JP2006046106A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料噴射ポンプのガバナ装置に関し、リンクレバーをポンプケース内に収容し、ガバナケースの簡素化が図られた構成を提案する。
【解決手段】ポンプケース2の開口部2aの開口端面2bにフランジケース5が付設されるものであり、前記フランジケース5内に摺動軸11を進退動作させるアクチュエータ8を配し、前記ポンプケース2内にコントロールラックと連動するリンクレバー16を配し、前記フランジケース5側からポンプケース2内に突出させた摺動軸11にて前記リンクレバー16の揺動操作を行う構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】ポンプケース2の開口部2aの開口端面2bにフランジケース5が付設されるものであり、前記フランジケース5内に摺動軸11を進退動作させるアクチュエータ8を配し、前記ポンプケース2内にコントロールラックと連動するリンクレバー16を配し、前記フランジケース5側からポンプケース2内に突出させた摺動軸11にて前記リンクレバー16の揺動操作を行う構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディーゼル機関用ガバナ装置の構成に関するものであり、特に、アクチュエータを取り付けるフランジの構造や、ガバナケースの構造に関するものである。
従来、電子制御ガバナによりコントロールラックを動作させる、即ち、コントロールラックのラック位置を制御し、これにより、燃料噴射量の調量を行う構成の燃料噴射ポンプは周知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
図7に示すごとく、従来の燃料噴射ポンプ100の構成には、ポンプ回転軸101が軸承されるポンプケース102にガバナケース103が付設され、該ガバナケース103内に、リンクレバー104や、アクチュエータ105が内装されるものとするものがある。
前記アクチュエータ105においては、アクチュエータケース115内のソレノイド106により摺動軸107が摺動される。該摺動軸107の一端は、前記リンクレバー104に接続され、他端は、位置検出用のセンサユニット108の熱伝導部材109内に挿入される。また、前記ソレノイド106の内側にも熱伝導部材110が設けられており、ソレノイド106のコイルの発熱が、該熱伝導部材110、センサユニット108の熱伝導部材109を伝わって、センサユニット108のセンサユニットケース111から放出されるようになっている。
また、アクチュエータケース115には、該アクチュエータケース115をガバナケース103に固定するためフランジ部116が設けられ、該フランジ部116がガバナケース103にボルト固定されている。
また、センサユニットケース111は、アクチュエータケース115に対して、ボルト111aにて固定されている。
また、前記アクチュエータケース115は、ガバナケース103の収容部119に挿入されており、アクチュエータケース115と収容部119の間の隙間をパッキン120によって閉じることとしている。
また、前記センサユニットケース111の外側には、アンプ装置171が設けられている。
特開平11−2137号公報
図7に示すごとく、従来の燃料噴射ポンプ100の構成には、ポンプ回転軸101が軸承されるポンプケース102にガバナケース103が付設され、該ガバナケース103内に、リンクレバー104や、アクチュエータ105が内装されるものとするものがある。
前記アクチュエータ105においては、アクチュエータケース115内のソレノイド106により摺動軸107が摺動される。該摺動軸107の一端は、前記リンクレバー104に接続され、他端は、位置検出用のセンサユニット108の熱伝導部材109内に挿入される。また、前記ソレノイド106の内側にも熱伝導部材110が設けられており、ソレノイド106のコイルの発熱が、該熱伝導部材110、センサユニット108の熱伝導部材109を伝わって、センサユニット108のセンサユニットケース111から放出されるようになっている。
また、アクチュエータケース115には、該アクチュエータケース115をガバナケース103に固定するためフランジ部116が設けられ、該フランジ部116がガバナケース103にボルト固定されている。
また、センサユニットケース111は、アクチュエータケース115に対して、ボルト111aにて固定されている。
また、前記アクチュエータケース115は、ガバナケース103の収容部119に挿入されており、アクチュエータケース115と収容部119の間の隙間をパッキン120によって閉じることとしている。
また、前記センサユニットケース111の外側には、アンプ装置171が設けられている。
