JP2006048003A - 有機el駆動回路およびこれを用いる有機el表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スレーブチップのドライバIC11,13のホワイトバランス調整回路3は、それぞれ基準電流Ir(基準電流源1aの基準電流Irefの電流値に相当するこれと同相の電流値)に基づいてD/A3aにおいて基準駆動電流Iroをそれぞれ生成して、それぞれにそれぞれの基準電流分配型D/A変換回路4を駆動する。それにより、有機ELパネル5の端子ピンに送出する駆動電流がそれぞれのドライバIC11,13で生成される。ドライバIC12の基準電流発生回路1aの基準電流Irefを基準として短い配線ライン14,15を介して両隣のスレーブチップのドライバIC11,13が実質的に同じ電流値の基準電流により同じ回路構成の回路を経て駆動電流を発生するので、各駆動電流のばらつきが低減される。
【選択図】図2
Description
このような端子ピン数の増加により、特に、カラムライン側では複数のカラムドライバICが必要になる。例えば、QVGAのフルカラーでは三原色のR,G,B各120端子ピンの360端子ピンとなり、現在ところ3ドライバは必要になる。そのためカラムドライバIC相互間の特性の相違、特に、その駆動電流のばらつきにより、有機EL表示装置の画面上に輝度むらが発生する問題がある。
このような問題を解決するための発明として、出願人は、特開2003−288045号「有機EL駆動回路およびこれを用いる有機EL表示装置」を出願している(特許文献1)。これは、集積されたペア抵抗の抵抗値が実質的に等しいことを利用してカラムドライバIC間での駆動電流のばらつきを抑える技術である。
一方、有機ELパネルは、大型化の傾向にあって、パネルが大きい場合には、カラムドライバICは3個か、それ以上必要になる。その上、端子ピン数の増加は、端子ピン間の駆動電流のばらつきも大きくするので、より精度の高い駆動電流が要求される。前記のペア抵抗を利用する駆動電流の制御は、ペア抵抗の抵抗値のばらつきが駆動電流値に影響を与えるので、現在の輝度むら低減の要求には十分応えられなくなってきている。
この発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するものであって、有機ELパネルを電流駆動するカラムドライバIC間での特性の相違による有機EL表示装置の画面上での輝度むらを低減でき、カラムドライバICの製造コストを低減できる有機EL駆動回路を提供することにある。
この発明の他の目的は、有機ELパネルを電流駆動するカラムドライバIC間での特性の相違による有機EL表示装置の画面上での輝度むらを低減でき、カラムドライバICの製造コストを低減できる有機EL表示装置を提供することにある。
このICの外部から基準電流に対して同相で基準電流の電流値に相当する電流値の電流を入力するために設けられた第1および第2の入力端子と、第1および第2の出力端子と、第1の入力端子から入力される電流、第2の入力端子から入力される電流、そして基準電流のいずれか1つを選択するための基準電流選択回路と、基準電流選択回路により選択された電流を基準電流に対して逆相に反転させる電流反転回路と、この電流反転回路の電流を入力側トランジスタに受けて第1および第2の出力側トランジスタに基準電流の電流値に相当する電流値の電流をそれぞれ生成して第1および第2の出力端子に出力するカレントミラー回路とを備えていて、
前記ICは矩形であって、第1および第2の入力端子は、このICと同様な回路構成のICが隣接して配置されたときに隣接することになる両側の辺にそれぞれ配置され、かつ、第1および第2の出力端子も同様に前記両側の辺にそれぞれ配置されているものである。
この場合、入力端子と出力端子とは各ICにおいて相互に隣接した辺に設けられているので、IC間の端子接続ラインは短くなり、送出する電流値の変動はほとんど生じない。
