JP2006034151A - プランター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 植物の根に直接、水を供給できるようにしたプランター装置を提供するものである。
【解決手段】 不織布で形成され、その内部に腐葉土が収容される容器と、該腐葉土内に埋設可能に設けられ、水供給口と散水孔とが形成された水貯留部と、上流側が水供給源に連結され、下流側が前記水貯留部の水供給口に着脱可能に連結される水供給管とを備え、
前記不織布に孔を穿孔し、該孔から容器内に植物を差込んで腐葉土に植付け可能であることを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、植物を育成するプランター装置に関する。
マンションのベランダ等にプランターを設置して家庭菜園や花壇として楽しむことが行われている。そして、このようなプランター100に水を供給する場合には、図16に示すように、漏斗101等によって散水することが一般的である。
ところで、植物Sの上方から散水することにより、植物Sの葉や花に水が当たった場合には、水の当たった葉や花の温度が急変するため、植物Sの上方から植物Sに散水することは、植物Sにとって大きなストレスになっていた。又、花に水が直接当たることにより、花が落下し易く、花の寿命を縮める原因にもなっていた。このため、植物Sの種類によっては、植物Sの葉や花に水を当てることなく、植物Sの根に直接水を供給することが好ましい場合があるが、従来のプランターにおいては、このような配慮が施されたものは無かった。
本発明は、前記実情に鑑みて成されたもので、その目的は、植物の根に直接、水を供給できるようにしたプランター装置を提供するにある。
請求項1に記載の発明は、不織布で形成され、その内部に腐葉土が収容される容器と、該腐葉土内に埋設可能に設けられ、水供給口と散水孔とが形成された水貯留部と、上流側が水供給源に連結され、下流側が前記水貯留部の水供給口に着脱可能に連結される水供給管とを備え、
前記不織布に孔を穿孔し、該孔から容器内に植物を差込んで腐葉土に植付け可能であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプランター装置において、水貯留部の水供給口と水供給管とが、可撓性の部材で連結されたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプランター装置において、前記水供給管に複数個の水貯留部が連結可能である事を特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のプランター装置において、水供給管内には、肥料、殺虫剤が混入可能であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のプランター装置において、水貯留部は水平に設けられたことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のプランター装置において、水貯留部は垂直に設けられたことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のプランター装置において、容器は籠内に配設可能であることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のプランター装置において、記籠は引掛け部を有していることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のプランター装置において、散水孔は、散水孔内への植物の根の侵入を防ぐ防草シートで被われていることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のプランター装置において、散水孔の個数は、上側から下側へ向けて少なくしたことを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のプランター装置において、散水孔の孔の口径は、上側から下側へ向けて小さくしたことを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、内部に腐葉土が収容される容器を不織布で形成し、この容器の底部には、底部の周縁部から中心部に向けて下向きに傾斜する傾斜部を形成したことを特徴とするものである。
請求項1に記載のプランター装置によれば、植物の根に直接水を供給することができる。
請求項2に記載のプランター装置によれば、水貯留部を水供給管に容易に連結することができる。
請求項3に記載のプランター装置によれば、水供給管に対して複数の容器を連結することができる。
