JP2006031212A - 設計支援方法およびそのシステム - Google Patents
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Abstract
製品開発で問題となる効果に対する最適解決策を決定する設計支援方法及びそのシステムを提供する。
【解決手段】
予め、階層展開される、少なくとも課題、問題効果、解決策及びリスクからなるデータをデータベースとして保存しておく保存ステップと、前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に適合する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを前記データベースから抽出して少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示し、さらに提示された解決策の中から、各解決策に対するリスクの評価および各解決策を実行するための制約条件の評価に基づいて最適解決策を抽出して前記画面表示により提示する抽出提示ステップとを有することを特徴とする設計支援方法である。
【選択図】 図3
Description
また、本発明は、前記抽出提示ステップにおいて、前記解決策に関連するリスクを前記データベースから抽出して前記画面表示して提示することを特徴とする。
また、本発明は、前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された問題効果を前記画面表示して提示することを特徴とする。
また、本発明は、前記抽出提示ステップにおいて、前記抽出された少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示する際、相互の関連も画面表示することを特徴とする。
また、本発明は、前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された解決策毎に、前記リスクの評価値を入力することによって算出されるリスク指数を前記画面表示して提示することを特徴とする。
また、本発明は、前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された解決策毎に、該解決策を実行するための制約条件の評価値を入力することによって算出される制約条件指数を前記画面表示して提示することを特徴とする。
また、本発明は、前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された解決策毎に、該解決策に対するリスクの評価および前記解決策を実行するための制約条件の評価に基づいて算出される総合指数または最終評価値を画面表示して提示することを特徴とする。
また、本発明は、不良又は不具合の現象を示す決定ステートメントを入力できる決定ステートメント入力部と、課題リストから前記入力された決定ステートメントに適合した課題を選択して入力できる課題入力部と、該課題入力部で入力された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを出力できる問題効果/解決策/リスク出力部とを有する画面を表示する表示手段を備えたことを特徴とする設計支援システムである。
また、本発明は、不良又は不具合の現象を示す決定ステートメントを入力できる決定ステートメント入力部と、課題リストから前記入力された決定ステートメントに適合した課題を選択して入力できる課題入力部と、該課題入力部で入力された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを出力できる問題効果/解決策/リスク出力部と、各解決策を実行するための制約条件とその評価値を入力できる制約条件入力部と、解決策毎に算出される総合指数または最終評価を表示できる最適解決策決定部とを有する画面を表示する表示手段を備えたことを特徴とする設計支援システムである。
(1)課題とした不良又は不具合の原因である問題となる効果(問題効果)を抽出する。
(2)抽出された問題効果を改善する解決策を立案する。
(3)立案された解決策を実施した場合のリスクを抽出する。
(4)立案された解決策に対するリスク、制約条件充足度を考慮して、最適な解決策を決定する。
まず、本発明に係わる設計支援システムの第1の実施の形態(解決策及びリスクを抽出するまで)について説明する。
図1は本発明に係わる設計支援システムの一実施の形態を示す概略構成図である。本発明に係わる設計支援システム1は、入力手段10と、出力手段20と、演算手段30と、データベース部40とから構成される。入力手段10は、キーボード11、マウス12等により構成される。出力手段20は、ディスプレー21、印刷手段22等により構成される。演算手段30は、CPU31とROM32とRAM33と入出力部34により構成される。そして、本発明に係わる抽出提示手段は、演算手段30とディスプレー21と入力手段10とによって構成される。またデータベース部40は、課題データベース41と、課題/問題効果データベース42と、問題効果/解決策データベース43と、解決策/リスクデータベース44と、最適解決策抽出データベース45とにより構成される。なお、最適解決策抽出データベース45は、第1の実施の形態では必要とするものでなく、第2の実施の形態で用いるものである。
