JP2006030702A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体に設けられた開閉蓋の開閉による電源断という安全性を維持しつつ、さらに、突然の電源断による負荷の不安定な状態での動作停止に起因する安全性を高め、かつメンテナンス性を向上する。
【解決手段】 インターロックスイッチ36により開閉蓋12Aの開放を検出し、機械的な負荷電源供給ライン102の遮断を維持しつつ、この負荷電源供給ライン102に対して負荷電源供給監視ライン126を併設(並列接続)し、コンデンサ134とリレー回路128(コイル128A及びリレースイッチ128B)を用いて、負荷電源供給ライン102の遮断を遅延させるようにしたため、メインコントローラ108による各負荷104への制御猶予時間を持たせることができ、、各負荷104、並びに機構ユニットの連結状態動作途中の停止を回避することができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、像担持体を一様帯電し、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成すると共に、前記静電潜像に静電気力でトナーを付着させて現像し、当該トナー像を記録媒体に転写し、加熱定着することで画像を形成する画像形成エンジンと、前記画像形成エンジンの各工程を実行するための電力消費負荷、並びに少なくとも筐体内の温度を管理するための電力消費負荷に対して、それぞれ所定の電力を供給する電源部と、前記電力消費負荷を制御する制御手段と、が筐体内に収容されて構成される画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式を適用した複写機やプリンタ等の画像形成装置は、商用電源を用いているが、筐体内部に電源ユニットを備え、画像形成エンジンを構成する各電力消費負荷に対して、それぞれ適正な電圧に変換して電力供給を行っている。画像形成エンジンでは、大きく分けて、低電圧電源(約24V)と高電圧電源(約数100KV)とが必要である。
また、電源ユニットでは、制御系に対しては5V電源が生成されるようになっている。
さらに、画像形成エンジンには、加熱定着部等の発熱源が存在するため、この発熱源による筐体内の温度上昇を軽減するための放熱ファン等、電力の供給を受けて動作する電力消費負荷が多数存在する。
上記のように、画像形成装置の内部(筐体内)の電力消費負荷には、機械的に動作する機構ユニット、発熱源(加熱定着のためのランプ等)、帯電やトナー現像等の高電圧帯電体等が存在し、サービスマンやユーザーが、内部点検やメンテナンス等を行うときに、危険な箇所が存在する。このため、筐体に設けられた開閉蓋には、インターロック機構を設けており、開閉蓋の開閉状態を監視している(特許文献1参照)。
すなわち、インターロック機構では、動作中に開閉蓋が開放されると、これを検出して、電源ユニットから各電力消費負荷へ電力を供給するための電力供給線を機械的に遮断する。
これにより、開閉蓋が開放されたときには、ほとんどの電力消費負荷に対して、電力が供給されていない状態となるため、サービスマンやユーザー等への危険を回避することができる。
特開2000−153955公報
しかしながら、上記インターロック機構では、開閉蓋が開閉された直後に電源断、すなわち、電力の供給が停止するため、安全面から見れば充分である反面、各電力消費負荷が動作途中で停止する場合がある。
動作途中での停止による不具合としては、以下のようなことが挙げられる。
(1) ローラ等へ駆動力を伝達する歯車が機構ユニット間で連結状態となり、メンテナンスのため、特定の機構ユニットを取り外そうとしても、他の機構ユニットと噛み合って取り外しができない。
(2) 電源断後、比較的長い時間に亘り、加熱定着部等の定着ローラが慣性で回転し続ける場合がある。
(3) 記録媒体をニップしているローラが、記録媒体をニップした状態で停止すると、記録媒体を引き出すことができない。
(4) 加熱定着部に適用されるランプの点灯・消灯を制御するリレースイッチ等が、電源断されると、接点に負担がかかり、寿命低下につながる。
このように、従来は、電源を供給し続けることによる事故防止のための安全性のみを重視し、突然の電源断による電力消費負荷の不安定な状態での動作停止に起因する安全性、並びにメンテナンス性を考慮していない。
