JP2006029367A - 油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造 - Google Patents

油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 油容量一定のエアハイドロコンバータ内の油の減少割合を低減させることができる油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造を提供する。
【解決手段】 駆動体2によって油室6と空気室7とに分離された油空圧アクチュエータ1の油室側にアクチュエータ摺動面3aと圧接する弾性環状の第1パッキン4を設け、第1パッキン4の油室側に面した第1楔面4aと空気室側に面した第2楔面4bとを形成する。第1パッキン4と直列あるいは並列にアクチュエータ摺動面3aと圧接する弾性環状の第2パッキン5を設け、第2パッキン5の油室側に面した第3楔面5aと空気室側に面した第4楔面5bとを形成する。駆動体2が、空気室側から油室側に高速で移動するとき、第1楔面4aによって油室6の油が堰き止められつつ、第1楔面4aの空気室側に最小厚さの油膜が形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造に関する。
従来の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造を図13乃至図15に示す。
図13に示す従来の油空圧アクチュエータ回路100において、作動流体のうちの油はエアハイドロコンバータ108から油供給経路111を通って油空圧アクチュエータ101のハウジング103に到達し、油室側経路106aからハウジング103内の油室106に供給される。ハウジング103は、駆動体102によって油室106と空気室107とに分離されており、駆動体102が油室106から空気室107に向かって移動するときは、空気室107内の空気は空気室側経路107aからハウジング103の外部へ排出され、空気経路113を通って切換弁109に送られる。切換弁109からは圧縮空気が空気経路112を通ってエアハイドロコンバータ108に供給される。
駆動体102の油室側には油室側パッキン104が設けられ、駆動体102の空気室側には空気室側パッキン105が設けられている。
駆動体102が、図14(a)に示すように、空気室107から油室106に向かって高速で移動するとき、油室側パッキン104のリップ部104aの先端部近傍に高圧の楔部117が形成される。なお、以下の説明においては、駆動体102の空気室107から油室106への移動方向を、図14(a)に示すように、矢印Lで表す。
高圧の楔部117は、油室側パッキン104のリップ部104aを空気室側へ通り抜けて油膜119を形成する。又、空気室側パッキン105の油室側にも高圧の楔部118が形成される。この楔部118の圧力が空気室側パッキン105のリップ部105aをアクチュエータ摺動面103aへ押圧するリップ部105aの弾性力よりも大きくなると、リップ部105aがアクチュエータ摺動面103aから浮き上るため油膜119がリップ部105aを空気室側へ通過し空気室107内に油膜121が形成される。
次に、駆動体102が油室106から空気室107に向かって高速で移動するとき、図14(b)に示すように、空気室側パッキン105のリップ部105aによって油膜125が掻き取られ油溜り126が形成される。なお、以下の説明においては、駆動体102の油室106から空気室107への移動方向を、図14(b)に示すように、矢印Rで表す。
その状態から駆動体102が再び油室側に向かって高速で移動すると、図14(b)に示す油溜り126が、図15(a)に示すように、空気室107にとり残され残留油溜り128となる。更に、その状態で空気室107が排気状態になると、図15(b)に示すように、駆動体102が空気室側に向かって移動し、残留油溜り128が空気室経路107aから油滴132になりハウジング103の外部へ排出される。
従って、図13に示す従来の油空圧アクチュエータ回路100の場合、エアハイドロコンバータ108の油がハウジング103の外部へ排出され減少するためエアハイドロコンバータ108の油を補充する必要があるという問題があった。
なお、上記の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造は周知であるが、本発明に関連した先行技術文献はない。
