JP2006038393A - 空気調和機器、信号伝送方法および空気調和機器の信号伝送方法 - Google Patents

空気調和機器、信号伝送方法および空気調和機器の信号伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来の伝送方式を、ビルや住宅に既設された空気調和機器に対して適用しようとすると、通信媒体となる冷媒配管と、室内ユニットと、室外ユニットの間を絶縁する必要があり、冷媒配管の両端付近の鋼管を電気的絶縁装置に交換しなければならなかった。
【解決手段】
冷媒配管3,4の一端に接続された室内ユニット2と、冷媒配管3,4の他端に接続された室外ユニット1とを有する空気調和機器であって、冷媒配管3,4の両端部に各々設けられ、冷媒配管3,4に交流制御信号を結合すると共に、交流電気信号に対して所定のインピーダンスを奏する信号結合部7を備えることを特徴とする。
かかる構成によって、本発明は、従来のような電気的絶縁装置が不要となり、簡単な装置構成で室内ユニット2と室外ユニット1間の信号伝送が行えるといった優れた効果が発揮される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内外に分離して機器が配置され、互いに制御信号を授受しながら機能を奏する空気調和機器、信号伝送方法および空気調和機器の信号伝送方法に関するものである。
従来の空気調和機器は、室内ユニットと室外ユニットに分割した空気調和機器のガス側冷媒配管と液側冷媒配管のそれぞれの室内ユニット側、室外ユニット側に電気的絶縁装置を設け、室内ユニットの制御基板とガス側冷媒配管および液側冷媒配管を接続し、また室外ユニットの制御基板とガス側冷媒配管および液側冷媒配管を接続し、ガス側及び液側の冷媒配管を室内ユニットと室外ユニットの制御信号の通信媒体として使用するように構成されていた。(特許文献1参照)
特開平6−2880(請求項1、第1図、第2図)
しかしながら、従来の空気調和機器は、通信媒体となる冷媒配管と、室内ユニットと、室外ユニットとの間を絶縁する必要があり、装置構成が大規模かつ複雑になり、問題であった。
特に、既設の空気調和機器に対して、従来の空気調和機器の伝送方式を適用しようとしても、絶縁作業が非常に困難かつ煩雑であったため、現実にはほとんど適用できなかった。
本発明は、係る課題を解決するためになされたもので、非常に簡単な構成で室内外の機器間での信号伝送を行う空気調和機器を提供することを目的とする。また、困難かつ煩雑な作業を伴わずに、既設の配管を簡単に通信媒体として利用できる信号伝送方法を提供することを目的とする。
本発明に係る空調調和機器は、冷媒配管の一端に接続された室内ユニットと、冷媒配管の他端に接続された室外ユニットとを有する空気調和機器であって、冷媒配管の両端部に各々設けられ、冷媒配管に交流制御信号を結合すると共に、交流電気信号に対して所定のインピーダンスを奏する信号結合部を備えることを特徴とする。
本発明に係る空調調和機器は、冷媒配管の両端部に各々信号結合部が設けられているので、交流電気信号に対して所定のインピーダンスを奏する伝送路を冷媒配管に形成することができる。その結果、従来技術のような電気的絶縁装置が不要となり、簡単な装置構成で室内ユニットと室外ユニット間の信号伝送が行えるといった優れた効果が発揮される。
また、既設の冷媒配管に、例えば、環状コアと接続端子からなる信号結合部を取り付けるだけで、通信媒体として利用できるようになる。その結果、冷媒配管の両端付近の鋼管を電気的絶縁装置に交換する作業なしに、既設の冷媒配管を通信媒介として利用できるといった優れた効果が発揮される。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る空気調和機器の構成を示すブロック図である。
同図において、室外ユニット1と室内ユニット2は、外壁10を間に挟んで、ガス側冷媒配管3と液側冷媒配管4を介して接続されている。
室内ユニット2は、室内ユニット冷媒回路8と室内ユニット制御回路9と信号結合回路(信号結合部)7から構成されている。また、室内ユニット制御回路9は、交流信号を媒介として制御信号を交換しており、室内ユニット制御回路9より出力された交流制御信号は、信号結合回路7を経てガス側冷媒配管3ないし液側冷媒配管4あるいは両方の配管を媒体として、室外ユニットに伝送される。
室外ユニット1は、室外ユニット冷媒回路5と室外ユニット制御回路6と信号結合回路(信号結合部)7から構成されている。また、室外ユニット制御回路6は、室内ユニット制御回路9と同様、交流信号を媒介として制御信号を交換しており、室外ユニット制御回路6より出力された交流制御信号は、信号結合回路7を経てガス側冷媒配管3ないし液側冷媒配管4あるいは両方の配管に結合されて、室内ユニット2に伝送される。