しかし、上記の特許文献1の構成のガバナケース103は、リンクレバー104を収容する部分と、アクチュエータ105を収容する部分を有することから、構造が複雑なものであった。このため、制作コストが高くなるといった問題や、ポンプケース102との間での仕組み性が悪いといった問題があった。
この点については、前記リンクレバー104をポンプケース102内に収容する構成とすることによれば解決されると考えられる。
そこで、本発明では、前記リンクレバー104をポンプケース102内に収容し、ガバナケース103の簡素化が図られた構成について提案する。
この点については、前記リンクレバー104をポンプケース102内に収容する構成とすることによれば解決されると考えられる。
そこで、本発明では、前記リンクレバー104をポンプケース102内に収容し、ガバナケース103の簡素化が図られた構成について提案する。
また、センサユニットケース111は、アクチュエータケース115に対してボルト111aにより固定され、センサユニットケース111がガバナケース103に直接的に固定されないことから、センサユニットケース111が振動しやすいものといえる。このセンサユニットケース111の振動は、前記アンプ装置171(基盤171a)に悪影響を及ぼすものであり、該アンプ装置171の寿命を短くしてしまうことになる。
そこで、本発明では、この問題点に着目した構成についても提案する。
そこで、本発明では、この問題点に着目した構成についても提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、ポンプケースの開口部の端面にフランジケースが付設され、前記フランジケース内に摺動軸を進退動作させるアクチュエータを配し、前記ポンプケース内にコントロールラックと連動するリンクレバーを配し、前記フランジケース側からポンプケース内に突出させた摺動軸にて前記リンクレバーの揺動操作を行う構成とするものである。
また、請求項2に記載のごとく、前記フランジケースと、ポンプケースとの間に、間座を設けた構成とするものである。
また、請求項3に記載のごとく、摺動軸を駆動するアクチュエータと、前記摺動軸の位置を検出するセンサユニットとを有し、前記摺動軸にて、コントロールラックと連動するリンクレバーの揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、
前記センサユニットを内装するアルミダイカスト製のセンサユニットケースと、前記アクチュエータを内装するガバナケースとを具備し、前記センサユニットケースは、該センサユニットケースに設けたフランジ部を介して、前記ガバナケースに固定される構成とするものである。
前記センサユニットを内装するアルミダイカスト製のセンサユニットケースと、前記アクチュエータを内装するガバナケースとを具備し、前記センサユニットケースは、該センサユニットケースに設けたフランジ部を介して、前記ガバナケースに固定される構成とするものである。
また、請求項4に記載のごとく、摺動軸を駆動するアクチュエータと、前記摺動軸の位置を検出するセンサユニットとを有し、前記摺動軸にて、コントロールラックと連動するリンクレバーの揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、前記アクチュエータと、前記センサユニットと、前記リンクレバーとが、フランジケース内に収容される構成とするものである。
また、請求項5に記載のごとく、前記フランジケースと、ポンプケースとの間に、間座を設けた構成とするものである。
また、請求項6に記載のごとく、摺動軸を駆動するアクチュエータと、前記摺動軸の位置を検出するセンサユニットとを有し、前記摺動軸にて、コントロールラックと連動するリンクレバーの揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、前記アクチュエータのアクチュエータケースと、前記センサユニット及びアンプ装置が設けられるセンサユニットケースと、前記リンクレバーを収容するガバナケースと、を具備し、前記アクチュエータケースと前記センサユニットケースとを、前記ガバナケースに対し、ボルトにて、共締めで固定する構成とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明では、フランジケース内には、リンクレバーが設けられないため、フランジケース(従来構成では、ガバナケースに相当する)にリンクレバーを配する構成と比較して、フランジケースの構造が簡素化され、制作コストの低減や、ポンプケースとの間での仕組み性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、形状が異なるポンプケースを具備する燃料噴射ポンプに対して、共通のフランジケースを適用することができ、部品の共通化が図られ、生産コストの削減を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明では、センサユニットケースはアルミダイカスト製であることから、フランジ部の加工成形を低コストで行うことができるといったメリットが得られる。
