JP2006027765A - プラスチックフィルムのテンション制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックフィルム1のテンション制御装置を根本的に改良し、倍速製袋機のように、ダンサローラ2が急激に移動するものであっても、テンションを一定に保つことができるようにする。
【解決手段】プラスチックフィルム1の送り経路において、支持機構5にダンサローラ2が支持され、ダンサローラ2がプラスチックフィルム1に係合し、テンション付与サーボモータ3が支持機構4に連結され、支持機構4にトルクが伝達され、ダンサローラ2に加圧力が与えられ、プラスチックフィルム1にテンションが与えられる。さらに、コンピュータ8がテンション付与サーボモータ3に接続され、テンション付与サーボモータ3がプラスチックフィルム1の送りパターンに従ってフィードフォワード制御され、テンションが一定に保たれる。
【選択図】図1

Description

この発明は、プラスチックフィルムのテンション制御装置に関するものである。
プラスチックフィルムによってプラスチック袋を製造する製袋機では、普通、プラスチックフィルムの送り経路において、ダンサローラがプラスチックフィルムに係合し、ダンサローラに加圧力が与えられ、プラスチックフィルムにテンションが与えられる。ダンサローラの上流側および下流側において、プラスチックフィルムが第1および第2送りローラに係合し、駆動モータによって第1および第2送りローラが回転し、プラスチックフィルムが異なるパターンをもって間欠的に送られ、ダンサローラによってそれが吸収されることもある。
たとえば、最近、出願人は特別の構成の製袋機を開発した。その製袋機は倍速製袋機と呼ばれているところのものである。倍速製袋機では、ダンサローラの上流側において、プラスチックフィルムが第1送りローラに係合し、駆動モータによって第1送りローラが回転し、プラスチックフィルムがプラスチック袋の大きさのN倍の単位送り長さをもって一定のサイクル数で間欠的に送られる。そして、その間欠送り毎に、プラスチックフィルムがN倍の数のプラスチック袋が得られるようヒートシールされる。さらに、ダンサローラの下流側において、プラスチックフィルムが第2送りローラに係合し、駆動モータによって第2送りローラが回転し、プラスチックフィルムがプラスチック袋の大きさに対応する単位送り長さをもって第1送りローラのN倍のサイクル数で間欠的に送られる。そして、その間欠送り毎に、カッタによってプラスチックフィルムがカットされ、プラスチック袋が製造される。ここで、Nは2以上の整数である。サイクル数とは単位時間あたりにプラスチックフィルムが送られる回数のことである。
したがって、倍速製袋機のプラスチックフィルムについては、ダンサローラの上流側および下流側において、送りパターンがまったく異なる。そして、それを吸収するものがダンサローラである。ダンサローラの上流側において、第1送りローラによってプラスチックフィルムが送られたとき、それによってダンサローラが移動し、プラスチックフィルムが一時的に貯留される。さらに、ダンサローラの下流側において、第2送りローラによってプラスチックフィルムが送られるとき、その都度ダンサローラが移動し、貯留フィルムが供給される。
この結果、製袋機を大幅に高速化することができ、それが倍速製袋機と呼ばれる所以であるが、問題はプラスチックフィルムのテンションである。製袋機を大幅に高速化するには、ダンサローラの上流側および下流側において、プラスチックフィルムを高速度で間欠的に送る必要があるが、高速度で間欠的に送ると、その間欠送り毎に、ダンサローラが急激に移動し、これによってテンションが変動する。このため、テンションによってプラスチックフィルムが伸縮し、その単位送り長さが変化し、これがプラスチック袋の品質に影響する。プラスチックフィルムに印刷柄があるとき、テンションによって印刷柄がずれることもある。したがって、その対策が強く要望されている。
一方、これまでにも、テンション関係の装置がいくつか提案されているが、フィードバック制御方式のものが一般的である。特開昭61−37653号公報(特許文献1)に記載されているものがその一例である。同公報の装置では、ギヤジャッキおよびばねにダンサローラが支持される。さらに、駆動モータがギヤジャッキに連結され、検出装置によってテンションが検出され、検出装置の信号にもとづき、制御装置によって駆動モータがフィードバック制御され、ギヤジャッキが駆動される。
