JP2006048241A - 組込み制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少なくとも2つのプロセッサを有する制御装置において、イベント関連情報を取得できるようにする。
【解決手段】 イベント生成処理部1122は、タイマプロセッサタイマ1126とCPU要求イベント生成時刻11332とが一致したときに、仮想リファレンス信号のイベント1123を生成する。同時に、イベント生成処理部1122はデュアルポートメモリ113の起動イベントカウンタ記憶部1132に、タイマプロセッサ起動イベントカウンタ11321としてCPU要求イベントカウンタ11331の値を記憶する。CPU111のイベント処理部1111は、イベント1123を受けると、仮想リファレンス信号処理部1118を起動する。信号処理部1118は、カウンタ11321の値をもとに、タイマプロセッサモジュール112の起動したイベント1123に対応するCPU111のイベント生成要求1125を識別し、所定の処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、独立した2つ以上のプロセッサを含む組込み制御装置に関わり、より詳細には、任意のプロセッサがそれとは別のプロセッサに対してイベントを発生させる組込み制御装置に関する。
従来の単一のCPUを搭載したマイクロプロセッサを用いた組込み制御装置では、イベントの生成とイベント処理とは、同一のCPUにより処理されていた。従って、イベントの設定時のイベント管理処理によるイベント関連情報やイベント発生時のイベント関連情報は、イベント処理で直接参照できる。
ところで、最近では、CPU以外に別のコプロセッサを内蔵するマイクロプロセッサが増えてきた。例えば非特許文献1に記載のマイクロプロセッサでは、コプロセッサとしてタイマプロセッサモジュールを有し、それらが同一のデュアルポートメモリにアクセスできる構成を有している。このようなマイクロプロセッサを用いた組込み制御装置では、一部のタイマのコンペアマッチ(比較器の値とタイマの値とが一致したときに発生するイベント)割込み処理を、CPUではなく、タイマプロセッサモジュールに実行させることができる。このようなイベントを発生させる時に、CPUは、タイマプロセッサモジュールにイベント生成要求を出し、それに応じてタイマプロセッサモジュールがイベントを生成する。
MPC561/MPC562/MPC563/MPC564 REFERENCE MANUAL、モトローラ社(1999年)。
CPUがイベント生成要求を複数出した場合、タイマプロセッサモジュールから生成されるイベントが、どのイベント生成要求に対するイベントかを識別し、そのイベントを生成させるのに必要であったパラメータ、例えばコンペアマッチのタイマ値などをCPUが取得したいことがある。
これらの値の全てをデュアルポートメモリや通信によって取得しようとすると、これらの情報の同時性を保証する必要があり。同時性を保証するための処理、例えば、バスの占有や多重割込みのキューイングなどを導入するとCPU負荷が高くなり、さらに、メモリを大量に使用してしまうという問題点があった。
第1のプロセッサと第2のプロセッサとの少なくとも2つのプロセッサを含む組込み制御装置において、前記第1のプロセッサからのイベント生成要求に応じて、イベントを特定するIDであるイベントカウンタとイベントに関連するイベント関連情報とを記憶しておき、前記イベントを発生させた際に、前記イベントカウンタ値に基づいて該イベントカウンタ値の関連する前記イベント関連情報を取得する。
これにより、どのイベントセットに対するイベントかを第1のプロセッサが認識できる。また、イベントセット時にイベントカウンタに対応させてパラメータを記憶しておくことで、イベント発生時にイベントカウンタに対応するパラメータを取り出し、使用することができる。
本発明によれば、イベント生成要求を出し、かつ生成されたイベントを受付け、処理を実行する第1のプロセッサと、イベント生成要求を受付け、イベントを生成する第2のプロセッサとからなる組込み制御装置において、第2のプロセッサがイベントを多重起動し、第1のプロセッサが1つ目のイベントを取得できず、イベントがオーバーラップされた場合でも、オーバーラップされたイベントを無視しても良い処理であれば、次のイベントを正常に受付けることができる。
