JP2006033394A - 撮影システム - Google Patents
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Abstract
【課題】手を使うことなく撮影装置を制御できる撮影システムを提供する。
【解決手段】撮影システム2は眼鏡型コントローラ3とデジタルカメラ4とを有する。眼鏡型コントローラ3は眼の前に位置する眼前部6と、眼前部6の両サイドに折り畳み自在に設けられた蔓部7とから構成される。眼前部6には瞬きを検知するための第1、第2赤外線センサ10、11が設けられている。眼鏡型コントローラ3とデジタルカメラ4とは無線で通信しており、これによりデジタルカメラの遠隔操作が可能となっている。蔓部7を開くと起動命令信号が眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラ4に送信され、デジタルカメラ4ではこれに応じて電源がオンされる。第1、第2赤外線センサ10、11からの出力信号を基に瞬きが検知されると、これに応じて眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラ4に命令信号が送信され、デジタルカメラ4は命令信号に応じて動作する。
【選択図】 図1
【解決手段】撮影システム2は眼鏡型コントローラ3とデジタルカメラ4とを有する。眼鏡型コントローラ3は眼の前に位置する眼前部6と、眼前部6の両サイドに折り畳み自在に設けられた蔓部7とから構成される。眼前部6には瞬きを検知するための第1、第2赤外線センサ10、11が設けられている。眼鏡型コントローラ3とデジタルカメラ4とは無線で通信しており、これによりデジタルカメラの遠隔操作が可能となっている。蔓部7を開くと起動命令信号が眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラ4に送信され、デジタルカメラ4ではこれに応じて電源がオンされる。第1、第2赤外線センサ10、11からの出力信号を基に瞬きが検知されると、これに応じて眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラ4に命令信号が送信され、デジタルカメラ4は命令信号に応じて動作する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮影装置とこの撮影装置を離れた場所から操作するための操作装置とを有する撮影システムに関するものである。
近年、撮影装置が普及し、様々な機能を有する撮影装置が考案されている。撮影装置には画像信号を出力する撮像素子、撮像素子からの画像信号を基に画像データを形成する信号処理回路等が備えられており、画像データは撮影装置に装着された記録メディアに記録される。撮影装置に液晶パネル等の画像表示器が備えられることは既に一般的になっており、この画像表示器にメニュー画像を表示したり、撮影で取得した画像を再生したりすることで撮影装置の利便性を高めていた。
撮影装置の利便性を高めるため、遠隔操作が可能な撮影装置が考案されている。例えば、無線通信機能を有する撮影装置と、この撮影装置と無線通信して撮影装置を制御する制御装置とを有する撮影システムでは、離れた場所からでも撮影装置を制御できるため、集合写真等を容易に撮影することができた。特許文献1には、ユーザの身に装着される制御装置と、この制御装置によって制御される電子機器とを有する端末システムが記載されており、制御装置を操作することによって電子機器を制御できるため電子機器を取り出したりする手間などを省くことができる。
しかしながら、デジタルカメラ等の撮影装置を遠隔操作するための制御装置は手で操作しなければならず、このため撮影装置を遠隔操作する場合には必ず少なくともどちらか一方の手は制御装置を操作しなければならなかった。また、制御装置を小型化することで、携帯するには便利であるが、小さくなったために紛失する可能性が高まることも考えられる。