JP2006031324A - ダイオード回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】
小面積で集積可能なダイオード回路を形成することは困難であった。
【解決手段】
本発明のダイオード回路は、ソースが第1の入力端子に接続された第1のMOSトランジスタと、ソースが第2の入力端子に接続され、ゲートおよびドレインが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続された第2のMOSトランジスタ、および前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続された第1の抵抗性負荷を有する差動回路と、前記差動回路の出力に基づいて導通状態が制御される第3のMOSトランジスタとを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体集積回路にかかわり、特に回路中の2点の電位差に応じた信号を発生させる集積回路に関する。
半導体集積回路を利用した装置では、電源の低電圧化が進んでいる。電源の低電圧化に伴い、装置内で電圧を変換する回路が必要となっている。この電圧変換の一部に用いられる回路として図6に示すようなスイッチングレギュレータが知られている。このスイッチングレギュレータでは、制御回路51がPMOSトランジスタP51に与えるパルスを制御する。出力電位の調整は、このパルス制御およびショットキーダイオード52の特性を利用して行われている。このスイッチングレギュレータでは出力ノードV52の電位が目標電位より低い場合は、PMOSトランジスタP51がオン状態となる。ノードV52の電位が目標電位よりも高い場合にはPMOSトランジスタP51がオフ状態となる。
また、図6に示した回路では、平滑回路53内のコイルの起電力の影響により、ノードV51の電位が接地電位Vss以下となる場合が有る。この場合はショットキーダイオードを介して接地電位VssからノードV51に対して電流が流れる。
特許文献1に記載の技術では、図6の回路のショットキーダイオードの代わりに、電圧比較器、論理ゲート、スイッチを用いて上述の動作を実現している。
特開2000−92824
ショットキーダイオードを利用した場合は、ショットキーダイオードは外付け部品とする必要がある。そのため、小型の集積回路として形成することは困難であった。特許文献1に記載の技術では、接地電位とノードV1の電位の比較結果に基づいた信号を生成するために電圧比較器、論理ゲートが利用されている。この信号に基づいてスイッチが駆動するため、回路面積が大きくなってしまうという問題があった。
本発明のダイオード回路は、ソースが第1の入力端子に接続された第1のMOSトランジスタと、ソースが第2の入力端子に接続され、ゲートおよびドレインが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続された第2のMOSトランジスタ、および前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続された第1の抵抗性負荷を有する差動回路と、前記差動回路の出力に基づいて導通状態が制御される第3のMOSトランジスタとを有している。
この構成により、集積化可能なダイオード回路を提供することが可能である。
また、前記第2のMOSトランジスタのドレインに接続された第2の抵抗性負荷を有することも可能である。
さらに、前記第1の抵抗性負荷は前記第1及び第2のMOSトランジスタと異なる導電型の第4のMOSトランジスタであるとすることが可能である。
また、前記第2の抵抗性負荷は、前記第4のMOSトランジスタにカレントミラー接続された前記第4のMOSトランジスタと同一導電型の第5のMOSトランジスタであるとすることが可能である。この構成により、第1のMOSトランジスタに流れる電流に対応する電流が第2のMOSトランジスタに流れる。
本発明のダイオード回路は、前記第4のMOSトランジスタにカレントミラー接続された第6のMOSトランジスタと、前記第6のMOSトランジスタに直列に接続された第1の抵抗を有し、前記差動回路の出力は前記第6のMOSトランジスタと前記第1の抵抗との間のノードから出力するとすることも出来る。この構成により、第3のMOSトランジスタの正確な制御が可能となる。
また、前記第1の入力端子と前記第1のMOSトランジスタとの間に接続された第2の抵抗を有していても良い。この抵抗により、第1のMOSトランジスタに流れる電流を調整することが可能である。
また、前記第1および第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、回路起動時に所定の電位を与える起動回路を有していてもよい。起動回路により回路起動時の動作を安定させることが可能である。
あるいは、前記第1および第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、回路動作中に所定の固定電位を与えるバイアス回路を有していてもよい。バイアス回路により、第1、第2のMOSトランジスタのゲートに安定した電圧を供給することが可能である。
