JP2006038561A - 透過波面、面形状、ホモジニティの高周波成分の測定方法及び測定装置及びそれらを使って組み立て調整された投影レンズ及び露光装置 - Google Patents

透過波面、面形状、ホモジニティの高周波成分の測定方法及び測定装置及びそれらを使って組み立て調整された投影レンズ及び露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被検光学系の透過波面を高精度に計測できる干渉計を提供する。
【解決手段】 披検レンズの物体面上に光束を集光させる集光光学系と前記披検レンズの像面上に曲率中心が配置された反射光学系と干渉縞を観察する為の検出光学系と前記干渉縞を検出するCCDから構成される透過波面測定装置において、前記検出光学系は披検波面の空間周波数成分を選択する第1空間フィルターと異なる空間周波数成分を選択する第2空間フィルターと前記2つの空間フィルターを光路中に切り替えるための空間フィルター切り替え装置と前記第1及び第2の空間フィルターで得られた第1及び第2の波面収差をから前記披検レンズの波面収差を計算する波面収差演算部を有することを特徴とした波面収差測定装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透過波面、面形状、ホモジニティの測定方法及び測定装置、さらには、これらの方法、装置を用いて製造した投影レンズ、投影露光装置に関するものであり、特に、波面収差の高周波成分の測定に好適なものである。
投影露光装置に搭載される投影レンズの透過波面収差については例えば特許文献1が知られている。近年、従来からのいわゆるZernike係数で表現されるようないわゆる形状として扱われる極低周波数における特性のみでなく、波面収差の測定に使われる干渉計の検出系(CCD等)の空間分解能で上限が制限される検出可能な空間周波数ぎりぎりまでのいわゆるリップル波面を高精度に計測し、投影レンズの組み立て調整工程で検査する必要が高まってきている。
従来、干渉計を用いて、上記リップル波面の測定は以下のように行われていた。ここでは、干渉方式はフィゾー型を例にとり、以下に、図7を用いて、詳細説明するが、フィゾー干渉計以外でもかまわない。
被検レンズ6の使用波長に近い発振波長を有する可干渉性のよい光源1(例えば、レーザ光源等)からの光を干渉計ユニット2へ導光する。干渉計ユニット2の内部においては、集光レンズ3により空間フィルター4上へ、光束は集められる。ここで、空間フィルター4の径はコリメータレンズ6のNAにより決まるエアリーディスク径の1/2程度に設定されている。これにより、空間フィルター4からの出射光は理想球面波となり、ハーフミラー5を反射後、コリメータレンズ6により平行光に変換されて、干渉計ユニット2から出射する。その後、TSレンズ7により被検レンズ8の物体面(Reticle面)上へと集光され、被検レンズ8を透過後に、像面(Wafer面)上に再結像される。
さらに、RSミラー9により反射後、被検レンズ8、TSレンズ7、ほぼ同一光路で逆行し、再び、干渉計ユニット2へと逆入射する。
干渉計ユニット2へ入射後は、コリメータレンズ6、ハーフミラー5を透過し、空間フィルター10上に集光される。ここで、空間フィルター10は、迷光及び急傾斜波面を遮断するためのものである。空間フィルター10を通過後は、結像レンズ11によりCCDカメラ12上にほぼ平行光束として入射する。以上が、被検光の説明である。
一方、参照光は、TSレンズ7へ往路で入射した光の1部を反射させる。つまり、TSレンズの最終面であるフィゾー面からの表面反射光を得て、これを同一光路で逆行させ、参照光として、CCDカメラ12上へと入射させている。これら、参照光と被検光の重ね合わせにより干渉縞を得ている。
ここで、前述の空間フィルター10の開口径は、CCDカメラ12の所謂ナイキスト周波数以上に相当するリップル波面が通過しないように設定される。なぜならば、ナイキスト周波数以上の波面を透過させた場合、所謂エリアシング効果により、ナイキスト周波数をはさんで対称な低周波帯域の擬似干渉縞として検出されていまい、ナイキスト周波数以下の測定精度を劣化させてしまうからである。
特開2002−071515号公報
