JP2006049822A - 半導体ic内蔵モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体ICの機械的保護と優れた電気特性を両立させることが可能な半導体IC内蔵モジュールを提供する。
【解決手段】 一方の主面130aにスタッドバンプ132が設けられた半導体IC130と、半導体IC130の他方の主面130b及び側面130cの少なくとも一部に接して設けられた樹脂層140と、スタッドバンプ132の少なくとも一部に接して設けられた樹脂層150とを備える。樹脂層140を構成する材料と樹脂層150を構成する材料とは互いに異なっており、樹脂層140の材料としては、相対的に半導体IC130に対する機械的保護特性に優れた材料が選択され、樹脂層150の材料としては、相対的に電気特性に優れた材料が選択される。これにより、半導体IC130の機械的保護と優れた電気特性を両立させることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体IC内蔵モジュールに関し、特に、電極ピッチが狭い半導体ICを内蔵するのに好適な半導体IC内蔵モジュールに関する。
近年、半導体IC搭載モジュールに対する小型化・薄型化の要求を満たすべく、搭載する半導体ICをベアチップの状態でプリント基板に搭載する提案が数多くなされている。ベアチップ状態の半導体ICは、パッケージングされた半導体ICに比べて電極ピッチが非常に狭いことから、これをプリント基板に搭載する場合、半導体ICに設けられた電極(以下、「ランド電極」という)とプリント基板に設けられた配線(以下、「基板配線パターン」という)との接続をどのようにして行うかが重要な問題となる。
ランド電極と基板配線パターンとを接続する一つの方法として、ワイヤボンディングによりこれらを接続する方法が知られている。この方法によれば、ベアチップ状態の半導体ICを比較的容易に実装可能であるものの、半導体ICを搭載する領域とボンディングワイヤを接続する領域とをプリント基板上の別平面とする必要があることから、実装面積が大きくなるという問題があった。
また、ランド電極と基板配線パターンとを接続する他の方法として、ベアチップ状態の半導体ICをプリント基板にフリップチップ接続する方法も知られている。この方法によれば、実装面積を小さくすることが可能であるものの、ランド電極と基板配線パターンとの機械的な接続強度を十分に確保するためには、ランド電極の表面に多層のアンダーバリアメタルを施す必要があるなど、工程が複雑になるという問題があった。
しかも、上述した2つの方法は、いずれもプリント基板の表面に半導体ICを搭載するものであることから、モジュール全体を薄くすることが困難であるという共通の問題があった。これを解決する方法としては、特許文献1に記載されているように、プリント基板にキャビティを形成してその内部にベアチップ状態の半導体ICを埋め込み、これにより半導体IC内蔵モジュールを構成する方法が考えられる。
特開平9−321408号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、キャビティを埋め込む樹脂層によって半導体ICの大部分が覆われることから、この樹脂層の材料として機械特性に優れた材料を選択すれば電気特性が不十分となり、電気特性に優れた材料を選択すれば機械特性が不十分となるといった問題があった。このように、従来の半導体IC内蔵モジュールでは、半導体ICの機械的保護と優れた電気特性を両立させることは非常に困難であった。
したがって、本発明の目的は、半導体ICの機械的保護と優れた電気特性を両立させることが可能な半導体IC内蔵モジュールを提供することである。
本発明による半導体IC内蔵モジュールは、一方の主面に導電性突起物が設けられた半導体ICと、前記半導体ICの他方の主面及び側面の少なくとも一部に接して設けられた第1の樹脂層と、前記導電性突起物の少なくとも一部に接して設けられた第2の樹脂層とを備え、前記第1の樹脂層を構成する材料と前記第2の樹脂層を構成する材料とが互いに異なっていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の樹脂層を構成する材料と第2の樹脂層を構成する材料とが互いに異なっていることから、それぞれ求められる特性に応じた材料を選択することが可能となる。このため、第1の樹脂層の材料として、相対的に半導体ICに対する機械的保護特性に優れた材料を選択し、第2の樹脂層の材料として、相対的に電気特性に優れた材料を選択することができ、この場合、半導体ICの機械的保護と優れた電気特性を両立させることが可能となる。
具体的には、第2の樹脂層を構成する材料の方が第1の樹脂層を構成する材料よりもQ値が高いことが好ましく、また、第2の樹脂層を構成する材料の方が第1の樹脂層を構成する材料よりも誘電率が低いことが好ましい。このように、第2の樹脂層を構成する材料として、相対的に電気特性に優れた材料を選択すれば、伝送線路の分布容量が抑制されることから、半導体ICが非常に高い周波数の信号を取り扱うことが可能となる。
また、第1の樹脂層を構成する材料の方が第2の樹脂層を構成する材料よりも機械的強度が高いことが好ましく、第1の樹脂層を構成する材料の方が第2の樹脂層を構成する材料よりも吸水性が低いことが好ましく、さらに、第1の樹脂層を構成する材料の方が第2の樹脂層を構成する材料よりも半導体ICに対する密着性が高いことが好ましい。このように、第1の樹脂層を構成する材料として、相対的に機械特性に優れた材料を選択すれば、半導体ICの機械的破損、腐食、剥離などを効果的に防止することができ、半導体IC内蔵モジュールの信頼性を高めることが可能となる。
特に、半導体ICの他方の主面のほぼ全面が第1の樹脂層に接しており、半導体ICの一方の主面のほぼ全面が第2の樹脂層に接していることが好ましく、半導体ICの側面のほぼ全面が第1の樹脂層に接していることがより好ましい。これによれば、半導体ICの表面の多くは第1の樹脂層と接するとともに、導電性突起物は第2の樹脂層と接することから、半導体ICの機械的保護と優れた電気特性を高次元で両立させることが可能となる。
さらに、本発明による半導体IC内蔵モジュールは、少なくとも第1及び第2の樹脂層内に埋め込まれたポスト電極をさらに備え、導電性突起物はポスト電極に対して位置決めされていることが好ましい。これによれば、導電性突起物の平面的な位置が実質的に固定的となり、したがって、100μm以下、特に60μm程度といった電極ピッチが非常に狭い半導体ICを用いることが可能となる。また、薄膜化された半導体ICを用いれば、半導体IC内蔵モジュール全体の厚さを非常に薄くすることが可能となる。
また、本発明では、第1の樹脂層側に設けられた第1の基板配線パターンと、第2の樹脂層側に設けられた第2の基板配線パターンとをさらに備え、ポスト電極の一端が第1の基板配線パターンに電気的に接続され、ポスト電極の他端が第2の基板配線パターンに電気的に接続されていることが好ましい。これによれば、半導体IC内蔵モジュールの一方の面から他方の面への電気的接続を行うことが可能となる。また、第1の樹脂層と第2の樹脂層との間に埋め込まれるように設けられた第3の基板配線パターンをさらに備えることがより好ましい。これによれば、半導体IC内蔵モジュールにより複雑な配線パターンを施すことが可能となる。
このように、本発明によれば、内蔵する半導体ICの機械的保護と優れた電気特性を両立させることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の好ましい実施の形態による半導体IC内蔵モジュール100の構造を示す略断面図である。
