JP2006030886A - 静電シャッタ装置及び撮像モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】遮光性や組立製の面での問題がなく、ユニット全体のコンパクト化を容易にした撮像モジュール及び静電シャッタ装置を提供することである。
【解決手段】固定子29aの表面に複数の駆動電極28aが配置され、固定子29bの表面に複数の駆動電極28bが配置される。更に、固定子29aと固定子29bの間には、保護部材32が配置される。先幕25aは、上記駆動電極28aの電荷により駆動力を受けて、固定子29aに対し相対移動可能とされ、後幕25bは、上記駆動電極28bの電荷により駆動力を受けて、固定子29bに対し相対移動可能とされる。また、固定子29bの、後幕28bと対向する面の裏面側には、撮像素子40を有した撮像ユニットが配置される。そして、上記固定子29aと固定子29bの互いに対向する面は、接合部材45によって電気的導通が取られている。
【選択図】 図2
【解決手段】固定子29aの表面に複数の駆動電極28aが配置され、固定子29bの表面に複数の駆動電極28bが配置される。更に、固定子29aと固定子29bの間には、保護部材32が配置される。先幕25aは、上記駆動電極28aの電荷により駆動力を受けて、固定子29aに対し相対移動可能とされ、後幕25bは、上記駆動電極28bの電荷により駆動力を受けて、固定子29bに対し相対移動可能とされる。また、固定子29bの、後幕28bと対向する面の裏面側には、撮像素子40を有した撮像ユニットが配置される。そして、上記固定子29aと固定子29bの互いに対向する面は、接合部材45によって電気的導通が取られている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、デジタルカメラ等に搭載される静電シャッタ装置及び撮像モジュールに関するものである。
従来より、シャッタ機構のアクチュエータを小型で簡単な機構にするために、様々な提案がなされている。例えば、シャッタ羽根をフィルム状の部材で形成し、静電力を用いて駆動するようにした、いわゆる静電シャッタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、本出願人は、先の出願である特願2003−297735号に於いて、シャッタ(移動子)を低電圧駆動することのできるアクチュエータとし、エレクトレットアクチュエータを用いた静電シャッタ機構を提案している。
特開平8−220592号公報
ところで、上記特許文献1には、そのシャッタ機構を実際のカメラに搭載するための技術についての具体的な開示がなされていない。
また、上述した静電シャッタ機構に於いては、エレクトレットアクチュエータは移動子にエレクトレット(永久帯電膜或いは領域)を有しているため、移動子に配線が必要なく更に軽く薄くできるため、2組のアクチュエータを組合わせてフォーカルプレーン構造にすることができる。更には、このフォーカルプレーンシャッタを撮像素子と組合わせて、小型化(薄型化)した撮像ユニットを構成することができる。
しかしながら、このようなユニットへ配線をする場合、それぞれの固定子毎に配線パターンを引き出していては、ユニット全体のコンパクト化が難しいものであった。また、フレキシブル基板を引き出す部位が複数になると、遮光性や組立製の面でも好ましくない等の課題を有していた。
したがって本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、遮光性や組立製の面での問題がなく、ユニット全体のコンパクト化を容易にした静電シャッタ装置及び撮像モジュールを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の本発明は、表面に複数の駆動用電極を有する固定部材と、上記駆動電極に周波電圧を印加した際に発生する静電力で駆動される移動部材とを有する静電シャッタ機構を2つ組み合わせてなる静電シャッタ装置に於いて、第1の静電シャッタ機構の固定部材上に上記周波電圧を入力するためのコネクト端子を複数個設け、該コネクト端子の一部を上記第1の静電シャッタ機構の駆動用電極に接続し、他のコネクト端子を第2の静電シャッタ機構の駆動電極に電気的接続部材を介して接続したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、第1の駆動用電極が設けられた第1の固定部材と、上記第1の駆動用電極に電圧を印加した際に発生する静電力でもって駆動される第1の移動部材と、第2の駆動用電極が設けられた第2の固定部材と、上記第2の駆動用電極に電圧を印加した際に発生する静電力でもって駆動される第2の移動部材と、を具備し、上記第1及び第2の駆動電極に印加する電圧を入力するための第1及び第2のコネクト端子群を上記第1の固定部材上に配置すると共に、上記第2のコネクト端子と上記第2の駆動電極を電気的接続部材を介して接続したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に於いて、上記第1の駆動電極と第2の駆動電極が対向するように上記第1の固定部材と第2の固定部材とを配置したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、表面に複数の第1の駆動用電極