従って、より高い周波数のリップル波面の計測を実現するには、CCDカメラの画素数を増加させ、ナイキスト周波数を高くするしか手段がなかった。この場合、現存するCCDカメラのナイキスト周波数を超えることが不可能であり、さらに、CCDカメラの画素数の増加は、検出時間の長時間化へとつながり、波面収差の測定時間が増大し、測定の効率を低下させていた。
本発明の透過波面、面形状、ホモジニティの高周波成分の測定方法及び測定装置においては、上述の問題点を解決するために、以下の手段を設けた。
・高周波波面を遮断するための空間フィルターを2種類準備し、それらの光路内配置の切り替えを可能とする。
・2種類の空間フィルターの1つは、従来と同じもの(ナイキスト周波数以上を遮断する作用があるもの)とし、もう一方は、ナイキスト周波数を超えた帯域まで透過させる作用があるもの(例えば、ナイキストの2倍以上を遮断するもの)或いは、ナイキスト周波数以下は透過せず、ナイキストの2倍周波数までを透過するさようがあるのも(例えば、輪帯状の開口をゆうするもの)とする。
・上記2種類の空間周波数のそれぞれを光路中に配置した状態で2種類の波面収差を計測する。
・上記、2種類の波面収差から、演算により、ナイキスト周波数を超えた帯域のリップル波面を求める。
ことを特徴としている。
以上、述べたように、2種類の空間フィルターでの波面測定値から、演算により、ナイキスト周波数以上の波面測定値を得ることが可能である。これにより、披検レンズの透過波面、面形状、ホモジニティのより高周波な成分の測定が可能となる。
図1に本発明の第1の実施例を示す。図1において、第2空間フィルター14と空間フィルター切り替え機構15以外は、従来例(図7)と同じである。つまり、干渉計ユニット2は2種類の第1空間フィルター10と第2空間フィルター14を有し、空間フィルター切り替え機構15により、光路中への配置が切り替え可能となっている。
図2を用いて、空間フィルター10及び第2空間フィルター14について詳細説明する。空間フィルター10は、φn(ナイキスト周波数以下を透過させる)の径を有するピンホール板である。また、第2空間フィルター14は、φ2n=2・φn(ナイキスト周波数の2倍以下を透過させる)の径を有するピンホール板である。
これら2種類の空間フィルターにより、2種類の波面収差を測定し、それらからナイキスト周波数以上の高周波波面を演算により求めることが可能となる。以下、図4を使って測定の手順及び演算の方法に関して詳細説明する。
まず、第1空間フィルター10が配置された状態で干渉縞が検出され、波面収差の測定が行われる。(ステップ401)
披検レンズ8の波面収差の高周波成分φ(X)(Xは瞳座標)は、次式により表される。
φ(X)=B1・cos(2πf1x・X+φ1)+ B2・cos(2πf2x・X+φ2)
ここで、f1xは、空間周波数を示し、ナイキスト周波数(fn)以下とする。また、f2xも空間周波数を示し、ナイキスト周波数以上とする。つまり、f1x、f2x、fnは、次式の関係にある。
f1x < fn < f2x
また、B1、B2は、周波数f1x、f2xにおける高周波波面の振幅、φ1、φ2は初期位相を示す。
ここでは、簡略のため、波面収差の高周波成分を1次元方向(X)のみで示している。また、f1x、f2xは、実際には、0からナイキスト周波数及びナイキスト周波数からその2倍周波数までの区間で連続的に存在しているが、説明の簡略化のため、それぞれ単一周波数を表すものとする。
従って、披検光の複素振幅は以下のように表せる。(空間振幅分布をAt(x)とすれば)
At(x)・exp(I*φ(X))
= At(x)・exp(I*(B1・cos(2πf1x・X+φ1)+ B2・cos(2πf2x・X+φ2)))
ここで、B1<<1、B2<<1と仮定すれば、
= At(x)・I*( B1・cos(2πf1x・X+φ1)+ B2・cos(2πf2x・X+φ2))
また、干渉計測における変調(TS7又はRS9のPZT等による移動)振動数をωとすれば、参照光の複素振幅は、(空間振幅分布をAr(x)として、)
Ar(x)・exp(I*ω・t)
と表すことができる。
従って、干渉縞I(X)は、次式により表される。
I(X)=| Ar(x) ・exp(I*ω・t) +At(x)・exp(I*φ(X))|2
= Ar(x)2+ At(x)2
