JP2006050220A - 映像再生装置、中継サーバおよび中継サービス、映像配信システムおよび映像配信サービス - Google Patents

映像再生装置、中継サーバおよび中継サービス、映像配信システムおよび映像配信サービス Download PDF

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Abstract

【課題】 映像ストリームデータのストールによる再生映像の中断時に、ユーザが要求したものとは別のデータを表示させ、ユーザのストレスを低減し、その間に映像ストリームデータをバッファリングする。
【解決手段】 映像再生装置は、映像ストリームを一時的に保持する映像ストリームバッファ部と、補助表示データを保持する補助表示データ保持部と、映像ストリームバッファ部と補助表示データ保持部におけるデータ量を監視し、どちらのデータを表示するかを選択する表示データ選択部等で構成される。また、中継サーバは、第1のネットワークインターフェースと第2のネットワークインターフェースと、それらを結ぶ中継部等で構成される。本発明の映像配信システムは、上記映像再生装置と中継サーバ、映像配信サーバ、第1、第2のネットワーク等で構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーバより配信される映像ストリームデータを再生する装置、特にインターネット経由で映像ストリームデータを受信する映像再生装置に関する。また、映像再生装置と映像配信サーバ間の通信を中継する中継サーバおよび中継サービスに関する。さらには、該映像再生装置や映像配信サーバ、ネットワークで構成される映像配信システムおよび映像配信サービスに関する。
近年、ネットワーク経由で送られてくるストリームデータを映像再生装置で再生するビデオオンデマンドが実現されている。(例えば、特許文献1)
図11は従来の映像再生装置の構成を示す図である。
符号1101はネットワークI/F部であり、インターネット等のネットワークに接続され、映像再生制御データの送受信や、映像データを受信する機能を有する。
符号1102は映像ストリームバッファ部であり、ネットワークより受信した映像ストリームデータを一時的にバッファしておく機能を有する。
符号1103は制御部であり、映像ストリームデータの指定や再生停止等を制御し、映像配信サーバとの制御データを交換する機能を有する。さらには、映像ストリームバッファ部の映像ストリームデータの蓄積量を監視し、後述のデコーダ部へのデコードの開始、停止等を指示する機能も有する。また、映像ストリームデータのフォーマットを判別し、後述のデコーダ群から適当なデコーダを選択する機能を有する。
符号1104はデコーダ群であり、制御部の指示に従い映像ストリームバッファ部にバッファリングされている映像ストリームデータを所定のレートで抜き出し、映像情報へとデコードする機能を有する。映像ストリームデータのフォーマットにより、少なくとも一つ以上のデコーダが存在し、処理が容易な映像フォーマットの場合はソフトウェアで、複雑なフォーマットの場合には専用のハードウェアで構成される事もある。
符号1105は映像表示部であり、デコーダによりデコードされた映像情報を表示する機能を有する。具体的にはTVモニタやCRTであり、映像情報を画面全体ではなく、ウィンドウ表示する場合もある。
ここで従来の映像再生手順について説明する。
図12は、従来例における符号1103の制御部におけるデコード制御処理を示すフローチャートである。
図13は、従来例において理想的な映像ストリーム再生状態を示す図である。
ユーザが映像コンテンツを選択すると制御部1103は、該コンテンツを配信する映像配信サーバに対し再生要求を行なう。映像配信サーバには、同一コンテンツでも異なるビットレートの映像ストリームデータを用意している場合も有り、その場合にはネットワークI/F部の通信能力に適したビットレートのストリームデータを選択する。映像配信サーバから配信されてくる映像ストリームデータを受信した映像再生装置は、該ストリームデータを映像ストリームバッファ部に蓄積する(符号1301)。制御部は、該蓄積映像ストリームデータ量を監視し(ステップS1201)、符号1302で示す所定のバッファ量を越えた時点(符号1303、符号T1304の時刻)でデコーダへデコード開始を指示し(ステップS1202)、映像表示部に所望の映像データを表示する(符号1305)。
以上は理想的な場合の例であり、一般的には以下のような状況が生じ得る(図14参照)。
