JP2006029176A - 循環アスピレーター - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明に係る循環アスピレーターによれば、減圧能力が低下したことを利用者に知らせることが可能な循環アスピレーターを提供することである。
【解決手段】水を溜めておく水槽12と、該水槽12に溜められた水が循環可能な循環路14と、該循環路14に前記水槽12内の水を循環させるポンプ16と、前記循環路14の周辺に負圧を生じさせる減圧部18と、該減圧部18に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部20と、を備えた循環アスピレーターにおいて、前記水槽12内の水温を計測する計測部22と、該計測部22によって計測された温度を表示する表示部24と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】水を溜めておく水槽12と、該水槽12に溜められた水が循環可能な循環路14と、該循環路14に前記水槽12内の水を循環させるポンプ16と、前記循環路14の周辺に負圧を生じさせる減圧部18と、該減圧部18に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部20と、を備えた循環アスピレーターにおいて、前記水槽12内の水温を計測する計測部22と、該計測部22によって計測された温度を表示する表示部24と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、循環している水の周辺に負圧を生じさせ、その負圧を利用して外部の空気を吸引する循環アスピレーターに関する。
従来から、化学実験における試料の蒸留、濃縮、乾固などの操作においては、減圧装置が多く使用されている。減圧装置において、負圧を生じさせる一般的な方法としては、水道管にアスピレーターを直結させる方法が利用されている。すなわち、流れる水道水の周辺に生じる負圧を利用して、空気を吸引している。しかしながら、近年、水道水の節約のために水槽とアスピレーターを一体にした循環アスピレーターが多くの化学実験において利用されている。例えば、ロータリーエパポレーターによって溶媒の回収を行う場合など、循環アスピレーターとの組み合わせて減圧下で運転し効率化を図ることがある。
この循環アスピレーターは、図6に示すように水を溜めておく水槽50と、水槽50に溜められた水が循環可能な循環路52と、循環路52に水槽50内の水を循環させる電動水流ポンプ54と、循環路52の周辺に負圧を生じさせる減圧部56と、減圧部56に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部58と、を備えている(特許文献1参照)。
しかしながら、循環アスピレーターは、電動水流ポンプによって水槽に溜められた水を循環させて利用するため、連続運転を行うと、そのポンプのモータなどから熱が発生して水温が上昇し、減圧能力が低下するという問題がある。また、実験室の温度条件なども水温上昇に起因する場合がある。この場合、水槽に溜められた水を低温のものに交換することにより、減圧能力をもとに戻すことが可能であるが、一部の利用者は、減圧能力の原因を理解できずに、装置の故障と理解してしまう場合がある。
そこで、本発明は、減圧能力が低下したことを利用者に知らせることが可能な循環アスピレーターを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明は、水を溜めておく水槽と、該水槽に溜められた水が循環可能な循環路と、該循環路に前記水槽内の水を循環させるポンプと、前記循環路の周辺に負圧を生じさせる減圧部と、該減圧部に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部と、を備えた循環アスピレーターにおいて、前記水槽内の水温を計測する計測部と、該計測部によって計測された温度を表示する表示部と、を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明は、水を溜めておく水槽と、該水槽に溜められた水が循環可能な循環路と、該循環路に前記水槽内の水を循環させるポンプと、前記循環路の周辺に負圧を生じさせる減圧部と、該減圧部に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部と、を備えた循環アスピレーターにおいて、前記水槽内の水温を計測する計測部と、該計測部によって計測された温度が所定値を超えると警報を発する警報部と、を備えていることを特徴とする。
以上のように本発明に係る循環アスピレーターは、計測部と表示部又は警報部を備えることにより、利用者は、水温上昇による減圧機能の低下を容易に認識することができる。
以上のように、本発明に係る循環アスピレーターによれば、減圧能力が低下したことを利用者に知らせることが可能な循環アスピレーターを提供することができる。
次に、本発明に係る循環アスピレーターの実施例について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る循環アスピレーターの斜視図であり、図2は、本実施例の循環アスピレーターの断面概念図である。本実施例に係る循環アスピレーターは、ハウジング10と、ハウジング10内に水を溜めておく水槽12と、水槽12に溜められた水が循環可能な循環路14と、循環路14に水槽内の水を循環させるポンプ16と、循環路14の周辺に負圧を生じさせる減圧部18と、減圧部18に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部20と、水槽12内の水温を計測する温度センサ22と、温度センサ22によって計測された温度を表示する表示部24と、を備えている。
ハウジング10は、上方に開口を有するほぼ立方体状に形成されたハウジング本体10Aと、上方に突出する突出部分を有し、ハウジング本体10の開口を塞ぐ蓋部10Bと、から構成されている。ハウジング本体10Aの底部は、水槽12として機能するように構成されている。
ポンプ16は、羽根車26と、羽根車26の上方に設けられた回転軸28を介して羽根車26を回転するモータ30と、羽根車26を覆う羽根車カバー32と、を備えている。羽根車カバー32の底面の中心には、底面開口部32Aが形成されており、羽根車カバー32の上面には、循環路14に連通する上面開口部32Bが形成されている。モータ30は、ハウジング10の蓋部10Bの突出部分に収容されている。ポンプ16は、モータ30によって羽根車26を回転することにより、羽根車カバー32の底面開口部32Aから水槽12内の水を羽根車カバー32内に誘導し、羽根車カバー32内に誘導された水を上面開口部32Bから循環路14に誘導させるよう構成されている。
