JP2006026692A - スライダ・パッドから無鉛ハンダを除去する方法および磁気ディスク装置 - Google Patents

スライダ・パッドから無鉛ハンダを除去する方法および磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダを再利用できるように無鉛ハンダをスライダ・パッドから除去する方法を提供する。
【解決手段】
ヘッド/スライダ103に設けたスライダ・パッド104とリード・パッド235とは無鉛ハンダのハンダ・フィレット237で接続されている。切削工具309は、予め無鉛ハンダの融点近辺まで加熱しておく。切削工具309をスライダ・パッド104の面に平行に移動してハンダ・フィレットを軟化させながら切断する。スライダ・パッド104にストレスを与えないでヘッド/スライダ103の再利用を可能な状態でハンダ・フィレットを除去する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、磁気ディスク装置のスライダ・パッドから無鉛ハンダを除去する技術に関し、さらに詳細にはヘッド/スライダの再利用に適した態様でスライダ・パッドから無鉛ハンダを除去する技術に関する。
磁気ディスク装置では、スライダに形成されたヘッド(以後、ヘッドとスライダの一体構造をヘッド/スライダという。)が磁気ディスクの表面から極わずかの間隙を保ちながら浮上して磁気ディスクに対するデータの記録または再生を行う。ヘッド/スライダには磁気ディスクに対向する面に空気軸受面(以下、ABSという。)が形成されている。ABSは、回転する磁気ディスクの表面に発生した気流がABSと磁気ディスク表面との間を通過する際にスライダに浮力としての正圧が発生するように構成されており、場合によっては浮上時の姿勢安定のために負圧も発生するように構成されている。ヘッド/スライダは、フレキシャというバネ構造体に取り付けられている。フレキシャはヘッド/スライダが磁気ディスクの表面上を浮上している間、ヘッドと磁気ディスクの磁性層との間隔が所定の範囲に収まるようにピボット運動またはジンバル運動をする。
フレキシャはロード・ビームに取り付けられており、ロード・ビームはボイス・コイル・モータ(以下、VCMという。)で駆動されるアクチュエータ・アセンブリに取り付けられている。磁気ディスク装置には、データの通信や磁気ディスク装置の制御のための回路素子を搭載した回路基板が設けられており、回路基板とヘッドはリード線で電気的に接続されている。ヘッド/スライダの端面にはヘッドに接続されたスライダ・パッドが形成されており、スライダ・パッドの近辺に配置したリード線の端部に設けたリード・パッドとの間をハンダ接続している。
磁気ディスク装置の製造工程では、スライダ・パッドとリード・パッドを接続した後にリード線とヘッドを一体にした電気的な試験を行いリード線側に欠陥を見いだす場合がある。フレキシャの金属層にリード線となる配線層が一体として形成される配線一体型サスペンションでは、リード線を修理することは困難であり、また、ヘッド/スライダはコストが高いためにヘッド/スライダに欠陥がない場合は再利用している。ヘッド/スライダの再利用のためには、スライダ・パッドとリード・パッドとのハンダ接続を除去してフレキシャからヘッド/スライダを取り外す必要がある。
従来使用していた錫−鉛共晶合金ハンダは常温で比較的やわらかいため、常温で切削工具を使ってスライダ・パッドから削り落としてもスライダ・パッドを損傷させることがなく、ヘッド/スライダを再利用することができた。近年、環境汚染を防止するために多くの電気機器において無鉛ハンダ(鉛フリー・ハンダ)を使用するようになってきた。無鉛ハンダは固化すると錫−鉛共晶合金ハンダのような鉛含有ハンダに比べて硬いため、常温でスライダ・パッドから切削工具を使って削り落とそうとするとスライダ・パッドが損傷してヘッド/スライダを再利用できないという問題がある。
特許文献1は、ヒータにより実装基板をハンダ溶融点以下の温度に加熱し、フラックスに対するハンダ・ボールの剥離強度を小くし、その後吸着装置の粘着層を実装基板に転接してハンダ・ボールを粘着力で実装基板から剥離する技術を開示している。特許文献2は、フラックスの軟化温度よりも高く、ハンダ溶融温度よりも低い所定の温度に印刷配線板を加熱し、印刷配線板の表面をブラシで擦ると共に擦った実装面の領域のエアーを吸引して実装面に付着したハンダ・ボールを剥離し吸収する技術を開示している。特許文献3は、加熱水蒸気でフラックスを軟化させ、吹き付け力でフラックスおよびハンダ・ボールを除去する技術を開示している。特許文献4は、ハンダを軟化する温度まで加熱して削り刃で削り落とす技術を開示している。
特開平7−106739号公報 特開平5−152727号公報 特開平1−130590号公報 特開平11−26918号公報
スライダ・パッドはスライダの表面に形成された小さな導電領域であり機械的な強度が弱く、ハンダを除去する際にはスライダ・パッドにストレスを与えると破損してヘッド/スライダを再利用することができなくなる。そのために熱を加えて固化したハンダを軟化させる方法が考えられるが、ヘッド/スライダをリフロー炉に入れるとヘッドにも熱が加わって損傷する可能性があるので好ましくない。特に無鉛ハンダは融点が高いため、リフロー炉を融点近辺の温度に設定したとしてもヘッドを損傷する可能性が一層高まる。
レーザ・ビームなどで局所的にハンダに熱を加える方法を採用するとすれば、ハンダの表面から融解が始まって融解したハンダの飛沫がスライダ表面に付着してしまい、スライダ・パッド間が短絡してヘッド/スライダの再利用が困難になる。さらに、スライダ・パッドとリード・パッドとの再接続にレーザ照射によるハンダ・ボール接続方式を採用する場合には、スライダ・パッドの表面が平坦でないとハンダ・ボールを正確な位置に仮置きできない。この点、ハンダを融解させてスライダ・パッドから除去する方式ではスライダ・パッドの表面にハンダの凹凸が残ってしまうのでハンダ・ボール接続ができなくなる。