ネットワークを経由して到着する通信データは、一般にはネットワークの混雑状況等により、一定の通信レートで到着しない(符号1406)。一方、映像ストリームデータは本来決められた所定のデータレートで符号化されているため、デコーダは一定のレートでストリームデータを消費する(符号1407)。したがって、ストリームデータの到着に遅れが発生した場合、映像ストリームデータのアンダーフローが生じる可能性が有り(符号1405)、その場合には表示映像が乱れたり、停止してしまう。該現象を低減するためには、バッファリング閾値を大きくし、より多くの映像ストリームを最初にバッファリングした後、映像データのデコードを開始する必要がある。
特開平09−261617号公報
しかしながら、このような映像再生装置では、ユーザが映像再生を要求してから実際に映像表示部に映像が再生されるまでに、かなりの待ち時間が必要になる。特に、指定された映像ストリームデータのデータレートが高いほど、バッファリング閾値を大きくしておく必要が有るため、待ち時間が大きくなってしまうという問題がある。
また、想定した以上にネットワークでのストリームデータの到着遅延が生じると、再生前に映像ストリームバッファ部に映像ストリームを十分にバッファリングしているにもかかわらず、再生によって徐々にバッファ量が減少し、ついにはアンダーフローを引き起こし、再生映像の途切れを起こしてしまう場合もある。
例えば図14のように、バッファリング閾値を越えるまでストリームデータをバッファリングし(符号T1401の時点)、デコードを開始しても、ストリームデータの到着遅延が発生すると、符号1405のようにバッファ量が0になってしまい、映像再生の中断が発生する(符号T1402の時点)。再度バッファリング閾値を越えた時点で、映像の再生が再開される(符号T1403の時点)。
以上のようなバッファリングによる待ち時間や映像途切れは、ユーザにとって好ましくない。
本発明の映像再生装置および映像配信システムは、上記課題を鑑み、それを解決すべく構成される。
本発明の映像再生装置は、ネットワークに接続するためのネットワークI/F部と、ユーザが閲覧を要求し、該ネットワークI/F部より受信した映像ストリームを一時的に保持する映像ストリームバッファ部と、該映像ストリームとは異なり、該映像ストリームよりも表示時間が短く、かつ時間当たりのデータ量が小さいとう特徴を有し、ユーザは直接閲覧の要求をしていない補助表示データを、少なくとも1つ以上保持する補助表示データ保持部と、該映像ストリームや補助表示データを映像情報に復号するための少なくとも一つ以上のデコーダ部と、復号された映像および補助表示データを表示する映像表示部と、ネットワークを介し、映像ストリームおよび補助表示データを蓄積、保持しているサーバと通信し、コンテンツの指定や配信の指示を行なうサーバ指示部と、上述の映像ストリームバッファ部、補助表示データ保持部に保持されているデータ量を監視し、それぞれのバッファ量の状況に応じ映像ストリームデータおよび補助表示データのいずれかを選択し、上記デコード部に復号を指示する機能を有する表示データ選択部と、で構成される。
さらに、本発明の映像再生装置は、補助表示データを受信完了した時点、または、補助表示データの表示を終了した時点、のいずれかにおいて、映像ストリームバッファ部に保持されている映像ストリームデータ量を参照し、所定の閾値以上のデータ量が確認された場合には、映像ストリームデータの復号を指示し、一方所定の閾値未満のデータ量が確認された場合には、補助表示データの復号を指示し、また、映像ストリームデータを復号中に、映像ストリームバッファ部のバッファ量が0になった事を検出した場合には、補助表示データの復号の指示を行なう事を特徴とした表示データ選択部を有する。
また、本発明の映像再生装置は、ブロック構成の映像ストリームデータを使用し、補助表示データを受信完了した時点、または、補助表示データの表示を終了した時点、または映像ストリームデータの1ブロックを復号終了した時点、のいずれかにおいて、映像ストリームバッファ部に保持されている映像ストリームデータ量を参照し、少なくとも1ブロック以上の映像ストリームデータが保持されている場合には、その中で最も古い1ブロックの復号を指示し、一方、1ブロックに満たない場合には、補助表示データの復号を指示する事を特徴とする表示データ選択部を有する。
さらに、本発明の映像再生装置は、ネットワーク経由で伝送されてきた中で最新の補助表示データのみを保持する。
また、本発明の映像再生装置は、映像ストリームデータと、補助表示データの復号に、異なるデコーダを使用する。
本発明の映像配信システムおよび映像配信サービスは、映像ストリームデータと補助表示データを保持する少なくとも1つ以上の映像配信サーバと、少なくとも1つ以上の映像再生装置と、上記映像配信サーバと上記映像再生装置が接続されるネットワークとで構成される。
