JP2006036496A - ゴミの容積減少装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】病院、レストラン、工場等業務用の廃棄物の容積を圧縮するとともに、圧縮した状態で結束することにより容易に減少させて廃棄処分に要する費用の削減を図るようにする。
【効果】容積が減少可能な処理室の底面上にバンドの一端を保持し、当該バンドの中程及び他端を側壁及び天板に離脱可能に沿わせて仮止めするようにした。これにより、処理室の圧縮状態を保持しながらバンドを結束することができて、簡単に廃棄物の容積を減少させることができるようになり、目的を達成することが出来た。
【選択図】図1
【効果】容積が減少可能な処理室の底面上にバンドの一端を保持し、当該バンドの中程及び他端を側壁及び天板に離脱可能に沿わせて仮止めするようにした。これにより、処理室の圧縮状態を保持しながらバンドを結束することができて、簡単に廃棄物の容積を減少させることができるようになり、目的を達成することが出来た。
【選択図】図1
Description
本発明は、ゴミの容積減少装置に関するものである。
現在、廃棄物はゴミ袋に封入して廃棄処分業者に引き取ってもらうことが多い。そしてその廃棄処分に要するコストは一般に容積に比例するので、廃棄物を圧縮して容積を減少させれば良いのであり、種々研究もされてきている。
ゴミ容積を減少させるものとして、例えば特許公開2001−199503等が提案されているが、作業性が低い上に、圧縮したものが時間の経過とともに相当量戻って膨れてしまう欠点があった。これを防ぐためにはバンドなどで結束すれば良いが、押さえ付けながら結束を行わなければならず、大きな労力を要するものであった。
特許公開2001−199503
本発明は、主として、廃棄物の容積減少方法と装置を提供するものである。
本発明の主たる特徴は、ゴミ袋などに収納された嵩高い廃棄物を圧縮し、圧縮した状態を保持しながら緊締し結束することを特徴とする。
本発明にあっては上述のように、現場で袋に詰められて廃棄されるゴミを圧縮して容積を減少させて、廃棄コストを低減できるものである。
殊に、ゴミが詰め込まれた袋を圧縮した状態でバンド(紐)掛けを容易に行なえるようにするものである。
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。図1は装置の概略を示すもので、筒状の処理室1の下方にパワーシリンダのような駆動装置2が配置され、処理室1の底板3がパワーシリンダ2により上下に移動可能に設定される。処理室1は前方に開閉自在な扉4を有する。5はヒンジ、6は扉4を閉じた時にロックするフック、20はそのフック6が係合する金具である。駆動装置2は上記シリンダのストロークに拠るものの他、スクリューの回転によるものでも良いし、トグル機構を用いた機械式のものでも良く、底板3を移動させられるものであれば任意の機構を用いることができる。15は駆動装置2の操作盤である。
底板3は扉4を閉じてロックした状態で天板7に向かって移動自在であり、底板3の上面には廃棄物締付け用のバンド8を保持する溝9が必要に応じて施されている。図3(a)の例では前後方向の溝9が左右に2本略平行に施されているが、その他、(b)のように中央に1本施してもよいし、(c)のように斜め方向から2本クロスさせても良い。勿論3本以上の溝9を施しても構わない。バンド8は勿論紐でも同等であり、結束に戻り止めを有するものが好適である。溝9を設けない場合は、扉4を一番下に下げた時に扉4の開口下縁の上端がその底板3よりもやや高くなるようにし、その開口下縁に切欠29を設けてバンド8の先端を仮止め保持できる。勿論、溝9と切欠き29は必須ではなく、いずれもなくても構わない。
処理室1の側壁10と天板7にはスリット11、12が施され、図4のように天板7の上面にはスリット12近傍にバンド8の仮止め部13が設けられている。そして図2のように底板3に下端部が保持されたバンド8はスリット11、12より処理室1の外方に出て上端部が仮止め部13に保持されて底板3が上下する。
尚、図示例はスリット11、12でバンド8の一部が処理室1の外方に出るようにしたが、側壁10の内側と天板7の下方に沿ってバンド8を摺動可能に保持する溝状の仮止め部を施すこともできる。
処理室1と駆動装置2は図1、図5のようにフランジ16、17を接合して連結される。18は脚で、ベース19により地面や床面等の土台に固定される。
しかして本装置で廃棄物14を処理するに当っては、先ず図4(a)のように底板3を一番下に下ろして扉4を開け、バンド8をセットする。この時、バンド8は下端部は底板3に保持され、中程部分はスリット11より側壁10の外に出ており、上部は天板7のスリット12より上方に出て仮止め部13に保持されていて、バンド8の中程と上端部は処理室1内周と廃棄物14に挟み付けられないようになっている。この状態で同図(b)のように廃棄物14を処理室1に収納して扉4を閉じる。
次いで駆動装置2を操作して同図(c)のように底板3を上昇させる。この時、バンド8の中程は底板3の上昇に伴い撓むが、側壁10にスリット11を施さない場合は、側壁10にバンド8に比して幅広の溝を施すなどしてバンド8の逃げ場所を設けておけば良い。そして底板3を所定のストロークだけ上昇させた状態で同図(d)のようにバンド8を結束し、次いで底板3を降下させ、扉4を開き、バンド8で結束されて容積が小さくなった廃棄物14を取り出して廃棄処分される。この場合、所定のストローク分だけ底板3が移動した状態をセンサでキャッチし、バンド8を自動的に結束出来るようにすると尚良い。
図5、図6は上記例とは逆に、底板3を固定して天板7を駆動装置2により上下させるようにしたもので、バンド8は図7のようにクロスしてセットしたものが例示されている。バンド8は、勿論他の掛け方でも構わない。この場合では、図8(a)のように天板7を最上位置にしてバンド8をセットし、(b)のように廃棄物14を収納し、(C)のように天板7を降下させ、(d)のようにバンド8を結束して容積が小さくなった廃棄物14を取り出すことができる。
