JP2006042539A - インナーロータ式ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度加工や追加部材を必要とすることなく、アマチュアコアの外周部と磁気回路構成用部材とのクリアランスを抑え、磁気抵抗の増大によるモータ特性の低下を防ぐことができるインナーロータ式ブラシレスモータを提供する。
【解決手段】複数のアマチュアコア4の外周部の両側対称位置に突出部4bを設けるとともに、該突出部を含む周辺部分を内側に弾性変形可能な形状にし、アマチュアコアの外周部に磁気回路構成用部材7を結合する際、突出部を含む周辺部分を内側に弾性変形させ、磁気回路構成用部材の内周面に圧入固定することで、アマチュアコアの外周部の突出部が少なくとも磁気回路構成用部材の内周面と密接するようにしている。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のアマチュアコアと該アマチュアコアの外周部が圧入固定される磁気回路構成用部材とを有するインナーロータ式ブラシレスモータに関するものである。
インナーロータ式ブラシレスモータの従来例としては特許文献1がある。この種のインナーロータ式ブラシレスモータの巻線の多くは、積層されたアマチュアコアの内側に向けて突出した複数のティース部に内周側から施されるが、近年、巻線製造工数削減や材料利用率改善等を目的として、外周側から巻線可能な形状あるいはティース部毎に分割して巻線を施し、その後に磁気回路構成用部材と結合させる方法が用いられている。この従来例を図5及び図6に示す。
図5は、ティース部毎に分割して巻線を施される、従来のインナーロータ式ブラシレスモータの複数具備されるアマチュアコアの一つを示す平面図である。この従来例では、各アマチュアコア101のティース部101aに巻線が巻回され、その後、各アマチュアコア101の外周部101bが磁気回路構成用部材102の内周部に固定されるようになっている。
図6は、同じくティース部毎に分割して巻線を施される、従来の他のインナーロータ式ブラシレスモータの構成を示す断面図である。このブラシレスモータは、回転軸201に固定された取付部材202を介してマグネット203が固定され、回転部を構成している。複数のアマチュアコア204には絶縁と位置決めを兼ねた樹脂部材205が設けられており、内側に向けて突出した複数のティース部204aには、マグネット203の極位置により順次通電が切り換えられる多極の磁界発生用の巻線206が外側より巻回されており、相対する多極に磁化されたマグネット203との間で回転力を得る。巻線206が巻回されたアマチュアコア204は、低磁気抵抗部材207を介して磁気回路構成用部材208の内周面に結合されている。
特開2002−345223号公報
しかしながら、図5の従来例においては、アマチュアコア101と磁気回路構成用部材102との結合部に磁気抵抗が生じ、モータ特性が低下してしまう虞がある。そのため、結合部分を圧入結合することによりクリアランスを生じさせないようにして磁気抵抗を抑えることが有効であるが、所定の強度を維持しながら塑性変形による削れ等を発生させないためには、結合部を高精度に施す必要があった。つまり、アマチュアコア101の外周部101bや磁気回路構成用部材102の内周部を高精度に仕上げる必要があった。
また、図6の従来例においては、結合部に低磁気抵抗の別部材(低磁気抵抗部材207)を介在させ、特性低下を防止する必要があるため、部品点数の増加によるコスト高となってしまう課題を有していた。
(発明の目的)
本発明の目的は、高精度加工や追加部材を必要とすることなく、アマチュアコアの外周部と磁気回路構成用部材とのクリアランスを抑え、磁気抵抗の増大によるモータ特性の低下を防ぐことのできるインナーロータ式ブラシレスモータを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、マグネットを含む回転体と、該回転体の回りに電気的絶縁を兼ねた樹脂部材により結合される複数のアマチュアコアと、該複数のアマチュアコアに巻回された磁界発生用巻線と、前記複数のアマチュアコアの外周部が結合される円筒状の磁気回路構成用部材とを有するインナーロータ式ブラシレスモータにおいて、前記複数のアマチュアコアの外周部の両側対称位置に突出部を設けるとともに、該突出部を含む周辺部分を内側に弾性変形可能な形状にし、前記アマチュアコアの外周部に前記磁気回路構成用部材を結合する際、前記突出部を含む周辺部分を内側に弾性変形させ、前記磁気回路構成用部材の内周面に圧入固定することで、前記アマチュアコアの外周部の前記突出部が少なくとも前記磁気回路構成用部材の内周面と密接するようにしたインナーロータ式ブラシレスモータとするものである。
上記構成においては、アマチュアコアの外周部の両側対称位置に突出部を設けるとともに、この突出部周辺を弾性変形可能な形状として、突出部を含む外周部を弾性変形させて磁気回路構成用部材へ圧入固定されるようにし、この圧入の応力により所定の強度を得るとともにアマチュアコアの外周部と磁気回路構成用部材の内周面とに生じるクリアランスを抑え、磁気抵抗を小さくするようにしている。
本発明によれば、高精度加工や追加部材を必要とすることなく、アマチュアコアの外周部と磁気回路構成用部材とのクリアランスを抑え、磁気抵抗の増大によるモータ特性の低下を防ぐことができるインナーロータ式ブラシレスモータを提供できるものである。
以下の実施例に示す通りである。
図1〜図4は本発明の一実施例に係わる図であり、詳しくは、図1はインナーロータ式ブラシレスモータの断面図、図2は図1のアマチュアコアの平面及びA−A断面を示す図、図3は図2のアマチュアコアの変形例を示す平面図、図4は図1のアマチュアコア及びその外周部周辺を示す平面図である。