図2(a)は、本実施の形態に係る信号結合回路7の原理を示すブロック図である。ここでは室外ユニット1を例として説明する。室外ユニット冷媒回路5は、金属材料で構成されており、液側配管3とガス側配管4は、電気的には室外ユニット冷媒回路5を介して短絡されている。図2(b)に示すように、磁性材料で構成された環状のコア11の中心部に、液側配管3及びガス側配管4を各々挿着することにより、巻き数1のインダクタンスが構成される。たとえば、内半径R1、外半径R2、高さhで透磁率μのトロイダルコアの場合、自己インダクタンスLは、
L=(μh/2π)ln(R2/R1)であり、周波数fの交流信号に対しては、
Z=j2πfLのインピーダンスを持つ。したがって、室外ユニット制御回路6が送信する交流制御信号に対しては、液側配管3及びガス側配管4を貫通させたコア11の作用により、室外ユニット冷媒回路5側には、2*Zのインピーダンスで終端された伝送路が形成される。
図3は、信号結合回路7の一具体例である結合クランプ12を示す図である。結合クランプ12は、環状のコア11が中心軸線に沿って2分割された部分コア片11aと、室外機制御回路6からの交流制御信号を結合する接続端子13とを備えている。また、接続端子13は、部分コア片11aの長手方向片端面の配管挿着部分に設けられた金属性の接触部13aと、室外ユニット制御回路6の交流制御信号を接続するための接続部13bとを備えている。
結合クランプ12は、開閉可能に構成されており、図4に示すように、部分コア片11aを組み合わせた状態で閉じることができる。この際、液側配管3又はガス側配管4の金属部を部分コア片11aの中心部に挟み込むことにより、図2(a)で説明したインダクタンスが形成される。そして、結合クランプ12の接続部13bは、各配管への交流制御信号の注入部となる。
図5は、室外ユニット1の配管接続部を示す図であり、図3に示した結合クランプ12を用いて、液側配管3及びガス側配管4に交流制御信号を結合する具体例を示している。図5に示すように、室外ユニット1には、液側配管3とガス側配管4を、従来技術で説明した空調機器と同様に接続し、室外ユニット制御回路6からの制御信号ケーブル16に電気的に接続された結合クランプ12を、上から覆い被せて液側配管3及びガス側配管4の金属部に取り付けることにより、図1に示した信号結合回路7が形成される。
室外ユニット冷媒回路5に接続された液側配管3及びガス側配管4は、発泡ウレタン等の絶縁材料からなる断熱材で覆われて、室内ユニット2へ敷設される。また、同様に、図1に示したように、室内ユニット2の室内ユニット冷媒回路8の配管接続部にも、室外ユニット1と同様な方法で、結合クランプ12を、上から覆い被せて各配管に取り付けることにより、信号結合回路7が形成される。
このように、液側配管3及びガス側配管4に結合クランプ12を取り付けることにより、交流的に所定のインピーダンスで両端が終端された、互いに絶縁された並行線路が形成されることとなる。この線路を介して室外ユニット制御回路6および室内ユニット制御回路9は、互いに制御信号を送受信し、室外ユニット1と室内ユニット2は、対を成して空調運転を実行する。
以上のように、本方式によれば、空調機の冷媒配管工事は、従来技術の方法になんら変更の必要がなく、結合クランプ12を取り付けるだけで容易に冷媒配管を伝送路として使用することが可能になり、工事性よく、制御配線工事をなくした空調機器を実現できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る空気調和機器を説明する。図6は、実施の形態2に係る信号結合回路7の原理を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
図6(a)においては、室外ユニット1を例として説明する。室外ユニット冷媒回路5は、金属材料で構成されており、室外ユニット1の接地線接続端子と電気的に接続されている。したがって、液側配管3とガス側配管4は、電気的に室外ユニット冷媒回路5を介し接地接続端子に接続されている。また、一般的に室外ユニット1は、接地配線工事が施されている。このままの状態で液側配管3またはガス側配管4に直接信号を結合しても、接地インピーダンスが低い場合、結合損失が大きく、配管への信号伝搬は期待できない。