また、本発明の映像配信システムおよび映像配信サービスは、映像ストリームデータと補助表示データを保持する少なくとも1つ以上の映像配信サーバと、少なくとも1つ以上の映像再生装置と、上記映像配信サーバと上記映像再生装置間の通信を中継する中継サーバと、該中継サーバと映像配信サーバが接続する第1のネットワークと、該中継サーバと映像再生装置を接続する第2のネットワークとで構成される。
本発明の中継サーバおよび中継サービスは、少なくとも1つ以上の映像配信サーバが接続される前記第1のネットワークと、少なくとも1つ以上の映像再生装置が接続される前記第2のネットワークとを中継する手段と、補助表示データ保持手段とを有し、第1のネットワークから第2のネットワークへと中継されるネットワークデータの伝送状況を監視し、第2のネットワークの伝送帯域に余裕がある場合には、その余剰帯域を利用して補助表示データを映像再生装置宛てに送出する。
さらに、本発明の映像配信システムおよび映像配信サービスは、上記中継サーバを利用する。
また、本発明の映像配信システムおよび映像配信サービスは、映像の内容に応じてブロック構成されている映像ストリームデータを利用する。
本発明の映像再生装置では、ユーザが要求した映像コンテンツを再生するまでの待ち時間に、本来ユーザが要求した映像コンテンツとは異なる補助的な映像を再生する事で、待ち時間のストレスを緩和する事ができる。また、映像ストリームデータの遅延等により、映像コンテンツの再生の中断が生じても、その間に補助的な映像を再生しておく事ができる。
補助映像として広告を利用した場合には、映像提供者にとっては広告収入を得られるという利点が有り、ユーザに対しては、広告の表示頻度に応じて有料コンテンツ閲覧料の割引等のサービスを行なう事も可能である。
さらに実施例2で説明される発明においては、映像コンテンツの中断をコンテンツの内容の切れ目に設定する事ができ、あたかもTVにおけるCMのように、補助映像の再生もより違和感の無い状態で表示する事ができる。
さらに実施例3で説明される発明においては、その都度異なる補助映像を再生させる事ができるので、例えば補助映像として広告を使用した場合には、より多くの種類の広告を表示する事ができる、ユーザも飽きる事が無い。また、補助映像の配信が、本来の映像ストリームデータの配信を阻害することはない。
(実施例1)
本発明の第一の実施例について説明する。
本実施例の映像再生装置の構成を図1に示す。
符号101、102、104、105はそれぞれ、ネットワークI/F部、映像ストリームバッファ部、デコーダ群、映像表示部であり、従来例と同等の機能を有するので説明を省略する。
符号103は制御部であり、従来例と同様に映像ストリームデータの指定や再生停止指示、制御データ交換、映像ストリームデータ蓄積量監視に加え、状況により映像ストリームデータを再生するか、後述の広告データ保持部に保持されている広告データを再生するかを決定し、デコーダに指示する機能を有する。
符号106は広告データ保持部であり、映像ストリームと同様に映像配信サーバから配信される広告データの全体を保持しておく機能を有する。
次に本実施例の映像配信システムのシステム構成図を図2に示す。
符号201は映像再生装置であり、上述の通り図1のごとく構成される。
符号202はインターネット接続回線であり、例えば電話回線で、映像再生装置はネットワークI/F部としてモデムを利用する。
符号203は接続サーバであり、映像再生装置がインターネットに接続する際に、直接電話回線を通じて接続するサーバであり、インターネットデータは全て、本接続サーバ経由で映像再生装置に送受信される。通常、インターネットプロバイダにより、ユーザに提供される。
符号204は映像配信サーバであり、符号205の映像コンテンツ保持装置と、符号206の広告データ保持装置とを有する。ここで、広告データは映像コンテンツよりも映像品質が低く設定されており、つまり同じ時間の映像データを再生する際に要するデータ量(データレート)は広告データの方が少なくて(低くて)よい。したがって、同じ再生時間の映像データを伝送するために要する時間も広告データの方が短かくなる。また、図ではそれぞれの装置を物理的に異なるように示しているが、物理的に一つの保持装置に、映像コンテンツと広告データの両方を保持しておいてもよい。
符号207はインターネットであり、上記接続サーバと映像配信サーバ間のデータ交換に利用される。
では、本発明における映像再生について説明する。
ユーザが所望の映像コンテンツを選択すると制御部103は、該コンテンツを配信する映像配信サーバに対し、再生要求を行なうと同時に、ユーザが選択していない広告データの配信要求も行なう。受信した映像ストリームデータ、広告データはそれぞれ符号102、106の映像ストリームバッファ部および広告データ保持部に保持される。
