JP2006048810A - ホログラム記録再生方法 - Google Patents

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義孝 高橋
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Abstract


【課題】 物体光および参照光の移動手段を簡単な構成とすることにより、記録再生装置の小型化を図るとともに、ホログラム情報の記録あるいは再生時において、未記録領域への不必要な光の入射を防止して、未記録領域の状態を良好に保つことができるホログラム記録再生方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 ホログラム情報の記録あるいは再生時に、一方向はカード型光記録媒体を移動させ、それと略直交した方向は、ホログラム記録再生光学系を移動させてホログラム情報を記録あるいは再生することにより、記録再生装置の小型化を図るとともに、未記録領域への不必要な光の入射を防止して、未記録領域の状態を良好に保つことができるホログラム記録再生方法を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報を物体光と参照光とによる干渉縞として記録するとともに、記録時と同一の参照光を照射して情報を再生するホログラム記録再生方法に関する。
近年、情報の記録媒体として相変化型や光磁気型などの書き換え可能な光ディスクが、広く普及している。これらの光ディスクは、さらに記録密度を高めるためには、ビームスポット径を小さくして、隣接トラックまたは隣接ビットとの距離を短くするなどの技術が必要である。
このように、光ディスクの高密度化は年々進んでいるが、一方で、上記の光ディスクは面内にデータを記録するため、その記録密度は光の回折限界に制限され、高密度記録の物理的限界に近づいている。したがって、更なる大容量化のためには、奥行き方向を含めた3次元(体積型)の多重記録が必要となる。
そこで、次世代のコンピュータファイルメモリとして、3次元的多重記録に由来する大容量性と2次元一括記録再生方式に由来する高速性とを兼ね備えたホログラムメモリが注目されている。ホログラムメモリは、例えば、フォトポリマーなどを記録材料とする記録層を2枚のガラス板に挟み込んで形成した記録媒体に記録情報に対応する物体光と参照光とを照射し、双方の光により生成される干渉縞を記録材料の屈折率の変化として記録するものであり、情報の再生時には、記録された干渉縞に対し参照光のみを照射し、記録情報に対応する光学情報を抽出するものである。
ところで、ホログラムメモリには、キューブ型やカード型等様々な形態のものが提案されているが、例えば、カード型に関するものとしては、導波路を形成した記録層を多層化して、記録容量の増大を図ったホログラムメモリが知られており、このホログラムメモリに情報を記録する方法としては、例えば、特許文献1に記載された方法が知られている。
特開2002−366017号公報
しかし、特許文献1に開示されたホログラムカードにおいては、物体光と参照光とを互いに直交させてホログラムカードに入射させる必要があるために、ホログラムの記録再生に用いられる光学系の構成が複雑になり、装置全体が大型になるという問題がある。また、物体光と参照光とを互いに同一の方向から入射させる方式も開示されているが、この場合でもホログラムカード側に45度反射面を設ける必要があることから、ホログラムカードの構成が複雑になるといった問題がある。さらに、参照光が記録領域以外の記録層に入射してしまうため、未記録の記録層に悪影響を与え、記録品質の劣化を生じるという問題もある。
そこで、本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、物体光および参照光の移動手段を簡単な構成とすることにより、記録再生装置の小型化を図るとともに、ホログラム情報の記録あるいは再生時において、未記録領域への不必要な光の入射を防止して、未記録領域の状態を良好に保つことができるホログラム記録再生方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、ホログラム記録再生光学系を有し、物体光と参照光とを光記録媒体に照射して、該光記録媒体に前記物体光の情報を干渉縞として記録するとともに、該記録された干渉縞に記録時と同じ参照光を照射して、回折した光により情報を再生するホログラム記録再生方