そこで本発明の目的は、無鉛ハンダを磁気ディスク装置のスライダ・パッドから除去する方法および装置を提供することにある。さらに本発明の目的は、スライダ・パッドから無鉛ハンダのハンダ・フィレットを切断してヘッド/スライダを再利用する方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、無鉛ハンダを除去したヘッド・スライダを使用した磁気ディスク装置を提供することにある。
本発明の第1の態様は、磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダに設けたスライダ・パッドから無鉛ハンダを除去する方法であって、前記無鉛ハンダを除去する切削工具を提供するステップと、前記切削工具を前記無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度に加熱するステップと、前記加熱した切削工具で、前記スライダ・パッドから前記無鉛ハンダを除去するステップとを有する無鉛ハンダの除去方法を提供する。
スライダ・パッドに付着する無鉛ハンダは、加熱した切削工具で軟化させて除去する。切削工具の温度は、無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度にすることで、除去する際にスライダ・パッドを損傷することがなくなる。さらに、融解したハンダがスライダ・パッド間を短絡したり、スライダ・パッド表面に固まりとなって付着したりすることがなくなるため、ヘッド/スライダの再利用に適した除去をすることができる。切削工具の温度は、切削工具が無鉛ハンダに接触してハンダを除去している間も含めて、無鉛ハンダの融点と融点より20℃低い温度の範囲に制御してもよい。
切削工具は、スライダ・パッドの表面に平行に移動することで、切除した跡を平坦にすることができるため、ヘッド/スライダを再利用する際ハンダ・ボール接続方式を採用することができる。スライダ・パッドに付着した無鉛ハンダがハンダ・フィレットであり、スライダ・パッドが金で形成されているときは、ハンダ・フィレットと金との間に金とハンダの合金層が形成される。切削工具でハンダを切除したスライダ・パッド側の切除面に、平坦な合金層または平坦なハンダが残ると、予備ハンダと同様の作用でハンダの再接続を容易にする。
本発明の第2の態様は、磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダを再利用する方法であって、リード線に設けたリード・パッドと前記ヘッド/スライダに設けたスライダ・パッドとが無鉛ハンダのハンダ・フィレットで接続されたフレキシャ・アセンブリを提供するステップと、前記無鉛ハンダを切断する切削工具を提供するステップと、前記切削工具を前記無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度まで加熱するステップと、前記加熱した切削工具で、前記ハンダ・フィレットと前記スライダ・パッドとの境界近辺を切断するステップと、前記ヘッド/スライダを前記フレキシャ・アセンブリから取り外すステップと、を有するヘッド/スライダの再利用方法を提供する。
本発明の第3の態様は、磁気ディスクと、スライダ・パッドが形成されたヘッド/スライダとリード・パッドが形成されたリード線を備え、前記スライダ・パッドと前記リード・パッドがハンダ接続されているフレキシャ・アセンブリと、前記フレキシャ・アセンブリを支持するアクチュエータ・アセンブリとを有し、前記スライダ・パッドのハンダ接続の面が、前記スライダ・パッドに接続されていた無鉛ハンダのハンダ・フィレットを前記無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度まで加熱した切削工具で除去して形成された磁気ディスク装置を提供する。
本発明の第4の態様は、磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダに設けたスライダ・パッドから無鉛ハンダのハンダ・フィレットを切断する装置であって、前記ヘッド/スライダが取り付けられたフレキシャ・アセンブリを固定するステージと、切削工具を送り出す送出部と、前記切削工具に対する前記ヘッド・スライダの位置を検出する位置検出部と、前記切削工具の温度を前記無鉛ハンダが軟化し融点以下の温度に制御する温度制御部と、前記位置検出部の信号を受けて前記ステージ又は前記送出部に位置制御信号を送る制御部とを有する無鉛ハンダの切断装置を提供する。
本発明により、無鉛ハンダを磁気ディスク装置のスライダ・パッドから除去する方法および装置を提供することができた。さらに本発明により、スライダ・パッドから無鉛ハンダのハンダ・フィレットを切断してヘッド/スライダを再利用する方法を提供することができた。さらに本発明により、無鉛ハンダを除去したヘッド・スライダを使用した磁気ディスク装置を提供することができた。
