JP2006041291A - 発光モジュールおよび発光システム - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池に入射する光が減衰することなく、太陽電池の出力低下を防止することができるうえ、簡単に製造することのできる発光モジュールを提供する。
【解決手段】発光モジュールは少なくとも、太陽電池部1と、第1の接着層16と、第2の透光性絶縁基板(透明PET)17と、第2の金属層(回路パターン)18と、発光素子(チップLED)19からなる発光部2と、第2の接着層20と、第3の基板21とが、順次積層されてなる。発光部2の作製に際しては、予め回路パターン18を形成した例えば厚さ50〜500μm程度の透明PET17を用いる。回路パターン材には150℃、30分間の加熱で硬化するような銀ペーストを使用し、透明PET17にスクリーン印刷法により回路パターン18を形成し、熱硬化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光モジュールおよび発光システムに関するものであり、さらに詳しくは、可視光透過型太陽電池と組み合わせた発光モジュールおよびこのような発光モジュールを備えてなる発光システムに関するものである。
従来、この種の発光モジュールとしては、特許文献1に記載されたような、透光性基板の上に透光性発光部と太陽電池とを積層した発光装置や、特許文献2に記載されたような、発光面と受光面とが同一面上に位置するように、発光面を有するパネル状発光体の近傍に太陽電池の受光面が配置された照明パネルや、特許文献3に記載されたような、太陽光発電部とこの太陽光発電部の起電力により発光する発光部とが1枚の平板状基板に実装された太陽光発電利用発光モジュールなどがあった。
特開昭59-217991号公報 特開昭60-78477号公報 特開2001-351418号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発光装置は、太陽光受光面側から透光性発光部、太陽電池の順で積層されており、太陽電池に入射する光が透光性発光部で減衰されるため太陽電池の出力低下が避けられないなどの欠点があった。また、特許文献2に記載された照明パネルは、発光面を有するパネル状発光体の近傍に受光面を有する太陽電池が配置され、発光面と受光面とが同一面上にあることから、面積上の制約から太陽電池の出力低下が避けられないなどの欠点があった。さらに、特許文献3に記載された発光モジュールは、表面に太陽光発電部を、裏面にこの太陽光発電部の起電力により発光する発光部をそれぞれ実装する1枚の平板状基板に、スルーホールを形成し、裏面にプリント配線および太陽電池モジュールの起電力を利用する回路および素子群を実装するため、発光部の搭載場所に制約があるなどの欠点があった。
本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、太陽電池に入射する光が減衰することなく、太陽電池の出力低下を防止することができるうえ、簡単に製造することのできる発光モジュールおよびこのような発光モジュールを備えてなる発光システムを提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、少なくとも、第1の透光性絶縁基板、透明導電層、光電変換層、第1の金属層からなる太陽電池部と、第1の接着層と、第2の透光性絶縁基板、第2の金属層、発光素子からなる発光部と、第2の接着層と、前記発光部の光を反射させる反射部とが、順次積層されてなることを特徴とする発光モジュールが提供される。
本発明の他の観点によれば、本発明の1つの観点に係る発光モジュールと、蓄電池と、制御部とを備えてなることを特徴とする発光システムが提供される。
本発明の1つの観点に係る発光モジュールにあっては、発光面と受光面とが同一面上にないので、太陽電池に入射する光の発光部の全部あるいは一部による減衰のおそれ、あるいは太陽電池の占有面積上の制約がなくなり、太陽電池の出力低下を防止することができる。
本発明の他の観点に係る発光システムにあっては、太陽電池部の発生電圧を制御部で監視し、この発生電圧と昼間か夜間かを判断する閾値電圧との大小を比較することにより、太陽電池から蓄電池への充電モードか、あるいは蓄電池から負荷である発光モジュールへの放電モードかを判断し、夜間に発光モジュールを自動的に発光させることができる。
本発明の1つの観点に係る発光モジュールは、第1の透光性絶縁基板における透明導電層とは反対側に、第3の接着層と、第4の透光性絶縁基板とが、さらに順次積層されていてもよい。このように構成されていると、発光モジュールの強度を考慮する必要がある場合に、第3の接着層を介して第4の透光性絶縁基板を重ねることで、発光モジュールの強度をより強くすることができる。
