JP2006029221A - 過給器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸受にクリープが発生しにくくて、かつ、軸受の内部すきまの変化が小さくて軸受の支持性能を向上できる過給器を提供すること。
【解決手段】 ハウジング1の内周面と、タービン軸2の外周面との間に、タービン軸2におけるタービンホイール3の近傍部分からコンプレッサホイール5の近傍部分までを支持するように、復列アンギュラ玉軸受6を収縮嵌めする。上記ハウジング1および復列アンギュラ玉軸受6の外輪7の夫々に、略径方向に延びるピン挿入用穴11およびピン挿入用穴20を形成し、このピン挿入用穴11,20に、止めピン9を挿通する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ターボチャージャ等の過給器に関する。
従来、過給器としては、特開平10−246235号公報(特許文献1)に記載されたターボチャージャがある。
このターボチャージャは、ハウジングと、回転軸と、この回転軸の一端部に固定されたポンプ羽根車と、上記回転軸の他端部に固定されたタービン羽根車と、上記二つの羽根車の間かつ上記回転軸の外周面の両端部に配置された二つの単列の玉軸受とを備える。
上記各玉軸受は、セラミック製の内輪と、上記ハウジングに嵌合固定された鋼製の外輪と、鋼製の玉とを有する。
上記内輪は、外周面に軌道溝を有しており、内周面が上記回転軸に嵌合固定されている。一方、上記外輪は、内周面に軌道溝を有しており、外周面が上記ハウジングに嵌合固定されている。また、上記玉は、上記外輪の軌道溝と上記内輪の軌道溝との間に、保持器によって保持された状態で、周方向に一定の間隔を隔てて複数配置されている。
上記従来のターボチャージャは、セラミックス製の内輪を採用することで、セラミックス製の内輪で、回転軸の熱を遮断して、回転軸の熱が、玉軸受の内部に伝達しにくいようにしている。そして、玉軸受内部の温度上昇を抑制して、玉軸受の焼付を防止するようにしている。
しかしながら、上記従来のターボチャージャでは、回転軸の両端部に圧入されている各玉軸受の内輪が遠心力によって変形し易くて、内輪内径が膨張して内輪と回転軸の間にクリープが発生し易いという問題がある。
また、上記従来のターボチャージャでは、上記玉軸受のラジアル隙間が温度域の変動によって大きく変動して、玉軸受が所定の支持性能を発揮するのが難しいという問題がある。
特開10−246235号公報
そこで、本発明の課題は、軸受にクリープが発生しにくくて、かつ、軸受の内部すきまの変化が小さくて軸受の支持性能を向上できる過給器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の過給器は、
ハウジングと、
上記ハウジング内に挿通された回転軸と、
上記回転軸の少なくとも一方の端部に固定された羽根車と、
上記回転軸の外周に嵌合されると共に、外周面に2列のアンギュラ型の軌道溝を有する内輪と、
上記ハウジングの内周側に配置されると共に、内周面に上記内輪の軌道溝に対向する2列のアンギュラ型の軌道溝を有する外輪と、
上記互いに対向する軌道溝の間に配置された玉と
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、上記内輪が、2列の軌道溝を有しているので、上記内輪の軸方向の寸法を、上記回転軸の両端部以外の部分の寸法と略同じ寸法にすると共に、軌道溝を、内輪の軸方向の両端部に形成することができる。したがって、内輪の内周面の表面積を従来の玉軸受よりも格段に大きくすることができると共に、内輪の両端部で荷重を支持できるので、遠心力や熱に起因する内輪の変形を格段に抑制できて、内輪と回転軸の間にクリープが発生することを防止できると共に、軸受の内部すきまの変化を抑制できて、軸受の支持性能を向上できる。
また、一実施形態の過給器は、上記ハウジングは、略径方向に延びるピン挿入用穴を有すると共に、上記外輪は、上記ピン挿入用穴の延長上に、略径方向に延びるピン挿入用穴を有し、止めピンが、上記ハウジングの上記ピン挿入用穴および上記外輪の上記ピン挿入用穴に挿入されて、上記外輪が、軸方向に移動不可になっている。
