JP2006029111A - 圧縮機 - Google Patents

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辰幸 星野
Fumihiro Suzuki
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Abstract

【課題】流体を圧縮する圧縮機において、圧縮された流体を外部に吐出する吐出ポートを設ける位置が、吐出チャンバーが設けられている位置に制約されない圧縮機を提供する。
【解決手段】圧縮機10は、シェル16とフロントハウジング106との間にプレート104を備え、このプレート104およびフロントハウジング106それぞれに形成された溝を並行に向かい合わせることにより形成される吐出溝124を備える。
圧縮された流体は、吐出溝124に沿って流れるため、シェル16を基準として吐出チャンバー120が設けられている位置に限らず、吐出溝124の形状によって所望の位置に流体を導くことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧縮機に関し、特に圧縮機の吐出部の構造に関する。
水素その他の流体を圧縮する圧縮機には、流体を吐出する部分に吐出チャンバーを備え、この吐出チャンバーに、外部と連通する吐出ポートを形成したものがある。たとえば特許文献1の図1に示される圧縮機は、圧縮された流体が吐出される吐出口19に弁23が設置され、これを収容する吐出室14が設けられ、この吐出室14が外部と連通している。
このような圧縮機には、吐出チャンバーの周囲において、圧縮室および吐出チャンバーを冷却するための冷却水路が設けられているものがある。
特開2001―123957号公報
このような従来の圧縮機の、流体を吐出する部分を構成する部材の構造を図5および図6に示す。図5はシェル216の構造を、図6はフロントハウジング206の構造を示す。これらの部材は、圧縮機の内側から外側に向けて、シェル216、フロントハウジング206の順で積層されている。
圧縮された流体は、図5の紙面奥側に設けられた圧縮室(図示せず)から、吐出弁202aとリテーナ202bとかならる逆止弁機構202を経由して吐出チャンバー220へと送られ、さらに紙面手前側すなわち図6に示されるフロントハウジング206の吐出ポート226へと送られる。
冷却水は、図6に2つ示される冷却水出入口208と、冷却水路228とを経由して流れ、紙面奥側の圧縮室(図示せず)および吐出チャンバー220を冷却する。
しかしながら、従来の圧縮機においては、圧縮された流体を外部に送出する吐出ポートを設ける位置が、圧縮機の駆動軸方向に吐出チャンバーを投影した部分、すなわちシェルを基準として吐出チャンバーが設けられている位置に制約されるという問題があった。
すなわち、たとえば図5および図6に示される構造を持つ圧縮機においては、吐出ポート226は、吐出チャンバー220の紙面垂直方向投影部分である略長方形の部分内に設けられている。また、特許文献1の図1では、外部と連通する吐出ポート(参照番号なし)は、吐出室14の外部側に直結して、駆動シャフト34の駆動軸方向に吐出室14を投影した部分内に設けられている。
この吐出ポートを、シェルを基準として吐出チャンバーが設けられている位置以外に設けようとすると、吐出ポートと吐出チャンバーとを直結して形成できないので、これらを連結するための配管が必要となる。こうした構造の複雑化を回避するため、従来の圧縮機においては、吐出ポートは通常、吐出チャンバーが設けられている位置に設けられる。このため、たとえばこうした圧縮機を車両に搭載する際、配管の配策にも制約が発生する。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、圧縮された流体を外部に吐出する吐出ポートを設ける位置が、シェルを基準として吐出チャンバーが設けられている位置に制約されない圧縮機を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る圧縮機は、流体を圧縮して吐出する圧縮機であって、流体を圧縮する圧縮室の外壁の一部をなし、圧縮室内で圧縮された流体を外部へ吐出する吐出通路穴を備えるシェルと、シェルにおける、圧縮室とは反対側の面上であって、吐出通路穴に対応する位置に設けられた、吐出通路穴から圧縮室へ流体が逆流しないようにするための逆止弁機構と、シェルを基準として圧縮室とは反対側に設けられたプレートであって、少なくとも逆止弁機構を収容する吐出チャンバーを、シェルを基準として圧縮室とは反対側にシェルとともに構成し、吐出チャンバーに流入した流体を吐出する吐出通路穴を設けたプレートと、プレートを基準として吐出チャンバーとは反対側に設けられたハウジングであって、吐出通路穴を介して吐出チャンバーから送られる流体を、圧縮機の外部に吐出する吐出ポートを有するハウジングとを備え、プレートおよびハウジングの少なくとも一方に、吐出通路穴および吐出ポートを連通する吐出溝を備えることを特徴とするものである。