本発明により、小型で集積化が可能なダイオード回路を提供することが可能となる。
実施の形態1
以下、図面を用いて本発明について詳細に説明する。図1は本発明のダイオード回路を用いて、スイッチングレギュレータを構成した様子を示す模式図である。図1の回路は一般的に降圧型スイッチングレギュレータと呼ばれ、制御回路1、スイッチSW1、スイッチSW2、比較回路20、平滑回路3及び負荷回路4を有している。制御回路1はフィードバック制御を行い、出力ノードV2の電位が目標電位に達するように制御信号PWMを出力する回路である。制御回路1はノードV2の電位が目標電位より低い場合は"L"レベルの"H"レベルに対する比率がそれ以前よりも大きな信号を生成し、スイッチSW1に与える。
スイッチSW1は、電源電位VddとノードV1の間に接続されたPMOSトランジスタP1である。PMOSトランジスタP1のゲート電極には、制御信号PWMが与えられている。PMOSトランジスタP1は、制御信号PWMが"L"のときにオン状態となる。
スイッチSW2と比較回路20はダイオード回路2を構成している。比較回路20は、接地電位VssとノードV1の電位を比較し、その比較結果に対応したレベルの比較結果信号を出力している。スイッチSW2は接地電位VssとノードV1との間に接続されたNMOSトランジスタN1である。NMOSトランジスタN1のゲートには、比較回路20の比較結果信号が与えられている。このダイオード回路2では、ノードV1の電位が接地電位Vssよりも低い場合にNMOSトランジスタN1が導通状態となる。一方、ノードV1の電位が接地電位Vss以上の場合はNMOSトランジスタN1が非導通状態となる。つまり、この比較回路20とNMOSトランジスタN1の動作は、アノードに接地電位Vssが接続され、カソードにノードV1が接続されたダイオードの動作に等しいといえる。このダイオード回路2の詳細については後述する。
平滑回路3は、ノードV2の電位を平滑にするための回路である。平滑回路3は、周知の構成であり、コイル5およびコンデンサ6を有している。負荷回路4はノードV2から電位が供給される任意の負荷である。図1ではこの負荷回路4を抵抗として表現している。
図1に示した回路では、ノードV2の電位が目標電位より低い場合、制御回路1により"L"レベルの"H"レベルに対する比率がそれ以前より大きな制御信号PWMが出力される。制御信号PWMが"L"レベルの場合、PMOSトランジスタP1はオン状態となる。PMOSトランジスタP1がオン状態となるため第1の電源電位VddがノードV1に接続される。
ノードV2の電位が目標電位より高い場合は、制御回路1により"H"レベルの"L"レベルに対する比率がそれ以前よりも大きな制御信号PWMが出力される。制御信号PWMが"H"レベルの場合、PMOSトランジスタP1はオフ状態となる。ここで、ダイオード回路2は以下の動作をする。ノードV1の電位<接地電位Vssの場合、NMOSトランジスタN1はオン状態となる。NMOSトランジスタがオン状態となることで、第2の電源電位である接地電位VssがノードV1に接続される。ノードV1の電位>接地電位Vssの場合は、NMOSトランジスタ3がオフ状態となる。NMOSトランジスタがオフ状態となることで、接地電位VssとノードV1との間は電気的に切断される。
実施の形態1のスイッチングレギュレータ回路では、この動作によりノードV1と接地間に断続的に電力が供給される。この断続的に供給された電力は上述の平滑回路3により出力電位を平滑化される。平滑化された電位はノードV2から負荷回路4に供給される。
そこで、上述のダイオード回路2について詳細に説明する。図2は、比較回路20及びNMOSトランジスタN1を示す回路図である。
図2に示すように比較回路20は第1の入力端子21、第2の入力端子22、出力端子23、起動回路25、PMOSトランジスタP2、P3、P4、NMOSトランジスタN2、N3および抵抗R1、R2を有している。なお、図2では起動回路25が比較回路20の中に含まれるように示してあるが、起動回路25は比較回路20に含まれる必要はない。比較回路20内に起動回路25が存在しない場合は、他の回路から起動用の信号を受け取る構成としても良い。
第1の入力端子21は図1に示すノードV1に接続されている。第2の入力端子22は接地電位Vssに接続されている。電源電圧Vddと第1の入力端子の間にPMOSトランジスタP2、NMOSトランジスタN2および抵抗R1が直列に接続されている。電源電位Vddと第2の入力端子22との間にPMOSトランジスタP3、NMOSトランジスタN3が直列に接続されている。電源電位Vddと第2の入力端子の間にPMOSトランジスタP4及び抵抗R2が直列に接続されている。