を有する第1の固定部材と、上記第1の駆動用電極の電荷により駆動力を受けて、上記第1の固定部材に対し相対移動可能な遮光性を有する第1の移動部材と、上記第1の移動部材を上記第1の固定部材とで挟むように配置された保護部材と、上記保護部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置され、表面に複数の第2の駆動用電極を有する第2の固定部材と、上記保護部材と上記第2の固定部材とで挟まれるように配置され、上記第2の駆動用電極の電荷により駆動力を受けて、上記第2の固定部材に対し相対移動可能な遮光性を有する第2の移動部材と、上記第2の固定部材の移動部材と対向する面の裏面側に配置された撮像素子と、を具備し、上記第1の固定部材と上記第2の固定部材の互いに対向する面は、接続部材によって電気的導通が取れていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明に於いて、上記撮像素子を上記第2の固定部材にフリップチップ実装したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明に於いて、上記第2の固定部材の駆動用電極が配置された面とは反対の面に駆動回路が配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明に於いて、上記撮像素子への入射光量の光学的特性を変化させる部材を、上記第1の固定部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置したことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項4に記載の発明に於いて、更に、ローパスフィルタを上記第1の固定部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置したことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の発明に於いて、更に、赤外カットフィルタを上記第1の固定部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置したことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、被写体光束が通過する第1の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第1の駆動用電極と、該第1の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第1のコネクト端子とが設けられた第1の固定部材と、上記第1の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第1の固定部材に対して相対移動する第1の移動部材と、上記被写体光束が通過する第2の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第2の駆動用電極と、該第2の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第2のコネクト端子とが設けられた第2の固定部材と、上記第2の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第2の固定部材に対して相対移動する第2の移動部材と、上記第1のコネクト端子と上記第2のコネクト端子とを電気的に接続する接合部材と、を具備することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明に於いて、上記第1の駆動電極及び第2の駆動電極は、上記第1の固定部材及び第2の固定部材の対向する面側に配置されることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明に於いて、上記第1の移動部材を上記第1の固定部材とで挟むように配置されると共に、上記第2の移動部材を上記第2の固定部材とで挟むように配置され、上記被写体光束が通過する第3の光束通過領域を有する保護部材を更に具備することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、被写体光束が通過する第1の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第1の駆動用電極と、該第1の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第1のコネクト端子とが設けられた第1の固定部材と、上記第1の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第1の固定部材に対して相対移動する第1の移動部材と、上記被写体光束が通過する第2の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第2の駆動用電極と、該第2の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第2のコネクト端子とが設けられた第2の固定部材と、上記第2の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