つぎに本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図面全体をとおして同一構成要素には同一参照番号を付すことにする。図1は、本発明の実施の形態に供する磁気ディスク装置50の概略構成を示す平面図である。ベース52はベース・カバー(図示せず。)と共に密閉空間を形成し、内部にアクチュエータ・ヘッド・サスペンション・アセンブリ54、磁気ディスク66、ランプ64、および回路基板に接続される外部端子71などを収納する。磁気ディスク66は、スピンドル軸68の周りを下部に設けたスピンドル・モータ(図示せず。)で回転するようにスピンドル・ハブ(図示せず。)に固定しており、少なくとも一面には磁性層を形成している。磁気ディスク66は、2枚以上を積層することもできる。磁気ディスク66が回転する方向がアクチュエータ・ヘッド・サスペンション・アセンブリ54との関係で、矢印Aの場合を正回転といい、矢印Bの場合を逆回転という。正回転と逆回転の相違は、主としてスライダにおけるヘッドの位置に現れるが、本発明は正回転および逆回転のいずれの磁気ディスク装置に適用することもできる。
アクチュエータ・ヘッド・サスペンション・アセンブリ54は、アクチュエータ・アセンブリ57とヘッド・サスペンション・アセンブリ(以下、HSAという。)62でピボット軸58を中心に回動可能なように構成している。アクチュエータ・アセンブリ57は、HSA62を取り付けるアクチュエータ・アーム56と、ボイス・コイル(図示せず。)を保持するコイル・サポート59と、アクチュエータ・アーム56とコイル・サポート59の連絡部分に当たるピボット・ハウジングで構成している。ボイス・コイルと共にボイス・コイル・モータを構成するために、ボイス・コイル・ヨーク60をベースに設け、ボイス・コイル・ヨーク60の裏側には永久磁石であるボイス・コイル・マグネット(図示せず。)を取り付けている。
HSA62は、後に詳細を説明するロード・ビームとフレキシャ・アセンブリで構成する。ロード・ビームの先端には、マージ・リップ70を形成し、磁気ディスク66が回転を停止する前に、マージ・リップ70をランプ64の退避面まで摺動させてヘッド/スライダを磁気ディスク66の表面上から退避させるいわゆるロード・アンロード方式を実現する。ただし本発明は、ロード・アンロード方式の磁気ディスク装置への適用に限定するものではなく、コンタクト・スタート・ストップ方式の磁気ディスク装置に適用することも可能である。マージ・リップ70、HSA62、およびアクチュエータ・アーム56は、磁気ディスク66の記録面に対応するように積層構造として形成する。アクチュエータ・アセンブリ57には中継端子73を設け、一端をヘッドに接続した配線トレース(図示せず。)と、一端を外部端子71に接続したフレキシブル・プリント回路基板74との接続を行う。
図2は、HSA62の構成を説明する斜視図である。HSA62は、マウント・プレート79、2ピースのロード・ビーム75a、75b、ヒンジ77、およびフレキシャ・アセンブリ100で構成している。フレキシャ・アセンブリ100は、後に説明するように配線一体型の構造を採用しており配線トレース105を有する。フレキシャ・アセンブリ100のフレキシャ・タング(図3の参照番号101参照。)には、磁気ディスク66の記録面と向き合う面側にヘッド/スライダ103を取り付ける。
フレキシャ・アセンブリ100は、スポット溶接または接着剤でロード・ビーム75a、75b、ヒンジ77に固定し、さらにマウント・プレート79、ロード・ビーム75a、75b、およびヒンジ77も、スポット溶接または接着剤で一体になるように固定する。マウント・プレート79をスエージ加工してHSA62をアクチュエータ・アーム56に固定する。ロード・ビーム75a、75bはアクチュエータ・アセンブリ57と共に回動してヘッド/スライダ103を所定のトラックまで運ぶと共に、ヘッド/スライダ103を磁気ディスク66の表面に押しつける押付荷重を供給する。ヘッド/スライダ103は、空気軸受面が空気流から受ける浮力である正圧とロード・ビーム75による押付荷重のバランスのもとで回転する磁気ディスク66の表面から一定の間隔を維持して浮上する。
配線トレース105は、一端がヘッド・スライダに形成されたスライダ・パッド(図6、図8参照)に接続され、他端が中継端子73に接続されている。配線一体型フレキシャ・アセンブリは一般に、ヘッド/スライダを支持する構造体としての金属層と、配線トレースを構成する導体層と、金属層と導体層とを絶縁する誘電体層を積層し、導体層の上に腐食防止のために適宜カバー層を設けたりメッキ処理を施したりする。このような積層構造を備える配線一体型フレキシャ・アセンブリには、製造方法の相違により、アディティブ・タイプ、サブトラクティブ・タイプ、およびフレキシブル基板タイプの3つのタイプがある。
アディティブ・タイプは、フォトリソグラフィ技術を用いて各層を順番に積み上げていく方法である。サブトラクティブ・タイプは、金属層、誘電体層、導体層、およびカバー層等で予め形成したシートをエッチングして所定の構造を形成する方法である。フレキシブル基板タイプは、誘電体層、導体層、およびカバー層で所定の形状に形成したフレキシブル・プリント回路基板を金属層の上に貼り付ける方法である。本実施の形態にかかるフレキシャ・アセンブリ100はアディティブ・タイプであるが、本発明はいずれのタイプの配線一体型フレキシャ・アセンブリに適用することもできる。さらに本発明は、配線一体型フレキシャ・アセンブリに限らず、フレキシャとリード線が分離している形態のHSAにも適用することができる。
図3および図4は、配線一体型フレキシャ・アセンブリ100の構造を説明するための図である。図3は、図2に示したフレキシャ・アセンブリ100を拡大してロード・ビームの上から見た平面図(A)および下から見た平面図(B)である。図3(B)には、フレキシャ・アセンブリを組み立てるためのスポット溶接の位置を示す様々な溶接スポットを示している。図3(B)は、ヘッド/スライダ103の取り付け場所であるフレキシャ・タング101を示している。フレキシャ・アセンブリ100はロード・ビーム75aに対して、溶接スポット112a、112b、112cの3カ所で固定しており、フレキシャ・タング101は、ジンバル運動を可能にするためにロード・ビーム75aに固定していない。