各素子の接続について詳細に説明する。PMOSトランジスタP2はソースが電源電位Vddに接続され、ドレインがNMOSトランジスタN2のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP2のゲートは、ドレインに接続されている。PMOSトランジスタP3はソースが電源電位Vddに接続され、ドレインがNMOSトランジスタN3のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP3のゲートは、PMOSトランジスタP2のゲート及びドレインに接続されている。このPMOSトランジスタP2とP3は、ゲートが共通接続されたカレントミラーを形成している。PMOSトランジスタP4のソースは電源電位Vddに接続され、ドレインは抵抗R2に接続されている。PMOSトランジスタP4のゲートは、PMOSトランジスタP2のゲートおよびドレインに接続さている。PMOSトランジスタP2とP4も、ゲートが共通接続されたカレントミラーを形成している。
NMOSトランジスタN2のソースは抵抗R1に接続されドレインはPMOSトランジスタP2のドレインに接続されている。NMOSトランジスタN2のゲートは、起動回路25に接続されている。NMOSトランジスタN3のソースは入力端子22を介して接地電位Vssに接続され、ドレインはPMOSトランジスタP3のドレインに接続されている。NMOSトランジスタN3のゲートはドレイン及び起動回路25に接続されている。
抵抗R1は、NMOSトランジスタN2のソースと第1の入力端子21の間に接続されている。抵抗R2は、PMOSトランジスタP4のドレインと第2の入力端子22との間に接続されている。
以上のように構成された比較回路20の出力端子23は、PMOSトランジスタP4と抵抗R2の間のノードV23に相当する。スイッチSW2であるNMOSトランジスタN1のゲートには、比較回路20の出力が与えられている。NMOSトランジスタN1のソースは接地電位Vssに接続され、ドレインは図1のノードV1に接続されている。
この比較回路20及びNMOSトランジスタN1で構成された回路の動作について説明する。図3(a)〜(c)は、第2の入力端子を接地電位Vssとし、第1の入力端子に入力される電位を変化させたときの様子を示す図である。図3(a)はNMOSトランジスタN1のゲートに与えられる電位を示す。図3(b)は電源電位VddからPMOSトランジスタP2に流れるドレイン電流を示す。図3(c)は第2の入力端子23から第1の入力端子へと流れる電流を示す。
上述のように構成された回路では、NMOSトランジスタN3はドレインとゲートが接続されている。そのためNMOSトランジスタN3のソース・ドレイン間の電位差はNMOSトランジスタN3の閾値電圧Vthとなる。つまり、NMOSトランジスタN2のゲートは、NMOSトランジスタN3のソース電位+閾値電圧Vthに相当する電位が与えられている。ここで、NMOSトランジスタN2とN3はその特性が等しくなるよう作られているため、閾値電圧Vthは等しい。第2の入力端子22に入力される電位が接地電位であるため、NMOSトランジスタN2のゲートには、閾値電圧Vthが与えられる。
この状態で、第1の入力端子21に与えられている電位(ノードV1の電位)が、接地電位Vssよりも低くなった場合、(図1で、平滑回路のコイル内を右向きに電流が流れる場合)NMOSトランジスタN2のソース電圧も低くなる。したがってNMOSトランジスタN2のゲート・ソース間電圧VgsN2が閾値電圧Vthよりも大きくなる。この結果、電源電位Vddから、PMOSトランジスタP2、NMOSトランジスタN2、抵抗R1を介して第1の入力端子21へと流れる電流IdN2が発生する。(図3(b)参照)
PMOSトランジスタP2に電流が流れると、PMOSトランジスタP2とカレントミラーを構成しているPMOSトランジスタP4にも電流が流れる。電流が流れることにより、抵抗R2による電圧降下が発生する。したがって、出力端子23の電位は、その分上昇することとなる。
抵抗R2による電圧降下のため、NMOSトランジスタN1のゲート電位VgN1が上昇する。(図3(a)参照)このとき、NMOSトランジスタN1のドレインはノードV1に接続されているため、NMOSトランジスタN1のゲート・ドレイン間の電圧VgdN1が増加する。
基本的にMOSトランジスタはソースとドレインが同じ構造である。したがって、このVgdN1がNMOSトランジスタN1の閾値電圧よりも大きければ、NMOSトランジスタN1はオン状態となる。つまり、NMOSトランジスタN1のドレインはソースとして動作する。ノードV1の電位は接地電位Vssよりも低いため、この場合はNMOSトランジスタN1のソース側(接地電位側)からドレイン側(ノードV1側)に向って電流IsN1が流れる。(図3(c)参照)
一方、ノードV1の電位が接地電位Vss以上になった場合は、NMOSトランジスタN2のゲート・ソース間電圧が閾値電圧Vthよりも小さくなる。よって、NMOSトランジスタN2がオフ状態となる。PMOSトランジスタP2、NMOSトランジスタN2を流れる電流がなくなるため(図3(b)参照)、PMOSトランジスタP4にも電流が流れなくなる。その結果、NMOSトランジスタN1のゲートに与えられる電位も減少する。(図3(a)参照)出力端子23がNMOSトランジスタN1の閾値電圧以下となれば、NMOSトランジスタN1はオフ状態となる。したがってノードV1と接地電位との間に電流は流れない。(図3(a)および(c)参照)