+2・Ar(x)・At(x)・(cosωt+( B1・cos(2πf1x・X+φ1)+ B2・cos(2πf2x・X+φ2))・sinωt)
干渉計測においては、干渉縞を時間変調した際のSin変調成分とCos変調成分の係数比から波面収差が計算されるから、上式から、干渉計により計測される波面収差Wn(X)は、
Wn(X)= B1・cos(2πf1x・X+φ1)+ B2・cos(2πf2x・X+φ2)
と表される。
以上が、ステップ401における波面収差測定の詳細説明である。
次に、ステップ401で得られた波面収差Wn(X)をフーリエ変換する。(ステップ402)この結果を、
FftW1(f)=Pw1(f)・exp(I*φ1(f)) …(1)
(Pw1(f)、φ1(f)は、空間周波数fおける振幅と位相を示す。)
とすれば、振幅Pw1(f)は、図5のような特性となる。つまり、第1空間フィルター10はナイキスト周波数以上の成分は通過しないため、図5中に点線502で示すナイキスト周波数fn以上の成分は見えず、ナイキスト周波数以下の成分501のみが正しく測定される。
次にホストコンピュータ13からの指令により、空間フィルター切り替え機構15を使って、第1空間フィルター10を光路外、第2空間フィルター14を光路中に配置する。ここで、第2空間フィルター14はピンホール版であり、その開口は、CCD12の画素サイズで決まるナイキスト周波数の2倍周波数まで通過可能な径となっている。この第2空間フィルターを使って、再度、波面収差の測定を行う。(ステップ403)同様に、測定波面W2n(X)をフーリエ変換する。(ステップ404)
その結果を、
FftW2(f)=Pw2(f)・exp(I*φ2(f)) …(2)
とすれば、振幅Pw2(f)は、図6のような特性となる。
今回は、図8に示すように、fn〜f2nの帯域の成分が空間フィルターで遮断されていないため、CCD面へ入射する。その結果、エリアシング効果により、fn〜f2nの帯域の成分(図5における502)が、fnに対して対称に折り返した形で、0〜fnの帯域の成分(図6における601)として計測される。さらに、空間フィルターを通過した0〜fnの帯域の成分(図6における501)は、CCDにより、そのままの周波数成分(0〜fn)として検出される。つまり、CCD12により実際に検出されるのは、図6における501と601の和である602となる。
従って、0〜fnの領域において、(2)から(1)を減算し、fnに対して対称にfn〜f2nに折り返せばfn〜f2nの帯域の波面特性FftW3(f)を求めることが可能である。(ステップ405)つまり、次式のように表される。
FftW3(f)=FftW2(f-2・Δf)-FftW1(f-2・Δf)(f=fn〜f2n、Δf=f-fn) …(3)
(3)に、ステップ404、402の結果を代入すれば、ナイキスト周波数を超えた帯域の特性を得ることができる。測定波面Wn(x)に戻したければ、(3)を逆フーリエ変換すればよい。
図3に本発明の第2の実施例を示す。
第2の実施例においては、第2空間フィルターは、図3(B)に示すように、輪帯状の開口を有している。輪帯開口部は、CCD12のナイキスト周波数fn以上、ナイキストの2倍周波数f2n以下を通過させる径を有している。測定の手順は、第1実施例と前半部分(第1空間フィルターによる波面測定:ステップ401、402)は同じである。第2空間フィルターにおける測定では、図7に示すように、fn〜f2nの帯域の成分が空間フィルターで遮断されていないため、CCD面へ入射する。その結果、エリアシング効果により、fn〜f2nの帯域の成分(図7における502)が、fnに対して対称に折り返した形で、0〜fnの帯域の成分(図7における701)として計測される。従って、図7における0〜fnの特性をfnに対して対称にfn〜f2nに折り返せばfn〜f2nの帯域の波面特性FftW3(f)を求めることが可能である。(ステップ405)つまり、次式のように表される。
FftW3(f)= FftW2(f-2・Δf)(f=fn〜f2n、Δf=f-fn) …(4)
以上の手順で、ナイキスト周波数を超えた帯域の特性を得ることができる。また、測定波面Wn(x)に戻したければ、(4)のFftW3(f)を逆フーリエ変換すればよい。
図8に本発明の第3の実施例を示す。