図4は、図3に示した配線一体型フレキシャ・アセンブリ100の積層構造を示す図である。フレキシャ・アセンブリ100は、上述のとおりフォトリソグラフィック・エッチング工程、蒸着工程などの半導体加工技術を用いて形成する。図4(A)には、複数の層を積層して完成したフレキシャ・アセンブリ100を示し、フレキシャ・アセンブリ100を構成する各層の構造を図4(B)〜図4(E)に示す。図4(A)は、完成したフレキシャ・アセンブリ100を磁気ディスク66側から見た図であり、ヘッド/スライダ103は図の簡略化のために省略してある。図4(B)〜図4(E)は、磁気ディスク表面に向かって積層していく順番で描いている。
図4(B)は金属層111の平面を示しており、材料として300シリーズのステンレス鋼の中から、板厚が0.02mmのSUS304を選定している。また、金属層111の材料はステンレス鋼に限定するものではなく、ベリリウム、銅またはチタンなどの他の硬質のバネ材料を選択することもできる。金属層111は、フレキシャ・タング101およびプラットフォーム214を含む。
図4(C)は、金属層111と導体層115とを絶縁するためにポリイミドで形成した誘電体層113の平面を示す。誘電体層113は、導体層115のパターンに合わせた形状で金属層111の上に積層する。本実施の形態では、誘電体層の厚さを0.01mmに選択している。なお、誘電体層113の一部はフレキシャ・タング101の上にも積層している。
図4(D)は、ヘッドに対する配線パターンである導体層115を示している。本実施の形態では、純粋な銅(pure copper)を0.01mmの厚さになるように積層してパターン化している。導体層の材料は、銅に限定するものではなく、アルミニウムや銀等の他の材料であってもよい。図4(E)は、導体層115の表面を保護するためのカバー層117のパターンを示しており、厚さ0.003mm程度のポリイミドの層を導体層115の上に付着させている。誘電体層113、導体層115、およびカバー層117は一体となって、配線トレース105を構成する。金属層111、誘電体層113、導体層115、およびカバー層117の各厚さは例示であって、本発明の範囲をこれらに限定するものではない。
図5は、図4に示したフレキシャ・アセンブリ100の先端部を拡大した図である。本明細書において、HSA62のマージ・リップ70側を先端側といい、アクチュエータ・アーム56側を支持端側ということにする(図1参照)。フレキシャ・アセンブリ100の先端側の溶接スポット112aと支持端側の溶接スポット112bとの間には、金属層111の一部であるフレキシャ・タング101を形成している。フレキシャ・タング101には、溶接スポット112aと112bとを結ぶ中心線上であってフレキシャ・タング101のほぼ中央に、ディンプル・コンタクト・ポイント(以下、DCPという。)205を定義している。DCP205は、フレキシャ・タングが裏側(紙面の裏側に相当する。)でロード・ビーム75aに形成したディンプルと接触して、ジンバル運動の支点を構成する。さらに、フレキシャ・タング101の表側(紙面の手前に相当する。)には、接着剤でヘッド/スライダ103を取り付ける。
先端側の支持領域220は、金属層111の一部であり溶接スポット112aでロード・ビーム75aにスポット溶接する。溶接スポット112aの近辺の縁部からは、帯状の一対の主アーム204が溶接スポット112aと112bを結ぶ中心線に対して対称に支持端側に延びている。主アーム204は、フレキシャ・タング101の周囲を囲んで支持端側に延びており、一対の位置225で副アーム206と一体となって、一対の支持アーム208を形成しフレキシャ・タング101のリーディング・エッジ223を支持する。主アーム204、副アーム206、支持アーム208はすべて金属層111の一部である。
ここでリーディング・エッジ223とは、フレキシャ・タング101にヘッド/スライダ103を取り付けたときにヘッドが位置する側と反対側のフレキシャ・タングの端部をいう。フレキシャ・タング101のリーディング・エッジに対して反対側の端部をトレイリング・エッジという。本明細書においては、リーディング・エッジおよびトレイリング・エッジという用語は、フレキシャ・タングに取り付けたヘッド/スライダ103に対しても用いるものとする。
本実施の形態にかかるフレキシャ・アセンブリ100は、順回転の磁気ディスク装置に適応するものであり、図1において磁気ディスク66はフレキシャ・タング101に対して支持端側から先端側に向かう矢印Aで示す方向に回転する。磁気ディスク表面に生じた粘性気流はヘッド/スライダ103のリーディング・エッジ側から空気軸受面とディスク表面との間に入り込みトレイリング・エッジ側から出ていくように流れて、ヘッド/スライダ103に浮力を与える。
金属層111の一部である支持領域222は、溶接スポット112bでロード・ビーム75aにスポット溶接する。溶接スポット112bの近辺から1対の副アーム206が先端側に向かって対称に延びている。フレキシャ・タング101には、誘電体層113の一部である複数のポリイミドの島状領域224が付着している。島状領域224は、フレキシャ・タング101の上にヘッド/スライダ103を接着剤で接着する際のスライダの姿勢制御を目的とするものであり、図4(C)の誘電体層113またはカバー層117の付着工程で金属層101に積層している。さらに、一対の配線トレース105が支持端側の支持領域222からフレキシャ・タング101のトレイリング・エッジ側まで中心線に平行に延びている。配線トレース105は、支持領域222では金属層111に付着しているが、支持領域222から分離した後は、金属層111の他の領域に付着することなくフレキシャ・タング101近くの支持アーム208まで延びている。