本発明は上記事実を考慮し、筐体に設けられた開閉蓋の開閉による電源断という安全性を維持しつつ、さらに、突然の電源断による電力消費負荷の不安定な状態での動作停止に起因する安全性を高め、かつメンテナンス性を向上することができる画像形成装置を得ることが目的である。
本発明は、像担持体を一様帯電し、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成すると共に、前記静電潜像に静電気力でトナーを付着させて現像し、当該トナー像を記録媒体に転写し、加熱定着することで画像を形成する画像形成エンジンと、前記画像形成エンジンの各工程を実行するための電力消費負荷、並びに少なくとも画像形成エンジンの各部の温度を管理するための電力消費負荷に対して、それぞれ所定の電力を供給する電源部と、前記電力消費負荷を制御する制御手段と、が筐体内に収容されて構成される画像形成装置であって、前記筐体に設けられ、少なくとも画像形成エンジンの内部を露出可能な開閉蓋と、前記電源部からの前記電力消費負荷への電力供給線と、前記電力供給線と並列接続された電力供給監視線と、前記電力供給監視線に直列接続されたコイル、及び前記電力供給線に直列接続され、前記コイルへの通電・非通電に基づいて断続するリレースイッチを備えたリレー回路と、前記電力供給監視線に介在され、前記開閉蓋の閉状態で前記電力供給監視線を開成し、閉状態で前記電力供給監視線を閉成するインターロックスイッチと、インターロックスイッチの開成時期に対して、前記リレー回路による電源供給線のオフを遅延させる遅延手段と、前記遅延手段による遅延時間内に前記制御部に対して、電力消費負荷を所定の退避状態に移行させるように指示する退避指示手段と、を有している。
本発明によれば、電力供給線には、リレースイッチが介在されており、電力供給監視線に介在されたコイルが励磁されている間はオン状態であるため、電源部から電力消費負荷への電力供給が可能である。
ここで、インターロックスイッチによって電力供給監視線が開成されると、コイルへの通電が遮断されることになるが、遅延手段により、インターロックスイッチの開成時期に対して、コイルへの通電を所定時間継続し、リレー回路による電源供給線のオフを遅延させる。
この遅延した時間において、退避指示手段では、制御部に対して、電力消費負荷を所定の退避状態に移行させるように指示する。
これにより、突然の電源断による電力消費負荷の不安定な状態で動作が停止することがなく、安定した状態での動作停止により、安全性をさらに高めることができる。なお、安定した状態での動作停止は、メンテナンス性の向上にもつながる。
また、本発明において、前記電力消費負荷により動作する複数の機構部は、動作中に互いに機械的に連結する時期が存在しており、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、前記機構部間の連結状態を解除させるように指示することを特徴としている。
例えば、電力消費負荷で駆動する機構部(ユニット化されている)同士が歯車等で連結し合った状態での動作停止を回避することができるため、機構部単位でも着脱が可能となる。
また、静電気力でトナーを付着させる現像工程において、静電気力が発生する状態での動作停止は、余分なトナーが発生し、像担持体等を汚してしまうことがあるが、安定した状態での動作停止により、これを防止することができる。
さらに、本発明において、前記電力消費負荷により動作する複数の機構部は、電源断後に慣性によって動作する機構部を含み、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、当該慣性によって動作する機構部を制動するように指示することを特徴としている。
電源が遮断されても、回転体等の機構部は慣性により、しばらく回転し続ける場合があり、これに制動をかけることで、安定した状態で停止させることができる。
また、本発明において、前記電力消費負荷により動作する複数の機構部は、前記記録媒体をニップする時期が存在しており、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、前記記録媒体のニップを解除するまで継続動作させるように指示することを特徴としている。
記録媒体は、ニップローラ等に挟持されて搬送されており、このニップローラに挟持されているときに電源断があると、従来は、記録媒体がニップされた状態で停止していた。そこで、安全性を逸脱しない範囲内(遅延手段の遅延時間内)で、前記ニップ状態が解除される時期まで継続動作させた方が、メンテナンス性が向上する。
