JP2006052669A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 風がいずれの方向から吹いても、風向きに即座に対応して安定な発電が可能な風力発電装置を提供する。
【解決手段】 発電機(21)を駆動する回転駆動軸(22)に固定された水平回転板(12)、独立に回転可能なベアリングケース(18)に固定された固定羽根(19)、ベアリングケース上端に設けた第1ベベルギヤ(17a)、水平回転板の径方向に延びる自転伝達軸(16)、その内側端に第1ベベルギヤと噛合して設けた第2ベベルギヤ(17b)及びその外側端に設けた第3ベベルギヤ(14b)、水平回転板(12)の外周上にて鉛直に延びる自転羽根軸(11c)及びその周りに第3ベベルギヤと噛合して設けた第4ベベルギヤ(14a)、自転羽根軸に固定された自転羽根とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型簡易な構造であって、例えば個人用、家庭用に適した風力発電装置に関するものである。
従来のこの種の技術は、下記のようになっている。特許文献1では、複数枚のブレードを回転軸上に設けて風車とし、これらブレードの外周にわたり取り付けた輪環に複数個の永久磁石を取り付けて回転子を形成し、該回転子を囲む円筒形ケーシング上にコイルを固定子として取り付けた風力発電機を開示している。特許文献2では、上下で遊転可能に支持された回転体の外周に、圧電振動子を円の接線方向へ突出し、周方向に対して傾斜させて片持ち状に支持した風電変換器を開示している。
特開平11−299197号公報 特開2000−205106号公報
従来の技術には、一応下記のような問題点を指摘することができる。風向き御変化に即座に対応できる機能がなく、風向きが変化すると安定に発電することができない。
以上の現状に鑑み本発明は、風力発電装置、特に小型簡易な構造の個人用、家庭用に適した風力発電装置において、風がいずれの方向から吹いても、風向きに即座に対応して安定な発電を行うことができることを目的とする。
上記の目的を達成すべく本発明は、次の構成を提供する。かっこ内の数字は、図面中の対応する構成要素の符号である。
(1)請求項1に係る風力発電装置は、第1の実施例に対応し、
(a)発電機(21)と、
(b)前記発電機(21)を駆動する回転駆動軸(22)と、
(c)前記回転駆動軸に固定されかつ該回転駆動軸を中心とする円形の水平回転板(12)と、
(d)前記回転駆動軸を支持するベアリング(18a)を内蔵しかつ該回転駆動軸と同軸かつ独立に回転可能なベアリングケース(18)と、
(e)前記ベアリングケースに固定されかつ鉛直面に平行な風受け板(19a)を具備する固定羽根(19)と、
(f)前記ベアリングケースの上端にて前記回転駆動軸と同軸かつ鉛直に設けた第1ベベルギヤ(17a)と、
(g)前記水平回転板の径方向に沿って延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転伝達軸(16)と、
(h)前記自転伝達軸(16)の内側端にて前記第1ベベルギヤと噛合して水平に設けた第2ベベルギヤ(17b)と、
(i)前記自転伝達軸(16)の外側端にて水平に設けた第3ベベルギヤ(14a)と、
(j)前記水平回転板(12)の外周上にて鉛直方向に延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転羽根軸(11c)と、
(k)前記自転羽根軸(11c)の周りに前記第3ベベルギヤと噛合して鉛直に設けた第4ベベルギヤ(14b)と、
(l)前記自転羽根軸(11c)に固定されかつ鉛直面を具備する自転羽根(11)とを有し、
(m)前記水平回転板(12)が一方の向きに360度回転するとき、前記自転羽根(11)が前記自転羽根軸(11c)の周りに反対の向きに180度回転すべく前記第1〜第4ベベルギヤ(17a、17b、14a、14b)が設けられ、かつ