図2に示す製品設計事例の場合、図3に示すように、解決すべきテーマであった課題(例えば不良又は不具合の現象)を決定する決定ステートメントS31において、入力手段10を用いて実データを入力してディスプレー21に表示し、例えばKJ法的に3次、2次、1次へとグルーピングして一般化することによって図4に示すように課題(例えば不良又は不具合の現象)が作成されて課題データベース41に保存しておくことになる(S311)。決定ステートメント1においては、実データから「脱落を防止する」という作用又は動作でグルーピングされ、「レバー」「押し釦」「切り替えSW」を「係合部品」として一般化(共通化)して2次または1次の課題として「係合部品脱落防止」が決定される。即ち、解決すべきテーマを、簡潔かつ一般化した表現(課題)に変換する。本設計事例の場合、解決すべきテーマは「レバーの脱落を防止する」であり、課題は「A1:係合部品脱落防止」となる。
次に、ステップS32において、決定ステートメントで決定した解決すべきテーマ(例えば不良現象)の実データを基に、不良又は不具合の発生原因を究明することによって問題効果(例えば不良又は不具合の発生要因)を抽出し、該問題効果を例えばKJ法的に3次、2次、1次へとグルーピングして一般化することによって図5に示すように問題効果が作成されて課題/問題効果データベース42に保存しておくことになる(S321)。決定ステートメント1に対する問題効果1においては、決定ステートメント1の実データを基に究明された不良又は不具合の発生要因の実データから「係合爪」で一般化(共通化)して「塑性変形量」でグルーピングすることによって問題効果1として「B1:係合爪塑性変形量」と決定される。即ち、図8に示す課題リスト中の各「課題」に対して、不良又は不具合が発生した原因を分析し、これを改善する際に問題となる効果(問題効果:不良又は不具合の発生要因)を抽出する。本設計事例の場合、以下のようになる。
(1)現象は「レバーが脱落した」であり、原因は「係合爪が塑性変形した」であり、その結果、問題効果(要因)はB1:「係合爪塑性変形量」となる。
(2)現象は「係合爪が塑性変形した」であり、原因は「レバー組付け時に、係合爪に大きな応力が作用した」であり、その結果、問題効果(要因)は「B2:係合爪組付応力」となる。
(3)現象は「係合爪が塑性変形した」であり、原因は「レバー組付け時にレバーに作用した応力が、係合爪の許容応力を上回った」であり、その結果、問題効果(要因)は「B3:係合爪許容応力」となる。
以上、課題「A1:係合部品脱落防止」に対する「問題効果」は、B1〜B3となる。
決定ステートメント3に対する問題効果3についても、実データから同様に問題効果1と同じ「B1:係合爪塑性変形量」と、問題効果2と同じ「B4:粘着部剥離強度」が決定される。
その結果、図7(a)に示す如く、一般化した「課題」と「問題効果」を関連付けるデータベース42が作成される。
次に、ステップS33において、問題効果抽出で抽出された問題効果(例えば不良原因)の実データを基に、解決策(例えば不良対策)を創出し、該解決策を例えばKJ法的に3次、2次、1次へとグルーピングして一般化することによって図6に示すように解決策が作成されて問題効果/解決策データベース43に保存しておくことになる(S331)。特に、解決策については、他の対象技術分野でも利用できるように、対象技術分野を特定しないように決定する。解決策1においては、問題効果1の実データを基に創出された対策の実データから対象技術分野である「係合爪」を特定しないで、「断面係数を大きくする」という共通技術でグルーピングすることによって解決策1として「C1:断面係数を大きくする」と決定される。即ち、図8に示す課題/問題効果リスト中の各「問題効果」に対して、これを解決する対策(解決策)を抽出する。本設計事例の場合、以下のようになる。
(1)問題効果は「B1:係合爪塑性変形量」であり、解決策は「C1:断面係数を大きくする『ことにより塑性変形しにくくする』」となる。
(2)問題効果は「B1:係合爪塑性変形量」であり、解決策は「C2:『つまみ部は硬く、係合爪部は柔軟性に富んだ材料で、』二色成形する」となる。
(3)問題効果は「B1:係合爪塑性変形量」であり、解決策は「C3:『レバーの主要機能である動作モード切替スイッチを、』筐体と一体成形する『ことにより押し釦に再配置する』」となる。
(4)問題効果は「B2:係合爪組付応力」であり、解決策は「C4:『レバーを軸方向に組付け後、回転により係合する構造に変更する』係合位置を変更する」となる。
(5)問題効果は「B3:係合爪許容応力」であり、解決策は「C5:『許容応力の大きい』材料に変更する」となる。
その結果、図7(b)に示す如く、一般化した「問題効果」と「解決策」を関連付けるデータベース43が作成される。
4.解決策/リスクデータベース44
次に、ステップS34において、解決策創出で創出された解決策(例えば不良対策)の実データを基に、リスク(例えば実現可能性)を抽出し、該リスクを例えばKJ法的に3次、2次、1次へとグルーピングして一般化することによってリスクが作成されて解決策/リスクデータベース44に保存しておくことになる(S341)。即ち、図7(d)に示す問題効果/解決策リスト中の各「解決策」に対して、これらの解決策を実施した場合に発生が予想されるリスクを抽出する。本設計事例の場合、以下のようになる。
(1)解決策は「C1:断面係数を大きくする」であり、リスクは「剛性が増すため、組付けに必要な圧入力が大きくなる可能性がある」から、「D1:圧入可能か」となる。
(2)解決策は「C2:二色成形する」であり、リスクは「成形金型形状が複雑になる、樹脂温度管理が難しくなる等の可能性がある」から、「D2:成形可能か」となる。
(3)解決策は「C3:筐体と一体成形する」であり、リスクは「筐体強度と釦としての柔軟性の両立が難しくなる可能性がある」から、「D2:成形可能か」となる。
