JP2006047365A - 結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置 - Google Patents

結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型で安価な光シャッタあるいは光学絞りを備えた結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置を提供する。
【解決手段】 被写体光を制御する光学フィルタを有し被写体を結像する結像ユニット、被写体光の照射を受けて被写体像を表わす画像信号を生成する撮像素子とその撮像素子の被写体光入射側前面に配備され、被写体光の透過を制御する光学フィルタとが一体的に組み込まれた撮像素子ユニット、および光の透過を制御する光学フィルタを経由した被写体を捉えた撮影により画像信号を生成する画像撮影装置において、少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、容器内に封入された光透過性の溶媒と、溶媒内に分散した磁性体と、溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源とを備え、光シャッタあるいは光学絞りとして作用する光学フィルタを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光の透過量を制御する構成を備えた結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置に関する。
近年、デジタルカメラを中心とする画像撮影装置や、このような画像撮影装置を構成する様々な要素に関する技術が急速に発展してきている。こうした画像撮影装置では、光シャッタや光学絞りを備えたものが多く、それら光シャッタや光学絞りは高精度の光制御技術が必要とされる構成要素であり、その多くはモータなどを用いた駆動方式で動作する。デジタルカメラ等の画像撮影装置に対しても小型化が要求されており、こうした光シャッタや光学絞りも高精度の性能を維持しながら小型化を推進する必要性が増してきている。
ところが、小型化を実現するためには、機構が単純で制御が容易であることが必要になるが、従来から用いられてきた駆動方式では、既に限界に近いレベルにまで小型化されてきており、性能を維持しながらこれ以上の小型化を行うことは装置の設計上困難である。
更なる小型化を実現する手段として、モータ等による機械的な駆動方式を排し、光シャッタや光学絞りの機能を実現することが考えられる。
例えば、画像撮影装置の分野とは異なる分野ではあるが、レーザプリンタやスキャナ等の分野において、磁場の印加による磁性流体の複屈折を利用して光シャッタを実現しようとする試みがある(例えば、特許文献1)。
この特許文献1には、磁性流体の複屈折を利用して幅60μmの光シャッタを実現する例が示されているが、このような狭幅の光シャッタは、レーザプリンタやスキャナ等におけるレーザ光等の小径の光ビームのシャッタとして使用できたとしても、デジタルカメラ等で必要となる、例えば、1mmφ〜数mmφの太径の光束を取り扱うシャッタとしての採用は不可能である。
特開平5‐113552号公報
本発明は、上記事情に鑑み、機械的な動きを排し小型化に適した、結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の結像ユニットは、被写体を結像する結像ユニットにおいて、
被写体を制御する光学フィルタを備え、
上記光学フィルタが、
少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、
上記容器内に封入された光透過性の溶媒と、
上記溶媒内に分散した磁性体と、
上記溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源とを備えたことを特徴とする。
本発明の結像ユニットは、溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより被写体光の透過を制御する光学フィルタを備えている。そのため、磁力を発生させるだけで被写体光の透過を容易に制御でき、また単純な構造で光学フィルタを構成できるため小型化が可能である。さらに、このように磁性体の泳動を制御することにより被写体光の透過を制御する方法では、光束通過の開口を広くとることができる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記磁性体がマンガンを含むものであってもよい。
マンガンは磁化率が高いため、マンガンを含む磁性体を用いることにより磁界をかけた際に磁性体の泳動を起こしやすく、被写体光の制御を迅速に行うことができる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記溶媒が該溶媒に分散した磁性体どうしの凝集を妨げる界面活性剤を含むものであってもよい。
溶媒に分散した磁性体は、磁性体どうしが凝集することにより大きな磁性体粒子を形成することがある。その場合、こうした大きな磁性体粒子は磁気泳動による移動が困難であり、結像ユニットとしての性能を悪化させてしまう。個々の磁性体粒子それぞれのまわりを取り巻くように界面活性剤が吸着することにより、このような磁性体どうしの凝集を妨げることができる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記溶媒が水であってもよい。