第1、第2の実施例は、披検レンズの透過波面計測において、ナイキスト周波数以上の特性を測定するための方法を示したが、第3実施例は、第1、2実施例の方法を面形状計測に適用したものである。披検レンズ801以外は、図1と同じである。TSレンズ7から出射下光束は、披検レンズ801の第1面でほぼ垂直反射後に往路と同一光路を逆行し、CCD12上で参照光と干渉縞を形成する。第1、2実施例と同様の手順(図4)で、本面形状測定においても、ナイキスト周波数以上の面形状特性を測定することが可能である。
図9に本発明の第4の実施例を示す。
第4の実施例は、第1、2実施例をホモジニティ測定に適用したものである。TF901(透過平面)、披検硝材902、RF(反射平面)903以外は、第1、2実施例と同じである。干渉計2から出射した光束は、TF901、披検硝材902を透過し、RF903の第1面で反射し、往路を逆行し、CCD12へ披検光として入射する。一方、参照光は、TF901の第2面で反射し、CCDへ入射する。その結果、披検硝材902の透過波面が測定される。披検硝材902は、表裏面のくさび角を有し、迷光の発生を防ぐようになっている。また、上記測定に加えて、披検硝子902の第1面反射と参照光を干渉させて測定、第2面反射と参照光を干渉させて測定、及び、披検硝材902がない状態でのRF反射光と参照光を干渉させた測定の4種類の測定値から、演算により、ホモジニティの測定を行うことができる。いわゆる研磨ホモジニティ測定法である。この場合も、第1、2実施例と同じ手順で、2種類の空間フィルターでの測定値から、ナイキスト周波数以上のホモジニティを測定することが可能である。研磨法でなく、いわゆるオイルプレート法に適用しても同様にナイキスト周波数以上のホモジニティ測定が可能であることは言うまでもない。
本発明の第1の実施例である波面収差測定装置及び方法を示す図。 第1実施例の空間フィルターの詳細図。 第2実施例の空間フィルターの詳細図。 第1、2実施例における測定手順を示す図。 第1実施例における第1空間フィルターによる波面測定値周波数特性を示す図。 第1実施例における第2空間フィルターによる波面測定値周波数特性を示す図。 第2実施例における第2空間フィルターによる波面測定値周波数特性を示す図。 第3の実施例(面形状測定への適用)を示す図。 第4の実施例(ホモジニティ測定への適用)を示す図。 従来の波面収差測定装置及び方法を示す図。
符号の説明
1 光源
2 干渉計ユニット
3 集光レンズ
4 空間フィルター
5 ハーフミラー
6 コリメーターレンズ
7 TSレンズ
8 披検レンズ
9 RSミラー
10 第1空間フィルター
11 結像レンズ
12 CCDカメラ
13 ホストコンピューター
14 第2空間フィルター
15 空間フィルター駆動機構
201 円形開口部(径φn)
202 ピンホール基盤
203 円形開口部(径φ2n)
204 ピンホール基盤
301 円形開口部(径φn)
302 ピンホール基盤
303 輪帯開口部(径φn〜φ2n)
304 ピンホール基盤
501 波面収差パワースペクトル測定値(周波数0〜fn)
502 波面収差パワースペクトル遮断値(周波数fn〜f2n)
601 エリアシング効果による波面収差パワースペクトル特性値(周波数0〜fn)
602 波面収差パワースペクトル測定値(周波数0〜fn)
701 エリアシング効果による波面収差パワースペクトル測定値(周波数0〜fn)
801 披検レンズ
901 TF
902 披検硝材
903 RF

Claims (38)

  1. 参照光束と披検レンズを透過した披検光束を検出光学系を介して、CCDカメラにより干渉縞を検出し、前記干渉縞から前記披検レンズの透過波面収差を測定する波面収差測定方法において、前記検出光学系が有する第1の空間フィルターにより、第1の波面収差を測定する過程と前記検出光学系が有する第2の空間フィルターにより、第2の波面収差を測定する過程と前記第1及び第2の波面収差から演算により披検レンズの波面収差を得る過程を有することを特徴とした波面収差測定方法。
  2. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させ、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数の2倍周波数以下の波面収差成分を通過させることを特徴とした特許請求項1記載の波面収差測定方法。