また、請求項4に記載の発明では、アクチュエータケースがフランジケースに内装させるため、従来構成におけるパッキン(図7参照)が必要なくなり、部品点数の削減を図ることができる。
また、フランジケースは、アルミ等から鋳造されるものであって、一つのケースとして構成されるものであるから、従来構成で掲げたガバナケース、センサユニットケースのように複数の部材から構成されるものと比較して、部品点数の削減を図ることができ、また、作業工数の削減による仕組み性の向上を図ることができる。
また、フランジケースは、アルミ等から鋳造されるものであって、一つのケースとして構成されるものであるから、従来構成で掲げたガバナケース、センサユニットケースのように複数の部材から構成されるものと比較して、部品点数の削減を図ることができ、また、作業工数の削減による仕組み性の向上を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明では、形状が異なるポンプケースを具備する燃料噴射ポンプに対して、共通のフランジケースを適用することができ、部品の共通化が図られ、生産コストの削減を図ることができる。
また、請求項6に記載の発明では、センサユニットケースの振動を低減することができ、該センサユニットケースに配されるアンプ装置の振動も低減させることができ、当該アンプ装置の寿命を長期化することができる。
図1は、実施例1の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Aの構成について示すものである。
ポンプケース2には、図示せぬプランジャを上下動させるためのカム軸3が軸承されており、該カム軸3の軸方向延長線上に形成されるポンプケース2の開口部2aにはフランジケース5が取り付けられている。
該フランジケース5は、ポンプケース2に固定された状態において上下方向に略垂直となるフランジ面5aを有し、該フランジ面5aがポンプケース2の開口部2aの開口端面2bにボルト固定されている。そして、該フランジ面5aから、紙面左方向に突出するようにして、アクチュエータ収容室6が形成されている。
該フランジケース5は、ポンプケース2に固定された状態において上下方向に略垂直となるフランジ面5aを有し、該フランジ面5aがポンプケース2の開口部2aの開口端面2bにボルト固定されている。そして、該フランジ面5aから、紙面左方向に突出するようにして、アクチュエータ収容室6が形成されている。
該アクチュエータ収容室6には、図1において左側から順に、センサユニット7、アクチュエータ8が構成されている。
センサユニット7においては、熱伝導部材9に位置センサ10が設けられており、該熱伝導部材9に挿入される摺動軸11の位置を位置センサ10によって検出することとしている。
アクチュエータ8においては、アクチュエータケース12に熱伝導部材13が設けられており、該熱伝導部材13に設けた貫通孔に摺動軸11が挿通され、該摺動軸11をソレノイド14によって軸方向に摺動させるようにしている。また、アクチュエータケース12にはエンドキャップ15が装着されて、閉じられた空間にソレノイド14が内装される。
また、前記アクチュエータケース12は、フランジケース5に対して、ボルト18により固定されている。
また、フランジケース5において、前記センサユニット7の上方の位置には、アンプ装置71が設けられている。
センサユニット7においては、熱伝導部材9に位置センサ10が設けられており、該熱伝導部材9に挿入される摺動軸11の位置を位置センサ10によって検出することとしている。
アクチュエータ8においては、アクチュエータケース12に熱伝導部材13が設けられており、該熱伝導部材13に設けた貫通孔に摺動軸11が挿通され、該摺動軸11をソレノイド14によって軸方向に摺動させるようにしている。また、アクチュエータケース12にはエンドキャップ15が装着されて、閉じられた空間にソレノイド14が内装される。
また、前記アクチュエータケース12は、フランジケース5に対して、ボルト18により固定されている。
また、フランジケース5において、前記センサユニット7の上方の位置には、アンプ装置71が設けられている。
前記摺動軸11の一端は、前記エンドキャップ15よりポンプケース2内に突出され、該ポンプケース2内において、摺動軸11の端部がリンクレバー16に連結されている。該リンクレバー16は、その上部に接続されるリンク17を介して図示せぬコントロールラックと連動連結されるものである。
