JP2006037724A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の構成を簡素に維持しつつハウジング内における油面の位置を確実に検出し、併せて、かかる圧縮機を用いて冷凍装置の信頼性向上を図ることを目的とする。
【解決手段】検出部に1個の充分な長さを持った円柱形のサーミスタ12を使用し、また、この油面センサー12を、圧縮機構3の側壁に設置している。さらに、ハウジング2上部の密封端子8に2本の配線で結線され、検出された信号をハウジング2の外部に取り出すように構成され、その測定開始初期温度とその後の温度上昇変化率に基づいて、油面9の位置を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒の圧縮を行う密閉型電動圧縮機に関するものである。
従来より、圧縮機構と電動機とを溶接構造のハウジングに密閉して形成される密閉型電動圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この密閉型電動圧縮機は、冷媒が漏洩せず、水分の侵入等のおそれも無いことから高い信頼性を有し、空調機や冷蔵庫に広く用いられている。
上記密閉型電動圧縮機では、ハウジング内の電動機に電力を供給する必要がある。このため、耐圧性と気密性に優れたいわゆる密封端子をハウジングに溶接し、この密封端子を介して電動機へ電力を供給している。
また、上記密閉型電動圧縮機では、ハウジング内に貯留する冷凍機油を圧縮機構や軸受等に供給して潤滑を行うようにしている。ところが、ハウジング内の冷凍機油は、圧縮されたガス冷媒と共に圧縮機から吐出される。通常、冷凍機油は冷媒回路を循環して再び圧縮機に戻るため、ハウジングにおける冷凍機油の貯留量は確保される。しかしながら、運転状態によっては冷凍機油の貯留量が変動し、冷凍機油の貯留量が不足して潤滑不良に至る危険がある。
また、逆に冷凍機油の貯留量が過多となった場合は、圧縮されたガス冷媒と共に圧縮機から多量に冷凍機油が吐出され、熱交換器の能力低下を招き冷凍装置の性能低下を招くこととなる。
上述の問題に対し、従来より、ハウジング内における油面の位置をセンサ等で検出し、冷凍機油の貯留量不足や過多を検知して圧縮機を保護するという提案がなされている(例えば、特許文献2参照)。つまり、油面の低下を検出すると、圧縮機を停止したり、冷媒回路から冷凍機油を回収する運転を行う等の保護動作を行い、圧縮機の破損を回避するというものである。
特開平6−159274号公報 特開2001−12351号公報
しかしながら、ハウジング内における油面の位置を検出しようとすると、ハウジング内の油面位置にセンサ等を設置し、更にセンサ等の信号をハウジングの外に取り出す必要がある。これに対し、従来は、検出部にサーミスタを2個使用し、その温度差を検出し油面を限定していた。また、信号の取り出しには、ハウジング上部に密封端子を取付け、サーミスタと密封端子を結線することで外部に取り出していた。このため、2個のサーミスタを使用することで、センサ等と密封端子とを結線する必要から、構成が複雑化し、作業性が悪く、断線等による信頼性の低下を招くおそれがあった。また、1個のサーミスタを使用するものも従来あったが、単に温度を測定するのみとなっており、油面検出精度が良くないものであった。
更に、上記問題を解決するために、特許文献2に記載の密閉型電動圧縮機では、ハウジング内の油面の位置を検出する検出部と密封端子とを一体に形成した油面センサーを、上記ハウジングの側壁に設ける事も提案されているが、ハウジング側壁は円筒状となってお
り、密閉端子取付にあたり歪み等による気密不良や組立工程中での接触破損による気密不良を招くおそれがあった。
また、センサ取付位置が油面の下限に対応して取り付けられており、油面の下限検出後油面回復動作を行っても、直ぐに油面を回復することは難しく、その遅れによって更に油面が低下していた。場合によっては、圧縮機に重大なダメージを与えることもあった。