  3. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させ、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以上かつナイキスト2倍周波数以下の波面収差成分を通過させることを特徴とした特許請求項1記載の波面収差測定方法。
  4. 前記第1及び第2の波面収差から演算により披検レンズの波面収差を得る過程は、第1及び第2の波面収差をフーリエ変換し、空間周波数領域で演算することを特徴とした特許請求項1記載の波面収差測定方法。
  5. 前記空間周波数領域における演算は、第2の波面収差のナイキスト以下の成分から第1の波面収差のナイキスト周波数以下の成分を減算後、ナイキスト周波数を基準に周波数対称に折り返し、第1の波面収差のナイキスト周波数以下の成分と加算することを特徴とした特許請求項1、2、4記載の波面収差測定方法。
  6. 前記空間周波数領域における演算は、第2の波面収差のナイキスト周波数以下の成分をナイキスト周波数を基準に周波数対称に折り返し、第1の波面収差のナイキスト周波数以下と加算することを特徴とした特許請求項1、3、4記載の波面収差測定方法。
  7. 披検レンズの物体面上に光束を集光させる集光光学系と前記披検レンズの像面上に曲率中心が配置された反射光学系と干渉縞を観察する為の検出光学系と前記干渉縞を検出するCCDから構成される透過波面測定装置において、前記検出光学系は披検波面の空間周波数成分を選択する第1空間フィルターと異なる空間周波数成分を選択する第2空間フィルターと前記2つの空間フィルターを光路中に切り替えるための空間フィルター切り替え装置と前記第1及び第2の空間フィルターで得られた第1及び第2の波面収差をから前記披検レンズの波面収差を計算する波面収差演算部を有することを特徴とした波面収差測定装置。
  8. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有し、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数の2倍周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有することを特徴とした特許請求項7記載の波面収差測定装置。
  9. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有し、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以上かつナイキスト2倍周波数以下の波面収差成分を通過させる輪帯状開口を有することを特徴とした特許請求項7記載の波面収差測定装置。
  10. 前記波面収差演算部は、第1及び第2の波面収差をフーリエ変換する手段と空間周波数領域で第1及び第2の波面収差から前記披検レンズの波面収差を演算する手段を有することを特徴とした特許請求項7記載の波面収差測定装置。
  11. 前記波面収差演算部は、第2の波面収差から第1の波面収差を減算する手段と波面収差をナイキスト周波数基準に周波数対称に折り返す手段と前記折り返された波面収差と第1の波面収差を加算する手段を有することを特徴とした特許請求項7、8、10記載の波面収差測定装置。
  12. 前記波面収差演算部は、第1及び第2の波面収差を加算する手段を有することを特徴とした特許請求項7、9、10記載の波面収差測定装置。
  13. 参照光束と披検レンズを反射した披検光束を検出光学系を介して、CCDカメラにより干渉縞を検出し、前記干渉縞から前記披検レンズの面形状を測定する面形状測定方法において、前記検出光学系が有する第1の空間フィルターにより、第1の波面収差を測定する過程と前記検出光学系が有する第2の空間フィルターにより、第2の波面収差を測定する過程と前記第1及び第2の波面収差から演算により前記披検レンズの面形状を得る過程を有することを特徴とした面形状測定装置。
  14. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させ、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数の2倍周波数以下の波面収差成分を通過させることを特徴とした特許請求項13記載の面形状測定方法。