上記実施形態によれば、止めピンが、上記ハウジングの上記ピン挿入用穴および上記外輪の上記ピン挿入用穴に挿入されることによって、上記外輪が、軸方向に移動不可になっているので、外輪の軸方向の端面が、超高速で回転している上記羽根車と接触することを確実に防止できる。したがって、上記外輪の端面が上記羽根車との接触によって発熱して高温になることを防止できて、上記外輪の寿命が短くなることを防止できる。
また、一実施形態の過給器は、上記ハウジングと上記外輪との間には、上記ハウジングの上記ピン挿入用穴に連通する空間が存在しており、上記外輪は、上記空間と上記内輪側とを連通する給油用貫通穴を有し、上記止めピンには、上記空間に連通するオイル通路が形成されている。
上記実施形態によれば、上記止めピンが、上記空間に連通するオイル通路を有すると共に、上記外輪が、上記空間に開口する給油用貫通穴を有しているので、上記ハウジングの外方から容易に軸受内部に潤滑油を供給できる。
また、上記実施形態によれば、上記止めピンが、上記空間に連通するオイル通路を有しているので、上記空間を介して上記ハウジングと上記外輪との間に、油膜(オイルフィルムダンパー)を形成できる。したがって、この油膜で振動を効果的に減衰させることができる。
また、この発明の過給器は、
ハウジングと
上記ハウジング内に挿通されていると共に、外周面に2列のアンギュラ型の軌道溝を有する回転軸と、
上記回転軸の少なくとも一方の端部に固定された羽根車と、
上記ハウジングの内周側に配置されると共に、内周面に上記回転軸の軌道溝に対向する2列のアンギュラ型の軌道溝を有する外輪と、
上記互いに対向する軌道溝の間に配置された玉と
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、回転軸の外周面に軌道溝が形成され、回転軸が軸受の内輪の役割を兼用していて内輪が存在しないので、内輪と回転軸の間に発生するクリープを防止できる。
本発明の過給器によれば、回転軸の外周面に配置する内輪として、外周面に2列の軌道溝を有する内輪を採用したので、内輪の内周面の表面積を従来よりも格段に大きくすることができる。したがって、遠心力や熱に起因する内輪の変形を抑制できるので、軸受の内部すきまの変化を抑制できて軸受の支持性能を向上できる。
また、本発明の過給器によれば、回転軸の外周面に軌道溝が形成され、回転軸が軸受の内輪の役割を兼用していて内輪が存在しないので、軸受内部すきまの変動を格段に小さくすることができて、支持性能を格段に向上できる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、この発明の過給器の第1実施形態のターボチャージャの断面図である。
このターボチャージャは、ハウジング1と、ハウジング1に挿通されている回転軸としてのタービン軸2と、タービン軸2の軸方向の一端部に固定された羽根車の一例としてのタービンホイール3と、タービン軸2の軸方向の他端部に固定された羽根車の一例としてのコンプレッサホイール5と、ハウジング1の内周面とタービン軸2の外周面との間に配置された復列アンギュラ玉軸受6と、復列アンギュラ玉軸受6の位置決めを行う止めピン9とを備える。
上記ハウジング1は、略タービン軸2におけるタービンホイール3とコンプレッサホイール5との間の部分を覆っている。上記ハウジング1は、略径方向に延びるピン挿入用穴11を有している。上記ピン挿入用穴11は、ピンの頭を載置するための段部を有しており、ピン挿入用穴11における上記段部よりも径方向外方の部分は、ピン挿入用穴11における上記段部よりも径方向内方の部分よりも、径が大きくなっている。
また、上記ハウジング1は、内周側の軸方向の略中央部に凹部15を有し、ハウジング1の軸方向の略中央部の内周面と、復列アンギュラ玉軸受6との間には、ピン挿入用穴11と連通する空間16が形成されている。
上記復列アンギュラ玉軸受6は、内輪8と、外輪7と、玉10とを有する。上記復列アンギュラ玉軸受6の軸方向の寸法は、タービン軸2のタービンホイール3からコンプレッサホイール5までの部分の軸方向の寸法と略同じになっており、復列アンギュラ玉軸受6は、タービン軸2におけるタービンホイール3の近傍部分からコンプレッサホイール5の近傍部分までを支持するようになっている。