また、イベント起動時の受け渡しをする情報が起動イベントカウンタ値のみでよいため、メモリの消費量を少なくすることができる。また、イベント起動時に、第1のプロセッサに受け渡す情報の同時性を保証する必要がなく第1のプロセッサの排他制御を行う必要がないため、CPUの負荷とデュアルポートメモリの使用量を低減できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態による組み込み制御装置について説明を行う。まず、本発明の第1の実施の形態による組み込み制御装置について図面を参照しつつ説明を行う。本実施の形態による制御装置は、自動車用エンジン制御ユニットである。図1は、自動車用エンジン制御ユニットの構成例を示す図である。図1に示すように、自動車用エンジン制御ユニット1は、クランクセンサ2と、カムセンサ3に接続され、マイクロプロセッサ11、を有している。マイクロプロセッサ11は、CPU111と、タイマプロセッサモジュール112と、デュアルポートメモリ113と、を有している。
クランクセンサ2およびカムセンサ3からの、クランクセンサ信号4とカムセンサ信号5とが、タイマプロセッサモジュール112に設けられている入出力ポート114に接続されている。クランクセンサ信号4とカムセンサ信号5とのそれぞれの入力信号をにより、クランクセンサ信号4やカムセンサ信号5を基準とした仮想イベント信号を生成し、制御に用いる。
第1のプロセッサであるCPU111は、イベント処理部1111と、クランクイベント・カムイベント処理部1112と、仮想リファレンス生成処理部1113と、イベント要求処理部1114,イベント関連情報記憶処理部1115と、イベント関連情報記憶部1116と、イベント要求記憶処理部1117と、仮想リファレンス信号処理部1118と、を有している。
タイマプロセッサモジュール112は、入出力ポート114と、クランク信号・カム信号デコード処理部1121と、イベント生成処理部1122と、イベント要求受付処理部1124と、タイマプロセッサタイマ1126と、タイマプロセッサ起動イベントカウンタ記憶処理部1127と、を有する。
デュアルポートメモリ113は、CPU111とタイマプロセッサモジュール112との両方から、データの書き込みと読み出しとができる。デュアルポートメモリ113は、クランク信号・カム信号デコード処理結果記憶部1131と、起動イベントカウンタ記憶部1132と、イベント要求記憶部1133と、を有している。
エンジン制御ユニット1には、エンジンのシリンダ位置を等間隔で、かつ、所定の個所が欠落したパルスで表すクランクセンサ信号4とカムの所定の位置をパルスのエッジで表すカムセンサ信号5とが、入出力ポート114から入力される。これらの信号の入力により、クランク信号・カム信号デコード処理部1121が起動される。クランク信号・カム信号デコード処理部1121は、クランクセンサ信号4とカムセンサ信号5とのデコードを行い、これらの信号によりエンジンのシリンダ位置を解析し、所定のエッジを検出したときに、イベント生成処理部1122を介してイベント1123を生成する。
タイマプロセッサモジュール112のクランク信号・カム信号デコード処理部1121のイベント1123により、CPU111のイベント処理部1111が起動される。CPU111のイベント処理部1111は、CPU111のクランクイベント・カムイベント処理部1112を起動する。CPU111のクランクイベント・カムイベント処理部1112は、タイマプロセッサモジュール112のクランク信号・カム信号デコード処理部1121が計測したクランクセンサ信号4とカムセンサ信号5とのキャプチャ値やパルス間の周期の計算と、クランクセンサ信号4とカムセンサ信号5の位置情報とを用いて、さらにデコードを行い、シリンダの位置やイベント間の周期等を計算する。
仮想リファレンス生成処理部1113は、シリンダの位置やイベント間周期と、クランクセンサ信号4とカムセンサ信号5とのキャプチャ値とを用いて、仮想リファレンス信号の位置を仮想リファレンス信号の生成時刻に変換する。