(n)前記ベアリングケースから前記固定羽根へ伝達される回転力と、該固定羽根自体に発生する回転力が反対向きで釣り合ったとき、前記第2ベベルギヤが前記第1ベベルギヤ上を転動し、前記第3ベベルギヤを介して前記第4ベベルギヤを回し前記自転羽根を回転させることを特徴とする。
(2)請求項2に係る風力発電装置は、第2の実施例に対応し、
(a)発電機(21)と、
(b)前記発電機(21)を駆動する回転駆動軸(22)と、
(c)前記回転駆動軸に固定されかつ該回転駆動軸を中心とする円形の水平回転板(12)と、
(d)前記回転駆動軸を支持するベアリング(18a)を内蔵しかつ該回転駆動軸と同軸かつ独立に回転可能なベアリングケース(18)と、
(e)風向計(30)と、
(f)前記風向計(30)の出力により駆動されかつ前記ベアリングケース(18)の回転を制御する風向制御モータ(34)と、
(g)前記ベアリングケース(18)の上端にて前記回転駆動軸(22)と同軸かつ鉛直に設けた第1ベベルギヤ(17a)と、
(h)前記水平回転板の径方向に沿って延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転伝達軸(16)と、
(i)前記自転伝達軸(16)の内側端にて前記第1ベベルギヤと噛合して水平に設けた第2ベベルギヤ(17b)と、
(j)前記自転伝達軸(16)の外側端にて水平に設けた第3ベベルギヤ(14b)と、
(k)前記水平回転板(12)の外周上にて鉛直方向に延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転羽根軸(11c)と、
(l)前記自転羽根軸(11c)の周りに前記第3ベベルギヤと噛合して鉛直に設けた第4ベベルギヤ(14a)と、
(m)前記自転羽根軸(11c)に固定されかつ鉛直面を具備する自転羽根(11)とを有し、
(n)前記水平回転板(12)が一方の向きに360度回転するとき、前記自転羽根(11)が前記自転羽根軸(11c)の周りに反対の向きに180度回転すべく前記第1〜第4ベベルギヤ(17a、17b、14a、14b)が設けられ、かつ
(o)前記風向計に対して特定の相対的位置にある前記自転羽根が風向きに対して常に平行となるように前記風向制御モータが前記ベアリングケースを回転制御するとき、前記第2ベベルギヤが前記第1ベベルギヤ上を転動し、前記第3ベベルギヤを介して前記第4ベベルギヤを回し自転羽根を回転させることを特徴とする。
本発明は、上述のように構成されているので、下記のような作用効果を期待することができる。
請求項1に係る風力発電装置は、次の通り動作する。
(i)自転羽根が風を受けることにより水平回転板が回転する。
(ii)水平回転板の回転力は第2ベベルギヤから第1ベベルギヤを介してベアリングケースへ伝達され、ベアリングケースに固定された固定羽根を水平回転板と同方向に回転させようとする。
(iii)一方、固定羽根自体も風受け板に風を受けて水平回転板と反対方向の回転力が発生する。
(iv)ベアリングケースから固定羽根へ伝達される回転力と、固定羽根自体に発生する回転力が反対向きで釣り合ったとき、固定羽根は静止状態となる。
(v)自転羽根の自転は、水平回転板の回転とベアリングケースの動きに連動する。つまり、水平回転板が回転し、ベアリングケースに水平回転板の回転方向と反対方向の回転力が発生した状態又は静止状態のとき、第2ベベルギヤが第1ベベルギヤ上を転動し、第3ベベルギヤを介して第4ベベルギヤを回し自転羽根を回転させる。ベアリングケースが静止状態のとき、水平回転板が一方の向きに360度回転すると、自転羽根が反対の向きに180度回転するように第1〜第4ベベルギヤの歯数が設定されている。
(vi)水平回転板の回転により、発電機の回転駆動軸を駆動し、発電する。
請求項2に係る風力発電装置は、次の通り動作する。
(i)自転羽根が風を受けることにより水平回転板が回転する。
(ii)水平回転板の回転力は第2ベベルギヤから第1ベベルギヤを介してベアリングケースへ伝達され、ベアリングケースを水平回転板と同方向に回転させようとする。
