JP2006049050A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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JP2006049050A
JP2006049050A JP2004227254A JP2004227254A JP2006049050A JP 2006049050 A JP2006049050 A JP 2006049050A JP 2004227254 A JP2004227254 A JP 2004227254A JP 2004227254 A JP2004227254 A JP 2004227254A JP 2006049050 A JP2006049050 A JP 2006049050A
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Kazuo Nishinosono
一雄 西ノ園
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Abstract

【課題】 簡単な回路構成で、トランスの唸り音の低減を図ることができ、また、放電
灯の低温時における低輝度の起動も確実に行えるようにした放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】 調光回路4からの調光駆動信号の立上り及び立下りは鈍らせており、電
解効果トランジスタT5,T6,T7,T8のゲートに入力される調光駆動信号は、ハイ
レベルからローレベルに移っても完全にローレベルに落ちないように電位持上げ回路5に
よってゲート電位を持ち上げている。したがって、調光駆動信号がレベル変化しても、ト
ランス7,8の一次巻線72,82には急峻な電流の変化が起きることがなく、トランス
7,8の唸り音を低減できる。放電灯9,10の起動時には、デューティ比100%の調
光信号により、低温時における低輝度の起動も確実に行うことが可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば液晶ディスプレイ装置のバックライトとして用いられる放電灯を点灯
駆動させる放電灯点灯装置に関する。
液晶ディスプレイ装置のバックライトには、一般に冷陰極管などの放電灯が使用される
が、表示画面を最も見やすくするために、また、消費電力を抑えるために、輝度調整を行
えるようにしている。放電灯の輝度調整を行う具体的な方式として、PWM(パルス幅変
調)調光方式や管電流可変方式などが使用される。PWM調光方式では、放電灯を駆動す
るインバータ回路を備え、PWM信号によりインバータを間欠的に駆動することにより、
放電灯に流れる平均電流を変化させ、放電灯の輝度を調整している。管電流可変方式では
、DC/DCコンバータの出力電圧を可変することにより、インバータ回路から放電灯に
流れる管電流を変化させ、放電灯の輝度を調整している。
ところで、PWM調光方式によって、放電灯の輝度を下げていくと、調光駆動信号のあ
るパルス幅(駆動電流を流す期間に相当するパルス幅)以下で、放電灯の特性上、放電灯
が点灯しなくなってしまう。また、パルス周期を長くすることでも、放電灯の輝度を下げ
ていくことができるが、放電灯の特性で決まる一定周期以上になると、人がチラツキを感
じるようになるので、このような方式には限界がある。
また、管電流可変方式では、調光範囲を広くするために低輝度側の範囲を広げるには、
管電流を減らして動作させる必要があるが、管電流を減らしていくと、放電灯の特性上、
放電が不安定になるので、低輝度側の下限は最高輝度の50%程度が限界である。
そこで、調光範囲を拡大するため、管電流を断続させると共に、その比率を変化させる
デューティ調光方式(バースト調光方式とも言う)を採用している放電灯点灯装置が知ら
れている。
このような放電灯点灯装置は、例えば、トランスおよびスイッチングトランジスタを有
するインバータ回路と、点灯対象となる放電灯を流れる管電流を整流して平滑コンデンサ
を充電し、この平滑コンデンサの充電電圧に基づいて管電流値に対応した電圧を出力する
管電流値検出回路と、この管電流値検出回路から出力される電圧と第1基準電圧との差の
電圧を誤差電圧として出力する誤差増幅器と、前記インバータ回路と直流電源との間に直
列接続され制御信号に基づいてオン/オフが切り替わり、前記インバータ回路への電力供
給を行うドライブ用スイッチングトランジスタと、第1のデッドタイム電圧値を有するデ
ッドタイム調整電圧を生成するデッドタイム調整電圧生成回路と、三角波電圧を発生する
三角波発生回路と、前記三角波電圧が前記デッドタイム調整電圧および前記誤差電圧より
も高いときに前記ドライブ用スイッチングトランジスタをオンさせる前記制御信号を出力
するパルス幅変調手段とを備えている。
特開2001−196196号公報 特開2002−56996号公報 特開2000−286090号公報 特開平7−110461号公報
しかしながら、このような従来の放電灯点灯装置では、構成部品が多く、小型化やコス