簡単に入手可能な水を溶媒として用いることによって、結像ユニットの製造コストを下げることができ、安価な結像ユニットが実現できる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記溶媒が有機溶媒であってもよい。
有機溶媒は、水に比べて化学反応を起こしにくいため劣化しにくく安定しており、性能の安定した光学フィルタを実現することができる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記有機溶媒が炭化水素系有機溶媒であってもよい。
炭素と水素だけからなる炭化水素系有機溶媒は、有機溶媒の中でも酸化反応あるいは還元反応を起こしにくいため、アルコール系有機溶媒やエステル系有機溶媒などの有機溶媒と比べて劣化しにくく安定している。このため性能の安定した光学フィルタを実現することができる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記光学フィルタは、光の透過をオン、オフする光シャッタであってもよい。
このように上記光学フィルタを用いて、被写体光の透過がオン、オフするように溶媒内の磁性体の密度分布を変化させることにより、容易に制御できるとともに単純な構造であるため小型化が可能な光シャッタが実現できる。
また、本発明の結像ユニットでは、上記光学フィルタは、光の透過光量を段階的に制御する絞りであってもよい。
このように上記光学フィルタを用いて、被写体光の透過光量が、段階的に切り替わるように溶媒内の磁性体の密度分布を変化させることにより、容易に制御できるとともに単純な構造であるため小型化が可能な絞りが実現できる。
また、上記目的を達成するための本発明の撮像素子ユニットは、
被写体光の照射を受けて被写体像を表わす画像信号を生成する撮像素子と、上記撮像素子の、被写体光入射側前面に配備され、被写体光の透過を制御する光学フィルタとが一体的に組み込まれた撮像素子ユニットにおいて、
上記光学フィルタが、
少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、
上記容器内に封入された光透過性の溶媒と、
上記溶媒内に分散した磁性体を、
上記溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の画像撮影装置は、
光の透過を制御する光学フィルタを経由した被写体を捉えた撮影により画像信号を生成する画像撮影装置において、
上記光学フィルタが、
少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、
上記容器内に封入された光透過性の溶媒と、
上記溶媒内に分散した磁性体を、
上記溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源を備えたことを特徴とする。
本発明の撮像素子ユニットおよび画像撮影装置では、溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより被写体光の透過を制御する光学フィルタを備えている。そのため、磁力を発生させるだけで被写体光の透過を容易に制御でき、また単純な構造で光学フィルタを構成できるため小型化が可能である。さらに、このように磁性体の泳動を制御することにより被写体光の透過を制御する方法では、光束通過の開口を広くとることができる。
本発明の結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置によれば、機械的な動きを排し小型化が実現できる。
本発明の結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置の実施形態の説明は後に譲り、以下では先ず、それらの実施形態において共通に用いられる光学フィルタの構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態(後述する)に採用される光学フィルタを正面から見たときの概略図である。
図1に示す光学フィルタ1は、分散溶媒11と、分散溶媒11中に分散している磁性体10とを組成成分として持つ磁性流体12が封入された光透過性のガラス製の容器15を有している。この光透過性のガラス製の容器15が本発明の結象ユニットの容器の一例に相当する。磁性流体12は、シグマハイケミカル社製の磁性流体M−300であり、この磁性流体は、磁化32[mT]、粘度30[mPa]、比重1.41[g/cm3]の黒色の液体である。また、磁性流体M−300で用いられている分散溶媒11は水であり、磁性体10は、組成成分としてマンガンを含んでいる粒径10nmのマグネタイト強磁性微粒子であり、磁性体10の表面には界面活性剤10aが吸着している。
図2は、磁性体と、磁性体の表面に吸着している界面活性剤を表す模式図である。