本発明は、このような状態に鑑みなされたもので、その目的は、油容量一定のエアハイドロコンバータ内の油の減少割合を低減させることができる油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造は、油と空気とを作動流体とし、アクチュエータ内を摺動する駆動体により油室と空気室とに分離された油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造において、前記駆動体の油室側に設けられた第1パッキンと、前記第1パッキンと直列あるいは並列に設けられた第2パッキンとを備え、前記第1パッキンは、前記アクチュエータあるいは前記駆動体の摺動面に圧接する弾性環状パッキンであって、前記油室側に面し油淀み部生成角をなす第1楔面と、前記空気室側に面し第1の高圧生成角をなす第2楔面とを有し、前記第2パッキンは、前記アクチュエータあるいは前記駆動体の摺動面に圧接する弾性環状パッキンであって、前記油室側に面し第2の高圧生成角をなす第3楔面と、前記空気室側に面し第3の高圧生成角をなす第4楔面とを有し、前記駆動体が前記空気室側から前記油室側に向かって移動するとき、前記第1パッキンは、前記油の前記油室から前記空気室への流出を堰き止めつつ、第2パッキン側への油の漏出を制限し、前記第2パッキンは、前記第2パッキンの前記空気室側に油膜を形成させ、前記駆動体が前記油室側から前記空気室側に向かって移動するとき、前記第2パッキンは、前記空気室側の前記油膜を前記油室側に通過させ、前記第1パッキンは、前記第1パッキンの前記空気室側の前記油膜を前記油室内へ流入させることを特徴としている。
このような構成によると、駆動体が空気室側から油室側に向かって高速で移動するとき、第1パッキンによって油の油室から空気室への流出が堰き止められつつ、第2パッキンの空気室側に最小厚さの油膜が発生する。次に、駆動体が油室側から空気室側に向かって高速で移動するとき、第2パッキンによって第2パッキンの空気室側に形成された油膜が第2パッキンを油室側に通過するので第2パッキンの空気室側に油溜りが発生しない。
そうすると、駆動体が再び空気室側から油室側に向けて高速で移動するとき、空気室側に油溜りが残留しないので、駆動体が再び油室側から空気室側に向けて移動するとき、油が空気室の排出経路からアクチュエータ外部へ排出されることがない。従って、エアハイドロコンバータ内の油の減少割合を低減させることができる。
又、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造において、前記第1パッキンおよび前記第2パッキンの環状非摺動面と前記アクチュエータあるいは前記駆動体の環状非摺動面とに前記作動流体の不漏出機構が設けられたことを特徴としている。
このような構成によると、油室内の油が第1パッキンの環状非摺動面と駆動体の環状非摺動面との間を伝わって空気室側に漏出することを抑止できる。また、空気室内の空気が第2パッキンの環状非摺動面と駆動体の環状非摺動面との間を伝わって油室側に洩れることを抑止できる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る油空圧アクチュエータの回路を示す図である。
図1に示す油空圧アクチュエータの回路10は、油空圧アクチュエータ1、エアハイドロコンバータ8、切換弁9などから構成されている。作動流体のうちの油は、エアハイドロコンバータ8から油供給経路11を通って油空圧アクチュエータ1のハウジング3に到達し、油室側経路6aからハウジング3の油室6に供給される。ハウジング3は、後述のように駆動体2によって油室6と空気室7とに分離されている。作動流体のうちの空気は、空気室7内に充填され、駆動体2が油室6から空気室7に向かって移動するときは、空気室側経路7aからハウジング3の外部へ排出される。ハウジング3の外部へ排出された空気は、空気経路13を通って切換弁9に送られる。切換弁9からは圧縮空気が空気経路12を通ってエアハイドロコンバータ8に供給される。
図2は、油空圧アクチュエータ1の拡大断面図である。図2に示す油空圧アクチュエータ1は、駆動体2、ハウジング3、第1パッキン4、第2パッキン5、シールパッキン14から構成されている。図2において、駆動体2は停止中である。
駆動体2は、油空圧アクチュエータ1のハウジング3の内部を前述のように油室6と空気室7とに分離している。駆動体2の環状非摺動面41には、第1パッキン4が嵌合され、第1パッキン4の空気室側に第2パッキン5が駆動体2の環状非摺動面51に嵌合されている。なお、本実施形態の場合、駆動体2、ハウジング3、第1パッキン4、第2パッキン5はいずれも円形断面を有する。