(iii)一方、風向計の出力信号により駆動制御される風向制御モータは、スパーギヤを介してベアリングケースを回転させる。具体的には、風向制御モータは、風向計に対して特定の相対的位置にある自転羽根が風向きに対して常に平行となるように(すなわち風向計と同一方向を向くように)ベアリングケースを回転制御する。
(iv)自転羽根の自転は、水平回転板の回転とベアリングケースの動きに連動する。つまり、水平回転板が回転し、ベアリングケースに水平回転板の回転方向と反対方向の回転力が発生した状態又は静止状態のとき、第2ベベルギヤが第1ベベルギヤ上を転動し、第3ベベルギヤを介して第4ベベルギヤを回し自転羽根を回転させる。ベアリングケースが静止状態のとき、水平回転板が一方の向きに360度回転すると、自転羽根が反対の向きに180度回転するように第1〜第4ベベルギヤの歯数が設定されている。
(v)水平回転板の回転により、発電機の回転駆動軸を駆動し、発電する。
請求項1及び2のいずれの風力発電装置も、風向きによらずに動作し、また風向きの変化に迅速に対応することができる。従って、いずれの風向きであっても、また風向きが変化しても安定した発電が得られる。
小型で簡易な構造であるので、どのような場所にも簡単に設置できる。従って、個人用、家庭用の小規模な用途に好適である。
実施例を示した図面を参照しつつ、本発明の実施の形態の詳細を説明する。
図1は、本発明の風力発電装置1の第1の実施例の外観斜視図である。図2は、図1の風力発電装置1の中心軸を含む縦断面図である。
図1及び図2を参照しつつ説明する。水平な設置場所に設置されたフレーム23内に発電機21が収容されている。発電機21の回転駆動軸22は、フレーム23の上部のベアリングケース20とさらに内蔵するベアリング20a、20aで支持され、発電機21の上方へ突出し鉛直方向に延びている。回転駆動軸22が回転することにより発電機21において発電が行われ電力が取り出されるが、発電機の出力部については図示を省略している。
鉛直方向に延びる回転駆動軸22の上端には水平回転板12が固定されている。水平回転板12は、外周が円形の平板形状であり、回転駆動軸22と同心である。図示の例では、水平回転板12の中心部分が回転駆動軸22に固定され、外周部分はリング部12aで構成され、中心部分とリング部12aとを連結する4本のリング支持部12bが径方向に延びている。4本のリング支持部12bは90度毎に設けられている。
一方、回転駆動軸22の中間部分、すなわち発電機21と水平回転板12の間の部分には、回転駆動軸22に支持されるベアリング18a、18aと、これらのベアリング18a、18aを内蔵するベアリングケース18が設けられる。ベアリングケース18は、回転駆動軸22に沿って鉛直方向に延びた形状であって図示の例では円筒形である。ベアリングケース18は、回転駆動軸22と同軸でありかつ独立に回転可能である。
ベアリングケース18に対して固定羽根19が固定されている。図示の例では、ベアリングケース18の外周上を固定羽根19の基端である連結部19cが巻き囲み、締結具19dにより固定している。連結部19cから外側へ向かって水平支持部19bが延びている。水平支持部19bは、風力発電装置1の他の回転部分の支障とならない位置まで延び、その先端に風受け板19aが取り付けられている。風受け板19aは、鉛直面に平行に立設され、所定の面積を有する。風受け板19aは風を受けると、風向きに平行となるように移動しようとする。風受け板19aが向きを変えれば、固定羽根19は回転し、それに伴ってベアリングケース18も回転することになる。
ベアリングケース18の上端には、第1ベベルギヤ17aが設けられている。第1ベベルギヤ17aは傘歯車であり、回転駆動軸と同軸であって軸を鉛直として設けられている。