このリンクレバー16は、ポンプケース2の開口部2aの近傍に形成されるレバー収容室2b内に収容される。
このリンクレバー16は、ポンプケース2の開口部2aの近傍に形成されるレバー収容室2b内に収容される。
以上のように、本実施例の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Aは、ポンプケース2の開口部2aの開口端面2bにフランジケース5が付設されるものであり、前記フランジケース5内に摺動軸11を進退動作させるアクチュエータ8を配し、前記ポンプケース2内にコントロールラックと連動するリンクレバー16を配し、前記フランジケース5側からポンプケース2内に突出させた摺動軸11にて前記リンクレバー16の揺動操作を行う構成とするものである。
そして、以上の構成によれば、フランジケース5内には、リンクレバー16が設けられないため、フランジケース5(従来構成では、ガバナケースに相当する)にリンクレバー16を配する構成と比較して、フランジケース5の構造が簡素化され、制作コストの低減や、ポンプケース2との間での仕組み性を向上させることができる。
また、以上の構成では、フランジケース5のアクチュエータ収容室6にアクチュエータケース12が内装させるため、従来構成におけるパッキン120(図7参照)が必要なくなり、部品点数の削減を図ることができる。
そして、以上の構成によれば、フランジケース5内には、リンクレバー16が設けられないため、フランジケース5(従来構成では、ガバナケースに相当する)にリンクレバー16を配する構成と比較して、フランジケース5の構造が簡素化され、制作コストの低減や、ポンプケース2との間での仕組み性を向上させることができる。
また、以上の構成では、フランジケース5のアクチュエータ収容室6にアクチュエータケース12が内装させるため、従来構成におけるパッキン120(図7参照)が必要なくなり、部品点数の削減を図ることができる。
図2は、実施例2の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Bの構成について示すものである。
図2において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
本実施例2においては、前記フランジケース5と、ポンプケース2との間に、間座31を設けた構成とするものである。
間座31は、ポンプケース2に対し、ボルト等により固定されるものである。そして、ポンプケース2に固定された間座31に対し、フランジケース5のフランジ面5cがボルト32・32にて固定されている。
また、間座31には、前記摺動軸11を挿通するための貫通孔31aが開口されており、該貫通孔31aを介して、前記レバー収容室2bと、アクチュエータ収容室6の内部空間とが連通されている。
そして、以上の構成においては、フランジケース5とポンプケース2との間に間座31が介設されるため、フランジケース5のフランジ面5cの形状は、ポンプケース2の開口部2aの形状に対応させる必要がない。つまりは、ポンプケース2の開口部2aの形状が異なる燃料噴射ポンプに対しても、間座31の形状のみを変更することにより対応することができ、フランジケース5については設計変更することなく、同一形状のもので対応できるものとなる。
このように、以上の構成によれば、形状が異なるポンプケース2を具備する燃料噴射ポンプに対して、共通のフランジケース5を適用することができ、部品の共通化が図られ、生産コストの削減を図ることができるようになる。
図2において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
本実施例2においては、前記フランジケース5と、ポンプケース2との間に、間座31を設けた構成とするものである。
間座31は、ポンプケース2に対し、ボルト等により固定されるものである。そして、ポンプケース2に固定された間座31に対し、フランジケース5のフランジ面5cがボルト32・32にて固定されている。
また、間座31には、前記摺動軸11を挿通するための貫通孔31aが開口されており、該貫通孔31aを介して、前記レバー収容室2bと、アクチュエータ収容室6の内部空間とが連通されている。
そして、以上の構成においては、フランジケース5とポンプケース2との間に間座31が介設されるため、フランジケース5のフランジ面5cの形状は、ポンプケース2の開口部2aの形状に対応させる必要がない。つまりは、ポンプケース2の開口部2aの形状が異なる燃料噴射ポンプに対しても、間座31の形状のみを変更することにより対応することができ、フランジケース5については設計変更することなく、同一形状のもので対応できるものとなる。
このように、以上の構成によれば、形状が異なるポンプケース2を具備する燃料噴射ポンプに対して、共通のフランジケース5を適用することができ、部品の共通化が図られ、生産コストの削減を図ることができるようになる。