ハウジング3は円筒型で駆動体2、第1パッキン4、第2パッキン5を収納している。
第1パッキン4は、油空圧アクチュエータ1の摺動面3aに圧接する弾性環状パッキンであり、図2に示すように、油室側に面した第1楔面4aと空気室側に面した第2楔面4bとを有する。
第1楔面4aは、油空圧アクチュエータ1の摺動面3aと軸方向に角度θ1の大きさを有する油淀み部生成角をなし、第2楔面4bは、油空圧アクチュエータ1の摺動面3aと軸方向に角度θ2の大きさを有する第1の高圧生成角をなしている。
油淀み部生成角θ1について、図3を参照して説明する。
図3は、第1パッキン4の第1楔面4aにおける油淀み部生成角θ1を示す断面図である。油淀み部生成角θ1は、以下に述べるような角度である。即ち、図3(b)に示すように、駆動体2が空気室7から油室6に向かって高速で移動するとき、第1楔面4aの油室側に高圧が発生せず油淀み部29が形成され、第1楔面4aの空気室側には最小厚さの油膜31が生成される角度である。油淀み部29は、駆動体2が空気室7から油室6に向かって高速で移動するとき、第1楔面4aの油室側で反時計回り方向に渦を作ろうとする油の淀み部分である。なお、以下の説明においては、駆動体2の空気室7から油室6への移動方向を、図3に示すように、矢印Lで表す。
油淀み部生成角θ1の好ましい範囲は、第1パッキン4の弾性率、油の粘度、駆動体2の移動速度、作動流体の温度などにより異なり一義的に定まらないが、第1楔面4aとアクチュエータ摺動面3aとのなす角度が、油淀み部生成角θ1とは異なる他の大きさの角度θ10である場合は、図3(a)に示すように、アクチュエータ摺動面3aと軸方向に傾斜角θ10をなす第1楔面4aの油室側に高圧部26が発生し、油室6内の油が第1パッキン4を油室側から空気室側へ通過して第1パッキン4の空気室側に大きい厚さの油膜27が形成される。
次に、第1の高圧生成角θ2について、図4を参照して説明する。
図4は、第1パッキン4の第2楔面4bにおける第1の高圧生成角θ2を示す断面図である。第1の高圧生成角θ2は、以下に述べるような角度である。即ち、図4(b)に示すように、駆動体2が油室6から空気室7に向かって高速で移動するとき、駆動体2の移動速度に起因して第2楔面4bの空気室側に形成された油膜36の第2楔面4bとの接触部35における圧力が油室6内の油の圧力よりも大きくなる角度である。この場合、接触部35における圧力が油室6内の油の圧力よりも大きいため、油が第1パッキン4を通過して油室6から空気室7へ漏出することがない。なお、以下の説明においては、駆動体2の油室6から空気室7への移動方向を、図4に示すように、矢印Rで表す。
第1の高圧生成角θ2の好ましい範囲は、第1パッキン4の弾性率、油の粘度、駆動体2の移動速度、作動流体の温度などにより異なり一義的に定まらないが、第2楔面4bとアクチュエータ摺動面3aとのなす角度が、第1の高圧生成角θ2とは異なる他の大きさの角度θ21である場合は、図4(a)に示すように、アクチュエータ摺動面3aと軸方向に傾斜角θ21をなす第2楔面4bの空気室7との接触部33の圧力が小さいため、油室6から空気室側に油の漏出が生じる。
第2パッキン5は、油空圧アクチュエータ1の摺動面3aに圧接する弾性環状パッキンであり、油室6に面した第3楔面5aと空気室7に面した第4楔面5bとを有する。第3楔面5aはアクチュエータ摺動面3aと軸方向に角度θ3の大きさを有する第2の高圧生成角をなし、第4楔面5bはアクチュエータ摺動面3aと軸方向に角度θ4の大きさを有する第3の高圧生成角をなしている。
第2の高圧生成角θ3について、図5を参照して説明する。
図5は、第2パッキン5の第3楔面5aにおける第2の高圧生成角θ3を示す断面図である。第2の高圧生成角θ3は、以下に述べるような角度である。即ち、図5(b)に示すように、駆動体2が空気室7から油室6に向かって高速で移動するとき、駆動体2の移動速度に起因して第2パッキン5の第3楔面5aの油室側に形成された油膜の第3楔面5aとの接触部39における圧力が第3楔面5aの空気室側に形成された油膜42の圧力よりも大きくなる角度である。従って、空気室7から油室6への気泡の流入は発生しない。