また更に、単に冷媒ガスの温度と冷凍機油の温度を検出するセンサを使用した場合、運転条件によってはほぼ同一温度となることもあり、特に過渡期条件運転では、誤動作する事もあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮機の構成を簡素に維持しつつハウジング内における油面の位置を確実に検出し、併せて、かかる圧縮機を用いて冷凍装置の信頼性向上を図ることにある。
本発明が講じた第1の解決手段は、電動機と該電動機で駆動される圧縮機構とがハウジングに収納され、ハウジング内に貯留する冷凍機油により潤滑される密閉型圧縮機を対象とする。そして、上記ハウジング内の油面の位置を検出する検出部に1個の充分な長さを持った円柱形のサーミスタを使用し、これを油面に対して直角方向に配置するようにホルダーで保持され構成された油面センサーを、上記圧縮機構の側壁に設けられている密閉型圧縮機である。また、上記サーミスタは、冷媒中と油中の放熱差を利用し、その測定開始温度とその後の温度変化率を検出することによって油面の位置を検出するように構成されている。
また、サーミスタは、ハウジング上部の密封端子に2本の配線で結線され、検出された信号をハウジングの外部に取り出すように構成している。
本発明が講じた第2の解決手段は、電動機と該電動機で駆動される圧縮機構とがハウジングに収納され、ハウジング内に貯留する冷凍機油により潤滑される密閉型圧縮機を対象とする。そして、上記第1の解決手段において、検出部のサーミスタとこれを保持するホルダーとの間に、断熱用部材を挿入して保持し、ホルダーの温度がサーミスタに伝導しないように固定され構成されている密閉型圧縮機である。
上記第1,第2の解決手段では、電動機で圧縮機構を駆動すると、密閉型圧縮機にガス冷媒が吸入され、圧縮後に吐出される。その間、ハウジングの底部に溜まる冷凍機油が圧縮機構や軸受等に供給され、潤滑が行われる。冷凍機油は、圧縮された冷媒ガスと共に密閉型圧縮機から吐出される。従って、密閉型圧縮機の運転中には、ハウジング内に貯留する冷凍機油の量が変化し、油面の位置が変動する。
そして、上記第1、2の解決手段では、1個のサーミスタを持つ油面センサーを圧縮機構の側壁に取り付け、2本の配線をハウジング上部の密封端子と結線することで、この油面センサーによってハウジング内における油面の位置を検出し、検出部の検出信号が密封端子によってハウジングの外に取り出される。
また、上記第1、2の解決手段では、ハウジング内における油面の上限位置及び中間より下限側位置に対応する様に、円柱形のサーミスタが油面に対して直角に設置され、その上端部が油面の上限 相当位置に下端部が油面の中間より下限側相当位置になるように設置される。つまり、運転中における確実な潤滑のために必要となる油面の高さ、即ちハウジング内における油面位置の下限は予め分かっており、この油面の下限より油面が低下し
ないように、中間位置より下限側に検出部の下端面を設置している。また、運転中における性能低下をまねかないよう必要最高の油面の高さ、即ちハウジング内における油面位置の上限は予め分かっており、この油面の上限より油面が上昇しないように、上限位置に検出部の上端面を設置している。
上記検出部にサーミスタを使用しているが、サーミスタは、電圧をかけることで発熱する。その温度は、周囲温度が同じであっても、周囲の流体の放熱量の違いによって違ってくる。
ここで、密閉型圧縮機におけるハウジング内部は、冷凍機油が貯留すると共に、ガス冷媒で満たされている。運転中において、冷凍機油の温度とガス冷媒の温度とは基本的に相違する。従って、温度を検出することによって、検出部の設置されている位置に冷凍機油が存在するのかガス冷媒が存在するのかを判別でき、油面の位置が検出される。ただ、条件によっては、冷媒温度が冷凍機油温度と同一か、または冷凍機油温度が高くなることもある。そこで、冷凍機油中の温度とガス冷媒中の温度を限定するために、2個以上のセンサーを設置しなければならなかった。