第2の固定部材に対して相対移動する第2の移動部材と、上記第2の固定部材の、上記第2の駆動用電極が設けられた面と反対側の面に配置されて、上記第1及び第2の光束通過領域を介して入射される被写体からの光束を撮像するための撮像素子と、上記第1のコネクト端子と上記第2のコネクト端子とを電気的に接続する接合部材と、を具備することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明に於いて、上記撮像素子は、上記第2の固定部材にフリップチップ実装されることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の発明に於いて、更に、上記第2の固定部材の駆動用電極が配置された面とは反対側の面に駆動回路が配置されることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項13に記載の発明に於いて、上記第1の移動部材を上記第1の固定部材とで挟むように配置されると共に、上記第2の移動部材を上記第2の固定部材とで挟むように配置され、上記被写体光束が通過する第3の光束通過領域を有する保護部材を更に具備することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の発明に於いて、上記第1の駆動用電極は、上記第1の固定部材の、上記保護部材と対向する面側に配置されていることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明に於いて、上記撮像素子への入射光量の光学的特性を変化させる部材を、上記第1の固定部材の、上記第1の駆動用電極が配置されている面の裏面側に配置したことを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の発明に於いて、更に、ローパスフィルタを、上記第1の固定部材の、上記第1の駆動用電極が配置されている面の裏面側に配置したことを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項18に記載の発明に於いて、更に、赤外カットフィルタを、上記第1の固定部材の、上記第1の駆動用電極が配置されている面の裏面側に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、遮光性や組立製の面での問題がなく、ユニット全体のコンパクト化を容易にした静電シャッタ装置及び撮像モジュールを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
はじめに、本発明に係る静電シャッタ装置の駆動原理について、図4及び図5を参照して説明する。
本シャッタ装置は、基本的に固定子1と移動子2とを備えており、移動子2は固定子1に対して図4(a)及び(b)に於いて左右方向に移動自在に構成されている。そして、固定子1には、被写体からの光像を撮像素子(図示せず)に導くための開口部3が設けられている。更に、この固定子1には、上記移動子2の移動方向と直交する方向に、帯状の複数の延出された駆動電極4が所定の間隔で並設されている。
上記移動子2は、後述する永久分極された、延出された誘導体(以下、エレクトレットと称する)5の部位を複数備えている。
このような構成に於いて、駆動電極4に周波電圧を印加すると、駆動電極4と上述したエレクトレットとの間に吸引力若しくは反発力が発生し、結果的に移動子2が固定子1に対して相対移動する。したがって、移動子2が固定子1の開口部3を、開放若しくは遮蔽するように移動可能にしておけば、これによってシャッタ装置を構成することができる。
図4(a)はシャッタが開の状態を示し、図4(b)はシャッタが閉の状態を示している。尚、固定子1に開口部3は必ずしも必要なものではなく、固定子1を透過部材として、図4(a)に示されるように、駆動電極4が設けられていない領域、すなわち、透過領域を形成しても良い。以下、被写体光束が通過するこのような領域を便宜的に開口部と称する。また、本構成に係るシャッタ装置を、エレクトレットシャッタと称するものとする。
図5は、こうしたエレクトレットシャッタの断面を模式的に示すと共に該エレクトレットシャッタの駆動回路を示した図である。
エレクトレットシャッタ7に於いて、固定子1に並設されたそれぞれの駆動電極4には、駆動回路10からの電圧信号線が接続されている。これらの電圧信号線には、4相の電圧信号が印加されるようになっており、従って、駆動電極4には、4本毎に同一の電圧信号が印加される。図5では、駆動電極4にA、B、C、Dの符号を付してこの電圧信号を区別している。
移動子2には、固定子1との対向面に永久分極された誘導体(エレクトレット)5を複数備えている。
尚、この図は、あくまでも模式図であり、実際のエレクトレットシャッタに於ける電極やエレクトレット化部位の数や配置間隔は、シャッタの大きさ、開口部の面積、エレクトレット化部位の極性、その配置形態、シャッタ装置として要求される駆動分解能、シャッタ最高速度等の様々な要因によって適宜決定されるものである。また、このエレクトレットシャッタの場合、正負の極性を有するエレクトレット化部位が交互に配置されたタイプであるが、何れか一方の極性だけでも実現可能である。
