を一時的に記憶するメモリ14と、外部から各種の命令や情報を入力する際に用いられるキーボードやマウス等の入力部15と、検査結果のリストや操作メニューを表示するCRTやLCD等の表示部16とを含んでいる。CPU10、ディスク制御部12、メモリ14、入力部15、表示部16は、バスラインBLを介して互いに接続されており、バスラインBLは、ネットワークインタフェース13を介してネットワークN1に接続される。
ハードディスク11には、CPU10に処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)が記録されている。また、ハードディスク11には、画像データを格納する画像データベース(DB)111と、画像補正部103における輝度レベルの補正のために用いられるLUT(ルックアップテーブル)を格納するLUTデータベース(DB)112が記録されている。なお、記録媒体としては、内蔵のハードディスク11の他に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
次に、CPU10とソフトウェア(プログラム)とによって実現される機能ブロック101〜106について説明する。
画像データ検索部101は、指定された検索項目に基づいて、画像サーバ6(図1)に記録されている画像データ(過去画像データ)を検索する(リモート検索)。検索項目としては、患者ID、患者氏名、検査ID、撮影時期、撮影モダリティの種類、撮影部位、撮影メニューの種類、検索先の装置名等の内の少なくとも1つが、オペレータによって選択される。それらの検索項目について検索条件が設定された後に、オペレータによって検索が指示され、又は、検索すべき時が予約されると、画像データ検索部101は、オペレータの指示に応答して、又は、オペレータによって予約された時に、過去画像データの検索を開始し、検索により得られた過去画像データを画像データベース111に格納させる。
このように、経時サブトラクション処理において必要となる過去画像データを、予め経時サブトラクション処理装置7内に保存しておくことにより、CRコンソール1から経時サブトラクション処理装置7に画像データ(今日画像データ)が入力されてから経時サブトラクション画像データが生成されるまでの処理時間を大幅に短縮することができる。また、経時サブトラクション処理装置7内には、経時サブトラクション処理において必要となる過去画像データのみを保存し、それ以外の過去画像データは保存しないので、記録媒体を有効に活用することができる。
一方、画像データ検索部101は、CRコンソール1から今日画像データが供給されると、今日画像データに対応する過去画像データを取得するために、画像データベース111に格納されている過去画像データを検索する(ローカル検索)。検索により得られた過去画像データは、今日画像データと共に、画像履歴調査部102に供給される。
画像履歴調査部102は、今日画像データ及び過去画像データにそれぞれ付帯する画像付帯情報に基づいて、それらの画像データに施された輝度レベルの補正、画像処理、及び、階調処理に関する履歴を調査して、輝度レベルの補正に用いられた補正パラメータ、画像処理に用いられた画像処理パラメータ、及び、階調復元のためのパラメータが画像データに付帯している場合には、それらのパラメータを取得する。
画像補正部103は、補正パラメータに基づくLUT(ルックアップテーブル)を用いた輝度レベルの補正が過去画像データに対して施されている場合に、その補正パラメータが過去画像データに付帯していれば、その補正パラメータに基づく逆変換を過去画像データに対して施す。一方、画像補正部103は、その補正パラメータが過去画像データに付帯していなければ、予め設定された補正パラメータに基づく逆変換を過去画像データに対して施す。
画像処理部104は、画像処理パラメータに基づく画像処理が過去画像データに対して施されている場合に、その画像処理パラメータが過去画像データに付帯していれば、その画像処理パラメータに基づく画像処理を今日画像データに対して施す。一方、画像処理部104は、その画像処理パラメータが過去画像データに付帯していなければ、予め設定された画像処理パラメータに基づく画像処理を今日画像データに対して施す。なお、経時サブトラクション処理装置7に入力される今日画像データは、画像処理が施されていないものであることが望ましい。
階調復元処理部105は、階調復元のためのパラメータが今日画像データ又は過去画像データに付帯している場合には、その階調復元のためのパラメータに基づいて、今日画像データ又は過去画像データに対して階調復元処理を施す。