上記内輪8は、タービン軸2の外周面に焼嵌めされ、外周面の軸方向の両端部にアンギュラ型の軌道溝を有している。
一方、上記外輪7は、ハウジング1の内周面に冷却嵌めされ、内周面の軸方向の両端部に、内輪8の軌道溝に対向するアンギュラ型の軌道溝を有している。上記外輪8には、ハウジング1のピン挿入用穴11の延長上の部分である軸方向の略中央部に、ピン挿入用穴20が形成されており、更に、両端の軌道溝の間かつピン挿入用穴20の軸方向の両側に、空間16と内輪8側とを連通する給油用貫通穴22が形成されている。
上記玉10は、外輪7のアンギュラ型の軌道溝と内輪8のアンギュラ型の軌道溝との間に、保持器(図示せず)によって保持された状態で、周方向に一定の間隔を隔てて複数配置されている。
上記止めピン9は、ハウジング1のピン挿入用穴11および外輪7のピン挿入用穴20に挿通されている。詳細には、上記止めピン9は、その頭部を、ハウジング1のピン挿入用穴11の上記段部に載置した状態で、その軸部を、ピン挿入用穴11の段部よりも径方向内方部分およびピン挿入用穴20の内周面に嵌合させ、軸部の先端をアンギュラ玉軸受6の内部空間に突出させている。
上記止めピン9の軸部の外径は、ピン挿入用穴11の段部よりも径方向内方の部分の内径と、ピン挿入用穴20の内径と略同じ径になっている。上記止めピン9を、ハウジング1のピン挿入用穴11および外輪7のピン挿入用穴20に挿通させて、外輪8を、軸方向および周方向に移動不可にしている。
上記止めピン9には、頭部よりも径方向外方の空間と、空間16とを連通させるオイル通路24が形成されている。そして、上記頭部よりも径方向外方の空間に充填された潤滑油を、オイル通路24、空間16および給油用貫通穴22を介してアンギュラ玉軸受6の内部に供給している。また、潤滑油を、上記オイル通路24および空間16を介してハウジング1の内周面と、この内周面に当接している外輪7の外周面との間に、浸入させて、ハウジング1の内周面と外輪7の外周面との間にオイルフィルムダンパーを形成している。
上記構成において、上記第1実施形態のターボチャージャは、タービンホイール3を、エキゾーストマニホールド(図示せず)を通じて流れてきた約700℃〜900℃の排気ガスによって、約10万回転以上の回転速度で回転させて、タービンホイール3の回転によって生成された回転動力を、タービン軸1を通じてコンプレッサホイール5に伝達させるようになっている。また、上記コンプレッサホイール5を高速回転させることによって吸入空気を圧縮して、圧縮した圧縮空気を、エンジンシリンダ(図示せず)に通じるインテークマニホールド(図示せず)に送り込むようになっている。
上記第1実施形態のターボチャージャによれば、復列アンギュラ玉軸受6の軸方向の寸法が、タービン軸2のタービンホイール3からコンプレッサホイール5までの部分の軸方向の寸法と略同じであり、かつ、軌道溝が、復列アンギュラ玉軸受6の軸方向の両端部に形成されているので、内輪8の内周面の表面積を従来の玉軸受よりも格段に大きくすることができる。したがって、遠心力や熱に起因する内輪8の変形を抑制できるので、アンギュラ玉軸受6の内部すきまの変化を抑制できて、アンギュラ玉軸受6の支持性能を向上できる。
また、上記第1実施形態のターボチャージャによれば、止めピン9が、ハウジング1のピン挿入用穴11および外輪7のピン挿入用穴20に挿入されることによって、外輪7が、周方向および軸方向に移動不可になっているので、外輪7の軸方向の端面が、超高速で回転しているタービンホイール3と接触することを確実に防止できて、外輪7の端面が発熱して高温になることを防止できて、外輪の7の寿命が短くなることを防止できる。
また、上記第1実施形態のターボチャージャによれば、止めピン9が、止めピン9の径方向外方の空間と空間16とを連通するオイル通路24を有すると共に、外輪7が、空間16に開口する給油用貫通穴22を有しているので、ハウジング1の外方から軸受内部に潤滑油を容易に供給できる。