図5の左側には、上述したエレクトレットシャッタ7の構成と共に、エレクトレットシャッタ7に印加する電圧信号を発生するための駆動回路(駆動制御手段)10の構成が示されている。
パルス発生回路12で生成した矩形波列(駆動パルス信号)は、位相器13及び昇圧回路14に供給される。昇圧回路14では、入力された矩形波列が100V程度まで昇圧されると共に、2つの極性を有する電圧信号に分岐されて、駆動電極4A及び4Cに供給される。一方、位相器13に入力された矩形波列は、90°位相が遅れた波形となり、その後、昇圧回路14に入力されて、上述と同様の2つの矩形波列となり、駆動電極4B及び4Dに供給される。
図6は、上記駆動回路10によって作成されて、駆動電極4A〜4Dに印加される電圧信号列の例を示したタイミングチャートである。このうち、図6(a)は駆動電極4A、図6(b)は駆動電極4B、図6(c)は駆動電極4C、図6(d)は駆動電極4Dのタイミングチャートである。
尚、駆動電極4A〜4Dの電圧の状態は、時間t1〜t4の4つの状態が、時間経過に対応して繰り返して変化するものである。
図7(a)〜(d)は、上述したエレクトレットシャッタ7の動作を説明する図である。尚、図7(a)〜(d)に於いて、同図右側方向をエレクトレットの進行方向として、後方側(左側)に正極(プラス)のエレクトレット(エレクトレット化部位)5a、前方側(右側)に負極(マイナス)のエレクトレット(エレクトレット化部位)5bが配列されているものとする。
図7(a)は、図6に示される時間t1に切り替わった直後のエレクトレットと駆動電極4の電圧の状態(極性)を示している。
この状態に於いて、正極のエレクトレット5aは、駆動電極4A(正極)から反発力を受け、駆動電極4B(負極)から吸引力を受ける。また、負極のエレクトレット5bは、駆動電極4C(負極)から反発力を受け、駆動電極4D(正極)から吸引力を受ける。このため、移動子2は、図7(a)の右方向に力を受けて、1つの駆動電極ピッチd分右方向に移動する。
図7(b)は、時間t2に切り替わった直後のエレクトレットと駆動電極の電圧の状態を示している。
この状態に於いて、エレクトレット5aは、駆動電極4B(正極)から反発力を受け、駆動電極4C(負極)から吸引力を受ける。また、エレクトレット5bは、駆動電極4D(負極)から反発力を受け、駆動電極4A(正極)から吸引力を受ける。このため、移動子2は、図7(b)の右方向に力を受けて、1つの駆動電極ピッチd分移動する。
同様に、図7(c)は、時間t3に切り替わった直後のエレクトレットと駆動電極の電圧の状態を示している。
この状態に於いて、エレクトレット5aは、駆動電極4C(正極)から反発力を受け、駆動電極4D(負極)から吸引力を受ける。また、エレクトレット5bは、更に別の駆動電極4A(負極)から反発力を受け、駆動電極4B(正極)から吸引力を受ける。このため、移動子2は、図7(c)の右方向に力を受けて、1つの駆動電極ピッチd分移動する。
更に、図7(d)は、時間t4に切り替わった直後のエレクトレットと駆動電極の電圧の状態を示している。
この状態に於いて、エレクトレット5aは、駆動電極4D(正極)から反発力を受け、駆動電極4A(負極)から吸引力を受ける。また、エレクトレット5bは、駆動電極4B(負極)から反発力を受け、駆動電極4C(正極)から吸引力を受ける。このため、移動子2は、図7(d)の右方向に力を受けて、1つの駆動電極ピッチd分移動する。
上述したように、移動子2は1つの駆動電極ピッチd移動し、この動作が繰り返されることで、移動子2は図7(a)→(b)→(c)→(d)のように右方向(図示矢印F方向)に移動する。尚、移動子2を図の左方向に移動するためには、駆動電極4に印加する電圧の極性を逆に切り替えれば良い。
(第1の実施形態)
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態のフォーカルプレーンシャッタ装置が適用された撮像モジュールの構成を示す組立図、図2は図1の構成の撮像モジュールが組み立てられた状態の構成を示したもので、(a)は正面図、(b)は断面図である。尚、図1及び図2(a)に於いて破線で示される部分は、図示される部材の裏面側であることを表している。
本撮像モジュール20は、シャッタユニット21と、撮像ユニット22とで構成されている。上記シャッタユニット21は、それぞれ独立して走行する先幕(シャッタ先幕)25aと、後幕(シャッタ後幕)25bとを有するフォーカルプレーンシャッタである。この先幕25a、後幕25bは、第1の移動部材、第2の移動部材として上述したエレクトレット5(図示せず)を備えている。そして、それぞれのエレクトレット5の対向面側には、複数の帯状の延出された電極部材である駆動電極(第1の駆動用電極、第2の駆動用電極)28a、28bと、被写体通過領域である開口部(または透過部)27a、27bが設けられた固定子(第1の固定部材、第2の固定部材)29a、29bが配設されている。
上記先幕25a、後幕25bは、それぞれ固定子29a、29bの長手方向に対して、移動自在に構成されている。そして、上記複数の電極28a、28bは、上記固定子29a、29b上で、上記先幕25a、後幕25bの移動方向と直交する方向に所定の間隔で並設されている。