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡便に撮影装置を制御できる撮影システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の撮影システムでは、被写体の画像データを取得する撮影装置と、頭部に装着して前記撮影装置を制御する頭部装着型制御装置とを有し、頭部装着型制御装置に、左右のうち少なくともどちらか一方のまばたきを検知するまばたき検知手段と、まばたき検知手段によって検知されたまばたきに応じた命令信号の送信が可能な第1通信手段とを設け、撮影装置に、頭部装着型制御装置からの命令信号の受信が可能な第2通信手段と、第2通信手段が受信した命令信号に応じて動作を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。なお、第1通信手段と第2通信手段とは、第1通信手段から第2通信手段に命令信号を送信するだけでなく、第2通信手段から第1通信手段に画像データを送信することもできる。
また、頭部装着型制御装置は眼の前に位置する眼前部の両サイドに折り畳み自在に蔓部が設けられた眼鏡型コントローラであって、眼鏡型コントローラには蔓部が開かれているか否かを検知する検知部が設けられており、検知部によって蔓部が開かれていることが検知された場合に第1通信手段から起動命令信号が送信され、起動命令信号を受けて撮影装置の電源がオンすることを特徴とする。
また、頭部装着型制御装置に画像を表示する画像表示部を設け、画像表示部は前記撮影装置からの画像データを基にして画像を表示することを特徴とする。
また、撮影装置を頭部装着型制御装置に内蔵したことを特徴とする。
本発明の撮影システムによれば、被写体の画像データを取得する撮影装置と、頭部に装着して前記撮影装置を制御する頭部装着型制御装置とを有し、頭部装着型制御装置に、左右のうち少なくともどちらか一方のまばたきを検知するまばたき検知手段と、まばたき検知手段によって検知されたまばたきに応じた命令信号の送信が可能な第1通信手段とを設け、撮影装置に、頭部装着型制御装置からの命令信号の受信が可能な第2通信手段と、第2通信手段が受けた命令信号に応じて命令を実行する制御手段とを設けたことにより、まばたきに応じて第1通信手段から第2通信手段に命令信号が送信され、第2通信手段が受信した命令信号に応じて制御手段が命令を実行し、これによって、手を使うことなく撮影装置を制御することができ、より簡便に撮影装置の制御が可能な撮影システムを提供することができる。
また、頭部装着型制御装置は眼の前に位置する眼前部の両サイドに折り畳み自在に蔓部が設けられた眼鏡型コントローラであって、眼鏡型コントローラには蔓部が開かれているか否かを検知する検知部が設けられており、検知部によって蔓部が開かれていることが検知された場合に第1通信手段から起動命令信号が送信され、起動命令信号を受けて撮影装置の電源がオンすることにより、ユーザによって蔓が開かれたときには頭部装着型制御装置から撮影装置に起動命令信号が送信され、撮影装置の電源は起動命令信号の入力に応じてオンするため、これによってより利便性の高い撮影システムを提供することができる。
また、頭部装着型制御装置に画像を表示する画像表示部を設け、画像表示部は前記撮影装置からの画像データを基にして画像を表示することにより、撮影装置が取得した画像、例えば、撮影装置に装着された記録メディアに既に記録された画像や、被写体の画像を間欠的に示すスルー画像等を表示パネルに表示することができ、これによってより利便性の高い撮影システムを提供することができる。
また、撮影装置を頭部装着型制御装置に内蔵したことにより、撮影システムの持ち運びがより容易になり、さらに利便性の高い撮影システムを提供することができる。
図1に本発明の撮影システムの全体図を概略的に示す。撮影システム2は眼鏡型コントローラ3と撮影装置であるデジタルカメラ4とを有し、眼鏡型コントローラ3とデジタルカメラ4とは無線によって通信する。眼鏡型コントローラ3は、左右の眼の前に位置した眼前部6と、眼前部6の左右両サイドに折り畳み自在に設けられた蔓部7とからなる。眼前部6の両サイドには蔓部7の回動を検知する折り畳み検知部(図2参照)と、外部と無線通信を行う無線通信部(図2参照)とが備えられている。眼前部6には、左眼のまばたきを検知するための第1赤外線センサ10と右眼のまばたきを検知するための第2赤外線センサ11とが設けられている。各赤外線センサ10、11には、赤外線を投光する投光部と、反射した赤外線を受ける受光部とが設けられており、投光部は眼に向かって赤外線を投光し、受光部は眼または瞼によって反射された赤外線を受け、これに応じて赤外線センサからは信号が出力される。眼前部6の右の眼と対向する位置には画像を表示する表示パネル(画像表示部)14が設けられている。