CPU111のイベント要求処理部1114は、イベント関連情報記憶処理部1115を介して、仮想リファレンス信号の生成時刻や仮想リファレンス信号の周期、仮想リファレンス信号のID等の仮想リファレンス信号に関係する情報であるイベント関連情報11162をCPU要求イベントカウンタ11161と関連付けて保存する。同時に、CPU111のイベント要求処理部1114は、CPU111のイベント要求記憶処理部1117を介して、デュアルポートメモリ113のイベント要求記憶部1133にCPU要求イベントカウンタ11331とCPU要求イベント生成時刻11332とを保存し、タイマプロセッサモジュール112に対し、イベント生成要求1125を出す。タイマプロセッサモジュール112は、イベント要求受付処理部1124により、イベント生成要求1125を受付ける。
タイマプロセッサモジュール112のイベント生成処理部1122は、タイマプロセッサタイマ1126とCPU要求イベント生成時刻11332とが一致したときに、仮想リファレンス信号のイベント1123を生成する。同時に、イベント生成処理部1122は、タイマプロセッサ起動イベントカウンタ記憶処理部1127を介して、デュアルポートメモリ113の起動イベントカウンタ記憶部1132に、タイマプロセッサ起動イベントカウンタ11321として仮想リファレンス信号のイベントの要因となったCPU要求イベントカウンタ11331の値を記憶する。
CPU111のイベント処理部1111は、仮想リファレンス信号のイベント1123を受けると、仮想リファレンス信号処理部1118を起動する。仮想リファレンス信号処理部1118は、デュアルポートメモリ113の起動イベントカウンタ記憶部1132からタイマプロセッサ起動イベントカウンタ11321を取得する。仮想リファレンス信号処理部1118は、タイマプロセッサ起動イベントカウンタ11321の値をもとに、タイマプロセッサモジュール112の起動したイベント1123に対応するCPU111のイベント生成要求1125を識別し、CPUイベント生成要求1125生成する時に、CPU要求イベントカウンタ11161と関連付けて保存しておいたイベント関連情報11162をイベント要求記憶部1133から取得して、所定の処理を行う。図2は、CPU111側での仮想リファレンス生成処理1113と、イベント要求処理1114と、イベント関連情報記憶処理1115と、イベント要求記憶処理1117と、の一連の処理の内容を示すフローチャート図1113aである。図1を参照しつつ説明を行う。図2に示すように、まず、ステップ1113a1において、CPU111のクランクイベント・カムイベント処理1112の結果より仮想リファレンス信号の生成に必要な気筒情報、クランク位置情報、クランク信号キャプチャ値等を取得する。ステップ1113a2では、ステップ1113a1で取得した気筒情報、クランク位置情報、クランク信号キャプチャ値により、仮想リファレンス信号の位置情報をタイマプロセッサ時刻に変換する。ステップ1113a3では、CPU要求イベントカウンタ11331をインクリメントする。ステップ1113a4では、イベント関連情報記憶処理部1115が、CPU要求イベントカウンタ11331を図3に示すイベントカウンタ記憶領域11161aに格納し、仮想リファレンス信号生成時刻、仮想リファレンス信号周期等の仮想リファレンス信号関連情報をイベント関連情報11162として図3に示すイベント関連パラメータ記憶領域11162aに格納する。この際、CPU要求イベントカウンタ11331と仮想リファレンス信号のイベント関連情報11162とを関連付けるため、CPU要求イベントカウンタ11331と同じ要素番号に、イベント関連情報11162を格納する。
図3は、イベント関連情報記憶部1116に格納されるデータの配置であって、イベントカウンタ記憶領域11161aとイベント関連パラメータ記憶領域11162aとのデータ構造を示す図である。イベントカウンタ記憶領域11161aとイベント関連パラメータ記憶領域11162aとが対応つけられて記憶されている。ステップ1113a5では、イベント要求記憶処理部1117を介して、CPU要求イベントカウンタ11331と仮想リファレンス信号生成時刻11332とをデュアルポートメモリ113のイベント要求記憶部1133に格納する。ステップ1113a6では、CPU111のイベント要求処理部1114が、タイマプロセッサモジュール112に対してイベント生成要求1125を出力する。