トダウンが難しく、また、点灯期間中は、インバータ回路への入力電圧を安定化させてい
るだけで、管電流を直接制御していないため、部品や放電灯の特性バラツキ、あるいは周
囲温度によって輝度が変化する。更に、トランスから唸り音が発生し、ユーザに不快感を
与えていた。このような唸り音が発生する原因は、管電流の急激な増加と点灯直前に瞬間
的に流れる励磁電流によるものである。
そこで、例えば、特許文献1に示す放電灯点灯装置では、前述したような、インバータ
回路、管電流値検出回路、誤差増幅器、ドライブ用スイッチングトランジスタ、デッドタ
イム調整電圧生成回路、三角波発生回路、およびパルス幅変調手段に加え、唸り音の発生
を低減するために、パルス幅に対応して放電灯の輝度調整を行うための調光パルス信号を
発生する調光パルス発生回路と、前記調光パルス信号が一方のレベルのときに前記デッド
タイム調整電圧を第1のデッドタイム電圧値に設定し、前記調光パルス信号が他方のレベ
ルのときに前記デッドタイム調整電圧に対して前記第1のデッドタイム電圧値よりも高く
且つ前記三角波電圧の最大値よりも低い第2のデッドタイム電圧値を有する電圧を混合す
る電圧混合手段と、調光パルス幅を変化させて放電灯の輝度を最大に設定したときの前記
平滑コンデンサの電圧値以上を有する電圧を、前記調光パルス信号が前記他方のレベルの
ときに前記平滑コンデンサに対して印加する電圧印加手段を設けている。
この構成により、放電灯を消灯状態にする期間においても、放電灯が点灯するに至らな
い電流が前記トランスに通電されているので、放電灯が消灯状態から点灯状態に変わった
ときに、前記トランスの通電電流値に急峻な変化が生じない。したがって、このような従
来の放電灯点灯装置では、前記トランスから発生する唸り音を低減させることができる。
しかしながら、このような従来の放電灯点灯装置では、三角波発生回路から出力される
三角波電圧と前記誤差電圧およびデッドタイム調整電圧とを比較し、この比較結果により
インバータ回路を制御するトランジスタをオン/オフさせるように回路構成されているが
、このような回路構成は複雑であるので、コストアップにも繋がるという課題が生じる。
また、低温時においては、放電灯が放電し難い特性を持っているが、放電灯の低温時にお
ける低輝度の起動を行う場合、特に、放電灯が放電し易くなるような対策が施されていな
いので、放電灯の低温時における低輝度の起動が確実に行えるとは限らないという課題も
生じる。
なお、特許文献2に記載の従来技術では、パルス幅変調調光回路と管電流調光回路とを
併せ持ち、低輝度領域においては管電流を一定に保ちながらパルス幅の調整のみで輝度調
整を行っており、輝度調整範囲を広くするようにしているが、トランスの唸り音に対する
対策は施されていないし、また、放電灯の低温時における低輝度の起動が確実に行えるよ
うな対策も施されていない。
また、特許文献3に記載の従来技術では、バックライトに対してPWM調光制御と電圧
調光制御とが同時に行われ、PWM調光信号Dutyの値が最大のときに電圧調整信号の
値が最大となるので、バックライトの輝度を高い値に維持することができ、一方、PWM
調光信号Dutyの値が最小のときに電圧調光信号の値が最小となるので、このときのバ
ックライトの輝度をより低くすることができるようにしているが、トランスの唸り音に対
する対策は施されていないし、また、放電灯の低温時における低輝度の起動が確実に行え
るような対策も施されていない。
また、特許文献4に記載の従来技術では、バックライトを点灯させるためのバックライ
ト点灯回路と、外部より入力される調光信号に応じて前記バックライト点灯回路をデュー
ティ制御するための調光回路と、外部より入力される輝度調整信号に応じて映像出力の輝
度調整を行う輝度調整回路と、前記調光信号のレベルに応じて前記輝度調整信号のレベル
を制御する輝度制御回路とを備え、容易に超低輝度を実現しているが、トランスの唸り音
に対する対策は施されていないし、また、放電灯の低温時における低輝度の起動が確実に
行えるような対策も施されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡単な回路構成で、ト
ランスの唸り音の低減を図ることができ、また、放電灯の低温時における低輝度の起動も
確実に行えるようにした放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トランスの一次巻線に直流電圧が与え
られ、前記一次巻線にスイッチング素子およびコンデンサが接続されて発振動作を行い、
前記トランスの二次巻線に電圧を誘起する自励式の電圧共振型プッシュプル回路と、パル
スのデューティ比を変えることによって放電灯の輝度を調整するための調光信号を出力す
る制御部と、前記調光信号を入力して前記スイッチング素子の制御端子に調光駆動信号を
与え前記電圧共振型プッシュプル回路の発振動作をオン/オフして管電流を変え放電灯の
輝度を調整する調光回路とを備えた放電灯点灯装置であって、入力された調光信号に基づ
いて生成された調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らす積分回路を前記調光回路に設