本発明の1つの観点に係る発光モジュールは、発光部が、複数の発光ユニットから構成されているものであってもよい。このように構成されていると、発光部の発光面積をより広くすることができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、発光モジュールが、枠体に嵌め込まれ、蓄電池および制御部が、その枠体に収納され、発光モジュールおよび蓄電池が、前記制御部を介して電気的に接続されているものであってもよい。このように構成されていると、太陽電池付き発光システムを1つの単位体にパッケージングすることができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、太陽電池部の出力を取り出すための端子ボックスと、発光部に電圧を印加するための端子ボックスとを備え、これらの端子ボックスが、発光モジュールの側面に取り付けられているものであってもよい。このように構成されていると、太陽電池部がシースルータイプの場合に、取り込まれた太陽光が端子ボックスやそれに付随する配線などで遮られないようにすることができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、発光素子に隣接する第2の金属層が、発光素子を発光させるための回路パターンになっており、この回路パターンが、導電性(金属)ペーストにより形成されているものであってもよい。このように構成されていると、150℃以下の温度で硬化することのできる導電性ペーストを用いて、第2の透光性絶縁基板として価格的に有利なPETフィルムを使用することができ、前記基板に回路パターンを形成することができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、発光素子が、チップLEDであるものであってもよい。このように構成されていると、リードタイプのLEDを使用する場合に比べて発光モジュールの厚さをより薄くすることができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、前記チップLEDが、第2の金属層からなる回路パターンに導電性ペーストで取り付けられているものであってもよい。このように構成されていると、150℃以下の温度で硬化することのできる導電性ペーストを用いて、第2の透光性絶縁基板として価格的に有利なPETフィルムを使用することができ、前記基板上に形成した回路パターンに発光素子を実装することができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、すべての接着層が、低温架橋型EVAフィルムからなるものであってもよい。このように構成されていると、第1、2、4の透光性絶縁基板、もしくは第3の基板にポリカーボネートなどの耐熱性のないプラスチック基板を使用することができる。
本発明の他の観点に係る発光システムは、太陽電池部の少なくとも一部がシースルータイプ太陽電池からなるものであってもよい。このように構成されていると、この発光システムを部屋のガラス窓に使用したときなどに、太陽光を太陽電池部から室内に取り込むことができる。また、第3の基板は、透光性を有する基板でなくても構わない。
以下、例示としての目的だけで、添付図面を参照して本発明の4つの実施形態を説明する。
実施形態1
図1〜図3および図5を参照して、本発明の1つの観点に係る発光モジュールの実施形態(実施形態1)を説明する。この発光モジュールは少なくとも、太陽電池部1と発光部2と反射部と保護部3とを備えてなる。
図1および図2に示す太陽電池部1の作製に当たり、予め透明導電膜5を形成した第1の透光性絶縁基板としてのガラス基板4を用いる。このガラス基板4には、透明導電層としての透明導電膜5が、ガラス基板4の片側表面と全周囲端面とに形成されている。
次に、レーザ光を用いて透明導電膜5のパターニングを行なう。この際、透明導電膜5によく吸収される、例えばYAG基本波レーザ光などを用いる。レーザ光をガラス基板4側から入射させることにより、透明導電膜5が短冊状に分離されて、透明導電膜5の分離ライン6が形成される。
次に、透明導電膜5が形成されたガラス基板4を純水で洗浄し、光電変換層としての光電変換膜7−1を形成する。光電変換膜7−1は、a−Si:Hp層、a−Si:Hi層、a−Si:Hn層からなり、合計の厚さが100nm〜300nmである。
次に、透明導電膜8を形成する。透明導電膜8には、a−Si:Hn層とのコンタクトが良好な、例えばZnOやITOなどが用いられる。透明導電膜8の合計の厚さは5nm〜100nmである。
次に、レーザ光を用いて光電変換膜7−1をパターニングする。この際、レーザ光による透明導電膜5の損傷を避けるために、波長選択性のある、例えばYAG SHGレーザなどを用いる。レーザ光をガラス基板4側から入射させることにより、光電変換膜7−1は短冊状に分離され、同時に透明導電膜8も除去されて、光電変換膜7−1の分離ライン9が形成される。この分離ライン9は、透明導電膜8の分離ライン6と約50μm重畳する約1〜50μm離れた位置に、約50μm〜200μmの幅で形成される。