請求項4に記載のプランター装置によれば、植物の根に直接、肥料や殺虫剤を供給することができる。
請求項5に記載のプランター装置によれば、植物の根に対して垂直方向から水を供給することができる。
請求項6に記載のプランター装置によれば、植物の根に対して水平方向から水を供給することができる。
請求項7に記載のプランター装置によれば、容器を籠内に収容することができる。
請求項8に記載のプランター装置によれば、籠内に容器を収容した状態で、籠を例えば、フェンス等に引掛ける等して支持させることができる。
請求項9に記載のプランター装置によれば、散水孔内への植物の根の侵入を防ぐことができる。
請求項10に記載のプランター装置によれば、容器内の上位において比較的多量に散水された水は、時間の経過と共に下方へ向けて移動することにより、容器内の全域に水が行き渡ることができる。
請求項11に記載のプランター装置によれば、容器内の上位において比較的多量に散水された水は、時間の経過と共に下方へ向けて移動することにより、容器内の全域に水が行き渡ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、容器内に散水された水の内の余分の水は、容器の底部に形成された傾斜部によって、底部の中心に集まり易く、排水をし易いという作用・効果を奏することができる。
図1乃至図5は本発明の第一実施形態を示す。図1は本発明に係るプランター装置の斜視図を示す。図2は、プランター装置の一部を断面にした状態を示す。図3は容器を収容する籠の斜視図を示す。図4は図3に示す籠の一部を拡大して示した籠の拡大図である。図5は本発明に係るプランター装置を複数個配置した状態を示す。
図1中、1はプランター装置2の一部を構成する容器である。容器1は、不織布で形成され、上面が開放した形状になっていると共に、蓋3によって開閉可能になっている。この容器1内には、腐葉土4のような植物Sの生育に適した土が収容されるものである。この容器1の周囲の任意の位置は、ナイフやカッターのような刃物で切り欠かれることによってその切欠部5に植物が根側から差込まれて前記腐葉土4に植付け可能になっている。この容器1は不織布で形成されているため、通常の布で形成されている場合と比較して、切欠部5の周辺はホツレ難いという特性がある。又、この切欠部5は、植物の差込の容易さ等を考慮した場合には、図示のように、Y字状であることが好ましい。
図2に示すように、前記腐葉土4(図2中、1点鎖線で示す)内には水貯留部6が水平に埋設可能になっている。この水貯留部6は略T字状に形成され、中央の連結部7とこの連結部7から両側へ延設された散水部8とを備えている。連結部7には、水供給口9が形成され、この水供給口9には後述の水供給管10の連結部11が連結可能になっている。又、散水部8は一端8aが閉塞され、他端には連通部8bが形成されている。散水部8の下面及び側面には、複数の散水孔12が形成され、水供給管10から供給された水が腐葉土4内へ散水可能になっている。連通部8bは上方へ延設され、腐葉土4の表面4aから上方へ露出する長さに形成され、上端面には排水孔13が開口している。前記散水孔12は不織布などによって形成された防草シート14で被われている。この場合、散水孔12の周囲に接着剤を塗布し、防草シート14は接着剤によって散水孔12の周囲に取付けるようにしても良い。又、前記防草シート14をテープ状に形成して、防草シート14を水貯留部6に巻き付けるようにして、この防草シート14によって散水孔12を被うようにしても良い。更に、防草シート14によって袋を形成し、この袋によって水貯留部6全体を被うことにより、散水孔12を防草シート14によって被うようにしても良い。
図2に示すように、前記水貯留部6に水を供給する水供給管10は、水貯留部6の連結部7に連結可能な連結部11を有している。水貯留部6の連結部7と、水供給管10の連結部11とは、ビニールチューブのような可撓性の連結管15によって連結可能になっている。前記水供給管10は、ビニールチューブのような可撓性の管で形成すれば、水供給管10は容易に撓むことが出来るため、水供給管10を曲折して配置することができる上に、水供給管10と水貯留部6との連結を容易に行うことができる。水供給管10には、水道の蛇口のような水供給源(図示せず)が連結されて、水が供給可能になっている。尚、水供給管10は前述のように、ビニールチューブのような可撓性の管に限定されるものでないことは勿論である。