図3は、実施例3の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Cの構成について示すものである。
図3において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
図3に示すごとく、本実施例3では、ガバナケース41内にレバー収容室41hを構成し、該レバー収容室41h内において、摺動軸11の動作によりリンクレバー16を揺動させるものとしている。
また、ガバナケース41には、開口部41aを設けて筒状のケース収容部41cが形成され、該ケース収容部41cにアクチュエータ8のアクチュエータケース12が挿嵌される。また、前記開口部41aの開口端面には、センサユニットケース42のフランジ部42aが当着されることにより、前記開口部41aがセンサユニットケース42によって閉じられてアクチュエータ収容室6が構成されている。このようにして、アクチュエータ収容室6内に、アクチュエータケース12が内装されるようになっている。
また、前記センサユニットケース42には、位置センサ10を具備するセンサユニット7が設けられている。
図3において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
図3に示すごとく、本実施例3では、ガバナケース41内にレバー収容室41hを構成し、該レバー収容室41h内において、摺動軸11の動作によりリンクレバー16を揺動させるものとしている。
また、ガバナケース41には、開口部41aを設けて筒状のケース収容部41cが形成され、該ケース収容部41cにアクチュエータ8のアクチュエータケース12が挿嵌される。また、前記開口部41aの開口端面には、センサユニットケース42のフランジ部42aが当着されることにより、前記開口部41aがセンサユニットケース42によって閉じられてアクチュエータ収容室6が構成されている。このようにして、アクチュエータ収容室6内に、アクチュエータケース12が内装されるようになっている。
また、前記センサユニットケース42には、位置センサ10を具備するセンサユニット7が設けられている。
以上のように、本実施例3では、摺動軸11を駆動するアクチュエータ8と、前記摺動軸11の位置を検出するセンサユニット7とを有し、前記摺動軸11にて、コントロールラックと連動するリンクレバー16の揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、前記センサユニット7を内装するアルミダイカスト製のセンサユニットケース42と、前記アクチュエータ8を内装するガバナケース41とを具備し、前記センサユニットケース42は、該センサユニットケース42に設けたフランジ部42aを介して、前記ガバナケース41に固定される構成としている。
この構成では、センサユニットケース42はアルミダイカスト製であることから、フランジ部42aの加工成形を低コストで行うことができるといったメリットが得られる。
また、アクチュエータケース12は、ガバナケース41のケース収容部41cに挿嵌して固定されることとすることで、該アクチュエータケース12には、ガバナケース41に固定するためのフランジ部を設ける必要がないものとなる。また、アクチュエータケース12は、磁性体(鋼材)により構成されるため、フランジ部を設けるために高いコストがかかったが、本実施例の構成とすることで、アクチュエータケース12の製作コストの削減が図られる。
この構成では、センサユニットケース42はアルミダイカスト製であることから、フランジ部42aの加工成形を低コストで行うことができるといったメリットが得られる。
また、アクチュエータケース12は、ガバナケース41のケース収容部41cに挿嵌して固定されることとすることで、該アクチュエータケース12には、ガバナケース41に固定するためのフランジ部を設ける必要がないものとなる。また、アクチュエータケース12は、磁性体(鋼材)により構成されるため、フランジ部を設けるために高いコストがかかったが、本実施例の構成とすることで、アクチュエータケース12の製作コストの削減が図られる。
図4は、実施例4の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Dの構成について示すものである。
図4において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
図4に示すごとく、本実施例4では、摺動軸11を駆動するアクチュエータ8と、前記摺動軸11の位置を検出するセンサユニット7とを有し、前記摺動軸11にて、コントロールラックと連動するリンクレバー16の揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、フランジケース55には、アクチュエータ収容室56、センサユニット収容室57、レバー収容室51bが形成され、前記アクチュエータ8と、前記センサユニット7と、前記リンクレバー16とが、フランジケース55内に収容される構成とするものである。