法であって、前記光記録媒体はカード型光記録媒体であり、ホログラム情報の記録あるいは再生時に、一方向は前記カード型光記録媒体を移動させ、それと略直交した方向は、前記ホログラム記録再生光学系を移動させてホログラム情報を記録あるいは再生することを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、ホログラム情報の記録あるいは再生時に、一方向は前記カード型光記録媒体を移動させ、それと略直交した方向は、前記ホログラム記録再生光学系を移動させてホログラム情報の記録あるいは再生を行うことから、カード型記録媒体の移動方向およびホログラム記録再生光学系移動方向をそれぞれ一次元方向のみとすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたホログラム記録再生方法について、前記ホログラム記録再生光学系が、光源の光を略平行光にする第1の光学系部と、前記物体光あるいは前記参照光を前記カード型光記録媒体に照射し、再生光を検出する第2の光学系部から構成され、ホログラム情報の記録あるいは再生時に、前記第2の光学系部のみを移動させることを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、ホログラム記録再生光学系を2つの光学系に分離し、これを固定部と移動部としたため、移動部の重量を軽<することができるとともに、その体積を小さくすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1あるいは請求項2に記載されたホログラム記録再生方法について、前記カード型光記録媒体が、カートリッジに内蔵され、ホログラム記録再生装置にカートリッジを挿入したときに、該ホログラム記録再生装置内に前記カード型光記録媒体のみが引き込まれ、ホログラム情報の記録再生時における前記カード型光記録媒体の移動方向が、前記ホログラム記録再生装置にカートリッジを挿入する方向と同一であることを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、カード型光記録媒体はカートリッジに内臓されており、ホログラム記録再生装置のカートリッジ挿入部にカートリッジを挿入し、ホログラム記録再生装置内にカード型光記録媒体のみを引き込む構成であって、記録再生時のカード型光記録媒体の移動方向は、ホログラム記録再生装置にカートリッジを挿入する方向と同一であるとしたため、ホログラム記録再生装置内にカード型光記録媒体を引き込む機構と、記録再生時のカード型光記録媒体の移動を行う機構を共通化することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載されたホログラム記録再生方法について、連続的にホログラム情報を記録あるいは再生する時に、前記ホログラム記録再生光学系と前記カード型光記録媒体のどちらか一方を往復移動させ、他方は一方向にのみ移動させることを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、カード型光記録媒体に情報を連続的に記録する時は、ホログラム記録再生光学系あるいはカード型光記録媒体のどちらか一方を往復移動させ、他方を一方向に移動させて、ホログラム情報の記録あるいは再生動作を行うようにしたため、連続的にデータを記録あるいは再生する場合、カード型光記録媒体、ホログラム記録再生光学系の移動量は、それぞれの方向でホログラムを多重記録するときの最小移動量でよい。
請求項5に係る発明は、請求項3に記載されたホログラム記録再生方法について、前記カード型光記録媒体の形状が長方形であって、前記カートリッジを前記ホログラム記録再生装置に挿入する方向が、前記カード型光記録媒体の長辺方向であることを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、カード型光記録媒体は長方形であって、カートリッジをホログラム記録再生装置に挿入する方向をカード型光記録媒体の長辺方向としたため、カートリッジの短辺方向が開口する構成となる。また、ホログラム記録再生装置の開閉部の幅もカートリッジの短辺方向に対応した幅となり、カートリッジ内、ホログラム記録再生装置内に進入するゴミやチリ等を低減することが可能となる。