けると共に、前記調光回路からの調光駆動信号を入力し前記調光駆動信号のローレベルの
電位を抵抗により持上げる電位持上げ回路を前記調光回路と前記電圧共振型プッシュプル
回路との間に設け、更に前記放電灯の起動時にはデューティ比100%の調光信号を出力
し、所定時間経過後には設定されたデューティ比の調光信号を出力する起動時調光制御手
段を前記制御部に設けたことを特徴とする放電灯点灯装置を提供する。
この構成において、制御部からの調光信号が調光回路に入力されると、前記調光回路は
調光駆動信号を生成するが、この調光駆動信号の立上りおよび立下りは積分回路により鈍
らされて、調光駆動信号が前記調光回路から出力される。そして、前記調光回路から出力
された調光駆動信号は、電位持上げ回路の抵抗により、ローレベルが持上げられ、電圧共
振型プッシュプル回路のスイッチング素子の制御端子に入力される。前記電圧共振型プッ
シュプル回路は、前記スイッチング素子の制御端子に入力された調光駆動信号により、発
振が制御されるが、前記スイッチング素子の制御端子に入力される調光駆動信号は、ハイ
レベルからローレベルに移っても完全にローレベルに落ちることはないので、前記電圧共
振型プッシュプル回路は少ない電流であるが、発振を持続する。
この後、調光駆動信号がハイレベルになっても、前記トランスの一次巻線には急峻な電
流の変化が起きることがない。この理由は、調光駆動信号の立上りが鈍らせており、また
、調光駆動信号のローレベル期間にも前記トランスの一次巻線には少し電流が流れている
ためである。この電流は放電灯が点灯するに至らない程度の電流である。調光駆動信号が
ハイレベルからローレベルに移るときも、調光駆動信号の立下りが鈍らされているおり、
また、調光駆動信号がローレベルに移っても完全にローレベルに落ちることがなく、前記
トランスの一次巻線には少し電流が流れるため、前記トランスの一次巻線には急峻な電流
の変化が起きることがない。
また、前記放電灯の起動時にはデューティ比100%の調光信号が前記調光回路に入力
され、このデューティ比100%の調光信号による調光駆動信号が前記電圧共振型プッシ
ュプル回路のスイッチング素子の制御端子に入力されると、前記電圧共振型プッシュプル
回路は予め定めた最大電流で発振動作が連続的に行われ、これにより、トランスの二次巻
線には最大電力が出力され、放電灯は低温時で低輝度の起動であっても、起動し易くなる
。そして、所定時間経過後には設定されたデューティ比の調光信号に基づく調光制御に戻
される。
したがって、この構成によれば、前記調光回路および前記電位持上げ回路のような簡単
な回路構成で、トランスの一次巻線は急峻な電流の変化が起きないようにすることができ
、これにより、トランスの唸り音の低減を図ることができる。また、放電灯の起動時には
デューティ比100%の調光信号を用いることにより、放電灯の低温時における低輝度の
起動も確実に行えるようになる。
請求項2の発明は、トランスの一次巻線に直流電圧が与えられ、前記一次巻線にスイッ
チング素子およびコンデンサが接続されて発振動作を行い、前記トランスの二次巻線に電
圧を誘起する自励式の電圧共振型プッシュプル回路と、パルスのデューティ比を変えるこ
とによって放電灯の輝度を調整するための調光信号を出力する制御部と、前記調光信号を
入力して前記スイッチング素子の制御端子に調光駆動信号を与え前記電圧共振型プッシュ
プル回路の発振動作をオン/オフして管電流を変え放電灯の輝度を調整する調光回路とを
備えた放電灯点灯装置であって、前記調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らすと共に
、前記調光駆動信号のローレベルの電位を持上げることを特徴とする放電灯点灯装置を提
供する。
この構成において、制御部からの調光信号が調光回路に入力されると、前記調光回路は
調光駆動信号を生成するが、この調光駆動信号の立上りおよび立下りは鈍らされて、調光
駆動信号が前記調光回路から出力される。そして、前記調光回路から出力された調光駆動
信号は、ローレベルが持上げられ、電圧共振型プッシュプル回路のスイッチング素子の制
御端子に入力される。前記電圧共振型プッシュプル回路は、前記スイッチング素子の制御
端子に入力された調光駆動信号により、発振が制御されるが、前記スイッチング素子の制
御端子に入力される調光駆動信号は、ハイレベルからローレベルに移っても完全にローレ
ベルに落ちることはないので、前記電圧共振型プッシュプル回路は少ない電流であるが、
発振を持続する。この後、調光駆動信号がハイレベルになっても、前記トランスの一次巻
線には急峻な電流の変化が起きることがない。
したがって、この構成によれば、簡単な回路構成で、トランスの一次巻線は急峻な電流
の変化が起きないようにすることができ、これにより、トランスの唸り音の低減を図るこ
とができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、入力された調光信号に基づいて生成さ