デジタルカメラ4の前面には撮影レンズ20、ストロボ発行部25が露呈し、背面には大型の液晶パネル(図示省略)が設けられ、上部にはコマンドの実行をキャンセルするためのキャンセルボタン22が設けられている。デジタルカメラ4は無線通信機能を有しており、眼鏡型コントローラ3と無線で通信し、眼鏡型コントローラ3によって制御される。
図2に眼鏡型コントローラ3の概略的なブロック図を示す。眼鏡型コントローラ3には、第1、第2赤外線センサ10、11、まばたき検知部(まばたき検知手段)32、カウント部35、折り畳み検知部37、第1通信手段である無線通信インターフェース(以降、無線通信I/Fという)40、ROM42、SDRAM43,制御部45、表示制御部47、表示パネル14等が備えられている。折り畳み検知部37には蔓部7の回動に応じた信号を出力する回転スイッチ37aが含まれており、折り畳み検知部37では回転スイッチ37aからの信号を基にして蔓部7が折り畳まれているか、あるいは開かれているかを検知しており、両方の蔓部7が開かれているときには検知信号を出力する。
まばたき検知部32は、第1、第2赤外線センサ10,11から入力される入力信号を基に左右のまばたきの有無を検知する。各赤外線センサ10、11は受光部に入射する赤外線の強度に応じた信号を出力し、まばたき検知部32は各赤外線センサ10,11から入力される信号を閾値と比較してまばたきの有無を検知している。まばたき検知部32は、まばたきの検知に応じてまばたき検知信号を出力する。
カウント部35では、まばたきの数をカウントしている。まばたき検知部32はまばたきを検知するとこれに応じてまばたき検知信号を出力し、カウント部35ではこの検知信号を基にまばたきの回数を検知している。カウント部35は計数値に応じてカウント信号を出力する。
制御部45は折り畳み検知部32から入力される検知信号に応じて起動命令データを無線通信I/F40に入力する。また、カウント部35から入力されるカウント信号に応じてROM42から各種命令データを読み出して無線通信I/F40に入力する。例えば、左右どちらかのまばたきを1回だけ検知した場合には、撮影を開始させる撮影命令データを無線通信I/F40に入力し、左右両方のまばたきを1秒間に2回検知した場合には、モードを切り替えるモード切り替え命令データを入力する。また、左側のまばたきが1秒間に2回検知された場合には、ストロボ撮影に切り替えるストロボ撮影命令データを入力し、右側のまばたきを1秒間に2回検知した場合には、現在の選択を取り消すキャンセル命令データを入力する。なお、SDRAM43はROM42から読み出した各種命令データを一時的に記憶するなど、ワークエリアとして用いられる。
無線通信I/F40では、制御部45によって入力される各種命令データを無線方式に従って変調して送受信アンテナ49からデジタルカメラ4に送信する。例えば、起動命令データは起動命令信号に変調されてデジタルカメラ4に送信される。撮影命令データ、モード切り替え命令データ、ストロボ撮影命令データ、キャンセル命令データもそれぞれ、撮影命令信号、モード切り替え命令信号、ストロボ撮影命令信号、キャンセル命令信号に変換されてデジタルカメラ4に送信される。また、無線通信I/F40は、デジタルカメラ4からデータ送信される画像データを受け、受信した画像データを表示制御部41に入力する。
表示制御部47は、無線通信I/F40から入力される画像データを基に表示パネル14に入力するためのLCD用画像データを形成する。形成されたLCD用画像データは表示パネル14に入力され、表示パネル14には画像が表示される。これによって、例えば、無線通信I/F40からスルー画像データが入力された場合には表示パネル14にはスルー画像が表示され、無線通信I/F40にメニュー画像データが入力された場合には表示パネル14にはメニュー画像が表示される。
図3にデジタルカメラ4の概略的なブロック図を示す。デジタルカメラ4には、レンズ鏡筒50、CCDイメージセンサ52、タイミングジェネレータ54、モータコントローラ55、信号処理回路57、SDRAM59、画像処理回路60、圧縮処理回路62、メディアコントローラ64、ビデオインターフェース65、無線通信I/F(第2通信手段)67、制御部(制御手段)70等が備えられている。