さらに、本発明において、前記電力消費負荷の内、高電圧で動作する電力消費負荷、並びに高温発熱源となる電力消費負荷に対して、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、供給電力を所定以下に下げるように指示することを特徴としている。
高電圧で動作する電力消費負荷や、高温発熱源となる電力消費負荷は、電源の断続にリレースイッチを適用しており、通常は、リレースイッチの接点の保護のため、オン・オフ動作時には、例えばトライアック等により電圧を徐々に上げ下げしている。しかし、従来は、緊急時の電源断では、これが実行されないため、リレースイッチの接点に負担をかけていた。そこで、遅延時間の範囲内で、電圧を徐々に下げることで、リレースイッチの接点の負担を軽減することができる。
また、本発明において、前記遅延手段が、前記電力供給監視線に設けられ、前記インターロックスイッチの閉成中に充電され、インターロックスイッチの開成時に放電するコンデンサを備えていることを特徴としている。
遅延手段としてコンデンサの充放電を利用することで、簡単な構成で、かつインターロックスイッチ本来の機能を逸脱することなく、遅延機能を持たせることができる。
以上説明した如く本発明によれば、筐体に設けられた開閉蓋の開閉による電源断という安全性を維持しつつ、さらに、突然の電源断による電力消費負荷の不安定な状態での動作停止に起因する安全性を高め、かつメンテナンス性を向上することができるという優れた効果を有する。
図1には、本実施の形態にかかる画像形成装置10が示されており、画像形成装置10は、この装置本体12の内部に、画像形成エンジンとしてのエンジン部14が配設されている。
エンジン部14には、像担持体としての感光体ドラム16が回転可能に配設されている。この感光体ドラム16は、所定のプロセススピードで回転駆動される。
上記感光体ドラム16の周面には、帯電器18によって所定の電位に帯電された後、これ又感光体ドラム16の直上の離れた位置に配置された光走査系としてのROS(Raster Output Scanner)20によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。上記感光体ドラム16上に形成された静電潜像は、現像器22によって現像され、トナー像となる。
上記トナー像が形成されるにあたって感光体ドラム16が回転する回数は、画像のサイズに応じて異なるが、例えば、A4サイズであれば、感光体ドラム16が3回転することによって、1画像が形成される。
上記感光体ドラム16上に順次形成されたトナー像は、一次転写位置(図1のA線矢視)を通過する際に、中間転写ベルト24上に一次転写される。
記録用紙26は、図1に示すように、装置本体12の下部に配置された給紙部28から、1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、中間転写ベルト24上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト24の二次転写位置(図1のB線矢視)へと搬送され、中間転写ベルト24上の画像が記録用紙26へ転写される。
なお、感光体ドラム16は、トナー像の転写後、クリーニング部30によってクリーニングされ、次の画像形成のため帯電ロール18で帯電される。
上記中間転写ベルト24からトナー像が転写された記録用紙26は、定着器32へと搬送され、この定着器32によって加熱及び圧力でトナー像が記録用紙24上に定着され、排出ロール34によって排出される。
図2には、画像形成装置10における画像形成を主体とした制御系のブロック図、並びに電源供給配線図が示されている。
メイン電源管理部100には、商用電源101が接続されており、低電圧電源及び高電圧電源を生成し、負荷電源供給ライン102を介して電力消費負荷(以下、単に負荷という)104へ電力を供給する。
負荷104には、DCサーボモータ、ステッピングモータ、ていくアウェイクラッチ、ソレノイド、HVPS電源、レーザー電源、定着器ランプ等が存在する。
DCサーボモータは、感光体ドラム16の駆動用モータ、現像部22のトナー撹拌に用いられるモータ、定着器32のローラ駆動用モータ、装置本体12やエンジン部14の各部に設けられた放熱ファン(図示省略)を駆動するためのモータ等として適用される。
また、ステッピングモータは、駆動系のフィード(搬送)用モータ、ROS(光走査系)の位置調整(レジ)用モータ,DUPモータ等として適用される。