図3及び図4は、前記容器1が収容可能な籠を示す。籠16は、縦材17と横材18とによって網状に形成され、上面は開放した形状を成している。籠16の上縁には山形の引掛部19が形成されている。この引掛部19には、吊下部材20が引掛けできるようになっている。吊下部材20は、横棒21とこの横棒21に対して略直角に連設された縦棒22とから構成されている。縦棒22の先端は弧状に曲折部23になり、又、横棒22の両端部は略直角に曲折されて抜止部24に成っている。又、縦棒21は、横棒22の中心位置から一方の端に偏った位置において横棒22に取り付けられている。更に、図3及び図4に示すように、吊下部材20の抜止部24の長さL1(図4に示す)は、前記引掛部19の横方向の長さL2よりも短く、且つ、この引掛部19の縦方向の長さL3よりも長く形成されている。従って、図4に示すように、吊下部材20を横倒しにした状態で、この吊下部材20の抜止部24を引掛部19に挿通した後、吊下げ部材20を図4中、矢示方向へ起こすことにより、図3に示すように、吊下部材20の抜止部24が引掛部19に引っ掛かって抜けが阻止されるものである。このようにして、吊下部材20が引掛部19に取付けられるものである。
このように構成された籠16内に前記容器1が収容された状態においては、容器1に植付けされた植物Sは、籠16の縦材17と横材18との隙間25(図3に示す)を通して、外部へ引出すことにより、外方へ成長することが出来るものである。図5に示すように、前記吊下部材20の曲折部23をフェンスF等に引掛けることにより、籠16は前記容器1を収容した状態で空中に配置可能である。
図5は、プランター装置2をフェンスF等に沿って複数個配置した状態を示す。図5において、水供給管10の途中を上方に持ち上げ、支持具26によってフェンスF等に支持させることにより、水供給管10の途中を山形に配置した状態を示している。このように水供給管10を山形に配置することにより以下の効果を奏する。即ち、蛇口等の水供給源から水供給管10に対して、水の供給が停止した際、水供給管10内に水は滞留しない。このため、例えば、水供給管10内に滞留した水が夏の日差しの照射によって高温になった後に、容器1内の植物Sに供給されて植物Sに損傷を与える状態を防止することができる。
次に、このように構成されたプランター装置2の作用について説明する。先ず、プランター装置2を配置するべき位置に水供給管10を予め配置する。次に、容器1の蓋3(図1に示す)を開けて、容器1の内部に腐葉土4を収容する。次に、図2に示すように、腐葉土4内に水貯留部6を埋設する。次に、図1に示すように、容器1の適宜の位置をナイフ等の刃物によってY字状に切り欠くことにより、切欠部5を形成する。所望の植物の根側を切欠部5から容器1内に差込んで、植物を腐葉土4に植付ける。次に、このように植物Sを植付けた容器1を籠16(図3に示す)内に収容する。この際、籠16を構成する縦材17と横材18との隙間25から、植物Sを外部へ導き出す。その後、図5に示すように、籠16の吊下部材20をフェンスF等に引掛けて配置する。次に、図2に示すように、水貯留部6の水供給口9を連結管15を介して水供給管10に連結する。これにより、プランター装置2の配置が完了する。
次に、水道の蛇口等の水供給源から水供給管10に水を供給する。水供給源から水供給管10を流通した水は、水貯留部6に流れ込む。この水貯留部6に流れ込んだ水は、図2に示すように、水貯留部6の散水孔12から徐々に腐葉土4内に散水されて腐葉土4を湿らせる。腐葉土4内に散水された水は自重によって、腐葉土4内を徐々に下方に下りながら腐葉土内に滞留している二酸化炭素を容器外へ排気する。一方、排気した二酸化炭素に相当する新鮮な酸素を容器内へ吸い込んで植物に供給できる。本実施形態においては、容器が不織布で形成されているため、二酸化炭素及び酸素の通気が容易に行えて、容易にガス交換を行うことができる。そして、所定時間が経過した後、蛇口をひねって水の供給を停止する。尚、前記二酸化炭素は、植物Sの呼吸によって生じたものである。
この実施形態においては、不織布製の容器1によって腐葉土4が被われているため、腐葉土4からの水の急激の蒸発が阻止されて、腐葉土4の急激の乾燥が防止される。又、腐葉土4が不織布製の容器1に被われているため、太陽光が照射されても、腐葉土4の急激の温度上昇が防止され、又、夜間等において温度が急激に低下することがなく、急激な温度の変化から根を保護することができる。又、花に水が直接当たらないため、水の散水によって花が落下する現象を防止できて、花の寿命を長く持続させることができる。
又、水に肥料や殺虫剤を混入することにより、肥料や殺虫剤を根に直接効率良く供給することができて、肥料や殺虫剤の周囲への飛散を防止することができる。特に、殺虫剤については、外部への飛散が少ないので、人間の混雑した状況下でも危険なく殺虫剤を用いることができる。
更に、水供給管10から供給された水が、連通部8bの排水孔13から外部へ溢れ出ることにより、水貯留部6内において水が一杯になっていることを目視することができるため、必要以上の水の供給を防止することができるものである。