なお、上述した比較回路20ではトランジスタN2、N3のゲートは起動回路25に接続されている。一連の動作において、起動回路25は、NMOSトランジスタN2、N3の初期のゲート電圧を安定させるための回路として動作する。回路起動時にNMOSトランジスタN2、N3の電位が例えば接地電位Vssのレベルであった場合、第1の入力端子21に与えられる電位が−Vth以下にならないと、比較回路20が動作しない。しかし、起動時に所定の電位をNMOSトランジスタN2、N3のゲートに与えてやることで回路起動時の動作が安定する。なお、この電圧は起動時にのみ与えるものとしても良いが安定動作のために時間をおいて定期的に与えるものでも良い。
以上の動作をまとめると、比較回路20は、NMOSトランジスタN2とN3のソースを、差動入力対とし、PMOSトランジスタP2、P3を抵抗性負荷とした差動回路ということが可能である。この差動回路(比較回路20)は、第2の入力端子の電位よりも低い電位が第1の入力端子に入力された場合、NMOSトランジスタN1をオン状態とするような信号を出力する。
一般に差動入力はゲートに入力されるが、この実施の形態1では、NMOSトランジスタN2、N3のソースに入力されている。ゲートが差動入力となった場合、回路を高速化するためにはNMOSトランジスタN2、N3に流れる電流を増加させなければならない。高速化のために、NMOSトランジスタN2、N3のサイズ(ゲート幅W)を大きくするとゲート容量が増加するため、高速化が充分に図れない。本発明のように、NMOSトランジスタN2、N3のソースを差動入力とすることでゲート容量の影響を受けずに、高速に動作する差動回路とすることが出来る。
一般に、差動入力対の出力は、差動入力対をなすトランジスタと抵抗性負荷との間のノードから取り出される。本発明においても、NMOSトランジスタN3とPMOSトランジスタP3の間のノードを差動回路の出力とし、NMOSトランジスタN1のゲートに与える構成とすることは可能である。このような構成とした場合、各トランジスタのサイズやバランスを極めて精密に調整することにより、実施の形態1と同様の動作が可能となる。
実施の形態1では、上記の構成の代わりに、カレントミラー構成のPMOSトランジスタP4を利用して差動回路の出力端子23を形成している。NMOSトランジスタN1のゲートに与える電位は、抵抗R2による電圧降下に相当する電位である。抵抗R2の値を適宜調節することにより、差動回路の出力に基づいて、NMOSトランジスタN1をオン状態とすることが出来る。
また第1の入力端子とNMOSトランジスタN2の間には抵抗R1が接続されている。この抵抗R1の存在により、電源電位VddからノードV1へと流れる比較回路20内の電流が大きくなりすぎてしまうのを防ぐことが可能となる。
ここで、比較回路20の第1の入力端子及びNMOSトランジスタN1のドレインは、ともにノードN1に接続されている。また、比較回路の第2の入力端子及びNMOSトランジスタN1のソースもともに接地電位に接続されている。この点に着目すると、図2に示した回路は図4に示した回路と同等の回路である。上記の動作を踏まえたうえで比較回路の第1の入力端子21をカソード端子、第2の入力端子22をアノード端子とすれば、比較回路20およびNMOSトランジスタN1は、ダイオードと等価な動作をする回路であることがわかる。
実施の形態1では、図4に示すようなダイオード回路2を用いてスイッチングレギュレータを構成することにより、外付けのショットキーダイオードを用いることなく、集積回路化が可能である。
また、従来の比較回路と論理ゲートを用いた構成に比べて、回路規模を削減でき小面積化が可能である。また本発明では比較対照となる電位の差動入力部をソース入力としているため、入力電位の変化に対し、高速な動作が可能である。そのため、電力の小さい携帯電話のような小電力用のスイッチングレギュレータにも、本発明のダイオード回路2が利用可能で有る。また、第1の入力端子21の電位変化に対応した電流が流れるカレントミラーの構成から、抵抗R2の電圧降下を用いてNMOSトランジスタN1のオン・オフを制御するので、抵抗R2の抵抗値の設定によりこの動作を確実に行うことが可能である。
実施の形態2
図5は、本発明の実施の形態2に関する等価ダイオード回路を示す回路図である。この実施の形態2では、図2に示す比較回路20の構成を変えてダイオード回路を構成したものである。なお、図1から3と同一の構成に関しては同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示す回路は、図2および図3に示した回路と同様のNMOSトランジスタN1、N2、N3、PMOSトランジスタP2、P4、および抵抗R1、R2を有している。実施の形態2の回路では、図2および図3のPMOSトランジスタP3が削除されている。NMOSトランジスタN3のゲートおよびドレインはバイアス回路45に接続され、電源電位Vdd側には接続されない構成となっている。