図2に示される如く、メイン電源管理部100で生成された5V電源は、制御電源供給ライン106により、メインコントローラ108を含む制御ユニット110へ供給されている。
メインコントローラ108には、ユーザーインターフェイス112が接続され、ユーザーの操作によって画像形成等に関する指示がなされると共に、画像形成時等の情報をユーザーへ報知するようになっている。
また、このメインコントローラ108は、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ108では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、エンジン部14に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、画像形成処理制御部106へ画像データを送出する。
画像形成処理制御部114では、入力されたイメージデータに基づいて、光走査系コントロール部116、駆動系コントロール部118、帯電器コントロール部120、現像器コントロール部122、定着器コントロール部124のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。
ここで、本実施の形態の装置本体12の前面には、図3(A)に示される如く、内部点検やトラブルシューティング等を行うための開閉蓋12Aが設けられている。このため、サービスマンやユーザーは、この開閉蓋12Aを開放することで、内部の各ユニットに直接触れることが可能であり、ジャムを起こした記録用紙26や消耗品の交換等のメンテナンスを実施することができる。
この開閉蓋12Aには、インターロックスイッチ36が設けられている。インターロックスイッチ36は、機械的に開閉蓋12Aの開閉を検出し、本実施の形態では、図2に示される如く、負荷電源供給ライン102に対して並列に接続された負荷電源供給監視ライン126を直接断続する機構を備えたスイッチである。
インターロックスイッチ36は、図3(B)に示される如く、開閉蓋12Aに取り付けられた突起部38が挿入可能な凹陥部36Aが設けられ、この凹陥部36Aに突起部38が収容されると、負荷電源供給監視ライン126がインターロックスイッチ36内で接続状態となる。
一方、突起部38が凹陥部36Aから抜け出ると、負荷電源供給監視ライン126がインターロックスイッチ36内で非接続状態となる。
図2に示される如く、負荷電源供給監視ライン126は、リレー回路128の一部を構成するコイル128Aを介してアースされており、前記インターロックスイッチ36が接続状態のときは、このコイル128Aに電流が流れ、励磁状態となっている。
一方、負荷電源供給ライン102には、リレー回路128の他の一部を構成し、前記コイル128Aの励磁、非励磁によってオン・オフするスイッチ部128Bが介在されており、コイル128Aへの通電中は、スイッチ部128Bはオン状態となっている。
すなわち、インターロックスイッチ36による負荷電源供給ライン102の断続は、負荷電源供給監視ライン126を介して行われるようになっている。
前記負荷電源供給監視ライン126における、インターロックスイッチ36と、リレー回路128のコイル128Aとの間には、分岐線130が接続されている。分岐線130には、遅延手段としての抵抗132及びコンデンサ134が直列に接続され、接地されている。
コンデンサ134は、前記負荷電源供給監視ライン126が通電されているときに、充電がなされており、前記インターロックスイッチ36の負荷電源供給監視ライン126の遮断があると、放電がなされるようになっている。
すなわち、コンデンサ134の放電時間分、リレー回路128のコイル128Aには通電が継続されることになり、インターロックスイッチ36による負荷電源供給監視ライン126の遮断に対して、所定時間(本実施の形態では、抵抗132に依存する時定数から約1秒に設定されている)遅れて、リレー回路128のスイッチ部128Bがオフとなる。
図2に示される如く、インターロックスイッチ36は、負荷電源供給監視ライン126に加え、制御電源供給ライン106と並列接続された制御電源供給監視ライン136に対しても、開閉蓋12Aの開閉によって通電を断続する機能を有しており、この制御電源供給監視ライン136は、制御ユニット110に設けられたインターロック状態検出部140に接続されている。インターロック状態検出部140はメインコントローラ108に接続されている。