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載されたホログラム記録再生方法について、前記参照光の光軸が、前記カード型光記録媒体面の法線に対し傾いており、該光軸を前記カード型光記録媒体に射影したベクトルと記録時における前記カード型光記録媒体の移動方向を示すベクトルのなす角θが、−90°<θ<90°であることを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、参照光の照射方向をホログラム情報の記録方向(カード型光記録媒体移動方向)に対して、所定の範囲に限定したので、参照光の不必要な光が未記録領域に入射する量を低減できる。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項4に記載されたホログラム記録再生方法について、前記参照光の光軸が、前記カード型光記録媒体面の法線に対し傾いており、該光軸の前記カード型光記録媒体に射影したベクトルと記録時における前記カード型光記録媒体の移動方向を示すベクトルのなす角θが略0°であることを特徴とするホログラム記録再生方法を提案している。
この発明によれば、参照光の照射方向をホログラム情報の記録方向(カード型光記録媒体移動方向)に対して、所定の値に限定したため、参照光の不必要な光が未記録領域に入射することがない。
本発明によれば、駆動機構を簡素化することにより、装置を小型化し、コストの低減を図ることができるという効果がある。
また、本発明によれば、ホログラム記録再生光学系とカード型光記録媒体の駆動方式を最適化することにより、ホログラム情報の記録再生時間を短縮化することができるという効果がある。
また、本発明によれば、参照光の照射方向を所定の範囲に規制することにより、未記録領域の状態を良好に保ち、記録品質を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施例に係るホログラム記録再生方法について、図1から図18を参照して詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態について、図1から図3および図18を用いて説明する。
本発明のホログラム記録再生方法における記録再生光学系は、図1に示すように、レーザー1と、レンズ2と、λ/2板3、5、8と、偏光ビームスプリッタ(PBS)4、6と、空間光変調器(SLM)7と、対物レンズ(OL)9と、カード型光記録媒体10と、ホログラム素子11と、集光レンズ12と、2次元光検出器アレイ13とから構成されている。
レーザー1から出射した光(例えば、S偏光とする)は、レンズ2により平行光とされ2分の1波長板(λ/2板)3で偏光面が回転する。そして、P偏光の光は、偏光ビームスプリッタ(PBS)4を透過し、λ/2板5で偏光面が再び回転する。そして、S偏光の光は、偏光ビームスプリッタ(PBS)6において反射し、空間光変調器(SLM)7により2次元データを与えられる。λ/2板8をS偏光の状態のまま透過した光は、対物レンズ(OL)9によりカード型光記録媒体10の記録層101近傍に物体光30として集光する。ここで、100は基板、保護層等である。
一方、λ/2板3により、S偏光とされた光は、PBS4で反射し、偏向作用および/あるいは集光作用および/あるいは光束の位相を空間的にランダムにする作用および/あるいは振幅等を空間的にランダムにする作用を併せ持つホログラム素子11により、カード型光記録媒体10上における物体光30が照射された記録層101近傍に、参照光31として照射される。カード型光記録媒体10の記録層101では、物体光30と参照光31とが干渉し、干渉縞が体積記録される。なお、物体光30および参照光31の光量は、λ/2板3を光軸回りに回転することにより任意に設定可能であり、光量は、干渉縞のパターンが最も鮮明になるように選べばよい。
次に、記録データを再生するときは、λ/2板3を光軸周りに回転し、S偏光成分のみの光とし、PBS4で全て反射させて、参照光(S偏光)のみをカード型光記録媒体10の干渉縞記録領域の記録層101に照射する。データ記録層101で回折した光は、カード型光記録媒体10の反射膜層102で反射した後、OL9に入射し、λ/2板8でP偏光に変換される。ついで、SLM7およびPBS6を透過し、集光レンズ12により、2次元光検出器アレイ13上に集光されて2次元データが再生される。なお、信号再生時は、SLM7の全領域を透過状態とするか、光路から外れるようにしておく必要がある。また、λ/2板8は、光軸をS偏光に対して45度に回転しておく必要がある。