サブトラクション演算部106は、今日画像データと過去画像データとを用いて経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成する。過去画像データ、今日画像データ、及び、経時サブトラクション画像データは、画像付帯情報と共に、ネットワークインタフェース13を介して、図1に示す画像表示装置8又はプリンタ9に出力される。このようにして、過去画像、今日画像、及び、経時サブトラクション画像が、画像表示装置8に表示されたり、プリンタ9によってフィルム等にプリントアウトされる。なお、経時サブトラクション処理装置7の表示部16において、これらの画像を表示するようにしても良い。
次に、本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理装置の動作について、図1〜図7を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理方法を示すフローチャートである。
図3のステップS11に示すように、画像サーバ6が、画像データを供給する装置1〜4から、画像データ及び画像付帯情報を随時入力し、これらを記録して蓄積する。
ステップS31〜S33において、経時サブトラクション処理装置7の画像データ検索部101が、画像サーバ6に蓄積されている過去画像データの検索を行う(リモート検索)。
まず、ステップS31において、オペレータが、経時サブトラクション処理装置7に検索条件を設定する。図4に示すように、オペレータが、検索条件リスト21の「リモート検索/取得」タブをクリックすると、経時サブトラクション処理装置7の表示部16に、リモート検索/取得画面が表示される。
このリモート検索/取得画面においては、検索項目として、患者ID、患者氏名、検査ID、検査日(撮影時期)、撮影モダリティの種類(例えば、CR)、撮影部位(例えば、胸部)、撮影メニューの種類(例えば、サブトラクションメニューの全て)、検索先の装置名等の内の少なくとも1つを設定することができる。ここで、それぞれの項目をダブルクリックすることにより、候補内容が表示されるようになっている。
検索条件を設定した後に、「検索予約」タブをクリックすると、日時予約ダイアログが表示されるので、オペレータは、すぐに検索を実施するか、検索の実施を予約するかを選択することができる(ステップS32)。過去画像の検索には時間がかかるので、夜間や病院の休診日にリモート検索を行うようにすれば、病院の日常業務に影響を与えないようにすることができる。なお、検索を実施する前であれば、検索予約を削除することも可能である。検索条件は、複数種類を設定して保存することが可能であり、設定された複数種類の検索条件が検索条件リスト21に表示されるので、この中から検索条件を選択することができる。
ステップS33において、経時サブトラクション処理装置7の画像データ検索部101が、オペレータの指示に応答して、又は、オペレータによって予約された時に、画像サーバ6に記録されている過去画像データの検索を開始する。ステップS12において、画像サーバ6は、検索条件に該当する過去画像データを、画像付帯情報と共に、経時サブトラクション処理装置7に転送する。ステップS34において、経時サブトラクション処理装置7は、リモート検索によって得られた過去画像データ及び画像付帯情報をディスク制御部12に出力し、画像データベース111に格納させる。
次に、今日画像データが供給された際の経時サブトラクション処理装置7の動作について説明する。
ステップS21において、CRコンソール1が、記録シートに記録された画像情報を読み取ることにより画像データを生成した放射線画像読取装置1bから今日画像データを入力し、この今日画像データを経時サブトラクション処理装置7に供給する。ステップS35において、経時サブトラクション処理装置7の画像データ検索部101は、CRコンソール1から供給された今日画像データに対応する過去画像データを取得するために、画像データベース111に格納されている過去画像データを自動検索する(ローカル検索)。
このローカル検索における検索条件は、予めオペレータが設定しておく。図5に示すように、オペレータが「条件設定」タブをクリックすると、経時サブトラクション処理装置7の表示部16に、条件設定画面が表示される。条件設定画面において、オペレータが検索項目を選択して「条件保存」タブをクリックすると、自動検索条件が登録される。