図4に示した回路において第2の入力端子に接地電位が与えられ、第1の入力端子に接地電位よりも低い電圧が与えられた場合の動作は実施の形態1と同様である。ただし、実施の形態2では、NMOSトランジスタN2のゲート、NMOSトランジスタN3のゲートおよびドレインがバイアス回路45に接続されている。このバイアス回路は回路起動後、所定の固定電位を発生させる回路である。したがって、この固定電位に応じてNMOSトランジスタN2、N3のゲート電位が決められるため、NMOSトランジスタN2に電流が流れ始めるノードV1の電位が変化してくる。ここで、この固定電位は、比較回路20としての応答時間と電流を考慮して最適な電位を与えるように設定する。
このような構成とすると、NMOSトランジスタN2およびN3のゲートには、動作速度を考慮した最適の電位が常にバイアスされ、第1の入力端子21の電位の変化に、より高速に対応することが可能となる。
以上、詳細に説明したように本発明によれば小型で集積化可能なダイオード回路を形成することが可能である。また、差動入力の入力端子をソース電極としたため高速動作が可能である。そのため、電力の小さいところで用いられるDC−DCコンバータのスイッチングレギュレータのダイオード回路として利用することが可能である。
以上、実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明のダイオード回路はスイッチングレギュレータに限らず、ダイオード回路として適宜利用されてもよい。
本発明に関わるスイッチングレギュレータの構成を示す回路図である。 実施の形態1のダイオード回路を示す回路図である。 実施の形態1のダイオード回路の動作を示す図である。 図2に示す回路をまとめて示した回路図である。 実施の形態2のダイオード回路を示す回路図である。 従来のスイッチングレギュレータを示す回路図である。
符号の説明
1 制御回路
2 ダイオード回路
3 平滑回路
4 負荷回路
5 コイル
6 コンデンサ
20 比較回路
21 第1の入力端子
22 第2の入力端子
23 出力端子
25 起動回路
45 バイアス回路
N1〜N3 NMOSトランジスタ
P1〜P4 PMOSトランジスタ
R1、R2 抵抗

Claims (8)

  1. ソースが第1の入力端子に接続された第1のMOSトランジスタと、ソースが第2の入力端子に接続され、ゲートおよびドレインが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続された第2のMOSトランジスタ、および前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続された第1の抵抗性負荷を有する差動回路と、
    前記差動回路の出力に基づいて導通状態が制御される第3のMOSトランジスタとを有するダイオード回路。
  2. 前記第2のMOSトランジスタのドレインに接続された第2の抵抗性負荷を有することを特徴とする請求項1に記載のダイオード回路。
  3. 前記第1の抵抗性負荷は前記第1及び第2のMOSトランジスタと異なる導電型の第4のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のダイオード回路。
  4. 前記第2の抵抗性負荷は、前記第4のMOSトランジスタにカレントミラー接続された前記第4のMOSトランジスタと同一導電型の第5のMOSトランジスタであることを特徴とする請求項2あるいは3に記載のダイオード回路。
  5. 前記第4のMOSトランジスタにカレントミラー接続された第6のMOSトランジスタと、
    前記第6のMOSトランジスタと前記第2の入力端子との間に直列に接続された第1の抵抗とを有し、
    前記差動回路の出力は前記第6のMOSトランジスタと前記第1の抵抗との間のノードから出力されることを特徴とする請求項3あるいは4に記載のダイオード回路。
  6. 前記第1の入力端子と前記第1のMOSトランジスタとの間に接続された第2の抵抗を有することを特徴とする請求項1乃至5に記載のダイオード回路。
  7. 前記第1および第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、回路起動時に所定の電位を与える起動回路を有することを特徴とする請求項1乃至6に記載のダイオード回路。
  8. 前記第1および第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、回路動作中に所定の固定電位を与えるバイアス回路を有することを特徴とする請求項1乃至6に記載のダイオード回路。
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