一対の配線トレース105は、導体層が各2本ずつに分かれており全体で4本のリード線として構成されている。フレキシャ・タング101のトレイリング・エッジ側には、リード線をヘッド/スライダ103のトレイリング・エッジ側の端面に設けたスライダ・パッドに接続する際、リード線の端部をスライダ用パッドに位置合わせするためのプラットフォーム214を形成している。図6は、リード・パッドとスライダ・パッドとを無鉛ハンダでハンダ・ボール接続するときの状態を説明する図である。図6(A)は、フレキシャの支持構造を構成する金属層101と、金属層101の一部であるプラットフォーム214が示されている。
金属層101と、プラットフォーム214の上には、それぞれ誘電体層224と113が積層されている。誘電体層113の上には、リード線を構成する導体層115が積層されている。以後、導体層115をリード線115ともいうことにする。リード線115の先端には、リード・パッド235が形成されている。誘電体層224の上には接着剤でヘッド/スライダ103が固定されている。ヘッド/スライダ103にはスライダ本体110に磁気ヘッド102が形成されており、スライダ本体110の端面106には、磁気ヘッド102に接続されたスライダ・パッド104が形成されている。スライダ・パッド104は、リード線の本数に対応して4個形成されている。磁気ヘッド102とスライダ・パッド104とは、スライダ本体110の内部で接続されている。スライダ本体110の端面108はABSである。
図6(A)に示すように、リード・パッド235のハンダ接続の面とスライダ・パッド104のハンダ接続の面は直角に配置されている。リード・パッド235とスライダ・パッド104をハンダ・ボール接続するには、最初にリード・パッド235の面とスライダ・パッド104の面がつくる90度の角度を45度ずつに分ける平面が鉛直方向に向くようにHSA62を治具に固定する。つぎに、リード・パッド235とスライダ・パッド104の間に無鉛ハンダで製造した球形のハンダ・ボール233を仮置きする。つづいて、図6(A)の矢印Aの方向からハンダ・ボール233にレーザ光線を照射してこれを融解した後レーザ光線を停止して放置・冷却すると、ハンダ・フィレット237が形成されてリード・パッド235とスライダ・パッド104は電気的に接続される。
ハンダ・ボール接続では、ハンダ・ボール233をレーザ光線でリフローする際、融解したハンダが一方のパッドに強く引き付けられてハンダ・フィレット237が他方のパッドに接続していなかったり、ハンダ・フィレット237とパッドとの接続面積や接続強度が足りなかったり、隣のパッドと短絡してしまったりというような様々な接続不良を発生することがあるため、スライダ・パッド104とリード・パッド235の相互の配置関係や表面状態を厳しく規定している。スライダ・パッド104とリード・パッド235をハンダ・ボール接続した後は、図1の中継端子から配線トレース105とヘッド102を一括した電気的な試験を行う。
配線トレース105またはハンダ・フィレット237に不良を検出したときは、フレキシャ・アセンブリ100のうちでヘッド/スライダ103を再利用する。よって、再利用にかかるヘッド/スライダ103に設けられたスライダ・パッド104の寸法および表面状態が再利用時に良好なハンダ接続を実現する上で重要である。たとえば、スライダ・パッド104の面が傾斜していたりすると、ハンダ・ボールを仮置きした際ハンダ・ボールは図6(A)の手前方向または奥行き方向に転がり落ちたり、正確な位置からずれてしまう。また、スライダ本体110の端面106に対するスライダ・パッド104の厚さは、元のスライダ・パッドの厚さの公差の範囲に納めないと良質なハンダ・ボール接続が困難になる。
さらに、スライダ・パッド104の表面は適切なハンダ濡れ性を保持していることが望ましい。したがって、ヘッド/スライダ103のスライダ・パッド104からハンダ・フィレット237を除去する際には、スライダ・パッド104を損傷させないだけでなく、ハンダ・ボールによる再接続が良好に行える状態にしておく必要がある。
図7は、無鉛ハンダ切断装置300の概略ブロック図である。X−Yステージ313は、フレキシャ・アセンブリ100をヘッド/スライダ103のABS108が上を向くように固定して、制御部301から位置制御信号を受けとって水平面においてX−Y方向に精密に移動することができる。X−Yステージ313は、フレキシャ・アセンブリ100に代えてHSA62を固定するようにしてもよい。位置検出部315は、ヘッド/スライダ103の切削工具309に対する位置を非接触で計測する装置で、レーザ変位形などで構成することができる。レーザ変位計は投光光学系から放射したレーザ光線をヘッド/スライダの側面に照射し、反射光を受光光学系で集光してヘッド/スライダ103の送出部303に対するX−Y方向の位置を演算して制御部301に送る。
送出部303は、制御部301の制御のもとで切削工具309をヘッド/スライダに向けて垂直方向(Z方向)に送り出してハンダ・フィレット237を切削する。切削工具309がハンダ・フィレット237を切削するスライダ・パッド104の厚さ方向(X方向)の切削位置は、図8で説明するようにヘッド/スライダ103のスライダ・パッドが形成されている端面106に対する位置として画定される。端面106に対する切削工具309の切削位置を画定するために、X−Yステージ313が制御部301から位置制御信号を受けとって移動することに代えて、送出部303が制御部301から位置制御信号を受けとって移動するようにしても良い。