図2に示すように、中心に示す個々の磁性体10それぞれのまわりを取り巻くように界面活性剤10aが吸着している。界面活性剤10aがない場合、磁性体粒子10どうしが凝集することにより大きな磁性体粒子を形成することがある。その場合、こうした大きな磁性体粒子は磁気泳動による移動が困難であり、光学フィルタとしての性能を悪化させてしまう。界面活性剤10aがマグネタイト強磁性微粒子の表面に吸着することによって、磁性体10どうしが互いに凝集することを妨げられる。本実施形態では、界面活性剤10aは、グルコン酸である。
図1に戻って説明を続ける。容器15の上端部および下端部それぞれにおいては、コイル14が容器15の外周にそれぞれ巻き付いた形で取り付けられている。また容器15の上端部および下端部には、それぞれ磁気ヘッド13が設けられている。磁気ヘッド13は、不図示のコイルによって磁場を発生する電磁石のN極あるいはS極である。コイル14および磁気ヘッド13は、磁場を発生することで磁性体10に磁力を及ぼし、磁性体10の泳動を制御する。
図3は、図1に正面図を示した光学フィルタの側面の概略断面図である。
容器15の側面は湾曲しており、コイル14はこの湾曲した側面に沿って容器15の外周に斜めに巻き付いた形で取り付けられている。この湾曲した形状は後述するようにコイル14に電流を流して磁場をかけた時に容器15の中心に磁性体10が集まるようにするためである。また、平行平面形状の容器ではゴーストの発生が懸念されるが、このように湾曲した形状の容器を用いることによりゴーストの発生を抑制することができる。
ここで図1、図3に示す光学フィルタ1は、光の透過をオン、オフする光シャッタとして用いられる光学フィルタである。
図4は、この光学フィルタのコイルに電流を流した時の磁性体の分布を表す図である。
容器15の上端部および下端部それぞれにおいて、容器15の外周に巻き付いた形で取り付けられている2つのコイル14に電流を流すことにより、図4に示す矢印の方向に磁界を発生させると、2つのコイル14からの磁力線が合流する容器15の中心付近で磁力線が密になるため、磁性体10の密度は、図4に示すように容器15の中心付近で大きくなる。図4において一点斜線で示すように、光は容器15の中心にのみ入射する。このため、磁性体10の密度が容器15の中心付近で大きくなる状態では、この光学フィルタ1を通過する光の透過率は小さくなり、光シャッタが閉じている状態が実現される。
次にコイル14の電流を切って、代わりに磁気へッド13を用いて磁場を生じさせる。
図5は、本実施形態における光学フィルタの磁気へッドを用いて、磁場を生じさせた時の磁性体の分布を表す図である。
容器15の上端部および下端部それぞれにおいて備えられている磁気へッド13が両方ともN極、あるいは両方ともS極となるようにして磁場を印加すると、磁性体の密度は、図5に示すように磁界のもっとも大きい磁気へッド13付近がもっとも大きくなり、その結果容器15の中心付近の磁性体の密度は、図4の状態と比べて小さくなる。そのため、この状態で図5において一点斜線で示すように光が入射してきたときには、この光学フィルタ1を通過する光の透過率は図4の状態よりも大きくなり、光シャッタが開いている状態が実現される。
次に、光の透過光量を段階的に制御する光学絞りとして用いられる光学フィルタについて説明する。
以下に説明する光学絞りとして用いる光学フィルタも、その基本構成は図1〜図5を参照して説明した光シャッタとして用いる光学フィルタと同じであるため、以下においてもそれらの図を参照して、光学絞りとして用いる光学絞りとして用いる光学フィルタについて説明する。
ここでは、光学シャッタとしての光学フィルタと比べ、容器15内に分散している磁性体の量を減らした光学フィルタを採用する。
前述の光シャッタの場合は、光の透過をオン、オフする2段階の制御であるが、上述の光シャッタとして用いた場合の光学フィルタ1よりも、容器15内の磁性体の量が少ない光学フィルタ1を用いることにより、この光の透過をオフにする代わりにある程度の光の透過を許し、光の透過光量が大/小の2段階の制御ができる光学絞りが実現される。さらにこのような光学フィルタ1を、例えば、2枚重ねると、光の透過光量を段階的に3通りに変化させることができる光学絞りとして機能する。以下では、その機能を具体的に説明する。
図6は、2枚の光学フィルタの、それぞれのコイルに電流を流した時の磁性体の分布を表す図である。
2枚の光学フィルタ1それぞれの容器15の中心付近の磁性体の密度が大きくなるため、この状態で図6において一点斜線で示すように光が入射してきたときには、この2枚の光学フィルタ1を通過する光の透過光量は小さくなる。
図7は、2枚の光学フィルタのうち1枚の光学フィルタのコイルに電流を流し、もう1枚の光学フィルタの磁気ヘッドによって磁場を印加した時の磁性体の分布を表す図である。
コイルに電流を流した方の光学フィルタでは容器15の中心付近では、磁性体の密度は大きくなり、磁気ヘッドによって磁場を印加した光学フィルタでは磁性体の密度は、容器15の中心付近では小さくなる。そのため、図7に示す状態は、図6の状態に比べて、2枚の光学フィルタ1を通過する光の透過量は大きくなる。
図8は、2枚の光学フィルタの両方に磁気ヘッドに電流を流した時の磁性体の分布を表す図である。
両方の光学フィルタにおいて、磁気へッド13付近に磁性体が集中し、容器15の中心付近の磁性体の密度は小さくなる。そのため、図6および図7に比べて、2枚の光学フィルタ1を通過する光の透過量は大きくなる。