また、この発明に係る圧縮機は、吐出ポートは、シェルを基準として吐出チャンバーが設けられていない位置に対応する位置に設けられていてもよい。
この発明によれば、圧縮機において、圧縮された流体を外部に吐出する吐出ポートを設ける位置は、シェルを基準として吐出チャンバーが設けられている位置に制約されない。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図4に、この発明の実施の形態1に係る圧縮機10の構成を示す。
この圧縮機10は、燃料電池用スクロール型圧縮機であり、主に圧縮機構部、駆動機構部、駆動モータ部、吐出部からなり、燃料電池の水素極に水素ガスを圧送するものである。
図1〜図3に、圧縮機10の吐出部を構成するシェル16、プレート104、ハウジングであるフロントハウジング106それぞれの構造を示す。これらの部材は、圧縮機10の内側から外側に向けて、シェル16、プレート104、フロントハウジング106の順に積層されている。
上述のシェル16、プレート104、フロントハウジング106を含む圧縮機10の断面図を図4に示す。この断面図において、圧縮機10は、吐出部、圧縮機構部、駆動機構部、および駆動モータ部からなるが、このうちシェル16およびそれより圧縮機構部側の部分、すなわちシェル16、圧縮機構部、駆動機構部、および駆動モータ部についての断面図は、図1のX−Xにおける断面を示し、またシェル16より吐出部側の部分、すなわちプレート104およびフロントハウジング106についての断面図は、それぞれ図2のY−Yおよび図3のZ−Zにおける断面を変位して示す。
圧縮機10における圧縮機構部は、固定スクロール11と、旋回スクロール12と、固定スクロール11と旋回スクロール12とにより形成された圧縮室13とからなる。固定スクロール11は、円盤状の固定基盤11aと固定ラップ最外壁11cとからなるシェル16と、この固定基盤11aから立設される渦巻状の固定ラップ11bとからなる。
このシェル16の側面には圧縮室13内に水素を吸入するための吸入通路14が設けられており、シェル16の中央には、圧縮機構部と吐出部とを連結する開口が設けられている。
旋回スクロール12は、円盤状の旋回基盤12aと、この旋回基盤12aから立設される渦巻状の旋回ラップ12bとからなり、旋回基盤12aの背面側中央には、ころ軸受17を保持する有底円筒状の主保持部12cが設けられ、その外周側に3箇所(図1においては1箇所のみ示す)に均等に配設され、ラジアルボールベアリング18を支承する有底円筒状の従保持部12dが設けられている。
圧縮機10における駆動機構部は、旋回スクロール12に旋回運動(公転運動)を行わせる駆動クランク機構19と、旋回スクロール12の自転を防止する従動クランク機構20と、それらを収納するクランク室21とからなる。
このクランク室21は吸入通路14と連通されており、クランク室21内には吸入ガスが充満される。
駆動クランク機構19は、主保持部12cと、駆動軸22のクランクピン22aと、このクランクピン22aを支承するころ軸受17とにより構成される。従動クランク機構20は、従保持部12dと、従動軸23のクランクピン23aを支承するラジアルボールベアリング18とにより構成され、従動軸23のリヤ側は、複列のボールベアリング23cにより支承されている。
また、旋回スクロール12の旋回時に生じる慣性モーメントを打ち消すために、駆動軸22にはバランスウエイト22b、22c、22dが、従動軸23にはバランスウエイト23bが設けられており、振動の低減化が図られている。
駆動モータ部は、センターハウジング24と、このセンターハウジング24にボルト固定されたリヤハウジング25と、両者24、25の間で駆動モータ26を収容するモータ室27とにより構成されている。
まず、駆動モータ26は、この駆動モータ26の中央を貫通する駆動軸22と、この駆動軸22に嵌入されたロータ28と、さらにその外周側に設けられ、コイル29が巻回されたステータ30とからなる同期モータである。