第1ベベルギヤ17aと噛合する第2ベベルギヤ17bは、軸を水平として設けられた傘歯車であり、第1ベベルギヤ17a上を転動することができる。第2ベベルギヤ17bは、水平回転板12の径方向に沿って延びる自転伝達軸16の内側端に設けられている。自転伝達軸16は、水平回転板12のリング支持部12bの直下に取り付けたベアリングケース15に内蔵されるベアリング15aにより支持されている。従って、自転伝達軸16はその軸周りに回転可能である。自転伝達軸16の途中に適宜減速機16を介してもよい。
自転伝達軸16の外側端には、傘歯車である第3ベベルギヤ14aが軸を鉛直として設けられている。
第3のベベルギヤ14aと噛合する第4のベベルギヤ14bは、軸を鉛直として設けられた傘歯車である。第4ベベルギヤ14bは、自転羽根軸11cの周りに設けられる。自転羽根軸11cは、水平回転板12の外周上に設けられ、鉛直方向に延びている。自転羽根軸11cは、水平回転板12のリング部12aの外周に取付られたベアリングケース13に内蔵されたベアリング13aにより支持されている。従って、自転羽根軸11cはその軸周りに回転可能である。
自転羽根軸11cには、鉛直方向に立設した鉛直面を具備する自転羽根11が固定されている。図示の例では、自転羽根11は上羽根11aと下羽根11bからなり、それぞれ自転羽根軸11cの上下端に取り付けられている。自転羽根11は、自転羽根軸11cと共に回転する。
図1及び図2の例では、自転羽根11が水平回転板12の外周上の4箇所に90度毎に設けられている。軸方向から観たこれら4箇所の自転羽根11の角度は、それぞれ異なっており、順次45度ずつずれた角度に設置されている(図3参照)。他の例として、自転羽根11を、4箇所ではなく、6箇所または8箇所に等角度間隔で設けてもよい。6箇所の場合は、各自転羽根の角度が順次30度、8箇所の場合は、各自転羽根の角度が順次22.5度ずつずれた角度で設置される。
各自転羽根11は、自転羽根軸11c周りに自転しつつ水平回転板12の回転に伴って回転駆動軸22周りに公転も行う。ベアリングケース18が静止状態のとき、各自転羽根11は、水平回転羽根が一方の向きに一周(360度回転)する間に、反対の向きに半周(180度回転)だけ自転する。斯かる自転羽根11の自転及び公転を実現するように第1〜第4ベベルギヤの歯数が設定されている。あるいは、減速機16aを用いて調整することもできる。
図3は、図1及び図2に示した風力発電装置の動作原理を説明するための上面図である。風が西から吹いている場合を例とする。風向きをWで示す。風力発電装置は、次の通り動作する。尚、説明の便宜上、図1及び図2に示した符号を用いる。
(i)自転羽根11が風Wを受けることにより水平回転板12が回転する(S1の方向)。
(ii)水平回転板12の回転力は、図2の第2ベベルギヤ17bから第1ベベルギヤ17aを介してベアリングケース18へ伝達され、ベアリングケース18に固定された固定羽根19を水平回転板12と同方向(S2の方向)に回転させようとする。
(iii)一方、固定羽根19自体も風受け板19aに風を受けて回転力が発生する(S3の方向)。
(iv)ベアリングケース18から固定羽根19へ伝達される回転力(S2の方向)と、固定羽根19自体に発生する回転力(S3の方向)が反対向きで釣り合ったとき、固定羽根19は静止状態となる。このとき、自転羽根11の角度は、図3に示すように風向きに対して最適な角度となる。
(v)固定羽根19の静止状態のとき、ベアリングケース18は静止状態となり、第1ベベルギヤ17aは静止状態となる。この状態で、水平回転板12が回転した場合、第2ベベルギヤ17bが第1ベベルギヤ17a上を転動し、自転羽根11は自転(S4の方向)する。このように水平回転板12が右回転する場合は、自転羽根11は左回転する。それぞれの回転方向を逆にすることもできる。