今回、1個の円柱形サーミスタを油面に対して直角に取り付けられている。このサーミスタに対し、油面の位置が違うと、存在するガス冷媒と冷凍機油が同一温度であっても、ガス冷媒の放熱量は冷凍機油のそれより少なく、よってガス冷媒側のサーミスタの検出温度は高くなる。この様に、ガス冷媒中か冷凍機油中かによって、サーミスタの検出温度には差が発生することになる。そこで、外部よりこの検出部のサーミスタに、ある電圧を付加し、付加直後の温度を検出する。さらに電圧付加を継続すると、その温度は上昇するが、油面に対して直角に取り付けられたサーミスタに対し油面の位置が違うことで、その後の温度上昇率は違うこととなる。この初期の温度とその後の温度上昇率を検知することで、その時点での油面の位置が検出されることになる。
上記第2の解決手段では、上記第1の解決手段同様、検出部が温度を検出し、かつ、その後の温度変化率を検出し油面の位置を検出するが、この検出部のサーミスタとこれを保持するホルダーとの間に、断熱用部材を挿入して保持し、ホルダーの温度がサーミスタに伝導しないように固定され構成されている密閉型圧縮機である。この断熱用部材は、例えば合成樹脂と言った熱伝導率の低い材料でかつ取付性に優れ、対冷媒性も優れた材料で構成されている。これにより、本来の油温度や冷媒ガス温度をより正確に検出できることになる。
上記第1、2の解決手段によれば、上記ハウジング内の油面の位置を検出する検出部に1個の充分な長さを持った円柱形のサーミスタを使用し、また、この油面センサーを、圧縮機構の側壁に設置している。さらに、ハウジング上部の密封端子に2本の配線で結線され、検出された信号をハウジングの外部に取り出すように構成している。このため、従来のように2個以上のセンサ等と信号取り出し用の端子とを結線することによる誤結線や断線等が発生しにくくなる。また、油面センサーをハウジングの円筒部に設置する事がないため、これによるハウジングの歪み発生による組立不良や、本来必要な圧縮機構部に対する油面位置が、組立誤差によってずれてしまうと言った問題が解決でき、密閉型圧縮機の構成が簡素化され、その製造工程の簡略化も図られ、信頼性も向上できる。
また、ハウジングの気密性や耐圧性を損なうことなく確実に油面センサーの取り付けを行うことができる。
また、上記第1,2の解決手段によれば、油面の上限位置および中間より下限側位置に
対応する様に検出部の上端面と下端面を配置して設置しているため、ハウジング内における油面の位置が上記の上限よりも上昇する前にこれを予知して油面低下動作を開始でき、過度の冷凍機油の吐出を押さえ、能力への悪影響を押さえ安定させることができる。また、下限よりも低下する前に、この油面の低下を確実に検知することが可能となるため、潤滑不良の危険を確実に予知して油面回復動作を行い、密閉型圧縮機の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における油面センサー10を示す図である。又、図2は、本発明の第1の実施の形態における油面センサー10を圧縮機構3の側壁に設けられている密閉型圧縮機を示す図である。
図2において、圧縮機は、円筒容器状のハウジング2に圧縮機構3と電動機4とを収納して形成され、いわゆる高圧ドーム型に構成されている。ハウジング2の上端部には、圧縮したガス冷媒を送り出す吐出管6が設けられている。
圧縮機構3は、いわゆるローリングピストン型に構成され、ハウジング2に固定されている。圧縮機構3には、ガス冷媒を送り込む吸入管5が接続されている。また、圧縮機構3は、駆動軸7によって電動機4と連結され、電動機4によって回転駆動される。
電動機4は、圧縮機構3の上方に配置されている。電動機4は、ハウジング2の上端部に溶接された電力用密封端子8と結線されている。この電動機4には、電力用密封端子8を介して電力が供給される。