レンズ鏡筒50内にはズーミングを行うズーム用モータと焦点調整を行うフォーカス用モータとが組み込まれており、これらのモータはモータコントローラ54によって駆動が制御されている。撮影レンズ20を通して被写体がCCDイメージセンサ52上に結像され、CCDイメージセンサ52上に結像された被写体像が画像信号に光電変換され、この画像信号が信号処理回路57に入力される。
信号処理回路57には相関二重サンプリング回路と増幅回路とA/D変換回路とが含まれており、相関二重サンプリング回路で画像信号がCCDイメージセンサ52の各セルごとのRGBアナログ信号に変換される。RGBアナログ信号は増幅回路で増幅され、A/D変換回路でデジタル変換されて画像データが形成される。この一連の動作は制御部70によって制御されており、制御部70はデジタルカメラ4の動作全般を制御している。
画像処理回路60は信号処理回路57で形成された画像データについて、ガンマ補正、輪郭補正等の各種補正を行う。補正された画像データはSDRAM59に一時的に記憶される。なお、SDARM59は信号処理回路から出力される画像データ等を一時的に記憶する。圧縮処理回路62は補正された画像データを所定の画質に圧縮する。メディアコントローラ64は圧縮処理された画像データをデジタルカメラ4に装着された記録メディア72に記録する。
ビデオインターフェース65は画像データを基にして液晶パネル74用のLCD画像データを形成し、LCD用画像データは液晶パネル74に入力され、液晶パネル74には画像が表示される。例えば、リプレイモード設定時では、記録メディア72から読み出された画像データを基にしてLCD用画像データが形成されて液晶パネル74に画像が表示される。また、静止画撮影モードではCCDイメージセンサ52からの画像信号が逐次処理されて液晶パネル74には所定のフレームレートで被写体の画像を表示するスルー画像が表示される。
無線通信I/F67は送受信アンテナ76から入力される各種命令信号を復調して制御部70に入力する。制御部70は命令信号に応じてデジタルカメラ4の動作を制御する。例えば、送受信アンテナ76が起動命令信号を受信すると無線通信I/F67は起動信号を復調して起動命令データを制御部70に入力する。送受信アンテナ76が撮影命令信号を受信したときは、これ基に制御部70に撮影命令データが入力され、モード切り替え命令信号を受信したときはモード切り替え命令データが制御部70に入力される。また、送受信アンテナ76がストロボ撮影命令信号を受信したときは、ストロボ撮影命令データが制御部70に入力され、キャンセル命令信号を受信したときは、キャンセル命令データが制御部70に入力される。
制御部70は各種命令データの入力に応じてデジタルカメラ4を動作させる。例えば、起動命令データの入力に応じて電源をオンし、これによりデジタルカメラ4は撮影が可能な状態となる。撮影コマンドが入力されたときは、これに応じて画像データが形成されて記録メディア72に画像データが記録される。ストロボ撮影命令データが入力されたときは、ストロボ発光部25を作動させて撮影を行う。モード切り替え命令データが入力されたときは、デジタルカメラ4の設定モードが切り替わり、設定モードはモード切り替え命令データの入力に応じて静止画撮影モード、リプレイモード、動画撮影モードと順に切り替わる。キャンセルコマンドが入力されたときは、現在実行されているメニューが中止される。
静止画撮影モードに設定された場合、CCDイメージセンサ52からの画像信号が逐次処理されたスルー画像データは無線通信I/F67を介して送受信アンテナ76から眼鏡型コントローラ3に送信される。リプレイモードに設定された場合には、既に記録メディア72に記録された画像のサムネイル画像が含まれたメニュー画像データが眼鏡型コントローラ3にデータ送信される。リプレイモードでは、眼鏡型コントローラ3からのリクエスト信号に応じて、記録メディア72から画像データが読み出され、読み出された画像データは眼鏡型コントローラ3に送信される。
本発明の作用について図4のフローチャートを用いて説明する。ユーザが眼鏡型コントローラ3の蔓部7を開くと、折り畳み検知部37から制御部45に検知信号が入力され、デジタルカメラ4に起動命令信号が送出される。デジタルカメラ4は起動命令信号を受けて電源がオンし、撮影が可能な状態となる。