循環路14は、管状に形成されており、基端側が羽根車カバー32の上面開口部32Bに連接されており、先端側が減圧部18の基端に接続されている。減圧部18は、循環路14よりも大径の筒状に形成された減圧部本体34と、減圧部本体34内の中間に設けられ、下流に向かって先細りとなる絞り弁36と、を備えている。減圧部本体34の絞り弁36の先端よりも上流側には、後述する吸気ノズル38に連通する吸気管40の基端に連接された吸気孔34Aが形成されており、減圧部本体34の先端部には、流動する水と吸気孔34Aから吸引された空気を排出する排出孔34Bが形成されている。吸気部20は、ハウジング10の蓋部10Bの上面に設けられた吸気ノズル38と、吸気ノズル38と減圧部34を連通する吸気管40と、を備えている。したがって、循環路14内を流れる水は、減圧部18の減圧部本体34に誘導され、減圧部18に誘導された水は、下流に向かって先細りとなる絞り弁36を通って排出孔34Bから排出されるので、絞り弁36の周辺には、負圧状態が生じる。絞り弁36の周辺に負圧状態が生じると、吸気ノズル38から吸気管40を通って減圧部18に外部の空気を吸引することができる。減圧部18に吸引された空気は、循環する水とともに排出孔34Bから排出される。本実施例に係る循環アスピレーターにおいては、これら循環路14、減圧部18及び吸気部20は、それぞれ2つずつ設けられている。
温度センサ22は、水槽12内の水に浸るように設置されており、表示部24に接続されている。表示部24は、温度センサ22によって測定された温度をテジタル表示可能なディスプレイを備えている。したがって、本実施例に係る循環アスピレーターは、表示部24に水槽12内の水の温度を常に表示することができるので、利用者は、水温上昇による減圧機能の低下を容易に認識することができる。
本実施例に係る循環アスピレーターにおいては、表示部24によって水槽12内の水の温度を表示するように構成したが、これに限定されず、例えば図3に示すように表示部24の代わりに警告ランプ42を設け、温度センサ22によって測定された温度が所定の温度を超えた場合に警告ランプ42を発光するように構成しても良く、また図4に示すようにスピーカ44を設け、温度センサ22によって測定された温度が所定の温度を超えた場合にスピーカ44から警告音や「減圧効果が低下しました」などの音声を発するように構成しても良い。さらに、図5に示すように蓋部10Bに温度計46を挿入しても良く、この場合、温度計46の先端を水槽12の水に浸す必要がある。
12 水槽
14 循環路
16 ポンプ
18 減圧部
20 吸気部
22 計測部
24 表示部
14 循環路
16 ポンプ
18 減圧部
20 吸気部
22 計測部
24 表示部
Claims (2)
- 水を溜めておく水槽と、該水槽に溜められた水が循環可能な循環路と、該循環路に前記水槽内の水を循環させるポンプと、前記循環路の周辺に負圧を生じさせる減圧部と、該減圧部に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部と、を備えた循環アスピレーターにおいて、
前記水槽内の水温を計測する計測部と、
該計測部によって計測された温度を表示する表示部と、を備えていることを特徴とする循環アスピレーター。 - 水を溜めておく水槽と、該水槽に溜められた水が循環可能な循環路と、該循環路に前記水槽内の水を循環させるポンプと、前記循環路の周辺に負圧を生じさせる減圧部と、該減圧部に生じた負圧を利用して外部の空気を吸引する吸気部と、を備えた循環アスピレーターにおいて、
前記水槽内の水温を計測する計測部と、
該計測部によって計測された温度が所定値を超えると警報を発する警報部と、を備えていることを特徴とする循環アスピレーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004208168A JP2006029176A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | 循環アスピレーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004208168A JP2006029176A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | 循環アスピレーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006029176A true JP2006029176A (ja) | 2006-02-02 |
Family
ID=35895842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004208168A Pending JP2006029176A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | 循環アスピレーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006029176A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6022100A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 真空吸引装置 |
JPH01181004A (ja) * | 1988-01-13 | 1989-07-19 | Tlv Co Ltd | 復水回収ポンプ |
JPH07224799A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-22 | Noritsu Koki Co Ltd | 真空吸引装置 |
JPH09105400A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-04-22 | Bio Rad Lab Inc | 温度制御を備えた循環式アスピレータ |
-
2004
- 2004-07-15 JP JP2004208168A patent/JP2006029176A/ja active Pending
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JPS6022100A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 真空吸引装置 |
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