以上説明した図6、図7および図8のそれぞれの状態が、光学絞りとして光の透過量を制御している3段階の各状態に対応する。
以上で、光シャッタとして用いられる光学フィルタおよび光学絞りとして用いられる光学フィルタ自体についての説明を終了し、続いて、本発明の結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置の各実施形態を説明する。
[第一実施形態]
以下では、本発明の結像ユニットの実施形態のうち、光シャッタの機能を備えた光学フィルタ1を用いて構成した結像ユニットを第一実施形態として説明する。
図9は、光シャッタの機能を備えた光学フィルタを用いた結像ユニットの構成を表す模式図である。
本実施形態の結像ユニット2では、図9に点線で示すように被写体光は、鏡筒22の内部を通って鏡筒22の内部に備えられているレンズ21によって、支柱23で固定されている光学フィルタ1の中央部付近に集光される。この光学フィルタ1は、光シャッタの機能を備えている。すなわち図4および図5において説明したように、光学フィルタ1においてコイルに電流を流し磁場を印加するか、あるいは磁気ヘッドを用いて磁場を印加することによって溶媒11に分散している磁性体の泳動の制御が行われる。そしてその際の磁性体の密度の変化によって集光された被写体光の透過のオン、オフが選択され、光学フィルタ1が、光シャッタとしての機能を果たす。
[第二実施形態]
以下では、本発明の結像ユニットの実施形態のうち、光学絞りの機能を備えた光学フィルタ1を用いて構成した結像ユニットを第二実施形態として簡単に説明する。
光学絞りの機能を有する光学フィルタを備えた結像ユニットの構成は、図9に示した第一実施形態の結像ユニット2の有する光学フィルタ1を、光学絞りの機能を備えた光学フィルタ1に取り替えた構成である。この光学フィルタ1の光学絞りとしての機能は、前述した光学フィルタ1の機能と同じであり、重複説明は省略する。
この光学絞りとしての光学フィルタ1を備えると、この結像ユニット2で結像される被写体光の光量を制御することができる。
[第三実施形態]
以下では、本発明の撮像素子ユニットの実施形態のうち、光シャッタの機能を備えた光学フィルタ1を用いて構成した撮像素子ユニットを第三実施形態として説明する。
図10は、光シャッタの機能を有する光学フィルタを用いた撮像素子ユニットの構成を表す模式図である。
本実施形態の撮像素子ユニット3では、図10に一点斜線で示すように、被写体光が、光シャッタの機能を備えた光学フィルタ1を経由して光学フィルタ1の背後に備えられている撮像素子30上集光され電気信号に変換される。この撮像素子30は、被写体光を各フォトダイオードに対応した各画素ごとに集光するためのマイクロレンズ層31と、集光した光を電気信号に変換するフォトダイオードアレイからなるフォトダイオード層32を備えており、これらマイクロレンズ層およびフォトダイオード層は支持体層33で支えられている。図4および図5において説明したように、光学フィルタ1のコイル14に電流を流し磁場を印加するか、あるいは磁気ヘッドを用いて磁場を印加することによって溶媒11に分散している磁性体の泳動の制御が行われる。その際の磁性体の密度の変化によって、集光された被写体光の透過のオン、オフが選択され、光学フィルタ1が光シャッタとしての機能を果たす。
[第四実施形態]
以下では、本発明の撮像素子ユニットの実施形態のうち、光学絞りの機能を備えた光学フィルタ1を用いて構成した撮像素子ユニットを第四実施形態として簡単に説明する。
光学絞りの機能を有する光学フィルタを備えた撮像素子ユニット3の構成は、図10に示した第三実施形態の撮像素子ユニット3の有する光学フィルタ1を、光学絞りの機能を備えた光学フィルタ1に取り替えた構成である。この光学フィルタ1の光学絞りとしての機能は、前述した光学絞りとして用いられる光学フィルタ1の機能と同じであり、重複説明は省略する。
[第五実施形態]
以下では、本発明の画像撮影装置の実施形態のうち、光学絞りの機能を備えた光学フィルタ1を用いて構成した画像撮影装置を第五実施形態として説明する。
本実施形態の画像撮影装置は、光学絞りの機能を有する光学フィルタ1を備えたデジタルカメラである。
図11は、本発明の画像撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。
図11に示すように、このデジタルカメラ100Aの前面中央部には、撮影レンズ101が備えられている。また、このデジタルカメラ100Aの前面上部には、光学式ファインダ対物窓102および補助光発光部103が備えられている。さらに、このデジタルカメラ100Aの上面には、スライド式の電源スイッチ104およびレリーズスイッチ150が備えられている。
図12は、光の透過光量を段階的に制御することによって光学絞りの機能を果たす光学フィルタを備えたデジタルカメラの概略構成図である。
図12に示すように本実施形態のデジタルカメラ100Aの内訳は大きく分けて撮影光学系110Aと信号処理部120Aとに分かれる。そのほかに撮影した画像を表示させるために画像表示部130およびその撮影した画像信号を記録しておくための外部記録媒体140が備えられている。また撮影のための処理をデジタルカメラ100Aに行なわせる、ズームスイッチ170、撮影モードスイッチ160、およびレリーズスイッチ150も設けられている。