自動検索が行われると、検索結果は、図6に示すようなローカル検索画面に表示される。このローカル検索画面には、検索条件がリスト表示される検索条件リスト21と、検索条件を新たに設定するために用いられる検索条件入力欄22と、ローカル検索の結果がリスト表示されるローカル検索結果リスト23とが含まれている。図6に示す検索条件入力欄22においては、検索項目として、患者ID、患者氏名、検査ID、検査日(撮影時期)、撮影モダリティの種類(例えば、CR)、撮影部位(例えば、胸部)、撮影メニューの種類(例えば、サブトラクションメニューの全て)が選択されている。また、ローカル検索結果リスト23において、「患者階層」の欄に患者毎の情報がリストアップされ、「検査階層」の欄に患者毎に検査の情報がリストアップされ、「画像階層」の欄に検査毎に画像の情報がリストアップされる。
ローカル検索において多数の過去画像にヒットした場合には、キーワードを指定して、一致する情報が表示されているセルへのジャンプを自動的に行うリスト内検索を用いることも可能である。その場合には、オペレータは、キーワードとする項目が表示されているセルを、マウスを用いて選択する。例えば、患者IDをキーワードとする場合には、オペレータは、患者IDが表示されている列において、いずれかのセルを選択する。その状態で、キーボードを用いてキーワード「44444」を入力すると、入力されたキーワードと一致する患者ID「44444」が存在する場合には、その患者IDが表示されているセルへのジャンプが自動的に行われる。
ステップS36において、経時サブトラクション処理装置7の画像履歴調査部102が、今日画像データ及び過去画像データを画像付帯情報と共に受け取り、画像付帯情報に基づいて、それらの画像データに施された輝度レベルの補正、画像処理、及び、階調処理に関する履歴を調査して、輝度レベルの補正に用いられた補正パラメータ、画像処理に用いられた画像処理パラメータ、及び、階調復元のためのパラメータが画像データに付帯している場合には、それらのパラメータを取得する。
撮影モダリティやビューアー(画像表示装置8)の輝度特性を補正したり、病院毎に輝度特性を合わせ込むために、補正パラメータに基づくLUT(ルックアップテーブル)を用いた輝度レベルの補正が画像データに対して施される場合がある。補正パラメータに基づく輝度レベルの補正が過去画像データに対して施されている場合には、ステップS37において、画像補正部103が、その補正パラメータが過去画像データに付帯していれば、その補正パラメータに基づく逆変換を過去画像データに対して施し、その補正パラメータが過去画像データに付帯していなければ、予め設定された補正パラメータに基づく逆変換を過去画像データに対して施すことにより、輝度レベルの調整を行う。
ステップS38において、画像処理部104が、今日画像データと過去画像データとに施された画像処理の条件を揃えるために、それらの画像データにおける画像処理の調整を行う。ここで、画像処理としては、例えば、周波数特性処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、自動感度補正処理、又は、それらの2つ以上の組合せが該当する。
一般に、CRコンソール1においては、放射線画像読取装置1bから入力される画像データに対して画像処理が施されることが多い。しかしながら、異なる時期に生成された今日画像データ及び過去画像データに、同じように画像処理が施されているとは限らない。また、画像処理には線形処理と非線形処理とが含まれるが、画像データに対して非線形処理を施してしまうと、それを元に戻すことが困難になる。そこで、本実施形態においては、未処理データに処理済データと同じ画像処理を施すことにより、今日画像データと過去画像データとに施された画像処理条件を揃えている。
上記のように、ステップS36において、今日画像データ及び過去画像データに付帯する画像付帯情報に基づいて、それらの画像データに施された画像処理の履歴を取得し、画像処理が施されているか否かを判別している。その判別結果としては、(1)今日画像データ及び過去画像データの両方に対して画像処理が施されていない場合と、(2)今日画像データのみに対して画像処理が施されている場合と、(3)過去画像データのみに対して画像処理が施されている場合と、(4)今日画像データ及び過去画像データの両方に対して画像処理が施されている場合との4つの場合が考えられる。