しかしながら、フィードバック制御方式では、倍速製袋機のように、ダンサローラが急激に移動するとき、それに的確に追従することができず、テンションを一定に保つことはできない。
したがって、この発明は、プラスチックフィルムのテンション制御装置を根本的に改良し、倍速製袋機のように、ダンサローラが急激に移動するものであっても、テンションを一定に保つことができるようにすることを目的としてなされたものである。
特開昭61−37653号公報
この発明によれば、プラスチックフィルムが所定の送りパターンをもって送られる。さらに、その送り経路において、支持機構にダンサローラが支持され、ダンサローラがプラスチックフィルムに係合し、テンション付与サーボモータが支持機構に連結され、支持機構にトルクが伝達され、ダンサローラに加圧力が与えられ、プラスチックフィルムにテンションが与えられる。さらに、コンピュータがテンション付与サーボモータに接続され、テンション付与サーボモータがプラスチックフィルムの送りパターンに従ってフィードフォワード制御され、テンションが一定に保たれる。
好ましい実施例では、支持機構は回転軸に固定されたアームからなる。そして、アームにダンサローラが支持され、テンション付与サーボモータが回転軸に直結される。
さらに、コンピュータの演算部において、ダンサローラの移動位置に対する補正係数があらかじめ演算され、その演算データにもとづき、テンション付与サーボモータの適正トルクがあらかじめ演算される。そして、テンション付与サーボモータが演算トルクが発生するようトルク制御され、フィードフォワード制御される。
さらに、好ましい実施例では、ダンサローラの上流側および下流側において、プラスチックフィルムが第1および第2送りローラに係合する。さらに、第1および第2送りサーボモータが第1および第2送りローラに連結され、コンピュータが第1および第2送りサーボモータに接続され、第1および第2送りサーボモータによって第1および第2送りローラが回転し、プラスチックフィルムが異なるパターンをもって間欠的に送られ、第1および第2送りローラが加速および減速されるとき、演算トルクに補正トルクが加算され、テンション付与サーボモータが加算総計トルクが発生するようトルク制御され、フィードフォワード制御される。
さらに、他の実施例では、プラスチックフィルムの送り停止時、テンション付与サーボモータが演算トルクが発生するようトルク制御される。さらに、送り始め時またはその直前、テンション付与サーボモータがその位置でロックされる。さらに、ダンサローラ付近において、プラスチックフィルムの送り経路が変化することを踏まえ、コンピュータの演算部において、プラスチックフィルムの変化経路があらかじめ演算され、その演算データにもとづき、ダンサローラの適正位置があらかじめ演算され、送り途中、微小時間毎に、テンション付与サーボモータがダンサローラが演算位置に移動するよう位置制御され、フィードフォワード制御される。
以下、この発明の実施例を説明する。
図1はこの発明にかかる装置を示す。この装置はプラスチックフィルム1のテンション制御装置であり、ダンサローラ2を有する。そして、プラスチックフィルム1が所定のパターンをもって間欠的に送られる。その送り方向はプラスチックフィルム1の長さ方向である。さらに、プラスチックフィルム1の送り経路において、支持機構にダンサローラ2が支持され、ダンサローラ2がプラスチックフィルム1に係合する。さらに、テンション付与サーボモータ3が支持機構に連結され、支持機構にトルクが伝達され、ダンサローラ2に加圧力が与えられ、プラスチックフィルム1にテンションが与えられる。
この実施例では、図3に示すように、支持機構は回転軸4に固定されたアーム5からなる。そして、アーム5にダンサローラ2が支持され、テンション付与サーボモータ3が回転軸4に直結されている。したがって、テンション付与サーボモータ3によって回転軸4が回転し、アーム5が揺動する。回転軸4はプラスチックフィルム1の幅方向にのび、アーム5は回転軸5のまわりを揺動する。そして、一対のガイドローラ6,7間において、ダンサローラ2がプラスチックフィルム1に対向し、その上面に係合する。さらに、回転軸4にトルクが伝達され、ダンサローラ2に加圧力が与えられ、プラスチックフィルム1にテンションが与えられるものである。