これにより、隣接配置されるICの基準電流の電流値を、基準電流を発生しているICの基準電流の電流値に実質的に揃えることができるので、有機ELパネルを電流駆動するカラムドライバIC間での特性の相違による有機EL表示装置の画面上での輝度むらを低減できる。さらに、マスターであっても、スレーブであっても同一構成ICを使用でき、これらを接近させて多数配列できるので、カラムドライバICの製造コストを低減でできる。
その結果、この発明は、携帯電話機等において、有機ELパネルの端子ピン数が増加することによって、有機ELパネルのカラムライン側の辺に沿って複数のICを配列した場合であっても、有機ELパネルを電流駆動するカラムドライバIC間での特性の相違による有機EL表示装置の画面上での輝度むらを低減でき、カラムドライバICの製造コストを低減でできる。
なお、この明細書におけるカラムドライバは、アクティブマトリックス型の有機ELパネルにおいてデータ線を駆動するドライバであってもパッシブマトリックス型の有機ELパネルのカラムラインを駆動するドライバであってもよいので、これらを区別していない
ドライバIC11〜13は、同一の回路構成の有機EL駆動回路を有し、それぞれが隣接して配置されている。これら3個のドライバICは、水平1ライン分の有機ELパネル5のカラム方向の端子ピンの駆動を分割して受け持つ。これら3個のドライバICには、それぞれに、IC外部から供給される電流と内部で発生した電流のいずれかを選択してそれを基準電流として内部回路に供給するために基準電流発生回路1と基準電流選択回路2、そして隣接するICの1つあるいは2つへ基準電流を転送するための2つの出力端子、基準電流を隣接するICの1つから受けるための2つの入力端子とが設けられている。
なお、図2において、ドライバIC12は、マスタドライバであって、これの両側にあるドライバIC11とドライバIC13とがスレーブドライバである。
基準電流分配型D/A変換回路4は、トランジスタTNaを入力側トランジスタとし、D/A変換ブロック4a〜4nのそれぞれを構成する出力側トランジスタ群を有する1つのカレントミラー回路で構成されていて、この1つのカレントミラー回路が電流スイッチングD/A変換回路になっている。このカレントミラー回路の出力側トランジスタ群と各出力側トランジスタにそれぞれ接続されたスイッチ回路群(図示せず)でD/A変換ブロック4a〜4nを構成する。このことで、トランジスタTNaを駆動する基準駆動電流が端子ピン対応のD/A変換ブロック4a〜4nにそれぞれ分配されるとともに、各D/A変換ブロック4a〜4nは、基準駆動電流に従って自己に対応して与えられた表示データDATに応じてスイッチ回路群をON/OFFすることで表示データDATのD/A変換をして端子ピン対応に各D/A変換ブロック4a〜4nがそれぞれに表示データDATの値に対応するアナログ変換電流を生成する。
なお、図1における出力端子P1,…Pi,…Pnは、有機ELパネル5の端子ピンに対応して設けられたドライバIC12の出力端子であり、SWは、出力端子P1,…Pi,…Pnに対応して設けられたリセットスイッチである。
なお、レジスタ7に記憶されるデータは、装置外部から入力データとしてMPU9に供給されたR,G,B対応のデータをMPU9が受けて一旦内部の不揮発性メモリに記憶し、このデータをMPU9がレジスタ7に転送することでレジスタ7に設定される。
すなわち、入力端子12bは、後段ドライバIC13側の隣接する辺の出力端子13dとその位置が対応していて、出力端子12eは、後段ドライバIC13側の隣接する辺の入力端子13aとその位置が対応している。入力端子12aは、前段ドライバIC12側の隣接する辺の出力端子11eとその位置が対応していて、出力端子12dは、前段ドライバIC11側の隣接する辺の入力端子11bとに位置が対応している。これにより隣接するIC間で出力端子(白角端子)と入力端子(黒角端子)がそれぞれに対応する位置関係で配置されることになる。
これにより、出力端子12dは、入力端子11bに隣接し、短い配線ライン14によりこれら端子が接続される。出力端子12eは、入力端子13aに隣接し、短い配線ライン15によりこれら端子が接続される。
