JP2006027206A - 目封止部形成用部材、及びこれを用いた目封止ハニカム構造体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】目封止すべきハニカム構造体6の端面と同等以上の面積を有する平板状の基体23からなり、その基体23の表面に、目封止部形成用スラリー31を貯留し得る多数の凹部25が形成された目封止部形成用部材35を用い、その目封止部形成用部材35の凹部25に目封止部形成用スラリー31を注入した後、目封止部形成用部材35の表面に、その端面を当接させるようにハニカム構造体6を載置し、目封止部形成用スラリー31を目封止開口部の周縁に位置する隔壁2の端面に付着させることにより、ハニカム構造体6の端面上に目封止部8を形成する目封止ハニカム構造体1の製造方法。
【選択図】図7
Description
光造形法:光硬化性樹脂の表面に描画的な光照射を行って硬化樹脂層を形成した後、新たな光硬化性樹脂を供給し、同様の光照射を行って前記硬化樹脂層の上面に新たな硬化樹脂層を形成し、硬化樹脂層を積層していく操作を繰り返すことによって、硬化樹脂(樹脂硬化物)によって構成された立体的な造形物を得る方法
本発明の製造方法に用いる目封止部形成用部材は、ハニカム構造体の端面と同等以上の面積を有する平板状の基体からなる。平板状の基体とすることにより、その表面に目封止部を形成すべきハニカム構造体を載置して、基体の表面とハニカム構造体との端面を当接させることが可能となる。また、ハニカム構造体の端面と同等以上の面積を有するものとすることにより、ハニカム構造体の一方の端面における全ての目封止部を一時に形成することが可能となる。
本発明の製造方法においては、まず、上記の目封止部形成用部材の凹部に目封止部形成用スラリーを注入する。この目封止部形成用スラリーとしては、従来の製造方法と同様のものを用いることができる。例えば、セラミックからなる骨材粒子、分散媒(水等)の他、必要に応じ有機バインダ(ポリビニルアルコール、メチルセルロース等)、分散剤(特殊カルボン酸型高分子界面活性剤等)等の添加剤を加えて混合したものを好適に用いることができる。骨材粒子のセラミック種としては、ハニカム構造体と同一のセラミックを好適に用いることができる。
実施例1では、図5に示す目封止部形成用部材21を用いてハニカム構造体6に目封止部8を形成する方法により、目封止ハニカム構造体1を製造した。
実施例2では、図5に示す目封止部形成用部材21に替えて、図6に示す形状の目封止部形成用部材33を用いて、目封止ハニカム構造体1を製造した。この目封止部形成用部材33は、実施例1で用いた目封止部形成用部材21の非凹部27に、底面が1.17mm×1.17mmの正方形状、高さが2mmのテーパ形状の位置決めピン29が突設されたものであり、実施例1に記載の方法に準じて作製した。位置決めピン29は、パーシャルセル(開口部が正方形状を呈していないセル:図1(a)の符号4c参照)を除いた全ての非目封止開口部に相当する数だけ突設した。実施例2では、目封止部形成用部材33の位置決めピン29をハニカム構造体6のセル4に嵌合させた状態で目封止部8を形成したことを除いては、実施例1に記載の方法に準じて目封止ハニカム構造体1を製造した。
実施例3では、図6に示す目封止部形成用部材33に替えて、図7に示す形状の目封止部形成用部材35を用いて、目封止ハニカム構造体1を製造した。この目封止部形成用部材35は、その形状は図3に示す目封止部形成用部材33と同一であるが、多孔質体から構成されたものであり、実施例1に記載の方法に準じて作製した。但し、光硬化性樹脂としては、硬化後に多孔質体の樹脂硬化物を形成する樹脂を使用した。また、実施例3では、目封止部形成用スラリー31の分散媒を目封止部形成用部材35に吸収させながら目封止部8を形成したことを除いては、実施例2に記載の方法に準じて目封止ハニカム構造体1を製造した。
実施例1〜3のいずれの方法においても従来の方法では形成することが困難であった、ドーム状の目封止部を極めて容易に形成することができ、良好な結果を示した。但し、実施例1の方法の場合、図5及び表1に示すように、設計上の形成位置と実際に目封止部が形成された位置にズレがあり、目封止部形成の位置精度という点においては若干不十分なものであった。また、ドーム状の目封止部8の頂部における肉厚が1.1mm、裾部における肉厚が0.2〜0.3mm、その肉厚差が0.8〜0.9mmであり、目封止部の肉厚を均一に形成することは困難であった。
Claims (11)