れた調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らす積分回路を前記調光回路に設けると共に
、前記調光回路からの調光駆動信号を入力し前記調光駆動信号のローレベルの電位を抵抗
により持上げる電位持上げ回路を前記調光回路と前記電圧共振型プッシュプル回路との間
に設けたので、前記調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らすことができると共に、調
光駆動信号のローレベルの電位を持上げることができる。これにより、トランスの一次巻
線は急峻な電流の変化が起きないようにすることができる。
請求項4の発明では、請求項2の発明において、前記放電灯の起動時にはデューティ比
100%の調光信号を出力し、所定時間経過後には設定されたデューティ比の調光信号を
出力する起動時調光制御手段を前記制御部に設けたので、前記電圧共振型プッシュプル回
路は最大電流の発振動作が連続的に行われ、これにより、トランスの二次巻線には最大電
力が出力され、放電灯は低温時で低輝度の起動でも、起動し易くなる。
以上のように本発明によれば、入力された調光信号に基づいて生成された調光駆動信号
の立上りおよび立下りを鈍らす積分回路を調光回路に設けると共に、調光回路からの調光
駆動信号を入力し調光駆動信号のローレベルの電位を抵抗により持上げる電位持上げ回路
を調光回路と電圧共振型プッシュプル回路との間に設けたので、調光回路および電位持上
げ回路のような簡単な回路構成で、トランスの一次巻線は急峻な電流の変化が起きないよ
うにすることができ、これにより、トランスの唸り音の低減を図ることができ、テレビ番
組などを視聴しているときに、ユーザに不快感を与えるようなことはない。更に、放電灯
の起動時にはデューティ比100%の調光信号を出力し、所定時間経過後には設定された
デューティ比の調光信号を出力する起動時調光制御手段を制御部に設けたので、放電灯の
低温時における低輝度の起動も確実に行えるようになる。
また、本発明によれば、調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らすと共に、調光駆動
信号のローレベルの電位を持上げるようにしたので、トランスの一次巻線は急峻な電流の
変化が起きないようにすることができ、これにより、トランスの唸り音の低減を図ること
ができ、テレビ番組などを視聴しているときに、ユーザに不快感を与えるようなことはな
い。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の
一実施形態に係る放電灯点灯装置の回路構成を示す回路図である。
図1において、DC電源入力端子1にはトランジスタT1のコレクタが接続され、その
コレクタ・ベース間には抵抗R1が接続されている。また、トランジスタT1のベースは
抵抗R2を介してトランジスタT4のコレクタに接続されている。トランジスタT1のエ
ミッタはトランジスタT2のコレクタに接続されている。トランジスタT4のエミッタは
接地され、そのベースは抵抗R5を介して制御部としてのマイクロコンピュータ13のパ
ワーオン出力端子(電源がオンになったときにLレベル信号を出力する端子)12に接続
されている。
トランジスタT2のコレクタ・ベース間には抵抗R3が接続され、そのベースはツェナ
ダイオードd1を介して接地されている。また、抵抗R3の一端は保護回路3の電源端子
に接続されている。トランジスタT2のエミッタはトランジスタT3のコレクタに接続さ
れ、トランジスタT3のコレクタ・ベース間には抵抗R4が接続されている。トランジス
タT3のベースはダイオードD1を介して保護回路3の制御出力端子に接続されている。
トランジスタT3のエミッタはダイオードD2,D3のアノードに接続されている。ダイ
オードD2のカソードは、抵抗R22,R23,R26を介して接地されていると共に、
抵抗R24,R25,R27を介して接地されている。
トランジスタT2のエミッタとトランジスタT3のコレクタとの接続点は抵抗R7,R
8、R9を介して接地されている。抵抗R7と抵抗R8との接続点はマイクロコンピュー
タ13の調光信号出力端子11に接続されている。抵抗R8と抵抗R9との接続点はトラ
ンジスタT9のベースに接続され、そのエミッタは接地されている。また、トランジスタ
T9のコレクタは抵抗R11および抵抗R10を介してトランジスタT2のエミッタに接
続されている。抵抗R10と抵抗R11との接続点は、抵抗R6を介してダイオードD4
のカソードおよびダイオードD5のカソードに接続されていると共に、抵抗R34を介し
てダイオードD6のカソードおよびダイオードD7のカソードに接続されている。抵抗R
10と抵抗R11との接続点と接地間には電解コンデンサC1が接続されている。
ダイオードD4のアノードは、抵抗R12を介して電解効果トランジスタ(FET)T
5のゲートに接続されている。ダイオードD5のアノードは、抵抗R13を介して電解効
果トランジスタ(FET)T6のゲートに接続されている。電解効果トランジスタT5の
ゲートは抵抗R25と抵抗R27との接続点に接続されている。電解効果トランジスタT