更に、この実施形態においては、水貯留部6の散水孔12が防草シート14で被われているため、植物Sの根が水貯留部6の散水孔11に入り込むことが無い。このため、散水孔11が植物の根によって詰まる虞がない。
図6及び図7は、第2実施形態を示す。この第2実施形態の水貯留部6は、第一水貯留部31と第二水貯留部32と第三水貯留部33と第四水貯留部34と第五水貯留部35を備えた構成である。
第一水貯留部31は、垂直方向に配設され、上端には水供給口36が形成されている。この第一水貯留部31は水平に配置された第二水貯留部32によって第三水貯留部33に連結されている。第三水貯留部33は垂直方向に配設されている。この第三水貯留部33は、上端が腐葉土4(図6中、1点鎖線で示す)の表面4aから上方に僅か突出する長さに形成され、この第三水貯留部33の上端面には排水孔37が形成されている。前記第四水貯留部34は水平方向に配設されている。この第四水貯留部34は、前記第三水貯留部33を囲むようにU字状に形成されている。この第四水貯留部34の一端は、前記第一水貯留部31に連通し、他端は閉塞している。前記第五水貯留部35は前記第四水貯留部34の下位において水平方向に配設されている。この第五水貯留部35は、前記第三水貯留部33を囲むようにU字状に形成されている。この第五水貯留部35の一端は、前記第一水貯留部31に連通し、他端は閉塞している。前記第一水貯留部31,第二水貯留部32,第三水貯留部33,第四水貯留部34、第五水貯留部35の周面には複数の散水孔38が形成され、第1実施形態と同様に防草シート39で被われている。この散水孔38の口径は、上側に位置する散水孔38の口径に比較して、下側に位置する散水孔38の口径が徐々に小径になるように形成されている。又、この散水孔38の個数は、上側に位置する散水孔38の個数に比較して、下側に位置する散水孔38の個数が徐々に少なくなるよう形成されている。
前記第一水貯留部31の水供給口36には、水供給管(図示せず)が連結されて、水が供給されるようになっている点については第一実施形態と同様である。又、容器1の下面には、キャスターKが取付けられて、任意の位置に移動できるようになっている。尚、容器1は、前述の第1実施形と同様に、吊下げ出来るようにしても良いことは勿論である。
次にこのように構成された第2実施形態の作用について説明する。水道の蛇口等の水供給源から水供給管に流れ込んだ水は水供給管内を流通し、第一水貯留部31に流れ込む。この第一水貯留部31に流れ込んだ水は、第二水貯留部32、第三水貯留部33、第四水貯留部34、第五水貯留部35を流通しながらこれら第一水貯留部31、第二水貯留部32、第三水貯留部33、第四水貯留部34、第五水貯留部35に貯留される。これら第一水貯留部31、第二水貯留部32、第三水貯留部33、第四水貯留部34、第五水貯留部35に貯留された水は、散水孔38から腐葉土4内へ散水され、腐葉土4を湿らせる。又、前記散水孔38から腐葉土4内へ向けて散水されずに残った余分の水は第二貯留部32の上端に形成された排水孔37から外部へ排水されることにより、腐葉土4へ供給される水が必要以上の水量に達していることが目視される。
又、この第2実施形態においては、図6に示すように、籠16(図中、2点鎖線で示す)は円筒状に形成されている。又、図7は第2実施形態のプランター装置2に植物が植付けられた状態を示す。
図8及び図9は第3実施形態を示す。図8は側面図を示し、図9は図8の上面図を示す。この第3実施形態においては、水貯留部6が、第一水貯留部41、第二水貯留部42,第三水貯留部43,第四水貯留部44、第五水貯留部45によって形成されている。第一水貯留部41は水平方向配置され、その中央部からは上方に向けて連結管46が連結されている。連結管46の上端には水供給口47が開口している。第一水貯留部41の一端は閉塞端になり、他端には第二水貯留部42が連結されている。第二水貯留部42は垂直方向に配置されている。第二水貯留部42には第三水貯留部43及び第四水貯留部44が連結されている。これら第三水貯留部43及び第四水貯留部44は水平方向に配置されている。第三水貯留部43の先端は閉塞している。又、第四水貯留部44の先端には第五水貯留部45が連結されている。この第五水貯留部45は垂直方向に配置されている。この第五水貯留部45の上端には排水孔48が形成され、余分の水が排水されるようになっている。これら第一水貯留部41、第二水貯留部42,第三水貯留部43,第四水貯留部44、第五水貯留部45には、複数の散水孔49が形成されている。この散水孔49の口径は、上側に位置する散水孔49の口径に比較して、下側に位置する散水孔49の口径が徐々に小径になるように形成されている。又、この散水孔49の個数は、上側に位置する散水孔49の個数に比較して、下側に位置する散水孔49の個数が徐々に少なくなるよう形成されている。この散水孔49は防草シート50で被われている。