そして、駆動電極28aを含む固定子29aと、駆動電極28bを含む固定子29bとの間には、封止部材としてのスペーサ33、35を介して、被写体通過領域としての開口部(透光部)31を有する仕切ガラス板(保護部材)32が固設されている。上記駆動電極28a、28bは、それぞれ固定子29a、29bの仕切ガラス板32と対向する面側に設けられている。
ここで、固定子29a、29bは、ガラス等を基板として構成されており、その表面に上記駆動電極28a、28bが形成され、更に該駆動電極28a、28b上に絶縁膜(図示せず)が設けられている。この絶縁膜が施されることにより、隣接する駆動電極間の短絡を防止している。
一方、先幕25a、後幕25bは、ポリイミドやテフロン(登録商標)が基材として用いられており、アルミニウム等の金属が蒸着されている。これにより、完全ではないものの、ある程度の遮光性を確保することができる。本実施形態に於いては、このような特性を半透光性と称するものとする。
そして、これら先幕25a、後幕25bとして使用される基材(フィルム膜)の一方の面、この場合駆動電極28a、28bと対向する面側には、コロナ放電法により複数のエレクトレットが形成されている(これをエレクトレット化するという)。本実施形態に於いては、正負の極性を有するエレクトレット部位が交互に配置されている(例えば、図7のエレクトレット5a、5b参照)。
上記駆動電極28a、28bは、図1、図2には示されないが、上述した図5乃至図7の駆動電極4A〜4Dに相当する電極毎に、配線パターンにより接続されている(図3参照)。そして、駆動電極28aは、バンプ等の導電性の接合部材45及び配線パターンによって、コンタクト46aを介して、後述するシャッタ駆動制御回路50と接続されている。また、駆動電極28bは、コンタクト46bを介して、後述するシャッタ駆動制御回路50と接続されている。尚、接合部材45としては、導電性のゴム等で構成しても良い。
撮像ユニット22は樹脂等により構成されるもので、収納容器39内に撮像素子40と信号線41を収容して固定している。尚、上述した固定子29a、29bの開口部27a、27b、仕切ガラス板32に設けられた開口部31は、撮像手段である撮像素子40の撮像面に対応する位置に設けられている。これにより、開口部27aより取り込まれた被写体光が、光電変換素子である撮像素子40に導かれ、この撮像素子40により当該被写体の像が光電変換される。
尚、シャッタユニット21は、撮像素子40の封止も兼用している。
このように、本撮像モジュール20は、エレクトレットシャッタを用いてシャッタユニット21を構成しているため、その厚さを従来のシャッタユニットと比較して大幅に減少することができ、薄型化することができる。
また、エレクトレットシャッタは、先幕25a、後幕25bに誘導される電荷を利用するのではなく、エレクトレットに永久分極されている電荷を利用するため、幕の立ち上がり時間を短縮してシャッタ動作を高速化することができる。
加えて、エレクトレットの電荷量は任意に与えることが可能であることから、駆動力が最大となるような最適の電荷量を与えることができ、極めて大きな駆動力を得ることができる。したがって、撮像モジュールのサイズに応じた最適なシャッタユニット21を構成することができる。
更に、先幕25a、後幕25bは素材として樹脂材料を用いることができるため、軽量である。例えば、先幕25a、後幕25bは、10〜20μmの薄い膜で形成することが可能である。それ故、動作に必要な電力量は少なく、且つ静かな動作を実現することができる。
図3は、上述したシャッタユニット21とそのシャッタ駆動制御回路との信号接続を示す構成図である。
シャッタユニット21には、上述したように、先幕25aと後幕25bが備えられており、そのそれぞれの幕を駆動するために、固定子29a、29b上の駆動電極28a、28bが、配線を介して、コネクタ46aと、接合部材45を介してコネクタ46bとに接続されている。
シャッタ駆動制御回路50は、パルス発生回路と、図2に示されたものと同様の構成の位相器53a、53bと、昇圧回路54a、54bを含む2系統の駆動回路52a、52bを有して構成されている。
また、図示されないカメラのボディ制御用マイクロコンピュータからリセット信号を受取ったときは、先幕25aと後幕25bが初期状態に駆動される。更に、パルス発生回路51からは、所定のタイミングで図示されないカメラのボディ制御用マイクロコンピュータにストロボ同調信号が出力される。
図示されないカメラのボディ制御用マイクロコンピュータからの開閉制御信号に基づいて、パルス発生回路51で生成された矩形波列(駆動パルス信号)が、駆動回路52a、52b内の位相器53a、53b及び昇圧回路54a、54bに供給される。そして、これらの位相器53a、53b及び昇圧回路54a、54bからのそれぞれの位相を有した出力が、コネクタ46aと接合部材45、及びコネクタ46bを介して、駆動電極28a、28bに供給される。これにより、先幕25aと後幕25bが駆動されて、露光開口27の全開全閉動作が制御される。
このように、第1の実施形態によれば、スペーサ33、35とは別にバンプ等の接合部材45を固定子29a、29b間に配置(先幕基板と後幕基板との導通をとる)したので、向かい合うそれぞれの駆動電極を接合部材で配線することが容易になる。また、2つの固定子のうち何れか一方、上述した第1の実施形態では固定子29b側にフレキシブル基板(図示せず)との接合部を設けることが可能になる。