符号103の制御部は、図3に示すフローチャートに従って、デコード制御処理を行なう。
制御部はまず、広告データ保持部を監視し、広告データの受信完了を待つ(ステップS301)。受信の完了を検知すると、次に映像ストリームバッファ部の映像ストリームバッファリング量を参照する(ステップS302)。この時に、バッファされているデータ量が所定の閾値以上である場合には、符号104のデコーダ部に映像ストリームデータのデコードを指示し、符号105の映像表示部に映像コンテンツを表示する(ステップS303)。一方、バッファされているデータ量が閾値に満たない場合には、デコーダ部に広告データのデコードを指示し、映像表示部に広告を表示する(ステップS306)。広告の表示が終了した時点で、再度映像ストリームデータのバッファ量を参照し(ステップS302)、上述の処理を繰り返す。また、映像ストリームデータ表示中に、映像ストリームデータのバッファ量が0(Empty)になった事を検出した場合には(ステップS304)、それ以上の映像コンテンツの表示は不可能なため、一旦映像ストリームデータのデコードを中止し(ステップS305)、広告データの再生に切り替える(ステップS306)。十分な量の映像ストリームデータがバッファされた時点で、再度映像コンテンツの再生に切り替える(ステップS303)。
図4は、横軸を経過時間、縦軸にそれぞれ広告データ保持量、映像ストリームデータバッファ量、到着映像ストリームデータレート、デコードデータレートとした、各状態を示すグラフの一例である。
映像配信を要求し、符号T401の時刻までは、映像ストリームデータと広告データが映像配信サーバより配信され(符号408、409)、符号T401の時点で広告データの配信が完了する。この時点では、映像ストリームデータのバッファ量は閾値には達していないため(符号407)、上述のデコード制御処理に従い、広告データを表示する(符号410)。広告の表示は符号T402の時点で終了となり、この時点では映像ストリームデータのバッファ量が閾値に達しているため(符号406)、映像ストリームデータの表示が開始される(符号411)。映像ストリームデータを表示中も映像ストリームデータの受信は継続されているが、符号412のようなデータ到着の遅延が発生すると、映像ストリームデータバッファ量が0となってしまう場合がある(符号T403)。このような状態の場合には再度広告データの表示に切り替え(符号413)、表示期間中にも映像ストリームデータを受信し続け、ストリームデータのバッファ量を増やす。広告の再生が完了した符号T404の時点でバッファ量が閾値を越えているため(符号407)、再度映像ストリームデータの表示に切り替える(符号414)。
以上述べた通り、映像ストリームデータの到着遅延等が発生しても、即座に広告データを表示し、その間に映像ストリームデータをバッファする事ができる。映像ストリームまたは広告データのどちらか一方の映像を常時表示させておく事ができるため、ユーザにとっても好ましい。
(実施例2)
本実施例の映像再生装置、システム構成図は図1、図2と同じであるが、映像ストリームデータの構成および符号103におけるデコード制御処理が異なる。
本実施例における映像ストリームデータは、いくつかのブロックの集合で構成されており、ブロックの区切りにはインジケータが挿入されており、映像再生装置の制御部において、そのインジケータを元にブロックの区切りが検出できるようになっている。ブロックの分け方については任意であるが、例えばシーンの変わり目等をブロックの区切りとする。このようなインジケータは映像コンテンツ製作時に挿入されているものとする。ただし最初のブロックであるブロック1については、実施例1におけるバッファリング閾値量以上のデータ量である事が望ましい。さらには、全ブロックについて、実施例1におけるバッファリング閾値量以上のデータ量である事が望ましい。
本実施例におけるデコード制御処理について、図5を用いて説明する。
制御部はまず、広告データ保持部を監視し、広告データの受信完了を待つ(ステップS501)。受信の完了を検知すると次に、映像ストリームバッファ部の映像ストリームバッファリング量を参照する(ステップS502)。この時に、ブロック1が既に受信完了済みの場合には、符号104のデコーダ部に映像ストリームデータのブロック1のデコードを指示し、符号105の映像表示部に映像コンテンツを表示する(ステップS503)。受信中の場合には、デコーダ部に広告データのデコードを指示し、映像表示部に広告を表示する(ステップS505)。広告の表示が終了した時点で、再度映像ストリームデータのバッファ量を参照し(ステップS502)、1ブロック以上のデータがバッファされているか否かにしたがって、上記処理を再生が終了するまで繰り返す。
