JP2009250223A - 密閉型圧縮機及び冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二酸化炭素を冷媒とする空調用及びヒートポンプ給湯システム用圧縮機において、従来の圧縮機内部の油温を測定することにより油面を検出する装置は、複数の温度センサが同じ温度を示したとき正確な油面の判別が困難である。
【解決手段】第1温度センサ20aと第2温度センサ20bの検出温度によってケーシング10内の油面の位置を判別する時、第2温度センサ20bをケーシング底面に配置することにより、第2温度センサ20bが常に潤滑油の温度を検出するため、第1温度センサ20aが潤滑油中にある場合には第1温度センサ20aの検出温度の方が第2温度センサ20bの検出温度よりも高くなり、油面が第1温度センサ20aより下方にあることがわかる。
【選択図】図1

Description

本発明は冷媒の圧縮を行う圧縮機のうち特に二酸化炭素を冷媒とする圧縮機、及びこれを備える冷凍装置及びヒートポンプ給湯システムに関するものである。
従来より、特許文献1に開示されているように、圧縮機構と電動機とを溶接構造のケーシングに密閉して形成される密閉型圧縮機が知られている。この密閉型圧縮機は、冷媒が漏洩せず、水分の侵入等のおそれも無いことから高い信頼性を有し、空調機や冷蔵庫に広く用いられている。
上記密閉型圧縮機では、ケーシング内の電動機に電力を供給する必要がある。このため、耐圧性と気密性に優れたいわゆる密封端子をケーシングに溶接し、この密封端子を介して電動機へ電力を供給している。
また、上記密閉型圧縮機では、ケーシング内に貯留する潤滑油を圧縮機構や軸受等に供給して潤滑を行うようにしている。ところが、ケーシング内の潤滑油は、圧縮されたガス冷媒と共に圧縮機から吐出される。通常、潤滑油は冷媒回路を循環して再び圧縮機に戻るため、ケーシングにおける潤滑油の貯留量は確保される。
しかしながら、運転状態によっては潤滑油の貯留量が変動し、潤滑油の貯留量が不足して潤滑不良に至る危険がある。特に二酸化炭素を冷媒とする圧縮機においては、冷媒の特性上、密閉容器内の圧力が高圧になると共に、圧縮機構部の各部品に高い負荷がかかるため、潤滑油の貯留量の減少は大きな不良につながる恐れが高い。そのため従来から用いられてきたHFC等の冷媒を用いた圧縮機よりも、より潤滑油の量に注意を払う必要があり、潤滑油の油面の確実な検出手段が必要であった。
上述の問題に対し、特許文献2に開示されているように、ケーシング内における油面の位置を温度センサで検出し、潤滑油の貯留量不足を検知して圧縮機を保護するという提案がなされている。つまり、油面の低下を検出すると、圧縮機を停止したり、冷媒回路から冷凍機油を回収する運転を行う等の保護動作を行い、圧縮機の破損を回避するというものである。
しかしながら、これでは、2つの測定点に温度差が無い場合、検出温度が潤滑油の温度であるか、冷媒ガスの温度であるかを判定することができないという問題があった。つまり、潤滑油が充足しているのか、不足しているのかを判定することができなかった。
上述の問題に対し、特許文献3に開示されているように、冷媒ガスの温度が常に検出できる位置に温度検出手段を設ける提案がなされている。
特開平6−159274号公報 特開2001−12351号公報 特開2001−32772号公報
上述したように、空気調和装置において、圧縮機の潤滑油を制御するために潤滑油の油面を検出することが提案されている。この油面を検出する方法には、圧縮機のケーシング内における測定点の温度差に基づいて油面を検出するものである。
しかしながら、前記従来の構成では油温検出部がケーシング内で暴露されて設置されているために、実際の油面が油温検出部の下方に存在するのにも拘わらず、潤滑油の飛沫が油温検出部にかかり、油面を誤判断するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、圧縮機の構成を簡素に維持しつつケーシング内における油面の位置を確実に検出し、併せて、該圧縮機を用いた冷凍装置の信頼性の向上を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は潤滑油の温度を検出するためにケーシング内の潤滑油面の下限に対応する位置に配置された油温検出手段と、ケーシング底部に配置された油温検出手段を備えている。
これによって、潤滑油面の下限に対応する位置に配置された油温検出手段の検知温度と、ケーシング底部に配置された油温検出手段の検知温度とが一致する場合、油面が潤滑油面の下限に対応する位置に配置された油温検出手段よりも上方に存在していると判定することができる。
また、本発明の圧縮機は、ケーシング底部に配置された油温検出手段が、常に潤滑油が存する位置に設けたものである。
これによって、2つの温度検出手段の検知温度に温度差が無い場合、検出温度が潤滑油の温度であるか、冷媒ガスの温度であるかを判定することができないという問題を回避できる。
本発明の圧縮機は、二酸化炭素を冷媒とする圧縮機において、潤滑油面の下限に対応する位置に配置された温度センサと、ケーシング底部に配置された温度センサとの温度差によって潤滑油面を正確に判定することができる。
第1の発明は、ケーシング内に潤滑油が貯留される一方、冷媒ガスを吸い込み、圧縮して吐出する圧縮機において、ケーシング内に温度を検出するための手段を設ける際に、検出手段をケーシング内での油面の下限に対応する位置に設けることにより、油面が十分に確保され、下限を下回らない場合に、2つの検知手段で検出した温度を等しくすることができる。
第2の発明は、特に第1の発明の圧縮機に備えられた温度検出手段のうち一方を常に潤滑油が存する位置に設けることにより、2つの温度検出手段の検知温度に温度差が無い場合、検出温度が潤滑油の温度であるか、冷媒ガスの温度であるかを判定することができないという問題を回避できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における圧縮機の断面図を示すものである。
