JP2006029684A - オイルセパレータ及び極低温装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス流量が多くなっても、オイルを速やかに回収できるようにする。
【解決手段】シェル22内に流入させた冷媒に含まれるオイルを捕捉するためのフィルタエレメント24を備えたオイルセパレータ20において、前記フィルタエレメント24の入側に多孔パイプ40、42を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、シェル内に流入させた冷媒に含まれるオイルを捕捉するためのフィルタエレメントを備えたオイルセパレータ、及び、このオイルセパレータを備えた極低温装置に関する。
極低温装置に用いられる冷凍サイクルは、圧縮機→凝縮機→蒸発機→圧縮機に至る冷媒の循環サイクルで形成され、図1に例示する如く、圧縮機10と凝縮機(図示省略)との間に、オイルのミスト分を除去するためのオイルセパレータ20と、オイルの蒸気分を吸着するためのアドゾーバ14が配設される。オイルセパレータ20は、圧縮機10の吐出ガス中に流出した潤滑オイルを再び圧縮機10に戻すことにより、圧縮機10のシリンダへの潤滑オイルが供給不足となり、焼付けを生じる危険を回避すると共に、循環する冷媒中にオイルが混入して、冷凍能力が低下することを防止するものである。
図において、12は熱交換器、16はバッファタンクである。
前記オイルセパレータ20としては、図2に例示する如く、シェル22内に、例えばグラスウールを巻いたフィルタエレメント24を内蔵し、その両端を固定ボルト26と螺合する上フランジ28及びホルダ30で押えた構造のものが使われている。そして、圧縮機10から吐出された冷媒(例えばヘリウムガス)を、熱交換器12を介して、上フランジ28上面の冷媒入口28Aからシェル22の内側へ流し込むことにより、ヘリウムガスがフィルタエレメント24を通過する際に、ヘリウムガスに含まれているオイルをフィルタエレメント24のグラスウールで捕捉させ、ヘリウムガスのみを上フランジ28側面の冷媒出口28Bからアドゾーバ14へ流出させると共に、フィルタエレメント24で捕捉されたオイルを、シェル22下端の下フランジ32に形成したオイル出口32Aから圧縮機10へ回収して、圧縮機10の内部の摺動部の磨耗を抑えるようにしている。
即ち、前記オイルセパレータ20に流れ込んだヘリウムガス中のオイル微粒子がグラスウールの繊維に衝突すると、このオイル微粒子はグラスウールの繊維に付着する。更に、グラスウールの繊維に付着したオイル微粒子に、次のオイル微粒子が付着し、段々にその粒子が大きくなり、やがて重力により下方に落ちる。重力で下方に落ちたオイル粒子は、まとまって液となり、オイル出口32Aから排出される。
特開2001−82837号公報 特開2000−257994号公報 特開平9−72634号公報
しかしながら、オイルセパレータ20に流れ込むヘリウムガスの流量が多くなったり、ヘリウム中のオイル微粒子の混合比率が高くなると、グラスウール内で分離し切れなくなって、オイルがオイルセパレータ20で取り切れず、アドゾーバ14側に流出してしまい、冷凍機の冷凍不良を引き起こす。更にオイルが圧縮機10に戻らなくなり、圧縮機10のオイル不足が生じて、圧縮機内部の摺動部の磨耗が進み、耐久性が劣化することが考えられる。そのため、オイルセパレータ20のサイズを大きくすることが考えられるが、筺体の大きさが決まっているため、現実には難しい。
なお、特許文献1には、油分離エレメントの入側に、その下方から側面へ流体を導く空間部を形成する筒状の変流部材を設けることが記載され、特許文献2には、オイルセパレータの内壁に、オイルミストを減速して吸着するためのメッシュを配設することが記載され、特許文献3には、フィルタエレメントを2つ設けることが記載されているが、いずれも十分な効果を上げることができなかった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、ガス流量が多くなっても、オイルを速やかに回収することが可能なオイルセパレータを提供することを第1の課題とする。
本発明は、又、前記オイルセパレータを備えた極低温装置を提供することを第2の課題とする。
本発明は、シェル内に流入させた冷媒に含まれるオイルを捕捉するためのフィルタエレメントを備えたオイルセパレータにおいて、前記フィルタエレメントの入側にオイル分離手段を設けることにより、前記第1の課題を解決したものである。
又、前記フィルタエレメントの外側から冷媒を流入させ、前記オイル分離手段を通過させたものである。
又、前記オイル分離手段を、フィルタエレメントの内側に設けられた多孔パイプとしたものである。
又、前記多孔パイプの外側に網状体を巻回したものである。
又、前記オイル分離手段が、フィルタエレメントを保持する機能も有するようにして、構成を簡略化したものである。
又、前記オイル分離手段の長さを、フィルタエレメントよりも短くして、圧力損失を少なくしたものである。
本発明は、又、前記のオイルセパレータを備えたことを特徴とする極低温装置を提供することにより、前記第2の課題を解決したものである。