切削工具309には、ヒータ307と温度センサ311が埋め込まれている。温度制御部305には、温度設定部が設けられておりハンダ・フィレット237の融点に応じてヒータ307に流す電流を制御することができる。温度制御部305は、温度設定部で切断にかかる無鉛ハンダの融点を設定すると切削工具309の刃309aの温度がハンダ・フィレット237の融点を超えないで、かつ、できるだけ融点に近い温度になるようにヒータ電流を制御する。
刃309aの温度を所定の値にするために、予め刃の部分に温度センサを取り付け、温度設定部の設定温度と刃309aの温度の関係を実験で定めておく。切断装置300は、温度制御部305の温度設定部で融点温度K℃を設定すると、ハンダ・フィレットの切断中に刃309aの温度を(K−10℃)±10℃で制御できる。すなわち、無鉛ハンダの融点と融点より20℃低い温度に刃309aを加熱する。この結果、切削工具309は、切断中にハンダ・フィレット237を融解することもなく、かつ、切断が容易な程度まで軟化させることができる。
温度センサ311は、切断中にヒータの発熱が適正であるかどうかを監視し、異常がある場合は温度制御部305から制御部301に信号を出して切断作業を中断する。刃309aの温度が融点より高くなるとハンダ・フィレット237が融解してスライダ・パッド104間で短絡を生じたり、スライダ・パッド104の表面にハンダの固まりができてスライダ・パッドの表面が平坦にならなかったりしてヘッド/スライダ103を再利用することが困難になる。
特に再接続にハンダ・ボール接続をする場合には、これらの影響は大きい。さらに、刃309aの温度が上がりすぎるとヘッド102に熱が伝わって性能低下を招くことがある。刃309aの温度が低すぎると、無鉛ハンダを十分に軟化させることができないため、その状態で送出部303が切削工具を送り出していくとスライダ・パッド104を損傷してしまいヘッド/スライダ103を再利用することができなくなる。
制御部301は、ハンダ除去装置300の動作全体を制御する。制御部301は、位置検出部315から、ヘッド/スライダ103の送出部303に対する位置信号を受けとり、ヘッド/スライダ103が所定の位置にきたときにX−Yステージまたは送出部303の移動動作を停止させる。この時点で、切削工具309とヘッド/スライダ103の位置関係が画定される。制御部301は、温度制御部305から温度条件が成立していることを示す信号を受けとり、位置検出部315から位置条件が成立していることを示す信号を受け取ると、送出部303に切断開始信号を送る。制御部301は、切断作業中に温度制御部305から温度センサ311が検知した温度異常の信号を受けとると、送出部303に停止信号を送って切断作業を中断させる。
図8は、切削工具によるハンダ・フィレットの切断位置を説明する図である。図8(A)は、ヘッド/スライダ103の部分的な断面を示し、図8(B)は、スライダ・パッド104の正面を示す。図8(B)には、図の簡略化のためにハンダ・フィレット237の記載をしていない。ヘッド/スライダ103には、4つのスライダ・パッド104にそれぞれ対応して銅パッド109が設けられている。銅パッド109は、ヘッドに接続されており、一部がスライダ本体の端面106から露出している。銅パッド109の表面には金のスライダ・パッド104が形成されている。
図8(A)に示すようにスライダ・パッド104にハンダ・フィレット237が形成された状態では、リフロー時の熱でスライダ・パッド104の表面部分104aがハンダと金の合金層または金属間化合物層に変質する。たとえば、無鉛ハンダとして、Sn−Ag系を採用すれば、錫、銀、および金の合金層104aが形成される。切削工具309の刃309aの位置が、端面106から間隔X離れた矢印Bで示す合金層104aの表面となるようにX−Yステージの位置または送出部の位置を調整する。本実施例においてスライダ・パッド104のスライダ端面106からの厚さXは10μmで、合金層の厚さは約5μmである。
このような切削位置に切削工具309の刃309aを設定したとき、スライダ・パッド104の厚さXに対する公差およびX−Yステージの位置決め精度を考慮すると、実際の刃309aが通過する位置は、合金層104aに近いハンダ・フィレット237または合金層104aとなる。合金層104aの下部にある金だけの層が露出すると、ヘッド/スライダ103を再利用してハンダ・ボール接続をする際に、スライダ・パッド104の厚さが変化しすぎて良質のハンダ・フィレット237を形成することが困難になるので好ましくない。ハンダ・フィレット237を切断した後に厚いハンダ・フィレット237の層が合金層104aの上に残ることにも同様の問題がある。
いかなる場合にも銅パッド109が露出しないように端面106に対する切削工具の位置を画定する。図8(B)に示すように、4つのスライダ・パッド104に対して、4つの切削工具309が一体として動くように送出部303に保持され、4つのハンダ・フィレット237が同時に切除される。1つのスライダ・パッドの縦横の寸法は、135μmないし140μmである。
図9および図10を参照して、ハンダ・フィレット237を切断してヘッド/スライダ103を再利用する手順を説明する。図9は、ハンダ・フィレット237を切断するときの状態を説明する図で、図10は再利用の手順を説明するフローチャートである。ブロック401ではフレキシャ・アセンブリ100をX−Yステージ313に固定する。ハンダ・フィレット237は、Sn(85-95 wt%)/Ag(1-3 wt%)/Bi(1-5 wt%)/Cu(1 wt%以下)の組成からなる無鉛ハンダで形成されており、その融点は210℃〜216℃である。ここに成分比は重量パーセントで示している。