なお、入力端子11c,12c,13cは、それぞれマスター/スレーブの設定信号SELが入力される端子であり、隣接するICと対応関係である必要がないので任意の辺の端子ピンが割当てられてもよい。また、ICは矩形であるが、その矩形は、通常のICとは異なり、有機ELパネル5のカラム方向の端子ピンに沿って細長い、短冊状ものとなる。なお、図2では、設定信号SELを設定するために必要なクロックCLKの入力端子12f(図1参照)は省略してある。
また、図2に示すように、有機ELパネル5におけるXa…Xi…Xn,X2a…X2i…X2n,X3a…X3i…X3nは、それぞれドライバIC11〜13の出力端子P1…Pi…Pnに対応するデータ線(カラムライン)である。
基準電流選択回路2は、コントロール回路8からマスター/スレーブの設定信号SELを受けて内部の基準電流Irefか、前段ICからの電流Irか、後段ICからの電流Irかの、3者のうちいずれか1つの電流を基準電流として選択する回路である。
これは、アナログスイッチ(トランスミッションゲート)2a〜2cとシフトレジスタ2dとからなる。シフトレジスタ2dは、フリップフロップ(FF)を3段従属接続した回路である。なお、設定信号SELは、後述するように3ビットデータとしてクロックCLに応じてシフトレジスタ2dに設定される。
アナログスイッチ2a,2bは、それぞれ入力端子12a,12bに対応して設けられ、それぞれその一端がこれら入力端子12a,12bにそれぞれ接続されている。アナログスイッチ2cの一端は、基準電流源1aに接続され、これから基準電流Irefを受ける。アナログスイッチ2a〜2cの他端は共通に接続されて電流反転回路1bの入力端子に接続されている。
シフトレジスタ2dは、クロック入力端子2f(図2には図示せず)からシフトクロックCLを受けて、初段に入力されたデータ“1”を順次シフトして各段のフリップフロップに3ビットのデータを記憶する。これにより設定信号SELが各ドライバICに設定されてマスター/スレーブの選択が行われる。なお、シフトレジスタ2dは、初期状態では“0”リセットされている。
そこで、アナログスイッチ2aをONとし、他のスイッチをOFFとするときには、シフトレジスタ2dに設定信号SEL=“001”が設定される。アナログスイッチ2bをONとし、他のスイッチをOFFとするときには、シフトレジスタ2dに設定信号SEL=“010”が設定される。アナログスイッチ2cをONとし、他のスイッチをOFFとするときには、シフトレジスタ2dに設定信号SEL=“100”が設定される。これらの3ビットデータは、コントロール回路8から入力端子12cにシフトクロックCLとともに送出される。
なお、ドライバIC11,12の入力端子11c,13cにも同時にコントロール回路8からそれぞれぞドライバICに基準電流を選択する3ビットのデータが入力される。
基準電流選択回路2により選択された電流は、電流反転回路1bに加えられる。電流反転回路1bは、Nチャネルの入力側MOSトランジスタTN1と出力側MOSトランジスタTN2からなるカレントミラー回路で構成されている。ダイオード接続のトランジスタTN1は、そのドレインがアナログスイッチ2a〜2cの共通の出力側端子に接続され、そのソースが接地されている。
トランジスタTN2は、そのドレインがホワイトバランス調整回路3のカレントミラー回路の入力側トランジスタTPaのドレインに接続され、そのソースが接地されている。
これにより、基準電流源1aの基準電流Irefあるいは入力端子12a,12bから吐き出される基準電流Irefと同相の電流Irのいずれかの電流が電流反転回路1bに入力されて、電流反転回路1bは、シンク電流(逆相の電流)をミラー電流として発生してホワイトバランス調整回路3の入力側トランジスタTPaのドレインに供給する。