(vi)自転羽根11の自転は、第2ベベルギヤ17bが第1ベベルギヤ17a上を転動し、さらに自転伝達軸16を介して第3ベベルギヤ14aが第4ベベルギヤ14bを回すことになる。つまり自転羽根11の自転は水平回転板12の「回転とベアリングケース18の動きに連動する。ベアリングケース18が静止状態のとき、水平回転板12が一方の向きに360度回転すると、自転羽根11が反対の向きに180度回転するように第1〜第4ベベルギヤ17a、17b、14a、14bの歯数が設定されている。図3には、ある時点における4箇所の自転羽根11の各々の角度が示されているが、これは1箇所の自転羽根11が公転する際の角度変化でもある。
(vii)水平回転板12の回転により、発電機21の回転駆動軸22を駆動し、発電する。
図4及び図5は、風向きの変動により、静止状態の固定羽根19が回転した時の風力発電装置の動作を説明する図である。図4では、固定羽根19が2点破線で示すように公転方向(水平回転板12の回転方向)へα度回転した時の状態変化を示す。このとき、自転羽根11の角度は、自転方向とは逆方向にα/2度だけ遅れるように変化する回転する。図5では、固定羽根19が2点破線で示すように公転方向とは逆方向へβ度回転した時の状態変化を示す。このとき、自転羽根11の角度は、自転方向にβ/2度だけ2点破線のように回転する。このように、風向きが変化しても、固定羽根19と各自転羽根11は、互いの角度関係を維持するように変化する。従って、いずれの方向から風が吹いても即座に対応して、同様に発電することができる。
図6は、本発明の風力発電装置1の第2の実施例の外観斜視図である。図7は、図6の風力発電装置1の中心軸を含む縦断面図である。
第2の実施例は、第1の実施例とは、ベアリングケース18を静止状態とするための機構が異なるが、その他の構成は第1の実施例と同じである。
図6及び図7を参照しつつ説明する。水平な設置場所に設置されたフレーム23内に発電機21が収容されている。発電機21の回転駆動軸22は、発電機21の上方へ突出し鉛直方向に延びている。回転駆動軸22が回転することにより発電機21において発電が行われ電力が取り出されるが、発電機の出力部については図示を省略している。
鉛直方向に延びる回転駆動軸22の上端には水平回転板12が固定されている。水平回転板12は、外周が円形の平板形状であり、回転駆動軸22と同心である。
一方、回転駆動軸22の中間部分、すなわち発電機21と水平回転板12の間の部分には、回転駆動軸22に支持されるベアリング18a、18aと、これらのベアリング18a、18aを内蔵するベアリングケース18が設けられる。ベアリングケース18は、回転駆動軸22と同軸でありかつ独立に回転可能である。
ベアリングケース18の回転を制御するために風向制御モータ34が設けられる。風向制御モータ34は、風向計30の出力信号により制御される。風向計30は、風力発電装置1の他の回転部分の支障とならないように、支持部33を介して装置上方に位置するように設けられ、風受け部31の向きに応じた出力信号を発生する。風向計30の出力信号は、適宜の制御装置(図示せず)を介して風向制御モータ34に入力され、風向制御モータ34を駆動する。
風向制御モータ34の回転軸上には第1スパーギヤ35が取り付けられ、第1スパーギヤ1と噛合する第2スパーギヤ36がベアリングケース18の外周上に固定されている。こうして、風向制御モータ34の回転力が、ベアリングケース18へ伝達され、ベアリングケース18に回転力を付与することができる。
ベアリングケース18の上端に設けた第1ベベルギヤ17a、第1ベベルギヤ17aと噛合する第2ベベルギヤ17b、自転伝達軸16、第3ベベルギヤ14a、第3のベベルギヤ14aと噛合する第4のベベルギヤ14b、自転羽根軸11c、自転羽根11については、第1の実施例と同様の構成である。
図8は、図6及び図7に示した風力発電装置の動作原理を説明するための上面図である。風が西から吹いている場合を例とする。風向きをWで示す。風力発電装置は、次の通り動作する。尚、説明の便宜上、図6及び図7に示した符号を用いる。
(i)自転羽根11が風Wを受けることにより水平回転板12が回転する(S1の方向)。