図1に示すように、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール100は、積層された樹脂層140(第1の樹脂層)及び樹脂層150(第2の樹脂層)と、樹脂層140と樹脂層150との間に埋め込まれた半導体IC130と、樹脂層140の表面に埋め込まれるように設けられた下部基板配線パターン110,111(第1の基板配線パターン)と、樹脂層150の表面に設けられた上部基板配線パターン170,171(第2の基板配線パターン)と、上部基板配線パターン170,171の下部に設けられた下地導体層160と、樹脂層140及び樹脂層150内に埋め込まれるよう貫通して設けられ、下部基板配線パターン111と上部基板配線パターン171とを電気的に接続するポスト電極120と、樹脂層140の表面及び下部基板配線パターン110,111を覆う保護層180と、樹脂層150の表面及び上部基板配線パターン170,171を覆う保護層181とを備えて構成されている。半導体IC130の各ランド電極(図1には示されていない)上には、導電性突起物の一種であるスタッドバンプ132がそれぞれ形成されており、各ランド電極は対応するスタッドバンプ132を介して、上部基板配線パターン170と電気的に接続されている。スタッドバンプ132は、図1に示すように、樹脂層150を貫通して設けられている。
但し、本発明において半導体IC130に設けられた導電性突起物がスタッドバンプに限定されるものではなく、プレートバンプ、メッキバンプ、ボールバンプなどの各種のバンプを用いることができる。導電性突起物としてスタッドバンプを用いる場合には、銀や銅をワイヤボンディングにて形成することができ、プレートバンプを用いる場合には、メッキ、スパッタ又は蒸着によって形成することができる。また、メッキバンプを用いる場合には、メッキによって形成することができ、ボールバンプを用いる場合には、半田ボールをランド電極上に載置した後、これを溶融させるか、クリーム半田をランド電極上に印刷した後、これを溶融させることによって形成することができる。導電性突起物に使用可能な金属種としては特に限定されず、例えば、金、銀、銅、ニッケル、スズ、クロム、ニッケル・クロム合金、半田などを使用することができる。また、導電性材料をスクリーン印刷し、これを硬化させた円錐状、円柱状等のバンプや、ナノペーストを印刷し、加熱によりこれを焼結させてなるバンプを用いることもできる。
また、図1には示されていないが、保護層180,181の表面にはコンデンサ等の受動部品が搭載され、保護層180,181に設けられたビアホール(BVH)を介して下部基板配線パターン110,111又は上部基板配線パターン170,171に電気的に接続される。
本実施形態による半導体IC内蔵モジュール100では、内蔵される半導体IC130は研磨により薄型化されており、これにより半導体IC内蔵モジュール100の全体の厚さを1mm以下、例えば、200μm程度まで薄くすることが可能である。また後述するように、本実施形態では、半導体IC130に設けられた各スタッドバンプ132の平面方向における位置をポスト電極120の平面方向における位置に対して実質的に固定的とすることが可能であり、この場合、製造上、スタッドバンプ132と上部基板配線パターン170との相対的な位置関係にずれが生じることはほとんど無い。
図2は、半導体IC130の構造を示す略斜視図である。
図2に示すように、半導体IC130はベアチップ状態の半導体ICであり、その表面(一方の主面)130aには多数のランド電極131が備えられている。ランド電極131のピッチ(電極ピッチ)については特に限定されないが、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール100では、ランド電極131と上部基板配線パターン170との相対的な位置関係にずれをほとんど生じさせないことが可能であり、この場合には、電極ピッチが100μm以下、例えば60μmといった非常に狭い半導体ICを用いることが可能である。
また、半導体IC130の裏面(他方の主面)130bは研磨されており、これにより半導体IC130の厚さt(表面130aから裏面130bまでの距離)は、通常の半導体ICに比べて非常に薄くされている。半導体IC130の厚さtについては、特に限定されないが、200μm以下、例えば20〜50μm程度に設定することが好ましい。裏面130bの研磨は、ウエハの状態で多数の半導体ICに対して一括して行い、その後、ダイシングにより個別の半導体IC130に分離することが好ましい。研磨により薄くする前にダイシングによって個別の半導体IC130に分離した場合には、熱硬化性樹脂等により半導体IC130の表面130aを覆った状態で裏面130bを研磨すれば作業効率が良い。
但し、本発明において、半導体IC130の薄膜化方法が研磨に限定されるものではなく、他の方法、例えば、エッチング、プラズマ処理、レーザ照射、ブラスト処理による薄膜化方法を用いても構わない。
また、各ランド電極131には、スタッドバンプ132が形成されている。スタッドバンプ132の大きさについては、電極ピッチに応じて適宜設定すればよく、例えば、電極ピッチが約100μmである場合には、径を30〜50μm程度、高さを40〜80μm程度に設定すればよい。スタッドバンプ132の形成は、ダイシングにより個別の半導体IC130に分離した後、ワイヤボンダーを用いて各ランド電極131にこれらを形成することにより行うことができる。スタッドバンプ132の材料としては、特に限定されるものではないが銅(Cu)を用いることが好ましい。スタッドバンプ132の材料として銅(Cu)を用いれば、金(Au)を用いた場合と比べ、ランド電極131に対して高い接合強度を得ることが可能となり、信頼性が高められる。
図1に示すように、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール100では、半導体IC130の裏面130b及び側面130cは樹脂層140に接している一方、半導体IC130の表面130aは樹脂層150に接している。これにより、半導体IC130の表面の多くは樹脂層140と接するとともに、スタッドバンプ132は樹脂層150と接することになる。
樹脂層140と樹脂層150は互いに異なる材料によって構成されており、樹脂層140としては相対的に半導体IC130の機械的保護に優れた材料が選択され、樹脂層150としては相対的に電気特性に優れた材料が選択される。
半導体IC130の機械的保護に優れた材料としては、機械的強度の強い材料、吸水性の低い材料、半導体IC130に対する密着性が高い材料などを好ましく挙げることができる。上述の通り、樹脂層140は半導体IC130の表面と多く接していることから、樹脂層140を構成する材料としてこのような材料を選択すれば、半導体IC130の機械的破損、腐食、剥離などを効果的に防止することができ、半導体IC内蔵モジュール100の信頼性を高めることが可能となる。このような材料としては、特に限定されるものではないが、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はベンゾオキサジン樹脂の単体、若しくはこれらの樹脂に、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸アルミウイスカ、チタン酸カリウム繊維、ガラスフレーク、ガラス繊維、窒化タンタル、窒化アルミニウムなどを添加した材料、これらの樹脂に、マグネシウム、ケイ素、チタン、亜鉛、カルシウム、ストロンチウム、ジルコニウム、錫、ネオジウム、サマリウム、ビスマス、アルミニウム、鉛、ランタン、リチウムおよびタンタルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属を含む金属酸化物粉末を添加した材料、これらの樹脂に、アラミド繊維などの樹脂繊維等を配合した材料、或いは、これらの樹脂をガラスクロス、アラミド繊維、不織布などに含浸させ材料などを挙げることができる。これらの材料は、半導体IC130の機械的保護には優れるものの、電気特性はそれほど高くない。しかしながら、樹脂層140はスタッドバンプ132と接していないので、これが問題となることはない。
樹脂層140の具体的な機械的強度については特に限定されないが、曲げ強度が100MPa以上であることが好ましく、120MPa以上であることがより好ましい。これによれば、半導体IC130の機械的破損、腐食、剥離などを効果的に防止することができ、半導体IC内蔵モジュール100の信頼性を高めることが可能となる。
樹脂層140の具体的な吸水率についても特に限定されるものではないが、温度が121℃、相対湿度が100%の環境下で24時間の加速試験を行った後の吸水値が1.0%以下であることが好ましく、0.6%以下であることがより好ましい。これによれば、特にリフロー後における樹脂層140の膨張を効果的に抑制することが可能となる。