次に、光電変換層としての光電変換膜7−2を形成する。光電変換膜7−2は、μc−Si:Hp層、μc−Si:Hi層、μc−Si:Hn層からなり、合計の厚さが1000nm〜3000nmである。
次に、レーザ光を用いて光電変換膜7−2をパターニングする。この際、レーザ光による透明導電膜5の損傷を避けるために、波長選択性のある、例えばYAG SHGレーザなどを用いる。レーザ光をガラス基板4側から入射させることにより、光電変換膜7−2は短冊状に分離され、同時に光電変換膜7−1および透明導電膜8も除去されて、光電変換膜7−2の分離ライン10が形成される。この分離ライン10は、分離ライン9と約50μm重畳する約1〜50μm離れた位置に、約50μm〜200μmの幅で形成される。
さらに、続いて、透明導電膜11と金属電極膜12とを積層することにより、第1の金属層としての裏面電極膜13を形成する。透明導電膜11には、比抵抗が小さく透光性が高い、例えばZnOやITOなどを用いる。一方、金属電極膜12には、反射率の高い、例えばAlやAgなどを用いる。透明電極膜11の膜厚は50nm〜200nm程度、金属電極膜12の膜厚は500nm〜1μm程度である。ただし、透明電極膜11は割愛してもかまわない。
次に、レーザ光を用いて、裏面電極膜13のパターニングを行なう。この際、レーザ光による透明導電膜5の損傷を避けるために、また同時に、光電変換膜7−1、透明導電膜8および光電変換膜7−2を除去するために、波長選択性のある、例えばYAG SHGレーザなどを用いる。レーザ光をガラス基板4側から入射させることにより、裏面電極膜13が短冊状に分離され、同時に光電変換膜7−1、透明導電膜8および光電変換膜7−2も除去されて、裏面電極膜13の分離ライン14が形成される。この分離ライン14は、光電変換膜7−2の分離ライン10と約50μm重畳する約1〜150μm離れた位置に、約50μm〜200μmの幅で形成される。
このようにして、少なくとも、ガラス基板4、透明導電膜5、非晶質シリコン系半導体からなる光電変換膜7−1、透明導電膜8、結晶シリコン系半導体からなる光電変換膜7−2および裏面電極膜13を備えてなり、ガラス基板4上で複数の発電領域に分割され、直列接続された集積型薄膜太陽電池であって、裏面電極膜13の分離ライン14が裏面電極膜13、光電変換膜7−2、透明導電膜8および光電変換膜7−1を貫通して略同一形状にパターニングされた太陽電池を得ることができる。
次に、発電領域内に透光性開口部15のパターニングを行なう。この際、レーザ光による透明導電膜5の損傷を避けるために、また同時に、光電変換膜7−1、透明導電膜8および光電変換膜7−2を除去するために、波長選択性のある、例えばYAG SHGレーザなどを用いる。レーザ光をガラス基板4側から入射させることにより加工されて、透光性開口部15が形成される。この透光性開口部15は、裏面電極膜13の分離ライン14に対して垂直方向に形成される。
ここでは、幅11.09mmの短冊に分割された発電領域内に、幅0.08mmで、裏面電極膜13の分離ライン14に対して垂直に約1.27mmピッチで、合計704個の透光性開口部15が形成されている。
したがって、48段の太陽電池内に、704個の透光性開口部15をパターニングすることで、おおよそ10%の開口率を得ることが可能となり、基板サイズが560mm×930mmであって発電出力が約50ワット[W]である太陽電池を作成することができる。
この例では、光電変換層がa−Si:Hとμc−Si:Hとのタンデム構造であるが、a−Si:Hのシングル構造、タンデム構造、トリプル構造、あるいはμc−Si:Hのシングル構造、タンデム構造、トリプル構造、あるいはこれらを組み合わせたタンデム構造、トリプル構造のものでもよい。 また、この例では、太陽電池としてシースルータイプ太陽電池を一例にして述べてきたが、太陽電池は、採光型太陽電池など、採光が可能なものであればどのようなものでもよい。
次に、図1、図3および図5に示す発光部2の作製について説明する。図5は、発光部2の配置の一例を示すものであるが、太陽電池部1の電極などについては便宜上、図示が省略されており、例えば発光部2からなる発光ユニットが4個配列されたものを示している。
発光部2の作製に際しては、図1に示すように、予め第2の金属層としての回路パターン18を形成した第2の透光性絶縁基板としての透明PET17を用いる。回路パターン材には150℃、30分間の加熱で硬化するような銀ペーストを使用し、例えば厚さ50〜500μm程度の透明PET17にマスクを用いたスクリーン印刷法により回路パターン18を形成し、熱硬化させることにより、発光部2を作製する。
図3は、このようにして得られる本発明による発光部2の回路パターン18の一例を示す平面図である。図3の回路パターン18で発光素子としてのチップLED19を80個実装した発光ユニットを、例えば図5のように4ユニット使用し、例えば駆動電圧36ボルト[V]、最大消費電流400ミリアンペア[mA]、消費電力14.4ワット[W]のものを、1個の発光ユニットのサイズ約260mm×約300mmで構成した。