出力側の各トランジスタTP1,TP2のソースとD/A3aの出力側トランジスタTPc〜TPmのソースは、電源ライン+VDDより高い電圧の電源ライン+Vccに接続されている。各トランジスタTP1,TP2のドレインは、それぞれドライバIC12の両側辺にある出力端子12d,12eに接続されている。
D/A変換ブロック3aは、レジスタ7に記憶されたデータを受けてそれをD/A変換してホワイトバランス調整された基準駆動電流Iroを生成してこれを基準電流分配型D/A変換回路4に送出する。
ここで、トランジスタTPaと各トランジスタTP1,TP2とのチャネル幅(ゲート幅)は、1:1で等しい。各トランジスタTP1,TP2のドレインからは、それぞれ出力端子12d,12eに基準電流Irefと実質的に等しい電流値の電流Irが基準電流Irefと同相の吐き出し電流として出力される。トランジスタTP1,TP2は、図面左側の入力側トランジスタTPaに対してD/A3aよりも手前に配置されている。これにより高い精度で基準電流Irefと実質的に等しい電流値の電流Irを発生することができる。
ドライバIC12の出力端子12dは、配線ライン14(図2参照)を介してスレーブチップ11の入力端子11bに接続され、ドライバIC12の出力端子12eは、配線ライン15(図2参照)を介してスレーブチップ13の入力端子13aに接続されている。配線ライン14,15は、隣接する端子間を接続するもので非常に短いものである。
そこで、マスターチップのドライバIC12のトランジスタTP1のドレインの電流が出力端子12d,配線ライン14を介してスレーブチップのドライバ11の入力端子11bに短いパスで入力される。また、トランジスタTP2のドレインの電流が出力端子12e,配線ライン15を介してスレーブチップのドライバIC13の入力端子13aに短いパスで入力される。
出力端子12a,12bは、グランドGNDに接続されている。なお、このとき各トランジスタTP1,TP2の出力電流は、μAオーダのものであるので、直接グランドGNDへ流しても、全体の消費電力はほとんど増加しない。スレーブチップのドライバIC11の出力端子11a,11d,11eおよびスレーブチップのドライバIC13の出力端子13b,13d,13eも同様にグランドGNDに接続されている。
一方、スレーブチップのドライバIC11は、コントロール回路8から設定信号SEL=“010”を受けてそれがシフトレジスタ2dに記憶されている。これにより、入力端子11bを選択して、自己の基準電流源1aからの基準電流Irefではなく、後段のマスタードライバIC12のトランジスタTP1のドレインから送出された、その基準電流電流Irefに対応する電流値の電流Irを入力端子11b,アナログスイッチ2bを介してこれの電流反転回路1bに受ける。
スレーブチップのドライバIC13もコントロール回路8から設定信号SEL=“001”を受けてそれがシフトレジスタ2dに記憶されている。これにより、入力端子13aを選択して、前段のドライバIC12のトランジスタTP2のドレインから送出された基準電流Irefに対応する電流値の電流Irを入力端子13a,アナログスイッチ2cを介してこれの電流反転回路1bに受ける。
その結果、スレーブチップのドライバIC11,13のホワイトバランス調整回路3は、それぞれ基準電流Irに基づいてD/A3aにおいて基準駆動電流Iroをそれぞれ生成して、それぞれにそれぞれの基準電流分配型D/A変換回路4を駆動する。それにより、有機ELパネル5の端子ピンに送出する駆動電流がそれぞれのドライバIC11,13で生成される。
このように、ドライバIC12の基準電流発生回路1aの基準電流Irefを基準として短い配線ライン14,15を介して両隣のスレーブチップのドライバIC11,13が実質的に同じ電流値の基準電流により同じ回路構成の回路を経て駆動電流を発生するので、各駆動電流のばらつきが低減される。
また、実施例における出力端子12d,12e等に基準電流Irを出力する回路は、基準電流Irefあるいは基準電流Irにより入力側トランジスタが駆動され、出力側トランジスタに基準電流Irを発生するカレントミラー回路であれば、ホワイトバランス調整回路であることに限定されるものではない。