まず撮影光学系110Aの構成を、図12を参照して説明する。本実施形態のデジタルカメラ100Aでは、図12の左方から被写体光が入射し、ズームレンズ115およびフォーカスレンズ114を経て、被写体光の光量を調整する後述のアイリス113を通過した後、シャッタ112が開いている場合は固体撮像素子111に結像する。本来撮影光学系には複数のレンズが配備され、それらの複数のレンズの中の少なくとも1つがピント調節に大きく関与し、各レンズの相対位置が焦点距離に関与するが、この図12では、焦点距離の調節に係わるレンズをズームレンズ115として模式的に示しており、同じくピントの調節に係わるレンズをフォーカスレンズ114として模式的に示している。このズームレンズ115、フォーカスレンズ114はそれぞれ後述する信号処理部120Aからの信号に基づいて移動することが自在な構成になっていて、ズームレンズ115、フォーカスレンズ114とも信号処理部120Aからの信号に基づいて各位置に配置されるようになっている。このズームレンズ115、フォーカスレンズ114、およびシャッタ112は、ズームモータ115a、フォーカスモータ114a、およびシャッタモータ112aによりそれぞれ駆動され移動する。これらズームモータ115a、フォーカスモータ114a、およびシャッタモータ112aを作動させる指示は信号処理部120A中のデジタル信号処理部120bからモータドライバ120cを通じて伝達される。
フォーカスレンズ114は、本実施形態のデジタルカメラ100Aが有するTTLAF(Through The Lens Auto Focus)機能が作動したときに光軸方向に前後に移動するものであり、このTTLAF機能によりピント調節が行なわれる。このTTLAF機能とはフォーカスレンズ114を、被写体距離の最遠点に対応する位置から被写体距離の至近点に対応する位置まで移動させることにより変化する被写界のコントラストを、後述する信号処理部120AのAF/AE演算部126で検出して、そのコントラストのピークが得られる位置をピント位置としてそのフォーカスレンズ114をそのピント位置に調節するものである。ズームレンズ115は、光軸方向に移動して撮影倍率を決定する。
アイリス113は、アイリスコントローラ113aを経由してデジタル信号処理部120b内のAF/AE演算部126から与えられた指示に基づき、被写体光の光量が適切な光量となるように調整する機能を有している。このアイリス113の構成は、前述した光の透過光量を段階的に制御する光学絞りの機能を有する光学フィルタ1と同じであり重複説明は省略する。図12においては、例として、アイリス113は2枚の光学フィルタ1を用いた光学絞りとして示されているが、本発明は、これを3枚以上の光フィルタ1によって、絞り調節機能が多機能となっているデジタルカメラであってもよく、1枚の光フィルタ1によって2段階の絞り調節機能を有するデジタルカメラであってもよい。
以上が撮影光学系110Aの構成である。
続いて信号処理部120Aの構成を説明する。撮影光学系で固体撮像素子111に結像させた被写体像が画像信号としてアナログ処理(A/D)部120aに読み出され、このアナログ処理部(A/D)120aでアナログ信号がデジタル信号に変換されデジタル信号処理部120bへと供給される。デジタル信号処理部120bにはシステムコントローラ121が配備されており、そのシステムコントローラ121内の動作の手順を示したプログラムにしたがってデジタル信号処理部120b内の信号処理が行なわれる。このシステムコントローラ121と、画像信号処理部122、画像表示制御部123、画像圧縮部124、メディアコントローラ125、AF/AE演算部126、キーコントローラ127、バッファメモリ128、内部メモリ129との間のデータの受け渡しはバス1200を介して行なわれ、そのバス1200を介してデータの受け渡しが行なわれるときのバッファとして内部メモリ129が働いている。この内部メモリ129に各部の処理プロセスの進行状況に応じて変数となるデータが随時書き込まれて、システムコントローラ121、および画像信号処理部122、画像表示制御部123、画像圧縮部124、メディアコントローラ125、AF/AE演算部126、キーコントローラ127の各部では、そのデータを参照することにより適切な処理が行なわれる。つまり、システムコントローラ121からの指示がバス1200を介して上記の各部に伝えられ、各部の処理プロセスが立ち上げられる。そして、その内部メモリ129のデータがプロセスの進行状況に応じて書き換えられ、さらにシステムコントローラ121側で参照されて上記の各部の動作が管理される。言い換えれば、電源が投入され、システムコントローラ121内のプログラムの手順にしたがって各部のプロセスが立ち上げられる。たとえば、レリーズスイッチ150、ズームスイッチ、撮影モードスイッチのスイッチが操作されると、その操作されたという情報がキーコントローラ127を経由してシステムコントローラ121に伝えられ、その操作に応じた処理がシステムコントローラ121内のプログラムの手順にしたがって行われる。