図4において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
図4に示すごとく、本実施例4では、摺動軸11を駆動するアクチュエータ8と、前記摺動軸11の位置を検出するセンサユニット7とを有し、前記摺動軸11にて、コントロールラックと連動するリンクレバー16の揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、フランジケース55には、アクチュエータ収容室56、センサユニット収容室57、レバー収容室51bが形成され、前記アクチュエータ8と、前記センサユニット7と、前記リンクレバー16とが、フランジケース55内に収容される構成とするものである。
この構成では、フランジケース55のアクチュエータ収容室56にアクチュエータケース12を配し、該アクチュエータケース12をボルト58にてフランジケース55に固定している。そして、この構成によれば、アクチュエータケース12がフランジケース55に内装させるため、従来構成におけるパッキン120(図7参照)が必要なくなり、部品点数の削減を図ることができる。
また、フランジケース55は、アルミ等から鋳造されるものであって、一つのケースとして構成されるものであるから、従来構成で掲げたガバナケース103、センサユニットケース111のように複数の部材から構成されるものと比較して、部品点数の削減を図ることができ、また、部品加工コストの削減、作業工数の削減による仕組み性の向上を図ることができる。
また、フランジケース55は、アルミ等から鋳造されるものであって、一つのケースとして構成されるものであるから、従来構成で掲げたガバナケース103、センサユニットケース111のように複数の部材から構成されるものと比較して、部品点数の削減を図ることができ、また、部品加工コストの削減、作業工数の削減による仕組み性の向上を図ることができる。
図5は、実施例5の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Eの構成について示すものである。
図5において、図1・図4と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
本実施例5においては、前記フランジケース55と、ポンプケース2との間に、間座61を設けた構成とするものである。
間座61は、ポンプケース2に対し、ボルト等により固定されるものである。そして、ポンプケース2に固定された間座61に対し、フランジケース55のフランジ面55cがボルト62・62にて固定されている。
そして、以上の構成においては、フランジケース55とポンプケース2との間に間座61が介設されるため、フランジケース55のフランジ面55cの形状は、ポンプケース2の開口部2aの形状に対応させる必要がない。つまりは、ポンプケース2の開口部2aの形状が異なる燃料噴射ポンプに対しても、間座61の形状のみを変更することにより対応することができ、フランジケース55については設計変更することなく、同一形状のもので対応できるものとなる。
このように、以上の構成によれば、形状が異なるポンプケース2を具備する燃料噴射ポンプに対して、共通のフランジケース55を適用することができ、部品の共通化が図られ、生産コストの削減を図ることができるようになる。
図5において、図1・図4と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
本実施例5においては、前記フランジケース55と、ポンプケース2との間に、間座61を設けた構成とするものである。
間座61は、ポンプケース2に対し、ボルト等により固定されるものである。そして、ポンプケース2に固定された間座61に対し、フランジケース55のフランジ面55cがボルト62・62にて固定されている。
そして、以上の構成においては、フランジケース55とポンプケース2との間に間座61が介設されるため、フランジケース55のフランジ面55cの形状は、ポンプケース2の開口部2aの形状に対応させる必要がない。つまりは、ポンプケース2の開口部2aの形状が異なる燃料噴射ポンプに対しても、間座61の形状のみを変更することにより対応することができ、フランジケース55については設計変更することなく、同一形状のもので対応できるものとなる。
このように、以上の構成によれば、形状が異なるポンプケース2を具備する燃料噴射ポンプに対して、共通のフランジケース55を適用することができ、部品の共通化が図られ、生産コストの削減を図ることができるようになる。