また、実施例で説明したホワイトバランス調整回路3は、R,G,B対応にそれぞれ設けられているとしているが、ホワイトバランス調整回路3を1つとしてD/A3aをR,G,B対応にそれぞれ設けて1個のカレントミラー回路として構成してもよい。この場合には、基準電流発生回路1からホワイトバランス調整回路3までをR,G,Bに対して共通の回路とすることができる。
また、実施例の基準電流選択回路2は、コントロール回路8からマスター/スレーブの設定信号SELを受けて内部の基準電流Irefか、外部から入力される電流Irかのいずれかを選択している。しかし、この基準電流選択回路2は、ROMデータと同一層にコンタクト配線パターンを形成してそのデータの書込みと同時に選択すべき側のコンタクトに接続するようにすることができる。このようにすれば、製造工程のROMのデータ書込みの際のマスクオプション処理で選択される選択回路とすることができる。したがって、この場合には選択するためのビットデータを基準電流選択回路2に入力する必要がない。しかも、この接続については、特別な論理回路等を伴うハードウエア回路が不要である。また、選択回路は、各配線ラインにヒューズを設けておき、製造過程で一方のヒューズを遮断するような回路であってもよい。
なお、実施例のように基準電流選択回路2がデータ設定によって、基準電流について自己の基準電流源1aの基準電流Irefか、外部から入力された電流Irかの選択をするものであれば、スレーブチップのドライバICについては、表示装置にドライバICが組み込まれ、画面を表示したときの、画面上の輝度むらを見て後から各IC内部の基準電流Irefを選択してマスターチップから切り離して動作させることが可能である。
したがって、この発明は、4個か、それ以上のドライバICが有機EL表示装置に設けられていても適用できる。もちろん、スレーブチップは、ドライバIC11,13のいずれか1つだけであってもよい。
また、実施例では、MOSFETトランジスタを主体として構成しているが、バイポーラトランジスタを主体として構成してもよいことはもちろんである。また、実施例のNチャンネル型(あるいはnpn型トランジスタ)は、Pチャンネル型(あるいはpnp型)トランジスタに、Pチャンネル型(あるいはpnp型)トランジスタは、Nチャンネル(あるいはnpn型)トランジスタに置き換えることができる。
3…ホワイトバランス調整回路、
4…基準電流分配型D/A変換回路、
5…有機ELパネル、5a…ピクセル回路、
5b…有機EL素子、6,7…レジスタ、
8…コントロール回路、9…MPU、
9…ピクセル回路、9a…有機EL素子、
10…有機EL表示装置、
12、11、13…カラムドライバIC、
14,15…配線ライン、
TN1,TN2…NチャネルMOSトランジスタ、
TP1,TP2,TPa…PチャネルMOSトランジスタ。
Claims (20)
- 基準電流に基づいて有機ELパネルの端子ピン対応に駆動電流を生成して前記有機ELパネルを電流駆動するIC化された有機EL駆動回路において、
このICの外部から前記基準電流に対して同相で前記基準電流の電流値に相当する電流値の電流を入力するために設けられた第1および第2の入力端子と、
第1および第2の出力端子と、
前記第1の入力端子から入力される電流、前記第2の入力端子から入力される電流、そして前記基準電流のいずれか1つを選択するための基準電流選択回路と、
前記基準電流選択回路により選択された電流を前記基準電流に対して逆相に反転させる電流反転回路と、
この電流反転回路の電流を入力側トランジスタに受けて第1および第2の出力側トランジスタに前記基準電流の電流値に相当する電流値の電流をそれぞれ生成して前記第1および第2の出力端子に出力するカレントミラー回路とを備え、