レリーズ操作が行われると、固体撮像素子から読み出された画像データは、アナログ処理(A/D)部120aでアナログ信号からデジタル信号に変換され、このデジタル化された画像データがデジタル信号処理部120b内のバッファメモリ128にいったん蓄えられる。このデジタル化された画像データのRGB信号が画像信号処理部122でYC信号に変換され、さらに画像圧縮部124でJPEG圧縮と呼ばれる圧縮が行なわれて画像信号が画像ファイルとなってメディアコントローラ125を介して外部記録媒体140に記録される。この画像ファイルとして記録された画像データは、画像表示制御部123を通じて画像表示部130において再生される。この処理の際、RGB信号に基づいてピント調節および露出調節の演算を行なっているのがAF/AE演算部である。このAF/AE演算部126ではピント調節のためにRGB信号から被写体距離ごとにコントラストを検出することが行なわれる。この検出結果に基づいて、フォーカスレンズ114を駆動する駆動機構によってフォーカスレンズ114がピント位置に配置される。またAF/AE演算部ではRGB信号から輝度信号が抽出され、そこから被写界輝度が検出される。この結果に基づき、固体撮像素子に与えられる被写体光の光量が適切になるように、アイリスコントローラ113aを介してアイリス113によって露出調節が行なわれる。
[第六実施形態]
以下では、本発明の画像撮影装置の実施形態のうち、光シャッタの機能を備えた光学フィルタ1を用いて構成したデジタルカメラを第六実施形態として簡単に説明する。
光シャッタの機能を備えた光学フィルタ1を備えたデジタルカメラ100Bの外観は、図11で示されているデジタルカメラ100Aの外観と同じである。
図13は、光シャッタの機能を果たす光学フィルタを備えたデジタルカメラの構成図を表す概略図である。
図13のデジタルカメラ100Bにおいて、図12のデジタルカメラ100Aの、図面上の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して示し、同一の構成要素についての重複説明は省略する。デジタルカメラ100Bの内訳は大きく分けて撮影光学系110Bと信号処理部120Bとに分かれる。
本実施形態のデジタルカメラ100Bでは、図13の左方から被写体光が入射し、ズームレンズ115およびフォーカスレンズ114を経て、被写体光の光量を調整するアイリス117を通過した後、後述するシャッタ116が開いている場合は固体撮像素子111に結像する。このズームレンズ115、フォーカスレンズ114、およびアイリス117は、ズームモータ115a、フォーカスモータ114a、およびアイリスモータ117aによりそれぞれ駆動され移動する。これらズームモータ115a、フォーカスモータ115a、およびアイリスモータ117aを作動させる指示は信号処理部120B中のデジタル信号処理部120b’からモータドライバ120c’を通じて伝達される。システムコントローラ121’は、こうした処理を行うための動作の手順を示したプログラムを備えている。
シャッタ116は、シャッタコントローラ116aを経由してデジタル信号処理部120b’内のAF/AE演算部126’から与えられた指示に基づき、シャッタ116を構成する光学フィルタ1によって被写体光の透過をオン、オフする。このシャッタ116の構成は、前述した光シャッタの機能を有する光学フィルタ1と同じであり、重複説明は省略する。また、図13に関し、以上の説明の点を除く点は全て図12と同一であり、重複説明は省略する。
以上が、本発明の結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置の各実施形態の説明である。
第一実施形態〜第六実施形態において採用した光学フィルタでは、磁化率が高いマンガンを組成成分として含む磁性体10が用いられたが、マンガンの代わりに安価な鉄を含む磁性体を用いてもよい。
また、上記の各実施形態において採用した光学フィルタでは、分散溶媒11が水であるシグマハイケミカル社製の磁性流体M−300が用いられたが、水よりも劣化しにくく安定性が強い有機溶媒でもよい。そのような有機溶媒を用いた磁性流体として、パーフルオロポリエーテルを分散溶媒とする磁性流体F−210(磁化=20[mT]、粘度1700[mPa]、比重2.10[g/cm3])が挙げられる。また、有機溶媒の中でも炭化水素系有機溶媒は安定性が強く、分散溶媒としてはより好ましい。そのような炭化水素系有機溶媒を用いた磁性流体として、シグマハイケミカル社製の磁性流体で、イソパラフィンを分散溶媒とする磁性流体N−304(磁化33[mT]、粘度10[mPa]、比重1.14[g/cm3])、アルキルナフタリンを分散溶媒とする磁性流体A−200(磁化27[mT]、粘度210[mPa]、比重1.19[g/cm3])が挙げられる。
また、ここで説明した光学フィルタでは、磁性流体に用いられる界面活性剤10aとしてグルコン酸が用いられているが、一般にはグルコン酸、オレイン酸などのアルキルカルボン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキル硫酸エステルナトリウム、アルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いた界面活性剤でもマグネタイト強磁性微粒子どうしの凝集を妨げる効果があり、これらの界面活性剤を用いてもよい。