本発明によれば、冷媒がフィルタエレメントに侵入する前に、オイル分離手段によりオイルが分離される。従って、ガス流量が多くなっても、フィルタエレメントが保持するオイル量が少なくなり、オイルを速やかに回収することができる。又、油分離の効率が高いため、オイルセパレータを小型化することが可能である。加えて、ガス流量に合わせて、オイル分離手段の長さを調節できるため、圧力損失を少なくすることができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態は、図3に示す如く、図2に示した従来例の固定ボルト26を、両端にねじが切られた多孔パイプ40で置き換えると共に、その内側に上フランジ28の冷媒入口28Aを接続して熱交換器からの冷媒が該多孔パイプ40の内側に流入するようにし、該多孔パイプ40の外側に抜け出たヘリウムガスを、空間を隔てて配置した従来と同様のフィルタエレメント24に通過させてオイルを分離するようにしたものである。他の点については図2に示した従来例と同様であるので、説明は省略する。
前記フィルタエレメント24としては、従来例と同様にグラスウールを巻いたものや、中空の焼結金属を用いることができる。
前記多孔パイプ40としては、パンチングメタルを丸めたものを用いることができる。
このようにして、フィルタエレメント24に侵入する前に多孔パイプ40でオイルを分離することにより、ガス流量が多くなっても、フィルタエレメント24が保持するオイル量は少なくなり、オイルを速やかに回収することが可能となる。この際、多孔パイプ40外側とフィルタエレメント24内側の間に空隙が設けられているので、効率が高い。又、多孔パイプ40の孔径、位置、個数を任意に設定することができ、特に位置は上部、中央、下部を選べる。
本実施形態においては、多孔パイプ40がフィルタエレメント24の固定ボルトも兼ねるようにしているので、構成が簡略で、フィルタエレメント24の交換も可能である。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態を詳細に説明する。
本実施形態は、第1実施形態の多孔パイプ40を、先端(図の下端)が閉じられた、フィルタエレメント24よりも短い多孔パイプ42で置き換えると共に、該多孔パイプ42に金属メッシュ44を巻き付けた例である。なお、フィルタエレメント24は、上フランジ28やホルダ30とは、その材質により接着や溶接等の方法で接合する。他の点については前記第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
次に、図5を参照して、本発明の第3実施形態を詳細に説明する。
本実施形態は、図3に示した第1実施形態の多孔パイプ40に金属メッシュ44を巻回し、多孔パイプ40がフィルタエレメント24の固定ボルトを兼ねた例で、効率が良く、フィルタエレメント24の交換も可能である。
なお、前記実施形態においては、いずれも、多孔パイプ40、42としてパンチングメタルを丸めたものが用いられていたが、多孔パイプの材質はこれに限定されず、例えば底部が閉じられた金網であってもよい。フィルタエレメント24の材質も、グラスウールや焼結金属に限定されない。金属メッシュ44も、グラスウール等の網状体が使用可能である。
本発明の適用対象である圧縮機の配管系統図 従来のオイルセパレータの一例の構成を示す断面図 本発明に係るオイルセパレータの第1実施形態の構成を示す断面図 同じく第2実施形態の構成を示す断面図 同じく第3実施形態の構成を示す断面図
符号の説明
10…圧縮機
20…オイルセパレータ
22…シェル
24…フィルタエレメント
28…上フランジ
28A…冷媒入口
28B…冷媒出口
30…ホルダ
32…下フランジ
32A…オイル出口
40、42…多孔パイプ
44…金属メッシュ(網状体)

Claims (7)

  1. シェル内に流入させた冷媒に含まれるオイルを捕捉するためのフィルタエレメントを備えたオイルセパレータにおいて、
    前記フィルタエレメントの入側にオイル分離手段を設けたことを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 前記フィルタエレメントの外側から冷媒を流入させ、前記オイル分離手段を通過させることを特徴とする請求項1に記載のオイルセパレータ。
  3. 前記オイル分離手段が、フィルタエレメントの内側に設けられた多孔パイプであることを特徴とする請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。
  4. 前記多孔パイプの外側に網状体を巻回したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のオイルセパレータ。
  5. 前記オイル分離手段が、フィルタエレメントを保持する機能も有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のオイルセパレータ。
  6. 前記オイル分離手段の長さが、フィルタエレメントよりも短いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のオイルセパレータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のオイルセパレータを備えたことを特徴とする極低温装置。
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