樹脂層140と半導体IC130との密着性についても特に限定されないが、後述する製造工程において、樹脂層140と半導体IC130との界面に目視可能なサイズの気泡が残存しない程度の密着性を有していることが好ましい。
一方、電気特性に優れた材料としては、Q値が高い材料、誘電率が低い材料などを好ましく挙げることができる。上述の通り、樹脂層150はスタッドバンプ132と接していることから、樹脂層150を構成する材料としてこのような材料を選択すれば、伝送線路の分布容量が抑制されることから、半導体IC130が非常に高い周波数の信号を取り扱うことが可能となる。特に、半導体IC130の機械的保護に優れた材料に対して誘電率が0.2以上、さらに好ましくは0.5以上低いことが好ましい。一般的なプリント基板の材料としてはエポキシ樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂の誘電率は約4.5程度である。これに対し、少なくとも0.2以上誘電率が低ければ、分布容量を約5%低減することができ、0.5以上誘電率が低ければ分布容量を約10%低減することができる。また、Q値については100以上であることが好ましく、300以上であることがより好ましい。プリント基板内にコイルを構成した場合、材料のQ値が100未満であると、そのコイルのf−Q特性大きな影響を与えてしまい、コイルとしての十分なQ値を得ることができない。また、PA(パワーアンプ)やVCO(電圧制御発振器)のようにより高いQを持つコイルを必要とする場合は、材料のQ値は300以上必要であり、それ未満であると一般的な要求特性を満足することが出来なくなってしまう。
このような要求を満たす材料としては、ポリビニルベンジルエーテル化合物樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BTレジン)、シアネートエステル樹脂、エポキシ+活性エステル硬化樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂(ポリフェニレンオキサオド樹脂)、硬化性ポリオレフィン樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、ポリイミド樹脂、芳香族液晶ポリエステル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、フッ素樹脂の単体、若しくはこれらの樹脂に、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸アルミウイスカ、チタン酸カリウム繊維、アルミナ、ガラスフレーク、ガラス繊維、窒化タンタル、窒化アルミニウムなどを添加した材料、これらの樹脂に、マグネシウム、ケイ素、チタン、亜鉛、カルシウム、ストロンチウム、ジルコニウム、錫、ネオジウム、サマリウム、アルミニウム、ビスマス、鉛、ランタン、リチウムおよびタンタルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属を含む金属酸化物粉末を添加した材料、これらの樹脂に、アラミド繊維などの樹脂繊維等を配合した材料、或いは、これらの樹脂をガラスクロス、アラミド繊維、不織布などに含浸させ材料などを挙げることができる。これらの材料は電気特性には優れるものの、半導体IC130に対する機械的保護特性はそれほど高くない。しかしながら、樹脂層150は半導体IC130との接触面積が比較的小さいことから、これが大きな問題となることはない。
次に、図1に示す半導体IC内蔵モジュール100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図3乃至図24は、図1に示す半導体IC内蔵モジュール100の製造方法を説明するための工程図である。
まず、転写用基板101(第1の転写用基板)を用意し、その表面101a及び裏面101bに感光性のドライフィルム102、103をそれぞれ貼り付ける(図3)。転写用基板101の材料としては、導電性を有する材料であればどのような材料を用いても構わないが、後の工程で剥離されることから、図1に示す樹脂層140との密着性が低い材料を用いることが好ましい。樹脂との密着性が低い材料としては、ニッケル(Ni)やステンレスを挙げることができる。転写用基板101の厚さについては、転写用基板として必要な機械的強度が確保される限り特に限定されず、例えば50μm程度に設定すればよい。一方、ドライフィルム102の厚さについては、下部基板配線パターン110,111よりもやや厚く設定する必要があり、例えば、下部基板配線パターン110,111の厚さを20μm程度とする場合には、ドライフィルム102の厚さとしては25μm程度に設定すればよい。ドライフィルム103は、後述するように、転写用基板101の裏面101bにメッキが施されるのを防止する目的で設けられるものであり、その厚さについては任意である。
次に、フォトマスク(図示せず)を用いてドライフィルム102を露光し、下部基板配線パターン110、111を形成すべき領域110a、111aのドライフィルム102を除去する(図4)。これにより、領域110a及び領域111aにおいては、転写用基板101の表面101aが露出した状態となる。このときドライフィルム103の除去は行わず、これにより転写用基板101の裏面101bについては実質的に全面が覆われた状態を保っておく。
このようにして転写用基板101の表面101aの一部を露出させた後、転写用基板101を基体とした電解メッキを行う。これにより、転写用基板101の表面101aが露出している領域110a、111aには、それぞれ下部基板配線パターン110、111が形成される(図5)。転写用基板101の裏面101bについては、実質的にその全面がドライフィルム103によって覆われていることから、メッキが形成されることはない。メッキ液の種類については、下部基板配線パターン110、111を構成すべき材料に応じて適宜選択すればよく、例えば、下部基板配線パターン110、111の材料を銅(Cu)とする場合には、メッキ液として硫酸銅を用いることができる。その後ドライフィルム102、103を剥離すれば、転写用基板101の表面101aに下部基板配線パターン110、111が形成された状態となる(図6)。
次に、転写用基板101の表面101a及び裏面101bに別の感光性のドライフィルム104、105をそれぞれ貼り付ける(図7)。ドライフィルム104の厚さについては、ポスト電極120よりもやや厚く設定する必要があり、例えば、ポスト電極120の厚さを90μm程度とする場合には、ドライフィルム104の厚さとしては100μm程度に設定すればよい。一方、ドライフィルム105は、ドライフィルム103と同様、転写用基板101の裏面101bにメッキが施されるのを防止する目的で設けられるものであり、その厚さについては任意である。
次に、フォトマスク(図示せず)を用いてドライフィルム104を露光し、ポスト電極120を形成すべき領域120aのドライフィルム104を除去する(図8)。図8に示すように、ポスト電極120を形成すべき領域120aとは、下部基板配線パターン111の略中心部に対応する領域であり、これにより、領域120aにおいては下部基板配線パターン111が露出した状態となる。このときドライフィルム105の除去は行わず、これにより転写用基板101の裏面101bについては実質的に全面が覆われた状態を保っておく。
このようにして下部基板配線パターン111の一部を露出させた後、転写用基板101を基体とした電解メッキを行う。これにより、下部基板配線パターン111が露出している領域120aには、ポスト電極120が形成される(図9)。転写用基板101の裏面101bについては、実質的にその全面がドライフィルム105によって覆われていることから、メッキが形成されることはない。メッキ液の選択については上述の通りであり、例えば硫酸銅を用いることができる。そして、ドライフィルム104、105を剥離すれば、転写用基板101の表面101aに下部基板配線パターン110、111及びポスト電極120が形成された状態となる(図10)。以上により、転写用基板101に対する加工が完了する。