また、以上の各実施形態における光学フィルタ1では被写体光の光路が容器15の中心を通っており、このためこの光学フィルタは容器15の中心付近の磁性体の密度を変化させて被写体光の透過の制御を行うものであるが、本発明の結像ユニット、撮像素子ユニット、および画像撮影装置の光学フィルタは、被写体光の光路を容器15の中心からずらして被写体光の透過を制御する光学フィルタであってもよい。たとえば、容器15の下部において被写体光の透過のオン、オフが行われて光シャッタとして機能する光学フィルタあるいは透過率の切替えが行われて光学絞りとして機能する光学フィルタでもよい。以下においてこのような光学フィルタの機能を説明する。
図14は、被写体光の透過がオフになっている状態を表す図である。
図14において一点斜線で示すように、被写体光の光路は容器15aの中心からはずれて容器15aの下部を通っている。この光学フィルタ1aでは、被写体光の透過のオン、オフは、容器15aの上端部および下端部に備えられている2つの磁気ヘッド13で行われる。図14の状態は、それら2つの磁気ヘッドのうち容器15aの下端部にある磁気ヘッド13のみ用いて磁界を発生させている状態である。このとき磁性体の密度は下端部の磁気ヘッド13付近が大きくなるため、被写体光の透過率は小さくなる。この状態がシャッタを閉じている状態である。
図15は、被写体光の透過がオンになっている状態を表す図である。
図15の状態は2つの磁気ヘッドのうち容器15aの上端部にある磁気ヘッド13のみ用いて磁界を発生させている状態である。この際磁性体の密度は容器15aの上端部の磁気ヘッド13付近が大きくなるため、容器15aの下端部では際磁性体の密度は小さくなり、その結果被写体光の透過率は大きくなる。この状態がシャッタを開いている状態である。
尚、図14、図15と同じ構成で溶媒中に分散している磁性体の量を減らした光学フィルタとすることにより、光学絞りとして作用する光学フィルタを構成することができる。
ここで、上記では、本発明の概念を実現するための基本的な実施形態について説明したが、本発明に採用する光学フィルタを実用化するにあたっては、光路上にゴミや水滴などが付着して光学フィルタの性能が劣化してしまう不具合を防止するための工夫を施すことが好ましい。
例えば、溶媒が収容された容器の光路と交わる外面(以下では、この面を光透過面と称する)に撥水性膜を付設することが好ましい。光透過面に撥水性を付与することによって、ゴミや水滴の付着などが防止される。この撥水性膜を構成する材料としては、シリコン樹脂、オルガノポリシロキサンのブロック共重合体、フッ素系ポリマー、およびポリテトラフルオロエタンなどが好ましい。
また、光学フィルタを構成する容器の光透過面に、親水性膜を付設することも好ましい。光透過面に親水撥油性を付与することによっても、ゴミの付着を防止することができる。この親水性膜としては、アクリレート系ポリマーで構成されたものや、非イオン性オルガノシリコン系界面活性剤などといった界面活性剤を塗布したものなどが好ましく、親水性膜の作製方法としては、シラン系モノマーのプラズマ重合や、イオンビーム処理などを適用することができる。
また、光学フィルタを構成する容器の光透過面に、酸化チタンなどといった光触媒を付設することも好ましい。光と反応した光触媒によって汚れなどが分解され、光透過面をきれいに保つことができる。
また、光学フィルタを構成する容器の光透過面に、帯電防止膜を付設することも好ましい。容器の光透過面に静電気が溜まったり、電極によって帯電してしまうと、光透過面にゴミや埃がくっついてしまう恐れがある。光透過面に帯電防止膜を付設することによって、このような不要物の付着を防止することができる。この帯電防止膜は、ポリマーアロイ系の材料で構成されていることが好ましく、このポリマーアロイ系が、ポリエーテル系や、ポリエーテルエステルアミド系や、カチオン性基を有するものや、レオミックス(商品名、第一工業製薬株式会社)であることが特に好ましい。また、この帯電防止膜が、ミスト法によって作製されたものであることが好ましい。
また、光学フィルタを構成する容器に、防汚性素材を適用しても良い。防汚性素材としてはフッ素樹脂が好ましいが、具体的には、含フッ素アルキルアルコキシシラン化合物や、含フッ素アルキル基含有ポリマー、オリゴマー等が好ましく、上記硬化性樹脂と架橋可能な官能基を有するものが特に好ましい。また、防汚性素材の添加量は、防汚性を発現する必要最低量であることが好ましい。
本発明の実施形態(後述する)に採用される光学フィルタを正面から見たときの概略図である。 磁性体と、磁性体の表面に吸着している界面活性剤を表す模式図である。 図1に正面図を示した光学フィルタの側面の概略断面図である。 光の透過をオン、オフする光シャッタとして用いられる光学フィルタのコイルに電流を流した時の磁性体の分布を表す図である。 本実施形態における光学フィルタの磁気へッドを用いて、磁界を生じさせた時の磁性体の分布を表す図である。 2枚の光学フィルタの、それぞれのコイルに電流を流した時の磁性体の分布を表す図である。 2枚の光学フィルタのうち1枚の光学フィルタのコイルに電流を流し、もう1枚の光学フィルタの磁気ヘッドによって磁場を印加した時の磁性体の分布を表す図である。 2枚の光学フィルタの両方に磁気ヘッドに電流を流した時の磁性体の分布を表す図である。 光シャッタの機能を備えた光学フィルタを用いた結像ユニットの構成を表す模式図である。 光シャッタの機能を有する光学フィルタを用いた撮像素子ユニットの構成を表す模式図である。 本発明の画像撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを前面斜め上から見た外観斜視図である。 光の透過光量を段階的に制御することによって光学絞りの機能を果たす光学フィルタを備えたデジタルカメラの概略構成図である。 光シャッタの機能を果たす光学フィルタを備えたデジタルカメラの構成図を表す概略図である。 被写体光の透過がオフになっている状態を表す図である。 被写体光の透過がオンになっている状態を表す図である。