この第3実施形態においては、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる上に、以下のような作用効果を奏することができる。即ち、この第3実施形態においては、図9に示すように、第一水貯留部41、第二水貯留部42,第三水貯留部43,第四水貯留部44、第五水貯留部45が1つの平面内という狭い範囲内に収まった構造であるため、第2実施形態に比較して、これら第一水貯留部41、第二水貯留部42,第三水貯留部43,第四水貯留部44、第五水貯留部45が植物Sの根の生育を阻害することが少ない。
図10は第4実施形態を示す。この第4実施形態の特徴は、第4実施形態と比較して、第三水貯留部43と第四水貯留部44との間に第六水貯留部51を水平方向に設け、この第六水貯留部51に散水孔49を形成し、防草シート50で被った点にある。この第4実施形態においては、第3実施形態と比較して第六水貯留部51からも腐葉土4に水を散水することができるものである。
図11は、第5実施形態を示す。この第5実施形態の特徴は、容器61を不織布で形成し、この容器61の底部62にはこの底部62の周縁部63から中心部64に向けて下向きに傾斜する傾斜部65を形成した点にある。
次に、図12に基づき、この第5実施形態の容器の製造について説明する。図12は、第5実施形態の容器の展開図を示す。先ず、同図12に示すように、不織布66を略扇形に裁断する。この扇形の不織布66は、外周側の円弧部67と、内周側の直線部68と、外周側と内周側とを接続する側縁部69,69とで扇形に囲まれた形状である。この直線部68は、一対の第1直線部70,70と、一対の第2直線部71,71とから構成されている。側縁部69と第1直線部70とは交点Aにおいて交差し、第1直線部70と第2直線部71とは交点Bにおいて交差し、第2直線部71,71同士は交点Cにおいて交差している。交点Aと円弧部67との距離をL1とし、交点Bと円弧部67との距離をL2とし、交点Cと円弧部67との距離をL3とすると、L1=L3であって、L2>L1,L3である。
その後、交点Cを通る折畳み線72(図中、点線で示す)を中心にして、扇形の不織布66を2つに折畳んで、側縁部69,69同士を重ね合せ、第2直線部71,71同士を重ね合わせ、更に、第1直線部70,70同士を重ね合わせる。次に、このように重ね合わせた側縁部69,69同士、第2直線部71,71同士、及び第1直線部70,70同士を接着、又は逢着する。これにより、図11に示すように、上面73のみが開口した容器61が完成する。このように形成された容器61の底部62には、底部62の周縁部63から中心部64に向けて下向きに傾斜する傾斜部65,65が形成される。そして、容器61の中心に紐や鎖74等の上端を取り付け、その下端側は下方へ垂れ下げる。紐や鎖74等には、途中に装飾具75を取付ける。このように製造された容器61内に、上面から腐葉土を収容して植物を植え、必要に応じて散水する。散水されて容器61の底部62に貯留した余分の水は、底部62の傾斜部65,65に沿って流れて底部62の中心部64に集まる。容器61の底部62の中心に集まった余分の水は、底部62の中心部64から容器61外へ染み出し、紐や鎖74を伝わって下方へ排水される。尚、前記容器61の上縁の外周には外周に沿って装飾布76を逢着するようにしても良い。
図13乃至図15は、前記第5実施形態の容器61を載置する載置台81を示す。図13に示す載置台81は、基台部82と、柱部83と、支持部84とを備えた形状である。前記載置台81が転倒しないように、前記基台82は4角形に形成されている。前記支持部84は略円形に形成され、前記柱部83の途中に複数設けられている。図13に示すように、このように形成された支持部84の上側からこの支持部84内に容器61を落とし込むようにして支持部84内に容器61を収容して吊下げる。この場合、容器61に設けられた装飾布76が支持部84に被さることにより、容器61は支持部84に支持されることができて、下方に落下しない。前記基台部82に握り部85を設け、又、柱部83の上端に吊下げ部86を設けても良い。このように、握り部85、吊下げ部86を形成した場合、作業者は、握り部85を握り締めて、任意の場所に持ち運びでき、又、吊下げ部86を吊下げながら任意の場所に移動して設置することができる。
このように、容器61を吊下げて支持した載置台81は、机上等に載置することにより、机上等の装飾具として使用することができる。