図6は、実施例1における図4に相当する図であり、横軸を経過時間、縦軸にそれぞれ広告データ保持量、映像ストリームデータバッファ量、到着映像ストリームデータレート、デコードデータレートとした、各状態を示すグラフの一例である。デコードデータレート以外は、ストリームがブロック構成となっている以外は全く同じである。
映像配信を要求し、符号T601の時刻までは、映像ストリームデータと広告データが映像配信サーバより配信され(符号605、606)、符号T601の時点で広告データの配信が完了する。この時点では、映像ストリームデータのブロック1は受信を完了していないため、上述のデコード制御処理に従い、広告データを表示する(符号607)。広告の表示は符号T602の時点で終了となり、この時点では映像ストリームバッファ部には、ブロック1が受信済みであるため、映像ストリームデータ(ブロック1)の表示が開始される(符号608)。映像ストリームデータを表示中も映像ストリームデータの受信は継続されている。その後、ブロック1につづきブロック2を再生完了した時点(T603)において、ブロック3の受信が完了していないため、ブロック3を再生せずに広告表示を行なう(符号609)。広告表示中にブロック3の受信は完了するため、広告表示終了後、ブロック3が表示され(符号610)、以降同様の処理が継続される。
このようにブロックの切れ目に同期し、受信データが不足していた場合には、広告データが表示される。映像ストリームのシーンの切れ目をブロックの切れ目となるように映像ストリームデータを構成しておくと、実施例1のように映像内容とは全く非同期に広告表示が行なわれる事が無く、シーンの切れ目に同期して広告データを表示する事ができるため、あたかもTV放送におけるCMのように広告データが表示される事になるため、よりユーザにとって好ましいものとなる。
(実施例3)
本実施例のシステム構成図を図7に示す。
符号701から707は、図2における符号201から207にそれぞれ対応する。符号708は第2の広告データ保持装置であり、符号703の接続サーバにつながっている。
一般的に映像ストリームデータの到着遅延等が発生する原因は、符号704の映像配信サーバへの過負荷、符号707のインターネットの混雑等である。逆に符号701の映像再生装置と符号703の接続サーバの両者を接続する符号702のインターネット接続回線による到着遅延はほとんどないと言える。本実施例ではこれを前提に、到着遅延発生時のインターネット接続回線の空きを利用し、接続サーバが広告データを配信するものである。
図8に本実施例における接続サーバの構成図を示す。
符号801は接続サーバであり、インターネットと少なくとも一つ以上のインターネット接続回線に接続されている。
符号802はネットワークI/F部1であり、インターネットへの接続に使用される。
符号803はネットワークI/F部2であり、少なくとも一つ以上存在し、それぞれがインターネット接続回線に接続し、それぞれにユーザ端末が接続される。
符号804は中継部であり、インターネットとインターネット接続回線を伝送されるデータを互いに双方向に中継する機能を有する。さらに、ネットワークI/F部1から各ネットワークI/F部2へと中継されるデータ量を監視する機能を有し、後述の広告データ挿入部に広告データの配信を指示する機能を有する。広告データ配信の指示は、ネットワークI/F部1から配信すべきインターネット接続回線に接続されているネットワークI/F部2への中継データが少ないタイミングで実行される。
符号805、806はそれぞれ広告データ挿入部である。該広告データ保持装置は、少なくとも一つ以上の広告データを保持している。広告データ挿入部は、上述の中継部の指示およびそのタイミングに合わせ、広告データ保持装置に蓄積されている所定の広告データを読み出し、所定のネットワークI/F部2に送出する機能を有する。
図9は、本実施例のデコード処理の一部を示す図である。これは、実施例1、2のデコード処理を示す、図3、図5における端子Aから端子Bまでの処理に相当し、その他の処理については図3、図5と同等である。図3、図5においては、広告データの再生のみであったが、本実施例では以下のような処理を行なう。
まず、広告データの再生が必要になった際に、広告データ保持部に保持されている受信済みの広告データの数をチェックする(ステップS901)。1つのみの場合はS903のステップに進むが、複数の広告データが保持されている場合には、その中で最新の広告データのみを保持し、その他の広告データを廃棄し、S903のステップへと進む。最新の広告データのみを保持している事を確認後、新たに広告データを配信するように接続サーバに要求を出し、既に保持している広告データを再生する。