一方、転写用基板101とは別に転写用基板106(第2の転写用基板)を用意し、エッチングマスク(図示せず)を用いて所定の領域をエッチング除去することにより、複数の位置決め孔106a(第1の位置決め部)及び複数の位置決め孔106b(第2の位置決め部)を形成する(図11)。転写用基板106としては、転写用基板101と同じ材料及び同じ厚さのものを用いればよいが、転写用基板101とは異なり導電性を有している必要はない。但し、後の工程で剥離されることから、やはり樹脂層140との密着性が低い材料を用いることが好ましい。転写用基板106の材料として転写用基板101と同様の材料を用いた場合には、塩化第二鉄を用いたウエットエッチングにより位置決め孔106a,106bを形成することができる。
位置決め孔106aは、以下の工程でスタッドバンプ132を嵌合させることにより、半導体IC130を転写用基板106に位置決めした状態で仮止めするための孔である。したがって、その径としては、スタッドバンプ132の径とほぼ同じか、若干大き目に設定する必要がある。位置決め孔106aの径がスタッドバンプ132の径に比べて大きすぎると、半導体IC130を転写用基板106に仮止めできなくなるため、位置決め孔106aの径をあまり大きく設定すべきではない。また、半導体IC130を転写用基板106に位置決めした状態で仮止め可能である限り、全てのスタッドバンプ132に対応してこれと同数の位置決め孔106aを形成する必要はなく、図12に示すように、一部のスタッドバンプ132に対応する位置決め孔106aを設けるとともに、残りのスタッドバンプ132に対応する領域には、スタッドバンプ132の径よりも十分に大きな切り欠き106cを設けることによって、残りのスタッドバンプ132と転写用基板106との干渉を避けるよう構成しても構わない。
一方、位置決め孔106bは、以下の工程でポスト電極120を嵌合させるための孔である。したがって、その径としては、ポスト電極120の径よりも大きく設定する必要がある。ここで、位置決め孔106bの径をポスト電極120の径よりも若干大きい程度に設定すれば、転写用基板101に対して転写用基板106を位置決めすることが可能となる。但し、本発明においてこのような位置決めを行うことは必須でない。
このように、転写用基板106に形成する位置決め孔106a及び位置決め孔106bは、以下の工程でそれぞれスタッドバンプ132及びポスト電極120を嵌合させる孔であり、これらの相対的な位置関係についての精度を決める重要な要素であることから、精度良く形成することが好ましい。したがって、加工精度が確保される限りにおいて他の方法、例えばドリルを用いてこれら位置決め孔106a,106bを形成しても構わない。以上により、転写用基板106に対する加工が完了する。
さらに、転写用基板101及び転写用基板106に対する加工とは別に、半導体IC130に対する加工を行う。半導体IC130に対する加工は、上述の通り、研磨による薄型化とスタッドバンプ132の形成の2つである。研磨による薄型化は、上述の通り、ウエハの状態で裏面130bを研磨し、その厚さtを200μm以下、例えば20〜50μm程度まで薄くした後、ダイシングにより個別の半導体IC130に分離することにより行うことができる。また、スタッドバンプ132の形成は、ダイシングにより個別の半導体IC130に分離した後、ワイヤボンダーを用いて各ランド電極131にこれらを形成することにより行うことができる。これにより、図2に示すように、薄型化され且つ各ランド電極131上にスタッドバンプ132が形成された半導体IC130を作製することができる。
このようにして転写用基板106に対する加工及び半導体IC130に対する加工が完了すると、転写用基板106に設けられた位置決め孔106aに半導体IC130のスタッドバンプ132を挿入し、これによって転写用基板106に半導体IC130を仮止めする(図13)。これにより、半導体IC130は転写用基板106に位置決めされた状態となる。
次に、転写用基板106に設けられた位置決め孔106bにポスト電極120が挿入されるよう、転写用基板101に対して転写用基板106を位置決めしながら、転写用基板101と転写用基板106によってプリプレグ140aをプレスする(図14)。プリプレグ140aとは、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維にエポキシ樹脂等、機械的強度が強く、吸水性が低く、半導体IC130に対する密着性が高い未硬化の熱硬化性樹脂を含浸させたシートであり、プレスしながら熱を加えることによってプリプレグ140aに含まれる熱硬化性樹脂を硬化させ、樹脂層140を形成する(図15)。これにより、下部基板配線パターン110、下部基板配線パターン111、ポスト電極120及び半導体IC130は、樹脂層140により一体化され、半導体IC130の裏面130b及び側面130cが樹脂層140に覆われる。半導体IC130の表面130aは樹脂層140には覆われず、露出した状態のままである。その後、転写用基板101及び転写用基板106を剥離し、一体化された積層体を取り出す(図16)。転写用基板101及び転写用基板106を剥離すると、図16に示すように、ポスト電極120及びスタッドバンプ132が突出した状態となる。ここで、位置決め孔106bの径をポスト電極120の径よりも若干大きい程度に設定しておけば、ポスト電極120とスタッドバンプ132の平面的な位置関係は、転写用基板106に設けられた位置決め孔106aと位置決め孔106bの平面的な位置関係と実質的に一致するため、両者の位置関係は実質的に固定的となる。
次に、ポスト電極120及びスタッドバンプ132が突出している表面に、プリプレグ150aを被せ、突出しているポスト電極120及びスタッドバンプ132を完全に覆う(図17)。使用するプリプレグ150aとしては、樹脂層140の形成に用いたプリプレグ140aとは異なる材料を用いる必要があり、ポリビニルベンジルエーテル化合物樹脂にフィラーを混合させた材料など、Q値が高く誘電率の低い材料を用いることが好ましい。そして、熱を加えることによりプリプレグ150aを硬化させて樹脂層150を形成した後、その表面を研磨又はブラストにより除去し、ポスト電極120及びスタッドバンプ132を露出させる(図18)。
次に、スパッタリング法等の気相成長法により、ポスト電極120及びスタッドバンプ132が露出している側の表面の全面に薄い下地導体層160を形成する(図19)。但し、下地導体層160の形成においては、気相成長法の代わりにメッキ法を用いても構わないし、金属箔の貼り付けによって下地導体層160を形成しても構わない。下地導体層160の不要部分はその後除去されることから、下地導体層160の厚さは十分に薄く設定する必要があり、例えば0.3μm程度に設定することが好ましい。
次に、積層体の両面、つまり、樹脂層140の表面及び下地導体層160の表面に感光性のドライフィルム107、108をそれぞれ貼り付ける(図20)。ドライフィルム107の厚さについては、上部基板配線パターン170,171よりもやや厚く設定する必要があり、例えば、上部基板配線パターン170,171の厚さを20μm程度とする場合には、ドライフィルム107の厚さとしては25μm程度に設定すればよい。一方、ドライフィルム108は、下部基板配線パターン110,111が形成されている樹脂層140の表面にメッキが施されるのを防止する目的で設けられるものであり、その厚さについては任意である。
次に、フォトマスク(図示せず)を用いてドライフィルム107を露光し、上部基板配線パターン170、171を形成すべき領域170a、171aのドライフィルム107を除去する(図21)。これにより、領域170a及び領域171aにおいては、下地導体層160が露出した状態となる。このときドライフィルム108の除去は行わず、これにより下部基板配線パターン110,111が形成されている樹脂層140の表面については実質的に全面が覆われた状態を保っておく。