図1において、圧縮機は、円筒容器状のケーシング10に圧縮機部11と電動機部12
とを収納して形成され、いわゆる高圧ドーム型に構成されている。上記ケーシング10の上端部には、圧縮した冷媒ガスを送り出す冷媒配管である吐出管14が設けられている。
圧縮機部11は、いわゆるローリングピストン型に構成され、ケーシング10に固定されている。該圧縮機部11には、冷媒ガスを吸い込む冷媒配管である吸入管13がアキュムレータ16を介して接続されている。また、該圧縮機部11は、駆動軸15によって電動機部12に連結され、該電動機部12によって回転駆動される。
上記駆動軸15は、図示しないが、遠心ポンプと給油路とを備え、圧縮機部11を貫通して設けられている。上記遠心ポンプは駆動軸15の下端部に設けられ、駆動軸15の回転に伴ってケーシング10の底部に貯留する潤滑油を汲み上げるように構成されている。一方、上記給油路は、駆動軸15の内部にその軸方向に沿って形成され、遠心ポンプが汲み上げた潤滑油を各摺動部分へ供給するよう構成されている。
圧縮機のケーシング10には、油温検出手段であるである第1温度センサ20aと第2温度センサ20bが設けられている。該第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは、潤滑油の温度を検出するものである。
第1温度センサ20aは、ケーシング10の下部で且つケーシング10内における油面位置の下限に対応する位置に設けられている。該第2温度センサ20bは、ケーシング10の底部に設けられている。
そして、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bは密封端子21に取り付けられている。密封端子21は、ケーシング10に溶接によって取り付けられた円板状のベース22と、ベース22を貫通する3本の電極ピン23とを備えている。各電極ピン23は、ガラス製の絶縁体24を介してベース22に固定され、ベース22と絶縁されている。
各電極ピン23の一端には第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bが接続され、他端には信号線が接続されている。そして、各電極ピン23の他端がコントローラ30に接続されている。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、運転時には、圧縮機からは吐出冷媒と共に潤滑油も吐出される。したがって、運転中にケーシング10内の油面17の位置が変動する。本実施形態の圧縮機では、第1温度センサ20a及び第2温度センサ20bによってケーシング10内での油面位置を検出する。ここで、高圧ドーム型の場合、運転中において、潤滑油は60℃程度であるのに対して冷媒ガスは80℃程度であり、両者の温度には明確な差が存在する。尚、上記の温度値は例示であり、運転状態等によって変動する。そして、上記温度センサ20は、潤滑油の温度と冷媒ガスの温度との相違に基づいて油面17の位置を検出する。
具体的に、第1温度センサ20aより上方に油面17が存在する状態では、第1温度センサ20aの検出温度は潤滑油の温度となり、第2温度センサ20bの検出温度と一致する。また、第1温度センサ20aより下方に油面17が存在する状態では、第1温度センサ20aは冷媒ガス雰囲気中に存在するため、第1温度センサ20aの検出温度は第2温度センサ20bの検出温度より高くなる。
したがって、第1温度センサ20aの検知温度と第2油温センサ20bの検知温度が一致する場合、油面17は第1温度センサ20aより上方に存在し、第1温度センサ20aの検知温度より第2温度センサ20bの検知温度が高い場合、油面17は第1温度センサ
20aより下方に存在していると判定する。
以上のように、本実施の形態においては第2温度センサ20bをケーシング10の底部に配置することにより、2つの温度センサの検出温度が同じ場合にも、油面の位置を判別できる。
また、第一温度センサ20aを配置する位置は油面17の下限位置に限らず、上限位置に設置してもよい。この事によりケーシング10内における潤滑油の過多状態を検出することができる。
また、第一温度センサ20aは一つだけでなく、複数個配置してもよい。この事により、より詳細な潤滑油の油面17の位置を判別することができる。
また、本発明は、冷凍専用機のみや、暖房専用機に適用してもよく、また、冷凍装置以外の圧縮機に適用してもよい。
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、2つの温度センサが検出する温度により圧縮機のケーシング内における油面の位置を正確に判別し、潤滑油不足による圧縮機部の損傷を防ぐことができるので、冷凍サイクルやヒートポンプ給湯器に用いられている圧縮機の制御等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における圧縮機の断面図
符号の説明
10 ケーシング
11 圧縮機部
12 電動機部
13 駆動軸
14 潤滑油面
20a,b 温度センサ
21 密封端子
22 ベース
23 電極ピン
24 絶縁体
30 コントローラ

Claims (3)

  1. ケーシング内に潤滑油が貯留される一方、冷媒ガスを吸い込み、圧縮して吐出する圧縮機のうち、二酸化炭素を冷媒とするものにおいて、複数の温度センサのうち、一つがケーシング底面に配置された構造を有する油面検出装置を備えた密閉型圧縮機。
  2. 温度センサが、ケーシング内部での油面の下限に対応する位置に設置された請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 請求項1〜2記載の圧縮機を有し、複数の温度センサの検出温度から潤滑油面を判定する判定手段を備えている冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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