また、上記例では処理室1を上下から圧縮する例を示したが、横置きにして左右から圧縮するようにしても良いし、斜めに圧縮するようにすることもできる。
更に、廃棄物14は水分や薬液分を含み、圧縮すると廃棄物14を収納した袋から滲み出る場合がある。このような場合は、周辺の汚損防止のため、底板3の下方に液受け皿を施すことができる。
尚、上記例ではいずれも処理室1を圧縮した状態でバンド8を締め付けて結束ができるように、バンド8に逃げ場を設けたが、処理室1の圧縮状態で廃棄物14の反発力で底板3、側壁7、天板10のいずれにもバンド8が密着してしまう場合には、処理室1を所定量圧縮後、一旦処理室1を僅かに戻して廃棄物14の圧縮を緩めてバンド8を引き寄せ、その状態で再度処理室1を所定量締付けながらバンド8を結束すればよい。
本発明にあっては、廃棄物を圧縮し容積を減少させるので、容積に比例する廃棄物の膨大な処分費用を半減乃至数分の1に減少できる利点がきる。また、それに伴い廃棄物の処分業者に引き渡すまでの一時保管のスペースも減少し、処分の回数も減少できる。
また、本発明では、廃棄物を単に圧縮するだけでなく、バンドを掛けて結束するので、圧縮処理後に膨れて戻ることがなく、しかも圧縮バンドの結束は廃棄物を圧縮状態に保持しながら行えるので、足で踏み付けるなどの過大な労力を要することなく簡単にバンドを結束して安全、迅速かつ確実に処理できるので作業性が向上する。
更に、単に廃棄物の周りにバンドを掛けて処理室で圧縮しても、圧縮時には廃棄物と処理室内壁にバンドが圧迫されてバンドを締め付けることが困難となるが、本発明では、バンドの中程及び他端を処理室の側壁及び天板に離脱可能に沿わせて仮止めするようにしたので、廃棄物を圧縮した状態に保持しながらバンドを締付け結束できて、バンドの結束作業が容易である。
また、大きな病院などの事業所では大量の廃棄物が毎日大量に生じるので、自身で装置を備え自身で処理をするので採算が合うが、小さな個人診療所などでは装置を自身で備えてするのでは負担が掛かりすぎる。こんな場合、本発明の処理システムに拠れば、自身で装置を備えて廃棄物の処理を負担せず、外注に委託して身軽に廃棄物の容積減少の恩恵に浴せる。この場合、巡回車等に装置全体を積み込んで巡回すれば、廃棄物14を圧縮作業のために一旦引き取ることなく、巡回しながらその場で圧縮・結束処理を行って依頼者に即座に渡すことができて、大量の廃棄物を一時保管したり、配送したりする手間が省ける。
1 処理室
3 底板
7 側壁
8 バンド
9 溝
10 天板
11 スリット
12 スリット
13 仮止め部
14 廃棄物
3 底板
7 側壁
8 バンド
9 溝
10 天板
11 スリット
12 スリット
13 仮止め部
14 廃棄物
Claims (5)
- 容積が減少可能な処理室1に廃棄物14を収納して圧縮し、処理室1の圧縮状態を保持しながらバンド8を結束することを特徴とする廃棄物の容積減少方法。
- 容積が減少可能な処理室1の底面3上にバンド8の下端部を保持し、処理室1の側壁7及び天板10に当該バンド8の中程及び上端部を離脱可能に沿わせて仮止めするようにして成ることを特徴とする廃棄物の容積減少装置。
- 容積が減少可能な処理室1の底面3上にバンド8の下端部を保持し、処理室1の側壁7及び天板10に、当該バンド8の中程と上端部を処理室1の内外に連通させるスリット11、12を施して成ることを特徴とする廃棄物の容積減少装置。
- 天板10上面のスリット12近傍にバンド8の仮止め部13を設けたことを特徴とする請求項3に記載の廃棄物の容積減少装置。
- 廃棄者より廃棄物14を回収し、容積が減少可能な処理室1にその廃棄物14を収納して圧縮し、処理室1の圧縮状態を保持しながらバンド8を結束し、然る後にその容積が減少された廃棄物14を事業者に戻すことを特徴とする廃棄物の容積減少システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004220982A JP2006036496A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | ゴミの容積減少装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004220982A JP2006036496A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | ゴミの容積減少装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006036496A true JP2006036496A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35901896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004220982A Pending JP2006036496A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | ゴミの容積減少装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006036496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102485599A (zh) * | 2010-12-06 | 2012-06-06 | 天津光华包装有限公司 | 一种用于手工打包的压紧装置 |
CN103879695A (zh) * | 2012-12-24 | 2014-06-25 | 李智勇 | 一种液态分离垃圾压缩机 |
-
2004
- 2004-07-28 JP JP2004220982A patent/JP2006036496A/ja active Pending
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