さらに、この装置では、コンピュータ8がテンション付与サーボモータ3に接続されており、テンション付与サーボモータ3がプラスチックフィルム1の送りパターンに従ってフィードフォワード制御される。その詳細は後述する。
この装置は製袋機の付属装置である。したがって、図2に示すように、プラスチックフィルム1によってプラスチック袋9が製造される。さらに、その製袋機は倍速製袋機である。倍速製袋機では、ダンサローラ2の上流側および下流側において、プラスチックフィルム1が第1および第2送りローラ10,11に係合する。さらに、この実施例では、第1および第2送りサーボモータ12,13が第1および第2送りローラ10,11に連結され、コンピュータ8が第1および第2送りサーボモータ12,13に接続されており、第1および第2送りサーボモータ12,13によって第1および第2送りローラ10,11が回転し、プラスチックフィルム1が異なるパターンをもって間欠的に送られる。その詳細は次のとおりである。
まず、ダンサローラ2の上流側において、第1送りサーボモータ12によって第1送りローラ10が回転し、プラスチックフィルム1がプラスチック袋9の大きさのN倍の単位送り長さをもって一定のサイクル数で間欠的に送られる。そして、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、プラスチックフィルム1がN倍の数のプラスチック袋9が得られるようヒートシールされる。さらに、ダンサローラ2の下流側において、第2送りサーボモータ13によって第2送りローラ11が回転し、プラスチックフィルム1がプラスチック袋9の大きさに対応する単位送り長さをもって第1送りローラ10のN倍のサイクル数で間欠的に送られる。そして、その間欠送り毎に、カッタ14によってプラスチックフィルム1がカットされ、プラスチック袋9が製造される。ここで、Nは2以上の整数である。サイクル数とは単位時間あたりにプラスチックフィルム1が送られる回数のことである。
たとえば、ダンサローラ2の上流側において、プラスチックフィルム1がプラスチック袋9の大きさの2倍の単位送り長さLをもって一定のサイクル数で間欠的に送られる。さらに、縦シール装置15としてプラスチック袋9の大きさの4倍の長さのものが使用されており、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、駆動機構によって縦シール装置15が駆動され、縦シール装置15によってプラスチックフィルム1が縦シールされ、プラスチックフィルム1に縦シール部分16が形成される。その後、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、縦シール装置15が再度駆動され、プラスチックフィルム1が再度縦シールされる。さらに、横シール装置17に合計4個のシール装置が使用されており、各シール装置17がプラスチック袋9の大きさに対応する間隔を置いて配置され、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、駆動機構によって横シール装置17が駆動され、横シール装置17によってプラスチックフィルム1が横シールされ、プラスチックフィルム1に横シール部分18が形成される。さらに、その後、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、横シール装置17が再度駆動され、プラスチックフィルム1が再度横シールされる。したがって、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、プラスチックフィルム1が2倍の数のプラスチック袋9が得られるよう縦シールおよび横シールされるものである。さらに、合計2個の冷却装置19がプラスチック袋8の大きさに対応する間隔を置いて配置され、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、各冷却装置19によって横シール部分18が冷却される。
さらに、プラスチックフィルム1のヒートシールおよび冷却後、ダンサローラ2の下流側において、プラスチックフィルム1がプラスチック袋8の大きさに対応する単位送り長さをもって第1送りローラ10の2倍のサイクル数で間欠的に送られる。そして、その間欠送り毎に、カッタ14によってプラスチックフィルム1がカットされ、プラスチック袋9が製造されるものである。