符号の説明
1 光学フィルタ
10 磁性体
10a 界面活性剤
11 分散溶媒
12 磁性流体
13 磁気ヘッド
14 コイル
15、15a ガラス製の容器
2 結像ユニット
21 レンズ
22 鏡筒
23 支柱
3 撮像素子ユニット
30 撮像素子
31 マイクロレンズ層
32 フォトダイオード層
33 支持体層
100A、100B デジタルカメラ
101 撮影レンズ
102 光学式ファインダ対物窓
103 補助光発光部
104 電源スイッチ
110 撮影光学系
111 撮像素子ユニット
112 シャッタ
112a シャッタモータ
113 アイリス
113a アイリスコントローラ
114 フォーカスレンズ
114a フォーカスモータ
115 ズームレンズ
115a ズームモータ
116 シャッタ
116a シャッタコントローラ
117 アイリス
117a アイリスモータ
120A、120B 信号処理部
120a アナログ処理(A/D)部
120b、120b’ デジタル信号処理部
120c、120c’ モ−タドライバ
121、121’ システムコントローラ
122 画像信号処理部
123 画像表示制御部
124 画像圧縮部
125 メディアコントローラ
126、126’ AF/AE演算部
127 キーコントローラ
128 バッファメモリ
129 内部メモリ
1200 バス
130 画像表示部
140 外部記録媒体
150 レリーズスイッチ
160 撮影モードスイッチ
170 ズームスイッチ

Claims (10)

  1. 被写体を結像する結像ユニットにおいて、
    被写体光を制御する光学フィルタを備え、
    前記光学フィルタが、
    少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、
    前記容器内に封入された光透過性の溶媒と、
    前記溶媒内に分散した磁性体と、
    前記溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源とを備えたことを特徴とする結像ユニット。
  2. 前記磁性体がマンガンを含むものであることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  3. 前記溶媒が該溶媒に分散した磁性体どうしの凝集を妨げる界面活性剤を含むものであることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  4. 前記溶媒が水であることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  5. 前記溶媒が有機溶媒であることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  6. 前記有機溶媒が炭化水素系有機溶媒であることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  7. 前記光学フィルタは、光の透過をオン、オフする光シャッタであることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  8. 前記光学フィルタは、光の透過光量を段階的に制御する絞りであることを特徴とする請求項1記載の結像ユニット。
  9. 被写体光の照射を受けて被写体像を表わす画像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子の、被写体光入射側前面に配備され、被写体光の透過を制御する光学フィルタとが一体的に組み込まれた撮像素子ユニットにおいて、
    前記光学フィルタが、
    少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、
    前記容器内に封入された光透過性の溶媒と、
    前記溶媒内に分散した磁性体と、
    前記溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源とを備えたことを特徴とする撮像素子ユニット。
  10. 光の透過を制御する光学フィルタを経由した被写体を捉えた撮影により画像信号を生成する画像撮影装置において、
    前記光学フィルタが、
    少なくとも光透過領域が光透過性である容器と、
    前記容器内に封入された光透過性の溶媒と、
    前記溶媒内に分散した磁性体と、
    前記溶媒内に分散した磁性体の泳動を制御することにより光の透過を制御する磁力発生源とを備えたことを特徴とする画像撮影装置。
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