6のゲートは抵抗R23と抵抗R26との接続点に接続されている。また、電解効果トラ
ンジスタT5のゲートはトランス7の補助巻線71および抵抗R28を介して電解効果ト
ランジスタT6のゲートに接続されている。
電解効果トランジスタT5および電解効果トランジスタT6のソースは接地されている
。電解効果トランジスタT5のドレインは、トランス7の一次巻線72を介して電解効果
トランジスタT6のドレインに接続されている。一次巻線72の両端にはコンデンサC2
が接続されている。また、一次巻線72の中点はコイルL2を介してトランジスタT1の
エミッタに接続されている。
ダイオードD6のアノードは、抵抗R14を介して電解効果トランジスタ(FET)T
7のゲートに接続されている。ダイオードD7のアノードは、抵抗R15を介して電解効
果トランジスタ(FET)T8のゲートに接続されている。電解効果トランジスタT7の
ゲートは抵抗R20と抵抗R21との接続点に接続されている。電解効果トランジスタT
8のゲートは抵抗R17と抵抗R18との接続点に接続されている。また、電解効果トラ
ンジスタT7のゲートはトランス8の補助巻線81および抵抗R29を介して電解効果ト
ランジスタT8のゲートに接続されている。
電解効果トランジスタT7および電解効果トランジスタT8のソースは接地されている
。電解効果トランジスタT7のドレインは、トランス8の一次巻線82を介して電解効果
トランジスタT8のドレインに接続されている。一次巻線82の両端にはコンデンサC3
が接続されている。また、一次巻線82の中点はコイルL1を介してトランジスタT1の
エミッタに接続されている。
トランス7の二次巻線73の一端は接地され、その他端は放電灯9の一端に接続されて
いる。同じくトランス7の二次巻線74の一端はダイオードD11を介して接地され、そ
の他端は放電灯9の他端に接続されている。また、二次巻線73の他端はコンデンサC4
を介してダイオードD9のカソードおよびダイオードD8のアノードに接続されている。
ダイオードD9のアノードは接地されている。ダイオードD8のカソードは、保護回路3
への検出信号ラインEに接続されている。また、ダイオードD8のカソードと接地間には
抵抗R30が接続されている。
トランス7の二次巻線74の他端は、コンデンサC5を介して検出信号ラインEに接続
され、また、コンデンサC5の一端と接地間にはコンデンサC6およびダイオードD10
が接続されている。ダイオードD11と二次巻線74との接続点は、ダイオードD17を
介して検出信号ラインEに接続されている。ダイオードD17のカソードは抵抗R31を
介して接地されている。
トランス8の二次巻線83の一端は接地され、その他端は放電灯10の一端に接続され
ている。同じくトランス8の二次巻線84の一端はダイオードD16を介して接地され、
その他端は放電灯10の他端に接続されている。また、二次巻線83の他端はコンデンサ
C7を介してダイオードD13のカソードおよびダイオードD12のアノードに接続され
ている。ダイオードD13のアノードは接地されている。ダイオードD12のカソードは
、検出信号ラインEに接続されている。また、ダイオードD12のカソードと接地間には
抵抗R32が接続されている。
トランス8の二次巻線84の他端は、コンデンサC8を介して検出信号ラインEに接続
され、また、コンデンサC8の一端と接地間にはコンデンサC9およびダイオードD14
が接続されている。ダイオードD16と二次巻線84との接続点は、ダイオードD15を
介して検出信号ラインEに接続されている。ダイオードD15のカソードは抵抗R33を
介して接地されている。
このような回路構成を有する放電灯点灯装置において、調光回路4は、トランジスタT
2のエミッタからの定電圧が供給され、抵抗R7〜R11とトランジスタT9と電解コン
デンサC1とを有し、抵抗R10とコンデンサC1とによる第1の積分回路と、抵抗R1
1とコンデンサC1とによる第2の積分回路とを構成し、トランジスタT9がオンからオ
フになったときの調光駆動信号の立ち上げ時には、第1の積分回路の作用により、調光駆
動信号の立ち上がりは鈍らされ、トランジスタT9がオフからオンになったときの調光駆
動信号の立ち下げ時には、第2の積分回路の作用により、調光駆動信号の立ち下がりは鈍
らされる。
電位持上げ回路5は、ダイオードD4〜D7と抵抗R6,R12〜R15,R34を有
し、後段に接続される自励方式の電圧共振型プッシュプル回路6の電解効果トランジスタ
T5,T6,T7,T8のゲート電位をローレベル時に持ち上げるための回路であり、電
解効果トランジスタT5のゲート電位はローレベル時に抵抗R6と抵抗R12により持上
げられ、電解効果トランジスタT6のゲート電位はローレベル時に抵抗R6と抵抗R13
により持上げられ、また、電解効果トランジスタT7のゲート電位はローレベル時に抵抗
R34と抵抗R14により持上げられ、電解効果トランジスタT8のゲート電位はローレ
ベル時に抵抗R34と抵抗R15により持上げられる。
自励方式の電圧共振型プッシュプル回路6は、ダイオードD2,D3,D11,D16
