JP2006044981A - セラミックス - Google Patents

セラミックス Download PDF

Info

Publication number
JP2006044981A
JP2006044981A JP2004228019A JP2004228019A JP2006044981A JP 2006044981 A JP2006044981 A JP 2006044981A JP 2004228019 A JP2004228019 A JP 2004228019A JP 2004228019 A JP2004228019 A JP 2004228019A JP 2006044981 A JP2006044981 A JP 2006044981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
ceramic
blended
added
ceramics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004228019A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshie Suda
良江 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOSENJI
Original Assignee
SOSENJI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOSENJI filed Critical SOSENJI
Priority to JP2004228019A priority Critical patent/JP2006044981A/ja
Publication of JP2006044981A publication Critical patent/JP2006044981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

【課題】 多用途に有効なセラミックスの応用性が制限されてしまうという点であり、抗菌作用を生かした使用用途もおのずと制約されてしまうという点で、製品として軽量化も困難だったという点である。
【解決手段】 セラミックスは酸化珪素を30〜70%、酸化アルミニウムを10〜30%、として両者で全体の60%以上とし、これに酸化カルシウムを3〜10%、酸化クロムを0.1〜0.5%、酸化マンガンを0.05〜0.2%、酸化鉄を3〜9%、酸化コバルトを0.05〜2%、酸化カリウムを0.4〜2%、酸化ナトリウムを1〜6%、酸化マグネシウムを0.4〜2%の数値の割合で配合し、残りを通常の不純物としたものを粉体としたこととし、前記した配合に、トルマリンを添加配合してあることとし、前記した配合に、酸化チタンを添加配合してあることとする。
【選択図】 なし