(ii)水平回転板12の回転力は、図2の第2ベベルギヤ17bから第1ベベルギヤ17aを介してベアリングケース18へ伝達され、ベアリングケース18を水平回転板12と同方向に回転させようとする。
(iii)一方、風向計30の出力信号により駆動制御される風向制御モータは、スパーギヤを介してベアリングケース18を回転させる。具体的には、風向制御モータ34は、風向計に対して特定の相対的位置にある自転羽根が風向きに対して常に平行となるように(すなわち風向計と同一方向を向くように)ベアリングケースを回転制御する。このとき、自転羽根11の角度は、図8に示すように風向きに対して最適な角度となる。図8では、風向計に対して特定の相対的位置にある自転羽根は、風向計に最も近い0°(180°)の位置にある自転羽根である。
(iv)ベアリングケース18の静止状態のとき、ベアリングケース18は静止状態となり、第1ベベルギヤ17aは静止状態となる。この状態で、第2ベベルギヤ17bが第1ベベルギヤ17a上を転動して水平回転板12は回転(S1の方向)し、一方、自転羽根11は自転(S4の方向)する。このように水平回転板12が右回転する場合は、自転羽根11は左回転する。それぞれの回転方向を逆にすることもできる。
(v)自転羽根11の自転は、第4ベベルギヤ14bから第3ベベルギヤ14aを介し、さらに自転伝達軸16を介して第2ベベルギヤ17bへ伝達されることにより、水平回転板12の回転と連動する。水平回転板12が一方の向きに360度回転するとき、自転羽根11が反対の向きに180度回転するように第1〜第4ベベルギヤ17a、17b、14a、14bの歯数が設定されている。図8には、ある時点における4箇所の自転羽根11の各々の角度が示されているが、これは1箇所の自転羽根11が公転する際の角度変化でもある。
(vi)水平回転板12の回転により、発電機21の回転駆動軸22を駆動し、発電する。
本発明の風力発電装置1の第1の実施例の外観斜視図である。 図1の風力発電装置1の中心軸を含む縦断面図である。 図1及び図2に示した風力発電装置の動作原理を説明するための上面図である。 風向きの変動により、静止状態の固定羽根が回転した時の風力発電装置の動作を説明する図である。 風向きの変動により、静止状態の固定羽根が回転した時の風力発電装置の動作を説明する図である。 本発明の風力発電装置1の第2の実施例の外観斜視図である。 図6の風力発電装置の中心軸を含む縦断面図である。 図6及び図7に示した風力発電装置の動作原理を説明するための上面図である。
符号の説明
1 風力発電装置
11 自転羽根
11a 上羽根
11b 下羽根
11c 自転羽根軸
12 水平回転板
12a リング部
12b リング支持部
13 ベアリングケース
13a ベアリング
14a 第3ベベルギヤ
14b 第4ベベルギヤ
15 ベアリングケース
15a ベアリング
16 自転伝達軸
16a 減速機
17a 第1ベベルギヤ
17b 第2ベベルギヤ
18 ベアリングケース
18a ベアリング
19 固定羽根
19a 風受け板
19b 水平支持部
19c 連結部
19d 締結具
20 ベアリングケース
20a ベアリング
21 発電機
22 回転軸
23 フレーム
30 風向計
31 風受け部
33 支持部
34 風向制御モータ
35 第1スパーギヤ
36 第2スパーギヤ
W 風向き
S1 水平回転板の回転方向
S2 ベアリングケースからの回転力による固定羽根の回転方向
S3 風力による固定羽根の回転方向
S4 自転羽根の回転方向

Claims (2)

  1. (a)発電機(21)と、
    (b)前記発電機(21)を駆動する回転駆動軸(22)と、
    (c)前記回転駆動軸に固定されかつ該回転駆動軸を中心とする円形の水平回転板(12)と、
    (d)前記回転駆動軸を支持するベアリング(18a)を内蔵しかつ該回転駆動軸と同軸かつ独立に回転可能なベアリングケース(18)と、
    (e)前記ベアリングケースに固定されかつ鉛直面に平行な風受け板(19a)を具備する固定羽根(19)と、