  15. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させ、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以上かつナイキスト2倍周波数以下の波面収差成分を通過させることを特徴とした特許請求項13記載の面形状測定方法。
  16. 前記第1及び第2の波面収差から演算により披検レンズの面形状を得る過程は、第1及び第2の波面収差をフーリエ変換し、空間周波数領域で披検レンズの面形状を演算することを特徴とした特許請求項13記載の面形状測定方法。
  17. 前記面形状を演算する方法は、第2の波面収差のナイキスト以下の成分から第1の波面収差のナイキスト周波数以下の成分を減算後、ナイキスト周波数を基準に周波数対称に折り返し、第1の波面収差のナイキスト周波数以下の成分と加算することを特徴とした特許請求項13、14、16記載の面形状測定方法。
  18. 前記面形状を演算する方法は、第2の波面収差のナイキスト周波数以下の成分をナイキスト周波数を基準に周波数対称に折り返し、第1の波面収差のナイキスト周波数以下と加算することを特徴としたことを特徴とした特許請求項13、15、16記載の面形状測定方法。
  19. 披検レンズの曲率中心に光束を集光させる集光又は発散光学系と
    干渉縞を観察する為の検出光学系と前記干渉縞を検出するCCDから構成される面形状測定装置において、前記検出光学系は披検波面の空間周波数成分を選択する第1空間フィルターと異なる空間周波数成分を選択する第2空間フィルターと前記2つの空間フィルターを光路中に切り替えるための空間フィルター切り替え装置と前記第1及び第2の空間フィルターで得られた第1及び第2の波面収差から前記披検レンズの面形状を計算する面形状演算部を有することを特徴とした面形状測定装置。
  20. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有し、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数の2倍周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有することを特徴とした特許請求項19記載の面形状測定装置。
  21. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有し、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以上かつナイキスト2倍周波数以下の波面収差成分を通過させる輪帯状開口を有することを特徴とした特許請求項19記載の面形状測定装置。
  22. 前記面形状演算部は、第1及び第2の波面収差をフーリエ変換する手段と空間周波数領域で披検レンズの面形状を演算する手段を有することを特徴とした特許請求項19記載の面形状測定装置。
  23. 前記面形状演算部は、第2の波面収差から第1の波面収差を減算する手段と波面収差をナイキスト周波数基準に周波数対称に折り返す手段と前記折り返された波面収差と第1の波面収差を加算する手段を有することを特徴とした特許請求項19、20、22記載の面形状測定装置。
  24. 前記面形状演算部は、第1及び第2の波面収差を加算する手段を有することを特徴とした特許請求項19、21、22記載の面形状測定装置。
  25. 参照光束と披検硝材を透過した披検光束を検出光学系を介して、CCDカメラにより干渉縞を検出し、前記干渉縞から前記披検硝材の透過波面収差を測定するホモジニティ測定方法において、前記検出光学系が有する第1の空間フィルターにより、第1の波面収差を測定する過程と前記検出光学系が有する第2の空間フィルターにより、第2の波面収差を測定する過程と前記第1及び第2の波面収差から演算により披検硝材のホモジニティを得る過程を有することを特徴としたホモジニティ測定方法。
  26. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させ、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数の2倍周波数以下の波面収差成分を通過させることを特徴とした特許請求項25記載のホモジニティ測定方法。