(4)解決策は「C4:係合位置を変更する」であり、リスクは「回転係合に変えた場合、十分な係合強度が得られない可能性がある」から「D3:係合可能か」となる。
(5)解決策は「C5:材料を変更する」であり、リスクは「許容応力の大きい材料に変更した場合、材料費が高くなる可能性がある」から、「D4:材料費アップか」となる。
そして、各データベース41〜44について相互に展開される関係は、図8に示すような関係となり、設計支援システム1はこれらを出力してディスプレー21に表示することも可能である。
次に、本発明に係わる設計支援システムの第2の実施の形態(最適解決策まで決定又は抽出する)について説明する。
第2の実施の形態において、第1の実施の形態と相違する点は、設計支援システム1において、図1に示す最適解決策抽出データベース45に基づく図3に示す最適解決策抽出アルゴリズム46によりリスク・制約条件の評価を基に最適解決策を決定又は抽出することにある。なお、解決策を実行するための制約条件には、解決策が満足しなければならない必須制約条件と、解決策が満足することが望ましい希望制約条件とがある。
「解決策とリスクとの関連」ありとして◎を付されたリスク項目の隣のリスク評価欄に、リスクの評価値rijを入力する(S201)。リスク評価値rijは、そのリスクが実際に発生した場合の損失金額の期待値に相当する値である。よって、リスク評価値rijは、次の(1)式により算出する。
ここで、
pij:その解決策を実施した場合に発生が予想されるリスクの発生確率(10段階評価)
sij:そのリスクが実際に発生した場合の重大性(10段階評価)
勿論、リスク評価値rijは、リスクの発生確率pij、及び重大性sijを入力することによって演算手段30が上記(1)式に基づいて算出されてもよい。
A.必須制約条件入力欄:目標性能、改善費用、改善期限等のような、解決策が満足しなければならない制約条件を、「必須制約条件」として入力する(S202)。本設計事例では、「改善費用」「改善日時」「脱落不良率」を入力した。
B.必須制約条件情報欄:必須制約条件評価の根拠となる必須制約条件の充足状況に関する情報を、解決策毎に入力する(S202)。
C.必須制約条件評価欄:必須制約条件の評価値を、解決策毎に入力する。必須制約条件評価値mijは、必須制約条件が達成されているか、未達であるかを評価するものである。達成されている場合は例えばGOを、未達の場合は例えばNGを入力する(S202)。
A.希望制約条件入力欄:必須ではないが望ましい制約条件を、「希望制約条件」として解決策毎に入力する(S203)。本設計事例では、「高級品イメージを損なわない」「できるだけ従来技術を利用」「類似製品への展開が可能」を入力した。
B.希望制約条件情報欄:希望制約条件評価の根拠となる希望制約条件の充足状況に関する情報を、解決策毎に入力する(S203)。
C.希望制約条件評価欄:希望制約条件の評価値を、解決策毎に入力する(S203)。該希望制約条件評価値wijは、その制約条件が充足された場合の、技術的、経済的利益の期待値に相当する値である。
よって、希望制約条件評価値wijは、次の(2)式により算出することができる。
ここで、
iij:希望制約条件の重要度(10段階評価)
fij:解決策毎の希望制約条件充足度(10段階評価)
図19に示すように、「リスク評価値rij」「必須制約条件評価値mij」「希望制約条件評価値hij」の入力を受けた設計支援システム1における演算手段30は、最適解決策抽出データベース45から必要な関数を抽出し、「リスク指数Ri」「必須制約条件指数Mi」「希望制約条件指数Wi」を算出する。次に、演算手段30は、これらの指数から「総合指数Ti」を算出する。さらに、演算手段30は、総合指数から「最終評価」を決定し、入出力画面に表示する。
解決策毎に、その解決策を実施した場合に発生が予想される損失金額の期待値に相当する値を指数化する。リスク指数Riを、次の(3)式により算出する(S204)。
解決策毎に、全ての必須条件が達成されているか、未達であるかを指数化する。
必須制約条件指数Miを、次の(4)式により算出する(S205)。
ここで、GO=1、NG=0として計算し、Mi=1のときGO、Mi=0のときNGとする。
上記算出結果を、必須制約条件指数欄に自動表示する。
(3)希望制約条件指数Wiの算出
解決策毎に、その解決策が実施された場合の技術的、経済的利益の期待値に相当する値を指数化する。希望制約条件指数Wiを、次の(5)式により算出する(S206)。
(4)総合指数Tiの算出
解決策毎に、その解決策が実施された場合の得失を、リスク指数Ri、必須制約条件指数Mi、希望制約条件指数Wiの算出結果を元に、下記により指数化する。
A.必須制約条件指数Mi=0(NG)の場合、総合指数Ti=0(NG)
B.希望制約条件の充足による利益とリスクによる損失の差、すなわち(希望制約条件指数Wi−リスク指数Ri)を総合指数とした場合、指数値が同じであるにも拘わらず、次のような問題が発生する。
(i)Wi=100、Ri=50:Wi−Ri=50
(ii)Wi=50、 Ri=0: Wi−Ri=50
実際には、希望制約条件指数が大きいほどメリットは大きく、リスク指数が大きいほどデメリットが大きくなる。そこで、希望制約条件指数Wiとリスク指数Riとの差に、希望制約条件指数Wiとリスク指数Riの合計値を重み付けとして積算した値を得失差として用いる。
C.総合指数Tiの最大値が100になるように、補正する。
Mi=1の場合:Ti=(Wi 2−Ri 2)×Mi×100/MAX((Wi 2−Ri 2)×Mi)
Mi=0の場合:Ti=NG (6)