図4に、タイマプロセッサモジュール112のイベント要求受付処理部1124における処理の流れを示すフローチャート図である。図4に示すように、ステップ11241において、CPU111からのイベント生成要求1125を受付ける。ステップ11242では、CPU111のイベント要求記憶処理部1117がデュアルポートメモリ113のイベント要求記憶部1133に格納したCPU要求イベントカウンタ11331の値を取得する。ステップ11243では、CPU111のイベント要求記憶処理部1117がデュアルポートメモリ113のイベント要求記憶部1133に格納した仮想リファレンス信号のCPU要求イベント生成時刻11332を取得する。
ステップ11244では、ステップ11243で取得した仮想リファレンス信号のCPU要求イベント生成時刻11332が、現在、タイマプロセッサモジュール112の比較器に登録されているイベントよりも早い時刻であるか、または現在タイマプロセッサモジュール112の比較器に登録されているイベントがないかを判定する。この判定結果が真であれば、ステップ11245において、ステップ11243で取得した仮想リファレンス信号生成時刻11332を比較器にセットする。ステップ11244の判定結果が偽であれば、ステップ11246において、ステップ11242で取得したCPU要求イベントカウンタ11331とステップ11243で取得した仮想リファレンス信号生成時刻11332とをキューに登録する。
図5は、タイマプロセッサモジュール112のイベント生成処理部1122における処理の流れを示すフローチャート図である。タイマプロセッサモジュール112のイベント生成処理部1122における処理は、図4のステップ11245において比較器にセットした仮想リファレンス信号生成時刻11332とタイマプロセッサタイマ1126とが一致したときに実行される。
ステップ11221では、仮想リファレンス信号イベント1123のCPU要求イベントカウンタ11331を取得する。ステップ11222では、タイマプロセッサ起動イベントカウンタ記憶処理部1127により、発生イベントのCPU要求イベントカウンタ11331をタイマプロセッサモジュール112の起動イベントカウンタ11321として、デュアルポートメモリ113の起動イベントカウンタ記憶部1132に格納する。ステップ11223では、CPU111に仮想リファレンス信号のイベント1123を生成する。ステップ11224では、仮想リファレンス信号のイベント生成要求1125のキューで待ち状態のイベントがあるか否かを判定する。この判定結果が偽であれば、タイマプロセッサモジュール112のイベント生成処理1122を終了する。ステップ11224の判定結果が真であれば、ステップ11225において、もっとも現在時刻に近い仮想リファレンス信号生成時刻11332を比較器にセットする。
図6は、仮想リファレンス信号のイベント1123を受けたCPU111のイベント処理部1111における処理の流れを示すフローチャート図である。図6に示すように、まず、ステップ11111では、タイマプロセッサモジュール112からの仮想リファレンス信号のイベント1123を受付ける。ステップ11112では、タイマプロセッサモジュール112が図5のステップ11222で格納したタイマプロセッサ起動イベントカウンタ11321をデュアルポートメモリ113の起動イベントカウンタ記憶部1132から取得する。ステップ1118では、仮想リファレンス信号処理部を起動する。この際、ステップ11112で取得した起動イベントカウンタ11321を仮想リファレンス信号処理部1118に渡す。
図7は、仮想リファレンス信号処理部1118における処理の流れを示すフローチャート図である。図7に示すように、ステップ11181では、図3のイベントカウンタ記憶領域11161aから、ステップ11112において取得したタイマプロセッサ起動イベントカウンタ11321とCPU111のCPU要求イベントカウンタ11331とが一致する要素を検索し、イベント関連パラメータ記憶領域11162aの同じ要素から、仮想リファレンス信号のイベント生成時刻11332や、仮想リファレンス信号周期等の仮想リファレンス信号のイベント関連情報11162を取得する。
ステップ11182では、ステップ11181で取得した仮想リファレンス信号のイベント関連情報11162を用いて、燃料噴射パルス生成、点火パルス生成などのクランクセンサ信号4とカムセンサ信号5とに関連する所定の処理を実行する。