従って、駆動モータ26は、図示しないインバータにより回転数等が制御され得る。駆動軸22は、ボールベアリング22eによりフロント側が支承されており、リヤハウジング25の中央にて、ボールベアリング22fにより支承されるとともに、シール22gにより密閉されている。
さらに、この駆動モータ26を覆うセンターハウジング24には、ステータ30の位置に合わせてウォータジャケット31が設けられており、駆動モータ26が冷却水により冷却されるようになっている。
このセンターハウジング24と、センターハウジング24に接続されるリヤハウジング25は、フロントハウジング106と共に圧縮機10の外殻を構成するハウジングであるが、この実施形態では圧縮機10の軽量化を図るため、アルミ系金属材料により形成されている。
この駆動モータ部は前記駆動機構部とともにセンターハウジング24内に収容され、前記駆動機構部と前記駆動モータ部とはセンターハウジング24の略中央に一体成形されて配設された支持フレーム32により仕切られている。
なお、前記ボールベアリング22eとボールベアリング23cとは、前記支持フレーム32に嵌入されている。
また、前記支持フレーム32は、駆動軸22の周面とボールベアリング22eとの間隙、及び従動軸23の周面とボールベアリング23cとの間隙を除いて、前記駆動機構部と前記駆動モータ部とを互いに隔絶している。
圧縮機10における吐出部は、シェル16と、プレート104と、フロントハウジング106とからなる。また吐出部は、圧縮された流体が流通する、吐出チャンバー120、吐出通路穴122、吐出溝124、吐出ポート126と、冷却水が循環する冷却水出入口(冷媒出入口)108、冷却水路(冷媒路)128とを備える。この吐出チャンバー120、吐出通路穴122、吐出溝124、吐出ポート126、冷却水出入口108、冷却水路128はすべて、シェル16、プレート104、フロントハウジング106の少なくともひとつに形成された溝または開口部およびその組み合わせからなる。
また、吐出ポート126には、燃料電池の水素極に連通する配管等(図示せず)が連結される。
シェル16は、圧縮室13の外壁の一部をなしており、圧縮室13内で圧縮された流体を外部へ吐出する吐出通路穴122を備える。またシェル16の、圧縮室13とは反対側の面上の、吐出通路穴122に対応する位置には、吐出通路穴122から圧縮室13へ流体が逆流しないようにするための逆止弁機構102が設けられている。この逆止弁機構102は、吐出弁102aとリテーナ102bとからなる。
プレート104は、シェル16を基準として圧縮室とは反対側に設けられている。このプレート104は、逆止弁機構102を収容する吐出チャンバー120を、シェル16を基準として圧縮室13とは反対側に、シェル16とともに構成する。また、プレート104には、吐出チャンバー120に流入した流体を吐出する吐出通路穴122が設けられている。
フロントハウジング106は、プレート104を基準として吐出チャンバー120とは反対側に設けられている。このフロントハウジング106は、吐出通路穴122を介して吐出チャンバー120から送られる流体を、圧縮機10の外部に吐出する吐出ポート126を有する。
また、シェル16とプレート104との合わせ部には、シール溝111が設けられ、このシール溝111内にOリング110が挿入される。このシール溝111とOリング110とにより、吐出チャンバー120と、冷却水路128と、外部とを互いにシールするシール構造が形成される。
同様に、プレート104とフロントハウジング106との合わせ部には、シール溝113が設けられ、このシール溝113内にOリング112が挿入される。このシール溝113とOリング112とにより、吐出通路穴122、吐出溝124および吐出ポート126からなる流体の通路と、冷却水路128と、外部とを互いにシールするシール構造が形成される。
さらに同様に、フロントハウジング106の吐出ポート126と燃料電池の水素極に連通する配管等(図示せず)との合わせ部には、シール溝115が設けられ、このシール溝115内にOリング114が挿入される。このシール溝115とOリング114とにより、吐出ポート126と外部とを互いにシールするシール構造が形成される。
吐出溝124は、図2および図3にも示されるとおり、プレート104およびフロントハウジング106それぞれに形成された溝を並行に向かい合わせることにより形成される。この吐出溝124の一端は、プレート104に設けられた吐出通路穴122であり、他端は、フロントハウジング106に設けられた吐出ポート126である。