図6は、実施例6の燃料噴射ポンプのガバナ装置1Fの構成について示すものである。
図6において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
図6に示すごとく、本実施例6では、摺動軸11を駆動するアクチュエータ8と、前記摺動軸11の位置を検出するセンサユニット7とを有し、前記摺動軸11にて、コントロールラックと連動するリンクレバー16の揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、前記アクチュエータ8の外殻を構成するアクチュエータケース72と、前記センサユニット7及びアンプ装置71が設けられるセンサユニットケース73と、コントロールラックと連動するリンクレバー16を収容するガバナケース65と、を具備し、前記ガバナケース65に対し、前記アクチュエータケース72と前記センサユニットケース73とを、ボルト69b・69bにて、共締めで固定する構成とするものである。
図6において、図1と同一符号のものは、上記で説明したものと同一の機能を呈するものである。
図6に示すごとく、本実施例6では、摺動軸11を駆動するアクチュエータ8と、前記摺動軸11の位置を検出するセンサユニット7とを有し、前記摺動軸11にて、コントロールラックと連動するリンクレバー16の揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、前記アクチュエータ8の外殻を構成するアクチュエータケース72と、前記センサユニット7及びアンプ装置71が設けられるセンサユニットケース73と、コントロールラックと連動するリンクレバー16を収容するガバナケース65と、を具備し、前記ガバナケース65に対し、前記アクチュエータケース72と前記センサユニットケース73とを、ボルト69b・69bにて、共締めで固定する構成とするものである。
前記センサユニットケース73において、その内側にはセンサユニット7が備えられる一方、外側には基盤71aが設置されてアンプ装置71が構成されるものとしている。
また、前記ガバナケース65には、前記アクチュエータケース72を挿嵌するための開口部65aが形成され、該開口部65aの開口端面65bに、アクチュエータケース72のフランジ部72bを当接させている。
また、該アクチュエータケース72のフランジ部72bには、反ガバナケース65側よりセンサユニットケース73のフランジ部73bが当接されている。このセンサユニットケース73は、フランジ部73bにおいて、アクチュエータケース72のフランジ部72bに対し、ボルト69aによって固定され、これにより、センサユニットケース73とアクチュエータケース72とが一体として構成されている。
そして、一体とされる両ケース72・73のフランジ部72a・73aには、一連の貫通孔69c・69cが形成されており、該貫通孔69c・69cにボルト69b・69bを挿入し、ボルト69b・69bをガバナケース65のボルト孔65c・65cに螺挿することとしている。このように、センサユニットケース73とアクチュエータケース72に一連の貫通孔69c・69cを設けることによれば、ガバナケース65に対し、両ケース73・72をボルト69b・69bにて共締めして固定されることになる。
また、該アクチュエータケース72のフランジ部72bには、反ガバナケース65側よりセンサユニットケース73のフランジ部73bが当接されている。このセンサユニットケース73は、フランジ部73bにおいて、アクチュエータケース72のフランジ部72bに対し、ボルト69aによって固定され、これにより、センサユニットケース73とアクチュエータケース72とが一体として構成されている。
そして、一体とされる両ケース72・73のフランジ部72a・73aには、一連の貫通孔69c・69cが形成されており、該貫通孔69c・69cにボルト69b・69bを挿入し、ボルト69b・69bをガバナケース65のボルト孔65c・65cに螺挿することとしている。このように、センサユニットケース73とアクチュエータケース72に一連の貫通孔69c・69cを設けることによれば、ガバナケース65に対し、両ケース73・72をボルト69b・69bにて共締めして固定されることになる。
以上のように、両ケース73・72をボルト69b・69bにて共締めにて固定する構成とすることによれば、センサユニットケース73は、ボルト69b・69bを介してガバナケース65に対して固定されることとなるから、図7に示すごとく、センサユニットケース111がアクチュエータケース115に対してボルト111aにて固定される従来構成と比較して、センサユニットケース73自体の振動が低減された構成とすることができる。
そして、センサユニットケース73の振動を低減することによれば、該センサユニットケース73に配されるアンプ装置71の振動も低減させることができ、当該アンプ装置71の寿命を長期化することができる。