図6(b)に示すように、磁性材料で構成された環状のコア11の中心部に、液側配管3及びガス側配管4を各々挿着することにより、巻き数1のインダクタンスが構成される。たとえば、内半径R1、外半径R2、高さhで透磁率μのトロイダルコアの場合、自己インダクタンスLは、
L=(μh/2π)ln(R2/R1)であり、周波数fの交流信号に対しては、
Z=j2πfLのインピーダンスを持つ。したがって、室外ユニット制御回路6が送信する交流制御信号に対しては、液側配管3又はガス側配管4を貫通させたコア11の作用により、室外ユニット冷媒回路5側には、Zのインピーダンスで接地された伝送路が形成される。
図7は、室外ユニット1の配管接続部を示す図であり、図3に示した結合クランプ12を用いて、液側配管3又はガス側配管4に交流制御信号を結合する具体例を示している。説明簡易化のため、ガス側配管4に信号を結合することとして説明を行う。図7に示すように、室外ユニット1には、液側配管3とガス側配管4を、従来技術で説明した空調機器と同様に接続し、室外機制御回路6からの制御信号同軸ケーブル17の中心導体に電気的に接続された結合クランプ12を、上から覆い被せてガス側配管4の金属部に取り付ける。また、制御信号同軸ケーブル17の外導体は、ガス側配管4の断熱材表面に導電材料で所定の幅だけ覆った励波部18に接続することにより、図1に示した信号結合回路7が形成される。
同様に、図1に示したように、室内ユニット2の冷媒回路8の配管接続部にも、室外ユニット1と同様な方法で、結合クランプ12を上から覆い被せてガス側配管4に取り付けると共に、制御信号同軸ケーブル17の外導体を励波部18に接続することにより、信号結合回路7が形成される。
このような様態において、室外ユニット制御回路6から交流制御信号が送信されると、ガス側配管4の表面と励波部18の間で電磁界が発生し、この電磁界が、ガス側配管4の表層を伝搬する。結合クランプ12の自己インダクタンスにより、接地に対しては所定のインピーダンスを持っているため、励振電流が接地にすべて吸収されることがなく、注入損失も低く抑えられる。
ガス側配管4の表層を伝搬した電磁界は、室内ユニット2側の信号結合回路7に到達し、励振部18と結合クランプ12に接続された制御信号同軸ケーブル17に電気信号を発生させる。この電気信号を室内ユニット制御回路9が受信し、通信が行われる。室内ユニット2から室外ユニット1への通信についても、送受信の動作を逆とし、同様に実施される。
以上のように、本方式によれば、空調機の冷媒配管工事は、従来技術の方法になんら変更の必要がなく、結合クランプ12を取り付けると共に、配管表面に励波部18を取り付けるだけで容易に冷媒配管を伝送路として使用することが可能になり、工事性よく、制御配線工事をなくした空調機器を実現できる。
また、本実施の形態では、交流制御信号をガス側配管4に結合する場合について説明したが、液側配管3、あるいは両配管に信号を結合しても、同様な効果を得ることができる。
図8は、室外ユニット1の配管接続部を示す図であり、図3に示した結合クランプ12を用いて、液側配管3又はガス側配管4に交流制御信号を結合する第2の具体例を示している。説明簡易化のため、ガス側配管4に信号を結合することとして説明を行う。図8に示すように、室外ユニット1には、液側配管3とガス側配管4を、従来技術で説明した空調機器と同様に接続し、室外機制御回路6からの制御信号同軸ケーブル17の中心導体に電気的に接続された結合クランプ12を、上から覆い被せてガス側配管4の金属部に取り付ける。また、制御信号同軸ケーブル17の外導体を室外ユニット冷媒回路5に接続することにより、信号結合回路7が形成される。
同様に、室内ユニット2の冷媒回路8の配管接続部にも、室外ユニット1と同様な方法で、結合クランプ12を上から覆い被せてガス側配管4に取り付けると共に、制御信号同軸ケーブル17の外導体を室内ユニット冷媒回路8に接続することにより、信号結合回路7が形成される。
室内ユニット2は、一般に、天井の建物構造材19(鉄骨など)に、金属製アンカー等でつり下げられて設置される。また、室外ユニット1においては、建物構造材19を介し接地されているか、あるいは接地配線と構造材とが静電結合等で結合されている。したがって、図9に示すように、建物構造体19を共通線とし、結合クランプ12のインピーダンスで終端されたガス側配管4を電線として用いる伝送線路が形成される。
このような様態において、ガス側配管4と結合クランプ12と建物構造体19とで電気信号のループが形成されるので、室外ユニット制御回路6から交流制御信号が送信されると、この交流制御信号は、ガス側配管4を介して室内ユニット2に伝送される。この交流制御信号を室内ユニット制御回路9が受信し、通信が行われる。室内ユニット2から室外ユニット1への通信についても、送受信の動作を逆とし、同様に実施される。