また、上記第1実施形態のターボチャージャによれば、止めピン9が、止めピン9の径方向外方の空間と空間16とを連通するオイル通路を有しているので、空間16を介して、ハウジング1と、このハウジング1に当接する外輪7の外周面部分との間に、油膜(オイルフィルムダンパー)を形成できて、振動を効果的に減衰させることができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の過給器の第2実施形態のターボチャージャの軸方向の模式断面図である。
第2実施形態のターボチャージャは、回転軸と内輪が一体になっている点のみが、第1実施形態のターボチャージャと異なっている。
尚、図2においては、簡単のため、止めピンや、貫通穴等、ターボチャージャの構造の細部を省略している。また、上記第2実施形態のターボチャージャでは、第1実施形態のターボチャージャと共通の作用効果については説明を省略することにし、第1実施形態のターボチャージャと異なる作用効果についてのみ説明を行うことにする。
上記第2実施形態のターボチャージャによれば、回転軸41の外周面に軸方向に2列にアンギュラ型の軌道溝が形成され、回転軸41がアンギュラ玉軸受の内輪の役割を兼用しているので、アンギュラ玉軸受の内部すきまの変動を格段に小さくできて、回転軸41を、ハウジング42に対して安定的に支持することができる。
尚、上記第1および第2実施形態では、この発明を、排気ガスを利用して空気を圧縮するターボチャージャに適用したが、この発明を、エンジンの回転を利用して空気を圧縮する過給器や、電動モータの回転を利用して空気を圧縮する電動アシスト等、ターボチャージャ以外の過給器に適用しても良いことは、勿論である。
本発明の過給器の第1実施形態のターボチャージャの軸方向の断面図である。 本発明の過給器の第2実施形態のターボチャージャの軸方向の模式断面図である。
符号の説明
1,42 ハウジング
2 タービン軸
3 タービンホイール
5 コンプレッサホイール
7 外輪
8 内輪
9 止めピン
10 玉
11 ピン挿入用穴
16 空間
20 ピン挿入用穴
22 給油用貫通穴
24 オイル通路
41 回転軸

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    上記ハウジング内に挿通された回転軸と、
    上記回転軸の少なくとも一方の端部に固定された羽根車と、
    上記回転軸の外周に嵌合されると共に、外周面に2列のアンギュラ型の軌道溝を有する内輪と、
    上記ハウジングの内周側に配置されると共に、内周面に上記内輪の軌道溝に対向する2列のアンギュラ型の軌道溝を有する外輪と、
    上記互いに対向する軌道溝の間に配置された玉と
    を備えることを特徴とする過給器。
  2. 請求項1に記載の過給器において、
    上記ハウジングは、略径方向に延びるピン挿入用穴を有すると共に、上記外輪は、上記ピン挿入用穴の延長上に、略径方向に延びるピン挿入用穴を有し、
    止めピンが、上記ハウジングの上記ピン挿入用穴および上記外輪の上記ピン挿入用穴に挿入されて、上記外輪が、軸方向に移動不可になっていることを特徴とする過給器。
  3. 請求項2に記載の過給器において、
    上記ハウジングと上記外輪との間には、上記ハウジングの上記ピン挿入用穴に連通する空間が存在しており、
    上記外輪は、上記空間と上記内輪側とを連通する給油用貫通穴を有し、
    上記止めピンには、上記空間に連通するオイル通路が形成されていることを特徴とする過給器。
  4. ハウジングと
    上記ハウジング内に挿通されていると共に、外周面に2列のアンギュラ型の軌道溝を有する回転軸と、
    上記回転軸の少なくとも一方の端部に固定された羽根車と、
    上記ハウジングの内周側に配置されると共に、内周面に上記回転軸の軌道溝に対向する2列のアンギュラ型の軌道溝を有する外輪と、
    上記互いに対向する軌道溝の間に配置された玉と
    を備えることを特徴とする過給器。
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