と、抵抗R16〜R29と、電解効果トランジスタT5〜T8と、コンデンサC2,C3
と、トランス7,8と、コイルL1,L2とを有している。
トランス7の一次側においては、一次巻線72とコンデンサC2と電解効果トランジス
タT5と電解効果トランジスタT6と補助巻線71と抵抗R28とにより、自励方式の第
1のプッシュプル発振回路が構成されている。電解効果トランジスタT5のゲートには、
DV電源入力端子1からのDC電圧を、トランジスタT1、トランジスタT2、トランジ
スタT3、ダイオードD2、抵抗R24、および抵抗R25からなる直列回路と、抵抗R
27とで分圧された電圧が与えられると共に、電解効果トランジスタT6のゲートには、
DV電源入力端子1からの電圧を、トランジスタT1、トランジスタT2、トランジスタ
T3、ダイオードD2、抵抗R22、および抵抗R23からなる直列回路と、抵抗R26
とで分圧された電圧が与えられることによって、トランス7の一次側におけるプッシュプ
ル発振回路の電流を決定している。したがって、トランス7の二次巻線71,72には、
巻線比に応じた電圧が発生し、また、一次巻線72に生じる電力に相当する電力が発生し
、放電灯9を駆動させる。
また、トランス8の一次側においては、一次巻線82とコンデンサC3と電解効果トラ
ンジスタT7と電解効果トランジスタT8と補助巻線81と抵抗R29とにより、自励方
式の第2のプッシュプル発振回路が構成されている。電解効果トランジスタT7のゲート
には、DV電源入力端子1からの電圧を、トランジスタT1、トランジスタT2、トラン
ジスタT3、ダイオードD3、抵抗R19、および抵抗R20からなる直列回路と、抵抗
R21とで分圧された電圧が与えられると共に、電解効果トランジスタT8のゲートには
、DV電源入力端子1からの電圧を、トランジスタT1、トランジスタT2、トランジス
タT3、ダイオードD3、抵抗R16、および抵抗R17からなる直列回路と、抵抗R1
8とで分圧された電圧が与えられることによって、トランス8の一次側におけるプッシュ
プル発振回路の電流を決定している。したがって、トランス8の二次巻線83,84には
、巻線比に応じた電圧が発生し、また、一次巻線82に生じる電力に相当する電力が発生
し、放電灯10を駆動させる。
次に、この放電灯点灯装置の動作について説明する。先ず、自励方式の電圧共振型プッ
シュプル回路6は、電解効果トランジスタT5,T6とトランス7の一次巻線72と補助
巻線71と抵抗R28とコンデンサC2と有し、一次巻線72のインダクタンスとコンデ
ンサC2のキャパシタンスとで決定される並列共振周波数で発振する自励方式の第1のプ
ッシュプル発振回路を備え、DC電源入力端子1からのDC電圧をコイルL2を介してト
ランス7の一次巻線72の中点に与え、第1のプッシュプル発振回路の発振動作により、
トランス7の二次巻線73と二次巻線74とに電圧を誘起し、二次巻線73の一端と二次
巻線74の一端とに接続された放電灯9に駆動電圧を印加し、放電灯9を点灯させる。
また、自励方式の電圧共振型プッシュプル回路6は、電解効果トランジスタT7,T8
とトランス8の一次巻線82と補助巻線81と抵抗R29とコンデンサC3と有し、一次
巻線82のインダクタンスとコンデンサC3のキャパシタンスとで決定される並列共振周
波数で発振する自励方式の第2のプッシュプル発振回路を備え、DC電源入力端子1から
の電圧をコイルL1を介してトランス8の一次巻線82の中点に与え、この第2のプッシ
ュプル発振回路の発振動作により、トランス8の二次巻線83と二次巻線84とに電圧を
誘起し、二次巻線83の一端と二次巻線84の一端とに接続された放電灯10に駆動電圧
を印加し、放電灯10を点灯させる。
保護回路3は、放電灯9が点灯しているときに、ダイオードD8のカソードからの電圧
およびダイオードD10のカソードからの電圧を検出信号ラインEを介して監視し、その
電圧が所定値を超えると、放電灯9の管電圧が異常であると判定し、トランジスタT3の
ベースをローレベルにし、トランジスタT3をオフさせる。これにより、電圧共振型プッ
シュプル回路6には動作電圧が与えられないことになるので、電圧共振型プッシュプル回
路6の発振動作は停止し、放電灯9への駆動電圧は無くなり、放電灯9が保護されること
になる。勿論、このときは放電灯10への駆動電圧も無くなる。
また、保護回路3は、放電灯10が点灯しているときも同様に、ダイオードD12のカ
ソードからの電圧およびダイオードD14のカソードからの電圧を検出信号ラインEを介
して監視し、その電圧が所定値を超えると、放電灯10の管電圧が異常であると判定し、
トランジスタT3のベースをローレベルにし、トランジスタT3をオフさせる。これによ
り、電圧共振型プッシュプル回路6には動作電圧が与えられないことになるので、電圧共
振型プッシュプル回路6の発振動作は停止し、放電灯10への駆動電圧は無くなり、放電
灯10が保護されることになる。勿論、このときは放電灯9への駆動電圧も無くなる。
また、保護回路3は、放電灯9が点灯しているときに、ダイオードD17のカソードか
らの電流を検出信号ラインEを介して監視し、その電流が所定値未満になった時、放電灯