以下では、実施例1のデコード処理の一部を図9の処理で置き換えた場合について説明する。
図10は、実施例1における図4に相当する図であり、横軸を経過時間、縦軸にそれぞれ広告データ保持量、映像ストリームデータバッファ量、到着映像ストリームデータレート、デコードデータレートとした、各状態を示すグラフの一例である。
映像配信を要求し、符号T1001の時刻までは、映像ストリームデータと広告データが映像配信サーバより配信され(符号1015,1016)、符号T1001の時点で広告データ(広告1)の配信が完了する。この時点では、映像ストリームデータのバッファ量は閾値には達していないため(符号1012)、上述のデコード制御処理を行なう。この時点では、広告データ保持部には符号1009の広告1の広告データしか保持されていない。接続サーバに新たに広告データの配信を自動的に要求した後、広告1を再生する(符号1021)。広告データ配信要求を受けた接続サーバは、映像配信サーバからの中継映像ストリームデータの空きタイミングに合わせて、広告2の広告データを挿入して映像再生装置に送信する。符号1017、1018が接続サーバにより挿入された広告2の広告データであり、符号T1004の時点で広告2の受信は完了する。また、それと並行して時刻T1003の時点で広告1の再生は完了し、この時点では映像ストリームデータのバッファ量が閾値に達しているため(符号1013)、映像ストリームデータの表示が開始される(符号1022)。映像ストリームデータを表示中も映像ストリームデータの受信は継続されているが、映像ストリームデータ到着の遅延が発生すると、映像ストリームデータバッファ量が0となってしまう場合がある(符号T1005の時刻において)。このような状態の場合には再度広告データの表示処理に切り替わる。今回は広告データ保持部には符号1009、1010の広告1、広告2が保持されているため、古いデータである広告1は廃棄される。同時に接続サーバに新たに広告データの配信を自動的に要求し、広告2の再生を行なう(符号1023)。
配信要求を受信した接続サーバは、適当なタイミングに広告3の広告データを挿入する(符号1019、1020)。広告2表示期間中にも映像ストリームデータを受信し続け、ストリームデータのバッファ量が増え、広告2の再生が完了した符号T1007の時点でバッファ量が閾値を越えているため(符号1014)、再度映像ストリームデータの表示に切り替える(符号1024)。
また、符号T1005の時点で、広告2の受信が完了していなかった場合には、最新広告データは広告1であると判断され、符号1023において表示される広告データは広告1となる。
以上、本実施例では、実施例1、実施例2と異なり、表示する広告を変更する事が可能である。また、途中で配信される広告データは接続サーバに保持されており、映像ストリームデータの配信の途切れたタイミングに合わせて挿入されるため、本来ユーザが閲覧を希望している映像コンテンツの配信を妨げる事無く、配信される。つまり、映像ストリームデータの配信の途切れが無い場合には、映像ストリームデータの配信帯域を圧迫するような広告データの配信は行なわない。
本実施例は、実施例1をもとに説明したが、実施例2をもとにしても同様の説明が可能である。
以上、実施例1、2、3では、理想的に映像データが伝送されて来る場合には、広告データが一度も表示されない場合も有り得るが、例えば映像コンテンツの再生を開始する前に、必ず広告を表示するという設定にする事も容易に実現できる。
また、実施例1、2、3においては広告データと表記しているが、広告である必要は無く、本来のユーザが閲覧を希望した映像ストリームデータとは別の補助的な表示データとしてもよい。
映像再生装置 実施例1、2の映像配信システム構成図 実施例1のデコード制御処理 実施例1のタイムチャート 実施例2のデコード制御処理 実施例2のタイムチャート 実施例3の映像配信システム構成図 実施例3の接続サーバ 実施例3のデコード制御処理(一部) 実施例3のタイムチャート 従来の映像再生装置 従来のデコード制御処理 従来のタイムチャート(正常時) 従来のタイムチャート(異常時)
符号の説明
101 ネットワークI/F部
102 映像ストリームバッファ部
103 制御部
104 デコーダ
105 映像表示部
106 広告データ保持部
201 映像再生装置
202 インターネット接続回線
203 接続サーバ
204 映像配信サーバ
205 映像コンテンツ保持装置
206 広告データ保持装置
207 インターネット
802 ネットワークI/F部1