さらに、この製袋機は2列取りのものであり、スリッタ20がダンサローラ2の下流側に設けられており、プラスチックフィルム1の間欠送りにともない、プラスチックフィルム1はスリット線21でスリットされる。その後、カッタ14によってプラスチックフィルム1がカットされ、プラスチック袋9が2個ずつ製造され、排出される。この他、パンチ22がダンサローラ2の下流側に設けられており、プラスチックフィルム1の間欠送り毎に、パンチ22によってプラスチックフィルム1を打ち抜き、プラスチック袋9のコーナーにおいて、プラスチックフィルム1に打ち抜き部分を形成することもできる。パンチ22はコーナーカット装置と呼ばれているところのものである。ノッチ装置にパンチを使用し、これをダンサローラ2の下流側に設け、パンチによってプラスチックフィルム1を打ち抜き、プラスチックフィルム1にノッチを形成することもできる。
したがって、この製袋機のプラスチックフィルム1については、ダンサローラ2の上流側および下流側において、送りパターンがまったく異なる。したがって、ダンサローラ2によってそれが吸収される。たとえば、ダンサローラ2の上流側において、第1送りローラ10によってプラスチックフィルム1が送られたとき、それによってダンサローラ2が移動し、下降し、プラスチックフィルム1が一時的に貯留される。さらに、ダンサローラ2の下流側において、第2送りローラ11によってプラスチックフィルム1が送られるとき、その都度ダンサローラ2が移動し、上昇し、貯留フィルム1が供給される。
なお、ダンサローラ2の上流側において、第1送りローラ10によってプラスチックフィルム1が送られるとき、その単位送り長さはプラスチック袋9の大きさのN倍の単位送り長さLであることは前述したとおりである。一方、ダンサローラ2の下流側において、第2送りローラ11によってプラスチックフィルム1が送られるとき、その単位送り長さはプラスチック袋2の大きさに対応する単位送り長さであり、サイクル数は第1送りローラ10のN倍のサイクル数である。したがって、ダンサローラ2の上流側および下流側において、その全体の送り長さが互いに同一に保たれる。この結果、ダンサローラ2によってプラスチックフィルム1が貯留および供給されるとき、全体の貯留および供給量が互いに同一に保たれ、その過不足は生じない。
したがって、この製袋機の場合、ヒートシール装置15,17を一回駆動し、プラスチックフィルム1を相当の時間にわたって加熱および加圧すると、N倍の数のプラスチック袋9において、それを同時にヒートシールすることができる。たとえば、2倍の数のプラスチック袋9において、それを同時にヒートシールすることができる。この結果、製袋機を大幅に高速化することができる。
ただし、問題はプラスチックフィルム1のテンションである。製袋機を大幅に高速化するには、ダンサローラ2の上流側および下流側において、プラスチックフィルムを高速度で間欠的に送る必要があるが、高速度で間欠的に送ると、その間欠送り毎に、ダンサローラ2が急激に移動し、下降および上昇し、これによってテンションが変動する。したがって、テンションによってプラスチックフィルム1が伸縮し、その単位送り長さが変化し、これがプラスチック袋の品質に影響する。プラスチックフィルム1に印刷柄があるとき、テンションによって印刷柄がずれることもある。この装置はこの問題を解決するためのものである。
ところで、この製袋機では、アーム5にダンサローラ2が支持され、テンション付与サーボモータ3が回転軸4に直結されていることは前述したとおりである。回転軸4にトルクが伝達され、ダンサローラ2に加圧力が与えられ、プラスチックフィルム1にテンションが与えられることも前述したとおりである。したがって、プラスチックフィルム1にテンションが与えられるとき、その大きさはテンション付与サーボモータ3の発生トルクに比例する。
さらに、ガイドローラ6,7間において、ダンサローラ2がプラスチックフィルム1に係合し、これによってプラスチックフィルム1が傾斜するが、その傾斜角度αは一定ではない。ダンサローラ2が移動し、下降および上昇するとき、その移動位置によって傾斜角度αが変化し、それがダンサローラ2のテンションに影響する。したがって、ダンサローラ2の移動位置がテンションに影響するものである。さらに、ダンサローラ2の移動位置については、アーム5が回転軸4のまわりを揺動し、その揺動角度θによって移動位置が決定される。
そして、テンション付与サーボモータ3の発生トルクをTr、プラスチックフィルム1のテンションをTsとすると、次の式によってその関係が求められる。