上記の(1)の場合には、画像処理部104は、今日画像データ及び過去画像データのいずれにも画像処理を行わない。即ち、それらの画像データを用いて、そのまま経時サブトラクション演算(ステップS40)が行われる。
上記の(2)又は(3)の場合には、画像処理パラメータに基づく画像処理が一方の画像データに対して施されている。画像処理部104は、その画像処理パラメータが一方の画像データに付帯していれば、その画像処理パラメータに基づく画像処理を他方の画像データに対して施し、その画像処理パラメータが一方の画像データに付帯していなければ、予め設定された画像処理パラメータに基づく画像処理を他方の画像データに対して施す。
なお、今日画像データに対して画像処理を施さないことにより、(4)の場合を避けることができる。
次に、ステップS39において、階調復元処理部104が、今日画像データ及び過去画像データについて階調を復元することにより、階調処理の調整を行う。階調復元のためには、コントラストシフト(CS)パラメータやガンマ(γ)補正パラメータ等が用いられる。階調復元処理部105は、階調復元のためのパラメータが今日画像データ又は過去画像データに付帯している場合には、その階調復元のためのパラメータに基づいて、今日画像データ又は過去画像データに対して階調復元処理を施す。
ステップS40において、サブトラクション演算部106が、今日画像データと過去画像データとを用いて経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成する。まず、サブトラクション演算部106は、過去画像に含まれている正常構造(例えば、骨部や心臓等)が、今日画像に含まれている正常構造と合致するように、過去画像について位置合わせを行う。次に、サブトラクション演算部106は、位置合わせされた過去画像データによって表される輝度値から、今日画像データによって表される輝度値を差し引くことにより、経時サブトラクション画像データを生成する。その結果、図7に示すように、過去画像(a)から、今日画像(b)が差し引かれて、経時サブトラクション画像(c)が求められる。
ステップS41において、経時サブトラクション処理装置7は、過去画像データ、今日画像データ、及び、経時サブトラクション画像データを、画像付帯情報と共に、ネットワークインタフェース13を介して画像表示装置8又はプリンタ9に出力する。このようにして、過去画像、今日画像、及び、経時サブトラクション画像が、画像表示装置8に表示されたり、プリンタ9によってフィルム等にプリントアウトされる。なお、経時サブトラクション処理装置7の表示部16において、これらの画像を表示するようにしても良い。
本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理装置を含む医用画像情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理方法において表示されるリモート検索/取得画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理方法において表示される条件設定画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理方法において表示されるローカル検索画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る経時サブトラクション処理方法において表示される過去画像(a)、今日画像(b)、経時サブトラクション画像(c)を示す図である。
符号の説明
1a 放射線撮影装置
1b 放射線画像読取装置
1 CRコンソール
2 CT装置
3 MRI装置
4 超音波診断装置
6 画像サーバ
7 経時サブトラクション処理装置
8 画像表示装置
9 プリンタ
10 CPU
11 ハードディスク
12 ディスク制御部
13 ネットワークインタフェース
14 メモリ
15 入力部
16 表示部
21 検索条件リスト
22 検索条件入力欄
23 ローカル検索結果リスト
101 画像データ検索部
102 画像履歴調査部
103 画像補正部
104 画像処理部
105 階調復元処理部
106 サブトラクション演算部
111 画像データベース
112 LUTデータベース

Claims (10)

  1. 画像データを格納する格納手段と、
    指定された検索項目に基づいて、画像データを記録する第1の装置に記録されている画像データを検索し、検索により得られた第1の画像データを前記格納手段に格納させる検索手段と、