尚、該センサユニットケース73にゴムや樹脂等の弾性体よりなる振動吸収剤を設け、該振動吸収剤を介してアンプ装置71を設置する構成とすることによれば、さらなる振動の抑止効果を図ることが可能となる。
そして、センサユニットケース73の振動を低減することによれば、該センサユニットケース73に配されるアンプ装置71の振動も低減させることができ、当該アンプ装置71の寿命を長期化することができる。
尚、該センサユニットケース73にゴムや樹脂等の弾性体よりなる振動吸収剤を設け、該振動吸収剤を介してアンプ装置71を設置する構成とすることによれば、さらなる振動の抑止効果を図ることが可能となる。
1A ガバナ装置
2 ポンプケース
5 フランジケース
7 センサユニット
8 アクチュエータ
11 摺動軸
16 リンクレバー
2 ポンプケース
5 フランジケース
7 センサユニット
8 アクチュエータ
11 摺動軸
16 リンクレバー
Claims (6)
- ポンプケースの開口部の開口端面にフランジケースが付設され、
前記フランジケース内に摺動軸を進退動作させるアクチュエータを配し、
前記ポンプケース内にコントロールラックと連動するリンクレバーを配し、
前記フランジケース側からポンプケース内に突出させた摺動軸にて前記リンクレバーの揺動操作を行う構成とする、燃料噴射ポンプのガバナ装置。 - 前記フランジケースと、ポンプケースとの間に、間座を設けた、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ポンプのガバナ装置。
- 摺動軸を駆動するアクチュエータと、前記摺動軸の位置を検出するセンサユニットとを有し、前記摺動軸にて、コントロールラックと連動するリンクレバーの揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、
前記センサユニットを内装するアルミダイカスト製のセンサユニットケースと、前記アクチュエータを内装するガバナケースとを具備し、前記センサユニットケースは、該センサユニットケースに設けたフランジ部を介して、前記ガバナケースに固定される構成とする、燃料噴射ポンプのガバナ装置。 - 摺動軸を駆動するアクチュエータと、前記摺動軸の位置を検出するセンサユニットとを有し、前記摺動軸にて、コントロールラックと連動するリンクレバーの揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、
前記アクチュエータと、前記センサユニットと、前記リンクレバーとが、フランジケース内に収容される構成とする、燃料噴射ポンプのガバナ装置。 - 前記フランジケースと、ポンプケースとの間に、間座を設けた、ことを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射ポンプのガバナ装置。
- 摺動軸を駆動するアクチュエータと、前記摺動軸の位置を検出するセンサユニットとを有し、前記摺動軸にて、コントロールラックと連動するリンクレバーの揺動操作を行う構成とする燃料噴射ポンプのガバナ装置であって、
前記アクチュエータのアクチュエータケースと、
前記センサユニット及びアンプ装置が設けられるセンサユニットケースと、
前記リンクレバーを収容するガバナケースと、を具備し、
前記アクチュエータケースと前記センサユニットケースとを、前記ガバナケースに対し、ボルトにて、共締めで固定する構成とする、燃料噴射ポンプのガバナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004225603A JP2006046106A (ja) | 2004-08-02 | 2004-08-02 | 燃料噴射ポンプ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021121739A (ja) * | 2017-10-18 | 2021-08-26 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | エンジンの燃料噴射装置 |
-
2004
- 2004-08-02 JP JP2004225603A patent/JP2006046106A/ja active Pending
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JP7142127B2 (ja) | 2017-10-18 | 2022-09-26 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | エンジンの燃料噴射装置 |
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