Tr=K(θ)×Ts
ここで、K(θ)はアーム5の揺動角度θの関数であり、その補正係数である。したがって、K(θ)はダンサローラ2の移動位置に対する補正係数である。
そして、この装置では、まず、オペレータからの入力信号にもとづき、コンピュータ8によってテンションTsが設定される。その後、コンピュータ8によってテンション付与サーボモータ3がフィードフォワード制御されるものであるが、フィードフォワード制御に先立ち、コンピュータ8の演算部において、ダンサローラ2の移動位置に対する補正係数K(θ)があらかじめ演算され、その演算データにもとづき、テンション付与サーボモータ3の適正トルクTrがあらかじめ演算される。テンション付与サーボモータ3の適正トルクTrについては、テンションTsと補正係数K(θ)から適正トルクTrが求められる。その後、テンション付与サーボモータ3が演算トルクTrが発生するようトルク制御され、フィードフォワード制御される。
さらに、この装置では、コンピュータ8が第1および第2送りサーボモータ12,13に接続されており、ダンサローラ2の上流側および下流側において、第1および第2送りサーボモータ12,13によって第1および第2送りローラ10,11が回転し、プラスチックフィルム1が異なるパターンをもって間欠的に送られることは前述したとおりである。したがって、間欠送り毎に、図4に示すように、第1送りサーボモータ12によって第1送りローラ10が加速され、これが一定速度Vで回転し、その後、第1送りサーボモータ12によって第1送りローラ10が減速されるが、加速されるとき、それによってテンションが減少し、減速されるとき、それによってテンションが増大することは当然である。反対に、図5に示すように、第2送りサーボモータ13によって第2送りローラ11が加速され、これが一定速度Vで回転し、その後、第2送りサーボモータ13によって第2送りローラ11が減速されるが、加速されるとき、それによってテンションが増大し、減速されるとき、それによってテンションが減少する。
したがって、この装置では、第1および第2送りローラ10,11が加速および減速されるとき、演算トルクTrに補正トルクTr’,−Tr’が加算され、テンション付与サーボモータ3が加算総計トルクTr+Tr’,Tr+(−Tr’)が発生するようトルク制御され、フィードフォワード制御される。
この結果、テンションTsが一定に保たれる。しかも、ダンサローラ2が急激に移動することは前述したとおりであるが、この装置の場合、コンピュータ8によってテンション付与サーボモータ3がフィードバック制御されるわけではない。コンピュータ8によってテンション付与サーボモータ3がフィードフォワード制御され、追従性の問題はない。したがって、ダンサローラ2が急激に移動しても、テンションTsを一定に保つことができる。
テンション付与サーボモータ3を他の制御方式でフィードフォワード制御することもできる。他の制御方式でも、ダンサローラ2の移動位置に対する補正係数K(θ)があらかじめ演算され、その演算データにもとづき、テンション付与サーボモータ3の適正トルクTrがあらかじめ演算される。そして、プラスチックフィルム1の送り停止時、テンション付与サーボモータ3が演算トルクTrが発生するようトルク制御される。さらに、送り始め時またはその直前、テンション付与サーボモータ3がその位置でロックされる。さらに、ダンサローラ2付近において、プラスチックフィルム1の送り経路が変化するが、それを踏まえ、コンピュータ8の演算部において、プラスチックフィルム1の変化経路があらかじめ演算され、その演算データにもとづき、ダンサローラ3の適正位置があらかじめ演算される。そして、送り途中、微小時間毎に、テンション付与サーボモータ3がダンサローラ2が演算位置に移動するよう位置制御され、フィードフォワード制御される。
この結果、ダンサローラ2が急激に移動しても、テンションTsを一定に保つことができる。
コンピュータ8によってテンション付与サーボモータ3をフィードフォワード制御すると同時に、検出装置によってテンションTsを検出する。そして、検出装置の信号にもとづき、補助的にテンション付与サーボモータ3をフィードバック制御するようにしてもよい。