ここで、上部基板配線パターン170を形成すべき領域170aには、図21に示すように、スタッドバンプ132に対応する領域が含まれている。電極ピッチが非常に狭い半導体IC130が用いられる場合、スタッドバンプ132と領域170aの平面方向における相対的な位置関係に大きなずれは許容されないが、位置決め孔106bの径をポスト電極120の径よりも若干大きい程度に設定しておけば、スタッドバンプ132とポスト電極120の平面方向における相対的な位置関係は、上述の通り、実質的に固定される。このことは、領域170aに対応するフォトマスクのパターンと、領域171aに対応するフォトマスクのパターンとの相対的な位置関係が、スタッドバンプ132とポスト電極120の平面方向における相対的な位置関係と実質的に一致することを意味するため、この場合、下地導体層160のうち、スタッドバンプ132に対応する領域を正確に露出させることが可能となる。
このようにして下地導体層160の一部を露出させた後、下地導体層160を基体とした電解メッキを行う。これにより、下地導体層160が露出している領域170a、171aには、それぞれ上部基板配線パターン170、171が形成される(図22)。樹脂層140の表面については、実質的にその全面がドライフィルム108によって覆われていることから、メッキが形成されることはない。メッキ液の選択については上述の通りであり、例えば硫酸銅を用いることができる。その後ドライフィルム107、108を剥離すれば、下地導体層160の表面に上部基板配線パターン170、171が形成された状態となる(図23)。
そして、酸などのエッチング液を用いて上部基板配線パターン170、171が形成されていない部分の不要な下地導体層160を除去(ソフトエッチング)した後(図24)、積層体の両面を感光性の保護層180及び181で覆い、コンデンサ等の受動部品を搭載すべき領域に対応する部分の保護層180及び181を除去して下部基板配線パターン110及び上部基板配線パターン170の一部を露出させた後、受動部品を搭載することにより、図1に示した半導体IC内蔵モジュール100が完成する。
以上説明したように、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール100の作製においては、位置決め孔106a,106b有する転写用基板106を用いていることから、スタッドバンプ132とポスト電極120の平面方向における相対的な位置関係を実質的に固定することが可能となる。この場合、領域170aに対応するフォトマスクのパターンと、領域171aに対応するフォトマスクのパターンとの相対的な位置関係が、スタッドバンプ132とポスト電極120の平面方向における相対的な位置関係と実質的に一致することから、上部基板配線パターン170、171を形成する際、スタッドバンプ132に対して正確に位置合わせを行うことが可能となる。したがって、電極ピッチが100μm以下、例えば60μmといった非常に狭い半導体IC130を用いた場合であっても、ランド電極131及びスタッドバンプ132と上部基板配線パターン170との相対的な位置関係のずれを最小限に抑えることができる。
しかも、本実施形態において用いている半導体IC130は、研磨によりその厚さtが非常に薄く設定されていることから、半導体IC内蔵モジュール100全体の厚さを非常に薄く、例えば200μm程度とすることが可能となる。
尚、上述した製造工程においては、樹脂層150を形成した後、その表面を研磨又はブラストにより除去することによってポスト電極120及びスタッドバンプ132を露出させているが(図18参照)、ポスト電極120及びスタッドバンプ132の露出をレーザ等を用いた孔開けにより行うことも可能である。以下、その方法について図面を参照しながら説明する。
図25乃至図31は、ポスト電極120及びスタッドバンプ132の露出を孔開けにより行う場合の製造方法を説明するための工程図である。
まず、図17までの工程が完了した後、ポスト電極120及びスタッドバンプ132に対応する領域にレーザを照射することにより、樹脂層150に孔151を形成し、ポスト電極120及びスタッドバンプ132を露出させる(図25)。孔151の形成は、レーザの照射以外の方法を用いても構わない。
その後の工程は、図19以降の工程と同様であり、ポスト電極120及びスタッドバンプ132が露出している側の表面の全面に薄い下地導体層160を形成した後(図26)、積層体の両面に感光性のドライフィルム107、108を貼り付け(図27)、図示しないフォトマスクを用いてドライフィルム107を露光することによって、領域170a、171aのドライフィルム107を除去する(図28)。次に、下地導体層160を基体とした電解メッキを行って、領域170a、171aにそれぞれ上部基板配線パターン170、171を形成する(図29)。そして、ドライフィルム107、108を剥離し(図30)、上部基板配線パターン170、171が形成されていない部分の不要な下地導体層160を除去(ソフトエッチング)する(図31)。その後は、積層体の両面を感光性の保護層180及び181で覆い、コンデンサ等の受動部品を搭載すべき領域に対応する部分の保護層180及び181を除去して下部基板配線パターン110及び上部基板配線パターン170の一部を露出させた後、受動部品を搭載することにより、半導体IC内蔵モジュールが完成する。
次に、本発明の好ましい他の実施の形態による半導体IC内蔵モジュールについて説明する。
図32は本発明の好ましい他の実施の形態による半導体IC内蔵モジュール200の構造を示す略断面図である。
図32に示すように、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール200は、積層された樹脂層240及び樹脂層250と、樹脂層240と樹脂層250との間に埋め込まれた半導体IC230及び内部基板配線パターン290(第3の基板配線パターン)と、樹脂層240の表面に設けられた下部基板配線パターン210,211と、樹脂層250の表面に設けられた上部基板配線パターン270,271と、下部基板配線パターン210,211の樹脂層240側に設けられた下地導体層261と、上部基板配線パターン270,271の樹脂層250側に設けられた下地導体層260と、樹脂層240及び樹脂層250内に埋め込まれるよう貫通して設けられ、下部基板配線パターン211と上部基板配線パターン271とを電気的に接続するポスト電極220と、樹脂層240の表面及び下部基板配線パターン210,211を覆う保護層280と、樹脂層250の表面及び上部基板配線パターン270,271を覆う保護層281とを備えて構成されている。このように、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール200は、上述した半導体IC内蔵モジュール100と比べると、内部基板配線パターン290が設けられている点、並びに、下部基板配線パターン210,211が樹脂層240に埋め込まれることなく、その表面上に設けられている点において主に異なっている。
本実施形態による半導体IC内蔵モジュール200においても、保護層280,281の表面にコンデンサ等の受動部品が搭載され、保護層280,281に設けられたビアホール(BVH)を介して下部基板配線パターン210,211又は上部基板配線パターン270,271に電気的に接続される。また、内蔵される半導体IC230は、上述した半導体IC内蔵モジュール100において用いた半導体IC130と同様のものを用いることができ、図32に示すように、スタッドバンプ232を介して、上部基板配線パターン270と電気的に接続されている。
また、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール200においても、半導体IC230の裏面230b及び側面230cは樹脂層240に接している一方、半導体IC230の表面230aは樹脂層250に接している。これにより、半導体IC230の表面の多くは樹脂層240と接するとともに、スタッドバンプ232は樹脂層250と接することになる。樹脂層240は、上述した半導体IC内蔵モジュール100における樹脂層140と同様の層であり、その材料としては、半導体IC230の機械的保護に優れた材料が選択される。一方、樹脂層250は、上述した半導体IC内蔵モジュール100における樹脂層150と同様の層であり、その材料としては、電気特性に優れた材料が選択される。