ブロック403で、切削工具309を加熱するために温度制御部305の設定温度を210℃に設定する。ハンダ・フィレット227の切断を開始すると、切削工具309の温度は若干低下するが、温度制御部305の温度設定部で温度を210℃に設定しておくと、ハンダ・フィレット237の切削中も含めて刃309aの温度を200℃±10℃にすることができる。したがって、刃309aの温度がハンダの融点を超えることはなく、融点以下で装置の性能上最も高い温度に維持されていることになるため、無鉛ハンダを軟化して切断によるストレスをスライダ・パッドに与えないようにすることができる。
ブロック405では、制御部301が位置検出部315の信号に基づいてX−Yステージ313に位置制御信号を送り、X−Yステージは制御信号に従って動作してX−Y方向の所定の位置で停止する。X方向は、図8(A)に示した、合金層104aの表面を切断位置の目標にするために端面106からの所定の距離として位置決めし、Y方向は、図8(B)に示したように、切削工具309とスライダ・パッド104が位置整合するように位置決めする。この状態を図9(A)に示す。刃309aの温度条件およびヘッド/スライダ103の位置条件が成立すると、制御部301はブロック407で送出部303に切断開始信号を送りハンダ・フィレット237の切断を開始する。ハンダ・フィレット237を切断したスライダ・パッド104側の切断跡が平坦になるように、切削工具309はスライダ・パッド104の表面に対して平行に移動していく。
実際の切断位置は、合金層104aの表面を目標位置として、スライダ・パッドの厚さXの公差とX−Yステージの位置決め精度に依存して決まる。切断時の状態を図9(B)ないし図9(D)に示す。図9(D)においてハンダ・フィレット237がスライダ・パッド104から完全に切り離されたたとき、スライダ・パッド104の表面は、平坦な合金層104aまたは平坦なハンダ・フィレット237の切断跡になっている。したがって、ヘッド/スライダ104を他のフレキシャ・アセンブリのリード・パッドに接続するとき、スライダ・パッドの高さは公差の範囲に収まり、表面が平坦であるためハンダ・ボール233をパッド間の正確な位置に仮置きすることができる。
さらに、切断跡となる合金層104aまたはハンダ・フィレット237は、予備ハンダと同様の作用を発揮してハンダ濡れ性が向上し、ハンダの再接続を容易にする。また、ハンダ・フィレット237が切断される部分は、刃309aで軟化させられているため、切断時にスライダ・パッド104に与える機械的ストレスは小さく、スライダ・パッド104を損傷することもない。ハンダ・フィレットの軟化は、切削工具309を通じて行うのでヘッド/スライダのヘッドに与える熱的ストレスも小さい。また、刃309aの温度は無鉛ハンダの融点以下に制御されているため、ハンダが融解することもない。
ブロック409では、図9(D)のようにハンダ・フィレット237がスライダ・パッド104から切断された後、ヘッド/スライダ103はフレキシャ・タング101から取り外される。ブロック411では、取り外されたヘッド/スライダ103は他のフレキシャ・アセンブリに取り付けられて無鉛ハンダでハンダ・ボール接続方式により再接続される。スライダ・パッド104は、最初のハンダ・ボール接続の際に加えられるリフローの熱で収縮するが、再接続のリフローでもさらに収縮して縦横の寸法が小さくなる。したがって、一度だけハンダ接続したスライダ・パッドと再接続したスライダ・パッドでは、公差以上に縦横の寸法が異なるため、両者を区別することができる。
本発明においてハンダ・フィレットの形成は最初の接続および再接続において、無鉛ハンダ・ボールのリフローによる接続方式に限定するものではなく、無鉛の糸ハンダをハンダ・コテで接続したり、ボール形状以外の無鉛ハンダ塊をリフローして接続したりするなどの他のいかなる方法を採用しても良い。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の実施の形態にかかる磁気ディスク装置の平面図である。 本発明の実施の形態にかかるHSAの構成を説明する図である。 フレキシャ・アセンブリ100の構造を説明するための図である。 フレキシャ・アセンブリ100の構造を説明するための図である。 図4(A)に示したフレキシャ・アセンブリ100を拡大した図である。 リード・パッドとスライダ・パッドをハンダ・ボール接続するときの状態を説明する図である。 無鉛ハンダ切断装置の概略ブロック図である。 切削工具によるハンダ・フィレットの切断位置を説明する図である。 ハンダ・フィレットを切断するときの状態を説明する図である。 ハンダ・フィレットを切断してヘッド/スライダを再利用する手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
50 磁気ディスク装置
57 アクチュエータ・アセンブリ
62 ヘッド・サスペンション・アセンブリ(HSA)
66 磁気ディスク
100 フレキシャ・アセンブリ
101 フレキシャ・タング
102 ヘッド
103 ヘッド/スライダ
104 スライダ・パッド
105 配線トレース(リード線)
106 スライダの端面
108 空気軸受面(ABS)
110 スライダ本体
111 金属層
113、224 誘電体層
115 導体層(リード線)
117 カバー層
214 プラットフォーム
233 ハンダ・ボール
235 リード・パッド
237 ハンダ・フィレット
300 無鉛ハンダ切断装置
309 切削工具

Claims (20)

  1. 磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダに設けたスライダ・パッドから無鉛ハンダを除去する方法であって、