  27. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させ、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以上かつナイキスト2倍周波数以下の波面収差成分を通過させることを特徴とした特許請求項25記載のホモジニティ測定方法。
  28. 前記第1及び第2の波面収差から演算により披検レンズの波面収差を得る過程は、第1及び第2の波面収差をフーリエ変換し、空間周波数領域で披検硝材のホモジニティを演算することを特徴とした特許請求項25記載のホモジニティ測定方法。
  29. 前記空間周波数領域における演算は、第2の波面収差のナイキスト以下の成分から第1の波面収差のナイキスト周波数以下の成分を減算後、ナイキスト周波数を基準に周波数対称に折り返し、第1の波面収差のナイキスト周波数以下の成分と加算することを特徴とした特許請求項25、26、28記載のホモジニティ測定方法。
  30. 前記空間周波数領域における演算は、第2の波面収差のナイキスト周波数以下の成分をナイキスト周波数を基準に周波数対称に折り返し、第1の波面収差のナイキスト周波数以下と加算することを特徴とした特許請求項25、27、28記載のホモジニティ測定方法。
  31. 前記第1及び第2の波面収差を測定する方法は、披検硝材の表及び裏面からの反射光、披検硝材の透過光、披検硝材なしの前記4種類の波面を測定することを特徴としたこと特許請求項第25項記載のホモジニティ測定方法。
  32. 前記第1及び第2の波面収差を測定する方法は、2枚のオイルプレートの透過波面と前記オイルオンプレートで披検硝材を挟んだ状態の波面収差の2種類の波面を測定することを特徴としたこと特許請求項第25項記載のホモジニティ測定方法。
  33. 参照光束を生成する手段と披検硝材の透過波面を含んだ披検光束生成手段と干渉縞を観察する為の検出光学系と前記干渉縞を検出するCCDから構成されるホモジニティ測定装置において、前記検出光学系は披検波面の空間周波数成分を選択する第1空間フィルターと異なる空間周波数成分を選択する第2空間フィルターと前記2つの空間フィルターを光路中に切り替えるための空間フィルター切り替え装置と前記第1及び第2の空間フィルターで得られた第1及び第2の波面収差をから前記披検硝材のホモジニティを計算するホモジニティ演算部を有することを特徴としたホモジニティ測定装置。
  34. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有し、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数の2倍周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有することを特徴とした特許請求項33記載のホモジニティ測定装置。
  35. 前記第1の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以下の波面収差成分を通過させる円形開口を有し、前記第2の空間フィルターは、前記CCDカメラのナイキスト周波数以上かつナイキスト2倍周波数以下の波面収差成分を通過させる輪帯状開口を有することを特徴とした特許請求項33記載のホモジニティ測定装置。
  36. 前記ホモジニティ演算部は、第1及び第2の波面収差をフーリエ変換する手段と空間周波数領域で披検硝材のホモジニティを演算する手段を有することを特徴とした特許請求項33記載の波面収差測定装置。
  37. 前記ホモジニティ演算部は、第2の波面収差から第1の波面収差を減算する手段と波面収差をナイキスト周波数基準に周波数対称に折り返す手段と前記折り返された波面収差と第1の波面収差を加算する手段を有することを特徴とした特許請求項33、34、36記載の波面収差測定装置。
  38. 前記ホモジニティ演算部は、第1及び第2の波面収差を加算する手段を有することを特徴とした特許請求項33、35、36記載の波面収差測定装置。
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