次に、図32に示す半導体IC内蔵モジュール200の製造方法について、図面を参照しながら説明する。尚、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール200の製造方法は、多くの部分において上述した半導体IC内蔵モジュール100の製造方法と類似していることから、重複する説明については一部省略することがある。
図33乃至図49は、図32に示す半導体IC内蔵モジュール200の製造方法を説明するための工程図である。
まず、転写用基板201を用意し、エッチングマスク(図示せず)を用いて所定の領域をエッチング除去することにより、複数の位置決め孔201a及び複数の位置決め孔201bを形成する(図33)。転写用基板201としては、上述した転写用基板101と同じ材料及び同じ厚さのものを用いればよく、位置決め孔201a,201bの形成方法としては、転写用基板106に位置決め孔106a,106bを形成する方法と同様の方法を用いればよい。
位置決め孔201aは、以下の工程でスタッドバンプ232を嵌合させることにより、半導体IC230を転写用基板201に位置決めした状態で仮止めするための孔であり、したがって、その径としては、スタッドバンプ232の径とほぼ同じか、若干大き目に設定する必要がある。尚、図12を用いて説明したように、一部のスタッドバンプ232に対応する位置決め孔201aを設けるとともに、残りのスタッドバンプ232に対応する領域には、スタッドバンプ232の径よりも十分に大きな切り欠きを設けることによって、残りのスタッドバンプ232と転写用基板201との干渉を避けても構わない。一方、位置決め孔201bは、以下の工程でポスト電極220を嵌合させるための孔である。
次に、転写用基板206の両面に感光性のドライフィルム202、203を貼り付け(図34)、フォトマスク(図示せず)を用いてドライフィルム203を露光することにより、内部基板配線パターン290を形成すべき領域290aのドライフィルム203を除去する(図35)。このとき、ドライフィルム202の除去は行わない。
このようにして転写用基板201の裏面の一部を露出させた後、転写用基板201を基体とした電解メッキを行うことにより、領域290aに内部基板配線パターン290を形成する(図36)。その後ドライフィルム202、203を剥離すれば、転写用基板201の裏面に内部基板配線パターン290が形成された状態となる(図37)。
次に、上述した半導体IC130と同様の構造を有する半導体IC230を用意し、転写用基板201に設けられた位置決め孔201に半導体IC230のスタッドバンプ232を挿入することによって仮止めする(図38)。これにより、半導体IC230は、転写用基板201に位置決めされた状態となる。
一方、転写用基板201とは別に転写用基板206を用意し、転写用基板201に内部基板配線パターン290を形成した方法と同様の方法を用いて、その表面に複数のポスト電極220を形成する。そして、転写用基板201に設けられた位置決め孔201bにポスト電極220が挿入されるよう、転写用基板201を転写用基板206に対して位置決めしながら、転写用基板201と転写用基板206によってプリプレグ240aをプレスする(図39)。この状態でプリプレグ240aに熱を加えて硬化させ、樹脂層240を形成する(図40)。これにより、内部基板配線パターン290、ポスト電極220及び半導体IC230は、樹脂層240により一体化される。その後、転写用基板201及び転写用基板206を剥離し、一体化された積層体を取り出す(図41)。ここで、位置決め孔201bの径をポスト電極220の径よりも若干大きい程度に設定しておけば、ポスト電極220とスタッドバンプ232の平面的な位置関係は、転写用基板201に設けられた位置決め孔201aと位置決め孔201bの平面的な位置関係と実質的に一致するため、両者の位置関係は実質的に固定的となる。
次に、ポスト電極220及びスタッドバンプ232が突出している表面に、プリプレグ250aを被せ、突出しているポスト電極220及びスタッドバンプ232を完全に覆う(図42)。そして、熱を加えることによりプリプレグ250aを硬化させて樹脂層250を形成した後、その表面を研磨又はブラストにより除去し、ポスト電極220及びスタッドバンプ232を露出させる(図43)。
次に、樹脂層250が形成されている側の表面の全面に薄い下地導体層260を形成するとともに、樹脂層240が形成されている側の表面の全面に薄い下地導体層261を形成する(図44)。つまり、積層体の両面に下地導体層を形成する。次に、積層体の両面、つまり、下地導体層260,261の表面に感光性のドライフィルム207、208をそれぞれ貼り付け(図45)、フォトマスク(図示せず)を用いてドライフィルム207,208を露光することにより、上部基板配線パターン270、271を形成すべき領域270a、271aのドライフィルム207、並びに、下部基板配線パターン210、211を形成すべき領域210a、211aのドライフィルム208を除去する(図46)。これにより、領域270a及び領域271aにおいては下地導体層260が露出した状態となり、領域210a及び領域211aにおいては下地導体層261が露出した状態となる。
ここでも、上部基板配線パターン270を形成すべき領域270aには、図46に示すように、スタッドバンプ232に対応する領域が含まれているが、位置決め孔201bの径をポスト電極220の径よりも若干大きい程度に設定しておけば、スタッドバンプ232とポスト電極220の平面方向における相対的な位置関係が実質的に固定されることから、下地導体層260のうち、スタッドバンプ232に対応する領域を正確に露出させることが可能となる。
このようにして下地導体層260,261の一部を露出させた後、下地導体層260,261を基体とした電解メッキを行う。これにより、下地導体層260が露出している領域270a、271aにはそれぞれ上部基板配線パターン270、271が形成され、下地導体層261が露出している領域210a、211aにはそれぞれ下部基板配線パターン210、211が形成される(図47)。その後ドライフィルム207、208を剥離すれば、下地導体層260の表面に上部基板配線パターン270、271が形成され、下地導体層261の表面に下部基板配線パターン210、211が形成された状態となる(図48)。
そして、エッチング液を用いて上部基板配線パターン270、271が形成されていない部分の不要な下地導体層260を除去(ソフトエッチング)するとともに、下部基板配線パターン210、211が形成されていない部分の不要な下地導体層261を除去(ソフトエッチング)した後(図49)、積層体の両面を感光性の保護層280及び281で覆い、コンデンサ等の受動部品を搭載すべき領域に対応する部分の保護層280及び281、さらには樹脂層250を除去して下部基板配線パターン210、上部基板配線パターン270及び内部配線パターン290の一部を露出させた後、受動部品を搭載することにより、図32に示した半導体IC内蔵モジュール200が完成する。
以上説明したように、本実施形態による半導体IC内蔵モジュール200の作製においては、位置決め孔201a,201b有する転写用基板201を用いていることから、スタッドバンプ232とポスト電極220の平面方向における相対的な位置関係を実質的に固定することが可能となる。この場合、上記実施形態と同様、電極ピッチが100μm以下、例えば60μmといった非常に狭い半導体IC230を用いた場合であっても、スタッドバンプ232と上部基板配線パターン270との相対的な位置関係のずれを最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態においては、内部基板配線パターン290が形成されることから、より複雑な配線パターンを施すことが可能となる。
