JP2006043890A - 感熱紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基材と、前記基材上に形成される感熱記録層と、前記感熱記録層を保護するための電子線硬化樹脂層と、を有する感熱紙において、さらに、バインダ樹脂に紫外線吸収剤を配合してなる耐候性樹脂層を形成する。
【選択図】 図2
Description
感熱紙20を構成する基材21については、特に限定されることはなく、従来から用いられている基材を任意選択して用いることができる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート樹脂や紙(上質紙)などが用いられる。
感熱記録層22についても、本願は特に限定することはなく、従来公知の感熱記録層を用いればよい。例えば、当該感熱記録層22は、発色剤、顕色剤および結着剤などを含む溶液を基材21の表面に塗布して乾燥させることにより形成することができる。また、感熱記録層22の材料となる混合物には、必要に応じて、顔料、ワックス類、消泡剤などの添加剤、感熱記録層22に任意の着色を行うための嗔料や、感熱記録層22の熱に対する感度を高めるための増感剤や、保存性を向上させるための安定剤などを添加してもよい。さらに、感熱記録層22の材料となる混合物には、その混合物中の結着剤を架橋させるための架橋剤や、滑剤などを添加してもよい。
(1)3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニル−3−インドリル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル−3−インドリル)フタリド、3,3−ビス(9−エチル−3−カルバゾリル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル−3−インドリル)−5−ジメチルアミノフタリドなどのトリアリールメタン系化合物;
(2)4,4−ビス(ジメチルアミノ)ベンズヒドリンベンジルエーテル、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミンなどのジフェニルメタン系化合物;
(3)ローダミン−β−アニリノラクタム、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(β−エトキシエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロロプロピルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−エトキシエチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(4−アニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオランなどのキサンテン系化合物;
(4)ベンゾイルロイコメチレンブル−、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブル−などのチアジン系化合物;
(5)3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピランなどのスピロ系化合物;
(6)その他、3,5’,6−トリス(ジメチルアミノ)−スピロ〔9H−フルオレン−9,1’(3’H)−イソベンゾフラン〕−3’−オン、1,1−ビス〔2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロ(3H)イソベンゾフラン−3−オン
などが挙げられ、これらの染料は1種または2種以上を混合して用いることができる。
感熱紙20を構成する電子線硬化樹脂層23についても、本願は特に限定することはなく、従来公知のものを任意選択して用いることができる。当該層23を形成する電子線硬化樹脂としては、具体的には、分子中に重合性不飽和結合又は、エポキシ基を有するプレポリマー、オリゴマー及び/又は単量体を適宜混合した組成物を用いればよい。
感熱紙20の特徴である耐候性樹脂層24は、バインダ樹脂241に紫外線吸収剤242を配合することにより形成されている。
図2に示す構成を有する実施例1の感熱紙を製造した。
前記実施例1の感熱紙を製造する際に用いた市販の感熱紙を用意し、これを比較例1の感熱紙とした。
図1に示す構成を有する従来からの感熱紙、つまり耐候性樹脂層を有さない感熱紙(比較例2の感熱紙)を製造した。
上記実施例1の感熱紙、および比較例1、2の感熱紙それぞれに、プリンタ(株式会社サトー製、製品名「FR410」)を用いて、バーコードを印刷した。その後、バーコードが印刷された面に紫外線照射装置(岩崎電気株式会社製、製品名「アイスーパーUVテスター」)を用いて、紫外線を12時間連続照射し、それぞれの感熱紙の白色部分の黄変、および印刷部分の消失を目視で評価した。
前記耐候性試験と同様に、上記実施例1の感熱紙、および比較例1、2の感熱紙それぞれに、プリンタを用いて、バーコードを印刷した。その後、バーコードが印刷された面に対し、特殊合板の日本農林規格(JAS)摩耗C試験に準じ、ティーバー摩耗試験機を用いて、試験方法:ティーバー社製軟質摩耗輪CS−10、荷重:500g、回数:100回、で試験を行い、印刷された面の外観変化を目視で評価した。
前記耐候性試験と同様に、上記実施例1の感熱紙、および比較例1、2の感熱紙それぞれに、プリンタを用いて、バーコードを印刷した。その後、バーコードが印刷された面に対し、学振摩耗試験機を用いて、薬品:エタノール・アセトン・トルエン・ヘキサン・IPA・MEK、荷重:500g、回数:200回で試験を行い、印刷された面の外観変化を目視で評価した。
11、21 … 基材
12、22 … 感熱記録層
13、23 … 電子線硬化樹脂層
24 … 耐候性樹脂層
241 … バインダ樹脂
242 … 紫外線吸収剤
Claims (4)
- 基材と、前記基材上に形成される感熱記録層と、前記感熱記録層を保護するための電子線硬化樹脂層と、を有する感熱紙であって、
さらに、バインダ樹脂に紫外線吸収剤を配合してなる耐候性樹脂層が形成されていることを特徴とする感熱紙。 - 前記耐候性樹脂層を形成するバインダ樹脂と紫外線吸収剤とが互いに共重合していることを特徴とする、請求項1に記載の感熱紙。
- 前記耐候性樹脂層を形成するバインダ樹脂と紫外線吸収剤との配合割合が、重量比で9:1〜5:5であることを特徴とする請求項2に記載の感熱紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004223777A JP2006043890A (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 感熱紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004223777A JP2006043890A (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 感熱紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006043890A true JP2006043890A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=36023021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004223777A Pending JP2006043890A (ja) | 2004-07-30 | 2004-07-30 | 感熱紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006043890A (ja) |
-
2004
- 2004-07-30 JP JP2004223777A patent/JP2006043890A/ja active Pending
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