これらの発光ユニットは、図3に示すように、チップLED19をマウントするためのランドパターン23・23が形成されており、ランドパターン23・23に150℃、30分間の加熱で硬化するような銀ペーストを印刷塗布する。
次に、チップLED19の両極をランドパターン23・23に塗布した銀ペーストで導通するようにマウントする。
次に、チップLED19をマウントした透明PET上の回路パターンを、雰囲気温度が150℃に保持された加熱炉の中に静置させ、熱硬化させる。
この例では、印刷工程を使用したが、銀ペーストの塗布量を制御することのできる工程であれば、この限りではない。また、この例では、チップLED19の回路パターン上への接着には銀ペーストを硬化させる方法を使用したが、ソルダー半田を用い、リフロー工程を経て半田付けする方法でもよい。
次に、反射部の作製に際しては、保護部3として例えばガラス基板を用い、反射率の高いAg膜をRFスパッタリング法により形成した。これにより、発光部で発光した光が発電部とは逆側に漏れることなく、発電部側に光を放出することができる。今回は、ガラス基板上に反射率の高いAg膜を使用したが、金属膜であればこの限りではない。また、Al箔あるいはAg箔などの金属箔を接着剤で貼り合わせる方法でもよい。
ガラス基板21は透光性のものでなくても構わない。着色したガラスや、Al、ステンレス鋼、金、銀、銅などの金属板、または木材あるいはプラスチックからなるものでも構わない。
このようにして作製された太陽電池部1と発光部2とをモジュールにする際には、太陽電池部1と発光部2との間に、第1の接着層である、発光部2に配置するチップLED19の高さよりも厚いEVA(エチレンビニルアセテート)層16を挟む。また、発光部2と、この発光部2を保護するための第3の基板としての例えばガラス基板21との間に、第2の接着層としてのEVA層20を挟む。そして、130℃で20分間、保持し、EVAを溶かした後、150℃で45分間、保持し、EVAを架橋させる。
この例では、チップLED19を保護するためにガラス基板21を用いたが、これに代えて、耐候性の高いフッ素系樹脂を用いてもよい。また、第1の透光性絶縁基板、第2の透光性絶縁基板もしくは第3の基板に、例えばポリカーボネートなどの耐熱性のないプラスチック基板を使用する場合には、低温EVAを用いる必要がある。この場合、120℃で10分間、保持し、EVAを溶かした後、130℃で45分間、保持し、EVAを架橋させればよい。
以上のようにして作製された発光モジュールは、昼間は発電する太陽電池部1と、電源を供給すれば発光する発光部2とが物理的に一体化され発電領域と発光領域が重なり、かつ、発電部方向にLEDの主発光方向が向いている発光モジュールになっているため、設置場所において発光部面積の確保と発電部面積の確保が両立し、設置面積の制約を受けずに設置可能となる。また、太陽電池やその他の電池と組み合わせて例えば屋外照明や案内標識などに使用することができる。
実施形態2
図1および図4を参照して、本発明の他の観点に係る発光システムの実施形態(実施形態2)を説明する。図4は、この発光システムの構成図を示し、この発光システムは、少なくとも、発光モジュール24と、蓄電池25と、制御部26とを備えてなる。
この発光システムにより、昼間は入射光の一部を透過せしめ、また太陽電池部1で発電した電力で蓄電池25に充電し、夜間は蓄電池25からの電源供給により発光部2を発光させることができる。
蓄電池25は、鉛蓄電池、ニッケル・水素電池、リチウム・イオン電池などの二次電池、あるいはキャパシタでもよい。例えば、蓄電池には10直列のリチウム・イオン電池を使用し、1個当たり4.2V充電可能である電池を用いた場合に、10直列では42Vまで充電することができる。
制御部26は、少なくとも充電モードと放電モードとの切り替えが可能な回路があるものであればよい。また、制御部26は、太陽電池部1の電池電圧を監視して充電モードか放電モードかを切り替える機能、蓄電池25の電池レベルを監視して過放電モードか過充電モードかを切り替える機能、人間などを赤外線で検知する機能、放電モード時の負荷への供給電力をパルス電圧変調出力方式により出力調整する機能などを有している。
実施形態3
図1、図5および図6を参照して本発明の1つの観点に係る発光モジュールの実施形態(実施形態3)を説明する。図6は、図5におけるA−A‘線に沿った断面図である。図6は、実施形態1の発光モジュールに加えて発電部側に第4の透光性絶縁基板としての保護部28を形成した以外の構成が実施形態1と同様である発光モジュールを示すものである。
この発光モジュールは、図1の構成に加えて、太陽電池部1の受光面側に第3の接着層27を介して保護部28を、例えばガラス、好ましくは強化ガラスを配置していることを特徴としている。保護部28が太陽電池部1および発光部2よりも外側に張り出している場合には、第1〜第3の接着層16、20、27により充填されて側面が面一形状に形成されていることが好ましい。発電部1および発光部2の詳細は省略されている。