本実施形態における記録方式は、2次元のシフト多重によるホログラム記録である。シフト多重方式は、記録する領域を微少量ずつずらしていきながらホログラム情報を順次記録してい<方式であり、シフト多重を行うには、参照光を球面波とするか、その位相、振幅および進行方向等を空間的にランダムとする必要がある。
そこで、図18を用いてシフト多重方式について説明する。
シフト多重方式は、ある領域に物体光40−1(データ1)を照射し、同一箇所に照射した参照光41−1と干渉させてホログラム42−1を体積記録するものである。あるデータの記録が終了すると、次に微少量記録する位置をずらし、物体光40−2(データ2)を照射し、参照光41−2と干渉させホログラム42−2を体積記録する。こうした記録動作を、以下順次記録位置をずらしながら行っていく。
データの再生は、記録したホログラム42−1の位置に参照光41−1を照射すれば、その参照光によって、その位置に記録されたホログラム42−1からのみ回折光を得ることができる。したがって、参照光41−1をホログラム42−1に照射して、そこから得られる回折光を受光することによって、データ1の2次元データを再生することができる。
なお、この例では、X方向のみのシフト多重について説明したが、同様にY方向についてもシフト多重記録を行うことが可能であり、X方向とY方向の双方についてシフト多重記録を行うことにより、膨大な情報を多重記録することができ、大容量の記録・再生装置を実現することができる。
次に、図2および図3を用いて、情報の記録あるいは再生における記録再生光学系の動作について説明する。なお、図2および図3は、図1をY軸方向から見た図である。
今、図2に示すように、物体光30の光軸(OL9の光軸)が、カード型光記録媒体10の点Aの位置にあるとする。情報の記録あるいは再生のためにカード型光記録媒体10の点Bに物体光30、参照光31を移動する必要が生じた時、X方向に対しては、カード型光記録媒体10を移動させ、X方向に直交するZ方向に対しては、ホログラム記録再生光学系20を移動させて、図3に示すように、物体光30および参照光31を点Bの位置に照射する。
次に、第2の実施形態について、図4から図6を用いて説明する。
図4に示すように、本実施形態におけるホログラム記録再生光学系は、レーザー1から出射した光を平行光にするレンズ2を含む第1の光学系部21と、SLM7、OL9、ホログラム素子11および2次元光検出器アレイ13を含む第2の光学系部22により構成されている。なお、図8から図10は、図5および図6をY軸方向から見た図である。
今、図5に示すように、物体光30の光軸(OL9の光軸)が、カード型光記録媒体10の点Aの位置にあるとする。情報の記録あるいは再生のためにカード型光記録媒体10の点Bに、物体光30、参照光31を移動する必要が生じた時、X方向に対しては、カード型光記録媒体10を移動させ、X方向に直交するZ方向に対しては、ホログラム記録再生光学系の第2の光学系部22のみを移動させる。そして、図6に示すように、物体光30および参照光31を点Bの位置に照射する。この時、第1の光学系部21は、固定されており移動はしない。
次に、第3の実施形態について、図7から図10を用いて説明する。
カード型光記録媒体10は、図7に示すように、カートリッジ44に封入されている。
ホログラム情報の記録再生時には、カートリッジ44をホログラム記録再生装置40のシャッター41部(開閉部)より挿入する。そうすると、図8に示すように、ホログラム記録再生装置40内部でカートリッジのシャッター部43が開き、カード型光記録媒体10のみが、ホログラム記録再生装置40側に設けられた引き込み機構50により、ホログラム記録再生装置40内に引き込まれる。
引き込み後、カートリッジ44は取り出され、ホログラム記録再生装置40のシャッター41が閉じる。なお、図9に示すように、Z方向に関しては、光学系20は固定されており、カード型光記録媒体10を挿入後、物体光30および/あるいは参照光31は、カード型光記録媒体10の所望の位置に照射されて、データの記録あるいは再生が行われる。なお、このとき、光学系20は、X方向に移動し、X方向に記録あるいは再生動作を行う。また、図10に示すように、カード型光記録媒体10は、ホログラム記録再生装置40側に設けられた引き込み機構50により、Z方向に移動され、データの記録あるいは再生が行われる。
次に、図11をもとに、連続的にデータを記録あるいは再生する時の動作について説明する。