図1に示すように、回転軸1に固定された取付部材2を介してマグネット3が固定され、回転部を構成している。複数枚積層されて成る略H形状のアマチュアコア4の内側に向けて突出した複数のティース部4aには、マグネット3の極位置により順次通電が切り換えられる多極の磁界発生用の巻線6が巻回され、相対する多極に磁化されたマグネット3との間で回転力を得る。なお、巻線6が巻かれる部位に対し電気的絶縁と位置決めを行う目的で樹脂部材5が設けられている。
図2(a)に示すように、アマチュアコア4の外周部の両側対称位置にはt1寸法の突出部4bが設けられている。また、この突出部4bを含む周辺部に弾性変形可能なように薄肉部4cが設けられている。なお、薄肉部4cは突出部4b付近の絞まりばめ量が小さい場合は不要である。
ここで、アマチュアコア4の製作からこのアマチュアコア4を円筒状の磁気回路構成用部材7に圧入するまでの製造工程の一例を以下に列挙する。
(1)マチュアコア単品のプレス抜き加工
(2)アマチュアコアの積層(かしめ/接着/溶接などによる)
(3)積層された複数個のアマチュアコア4を樹脂部材5に組付ける(軽圧入など)
(4)外周からアマチュアコア4に巻線6を巻く(複数あるアマチュアコア分)
(5)円筒状の磁気回路構成用部材7に上記(4)で組み付けられたものを圧入する
上記(5)についてさらに詳述すると、アマチュアコア4の突出部4bを含む外周部を磁気回路構成用部材7へ結合する際、円筒状の磁気回路構成用部材7の内周面に沿うように突出部4b付近が内側の方向に弾性変形させる。すると、図4に示すように、突出部4bは磁気回路構成用部材7の内周面に密接し、各突出部4bの間の外周部は僅かのクリアランスt2をもって磁気回路構成用部材7の内周面に略密接される。よって、(t1−t2)の寸法分だけ突出部4bの突出寸法が縮小され、アマチュアコア4の突出部4bを含む外周部が磁気回路構成用部材7の内周面へ圧入固定されたことになり、図5の従来のように結合部を高精度にすることなく、特性低下を招くことのない程度まで、これらの間の磁気抵抗を小さいものとすることが可能となる。
上記突出部4bは、部分的であっても磁気回路構成部材7と密接させ、少しでも磁束を多く通すことと、機械的に固定させる2つの機能を有している。また、突出部4b付近を内側に弾性変形させることで、t2寸法(隙間距離)を小さくする効果が期待される。
なお、t2寸法は前記磁気抵抗を増大させることのない範囲にて略0となるように設定することも可能である。また、薄肉部4cの形状は図2に限定されるものではなく、この部分が弾性変形可能であれば必ずしも必要でない。また、図2(b)に示すように複数枚積層されて成るアマチュアコア4は、溶接、接着、かしめ等により各々結合固定されるが、磁気回路構成用部材7側との密接性を維持する目的により、弾性変形可能な部位(薄肉板部4cの部分)には前記結合部は設けないようにする。
図3のアマチュアコア4’は、図2に示したアマチュアコア4の突出部4bの形状を変更した例を示すものであり、アマチュアコア4’の外周部にはt1寸法の突出部4b’が設けられ、また、この周辺部分が弾性可能なように薄肉部4c’が設けられている。なお、ここでは突出部4b’を両端に1個づつ設けているが、2個づつ設けるようにしても良い。
以上の実施例によれば、アマチュアコア4,4’の外周部の一部に結合用として突出部4a,4a’を設けるとともに、この突出部4a,4a’付近を弾性変形可能な形状としているので、従来のように高精度加工や追加部材を必要とすることなく、アマチュアコア4,4’の外周部と磁気回路構成用部材7とのクリアランスによる磁気抵抗の増大を防ぐことができ、モータ特性を低下させないインナーロータ式ブラシレスモータとすることができる。
本発明の実施例に係わるインナーロータ式ブラシレスモータを示す断面図である。 図1のアマチュアコアを示す平面図である。 図2のアマチュアコアの変形例を示す平面図である。 図1のアマチュアコア及びその外周部周辺を示す平面図である。 従来のインナーロータ式ブラシレスモータの複数具備されるアマチュアコアの一つを示す平面図である。 従来の他のインナーロータ式ブラシレスモータの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 回転軸
2 取付部材
3 マグネット
4,4’ アマチュアコア
4a,4a’ ティース部
4b,4b’ 突出部
4c,4c’ 薄肉部
5 樹脂部材
6 巻線
7 磁気回路構成用部材

Claims (1)

  1. マグネットを含む回転体と、該回転体の回りに電気的絶縁を兼ねた樹脂部材により結合される複数のアマチュアコアと、該複数のアマチュアコアに巻回された磁界発生用巻線と、前記複数のアマチュアコアの外周部が結合される円筒状の磁気回路構成用部材とを有するインナーロータ式ブラシレスモータにおいて、
    前記複数のアマチュアコアの外周部の両側対称位置に突出部を設けるとともに、該突出部を含む周辺部分を内側に弾性変形可能な形状にし、
    前記アマチュアコアの外周部に前記磁気回路構成用部材を結合する際、前記突出部を含む周辺部分を内側に弾性変形させ、前記磁気回路構成用部材の内周面に圧入固定することで、前記アマチュアコアの外周部の前記突出部が少なくとも前記磁気回路構成用部材の内周面と密接するようにしたことを特徴とするインナーロータ式ブラシレスモータ。
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