    画像データを供給する第2の装置から入力された第2の画像データと、前記格納手段に格納されている第1の画像データの内で該第2の画像データに対応する第1の画像データとを用いて、経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成する演算手段と、
    を具備する経時サブトラクション処理装置。
  2. 前記検索手段が、患者ID、患者氏名、検査ID、撮影時期、撮影モダリティの種類、撮影部位、撮影メニューの種類、検索先の装置名の内の選択された少なくとも1つに基づいて、前記第1の装置に記録されている画像データを検索する、請求項1記載の経時サブトラクション処理装置。
  3. 前記検索手段が、オペレータの指示に応答して又はオペレータによって予約された時に、前記第1の装置に記録されている画像データを検索する、請求項1又は2記載の経時サブトラクション処理装置。
  4. 経時サブトラクション演算に先立って、補正パラメータに基づくLUT(ルックアップテーブル)を用いた輝度レベルの補正が第1の画像データに対して施されている場合に、前記補正パラメータが第1の画像データに付帯していれば、前記補正パラメータに基づく逆変換を第1の画像データに対して施し、前記補正パラメータが第1の画像データに付帯していなければ、予め設定された補正パラメータに基づく逆変換を第1の画像データに対して施す画像補正手段をさらに具備する請求項1〜3のいずれか1項記載の経時サブトラクション処理装置。
  5. 経時サブトラクション演算に先立って、画像処理パラメータに基づく画像処理が第1の画像データに対して施されている場合に、前記画像処理パラメータが第1の画像データに付帯していれば、前記画像処理パラメータに基づく画像処理を第2の画像データに対して施し、前記画像処理パラメータが第1の画像データに付帯していなければ、予め設定された画像処理パラメータに基づく画像処理を第2の画像データに対して施す画像処理手段をさらに具備する請求項1〜4のいずれか1項記載の経時サブトラクション処理装置。
  6. 指定された検索項目に基づいて、画像データを記録する第1の装置に記録されている画像データを検索し、検索により得られた第1の画像データを格納手段に格納しておくステップ(a)と、
    画像データを供給する第2の装置から入力された第2の画像データと、前記格納手段に格納されている第1の画像データの内で該第2の画像データに対応する第1の画像データとを用いて、経時サブトラクション演算を行うことにより、経時サブトラクション画像データを生成するステップ(b)と、
    を具備する経時サブトラクション処理方法。
  7. ステップ(a)が、患者ID、患者氏名、検査ID、撮影時期、撮影モダリティの種類、撮影部位、撮影メニューの種類、検索先の装置名の内の選択された少なくとも1つに基づいて、前記第1の装置に記録されている画像データを検索することを含む、請求項6記載の経時サブトラクション処理方法。
  8. ステップ(a)が、オペレータの指示に応答して又はオペレータによって予約された時に、前記第1の装置に記録されている画像データを検索することを含む、請求項6又は7記載の経時サブトラクション処理方法。
  9. 経時サブトラクション演算に先立って、補正パラメータに基づくLUT(ルックアップテーブル)を用いた輝度レベルの補正が第1の画像データに対して施されている場合に、前記補正パラメータが第1の画像データに付帯していれば、前記補正パラメータに基づく逆変換を第1の画像データに対して施し、前記補正パラメータが第1の画像データに付帯していなければ、予め設定された補正パラメータに基づく逆変換を第1の画像データに対して施すステップをさらに具備する請求項6〜8のいずれか1項記載の経時サブトラクション処理方法。
  10. 経時サブトラクション演算に先立って、画像処理パラメータに基づく画像処理が第1の画像データに対して施されている場合に、前記画像処理パラメータが第1の画像データに付帯していれば、前記画像処理パラメータに基づく画像処理を第2の画像データに対して施し、前記画像処理パラメータが第1の画像データに付帯していなければ、予め設定された画像処理パラメータに基づく画像処理を第2の画像データに対して施すステップをさらに具備する請求項6〜9のいずれか1項記載の経時サブトラクション処理方法。
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