以上、本発明の実施の形態による制御装置によれば、CPUが複数のコンペアマッチイベントの生成要求を出した場合においても、起動イベントカウンタをデュアルポートメモリに置くことにより、発生したイベントが、どのイベント生成要求によるものかを判断することができ、要求イベントカウンタに関連付けたパラメータを容易に取得できるという効果がある。さらに、コプロセッサからCPUへの情報をイベントカウンタのみにすることで、複数の情報を伝えるシステムに比べて排他的制御が不要な分、CPUの負荷が軽減するという効果がある。
また、デュアルポートメモリを用いると、これに接続される2つのプロセッサからの読み出し、書き込みアクセスが容易になり、それぞれのプロセッサにかかる処理負荷も低減できるという効果がある。
尚、「イベントカウンタ」と「イベント生成条件情報」とは、「イベント生成要求生成時」に必ずCPUからコプロセッサに伝える必要がある。また、コプロセッサが「イベント生成時」にも、コプロセッサからCPUに「起動イベントカウンタ情報」を伝える必要があるため、何らかの通信手段が必要となる。上記の例においては、この機能をデュアルポートメモリにより達成するようにしたが、他の方法としては、通信で行う方法、外部からアクセス可能なサブ又はメインの内部メモリを設ける方法もある。
次に、本発明の第2の実施の形態による制御装置について説明を行う。
本発明の第1の実施の形態においては、同一のマイクロプロセッサ内のCPUとタイマプロセッサモジュールとを用いた例を示したが、本実施の形態による制御装置のように、独立した2つのプロセッサを用いてもよい。この場合、独立したプロセッサに適用できるので、適用範囲を広げることができる。この場合、起動イベントカウンタや要求イベントカウンタ、要求イベント条件情報を2つのプロセッサがアクセス可能なデュアルポートメモリに記憶してもよいし、一方のプロセッサ内にあって、他方のプロセッサからアクセス可能なメモリ領域に記憶してもよい。この場合、外部メモリにアクセス可能なプロセッサや外部からアクセス可能な記憶装置をもつプロセッサにも適用できる。
次に、本発明の第3の実施の形態による制御装置について説明する。本発明の第1の実施の形態による制御装置においては、要求イベント条件をイベント生成時刻とした。本実施の形態による制御装置においては、要求イベント条件が外部入力イベントとなっている。あるいは、通信イベント、A/D変換イベントといったマイクロプロセッサの機能によるイベントとしてもよい。この場合には、イベント生成条件をタイマのコンペアマッチイベントだけでなく、外部入力イベントと通信イベント、A/D変換といったCPUの有するあらゆる機能によるイベントに適用することができ、拡張性を高めることができる。
尚、上記各実施の形態においては、2つのプロセッサを使用した例について説明したが、3以上のプロセッサを使用してもよい。この場合、第1のプロセッサ(以下、CPUとする)が、他の複数のプロセッサ(以下、コプロセッサとする)に対してイベント生成要求を出す時に、同時に各々のイベント生成要求に対応づけた要求イベントカウンタをコプロセッサに渡すことにより、コプロセッサは、そのイベント生成要求に対応するイベントをCPUに対して発生させる時に、要求イベントカウンタを起動イベントカウンタとしてCPUに渡す。これにより、発生したイベントがどのコプロセッサからのどのイベント生成要求に対するイベントかをCPUに認識させることができる。
さらに、本発明の第1の実施の形態の場合と同様に、コプロセッサにイベント生成要求を出す時に、イベント関連情報を要求イベントカウンタと対応付けて、CPU内部に保存しておくことにより、コプロセッサからのイベント発生時に、起動イベントカウンタと同じ値の要求イベントカウンタに関連付けられたイベント関連情報を取得することができる。従って、3つ以上のプロセッサを使用した場合でも、2つのプロセッサを使用した本発明の一実施例と同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の各実施の形態による制御装置によれば、イベント生成要求を出し、かつ生成されたイベントを受付け、処理を実行する第1のプロセッサと、イベント生成要求を受付け、イベントを生成する第2のプロセッサからなる組込み制御装置において、第2のプロセッサがイベントを多重起動し、第1のプロセッサが1つ目のイベントを取得できず、イベントがオーバーラップされた場合でも、オーバーラップされたイベントを無視しても良い処理であれば、次のイベントを正常に受付けることができるという効果がある。