尚、上述した製造工程においては、樹脂層250を形成した後、その表面を研磨又はブラストにより除去することによってポスト電極220及びスタッドバンプ232を露出させているが(図43参照)、図25乃至図31を用いて説明したように、ポスト電極220及びスタッドバンプ232の露出をレーザ等を用いた孔開けにより行っても構わない。このとき、内部基板配線パターン290の一部についても孔開けにより露出させれば、内部基板配線パターン290と他の配線等との接続を容易に行うことが可能となる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、図1に示した半導体IC内蔵モジュール100では、半導体IC130の裏面130b及び側面130cの全面が樹脂層140に接しており、半導体IC130の表面130aの全面が樹脂層150に接しているが、樹脂層140が半導体IC130の裏面130b及び側面130cの少なくとも一部に接し、樹脂層150がスタッドバンプ132の少なくとも一部に接していれば足りる。図32に示した半導体IC内蔵モジュール200についても同様である。したがって、図50に示すように、樹脂層140と樹脂層150との界面が半導体IC130の表面130aよりも下方に位置していても構わないし、図51に示すように、樹脂層140と樹脂層150との界面が半導体IC130の表面130aよりも上方に位置していても構わない。
但し、図50に示す構成では、半導体IC130と樹脂層150とがより多く接するため、図1や図32に示した構成(樹脂層140と樹脂層150との界面が半導体IC130の表面130aと一致する構成)に比べると、半導体IC130に対する機械的な保護特性がやや低下する。逆に、図51に示す構成では、スタッドバンプ132の一部が樹脂層140と接するため、図1や図32に示した構成に比べると、半導体IC130が取り扱う信号の電気特性がやや低下する。
また、図1に示した半導体IC内蔵モジュール100では、下部基板配線パターン110,111が樹脂層140に埋め込まれているが、図14に示すプレス工程において、転写用基板101の代わりに図39に示す転写用基板206を用い、その後、図44乃至図49に示す工程を実施することによって、樹脂層140の表面に下部基板配線パターン110,111を形成しても構わない。
逆に、図32に示した半導体IC内蔵モジュール200においても、図39に示すプレス工程において、転写用基板206の代わりに、図10及び図14に示す転写用基板101を用い、その後、図19乃至図24に示す工程を実施することによって、樹脂層240の内部に下部基板配線パターン210,211を埋め込んでも構わない。
さらに、樹脂層140(240)の内部に埋め込まれた下部基板配線パターン110と、樹脂層140(240)の表面に形成された下部基板配線パターン210,211の両方を形成しても構わない。この場合、埋め込まれた下部基板配線パターン110と、表面に形成された下部基板配線パターン210,211との絶縁を図るため、樹脂層150(250)と同様の層をこれらの間に介在させる必要がある。
また、いずれの実施形態においても、最終的に転写用基板を剥離しているが、一方の転写用基板として例えば多数の内部配線が施された多層基板を用い、プレス後、これを剥離することなく半導体IC内蔵モジュールの一部としてそのまま使用することも可能である。例えば、図39に示すプレス工程において、ポスト電極220が形成された転写用基板206の代わりに、ポスト電極220が形成された多層基板を用い、これを剥離せず、そのまま基板として使用すればよい。
さらに、いずれの実施形態においても、転写用基板106(201)に設けられた位置決め孔106b(201b)にポスト電極120(220)を挿入しているが(図14、図39参照)、位置決めの際にポスト電極を位置決め孔に挿入することは必須でない。例えば、ポスト電極の高さをプリプレグ(140a,240a)の厚さと同等程度に設定し、位置決め孔を介してポスト電極を画像認識することにより位置決めを行っても構わない。この場合、ポスト電極が位置決め孔に挿入されなくても、正しく位置決めを行うことが可能となる。また、ポスト電極を位置決め孔に挿入する場合であっても、画像認識による位置決めを併用すれば、位置決め孔の径をポスト電極の径に対して十分に大きく設定しても正しく位置決めすることが可能となり、作業効率を高めることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、電極ピッチが非常に狭い半導体ICを用いた薄型の半導体IC内蔵モジュールを提供することが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態による半導体IC内蔵モジュール100の構造を示す略断面図である。 半導体IC130の構造を示す略斜視図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム102、103の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム102のパターニング)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(下部基板配線パターン110、111の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム102、103の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム104、105の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム104のパターニング)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ポスト電極120の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム104、105の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(位置決め孔106a,106bの形成)を示す図である。 転写用基板106に一部のスタッドバンプ132に対応する位置決め孔106aのみを設けた場合の位置決め方法を説明するための図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(半導体IC130の仮止め)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(転写用基板101,106によるプレス)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(樹脂層140の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(転写用基板101,106の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(プリプレグ150aの形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(樹脂層150の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(下地導体層160の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム107、108の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム107のパターニング)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(上部基板配線パターン170、171の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(ドライフィルム107、108の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の製造工程の一部(下地導体層160の除去)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(孔151の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(下地導体層160の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(ドライフィルム107、108の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(ドライフィルム107のパターニング)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(上部基板配線パターン170、171の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(ドライフィルム107、108の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール100の他の製造工程の一部(下地導体層160の除去)を示す図である。 