図11はカード型光記録媒体10をY方向から見た図である。図中の円形部分は、カード型光記録媒体10に記録されたホログラムである。ホログラムの記録手順は、まず、最初のホログラム30を記録し、次いで、ホログラム記録再生光学系(図1から図3の符号20あるいは図4から図6の符号22)を図中C方向に移動させて順次多重記録していき、ホログラム31までを記録する。
次に、カード型光記録媒体10を図中E方向に移動させ、ホログラム32を多重記録する。そして、今度は、ホログラム記録再生光学系(図1から図3の符号20あるいは図4から図6の符号22)を図中D方向に移動させ、順次多重記録していき、ホログラム33までを記録する。さらに、カード型光記録媒体10を図中E方向に移動させ、ホログラム34を多重記録する。そして、ホログラム記録再生光学系(図1から図3の符号20あるいは図4から図6の符号22)を図中C方向に移動させ、順次多重記録していき、ホログラム35までを記録していく。
なお、本実施形態では、カード型光記録媒体10を一方向に移動させ、ホログラム記録再生光学系20および22を往復移動させて、2次元シフト多重記録する方法を示したが、カード型光記録媒体10を往復移動させ、ホログラム記録再生光学系20および22を一方向に移動させて、2次元シフト多重記録する方法でも良い。
次に、図12から図14を用いて、第4の実施形態について説明する。
図12はカード型光記録媒体10を記録面法線方向(Y方向)から見た図である。ここで、光記録媒体が長方形(m×n,m<n)である場合を考える。図13は、カートリッジ44の開閉部43を光力ード短辺方向に設けた場合の図(図12は、Z方向から見た図)、図14は、カートリッジ44の開閉部43を長辺方向に設けた場合の図(図12のX方向から見た図)である。
ここで、開閉部43の幅は、M<Nであり、短辺方向に開閉部を設けた方が、開閉部の面積が小さいのでカートリッジ44内部へのゴミあるいはチリ等の侵入を防ぐことができる。また、カートリッジ44の強度は、開閉部の面積が小さいほうが強固である。さらに、ホログラム記録再生装置40側においても、カートリッジ44の開閉部が短辺方向にある場合に対応して、カートリッジ44の長手方向に挿入する方が、開閉部の面積が小さくなり、ホログラム記録再生装置内へのゴミあるいはチリ等の侵入を防ぐことができる。
次に、図15から図17を用いて、第5の実施形態について説明する。
ここで、図15はカード型記録媒体を記録面法線方向(Y方向)から見た図であり、図16および図17は図15をZ方向から見た図である。
図において、Fは、カード型光記録媒体10の移動方向を表すベクトルであり、Gは参照光の入射方向をXZ面(カード型光記録媒体面)に射影したベクトルである。また、θはFとGとのなす角である。図16は、記録領域35に情報を記録し、あるいは、すでに記録された情報を再生するために、参照光をH方向から入射させた図である。また、図17は記録領域35に情報を記録し、あるいは、すでに記録された情報を再生するために、参照光をJ方向から入射させた図である。
図16に示されるように、反射膜層102で反射した参照光は、I方向に反射する。また、図17に示されるように、反射膜層102で反射した光はK方向に反射する。例えば、記録されたホログラムを再生する場合、図16に示すように、H方向から参照光を入射させると、反射膜層102の反射光は、既記録領域に反射するために、未記録領域に影響を与えることはない。
一方、図17に示すように、J方向から参照光を入射させると、反射膜層102の反射光は、未記録領域に反射するため、未記録領域が感光してしまい、その領域にデータを記録しようとすると、データが良好に記録できなくなったり、記録するための条件が変わる等の不具合が生じる恐れがある。そこで、図15に示した角度θの範囲を−90°<θ<90°とすることで未記録領域への参照光の不必要な反射光を低減することができる。さらには、θを略0°とすることで、未記録領域への参照光の不必要な反射光をほとんど無くすことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