また、イベント起動時の受け渡しをする情報として、起動イベントカウンタのみとなるので、メモリの消費をすくなくでき、イベント起動時に、第1のプロセッサに受け渡す情報の同時性を保証する必要がなく、第1のプロセッサの排他制御を行う必要がないため、CPU負荷とデュアルポートメモリの使用量を低減できるという効果がある。
本発明は、2以上のプロセッサを具備する制御装置に適用できる。
本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置のシステム構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置の仮想リファレンス生成処理部、イベント要求処理部、イベント関連情報記憶処理部、イベント要求記憶処理部の処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置におけるCPUのイベント関連情報記憶領域の格納情報の配置の一例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置のタイマプロセッサモジュールのイベント要求受付処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置のタイマプロセッサモジュールのイベント生成処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置の仮想リファレンス信号のイベントを受けたCPUのイベント処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態による組込み制御装置のイベント処理により起動される仮想リファレンス信号処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
1…エンジン制御ユニット、2…クランクセンサ、3…カムセンサ、4…クランクセンサ信号、5…カムセンサ信号、
11…マイクロプロセッサ、
111…CPU、112…タイマプロセッサモジュール、113…デュアルポートメモリ、114…入出力ポート、1111…イベント処理、1112…クランクイベント・カムイベント処理、1113…仮想リファレンス生成処理、1114…イベント要求処理、1115…イベント関連情報記憶処理、1116…イベント関連情報記憶、11161…CPU要求イベントカウンタ、11161a…イベントカウンタ記憶領域、11162…イベント関連情報、11162a…イベント関連パラメータ記憶領域、1117…イベント要求記憶処理、1118…仮想リファレンス信号処理、1121…クランク信号・カム信号デコード処理、1122…イベント生成処理、1123…イベント、1124…イベント要求受付処理、1125…イベント生成要求、1126…タイマプロセッサタイマ、1127…タイマプロセッサ起動イベントカウンタ記憶処理、1131…クランク信号・カム信号デコード処理結果、1132…起動イベントカウンタ記憶、11321…タイマプロセッサ起動イベントカウンタ、1133…イベント要求記憶、11331…CPU要求イベントカウンタ、11332…CPU要求イベント生成時刻。

Claims (6)

  1. 第1のプロセッサと第2のプロセッサとの少なくとも2つのプロセッサを含む組込み制御装置であって、
    前記第1のプロセッサから前記第2のプロセッサに対して前記イベント生成要求を行うイベント要求処理手段と、
    前記第1のプロセッサの前記イベント生成要求生成時に、前記イベントを識別するための情報である要求イベントカウンタ情報と前記イベントが発生したときに前記第1のプロセッサが使用する情報であるイベント関連情報とを対応付けて記憶するイベント関連情報記憶手段と、
    前記要求イベントカウンタ情報と前記イベント生成要求の生成条件である要求イベント生成条件情報とを記憶するイベント要求記憶手段と、
    前記第1のプロセッサによる前記イベント生成要求生成時に、前記要求イベントカウンタ情報と前記要求イベント生成条件情報とを、前記イベント要求記憶手段に記憶するイベント要求記憶処理手段と、
    前記第2のプロセッサにおいて、前記第1のプロセッサが生成した前記イベント生成要求を受付けるイベント要求受付処理手段と、
    該イベント要求受付処理手段から得たイベント生成条件を満たしたときに、前記第1のプロセッサに対して、前記イベントを発生させるイベント生成処理手段と、