上記計算結果を、総合指数欄に自動表示することによって最適解決策が抽出することになる(図3に示すS361)。
(5)総合評価637
最終評価欄に、下記により評価記号を付すことによって最終評価の決定がなされ、最適解決策を決定できる(S208(図3に示すS36))。
総合指数Tiが90以上の解決策に、例えば「◎」を付す。
総合指数Tiが50以上90未満の解決策に、例えば「○」を付す。
総合指数Tiが0以上50未満の解決策に、例えば「△」を付す。
総合指数Tiが負の解決策に、例えば「×」を付す。
総合指数TiがNGの解決策に、「NG」を付す。
以上説明したように、本発明に係わる実施の形態によれば、各種データベースを有する設計支援システムを用いることによって、設計対象とした製品の課題を入力することにより、最適解決策抽出アルゴリズムに基づいて、解決策とそのリスクが抽出でき、さらに、リスクの評価及び制約条件の入力・評価により容易に最適解決策を決定することができる。
Claims (18)
- 設計支援システムを用いて新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援方法であって、
予め、過去不良又は不具合の現象が生じた多数の設計事例において決定した課題、該課題の問題効果及び該問題効果の解決策について収集して相互に関連を持たせて階層展開される、少なくとも課題、問題効果及び解決策からなるデータをデータベースとして保存しておく保存ステップと、
前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に適合する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果及び該問題効果に関連する解決策を前記データベースから抽出して少なくとも解決策を画面表示して提示する抽出提示ステップとを有することを特徴とする設計支援方法。 - 設計支援システムを用いて新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援方法であって、
予め、過去不良又は不具合の現象が生じた多数の設計事例において決定した課題、該課題の問題効果、該問題効果の解決策及び該解決策のリスクについて収集して相互に関連を持たせて階層展開される、少なくとも課題、問題効果、解決策及びリスクからなるデータをデータベースとして保存しておく保存ステップと、
前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に適合する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを前記データベースから抽出して少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示する抽出提示ステップとを有することを特徴とする設計支援方法。 - 前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された問題効果を前記画面表示して提示することを特徴とする請求項1又は2記載の設計支援方法。
- 前記抽出提示ステップにおいて、前記抽出された少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示する際、相互の関連も画面表示することを特徴とする請求項2記載の設計支援方法。
- 前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された解決策毎に、前記リスクの評価値を入力することによって算出されるリスク指数を前記画面表示して提示することを特徴とする請求項2記載の設計支援方法。
- 前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された解決策毎に、該解決策を実行するための制約条件の評価値を入力することによって算出される制約条件指数を前記画面表示して提示することを特徴とする請求項1又は2記載の設計支援方法。
- 前記抽出提示ステップにおいて、さらに、前記抽出された解決策毎に、該解決策に対するリスクの評価および前記解決策を実行するための制約条件の評価に基づいて算出される総合指数または最終評価値を画面表示して提示することを特徴とする請求項1又は2記載の設計支援方法。
- 設計支援システムを用いて新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援方法であって、
予め、過去不良又は不具合の現象が生じた多数の設計事例において決定した課題、該課題の問題効果、該問題効果の解決策及び該解決策のリスクについて収集して相互に関連を持たせて階層展開される、少なくとも課題、問題効果、解決策及びリスクからなるデータをデータベースとして保存しておく保存ステップと、
前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に適合する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを前記データベースから抽出して少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示し、さらに提示された解決策の中から、各解決策に対するリスクの評価および各解決策を実行するための制約条件の評価に基づいて最適解決策を抽出して前記画面表示により提示する抽出提示ステップとを有することを特徴とする設計支援方法。 - 新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援システムであって、