Description

本発明はセラミックスに関し、特に粉体とすることで多くの用途への応用使用が容易となり、特性として遠赤外線の放射量が多く、人体の血液効果の向上や食材、食物の味をまろやかなものとしたり腐敗進行を遅らしめ、釉薬としても良好な艶出し効果が得られるほか、滅菌、殺菌効果を含めた抗菌作用が強いものとなっている素材としてのセラミックスに関する。
従来より、セラミックスからはある程度の量の遠赤外線が放射されることが知られており、その遠赤外線は加熱によって増量されることも知られており、この特性を利用して暖房や保温のための器具や設備、また、調理の補助品等が製作されている。
また、従来知られている成分構成のセラミックスは遠赤外線の放射は微少にはあるものの、通常、有効となる量を放射させるにはそのセラミックス自体を加熱する必要性があることは上記したとおりである。従って、通常の状態にあって、セラミックスを身に付けても格別に血流を促進させ、体温を上昇させたり、食器に加工したとしても格別に味を良化させる作用は得ることはできなかった。
係る点に着目して、本願発明者は、常温下でも多量の有効な遠赤外線を放射することができ、身飾品等に加工して身につけていれば血流を大きく促進させることができ、凝りや痛みを解消、冷えの解消等々の効果が得られ、コップや皿等に加工して使用すれば、入れた飲食物の味をまろやかにし、腐敗の進行も遅めることができ、加えて、マイナスイオンを発生させることで健康増進やより一層の味の良化、腐敗の遅れも得ることができる製品素材としてのセラミックスを開発した。
しかしながら、上記した従来のセラミックスは加工性に制限があり、即ち、セラミックス自体を種々の製品として成形するにとどまるもので、既存の製品にセラミックスの有する特性を付加するのは困難があった。加えて、セラミックスの有する更なる特性である滅菌、殺菌を含めた意味合いでの抗菌作用も有効に発揮することが難しかった。
特願2002−269431号
本発明が解決しようとする問題点は、上記した多用途に有効なセラミックスの応用性が制限されてしまうという点であり、抗菌作用を生かした使用用途もおのずと制約されてしまうという点で、製品として軽量化も困難だったという点である。
本発明に係るセラミックスは上記した問題点を解消するために、酸化珪素を30〜70%、酸化アルミニウムを10〜30%、として両者で全体の60%以上とし、これに酸化カルシウムを3〜10%、酸化クロムを0.1〜0.5%、酸化マンガンを0.05〜0.2%、酸化鉄を3〜9%、酸化コバルトを0.05〜2%、酸化カリウムを0.4〜2%、酸化ナトリウムを1〜6%、酸化マグネシウムを0.4〜2%の数値の割合で配合し、残りを通常の不純物としたものを粉体としたことを特徴とし、前記した配合に、トルマリンを添加配合してあることを特徴とし、前記した配合に、酸化チタンを添加配合してあることを特徴とし、100℃〜900℃の温度で焼成し、アルミナボールを用いたボールミル等によって粉砕し、粉体としたことを特徴としている。
上記した構成としたことによって、即ち、特殊成分構成のセラミックスを粉体としたことによって、バインダー(接着剤)を利用して既存の製品に付加することが可能となり、その使用用途を大きく広げることができることとなる。これによって、抗菌特性が求められる多種の製品にも良好に対応させていくことができることとなる。
酸化珪素を40%以上、酸化アルミニウムを20%とし、両者で60%以上としたものに、酸化カルシウムを約6%、酸化鉄(Fe)を約6%、そして酸化ナトリウムを約3%配合し、酸化クロムを約0.3%、酸化マンガンを約0.1%、酸化コバルトを約0.1%、酸化カリウムを約1.0%、酸化マグネシウムを約1.0%配合したものを用意して、残りに通常の不純物のほか、トルマリン及び酸化チタンをマイナスイオン発生剤として添加配合する。
この原料粉を複数の硬質なアルミナボールと共にボールミルに入れて、回転粉砕し、この粉砕された原料粉はフルイによって粒子ごとに選定するが、フルイで選定不能な細かな粒子は水に溶かしてけん濁液とし、沈殿させて得る。
こうして得られた、粉砕されている原料粉は混練装置によって水とともに練り上げられて粘土状のものとされる。この粘土状のものを乾燥させることとなるが、製品として対象物が決定している場合には、対応する型に入れての乾燥となり、例えばネックレスやブレスレットを想定する場合、最終的につなぎ紐を通す貫通孔を得るために軸や串等の周囲に玉状に付着させることもできる。
また、単なる板状としたり、カップや皿、器等の食器を得る場合には型を使用してもよいが、手作業により塑形させることも勿論可能である。さらに前記した混練には異なる径の粒子を混合させることで良好な結合となる。
さらに、本発明では、最終的にセラミックスを粉体として使用することを考慮しているので、前記した粘土状のものを格別な形状に塑形する必要性は少ない。適宜サイズ、形態の塊状としておくことで十分となる。
こうして適宜な形状に成形されたものは乾燥させた後に焼成することとなるが、酸化珪素が多く含まれる場合には焼成に必要な温度は高温となり、いわゆる磁器となる。この高温による焼成によって、乾燥状態の粒子同士が結合して固化することとなる。焼成温度は本実施例の形態にあっては酸化珪素の含有量の多さから900℃近い高温が望まれる。勿論、この焼成温度は原料の配合比率によって変わるものとなる。
こうして焼成された物は、本実施例の場合、非常に原料粒子の結合度が強く、粒子間に残る隙間は少ないものとなっており、水分の浸入等に起因する劣化のおそれはなく、そのまま使用に耐えられるものであるが、表面の見栄えのために釉薬を塗ることもできる。この場合の釉薬も前記した配合による実施例のもので済むが、焼成前に塗布する場合には酸化珪素の量を減らして溶融温度を下げ、ガラス状となるようにする。
ここに、使用される釉薬も硬化後は耐衝撃性に優れたものとなり、また、製品表面と粒子反応して接合状態となり剥離することなく、強制的な削り落としにも耐えるものとなる。
本願発明では、さらに上記のように焼成して得られたセラミックスをアルミナボールを用いたボールミル等のミルを用いて粉砕して粉化させる。こうして得られたセラミックス粉体は種々のバインダー(接着剤)に混入されて、様々な対象物に対し、ガンタイプのスプレーを使用して噴射され、塗着される。
この対象物としては従来はセラミックス自体では成形し得なかった靴の中敷きや各種布製品、それも目の詰まった足袋裏やジーンズに対しても可能とされている。そのほか、合成樹脂製の表面等においても十分に塗着が可能とされている。
発明者は、上記した構成のセラミックス粉体を試料として提供し、抗菌性を検査したところ、黄色ぶどう球菌、大腸菌に関し、その抗菌活性値は対照区菌数−対数値で計算し、3.3を上回る大きな数値結果を得た(財団法人日本紡績検査協会、近畿事業所による)。これは比較的短時間内に菌数が半減することを示し、いずれゼロに極めて近くなることを示唆している(フィルム密着法による)。
さらに、水虫等の原因となるカビの一種である白癬菌についても抗菌力検査したところ、略24時間で大量な消滅を得ることが判明した(財団法人日本食品分析センター、微生物制御課による)。また、この際の無菌工試験片はポリエチレンフィルムであり、溶液は0.005%スルホこはく酸ジオクチルナトリウム溶液であった。
粉体とせず、焼成したセラミックスをネックレスとして着用した実際例では、着用後約30分の経過でサーモスタットはその温度上昇を示す赤色となり、さらに、通常は表出しないピンク色から白色にまで変化した。血行が著しく促進されたことを示している。
また、板状にしたセラミックスを痛みを有する患部に貼装したところ、その痛みがやわらぎ、数日間の着用で痛みが解消した。
そして、カップを製作して、飲料を注ぎ入れて飲んだところ、アルコール飲料をはじめ、茶やコーヒー等の嗜好品にあっても味が非常にまろやかなものとなった。
本発明に係るセラミックスは上述のようにその放射する遠赤外線の効果により、血行を促進し、飲食物の味感をまろやかとする等のほか、大きな抗菌性によって履物や衣類に加え、各種の容器や不特定の人々が接触するスイッチボタンやパネル等に施すことで多大なる効果を発揮することができ、使用応用範囲は計り知れないものがある。

Claims (4)