これにより、メインコントローラ108では、インターロックスイッチ36の動作状態を認識することができ、開閉蓋12Aが開放されたとき、前述した遅延時間(約1秒)を利用して、負荷104の各部を安定な状態で動作停止するように制御する。
すなわち、従来のインターロックスイッチ36による電源断機能では、開閉蓋12Aが開閉された直後に電源断、すなわち、電力の供給が停止するため、安全面から見れば充分である反面、各負荷104が動作途中で停止する場合がある。
本実施の形態では、特に、以下のような動作途中による停止の不具合を解消している。
(1) 感光体ドラム16等の回転体に対して駆動力を伝達するための歯車が噛み合った状態での停止を回避するべく、テイクアウェイクラッチやソレノイド等による退避動作の実行。
(2) 電源断後、慣性によって移動(回転)を続ける負荷に対する制動。
(3) 定着器32等での記録用紙26のニップ状態での停止の回避。
(4) 定着用ランプ等の高電圧を対象とした緩やかな電圧低下動作。
すなわち、本実施の形態では、インターロックスイッチ36により開閉蓋12Aの開放を検出し、機械的な負荷電源供給ライン102の遮断を維持しつつ、メインコントローラ108による各負荷104への制御猶予時間を持たせることで(遅延時間の設定)、各負荷、並びに負荷間での動作途中の停止を回避するようにした。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(通常動作)
本実施の形態に係る画像形成装置10では、次のようにして、画像形成動作が行われる。
上記画像形成装置10では、プリント動作時に、感光体ドラム16が所定の速度で回転駆動されるとともに、中間転写ベルト24が感光体ドラム16の表面に接触、又は所定量巻き付けられた状態で従動される。
その後、上記感光体ドラム16の表面は、帯電器18によって所定の電位に帯電された後、ROS20によって画像データに対応した画像露光が施され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム16上に形成された静電潜像は、現像器22によって現像され、感光体ドラム16の表面には、トナー像が形成される。
感光体ドラム16の表面に形成されたトナー像は、一次転写位置において、中間転写ベルト24上に一次転写される。
中間転写ベルト24上の画像は、二次転写位置において、搬送されてきた記録用紙26に転写され、定着器32を通過することで定着されて排出される。
(開閉蓋開放時動作)
ここで、画像形成装置10では、上記画像形成動作中において、装置本体12の開閉蓋12Aが開けられると、この開放動作に連動して、インターロックスイッチ36が各負荷104への電源供給を遮断する機能を搭載している。すなわち、開閉蓋12Aが開放されたということは、サービスマンやユーザーが装置内部に手を差し伸べて、機構ユニットの交換や清掃、ジャミングを起こしている記録用紙の取り出し等の操作をすることが予想される。
このため、負荷電源供給ライン102を物理的に遮断することで、感電等の事故防止を図っている。
ところが、従来は、開閉蓋12Aが開放された瞬間に負荷電源供給ライン102が遮断されていたため、今まで動作していた負荷により機構ユニットが中途半端な動作状態で停止する場合がある。或いは、電源遮断により駆動はしなくなるが、今までの駆動の慣性によって、しばらく動作し続ける場合がある。さらには、記録用紙26をニップしたままの状態で停止してしまう場合や、通常は電圧の昇降に傾斜をつけて実行するところを、急激な電圧変化によって、関連電子部品(リレースイッチ等)を破損させたり、寿命を低下させる場合がある(総称して、不安定な動作状態での停止)。
そこで、本実施の形態では、インターロックスイッチ36による電源遮断動作に対して、実際に負荷電源供給ライン102の遮断を遅延させ、この遅延した時間内に、各負荷に対して安定した状態で動作を停止させるように制御するようにした。
以下、開閉蓋12Aの開放から負荷電源供給ライン102の遮断までの手順を詳細に説明する。
開閉蓋12Aが開放すると、開閉蓋12Aに設けられた突起部38がインターロックスイッチ36の凹陥部36Aから抜け出る。
この凹陥部36Aからの突起部38の抜け出し動作に連動して、インターロックスイッチ36は、負荷電源供給監視ライン126を物理的に遮断する。
ところで、この負荷電源供給監視ライン126は、物理的に遮断される前まで、コイル128Aへの通電、並びにコンデンサ134への充電がなされており、前記物理的な電源断後からは、コンデンサ134からの放電が開始される。