尚、図1乃至図3に於いて、固定子29a及び29b上に設けられている駆動電極28a及び28bは、何れも説明のために概略的に示されているもので、その本数は図示のものに限定されるものではない。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
尚、この第2の実施形態に於ける撮像モジュールの構成及び動作は、基本的に図1乃至図3に示された第1の実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の参照番号を付してその図示及び説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図8は、本発明に係る第2の実施形態のフォーカルプレーンシャッタ装置が適用された撮像モジュールの構成を示す断面図である。
本撮像モジュール20aは、それぞれ独立して走行する先幕25aと、後幕25bとを有するフォーカルプレーンシャッタを有して構成される。そして、この撮像モジュール20aは、先幕25a、後幕25bと、駆動電極28a、28bと、開口部(または透過部)27a、27bが設けられた固定子29a、29bと、開口部(または透過部)31が設けられた仕切ガラス板32と、スペーサ33、35と、接合部材45及び外部機器との接続を行うコンタクト46とを有して構成されている。
更に、固定子29bの、駆動電極28bが配設されていない側、すなわち駆動電極28bが配設された面とは裏面側には、配線パターン42、42が配設されている。そして、これら配線パターン42、42が配設されている側の開口部27b上には、撮像素子40が、フリップチップ実装されている。また、この場合、撮像素子40の信号線は、配線パターン42、42が使用される。
このように、第2の実施形態によれば、撮像素子を固定子29bフリップチップ実装したので、撮像素子の封止及び配線の簡略化を実現して、上述した第1の実施形態によりも更に撮像モジュールを薄型化することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
尚、この第3の実施形態に於ける撮像モジュールの構成及び動作は、基本的に図1乃至図3及び図8に示された第1及び第2の実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の参照番号を付してその図示及び説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本発明に係る第3の実施形態のフォーカルプレーンシャッタ装置が適用された撮像モジュールの構成を示す断面図である。
本撮像モジュール20bは、それぞれ独立して走行する先幕25aと、後幕25bとを有するフォーカルプレーンシャッタを有して構成される。そして、この撮像モジュール20aは、先幕25a、後幕25bと、駆動電極28a、28bと、開口部(または透過部)27a、27bが設けられた固定子29a、29bと、開口部(または透過部)31が設けられた仕切ガラス板32と、スペーサ33、35と、を有して構成されている。
更に、固定子29aと固定子29bの間で、スペーサ33、35の外側には、図示されない配線パターンを介して駆動電極28a、28bとを電気的に接続するための基板間接続部57が設けられている。また、固定子29bの所定箇所にはスルーホール58が形成されている。
そして、固定子29bの、駆動電極28bが配設されていない側、すなわち駆動電極28bが配設された面とは裏面側には、配線パターン42、43が配設されている。そして、これら配線パターン42、43が配設されている側の開口部27b上に撮像手段としてのイメージャ64が、更にこのイメージャ64の近傍にはシャッタドライバ65が、それぞれフリップチップ実装されている。
一方、固定子29aの、駆動電極28aが配設されていない側(被写体側)、すなわち駆動電極28aが配設された面とは裏面側で、開口部27a上には、ローパスフィルタ(LPF)61と赤外カットフィルタ62から成る光学フィルタが配設されている。
このように、第3の実施形態によれば、固定子29bの駆動電極28bが配設された面とは反対の面(裏面)にシャッタドライバ65等の駆動回路が実装されるので、回路を含めたユニット化を図ることができる。
更に、イメージャ64への入射光量を調節するローパスフィルタ61、赤外カットフィルタ62等の光学フィルタを、固定子29aの被写体側に配置することによっても、撮像モジュールの小型化を図ることができる。
尚、この第3の実施形態に於いては、光学フィルタとしてローパスフィルタ61と赤外カットフィルタ62を重ねて配置したが、これに限られるものではない。例えば、ローパスフィルタ61だけでもよいし、赤外カットフィルタ62だけであってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
1、29a、29b…固定子、2…移動子、3、27a、27b、31…開口部、4、4A〜4D、28a、28b…駆動電極、5、5a、5b…永久分極された誘導体(エレクトレット)、7…エレクトレットシャッタ、10、52a、52b…駆動回路、12、51…パルス発生回路、13、53a、53b…位相器、14、54a、54b…昇圧回路、20…撮像モジュール、21…シャッタユニット、22…撮像ユニット、25a…先幕、25b…後幕、32…保護部材、33、35…スペーサ、39…収納容器、40…撮像素子、45…接合部材、46a、46b…コンタクト、50…シャッタ駆動制御回路。