駆動軸7は、図示しない遠心ポンプと給油路とを備え、圧縮機構3を貫通して設けられている。遠心ポンプは駆動軸7の下端部に設けられ、駆動軸7の回転に伴ってハウジング2の底に貯留する冷凍機油を汲み上げるように構成されている。一方、給油路は、駆動軸7の内部にその軸方向に沿って形成され、遠心ポンプが汲み上げた冷凍機油を各摺動部分へ供給するよう構成されている。
図2に示すように、圧縮機の圧縮機構3には、油面センサ10が設けられている。この油面センサ10は、ハウジング2の下部であって、ハウジング2内における油面位置に対応する様に、圧縮機構3にボルト等によって取り付けられている。
図1に示すように、油面センサ10は、検出部である1つのサーミスタ12とそれを固定するホルダー13で構成されている。且つ、この1個のサーミスタをホルダーで固定した油面センサ10を圧縮機構3にボルト等で固定したとき、ハウジング2内における油面に対して直角に位置するようになっている。また、ハウジング2内における油面9の上限位置に対してサーミスタの上端部が、油面の中間より下限側相当位置に対してサーミスタの下端部が、それぞれ位置するように設置されている。
また、サーミスタ12の上端部と下端部には、信号を取り出す2本の信号線15が接続されている。この2本の信号線とハウジング2上部の密封端子11が結線され、さらに、密封端子11の他方の端部には、信号線19が接続されている。この信号線19は、図外のコントローラに接続され、サーミスタ12の検出信号をコントローラに伝送する。
また、サーミスタ12の中間部は絶縁体が存在し、この絶縁体を介してホルダー13と
接触し固定されており、絶縁を保てるように構成されている。
圧縮機1における油面検知動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。ここで、圧縮機からは吐出冷媒と共に冷凍機油も吐出され、運転中にハウジング2内の油面9の位置が変動する。これに対し、本実施形態の圧縮機1では、油面センサ10によってハウジング2内での油面位置を検出する。ここで、高圧ドーム型の場合、運転中において、冷凍機油は60℃程度であるのに対して ガス冷媒は80℃程度である。そして、上記油面センサ10に、ある電圧を付加し、付加直後の温度を検出する。この温度は、冷凍機油の温度とガス冷媒の温度との相違と、かつ、油面センサ10が冷凍機油に浸かっている割合によって相違する。また、その後の電圧付加状態での温度変化の変化率は、油面センサ10が冷凍機油に浸かっている割合によって異なる。これは、サーミスタに電圧をかけることで発熱するが、放熱量がガス冷媒中と冷凍機油中とで違っているためである。予め、初期測定温度とその後の油面センサ10が冷凍機油に浸かっている割合による温度変化の変化率を測定しておき、それとの比較をすることで、測定時の油面9の位置を検出する。
具体的に、図3に示すように、サーミスタ12の上端部16と下端部17との間に油面9が存在する状態では、サーミスタ12の電圧付加初期の検出温度はガス冷媒と冷凍機油の温度の間の温度となる一方、電圧付加を継続してその温度変化率を測定すると、油面センサ10が冷凍機油に浸かっている割合によって、その変化率は差が発生し、予め測定しておいた初期測定温度とその後の油面センサ10が冷凍機油に浸かっている割合による温度変化の変化率と比較することで、ガス冷媒100%の状態か、冷凍機油100%の状態か、または、冷凍機油中に何%浸かっているのか限定でき、油面9の位置を検出することができる。
上記油面センサ10は、ハウジング2内における油面9の限界に対応した位置に設けられている。従って、油面9の位置がサーミスタ12よりも下方であると判断した場合には、油面9を上昇させるための措置が必要となる。具体的には、以下の措置を講ずる。例えば、冷凍サイクル中の吐出ラインにオイルセパレーターやオイル溜まりタンクを設置し、バルブを開閉制御して油面低下した圧縮機の吸入側からオイルを供給する。或いは、油面が上限以上に存在すると判断した場合には、バルブを開閉制御して油面上昇した圧縮機へのオイル供給を停止する。