    前記無鉛ハンダを除去する切削工具を提供するステップと、
    前記切削工具を前記無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度に加熱するステップと、
    前記加熱した切削工具で、前記スライダ・パッドから前記無鉛ハンダを除去するステップと
    を有する無鉛ハンダの除去方法。
  2. 前記切削工具を加熱するステップが、前記切削工具の刃の温度が前記無鉛ハンダの融点と該融点より20℃低い温度の間となるように加熱するステップを含む請求項1記載の無鉛ハンダの除去方法。
  3. 前記無鉛ハンダを除去するステップが、前記無鉛ハンダに前記切削工具が接触している間前記切削工具の刃を前記無鉛ハンダの融点と前記融点より20℃低い温度との間に維持するステップを含む請求項1記載の無鉛ハンダの除去方法。
  4. 前記無鉛ハンダを除去するステップが、前記切削工具の刃を前記スライダ・パッドが形成された前記ヘッド/スライダの表面から一定の距離を保った位置にある前記スライダ・パッドの表面に平行な平面に沿って移動させるステップを含む請求項1記載の無鉛ハンダの除去方法。
  5. 前記無鉛ハンダがハンダ・ボール接続されたハンダ・フィレットである請求項1記載の無鉛ハンダの除去方法。
  6. 前記スライダ・パッドが金で形成されている請求項1記載の無鉛ハンダの除去方法。
  7. 前記無鉛ハンダがリード・パッドと前記スライダ・パッドを接続するハンダ・フィレットであり、前記スライダ・パッドの表面に前記金と前記無鉛ハンダとの合金層が形成されている請求項6記載の無鉛ハンダの除去方法。
  8. 前記無鉛ハンダを除去するステップが、前記切削工具による切削跡で前記金の上に形成された前記合金層を平坦にするステップを含む請求項7記載の無鉛ハンダの除去方法。
  9. 前記無鉛ハンダを除去するステップが、前記切削工具による切削跡で前記合金層の上に付着した前記ハンダ・フィレットを平坦にするステップを含む請求項7記載の無鉛ハンダの除去方法。
  10. 磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダを再利用する方法であって、
    リード線に設けたリード・パッドと前記ヘッド/スライダに設けたスライダ・パッドとが無鉛ハンダのハンダ・フィレットで接続されたフレキシャ・アセンブリを提供するステップと、
    前記無鉛ハンダを切断する切削工具を提供するステップと、
    前記切削工具を前記無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度まで加熱するステップと、
    前記加熱した切削工具で、前記ハンダ・フィレットと前記スライダ・パッドとの境界近辺を切断するステップと、
    前記ヘッド/スライダを前記フレキシャ・アセンブリから取り外すステップと、
    を有するヘッド/スライダの再利用方法。
  11. 前記フレキシャ・アセンブリが配線一体形サスペンションである請求項10記載の再利用方法。
  12. 前記取り外されたヘッド/スライダをフレキシャ・アセンブリに固定し前記スライダ・パッドと前記フレキシャ・アセンブリのリード線に設けたリード・パッドを無鉛ハンダのハンダ・ボール接続により再接続するステップを含む請求項10記載の再利用方法。
  13. 前記ハンダ・フィレットが、ハンダ・ボール接続により形成されている請求項10記載の再利用方法。
  14. 磁気ディスクと、
    スライダ・パッドが形成されたヘッド/スライダとリード・パッドが形成されたリード線を備え、前記スライダ・パッドと前記リード・パッドがハンダ接続されているフレキシャ・アセンブリと、
    前記フレキシャ・アセンブリを支持するアクチュエータ・アセンブリとを有し、
    前記スライダ・パッドのハンダ接続の面が、前記スライダ・パッドに接続されていた無鉛ハンダのハンダ・フィレットを前記無鉛ハンダが軟化しかつ融点以下の温度まで加熱した切削工具で除去して形成された磁気ディスク装置。
  15. 前記スライダ・パッドと前記リード・パッドが無鉛ハンダのハンダ・ボール接続によるハンダ・フィレットで接続されている請求項14記載の磁気ディスク装置。
  16. 前記フレキシャ・アセンブリが配線一体型サスペンションである請求項14記載の磁気ディスク装置。
  17. 磁気ディスク装置に使用するヘッド/スライダに設けたスライダ・パッドから無鉛ハンダのハンダ・フィレットを切断する装置であって、
    前記ヘッド/スライダが取り付けられたフレキシャ・アセンブリを固定するステージと、
    切削工具を送り出す送出部と、
    前記切削工具に対する前記ヘッド・スライダの位置を検出する位置検出部と、
    前記切削工具の温度を前記無鉛ハンダが軟化し融点以下の温度に制御する温度制御部と、
    前記位置検出部の信号を受けて前記ステージ又は前記送出部に位置制御信号を送る制御部と
    を有する無鉛ハンダの切断装置。
  18. 前記制御部が、前記切削工具による前記ハンダ・フィレットの切削位置を、前記スライダ・パッドが形成されている前記ヘッド/スライダの端面からの距離で画定する請求項17記載の無鉛ハンダの切断装置。
  19. 前記切削位置が、前記スライダ・パッドを構成する金属と前記無鉛ハンダとからなる合金層を前記ヘッド/スライダに残す位置である請求項18記載の無鉛ハンダの切断装置。
  20. 前記切削位置が、前記ハンダ・フィレットを前記ヘッド/スライダに残す位置である請求項18記載の無鉛ハンダの切断装置。
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