以上のように、本方式によれば、空調機の冷媒配管工事は、従来技術の方法になんら変更の必要がなく、結合クランプ12を取り付けるだけで、容易に冷媒配管を伝送路として使用することが可能になり、工事性よく、制御配線工事をなくした空調機器を実現できる。
また、本実施の形態では、交流制御信号をガス側配管4に結合する場合について説明したが、液側配管3、あるいは両配管に信号を結合しても、同様な効果を得ることができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る空気調和機器を説明する。図10は、実施の形態3に係る信号結合回路7の原理を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
図10においては、室外ユニット1を例として説明する。室外ユニット冷媒回路5は、金属材料で構成されており、液側配管3とガス側配管4は、電気的には室外ユニット冷媒回路5を介して短絡されている。室外ユニット冷媒回路5を短絡終端(冷媒配管取り出し部)とし、液側配管3及びガス側配管4を並行線路とすると、短絡終端からの距離lにおけるインピーダンスは、図11,12に示した式ならびにグラフのように、原理的には距離lにより0〜∞の範囲で変化する。たとえば、距離lを使用する交流制御信号の波長の1/4に選ぶと、無限大となり、ガス側配管4と液側配管3は絶縁された配線と見ることができる。ここで、1GHzの周波数を用いた場合、波長は30cmであるから、短絡終端からの距離lを7.5cmとすればよい。
図13は、室外ユニット1の配管接続部を示す図であり、図10の図を具体化した例を示している。交流制御信号の周波数に応じ、距離lを波長の1/4で液側配管3及びガス側配管4に結合することにより、両配管を伝送線として使用できる。
この線路を介して、室外ユニット制御回路6および室内ユニット制御回路9は、互いに制御信号を送受信し、室外ユニット1と室内ユニット2は、対を成して空調運転を実行する。
以上のように、本方式によれば、空調機の冷媒配管工事は、従来技術の方法になんら変更の必要がなく、室外ユニット冷媒回路5から交流制御信号の波長の1/4の距離に信号を結合するだけで、容易に冷媒配管を伝送路として使用することが可能になり、工事性よく、制御配線工事をなくした空調機器を実現できる。
なお、ここでは単一の周波数を想定しているが、制御信号の周波数帯域が所定の帯域を有するものであっても、通信方式によっては周波数による伝送路特性を吸収可能なものもあり、給電点の距離は使用する周波数帯域で、略1/4波長としても良い。
さらに、室外ユニット1と室内ユニット2が各々1台の場合について説明したが、ビル空調システム(ビルマルチエアコン)のように、1台の室外ユニット1に複数台の室内ユニット2が接続される構成であってもよいし、その逆であってもよい。この場合、冷媒配管を利用して、ネットワークシステムを構築することが可能となる。
なお、実施の形態1〜3では、空気調和機器の冷媒配管を使用した信号伝送方法について説明してきたが、このような信号伝送方法は冷媒配管に限定されるものではない。交流電気信号を伝送させることのできる通電材質で出来た配管であればなんであってもよい。例えば水道管、ガス管、ファンコイルユニットなどを用いた給湯システムの給湯管、FF式暖房機の配管などを利用してもよい。ビルや住宅に既設されたこのような配管を利用することにより容易にネットワークシステムを構築することができる。
実施の形態1に係る空気調和機器の構成を示すブロック図である。 (a)は実施の形態1に係る信号結合回路の原理を示すブロック図である。(b)はコアの構造を示す断面図である。 実施の形態1に係る結合クランプの構造を示す図である。 実施の形態1に係る結合クランプを閉じた状態を示す図である。 実施の形態1に係る信号結合部の具体例を示す図である。 (a)は実施の形態2に係る信号結合回路の原理を示すブロック図である。(b)はコアの構造を示す断面図である。 実施の形態2に係る信号結合回路の具体例を示す図である。 実施の形態2に係る信号結合回路の別の具体例を示す図である。 図8の信号結合回路を用いた伝送経路を説明するためのシステム構成図である。 実施の形態3に係る信号結合回路の原理を示すブロック図である。 液側配管3及びガス側配管4の端部を示す図である。 短絡終端からの距離lにおけるインピーダンスを示すグラフである。 実施の形態3に係る信号結合回路の具体例を示す図である。
符号の説明
1 室外ユニット
2 室内ユニット
3 液側配管
4 ガス側配管
5 室外ユニット冷媒回路