第2の高圧生成角θ3の好ましい範囲は、第2パッキン5の弾性率、油の粘度、駆動体2の移動速度、作動流体の温度などにより異なり一義的に定まらないが、第3楔面5aとアクチュエータ摺動面3aとのなす角度が、第2の高圧生成角θ3とは異なる他の大きさの角度θ31である場合は、図5(a)に示すように、アクチュエータ摺動面3aと傾斜角θ31をなす第3楔面5aの油室側の圧力が小さく駆動体2が空気室7から油室6に向かって高速で移動するとき、空気室7からの気泡38が油室6に流入する。
次に、第3の高圧生成角θ4について、図6を参照して説明する。
図6は、第2パッキン5の第4楔面5bにおける第3の高圧生成角θ4を示す断面図である。第3の高圧生成角θ4は、以下に述べるような角度である。即ち、図6(b)に示すように、駆動体2が油室6から空気室7に向かって高速で移動するとき、駆動体2の移動速度に起因して第4楔面5bの空気室側に形成された油膜47の第4楔面5bとの接触部45における圧力が第4楔面5bの油室側の油膜46の圧力よりも大きくなる角度である。従って、油膜47は第4楔面5bの油室側で油膜46となり油膜46は油室6内に流入する。この場合も空気室7から油室6に気泡の流入は発生しない。
第3の高圧生成角θ4の好ましい範囲は、第2パッキン5の弾性率、油の粘度、駆動体2の移動速度、作動流体の温度などにより異なり一義的に定まらないが、第4楔面5bとアクチュエータ摺動面3aとのなす角度が、第3の高圧生成角θ4とは異なる他の大きさの角度θ41である場合は、図6(a)に示すように、駆動体2が油室6から空気室7に向かって高速で移動するとき、第4楔面5bの空気室側にある油膜が第4楔面5bによって掻き取られ、アクチュエータ摺動面3aと傾斜角θ41をなす第4楔面5bの空気室側に油溜り43が発生する。
シールパッキン14は、駆動体2のロッド部分とハウジング3との間をシールしている。
次に、油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造の作動状態について図7を参照して説明する。
油空圧アクチュエータ1の駆動体2が、図7(a)に示すように、空気室7から油室6に向かって高速で移動するとき、第1パッキン4の油淀み部生成角θ1を有する第1楔面4aで油室6の油が堰き止められ油淀み部29が生成される。第1楔面4aの油室側に高圧の圧力生成がないため、第1楔面4aの空気室側に非常に小さい厚さの油膜42が形成される。
更に、油膜42は第2パッキン5の第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面5aとの接触部23において駆動体2の移動速度に起因して高圧となる。従って、空気室7内の空気は、空気室7から油室側へ漏出せず、その状態で駆動体2が油室側へ移動すると、第2パッキン5の空気室側の油膜42よりも更に一層小さい厚さの油膜44が形成される。
この状態から油空圧アクチュエータ1の駆動体2が、図7(b)に示すように、油室6から空気室7に向かって高速で移動するとき、第2パッキン5の第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面5bと油膜47との接触部45が高圧となり、接触部45の油は第2パッキン5を油室側へ通過する。更に、第2パッキン5を通過した油膜48は第1パッキン4の第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面4bとの接触部35において駆動体2の移動速度に起因して高圧となる。そうすると、油膜48の第2楔面4bとの接触部35の圧力が油室6内の油の圧力よりも大きくなるため油膜48の油は油室6内に流入する。
従って、第2パッキン5の空気室側の油膜47に油溜りが形成されることがない。油溜りが形成されることがないため、駆動体2が再び空気室7から油室6に向かって移動しても空気室7内に残留油溜りが形成されることがない。空気室7から油がハウジング3の外部へ排出されることがないためエアハイドロコンバータ8内の油の減少割合を低減させることができる。
図2に示す第1パッキン4の環状非摺動面と駆動体2の環状非摺動面41との間を接着すると、油室6内の油が第1パッキン4の環状非摺動面と駆動体の環状非摺動面41との間を伝わって空気室側に漏出することを抑止できる。また、第2パッキン5の環状非摺動面と駆動体2の環状非摺動面51との間を接着すると、空気室6内の空気が第2パッキン5の環状非摺動面と駆動体の環状非摺動面51との間を伝わって油室側に洩れることを抑止できる。
次に、本発明の第2実施例を図8に示す。