実施形態4
図7を参照して本発明の1つの観点に係る発光モジュールの実施形態(実施形態4)を説明する。図7は、図1に示す実施形態1の発光モジュールに対して反射部にLEDの主発光方向が相対している配置である以外の構成が実施形態1と同様である発光モジュールを示すものである。
以上のようにして作製された発光モジュールは、昼間は発電する太陽電池部1と、電源を供給すれば発光する発光部2とが物理的に一体化され、発電部1とは反対の方向にLEDの主発光方向が向いている配置であり、発電部1と発光部2の間に第2の透光性絶縁基板17が介在することにより、発電部1の電極12と発光部2の回路パターン18とがより良好に絶縁される。
以上のようにして作製された発光モジュールは、また、実施形態1と同様に、設置場所において発光部面積の確保と発電部面積の確保が両立するため設置面積の制約を受けずに設置可能となる。さらに、太陽電池やその他の電池と組み合わせて例えば屋外照明や案内標識などに使用することができる。
以上、いくつかの実施形態を述べてきたが、発光モジュールの設置箇所の一例として、ビルなどの壁面に敷設することが挙げられる。また、昼間に発電した電力を利用して壁面照明に用いたり、LEDの点灯する配列によっては表示機能を持たせたりすることも可能である。
本発明の発光モジュールおよび発光システムは、太陽電池やその他の電池と組み合わせて小型または大型の照明や案内標識などに広く適用することができる。
図1は、本発明による1つの発光モジュールを示す断面図である。 図2は、図1の発光モジュールにおける太陽電池部を示す平面図である。 図3は、図1の発光モジュールにおける発光部の回路パターンの1例を示す平面図である。 図4は、本発明による発光システムを模式的に示す平面図である。 図5は、本発明による別の発光モジュールを示す平面図である。 図6は、図5のA−A'線に沿った断面図である。 図7は、本発明によるさらに別の発光モジュールを示す断面図である。
符号の説明
1:太陽電池部
2:発光部
3:保護部
4:ガラス基板(第1の透光性絶縁基板)
5:透明導電膜(透明導電層)
6:分離ライン
7−1:光電変換膜(光電変換層)
7−2:光電変換膜(光電変換層)
8:透明導電膜
9:分離ライン
10:分離ライン
11:透明導電膜
12:金属電極膜
13:裏面電極膜(第1の金属層)
14:分離ライン
15:透光性開口部
16:EVA層(第1の接着層)
17:透明PET(第2の透光性絶縁基板)
18:回路パターン(第2の金属層)
19:チップLED(発光素子)
20:EVA層(第2の接着層)
21:保護基板(第3の基板)
22:隙間
23:ランドパターン
24:太陽電池付き発光モジュール
25:蓄電池
26:制御部
27:接着層(第3の接着層)
28:保護部(第4の透光性絶縁基板)

Claims (11)

  1. 少なくとも、第1の透光性絶縁基板、透明導電層、光電変換層、第1の金属層からなる太陽電池部と、第1の接着層と、第2の透光性絶縁基板、第2の金属層、発光素子からなる発光部と、第2の接着層と、前記発光部の光を反射させる反射部とが、順次積層されてなることを特徴とする発光モジュール。
  2. 反射部が、少なくとも、反射層と第3の基板からなる保護部とで構成されている請求項1に記載の発光モジュール。
  3. 反射部が、金属基板で構成されている請求項1に記載の発光モジュール。
  4. 第1の透光性絶縁基板における透明導電層とは反対側に、第3の接着層と、第4の透光性絶縁基板とが、さらに順次積層されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  5. 発光部が、複数の発光ユニットから構成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の発光モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光モジュールと、蓄電池と、制御部とを備えてなることを特徴とする発光システム。
  7. 発光素子に隣接する第2の金属層は、発光素子を発光させるための回路パターンになっており、この回路パターンが、導電性ペーストにより形成されている請求項6に記載の発光システム。
  8. 発光素子が、チップLEDである請求項6に記載の発光システム。
  9. チップLEDが、回路パターンに導電性ペーストで取り付けられている請求項8に記載の発光システム。
  10. すべての接着層が、低温架橋型EVAフィルムからなる請求項6に記載の発光システム。
  11. 太陽電池部は、その少なくとも一部がシースルータイプ太陽電池からなる請求項6に記載の発光システム。
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