本発明の好ましい他の実施の形態による半導体IC内蔵モジュール200の構造を示す略断面図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(位置決め孔201a,201bの形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(ドライフィルム202、203の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(ドライフィルム203のパターニング)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(内部基板配線パターン290の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(ドライフィルム202、203の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(半導体IC230の仮止め)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(転写用基板201,206によるプレス)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(樹脂層240の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(転写用基板201,206の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(プリプレグ250aの形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(樹脂層250の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(下地導体層260,261の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(ドライフィルム207、208の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(ドライフィルム207、208のパターニング)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(上部基板配線パターン270、271、並びに、下部基板配線パターン210、211の形成)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(ドライフィルム207、208の剥離)を示す図である。 半導体IC内蔵モジュール200の製造工程の一部(下地導体層260,261の除去)を示す図である。 樹脂層140と樹脂層150との界面を半導体IC130の表面130aよりも下方に位置させた例を示す略断面図である。 樹脂層140と樹脂層150との界面を半導体IC130の表面130aよりも上方に位置させた例を示す略断面図である。
符号の説明
100,200 半導体IC内蔵モジュール
101,106,201,206 転写用基板
101a 表面
101b 裏面
102〜105,107,108、202,203,207,208 ドライフィルム
106a,106b,201a,201b 位置決め孔
110,111,210,211 下部基板配線パターン
110a,111a,120a,170a,171a,210a,211a,270a,271a,290a ドライフィルムが除去された領域
120,220 ポスト電極
130,230 半導体IC
130a,230a 表面(一方の主面)
130b,230b 裏面(他方の主面)
130c,230c 側面
131 ランド電極
132,232 スタッドバンプ
140,150,240,250 樹脂層
140a,150a,240a,250a プリプレグ
151 孔
160,260,261 下地導体層
170,171,270,271 上部基板配線パターン
180,181,280,281 保護層
290 内部基板配線パターン

Claims (13)

  1. 一方の主面に導電性突起物が設けられた半導体ICと、前記半導体ICの他方の主面及び側面の少なくとも一部に接して設けられた第1の樹脂層と、前記導電性突起物の少なくとも一部に接して設けられた第2の樹脂層とを備え、前記第1の樹脂層を構成する材料と前記第2の樹脂層を構成する材料とが互いに異なっていることを特徴とする半導体IC内蔵モジュール。
  2. 前記第2の樹脂層を構成する材料の方が前記第1の樹脂層を構成する材料よりもQ値が高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  3. 前記第2の樹脂層を構成する材料の方が前記第1の樹脂層を構成する材料よりも誘電率が低いことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  4. 前記第1の樹脂層を構成する材料の方が前記第2の樹脂層を構成する材料よりも機械的強度が高いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  5. 前記第1の樹脂層を構成する材料の方が前記第2の樹脂層を構成する材料よりも吸水性が低いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  6. 前記第1の樹脂層を構成する材料の方が前記第2の樹脂層を構成する材料よりも前記半導体ICに対する密着性が高いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  7. 前記半導体ICの前記他方の主面のほぼ全面が前記第1の樹脂層に接しており、前記半導体ICの前記一方の主面のほぼ全面が前記第2の樹脂層に接していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  8. 前記半導体ICの前記側面のほぼ全面が前記第1の樹脂層に接していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  9. 前記半導体ICが薄膜化されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  10. 少なくとも前記第1及び第2の樹脂層内に埋め込まれたポスト電極をさらに備え、前記導電性突起物は前記ポスト電極に対して位置決めされていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  11. 前記第1の樹脂層側に設けられた第1の基板配線パターンと、前記第2の樹脂層側に設けられた第2の基板配線パターンとをさらに備え、前記ポスト電極の一端は前記第1の基板配線パターンに電気的に接続され、前記ポスト電極の他端は前記第2の基板配線パターンに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  12. 前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層との間に埋め込まれるように設けられた第3の基板配線パターンをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の半導体IC内蔵モジュール。
  13. 前記半導体ICの電極ピッチが100μm以下であることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の半導体IC内蔵モジュール。
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