図8に示す油空圧アクチュエータ1bは、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えた第1パッキン61と、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン62とからなる。第1パッキン61及び第2パッキン62は、Y字型断面の弾性環状パッキンである。
このような油空圧アクチュエータ1bによるとY字型断面の弾性環状パッキンのリップ効果により移動中の摺動抵抗を低減することができ、駆動体2の停止中作動流体の圧力差が大きくても確実にシールすることができる。
また、図8に示すように、第1パッキン61のリップ効果により第1パッキン61の環状非摺動面から油室6内の油が空気室側へ漏出することを抑止できる。同様に、第2パッキン62のリップ効果により空気室7内の空気が第2パッキン62の環状非摺動面から油室側へ洩れることを抑止できる。
次に、本発明の第3実施例と第4実施例とを図9に示す。
図9(a)に示す油空圧アクチュエータ1cは、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えた第1パッキン65と、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン66とからなる。第1パッキン65は、アクチュエータの摺動面に圧接する弾性環状パッキンであり、第2パッキン66は、Oリングである。
このような油空圧アクチュエータ1cによると、汎用のOリング66を利用して第2パッキンを構成することができるので専用のパッキンを製造する必要がない。また、第2パッキン66は、Oリングにより空気室7内の空気が第2パッキン66の環状非摺動面から油室6内に洩れることを抑止できる。
また、図9(b)に示す油空圧アクチュエータ1dは、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えた第1パッキン67と、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン68とからなる。第1パッキン67は、Y字型断面の弾性環状パッキンであり、第2パッキン68は、Oリングである。
このような油空圧アクチュエータ1dによると、第1パッキン67に汎用のY字型断面の弾性環状パッキンを利用することができ、第2パッキン68に汎用のOリングを利用できるので専用のパッキンを製造する必要がない。
次に、本発明の第5実施例を図10に示す。
図10に示す油空圧アクチュエータ1eは、ハウジング3bが駆動体2bによって油室6bと空気室7bとに分離されている。駆動体2bの断面積と空気室7bの断面積とは大きさが異なる。空気室7bから油室6bの方向へ延出した駆動体2bの摺動面に油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えた環状の第1パッキン71と、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた環状の第2パッキン72とが嵌合されている。第1パッキン71は油室側に設けられ、第2パッキン72は空気室側に設けられている。第1パッキン71と第2パッキン72とは駆動体2bの摺動面に圧接している。
このような油空圧アクチュエータ1eによると、駆動体2bが空気室7bから油室6bに向かって高速で移動しYパッキン84を通過すると、空気室7bと駆動体2bとの断面積比分空気室7bの圧力に対し油室6b内の油圧が増加される。油室6b内の増圧された油を油供給経路13aを介して他の油圧機器(不図示)に接続することにより他の油圧機器に高圧を供給することができる。
次に、本発明の第6実施例と第7実施例とを図11に示す。
図11(a)に示す油空圧アクチュエータ1fは、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えた第1パッキン73と、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン74とからなる。第1パッキン73及び第2パッキン74は、Y字型断面の弾性環状パッキンである。
このような油空圧アクチュエータ1fによると、Y字型断面の弾性環状パッキンのリップ効果により移動中の摺動抵抗を低減することができ、駆動体2bの停止中作動流体の圧力差が大きくても確実にシールすることができる。
また、図11(b)に示す油空圧アクチュエータ1gは、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えた第1パッキン75と、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン76とからなる。第1パッキン75は、Y字型断面の弾性環状パッキンであり、第2パッキン76は、Oリングである。