6 室外ユニット制御回路
7 信号結合回路(信号結合部)
8 室内ユニット冷媒回路
9 室内ユニット制御回路
10 外壁
11 コア
11a 部分コア片
12 結合クランプ
13 接続端子
13a 接触部
13b 接続部
15 断熱材
16 制御信号ケーブル
17 制御信号同軸ケーブル
18 励振部
19 建物構造体

Claims (13)

  1. 冷媒配管の一端に接続された室内ユニットと、前記冷媒配管の他端に接続された室外ユニットとを有する空気調和機器であって、
    前記冷媒配管の両端部に各々設けられ、前記冷媒配管に交流制御信号を結合すると共に、交流電気信号に対して所定のインピーダンスを奏する信号結合部を備えることを特徴とする空気調和機器。
  2. 前記信号結合部は、磁性材料で形成され前記冷媒配管を中心部に挿着する環状コアと、前記環状コアより中央側の前記冷媒配管の金属部に対して電気的に接触する接続端子とを備えることを特徴とする請求項1記載の空気調和機器。
  3. 前記環状コアは、複数の部分コア片に分離可能に構成され、これらの部分コア片を組み合わせる際に前記冷媒配管を挟み込んで挿着することを特徴とする請求項2記載の空気調和機器。
  4. 前記接続端子は、前記環状コアの片端面に設けられ、前記冷媒配管を挿着した際に金属部と電気的に接触する接触部と、交流制御信号伝送用の電気配線を接続する接続部とを備えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の空気調和機器。
  5. 前記冷媒配管は、ガス側配管と液側配管とを有し、
    前記信号結合部は、前記ガス側配管と前記液側配管との双方に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機器。
  6. 前記冷媒配管は、ガス側配管と液側配管とを有し、
    前記信号結合部は、前記ガス側配管と前記液側配管とのいずれか一方に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機器。
  7. 交流制御信号伝送用の同軸ケーブルの中心導体が、前記信号結合部に接続すると共に、前記同軸ケーブルの外導体が、前記室内ユニット又は前記室外ユニットのアースに接続することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機器。
  8. 交流制御信号伝送用の同軸ケーブルの中心導体が、前記信号結合部に接続すると共に、前記同軸ケーブルの外導体が、前記冷媒配管の断熱材表面に設けた導電部に接続することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機器。
  9. 冷媒配管の一端に接続された室内ユニットと、前記冷媒配管の他端に接続された室外ユニットとを有する空気調和機器であって、
    前記冷媒配管の両端部の各々に設けられ、前記室内ユニット又は前記室外ユニットの冷媒配管取り出し部から交流制御信号の波長λのλ/4の距離における前記冷媒配管の金属部に交流制御信号を結合する信号結合部を備えることを特徴とする空気調和機器。
  10. 配管の両端間で交流制御信号を伝送させる信号伝送方法であって、
    前記配管の両端部に磁性材料を上から覆い被せることにより、交流電気信号に対して所定のインピーダンスを奏する伝送路を前記配管に形成することを特徴とする信号伝送方法。
  11. 配管の両端間で交流制御信号を伝送させる信号伝送方法であって、
    前記配管の端部から交流制御信号の波長λのλ/4の距離における前記配管の金属部に交流制御信号を結合することを特徴とする信号伝送方法。
  12. 冷媒配管の一端に接続された室内ユニットと、前記冷媒配管の他端に接続された室外ユニットとの間で交流制御信号を伝送させる空気調和機器の信号伝送方法であって、
    前記冷媒配管の両端部に磁性材料を上から覆い被せることにより、交流電気信号に対して所定のインピーダンスを奏する伝送路を前記冷媒配管に形成することを特徴とする空気調和機器の信号伝送方法。
  13. 冷媒配管の一端に接続された室内ユニットと、前記冷媒配管の他端に接続された室外ユニットとの間で交流制御信号を伝送させる空気調和機器の信号伝送方法であって、
    前記室内ユニット又は前記室外ユニットの冷媒配管取り出し部から交流制御信号の波長λのλ/4の距離における前記冷媒配管の金属部に交流制御信号を結合することを特徴とする空気調和機器の信号伝送方法。
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