- 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、流体の流路となる多数のセルが区画・形成されたハニカム構造体に、前記セルのいずれかの開口部を目封止する目封止部を形成するための目封止部形成用部材であって、
前記ハニカム構造体の端面と同等以上の面積を有する平板状の基体からなり、前記基体の表面には、目封止部形成用スラリーを貯留し得る多数の凹部が形成され、各凹部は、少なくとも前記セルの前記目封止部を形成すべき開口部(目封止開口部)に相当する面積を有し、形成すべき目封止部と相補的な立体的形状を呈するとともに、前記ハニカム構造体の端面における前記目封止開口部に対応する位置に配置されている目封止部形成用部材。 - 前記凹部と非凹部とが、全体として市松模様を構成するように、交互に配置されている請求項1に記載の目封止部形成用部材。
- 前記凹部が、底部に向かってその内径が次第に減少する形状を呈する請求項1又は2に記載の目封止部形成用部材。
- 多孔質体によって構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の目封止部形成用部材。
- 光硬化性樹脂由来の硬化樹脂(樹脂硬化物)によって構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の目封止部形成用部材。
- 前記ハニカム構造体の端面における前記セルの前記目封止部を形成しない開口部(非目封止開口部)に対応する位置に、前記セルに嵌合し得る位置決めピンが突設されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の目封止部形成用部材。
- 多孔質体からなる隔壁を有し、前記隔壁によって、流体の流路となる多数のセルが区画・形成されたハニカム構造体に、前記セルのいずれかの開口部を目封止する目封止部を形成して目封止ハニカム構造体を得る目封止ハニカム構造体の製造方法であって、
請求項1に記載の目封止部形成用部材を用い、前記目封止部形成用部材の前記凹部に目封止部形成用スラリーを注入した後、前記目封止部形成用部材の表面に、その端面を当接させるように前記ハニカム構造体を載置し、前記目封止部形成用スラリーを前記目封止開口部の周縁に位置する前記隔壁の端面に付着させることにより、前記ハニカム構造体の端面上に、前記目封止部を形成する目封止ハニカム構造体の製造方法。 - 前記目封止部形成用部材として、前記凹部が底部に向かってその内径が次第に減少する形状を呈するものを用い、前記ハニカム構造体の端面から突出する凸形状の目封止部を形成する請求項7に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
- 前記目封止部形成用部材として、多孔質体によって構成されているものを用い、前記目封止部形成用スラリーの分散媒を前記目封止部形成用部材に吸収させながら前記目封止部を形成する請求項7又は8に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
- 前記ハニカム構造体の少なくとも端面を撮像し、前記目封止開口部と前記セルの前記目封止部を形成しない開口部(非目封止開口部)の形状及び位置を特定し得る画像データを取得し、前記画像データに基づいて、下記光造形法により、光硬化性樹脂由来の硬化樹脂(樹脂硬化物)によって構成された目封止部形成用部材を作製し、その目封止部形成用部材を用いて、前記目封止部を形成する請求項7〜9のいずれか一項に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
光造形法:光硬化性樹脂の表面に描画的な光照射を行って硬化樹脂層を形成した後、新たな光硬化性樹脂を供給し、同様の光照射を行って前記硬化樹脂層の上面に新たな硬化樹脂層を形成し、硬化樹脂層を積層していく操作を繰り返すことによって、硬化樹脂(樹脂硬化物)によって構成された立体的な造形物を得る方法 - 前記目封止部形成用部材として、前記ハニカム構造体の端面における前記セルの前記目封止部を形成しない開口部(非目封止開口部)に対応する位置に、前記セルに嵌合し得る位置決めピンが突設されたものを用い、前記位置決めピンを前記セルに嵌合させた状態で前記目封止部を形成する請求項7〜10のいずれか一項に記載の目封止ハニカム構造体の製造方法。
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