Claims (20)
- 表面に複数の駆動用電極を有する固定部材と、上記駆動電極に周波電圧を印加した際に発生する静電力で駆動される移動部材とを有する静電シャッタ機構を2つ組み合わせてなる静電シャッタ装置に於いて、
第1の静電シャッタ機構の固定部材上に上記周波電圧を入力するためのコネクト端子を複数個設け、該コネクト端子の一部を上記第1の静電シャッタ機構の駆動用電極に接続し、他のコネクト端子を第2の静電シャッタ機構の駆動電極に電気的接続部材を介して接続したことを特徴とする静電シャッタ装置。 - 第1の駆動用電極が設けられた第1の固定部材と、
上記第1の駆動用電極に電圧を印加した際に発生する静電力でもって駆動される第1の移動部材と、
第2の駆動用電極が設けられた第2の固定部材と、
上記第2の駆動用電極に電圧を印加した際に発生する静電力でもって駆動される第2の移動部材と、
を具備し、
上記第1及び第2の駆動電極に印加する電圧を入力するための第1及び第2のコネクト端子群を上記第1の固定部材上に配置すると共に、上記第2のコネクト端子と上記第2の駆動電極を電気的接続部材を介して接続したことを特徴とする静電シャッタ装置。 - 上記第1の駆動電極と第2の駆動電極が対向するように上記第1の固定部材と第2の固定部材とを配置したことを特徴とする請求項2に記載の静電シャッタ装置。
- 表面に複数の第1の駆動用電極を有する第1の固定部材と、
上記第1の駆動用電極の電荷により駆動力を受けて、上記第1の固定部材に対し相対移動可能な遮光性を有する第1の移動部材と、
上記第1の移動部材を上記第1の固定部材とで挟むように配置された保護部材と、
上記保護部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置され、表面に複数の第2の駆動用電極を有する第2の固定部材と、
上記保護部材と上記第2の固定部材とで挟まれるように配置され、上記第2の駆動用電極の電荷により駆動力を受けて、上記第2の固定部材に対し相対移動可能な遮光性を有する第2の移動部材と、
上記第2の固定部材の移動部材と対向する面の裏面側に配置された撮像素子と、
を具備し、
上記第1の固定部材と上記第2の固定部材の互いに対向する面は、接続部材によって電気的導通が取れていることを特徴とする撮像モジュール。 - 上記撮像素子を上記第2の固定部材にフリップチップ実装したことを特徴とする請求項4に記載の撮像モジュール。
- 上記第2の固定部材の駆動用電極が配置された面とは反対の面に駆動回路が配置されたことを特徴とする請求項4に記載の撮像モジュール。
- 上記撮像素子への入射光量の光学的特性を変化させる部材を、上記第1の固定部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の撮像モジュール。
- 更に、ローパスフィルタを上記第1の固定部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の撮像モジュール。
- 更に、赤外カットフィルタを上記第1の固定部材の上記第1の移動部材と対向する面の裏面側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の撮像モジュール。
- 被写体光束が通過する第1の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第1の駆動用電極と、該第1の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第1のコネクト端子とが設けられた第1の固定部材と、
上記第1の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第1の固定部材に対して相対移動する第1の移動部材と、
上記被写体光束が通過する第2の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第2の駆動用電極と、該第2の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第2のコネクト端子とが設けられた第2の固定部材と、
上記第2の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第2の固定部材に対して相対移動する第2の移動部材と、
上記第1のコネクト端子と上記第2のコネクト端子とを電気的に接続する接合部材と、
を具備することを特徴とする静電シャッタ装置。 - 上記第1の駆動電極及び第2の駆動電極は、上記第1の固定部材及び第2の固定部材の対向する面側に配置されることを特徴とする請求項10に記載の静電シャッタ装置。
- 上記第1の移動部材を上記第1の固定部材とで挟むように配置されると共に、上記第2の移動部材を上記第2の固定部材とで挟むように配置され、上記被写体光束が通過する第3の光束通過領域を有する保護部材を更に具備することを特徴とする請求項11に記載の静電シャッタ装置。
- 被写体光束が通過する第1の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第1の駆動用電極と、該第1の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第1のコネクト端子とが設けられた第1の固定部材と、