このため、コイル128Aには、コンデンサ134から放電される電流が流れるため、コイル128Aの励磁状態は、インターロックスイッチ36によって負荷電源供給監視ライン126が遮断されても継続し、リレー回路128のリレースイッチ128Bは、オン状態を維持する。
リレースイッチ128Bがオン状態である間は、負荷電源供給ライン102は、メイン電源管理部100からの電力を、負荷104に供給することができ、負荷104は依然として動作を継続することが可能である。
一方、インターロックスイッチ36では、前記負荷電源供給監視ライン126と共に、制御電源供給監視ライン136を遮断する。
インターロック状態検出部140では、この制御電源供給監視ライン136の遮断状態を検出すると、メインコントローラ108に対して、インターロックスイッチ36が作動したことを通知する。
メインコントローラ108では、上記インタロックスイッチ36が作動したことの通知を受けると、電源遮断退避動作プログラムを起動して、当該電源遮断退避動作プログラムに従って画像形成処理制御部114を制御する。
画像形成処理制御部114では、光走査系コントロール部116、駆動系コントロール部118、帯電器コントロール部120、現像器コントロール部122及び定着器コントロール部124を介して、それぞれに対応する負荷104、並びに負荷104によってどうさする機構ユニットに対して、安全な状態での動作停止(退避動作)をするように制御する。
退避動作の1つ目としては、テイクアウェイクラッチやソレノイド等による退避動作の実行する。
これにより、感光体ドラム16等の回転体に対して駆動力を伝達するための歯車が噛み合った状態での停止を回避することができる。
また、2つ目は、電源断後、慣性によって移動(回転)を続ける負荷に対する制動を実行する。
これにより、開閉蓋12Aの開放直後に装置内部に手を差し伸べても、慣性で動作しているものがなくなり、安全性を高めることができる。
3つ目は、特に、定着器32等での記録用紙26のニップ状態での停止の回避を実行する。
これにより、記録用紙26の取り出しが容易となる。また、ニップ領域に過度の熱が加わり、装置に不具合が生じることを防止することができる。
なお、他の搬送系においても、なるべく、ニップない状態で記録用紙26の搬送を停止させることが好ましい。
最後に、定着用ランプ等の高電圧を対象とした緩やかな電圧低下動作を実行する。
通常、定着ランプ等のオン・オフは、リレースイッチを介在させ、かつ急激な電圧の昇降をせず、トライアック等で徐々に昇圧或いは降圧することで、リレー接点を保護している。そこで、インターロックスイッチ36の作動時にも、同様に降圧させた状態で電源断を行うことで、リレースイッチを含むで電子部品の寿命を延ばすことができる。
また、メインコントローラ108では、ユーザーインターフェイス112に対して、開閉蓋12Aが開放されたことを通知することで、ユーザーインターフェイス112では、開閉蓋12Aの開放をメッセージ表示したりアラーム報知する。なお、必要に応じて、遅延している時間内の退避動作項目を表示するようにしてもよい。また、遅延時間内に退避動作する項目を予め明瞭に表示し、退避動作が終了した項目は反転したり濃度を薄くしたり、消灯することで、退避動作の状況を逐一報知するようにしてもよい。
以上説明したように本実施の形態では、インターロックスイッチ36により開閉蓋12Aの開放を検出し、機械的な負荷電源供給ライン102の遮断を維持しつつ、この負荷電源供給ライン102に対して負荷電源供給監視ライン126を併設(並列接続)し、コンデンサ134とリレー回路128(コイル128A及びリレースイッチ128B)を用いて、負荷電源供給ライン102の遮断を遅延させるようにしたため、メインコントローラ108による各負荷104への制御猶予時間を持たせることができ、、各負荷104、並びに機構ユニットの連結状態動作途中の停止を回避することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置における画像形成を主体とした制御系のブロック図、並びに電源供給配線図である。 (A)は開閉蓋の開閉状態を示す装置本体を斜め前面から見た斜視図、(B)はインターロックスイッチの取り付け状態を示す側面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 装置本体
12A 開閉蓋
14 エンジン部
16 感光体ドラム
18 帯電器