第1の実施形態に係る光学系の構成図である。 図1をY軸方向から見た場合の光学系の構成図である。 図1をY軸方向から見た場合の光学系の構成図である。 第2の実施形態に係る光学系の構成図である。 図4をY軸方向から見た場合の光学系の構成図である。 図4をY軸方向から見た場合の光学系の構成図である。 第3の実施形態に係るホログラムメモリ媒体の構成図である。 図7のホログラムメモリ媒体を用いて記録再生を行う場合の機構系の動作を示す図である。 図7のホログラムメモリ媒体を用いた記録再生方法を示す図である。 図7のホログラムメモリ媒体を用いた記録再生方法を示す図である。 連続的にデータを記録再生する場合の動作を説明する図である。 第4の実施形態に係るカード型メモリ媒体の構成を示す図である。 第4の実施形態に係るカード型メモリ媒体の構成を示す図である。 第4の実施形態に係るカード型メモリ媒体の構成を示す図である。 第5の実施形態に係るカード型メモリ媒体を記録面の法線方向から見た図である。 図8をZ方向から見た図である。 図8をZ方向から見た図である。 シフト多重方式による記録方法の概念図である。
符号の説明
1・・・レーザー、2・・・レンズ、3、5、8・・・λ/2板、4、6・・・偏光ビームスプリッタ(PBS)、7・・・空間光変調器(SLM)、9・・・対物レンズ(OL)、10・・・カード型光記録媒体、11・・・ホログラム素子、12・・・集光レンズ、13・・・2次元光検出器アレイ、21・・・第1の光学系部、22・・・第2の光学系部、30、40−1、40−2・・・物体光、31、41−1、41−2・・・参照光、101・・・記録層、102・・・反射膜層、32、33、42−1、42−2・・・ホログラム、35・・・記録領域、40・・・ホログラム記録再生装置、41・・・ホログラム記録再生装置のシャッター、43・・・カートリッジのシャッター部、44・・・カートリッジ、50・・・引き込み機構、

Claims (7)

  1. ホログラム記録再生光学系を有し、物体光と参照光とを光記録媒体に照射して、該光記録媒体に前記物体光の情報を干渉縞として記録するとともに、該記録された干渉縞に記録時と同じ参照光を照射して、回折した光により情報を再生するホログラム記録再生方法であって、
    前記光記録媒体はカード型光記録媒体であり、ホログラム情報の記録あるいは再生時に、一方向は前記カード型光記録媒体を移動させ、それと略直交した方向は、前記ホログラム記録再生光学系を移動させてホログラム情報を記録あるいは再生することを特徴とするホログラム記録再生方法。
  2. 前記ホログラム記録再生光学系が、光源の光を略平行光にする第1の光学系部と、前記物体光あるいは前記参照光を前記カード型光記録媒体に照射し、再生光を検出する第2の光学系部から構成され、
    ホログラム情報の記録あるいは再生時に、前記第2の光学系部のみを移動させることを特徴とする請求項1に記載されたホログラム記録再生方法。
  3. 前記カード型光記録媒体が、カートリッジに内蔵され、ホログラム記録再生装置にカートリッジを挿入したときに、該ホログラム記録再生装置内に前記カード型光記録媒体のみが引き込まれ、ホログラム情報の記録再生時における前記カード型光記録媒体の移動方向が、前記ホログラム記録再生装置にカートリッジを挿入する方向と同一であることを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載されたホログラム記録再生方法。
  4. 連続的にホログラム情報を記録あるいは再生する時に、前記ホログラム記録再生光学系と前記カード型光記録媒体のどちらか一方を往復移動させ、他方は一方向にのみ移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載されたホログラム記録再生方法。
  5. 前記カード型光記録媒体の形状が長方形であって、前記カートリッジを前記ホログラム記録再生装置に挿入する方向が、前記カード型光記録媒体の長辺方向であることを特徴とする請求項3に記載されたホログラム記録再生方法。
  6. 前記参照光の光軸が、前記カード型光記録媒体面の法線に対し傾いており、該光軸を前記カード型光記録媒体に射影したベクトルと記録時における前記カード型光記録媒体の移動方向を示すベクトルのなす角θが、−90°<θ<90°であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載されたホログラム記録再生方法。
  7. 前記参照光の光軸が、前記カード型光記録媒体面の法線に対し傾いており、該光軸の前記カード型光記録媒体に射影したベクトルと記録時における前記カード型光記録媒体の移動方向を示すベクトルのなす角θが略0°であることを特徴とする請求項1から請求項4に記載されたホログラム記録再生方法。

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