ユーザが両目を1秒間に2回まばたきさせた場合には、デジタルカメラ4のモードが切り替わる。デジタルカメラ4が静止画撮影モードに設定されると、デジタルカメラ4はスルー画像データを眼鏡型コントローラ3に送信し、眼鏡型コントローラ3ではスルー画像データを基にして眼前部6に備えられた表示パネル14にスルー画像が表示される。静止画撮影モード時に左右どちらか一方がまばたきすると、眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラに撮影命令信号が入力され、デジタルカメラ4が撮影を開始する。撮影が開始されるとCCDイメージセンサ52からの画像信号が処理されて画像データが形成され、画像データはデジタルカメラ4に装着された記録メディア72に記録される。
左側のみを1秒間に2回まばたきさせた場合には、眼鏡型コントローラ3はデジタルカメラ4にストロボ撮影命令信号を送信し、これに応じてデジタルカメラ4はストロボ装置25を使用して撮影を行う。右側のみを1秒間に2回まばたきさせた場合には、眼鏡型コントローラ3はデジタルカメラ4にキャンセル信号を送信し、これに応じてデジタルカメラ4は現在実行中のイベントを中止する。
デジタルカメラ4のモードがリプレイモードに設定された場合、デジタルカメラ4から眼鏡型コントローラ3に、メニュー画像データが送信される。メニュー画像には記録メディア72に記憶された画像のサムネイル画像データが含まれており、ユーザのまばたきによって再生する画像が選択されると眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラ4にリクエスト信号が送出される。デジタルカメラ4では、眼鏡型コントローラ3からのリクエスト信号に応じて記録メディア72から画像データが読み出され、読み出された画像データは眼鏡型コントローラ3に送信される。眼鏡型コントローラ3では、デジタルカメラ4からの画像データを受けて表示パネル14にリクエストされた画像が表示される。
眼鏡型コントローラ3の蔓部7が折り畳まれると、これに応じて終了命令信号が眼鏡型コントローラ3からデジタルカメラ4に送信され、デジタルカメラ4では終了命令信号を受けて電源がオフされる。この実施形態では左右両方のまばたきが1秒間に2回検知された場合にはモード切り替え信号をデジタルカメラに送信し、一方のまばたきを1秒間に1回検知した場合には撮影命令信号をデジタルカメラに送信するようにしたが、まばたきに応じてどのような信号を送信するかはこれに限らない。例えば片方のまばたきを1秒間に1回検知することでモード切り替え信号が送信され、両方のまばたきを1秒間に2回検知することで撮影命令信号を送信するようにしてもかまわない。
なお、上記の実施形態では、頭部装着型制御装置は眼前部6の両サイドに蔓部7が折り畳み自在に設けられた眼鏡型コントローラであったが、頭部装着型制御装置の形状はこれに限らず、例えば、図5に示すような鉢巻型コントローラ80を用いて撮影装置を制御しても構わない。鉢巻型コントローラ80には眼前部82が設けられ、眼前部82には右眼に対して画像を表示する画像表示部(図示省略)と、右眼のまばたきを検知するための赤外線センサ(図示省略)とがバンド84に設けられている。バンド84の内周には圧力センサが設けられ、圧力センサから出力される信号を基に頭部に装着されているか否かが検知される。頭部に装着されていることが検知された場合にはこれに応じて起動命令信号が撮影装置に送信され、撮影装置が起動する。このように鉢巻型コントローラ80を用いて撮影装置を制御することもできる。
また、デジタルカメラの操作ボタンや、操作レバー等を少なくすることもできる。図6に示すようにデジタルカメラ4が頭部装着型制御装置によってのみ操作が可能なようにする場合には、デジタルカメラ4に操作用のボタンやレバーを設ける必要がなくなる。これによって例えばデジタルカメラ4の裏面全体に画像表示用の液晶パネル90を設けたりすることができ、デジタルカメラ4のデザインをよりシンプルにすることができる。
また、上記の実施形態では赤外線センサを用いてまばたきを検知したが、まばたきの検知方法はこれに限らず、例えば、イメージセンサを眼に対向させて配置し、このイメージセンサから出力される画像信号を基にまばたきを検知しても構わない。イメージセンサからの画像信号を基に眼の白身部分の面積を求め、この面積が予め定められた閾値未満であれば瞼が閉じていると判定して、まばたきの有無を検知することができる。