20 ROS
22 現像器22
24 中間転写ベルト
26 記録用紙
28 給紙部
30 クリーニング部
32 定着器
36 インターロックスイッチ
36A 凹陥部
38 突起部
100 メイン電源管理部
101 商用電源
102 負荷電源供給ライン(電力供給線)
104 負荷
106 制御電源供給ライン
108 メインコントローラ(退避指示手段)
110 制御ユニット
112 ユーザーインターフェイス
114 画像形成処理制御部
116 光走査系コントロール部
118 駆動系コントロール部
120 帯電器コントロール部
122 現像器コントロール部
124 定着器コントロール部
126 負荷電源供給監視ライン
128 リレー回路
128A コイル(遅延手段)
128B スイッチ部(遅延手段)
130 分岐線
132 抵抗
134 コンデンサ
136 制御電源供給監視ライン
140 インターロック状態検出部

Claims (6)

  1. 像担持体を一様帯電し、前記像担持体に画像データに対応して光ビームを照射して静電潜像を形成すると共に、前記静電潜像に静電気力でトナーを付着させて現像し、当該トナー像を記録媒体に転写し、加熱定着することで画像を形成する画像形成エンジンと、前記画像形成エンジンの各工程を実行するための電力消費負荷、並びに少なくとも画像形成エンジンの各部の温度を管理するための電力消費負荷に対して、それぞれ所定の電力を供給する電源部と、前記電力消費負荷を制御する制御手段と、が筐体内に収容されて構成される画像形成装置であって、
    前記筐体に設けられ、少なくとも画像形成エンジンの内部を露出可能な開閉蓋と、
    前記電源部からの前記電力消費負荷への電力供給線と、
    前記電力供給線と並列接続された電力供給監視線と、
    前記電力供給監視線に直列接続されたコイル、及び前記電力供給線に直列接続され、前記コイルへの通電・非通電に基づいて断続するリレースイッチを備えたリレー回路と、
    前記電力供給監視線に介在され、前記開閉蓋の閉状態で前記電力供給監視線を開成し、閉状態で前記電力供給監視線を閉成するインターロックスイッチと、
    インターロックスイッチの開成時期に対して、前記リレー回路による電源供給線のオフを遅延させる遅延手段と、
    前記遅延手段による遅延時間内に前記制御部に対して、電力消費負荷を所定の退避状態に移行させるように指示する退避指示手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記電力消費負荷により動作する複数の機構部は、動作中に互いに機械的に連結する時期が存在しており、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、前記機構部間の連結状態を解除させるように指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記電力消費負荷により動作する複数の機構部は、電源断後に慣性によって動作する機構部を含み、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、当該慣性によって動作する機構部を制動するように指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記電力消費負荷により動作する複数の機構部は、前記記録媒体をニップする時期が存在しており、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、前記記録媒体のニップを解除するまで継続動作させるように指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記電力消費負荷の内、高電圧で動作する電力消費負荷、並びに高温発熱源となる電力消費負荷に対して、前記退避指示手段は、前記制御部に対して、前記遅延手段によって遅延した時間内に、供給電力を所定以下に下げるように指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記遅延手段が、前記電力供給監視線に設けられ、前記インターロックスイッチの閉成中に充電され、インターロックスイッチの開成時に放電するコンデンサを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
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