上記第1の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第1の固定部材に対して相対移動する第1の移動部材と、
上記被写体光束が通過する第2の光束通過領域を有し、所定間隔で配置された複数の第2の駆動用電極と、該第2の駆動用電極に印加する周波電圧を入力するための第2のコネクト端子とが設けられた第2の固定部材と、
上記第2の駆動用電極に電圧を印加した際に生じる静電力によって上記第2の固定部材に対して相対移動する第2の移動部材と、
上記第2の固定部材の、上記第2の駆動用電極が設けられた面と反対側の面に配置されて、上記第1及び第2の光束通過領域を介して入射される被写体からの光束を撮像するための撮像素子と、
上記第1のコネクト端子と上記第2のコネクト端子とを電気的に接続する接合部材と、
を具備することを特徴とする撮像モジュール。 - 上記撮像素子は、上記第2の固定部材にフリップチップ実装されることを特徴とする請求項13に記載の撮像モジュール。
- 更に、上記第2の固定部材の駆動用電極が配置された面とは反対側の面に駆動回路が配置されることを特徴とする請求項13に記載の撮像モジュール。
- 上記第1の移動部材を上記第1の固定部材とで挟むように配置されると共に、上記第2の移動部材を上記第2の固定部材とで挟むように配置され、上記被写体光束が通過する第3の光束通過領域を有する保護部材を更に具備することを特徴とする請求項13に記載の撮像モジュール。
- 上記第1の駆動用電極は、上記第1の固定部材の、上記保護部材と対向する面側に配置されていることを特徴とする請求項16に記載の撮像モジュール。
- 上記撮像素子への入射光量の光学的特性を変化させる部材を、上記第1の固定部材の、上記第1の駆動用電極が配置されている面の裏面側に配置したことを特徴とする請求項17に記載の撮像モジュール。
- 更に、ローパスフィルタを、上記第1の固定部材の、上記第1の駆動用電極が配置されている面の裏面側に配置したことを特徴とする請求項18に記載の撮像モジュール。
- 更に、赤外カットフィルタを、上記第1の固定部材の、上記第1の駆動用電極が配置されている面の裏面側に配置したことを特徴とする請求項18に記載の撮像モジュール。
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JP2004213258A JP2006030886A (ja) | 2004-07-21 | 2004-07-21 | 静電シャッタ装置及び撮像モジュール |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100141768A1 (en) * | 2008-12-05 | 2010-06-10 | Bae Systems Information & Electronic Systems Integration, Inc. | Fast electrostatic shutter and method of achieving offset compensation in infrared video imagers using fast shutters |
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2004
- 2004-07-21 JP JP2004213258A patent/JP2006030886A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20100141768A1 (en) * | 2008-12-05 | 2010-06-10 | Bae Systems Information & Electronic Systems Integration, Inc. | Fast electrostatic shutter and method of achieving offset compensation in infrared video imagers using fast shutters |
US8330820B2 (en) * | 2008-12-05 | 2012-12-11 | Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. | Fast electrostatic shutter and method of achieving offset compensation in infrared video imagers using fast shutters |
US8562776B2 (en) | 2008-12-05 | 2013-10-22 | Bae Systems Information And Electronics Systems Integration Inc. | Fast electrostatic shutter and method of achieving offset compensation in infrared video imagers using fast shutters |
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