9が例えば破損したと判定し、トランジスタT3のベースをローレベルにし、トランジス
タT3をオフさせる。これにより、電圧共振型プッシュプル回路6には動作電圧が与えら
れないことになるので、電圧共振型プッシュプル回路6の発振動作は停止し、放電灯9へ
の駆動電圧は無くなり、放電灯9が破損しているにもかかわらず、無駄な電力を消費する
ようなことがなくなる。勿論、このときは放電灯10への駆動電圧も無くなる。
また、保護回路3は、放電灯10が点灯しているときも同様に、ダイオードD15のカ
ソードからの電流を検出信号ラインEを介して監視し、その電流が所定値未満になった時
、放電灯10が例えば破損したと判定し、トランジスタT3のベースをローレベルにし、
トランジスタT3をオフさせる。これにより、電圧共振型プッシュプル回路6には動作電
圧が与えられないことになるので、電圧共振型プッシュプル回路6の発振動作は停止し、
放電灯10への駆動電圧は無くなり、放電灯9が破損しているにもかかわらず、無駄な電
力を消費するようなことがなくなる。勿論、このときは放電灯9への駆動電圧も無くなる
ここで、放電灯9,10の輝度を制御する調光動作について説明する。先ず電源をオン
するためマイクロコンピュータ13のパワーオン出力端子12からのローレベルのパワー
オン信号がトランジスタT4のベースに与えられると、トランジスタT4がオフし、これ
により、トランジスタT1がオンし、さらにトランジスタT2,T3のオンによって、電
圧共振型プッシュプル回路6に動作電圧が供給され、電圧共振型プッシュプル回路6が発
振動作を行い、放電灯9,10に駆動電圧を供給して、放電灯9,10を点灯させる。
そして、放電灯9,10の輝度を調整するため、マイクロコンピュータ13の調光信号
出力端子11からの調光信号を調光回路4に入力する。例えば、低輝度時には、図2(a
)に示すような調光信号が調光回路4に入力され、高輝度時には、図2(b)に示すよう
な調光信号が調光回路4に入力される。詳しくは、低輝度時の調光信号が調光回路4の抵
抗R7と抵抗R8との接続点に入力された場合、トランジスタT9のオンの期間がオフの
期間よりも長くなる。
トランジスタT9がオンすると、抵抗R10と抵抗R11との接続点の電位が下がり、
このままの電位(ローレベル)が電解効果トランジスタT5,T6,T7,T8の各ゲー
トに与えられたとすると、電解効果トランジスタT5,T6,T7,T8は動作が停止し
、電圧共振型プッシュプル回路6は発振を停止するが、調光回路4と電圧共振型プッシュ
プル回路6との間には電位持上げ回路5が設けられているので、電解効果トランジスタT
5,T6,T7,T8の各ゲートは、電解効果トランジスタT5,T6,T7,T8が動
作停止に至るまでの電位にはならない。
即ち、トランジスタT9がオンしたとき、抵抗R10と抵抗R11との接続点の電位は
ローレベルになるが、抵抗R6および抵抗R12により電解効果トランジスタT5のゲー
トの電位は前記ローレベルには完全にならず、電解効果トランジスタT5は動作を維持で
き、また、電解効果トランジスタT6,T7,T8についても同様に動作を維持できる。
したがって、電圧共振型プッシュプル回路6は、少ない電流(例えば1〜2mA)で発振
動作を続けることができる。
電解効果トランジスタT5,T6,T7,T8のゲートに与えられる調光駆動電圧は、
例えば図4(b)に示すような波形となり、放電灯9,10に流れる管電流は、例えば図
4(a)に示すような波形となる。調光駆動電圧の波形が図4(b)に示すようになるの
は、調光回路4において、トランジスタT9のオンからオフになった時の抵抗R10と抵
抗R11との接続点の電位の立上りは、抵抗R10とコンデンサC1との時定数(抵抗R
10とコンデンサC1とからなる第1の積分回路の時定数)によって決まり、トランジス
タT9のオフからオンになった時の抵抗R10と抵抗R11との接続点の電位の立下りは
、抵抗R11とコンデンサC1との時定数(抵抗R11とコンデンサC1とからなる第2
の積分回路の時定数)によって決まる。
また、調光駆動電圧の波形が図4(b)に示すように、ローレベルeよりも少し持ち上
げられているのは、電位持上げ回路5における抵抗R6,R12(電解効果トランジスタ
T5のゲートに対して)、抵抗R6,R13(電解効果トランジスタT6のゲートに対し
て)、抵抗R34,R14(電解効果トランジスタT7のゲートに対して)、抵抗R34
,R15(電解効果トランジスタT8のゲートに対して)によるものである。
また、放電灯9,10の起動時には、図3に示すようなデューティ比100%の調光信
号(例えば100msecの期間tで示す信号)がマイクロコンピュータ13の起動時調
光制御手段13aにより生成され、この調光信号が調光信号出力端子11から調光回路4
に入力される。そして、このデューティ比100%の調光信号による調光駆動信号が調光
回路4から出力され、電圧共振型プッシュプル回路6の電解効果トランジスタT5、T6
,T7,T8のゲートに入力されると、電圧共振型プッシュプル回路6は予め定めた最大
電流で発振動作が連続的に行われ、これにより、トランス7の二次巻線73,74および