このような油空圧アクチュエータ1gによると、第1パッキン75に汎用のY字型断面の弾性環状パッキンを利用し、第2パッキン76に汎用のOリングを利用することができるので専用のパッキンを製造する必要がない。
次に、本発明の第8実施例と第9実施例とを図12に示す。
図12(a)に示す油空圧アクチュエータ1hは、第1パッキン77がアクチュエータの摺動面に圧接する弾性環状のパッキンで、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えている。そして、第1楔面と第2楔面との間に、第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン78としてのOリングが挿入されている。
このような油空圧アクチュエータ1hによると、Oリングを第2パッキン78として利用することができるので第1パッキン77と第2パッキン78とをコンパクトに構成することができる。
その結果として、第1パッキン77と第2パッキン78とが小型化、軽量化され油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造の部品点数及び組付け工数を減少させることができるため油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造の製造原価を低減させることができる。
更に、図12(a)に示すように、第1パッキン77の環状非摺動面に切欠き溝77aが設けられ、切欠き溝77aにOリング79が挿入されている。Oリング79は、油室6b内の油が第1パッキン77の環状非摺動面から空気室側に漏出することを抑止し、同時に空気室7b内の空気が油室側に洩れることを抑止している。これによっても第1パッキン77の環状非摺動面と駆動体2cの環状非摺動面との間のシール構造をコンパクトに構成することができる。
また、図12(b)に示す油空圧アクチュエータ1iは、第1パッキン81が、駆動体2bの摺動面に圧接する弾性環状パッキンで、油淀み部生成角θ1を有する第1楔面と第1の高圧生成角θ2を有する第2楔面とを備えている。そして、第1楔面と第2楔面との間に第2の高圧生成角θ3を有する第3楔面と第3の高圧生成角θ4を有する第4楔面とを備えた第2パッキン82としてのOリングが挿入されている。
このような油空圧アクチュエータ1iによると、Oリングを第2パッキン82として利用することができるので第1パッキンと第2パッキンとをコンパクトに構成することができる。
また、図12(b)に示すように、第1パッキン81の環状非摺動面に切欠き溝81aが設けられ、切欠き溝81aにOリング83が挿入されている。Oリング83は、油室6a内の油が第1パッキン81の環状非摺動面から空気室側に漏出することを抑止し、同時に空気室7a内の空気が油室側に洩れることを抑止している。これによっても第1パッキン81の環状非摺動面とハウジング3cの環状非摺動面との間のシール構造をコンパクトに構成することができる。
なお、本実施形態では作動流体として油と空気を使用したが油の代わりに非圧縮性流体として例えば水を用いることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、請求項2に記載の不漏出機構は第1パッキンおよび第2パッキンの環状非摺動面と駆動体の環状非摺動面との間の接着、第1パッキン77の切欠き溝77aに設けられたOリング79、第1パッキン81の切欠き溝81aに設けられたOリング83、第1パッキンおよび第2パッキンのY字型断面の環状非摺動面側のリップ、第2パッキンとして使用されるOリング66、68の環状非摺動面側のOリング面が相当する。