冷却水は、図3に2つ示される冷却水出入口108と、冷却水路128とを経由して流れる。冷却水の循環方向に従って、2つの冷却水出入口108のうち、片方が冷却水入口となり、他方が冷却水出口となるが、この循環方向は圧縮機外部の冷却系の構成によって決定される。
上記図1〜図4に示される圧縮機10の吐出部について、その作用を説明する。
圧縮機構部において圧縮された流体は、逆止弁機構102を経由して吐出チャンバー120へと送られ、さらに吐出通路穴122を通じて吐出溝124に達する。流体はこの吐出溝124に沿って流れるため、シェル16を基準として吐出チャンバー120が設けられている位置に限らず、吐出溝124の形状によって所望の位置に流体を導くことができる。本実施形態の場合は、図2および図3に示すように、プレート104の中央に設けられた吐出通路穴122から、直線状の吐出溝124を経由し、フロントハウジング106の周辺部にある吐出ポート126へと送られる。
冷却水路128は、圧縮室13、吐出チャンバー120、および吐出溝124の周囲に形成されており、この冷却水路128を流れる冷媒すなわち冷却水は、圧縮室13、吐出チャンバー120、および吐出溝124を冷却する。この冷却効果が及ぶ範囲は、冷却水路128の全周囲であるが、とくに、図1における吐出チャンバー120と図3における冷却水路128とがプレート104を隔てて重なる部分と、図2における吐出溝124と図1における冷却水路128とがプレート104を隔てて重なる部分とにおいても、冷却効果を得ることができる。
以上説明した実施の形態1によれば、圧縮機10は、プレート104を備え、さらに、プレート104およびフロントハウジング106それぞれの溝を並行に向かい合わせることにより形成される吐出溝124を備えるので、吐出ポート126は、駆動軸22方向への吐出チャンバー120の投影部分に限らず、これ以外の部分を含む任意の位置に設けることもできる。
ここで、駆動軸22方向というのは、シェル16、プレート104、フロントハウジング106が積層される方向と実質的に一致しており、駆動軸を持たない種類の圧縮機においてはこの積層方向を基準とすることができる。
またこのため、圧縮機10を車両等に搭載する際、吐出ポート126に連通される配管およびその他の配管の配策に関する自由度を高め得る。
また、実施の形態1によれば、圧縮機10は、圧縮された流体が、吐出チャンバー120の周囲および吐出溝124の周囲において冷媒によって冷却されるので、プレート104および吐出溝124を持たない圧縮機に比べて高い冷却効果を得ることができる。
また、実施の形態1においては、吐出溝124はプレート104およびフロントハウジング106の溝部分として一体成形できるので、吐出チャンバー120と吐出ポート126とを連結する独立の部材等は不要である。また、冷却水路128もプレート104およびフロントハウジング106の溝部分として一体成形できるので、冷却のみを目的とした独立の部材等は不要である。
なお、上述した実施の形態1においては、吐出溝124は直線状で一定の幅を持つが、これは直線状でなくともよく、また一定の幅を持たない形状であってもよい。
また、上述した実施の形態1においては、プレート104およびフロントハウジング106の両方に吐出溝124をなす部分である溝が形成されているが、これはどちらか一方のみに形成されていてもよい。すなわち、プレート104のみに実施の形態1に示す溝が形成されており、フロントハウジング106には溝がなく吐出ポート126のみが形成されていてもよいし、また逆に、プレート104には溝がなく吐出通路穴122のみが形成されており、フロントハウジング106のみに実施の形態1に示す溝が形成されていてもよい。
このように、溝の形成をプレート104およびフロントハウジング106のどちらか一方とすることにより、他方における溝の形成に必要な工程を削減することができる。
また、実施の形態1では、吐出経路、すなわち吐出通路穴122、吐出溝124、吐出ポート126からなる経路は1本しかないが、これは複数であってもよく、すなわち複数の吐出通路穴122、吐出溝124、吐出ポート126を備えていてもよい。また、この吐出経路は分岐していてもよく、すなわち、1つの吐出通路穴122に対して、複数もしくは分岐した吐出溝124を介して複数の吐出ポート126が連通していてもよく、また逆に複数の吐出通路穴122に対して、複数もしくは分岐した吐出溝124を介して1つの吐出ポート126が連通していてもよい。