過去不良又は不具合の現象が生じた多数の設計事例において決定した課題、該課題の問題効果及び該問題効果の解決策について収集して相互に関連を持たせて階層展開される、少なくとも課題、問題効果及び解決策からなるデータが保存されたデータベースと、
前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に適合する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果及び該問題効果に関連する解決策を前記データベースから抽出して少なくとも解決策を画面表示して提示する抽出提示手段とを備えたことを特徴とする設計支援システム。 - 新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援システムであって、
過去不良又は不具合の現象が生じた多数の設計事例において決定した課題、該課題の問題効果、該問題効果の解決策及び該解決策のリスクについて収集して相互に関連を持たせて階層展開される、少なくとも課題、問題効果、解決策及びリスクからなるデータが保存されたデータベースと、
前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に適合する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを前記データベースから抽出して少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示する抽出提示手段とを備えたことを特徴とする設計支援システム。 - 前記抽出提示手段において、さらに、前記抽出された問題効果を前記画面表示して提示することを特徴とする請求項9又は10記載の設計支援システム。
- 前記抽出提示手段において、前記抽出された少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示する際、相互の関連も画面表示することを特徴とする請求項10記載の設計支援システム。
- 前記抽出提示手段において、さらに、前記抽出された解決策毎に、前記リスクの評価値を入力することによって算出されるリスク指数を前記画面表示して提示することを特徴とする請求項10記載の設計支援システム。
- 前記抽出提示手段において、さらに、前記抽出された解決策毎に、該解決策を実行するための制約条件の評価値を入力することによって算出される制約条件指数を前記画面表示して提示することを特徴とする請求項9又は10記載の設計支援システム。
- 前記抽出提示手段において、さらに、前記抽出された解決策毎に、該解決策に対するリスクの評価および前記解決策を実行するための制約条件の評価に基づいて算出される総合指数または最終評価値を画面表示して提示することを特徴とする請求項9又は10記載の設計支援システム。
- 新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援システムであって、
過去不良又は不具合の現象が生じた多数の設計事例において決定した課題、該課題の問題効果、該問題効果の解決策及び該解決策のリスクについて収集して相互に関連を持たせて階層展開される、少なくとも課題、問題効果、解決策及びリスクからなるデータが保存されたデータベースと、
前記新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、前記データベースから読み出して画面表示した課題リストの中から前記新たな不良又は不具合の現象に相応する課題を選択し、該選択された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを前記データベースから抽出して少なくとも解決策及びリスクを画面表示して提示し、さらに提示された解決策の中から、各解決策に対するリスクの評価および各解決策を実行するための制約条件の評価に基づいて最適解決策を抽出して前記画面表示により提示する抽出提示手段とを備えたことを特徴とする設計支援システム。 - 新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援システムであって、
前記不良又は不具合の現象を示す決定ステートメントを入力できる決定ステートメント入力部と、課題リストから前記入力された決定ステートメントに適合した課題を選択して入力できる課題入力部と、該課題入力部で入力された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを出力できる問題効果/解決策/リスク出力部とを有する画面を表示する表示手段を備えたことを特徴とする設計支援システム。 - さらに、新たな設計事例において不良又は不具合の現象が生じた際、該不良又は不具合の現象を解決するための解決策を抽出するための設計支援システムであって、
前記不良又は不具合の現象を示す決定ステートメントを入力できる決定ステートメント入力部と、課題リストから前記入力された決定ステートメントに適合した課題を選択して入力できる課題入力部と、該課題入力部で入力された課題に関連する問題効果、該問題効果に関連する解決策及び該解決策に関連するリスクを出力できる問題効果/解決策/リスク出力部と、各解決策を実行するための制約条件とその評価値を入力できる制約条件入力部と、解決策毎に算出される総合指数または最終評価を表示できる最適解決策決定部とを有する画面を表示する表示手段を備えたことを特徴とする設計支援システム。
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