また、上記の実施形態では画像表示部には液晶パネルが用いられたが、画像の表示方法はこれに限らない。例えば、画像光を投影する投影装置と、投影装置からの画像光を表示するシート状の透明なプリズムとを用いて画像を表示することもできる。シート状の透明なプリズムに画像を表示することで、プリズムに画像が表示されていない場合にはプリズムを通して辺りを観察することができ、撮影装置を制御する必要がない場合でも快適に装着していられる頭部装着型制御装置を提供することができる。
また、上記の実施形態では頭部装着型制御装置と撮影装置とが別々であったが、本発明はこれに限らず、撮影装置を頭部装着型制御装置に組み込んでもよい。例えば、図7に示すように、頭部装着型制御装置94に撮影装置97を取り付ける。頭部装着型制御装置94と撮影装置97とは接続され、撮影装置97はまばたきに応じて動作する。撮影装置97には記録メディア99が着脱自在に装着可能であり、記録メディア99には撮影で取得した画像データが記録される。このように頭部装着型制御装置94と撮影装置97とを一体化することで持ち運びが容易になり、より利便性の高い撮影システムを提供することができる。
2 撮影システム
3 眼鏡型コントローラ(頭部到着型制御装置)
4 デジタルカメラ(撮影装置)
6 眼前部
7 蔓部
10 第1赤外線センサ
11 第2赤外線センサ
14 表示パネル(画像表示部)
32 まばたき検知部(まばたき検知手段)
37 折り畳み検知部(検知部)
40 無線通信インターフェース(第1通信手段)
67 無線通信インターフェース(第2通信手段)
3 眼鏡型コントローラ(頭部到着型制御装置)
4 デジタルカメラ(撮影装置)
6 眼前部
7 蔓部
10 第1赤外線センサ
11 第2赤外線センサ
14 表示パネル(画像表示部)
32 まばたき検知部(まばたき検知手段)
37 折り畳み検知部(検知部)
40 無線通信インターフェース(第1通信手段)
67 無線通信インターフェース(第2通信手段)
Claims (4)
- 被写体の画像データを取得する撮影装置と、頭部に装着して前記撮影装置を制御する頭部装着型制御装置とを有し、
前記頭部装着型制御装置に、左右のうち少なくともどちらか一方のまばたきを検知するまばたき検知手段と、前記まばたき検知手段によって検知されたまばたきに応じた命令信号の送信が可能な第1通信手段とを設け、
前記撮影装置に、前記頭部装着型制御装置からの命令信号の受信が可能な第2無線手段と、前記第2通信手段が受けた命令信号に応じて動作を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする撮影システム。 - 前記頭部装着型制御装置は眼の前に位置する眼前部の両サイドに折り畳み自在に蔓部が設けられた眼鏡型コントローラであって、前記眼鏡型コントローラには前記蔓部が開かれているか否かを検知する検知部が設けられており、
前記検知部によって前記蔓部が開かれていることが検知された場合に前記第1通信手段から起動命令信号が送信され、前記制御手段は前記起動命令信号を受けて前記撮影装置の電源をオンさせることを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。 - 前記頭部装着型制御装置に画像を表示する画像表示部を設け、
前記画像表示部は前記撮影装置からの画像データを基にして画像を表示することを特徴とする請求項1または2記載の撮影システム。 - 前記撮影装置を前記頭部装着型制御装置に内蔵したことを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の撮影システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004208989A JP2006033394A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | 撮影システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Country Status (1)
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2004
- 2004-07-15 JP JP2004208989A patent/JP2006033394A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061225 |