前記ICは矩形であって、前記第1および第2の入力端子は、このICと同様な回路構成のICが隣接して配置されたときに隣接することになる両側の辺にそれぞれ配置され、かつ、前記第1および第2の出力端子も同様に前記両側の辺にそれぞれ配置されている有機EL駆動回路。 - さらに前記基準電流を発生する基準電流発生回路を有し、前記カレントミラー回路は、さらに第3の出力側トランジスタを有し、この第3の出力側トランジスタの出力電流に応じて前記駆動電流が生成される請求項1記載の有機EL駆動回路。
- 前記第1および第2の出力側トランジスタは、前記入力側トランジスタに対して前記第3の出力側トランジスタより手前に配置されている請求項2記載の有機EL駆動回路。
- 前記第1あるいは第2の出力側トランジスタの出力電流は、前記ICと同一構成の他のICにおける前記第1の入力端子あるいは前記第2の入力端子に供給される請求項3記載の有機EL駆動回路。
- 前記第1の入力端子あるいは前記第2の入力端子は、前記ICと同一構成の他のICにおける前記第1あるいは第2の出力側トランジスタの出力電流を受ける請求項3記載の有機EL駆動回路。
- 前記第1の入力端子と前記第1の出力端子が前記両側の一辺に配置され前記第2の入力端子と前記第2の出力端子が前記両側の残りの一辺に配置され、前記第2の入力端子と前記第2の出力端子の前記両側の一方の辺における配置は、前記第1の入力端子と前記第1の出力端子の前記両側の他方の辺における配置に対して位置関係が逆転している請求項2記載の有機EL駆動回路。
- 前記ICは、マスターのドライバとなる第1のICであり、前記同様な回路構成のICは、スレーブのドライバとなる第2のICであり、前記第1のICの前記第1および第2の出力端子のいずれか一方と前記第2のICの前記第1および第2の入力端子のいずれか他方とが接続され、前記第1のICの前記基準電流選択回路は、自己の前記基準電流発生回路からの基準電流を選択し、前記第2のICの前記基準電流選択回路は、自己の前記第1および第2の入力端子のいずれか他方に入力された電流を選択する請求項6記載の有機EL駆動回路。
- さらに、スレーブのドライバとなる前記第2のICと同様な回路構成の第3のICを有し、前記第1のICの前記第1の出力端子と前記第2のICの前記第2の入力端子とが接続され、前記第1のICの前記第2の出力端子と前記第3のICの前記第1の入力端子とが接続され、前記第2のICの前記基準電流選択回路は、自己の前記第2の入力端子に入力された電流を選択し、前記第3のICの前記基準電流選択回路は、自己の前記第1の入力端子に入力された電流を選択する請求項7記載の有機EL駆動回路。
- 前記カレントミラー回路は、前記第3の出力側トランジスタが複数個設けられたD/A変換ブロックを有し、前記入力側トランジスタに入力された電流に対して調整された電流を前記D/A変換ブロックで発生し、前記D/A変換ブロックの出力電流に応じて前記駆動電流が生成される請求項8記載の有機EL駆動回路。
- 前記カレントミラー回路は、PチャネルMOSトランジスタで構成され、前記D/Aブロックの前記出力電流が別のカレントミラー回路に入力され、この別のカレントミラー回路は、これの複数の出力側トランジスタにより構成される別のD/A変換ブロックを前記端子ピン対応に有する請求項9記載の有機EL駆動回路。
- 前記基準電流選択回路は、製造過程での接続配線の選択によりあるいはこのICの外部から第3の入力端子を介して所定の選択信号を受けることにより前記いずれか1つの電流を選択する請求項2記載の有機EL駆動回路。
- 前記所定の選択信号は、所定の数のビットの信号であり、前記基準電流選択回路は、3個のアナログスイッチで構成され、これらアナログスイッチの1つの一端が前記基準電流発生回路に接続され、これらアナログスイッチの他の1つの一端が前記第1の入力端子に接続され、これらアナログスイッチの残りの1つの一端が前記第2の入力端子に接続され、前記3個のアナログスイッチの他端が共通に前記電流反転回路に接続されて前記ビットの信号により前記3つのアナログスイッチの1つがONにされ、残りの2つがOFFされる請求項11記載の有機EL駆動回路。
- 基準電流に基づいて有機ELパネルの端子ピン対応に駆動電流を生成して前記有機ELパネルを電流駆動するICを複数個有する有機EL駆動回路において、