図14,図15に示す載置台91は、3個の組合せ台92,93,94を組合せて形作ることができる。図14は、載置台91の側面図を示し、図15は載置台91を上側から観た平面図を示す。各組合せ台92,93,94は、組合せ基台95と、組合せ柱96と、各組合せ柱96の途中に設けられた支持部97とを備えた形状である。このように形成された各組合せ台92,93,94を組合せた載置台91は、図15に示すように、全体として略正三角形状の基台98と、該正三角形の中心から立設した3本の組合せ柱96を備えた形状である。このような形態の載置台91も図13に示す載置台81と同様に、机上等の装飾具とし使用することができる。
プランター装置の斜視図である。(第一実施形態) プランター装置の一部を断面にした状態の側面図である。(第一実施形態) プランター装置の一部を構成する容器が収容される籠の斜視図である。(第一実施形態) 籠の一部を拡大して示す一部拡大図である。(第一実施形態) プランター装置を複数個配置した状態の示す図である。 腐葉土内に水貯留部を配置した状態の斜視図である。(第2実施形態) 植物を植付けた状態の側面図である。(第2実施形態) 腐葉土内に水貯留部を配置した状態の側面図である。(第3実施形態) 図8の平面図である。(第3実施形態) 腐葉土内に水貯留部を配置した状態の側面図である。(第4実施形態) プランターの外観図である。(第5実施形態) プランターの展開図である。(第5実施形態) プランターを載置して、装飾具として用いた場合の斜視図である。 プランターを載置して、別の装飾具として用いた場合の斜視図である。 図14の平面図である。 従来技術のプランターを示す斜視図である・
符号の説明
1 容器
2 プランター装置
4 腐葉土
6 水貯留部
9 水供給口
10 水供給管
12 散水孔
16 籠
19 引掛部
20 吊下部材
61 容器
81 載置台
91 載置台

Claims (12)

  1. 不織布で形成され、その内部に腐葉土が収容される容器と、該腐葉土内に埋設可能に設けられ、水供給口と散水孔とが形成された水貯留部と、上流側が水供給源に連結され、下流側が前記水貯留部の水供給口に着脱可能に連結される水供給管とを備え、
    前記不織布に孔を穿孔し、該孔から容器内に植物を差込んで腐葉土に植付け可能であることを特徴とするプランター装置。
  2. 前記水貯留部の水供給口と水供給管とが、可撓性の部材で連結されたことを特徴とする請求項1に記載のプランター装置。
  3. 前記水供給管に複数個の水貯留部が連結可能である事を特徴とする請求項1に記載のプランター装置。
  4. 前記水供給管内には、肥料、殺虫剤が混入可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプランター装置。
  5. 前記水貯留部は水平に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のプランター装置。
  6. 前記水貯留部は垂直に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のプランター装置。
  7. 前記容器は、籠内に配設可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のプランター装置。
  8. 前記籠は引掛け部を有していることを特徴とする請求項7に記載のプランター装置。
  9. 前記散水孔は、散水孔内への植物の根の侵入を防ぐ防草シートで被われていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のプランター装置。
  10. 前記散水孔の個数は、上側から下側へ向けて少なくしたことを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載のプランター装置。
  11. 前記散水孔の孔の口径は、上側から下側へ向けて小さくしたことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載のプランター装置。
  12. 内部に腐葉土が収容される容器を不織布で形成し、この容器の底部には、底部の周縁部から中心部に向けて下向きに傾斜する傾斜部を形成したことを特徴とするプランター装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013505708A (ja) * 2009-09-29 2013-02-21 ジュ、ジュン 濾過灌漑方法、濾過灌漑装置及びその製造方法

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