本発明に係る油空圧アクチュエータの回路全体を示す図である。 油空圧アクチュエータ1の拡大断面図である。 第1パッキン4の第1楔面4aにおける油淀み部生成角θ1を示す断面図である。 第1パッキン4の第2楔面4bにおける第1の高圧生成角θ2を示す断面図である。 第2パッキン5の第3楔面5aにおける第2の高圧生成角θ3を示す断面図である。 第2パッキン5の第4楔面5bにおける第3の高圧生成角θ4を示す断面図である。 油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造の作動状態を示す断面図である。 第2実施例を示す断面図である。 第3実施例と第4実施例とを示す断面図である。 第5実施例を示す断面図である。 第6実施例と第7実施例とを示す断面図である。 第8実施例と第9実施例とを示す断面図である。 従来の油空圧アクチュエータの回路を示す図である。 従来の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造における作動状態を示す断面図である。 従来の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造における作動状態を示す断面図である。
符号の説明
1、1b〜1i・・・油空圧アクチュエータ、 2・・・駆動体、
2b、2c、2d・・・駆動体、 3・・・ハウジング、
3a・・・アクチュエータ摺動面、 3b、3c・・・ハウジング、
4、61、65、67、71、73、75、77、81・・・第1パッキン、
4a・・・第1楔面、 4b・・・第2楔面、
5、62、66、68、72、74、76、78、82・・・第2パッキン、
5a・・・第3楔面、 5b・・・第4楔面、
6・・・油室、 6a・・・油室側経路、
6b・・・油室、 7・・・空気室、
7a・・・空気室側経路、 7b・・・空気室、
8・・・エアハイドロコンバータ、 9・・・切換弁、
10・・・油空圧アクチュエータの回路、 11・・・油供給経路、
12、13・・・空気経路、 13a・・・油圧伝達経路
14・・・シールパッキン、
23、33、35、39、45・・・接触部、 26、45・・・高圧部、
27、31、36、42、44、46、47、48・・・油膜、
29・・・油淀み部、 38・・・気泡、
41、51・・・環状非摺動面、 43・・・油溜り、
77a、81a・・・切欠き溝、
79、83・・・Oリング、
100・・・油空圧アクチュエータ回路、 101・・・油空圧アクチュエータ、
102・・・駆動体、 103・・・ハウジング、
103a・・・アクチュエータ摺動面、 104・・・油室側パッキン、
104a・・・リップ部、 105・・・空気室側パッキン、
105a・・・リップ部、 106・・・油室、
106a・・・油室側経路、 107・・・空気室、
107a・・・空気室側経路、 108・・・エアハイドロコンバータ、
109・・・切換弁、 111・・・油供給経路、
112、113・・・空気経路、 114・・・シールパッキン、
117、118・・・楔部、 119、121、125・・・油膜、
126・・・油溜り、 128・・・残留油溜り

Claims (2)

  1. 油と空気とを作動流体とし、アクチュエータ内を摺動する駆動体により油室と空気室とに分離された油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造において、
    前記駆動体の油室側に設けられた第1パッキンと、前記第1パッキンと直列あるいは並列に設けられた第2パッキンとを備え、
    前記第1パッキンは、前記アクチュエータあるいは前記駆動体の摺動面に圧接する弾性環状パッキンであって、前記油室側に面し油淀み部生成角をなす第1楔面と、前記空気室側に面し第1の高圧生成角をなす第2楔面とを有し、
    前記第2パッキンは、前記アクチュエータあるいは前記駆動体の摺動面に圧接する弾性環状パッキンであって、前記油室側に面し第2の高圧生成角をなす第3楔面と、前記空気室側に面し第3の高圧生成角をなす第4楔面とを有し、
    前記駆動体が前記空気室側から前記油室側に向かって移動するとき、前記第1パッキンは、前記油の前記油室から前記空気室への流出を堰き止めつつ、第2パッキン側への油の漏出を制限し、前記第2パッキンは、前記第2パッキンの前記空気室側に油膜を形成させ、
    前記駆動体が前記油室側から前記空気室側に向かって移動するとき、前記第2パッキンは、前記空気室側の前記油膜を前記油室側に通過させ、前記第1パッキンは、前記第1パッキンの前記空気室側の前記油膜を前記油室内へ流入させることを特徴とする油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造。
  2. 前記第1パッキンおよび前記第2パッキンの環状非摺動面と前記アクチュエータあるいは前記駆動体の環状非摺動面とに前記作動流体の不漏出機構が設けられたことを特徴とする、請求項1記載の油空圧アクチュエータ摺動部のシール構造。
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