尚、冷凍サイクル内に圧縮機が1台設置され運転される場合に於いても、又、同一サイクル内に複数台設置され同時或いは個別順不同に運転される場合でも、それぞれの圧縮機に上記油面センサ10を設置し、油面を検知しコントロールする事ができる。
本実施形態1では、圧縮機1に油面センサ10を設けている。このため、圧縮機1における油面9の低下を確実に検出でき、潤滑不良による焼き付き等のトラブルを未然に回避することができる。また、油面9の上昇を確実に検出でき、過度の冷凍機油の吐出を押さえ、能力への悪影響を押さえ安定させることができる。この結果、上記圧縮機1の信頼性と性能安定性、ひいては冷凍装置の信頼性と性能安定性を向上させることができる。
また、本実施形態1では、サーミスタ12を1個とし、ホルダー13で固定した油面センサー10を上記圧縮機構3の側壁に設けられる。従って、一体の油面センサ10を組立前に圧縮機構3に取り付けることで、ハウジング2内の油面位置を組立誤差を少なくして検出することができる。この結果、従来のように2個以上のセンサ等と信号取り出し用の端子とを複雑に結線するのに比べて圧縮機の構成が簡素化される。また、円筒状のハウジング2の表面に密封端子11を直接取り付けることが無いため、取付時の溶接等の歪みによる気密性や耐圧性を損なうことなく、確実に油面センサー10の取り付けを行うことができる。且つ、製造工程中での接触による破損を少なく出来る。
(実施の形態2)
本発明の実施形態2は、上記実施形態1とほぼ同様に構成されている。以下、実施形態1と異なる構成について説明する。
図4に示すように、上記第1の解決手段同様、サーミスタ12が温度を検出し、かつ、その後の温度変化率を検出し油面9の位置を検出するが、この検出部のサーミスタとこれを保持するホルダー13との間に、断熱用部材14を挿入して構成している。ホルダーは、圧縮機構部3に接触する形でボルト等で固定されているが、強固に固定するためには、金属製のホルダーが望ましい。そうした場合、圧縮機構部内温度がホルダーを通して検出部サーミスタに伝わり温度の誤差が発生しやすい。そこで、この温度がサーミスタに伝導しないように、断熱用部材をホルダーとサーミスタ間に設置する。この材料は、例えば合成樹脂と言った熱伝導率の低い材料でかつ取付性に優れ、対冷媒性も優れた材料で構成されている。これにより、本来の油温度や冷媒ガス温度をより正確に検出できることになる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、油面の検出がその上限位置と下限位置を1個のセンサーで誤検知なく確実におこなえると共に、簡単な構成にしているために製造上も容易にできるので、密閉型圧縮機に限らず、耐圧容器や各種配管内の油面や他の液面の確認や制御にも適用できる。
本発明の実施の形態1に係る油面センサーを示す図 本発明の実施の形態1に係る圧縮機の概略構成図 図2における要部Aの拡大図 本発明の実施の形態2に係る油面センサーを示す図 従来の圧縮機断面図
符号の説明
2 ハウジング
3 圧縮機構
4 電動機
8 密封端子
9 油面
10 油面センサー
11 密封端子
12 サーミスター
14 断熱用部材

Claims (2)

  1. 電動機と該電動機で駆動される圧縮機構とがハウジングに収納され、ハウジング内に貯留する冷凍機油により潤滑される密閉型圧縮機であって、前記ハウジング内の油面の位置を検出する検出部に1個の充分な長さを持った円柱形のサーミスタを使用し、これを油面に対して直角方向に配置するようにホルダーで固定し、冷媒中と油中の放熱差を利用し、その測定開始温度とその後の温度変化率を検出することによって油面の位置を検出するように構成し、一体に形成した油面センサーを圧縮機構の側壁に設けている密閉型電動圧縮機。
  2. 請求項1記載の密閉型圧縮機において、油面センサーを構成するホルダーとサーミスタ間に、断熱用部材を挿入してなる密閉型電動圧縮機。
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