トランス8の二次巻線83,84には最大電力が出力され、放電灯9,10は低温時で低
輝度の起動でも、起動し易くなる。そして、所定時間経過後t1には設定されたデューテ
ィ比の調光信号(例えば1周期3.5msecの信号)に基づく調光制御に戻される。
以上説明したように本実施形態によれば、調光回路4および電位持上げ回路5のような
簡単な回路構成で、トランス7,8の一次巻線72,82は急峻な電流の変化が起きない
ようにすることができ、これにより、トランス7,8の巻線による磁歪、共振、共鳴が低
減され、これから発生する唸り音が減少して、ユーザに唸り音による不快感を与えるよう
なことが無くなる。また、放電灯9,10の起動時には、デューティ比100%の調光信
号を用いることにより、放電灯9,10の低温時における低輝度の起動も確実に行うこと
が可能になる。
本発明の一実施形態に係る放電灯点灯装置の回路構成を示す回路図である。 前記実施形態において調光回路に入力される調光信号の波形を示す信号波形図である。 前記実施形態において放電灯の起動時に調光回路に入力されるデューティ比100%の調光信号の波形を説明するための信号波形図である。 前記実施形態において、放電灯に流れる管電流の波形と、電圧共振型プッシュプル回路に入力される調光駆動信号の波形とを示す信号波形図である。
符号の説明
4 調光回路
5 電位持上げ回路
6 電圧共振型プッシュプル回路
7,8トランス
13 マイクロコンピュータ(制御部)
13a 起動時調光制御手段
72,82 一次巻線
73,74,83,84 二次巻線
C1 コンデンサ(積分回路のコンデンサ)
C2,C3 コンデンサ(発振用のコンデンサ)
R10、R11 抵抗(積分回路の抵抗)
R6,R12〜R15,R34 抵抗(電位持上げ用の抵抗)

Claims (4)

  1. トランスの一次巻線に直流電圧が与えられ、前記一次巻線にスイッチング素子およびコ
    ンデンサが接続されて発振動作を行い、前記トランスの二次巻線に電圧を誘起する自励式
    の電圧共振型プッシュプル回路と、パルスのデューティ比を変えることによって放電灯の
    輝度を調整するための調光信号を出力する制御部と、前記調光信号を入力して前記スイッ
    チング素子の制御端子に調光駆動信号を与え前記電圧共振型プッシュプル回路の発振動作
    をオン/オフして管電流を変え放電灯の輝度を調整する調光回路とを備えた放電灯点灯装
    置であって、入力された調光信号に基づいて生成された調光駆動信号の立上りおよび立下
    りを鈍らす積分回路を前記調光回路に設けると共に、前記調光回路からの調光駆動信号を
    入力し前記調光駆動信号のローレベルの電位を抵抗により持上げる電位持上げ回路を前記
    調光回路と前記電圧共振型プッシュプル回路との間に設け、更に、前記放電灯の起動時に
    はデューティ比100%の調光信号を出力し、所定時間経過後には設定されたデューティ
    比の調光信号を出力する起動時調光制御手段を前記制御部に設けたことを特徴とする放電
    灯点灯装置。
  2. トランスの一次巻線に直流電圧が与えられ、前記一次巻線にスイッチング素子およびコ
    ンデンサが接続されて発振動作を行い、前記トランスの二次巻線に電圧を誘起する自励式
    の電圧共振型プッシュプル回路と、パルスのデューティ比を変えることによって放電灯の
    輝度を調整するための調光信号を出力する制御部と、前記調光信号を入力して前記スイッ
    チング素子の制御端子に調光駆動信号を与え前記電圧共振型プッシュプル回路の発振動作
    をオン/オフして管電流を変え放電灯の輝度を調整する調光回路とを備えた放電灯点灯装
    置であって、前記調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らすと共に、前記調光駆動信号
    のローレベルの電位を持上げることを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 入力された調光信号に基づいて生成された調光駆動信号の立上りおよび立下りを鈍らす
    積分回路を前記調光回路に設けると共に、前記調光回路からの調光駆動信号を入力し前記
    調光駆動信号のローレベルの電位を抵抗により持上げる電位持上げ回路を前記調光回路と
    前記電圧共振型プッシュプル回路との間に設けたことを特徴とする請求項2に記載の放電
    灯点灯装置。
  4. 前記放電灯の起動時にはデューティ比100%の調光信号を出力し、所定時間経過後に
    は設定されたデューティ比の調光信号を出力する起動時調光制御手段を前記制御部に設け
    たことを特徴とする請求項2に記載の放電灯点灯装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101357769B1 (ko) * 2007-07-12 2014-02-04 엘지이노텍 주식회사 램프구동회로

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