各前記ICは、それぞれ、外部から前記基準電流に対して同相で前記基準電流の電流値に相当する電流値の電流を入力するために設けられた第1および第2の入力端子と、第1および第2の出力端子と、前記第1の入力端子から入力される電流、前記第2の入力端子から入力される電流、そして前記基準電流のいずれか1つを選択するための基準電流選択回路と、前記基準電流選択回路により選択された電流を前記基準電流に対して逆相に反転させる電流反転回路と、この電流反転回路の電流を入力側トランジスタに受けて第1および第2の出力側トランジスタに前記基準電流の電流値に相当する電流値の電流をそれぞれ生成して前記第1および第2の出力端子に出力するカレントミラー回路とを備え、
各前記ICは矩形であって、前記第1および第2の入力端子は、複数の前記ICが隣接して配置されたときに隣接することになる両側の辺にそれぞれ配置され、かつ、前記第1および第2の出力端子も同様に前記両側の辺にそれぞれ配置されている有機EL駆動回路。 - 各前記ICは、さらに前記基準電流を発生する基準電流発生回路を有し、各前記ICの前記カレントミラー回路は、さらに第3の出力側トランジスタをそれぞれ有し、各前記第3の出力側トランジスタの出力電流に応じて前記駆動電流がそれぞれの前記ICにおいて生成される請求項13記載の有機EL駆動回路。
- 複数の前記ICの1つの前記第1あるいは第2の出力側トランジスタの出力電流がそれの前記第1あるいは第2出力端子を介して残りの前記ICの少なくとも1つの前記第1あるいは第2の入力端子に入力される請求項13記載の有機EL駆動回路。
- 複数の前記ICの前記第1および第2の出力側トランジスタは、それぞれの前記入力側トランジスタに対してそれぞれの前記第3の出力側トランジスタより手前にそれぞれ配置されている請求項15記載の有機EL駆動回路。
- 基準電流に基づいて有機ELパネルの端子ピン対応に駆動電流を生成して前記有機ELパネルを電流駆動するICを複数個有する有機表示装置において、
各前記ICは、それぞれ、外部から前記基準電流に対して同相で前記基準電流の電流値に相当する電流値の電流を入力するために設けられた第1および第2の入力端子と、第1および第2の出力端子と、前記第1の入力端子から入力される電流、前記第2の入力端子から入力される電流、そして前記基準電流のいずれか1つを選択するための基準電流選択回路と、前記基準電流選択回路により選択された電流を前記基準電流に対して逆相に反転させる電流反転回路と、この電流反転回路の電流を入力側トランジスタに受けて第1および第2の出力側トランジスタに前記基準電流の電流値に相当する電流値の電流をそれぞれ生成して前記第1および第2の出力端子に出力するカレントミラー回路とを備え、
各前記ICは矩形であって、前記第1および第2の入力端子は、複数の前記ICが隣接して配置されたときに隣接することになる両側の辺にそれぞれ配置され、かつ、前記第1および第2の出力端子も同様に前記両側の辺にそれぞれ配置されている有機EL表示装置。 - 各前記ICは、さらに前記基準電流を発生する基準電流発生回路を有し、各前記ICの前記カレントミラー回路は、さらに第3の出力側トランジスタをそれぞれ有し、各前記第3の出力側トランジスタの出力電流に応じて前記駆動電流がそれぞれの前記ICにおいて生成される請求項17記載の有機EL表示装置。
- 複数の前記ICの1つの前記第1あるいは第2の出力側トランジスタの出力電流がそれの前記第1あるいは第2出力端子を介して残りの前記ICの少なくとも1つの前記第1あるいは第2の入力端子に入力される請求項18記載の有機EL表示装置。
- 複数の前記ICの前記第1および第2の出力側トランジスタは、それぞれの前記入力側トランジスタに対してそれぞれの前記第3の出力側トランジスタより手前にそれぞれ配置されている請求項19記載の有機EL表示装置。
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