    (f)前記ベアリングケースの上端にて前記回転駆動軸と同軸かつ鉛直に設けた第1ベベルギヤ(17a)と、
    (g)前記水平回転板の径方向に沿って延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転伝達軸(16)と、
    (h)前記自転伝達軸(16)の内側端にて前記第1ベベルギヤと噛合して水平に設けた第2ベベルギヤ(17b)と、
    (i)前記自転伝達軸(16)の外側端にて水平に設けた第3ベベルギヤ(14a)と、
    (j)前記水平回転板(12)の外周上にて鉛直方向に延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転羽根軸(11c)と、
    (k)前記自転羽根軸(11c)の周りに前記第3ベベルギヤと噛合して鉛直に設けた第4ベベルギヤ(14b)と、
    (l)前記自転羽根軸(11c)に固定されかつ鉛直面を具備する自転羽根(11)とを有し、
    (m)前記水平回転板(12)が一方の向きに360度回転するとき、前記自転羽根(11)が前記自転羽根軸(11c)の周りに反対の向きに180度回転すべく前記第1〜第4ベベルギヤ(17a、17b、14a、14b)が設けられ、かつ
    (n)前記ベアリングケースから前記固定羽根へ伝達される回転力と、該固定羽根自体に発生する回転力が反対向きで釣り合ったとき、前記第2ベベルギヤが前記第1ベベルギヤ上を転動し、前記第3ベベルギヤを介して前記第4ベベルギヤを回し前記自転羽根を回転させることを特徴とする
    風力発電装置。
  2. (a)発電機(21)と、
    (b)前記発電機(21)を駆動する回転駆動軸(22)と、
    (c)前記回転駆動軸に固定されかつ該回転駆動軸を中心とする円形の水平回転板(12)と、
    (d)前記回転駆動軸を支持するベアリング(18a)を内蔵しかつ該回転駆動軸と同軸かつ独立に回転可能なベアリングケース(18)と、
    (e)風向計(30)と、
    (f)前記風向計(30)の出力により駆動されかつ前記ベアリングケース(18)の回転を制御する風向制御モータ(34)と、
    (g)前記ベアリングケース(18)の上端にて前記回転駆動軸(22)と同軸かつ鉛直に設けた第1ベベルギヤ(17a)と、
    (h)前記水平回転板の径方向に沿って延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転伝達軸(16)と、
    (i)前記自転伝達軸(16)の内側端にて前記第1ベベルギヤと噛合して水平に設けた第2ベベルギヤ(17b)と、
    (j)前記自転伝達軸(16)の外側端にて水平に設けた第3ベベルギヤ(14a)と、
    (k)前記水平回転板(12)の外周上にて鉛直方向に延びるべく該水平回転板に取り付けられた自転羽根軸(11c)と、
    (l)前記自転羽根軸(11c)の周りに前記第3ベベルギヤと噛合して鉛直に設けた第4ベベルギヤ(14b)と、
    (m)前記自転羽根軸(11c)に固定されかつ鉛直面を具備する自転羽根(11)とを有し、
    (n)前記水平回転板(12)が一方の向きに360度回転するとき、前記自転羽根(11)が前記自転羽根軸(11c)の周りに反対の向きに180度回転すべく前記第1〜第4ベベルギヤ(17a、17b、14a、14b)が設けられ、かつ
    (o)前記風向計に対して特定の相対的位置にある前記自転羽根が風向きに対して常に平行となるように前記風向制御モータが前記ベアリングケースを回転制御するとき、前記第2ベベルギヤが前記第1ベベルギヤ上を転動し、前記第3ベベルギヤを介して前記第4ベベルギヤを回し自転羽根を回転させることを特徴とする
    風力発電装置。
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