この発明の実施例を示す側面図である。 図1のプラスチックフィルムの平面図である。 図1のプラスチックフィルムとダンサローラの関係を示す説明図である。 図1の第1送りローラの速度とテンション付与サーボモータの発生トルクの関係を示すグラフである。 図1の第2送りローラの速度とテンション付与サーボモータの発生トルクの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 プラスチックフィルム
2 ダンサローラ
3 テンション付与サーボモータ
4 回転軸
5 アーム
8 コンピュータ
10 第1送りローラ
11 第2送りローラ
12 第1送りサーボモータ
13 第2送りサーボモータ

Claims (6)

  1. 所定の送りパターンをもって間欠的に送られるプラスチックフィルムの送り経路において、前記プラスチックフィルムに係合するダンサローラと、
    前記ダンサローラを支持する支持機構と、
    前記支持機構に連結され、前記支持機構にトルクを伝達し、前記ダンサローラに加圧力を与え、プラスチックフィルムにテンションを与えるテンション付与サーボモータと、
    前記テンション付与サーボモータに接続され、前記テンション付与サーボモータを前記送りパターンに従ってフィードフォワード制御し、前記テンションを一定に保つコンピュータとからなるプラスチックフィルムのテンション制御装置。
  2. 前記支持機構は回転軸に固定されたアームからなり、前記アームに前記ダンサローラが支持され、前記テンション付与サーボモータが前記回転軸に直結されていることを特徴とする請求項1に記載のテンション制御装置。
  3. 前記コンピュータの演算部において、前記ダンサローラの移動位置に対する補正係数をあらかじめ演算し、その演算データにもとづき、前記テンション付与サーボモータの適正トルクをあらかじめ演算し、前記テンション付与サーボモータを演算トルクが発生するようトルク制御し、フィードフォワード制御するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のテンション制御装置。
  4. 前記ダンサローラの上流側および下流側において、前記プラスチックフィルムを第1および第2送りローラに係合させ、第1および第2送りサーボモータを第1および第2送りローラに連結し、前記コンピュータを第1および第2送りサーボモータに接続し、前記第1および第2送りサーボモータによって第1および第2送りローラを回転させ、前記プラスチックフィルムを異なるパターンをもって間欠的に送り、前記第1および第2送りローラを加速および減速するとき、前記演算トルクに補正トルクを加算し、前記テンション付与サーボモータを加算総計トルクが発生するようトルク制御し、フィードフォワード制御するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のテンション制御装置。
  5. 前記コンピュータの演算部において、前記ダンサローラの移動位置に対する補正係数をあらかじめ演算し、その演算データにもとづき、前記テンション付与サーボモータの適正トルクをあらかじめ演算し、前記プラスチックフィルムの送り停止時、前記テンション付与サーボモータを演算トルクが発生するようトルク制御し、さらに、送り始め時またはその直前、前記テンション付与サーボモータをその位置でロックし、さらに、前記ダンサローラ付近において、前記プラスチックフィルムの送り経路が変化することを踏まえ、前記コンピュータの演算部において、前記プラスチックフィルムの変化経路をあらかじめ演算し、その演算データにもとづき、前記ダンサローラの適正位置をあらかじめ演算し、送り途中、微小時間毎に、前記テンション付与サーボモータを前記ダンサローラが演算位置に移動するよう位置制御し、フィードフォワード制御するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のテンション制御装置。
  6. 前記ダンサローラの上流側および下流側において、前記プラスチックフィルムを第1および第2送りローラに係合させ、第1および第2送りサーボモータを第1および第2送りローラに連結し、前記コンピュータを第1および第2送りサーボモータに接続し、前記第1および第2送りサーボモータによって第1および第2送りローラを回転させ、前記プラスチックフィルムを異なるパターンをもって間欠的に送るようにしたことを特徴とする請求項5に記載のテンション制御装置。
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