吐出ポート126が複数ある構成の場合は、複数の部材に流体を供給することが可能になる。
また、吐出通路穴122が複数ある構成の場合は、それぞれに対応して複数の吐出チャンバー120が設けられていてもよい。たとえばピストン式圧縮機において、各ピストンに対応して吐出チャンバー120を設け、各吐出チャンバー120に流入した流体を1つの吐出ポート122から吐出するようになっていてもよい。
さらに、複数の吐出溝124が1つの吐出ポート122と連通する構成においては、ある吐出溝124から吐出された流体が別の吐出溝124へと逆流しないように、それぞれの吐出溝124の出口に逆止弁を設けてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、圧縮機10は冷却水路128を備えており、これによって冷却効率を高くできるので、圧縮流体が高温となる圧縮機、たとえば水素供給圧縮機において有効である。ただし、圧縮機10は冷却水路128を備えなくともよく、その場合は構成が簡素なものとなる。
また、冷却水路128が設けられる場所については、実施の形態1のものに限らず、吐出経路、すなわち吐出通路穴122、吐出溝124、吐出ポート126が設けられていない場所であればよい。またその形状についても、実施の形態1のものに限らず、たとえば吐出経路の形状に合わせ、これに沿う形状とすれば冷却効率が高くなる。
また、実施の形態1においては、冷却水出入口108は、入口1つと出口1つの合計2つだけであるが、入口または出口は複数あってもよい。また、入口・出口ともに複数ある構成の場合は、それぞれの入口・出口に独立した冷却水路128が複数あってもよい。こうすることにより、圧縮機10の部分ごとに個別に冷却水路128を形成し、部分ごとに異なる最適な冷却効率で冷却を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る圧縮機のシェルの構造を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る圧縮機のプレートの構造を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る圧縮機のフロントハウジングの構造を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る圧縮機の断面図である。 従来技術に係る圧縮機のシェルの構造を示す図である。 従来技術に係る圧縮機のフロントハウジングの構造を示す図である。
符号の説明
10 圧縮機、13 圧縮室、16 シェル、102 逆止弁機構、102a 吐出弁、102b リテーナ、104 プレート、106 ハウジング(フロントハウジング)、120 吐出チャンバー、122 吐出通路穴、124 吐出溝、126 吐出ポート。

Claims (2)

  1. 流体を圧縮して吐出する圧縮機であって、
    前記流体を圧縮する圧縮室の外壁の一部をなし、前記圧縮室内で圧縮された前記流体を外部へ吐出する吐出通路穴を備えるシェルと、
    前記シェルにおける、前記圧縮室とは反対側の面上であって、前記吐出通路穴に対応する位置に設けられた、前記吐出通路穴から前記圧縮室へ前記流体が逆流しないようにするための逆止弁機構と、
    前記シェルを基準として前記圧縮室とは反対側に設けられたプレートであって、少なくとも前記逆止弁機構を収容する吐出チャンバーを、前記シェルを基準として前記圧縮室とは反対側に前記シェルとともに構成し、前記吐出チャンバーに流入した前記流体を吐出する吐出通路穴を設けたプレートと、
    前記プレートを基準として前記吐出チャンバーとは反対側に設けられたハウジングであって、前記吐出通路穴を介して前記吐出チャンバーから送られる前記流体を、前記圧縮機の外部に吐出する吐出ポートを有するハウジングとを備え、
    前記プレートおよび前記ハウジングの少なくとも一方に、前記吐出通路穴および前記吐出ポートを連通する吐出溝を備える
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記吐出ポートは、前記シェルを基準として前記吐出チャンバーが設けられていない位置に対応する位置に設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の圧縮機。
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