  1. 酸化珪素を30〜70%、酸化アルミニウムを10〜30%、として両者で全体の60%以上とし、これに酸化カルシウムを3〜10%、酸化クロムを0.1〜0.5%、酸化マンガンを0.05〜0.2%、酸化鉄を3〜9%、酸化コバルトを0.05〜2%、酸化カリウムを0.4〜2%、酸化ナトリウムを1〜6%、酸化マグネシウムを0.4〜2%の数値の割合で配合し、残りを通常の不純物としたものを粉体としたことを特徴とするセラミックス。
  2. 前記した配合に、トルマリンを添加配合してあることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス。
  3. 前記した配合に、酸化チタンを添加配合してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス。
  4. 100℃〜900℃の温度で焼成し、アルミナボールを用いたボールミル等によって粉砕し、粉体としたことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のセラミックス。
JP2004228019A 2004-08-04 2004-08-04 セラミックス Pending JP2006044981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004228019A JP2006044981A (ja) 2004-08-04 2004-08-04 セラミックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004228019A JP2006044981A (ja) 2004-08-04 2004-08-04 セラミックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006044981A true JP2006044981A (ja) 2006-02-16

Family

ID=36023990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004228019A Pending JP2006044981A (ja) 2004-08-04 2004-08-04 セラミックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006044981A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224621A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 有限会社B.E. 空調ネット及びこれを用いた熱交換器
WO2017056341A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 竹本 直文 パレット、箱体、装具、および、樹脂成形体の製造方法
CN114409416A (zh) * 2021-12-30 2022-04-29 陈天龙 一种耐高温陶瓷的生产工艺
WO2023063460A1 (ko) * 2021-10-12 2023-04-20 휴먼켐 주식회사 기능성 항균 파우더 및 이의 제조 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS649862A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Yakura Kenji Far infrared light-emitting ceramic
JP2004107113A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Sosenji セラミックス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS649862A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Yakura Kenji Far infrared light-emitting ceramic
JP2004107113A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Sosenji セラミックス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224621A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 有限会社B.E. 空調ネット及びこれを用いた熱交換器
WO2017056341A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 竹本 直文 パレット、箱体、装具、および、樹脂成形体の製造方法
JPWO2017056341A1 (ja) * 2015-09-30 2018-10-04 竹本 直文 パレット、箱体、装具、および、樹脂成形体の製造方法
US10435197B2 (en) 2015-09-30 2019-10-08 Naofumi Takemoto Palette, box, gear and resin shaped body-manufacturing method
JP2020203730A (ja) * 2015-09-30 2020-12-24 竹本 直文 パレット、箱体、装具、および、樹脂成形体の製造方法
WO2023063460A1 (ko) * 2021-10-12 2023-04-20 휴먼켐 주식회사 기능성 항균 파우더 및 이의 제조 방법
CN114409416A (zh) * 2021-12-30 2022-04-29 陈天龙 一种耐高温陶瓷的生产工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100916739B1 (ko) 원적외선 방사 세라믹 볼의 제조방법
Dos Santos et al. Chemical and morphological features of dental composite resin: Influence of light curing units and immersion media
Zhang et al. Biological responses of human bone marrow mesenchymal stem cells to Sr‐M‐Si (M= Zn, Mg) silicate bioceramics
KR20010101106A (ko) 다목적 기능을 갖는 원적외선 방사 소재 조성물
JP2018193292A (ja) 複合セラミックス及びその製造方法並びに使用方法
CN101264435A (zh) 一种能吸附、净化、矿化、生成弱碱性食物的陶片
CN104082821A (zh) 山楂果晶的制作方法
JP2006044981A (ja) セラミックス
KR100598694B1 (ko) 기능성 세라믹볼 및 그 제조방법
CN108002805A (zh) 一种在常温下辐射远红外线的抗菌辐射体、浸泡物及制备方法
CN105502948A (zh) 抗微生物红色釉及其制备和使用方法
KR20010019799A (ko) 활성기능을 갖는 다용도 자화 소성 세라믹 및 그 분말의 제조
KR100911211B1 (ko) 도자 괄사판 제조방법
CN106904941A (zh) 一种杀菌陶瓷薄板及其制造工艺
KR100563558B1 (ko) 자기질 옥 타일 제조방법 및 자기질 옥 타일
JP2004107113A (ja) セラミックス
KR20060000673A (ko) 항균성 세라믹 볼의 제조 방법 및 세라믹 볼
KR100441425B1 (ko) 녹차분을 이용한 녹차묵의 제조방법 및 그 제조방법에의하여 제조된 녹차묵
CN106495485A (zh) 一种活性陶瓷颗粒及其制备方法
JP2004123462A (ja) 抗火石を使用した釉薬及び抗火石を使用した素焼成形品
FI115192B (fi) Funktionaalinen elintarvike ja sen valmistusmenetelmä
JP2007326822A (ja) 抗菌性粉体およびこれを用いた抗菌性プラスチック製品、並びに抗菌性化粧品
JP4716688B2 (ja) プラスチック製製品
CN109516816A (zh) 一种贝壳活性炭去水垢的陶瓷材料及其制备方法
KR100536556B1 (ko) 건강보조용 기능성소재와 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100714