803 ネットワークI/F部2
804 中継部
805 広告データ挿入部
806 広告データ保持装置

Claims (10)

  1. ネットワークに接続するためのネットワークI/F部と、ユーザが閲覧を要求し、該ネットワークI/F部より受信した映像ストリームを一時的に保持する映像ストリームバッファ部と、該映像ストリームとは異なり、該映像ストリームよりも表示時間が短く、かつ時間当たりのデータ量が小さいとう特徴を有し、ユーザは直接閲覧の要求をしていない補助表示データを、少なくとも1つ以上保持する補助表示データ保持部と、該映像ストリームや補助表示データを映像情報に復号するための少なくとも一つ以上のデコーダ部と、復号された映像および補助表示データを表示する映像表示部と、ネットワークを介し、映像ストリームおよび補助表示データを蓄積、保持しているサーバと通信し、コンテンツの指定や配信の指示を行なうサーバ指示部と、上述の映像ストリームバッファ部、補助表示データ保持部に保持されているデータ量を監視し、それぞれのバッファ量の状況に応じ映像ストリームデータおよび補助表示データのいずれかを選択し、上記デコード部に復号を指示する機能を有する表示データ選択部と、を有することを特徴とする映像再生装置。
  2. 補助表示データを受信完了した時点、または、補助表示データの表示を終了した時点、のいずれかにおいて、映像ストリームバッファ部に保持されている映像ストリームデータ量を参照し、所定の閾値以上のデータ量が確認された場合には、映像ストリームデータの復号を指示し、一方所定の閾値未満のデータ量が確認された場合には、補助表示データの復号を指示し、また、映像ストリームデータを復号中に、映像ストリームバッファ部のバッファ量が0になった事を検出した場合には、補助表示データの復号の指示を行なうことを特徴とした表示データ選択部を有する請求項1記載の映像再生装置。
  3. ブロック構成の映像ストリームデータを使用し、補助表示データを受信完了した時点、または、補助表示データの表示を終了した時点、または映像ストリームデータの1ブロックを復号終了した時点、のいずれかにおいて、映像ストリームバッファ部に保持されている映像ストリームデータ量を参照し、少なくとも1ブロック以上の映像ストリームデータが保持されている場合には、その中で最も古い1ブロックの復号を指示し、一方、1ブロックに満たない場合には、補助表示データの復号を指示することを特徴とした表示データ選択部を有する請求項1記載の映像再生装置。
  4. ネットワーク経由で伝送されてきた中で最新の補助表示データのみを保持することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の映像再生装置。
  5. 映像ストリームデータと、補助表示データの復号に、異なるデコーダを使用することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像再生装置。
  6. 映像ストリームデータと補助表示データを保持する少なくとも1つ以上の映像配信サーバと、前記請求項1から5記載の少なくとも1つ以上の映像再生装置と、上記映像配信サーバと上記映像再生装置が接続されるネットワークと、を有することを特徴とする映像配信システムおよび映像配信サービス。
  7. 映像ストリームデータと補助表示データを保持する少なくとも1つ以上の映像配信サーバと、前記請求項1から5記載の少なくとも1つ以上の映像再生装置と、上記映像配信サーバと上記映像再生装置間の通信を中継する中継サーバと、該中継サーバと映像配信サーバが接続する第1のネットワークと、該中継サーバと映像再生装置を接続する第2のネットワークと、を有することを特徴とする映像配信システムおよび映像配信サービス。
  8. 少なくとも1つ以上の映像配信サーバが接続される前記第1のネットワークと、少なくとも1つ以上の映像再生装置が接続される前記第2のネットワーク間の通信を中継する手段と、補助表示データ保持手段と、を有し、第1のネットワークから第2のネットワークへと中継されるネットワークデータの伝送状況を監視し、第2のネットワークの伝送帯域に余裕がある場合には、その余剰帯域を利用して補助表示データを映像再生装置宛てに送出することを特徴とする中継サーバおよび中継サービス。
  9. 請求項8記載の中継サーバを使用することを特徴とする請求項7記載の映像配信システムおよび映像配信サービス。
  10. 映像の内容に応じてブロック構成されている映像ストリームデータを利用することを特徴とする請求項6、7、9記載の映像配信システムおよび映像配信サービス。
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