    前記第2のプロセッサにより発生される前記イベントを識別するための起動イベントカウンタ情報を記憶する起動イベントカウンタ記憶手段と、
    前記第2のプロセッサによる前記イベント発生時に、前記イベントの発生要因となった前記イベント生成要求の前記要求イベントカウンタ情報を前記起動イベントカウンタ情報として、前記起動イベントカウンタ記憶手段に記憶する起動イベントカウンタ記憶処理手段と、
    前記第1のプロセッサに設けられ、前記第2のプロセッサにより発生される前記イベントに応じて所定の処理を行い、前記イベント関連情報記憶手段と前記起動イベントカウンタ情報とにより、前記イベント生成要求生成時に前記要求イベントカウンタ情報に関連付けて記憶した前記イベント関連情報を取得するイベント処理手段と、
    を有することを特徴とする組込み制御装置。
  2. 前記第1のプロセッサはCPUであり、前記第2のプロセッサはコプロセッサであることを特徴とする請求項1記載の組込み制御装置。
  3. 前記イベント要求記憶手段又は前記起動イベントカウンタ記憶手段の少なくとも一方は、前記第1のプロセッサと前記第2のプロセッサとの両方からアクセス可能なデュアルポートメモリに実装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の組込み制御装置。
  4. 前記第1のプロセッサはCPUであり、前記第2のプロセッサはタイマプロセッサモジュールであって、
    前記第1のプロセッサの前記要求イベント生成条件情報は、前記タイマプロセッサモジュールのイベント生成時刻であり、
    前記タイマプロセッサモジュールの生成する前記イベントは、前記第2のプロセッサのタイマ値と前記イベント生成時刻が一致したときに生成されることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の組込み制御装置。
  5. 前記組込み制御装置は自動車用エンジン制御ユニットであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の組込み制御装置。
  6. 第1のプロセッサと第2のプロセッサとの少なくとも2つのプロセッサを含む組込み制御装置であって、
    前記第1のプロセッサから前記第2のプロセッサに対して前記イベント生成要求を生成するイベント要求に応じて、前記イベントを識別するための情報である要求イベントカウンタ情報と前記イベントが発生したときに前記第1のプロセッサが使用する情報であるイベント関連情報とを対応付けて記憶するイベント関連情報記憶手段と、前記要求イベントカウンタ情報と前記イベント生成要求の生成条件である要求イベント生成条件情報とを記憶するイベント要求記憶手段と、
    前記第2のプロセッサにおいて、前記第1のプロセッサが生成した前記イベント生成要求から得たイベント生成条件を満たしたときに、前記第1のプロセッサに対して、発生される前記イベントを発生される前記イベントを識別するための起動イベントカウンタ情報を記憶する起動イベントカウンタ記憶手段と、
    前記第2のプロセッサによる前記イベント発生時に、前記イベントの発生要因となった前記イベント生成要求の前記要求イベントカウンタ情報を前記起動イベントカウンタ情報として、前記起動イベントカウンタ記憶手段に記憶する起動イベントカウンタ記憶処理手段と、
    前記第1のプロセッサに設けられ、前記第2のプロセッサにより発生される前記イベントに応じて所定の処理を行い、前記イベント関連情報記憶手段と前記起動イベントカウンタ情報とにより、前記イベント生成要求生成時に前記要求イベントカウンタ情報に関連付けて記憶した前記イベント関連情報を取得するイベント処理手段と、
    を有することを特徴とする組込み制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010525436A (ja) * 2007-04-17 2010-07-22 エックスモス リミテッド 時限ポート
JP2015225474A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 富士通株式会社 情報処理装置及びタイマ設定方法

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