JP2006026333A - 幼児用便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無駄な部品が無く、部品点数が少ないため低コストである踏み台兼用の幼児用便器を提供する。
【解決手段】 主要部品として、箱状の便器本体2と、便器本体2に装脱着可能かつ大人用の洋式便器の便座101に装脱着可能な幼児用便座4と、幼児用便座4の前方上面に装着可能な取っ手部5と、取っ手部5を装着した幼児用便座4の開口部を塞いで載置可能な第1蓋部6と、第1蓋部6の前方側に取り付けられて第1蓋部6と一体となって便器本体2の上面に載置可能な第2蓋部7とを有する幼児用便器とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動可能な幼児用便器に関し、特に、幼児が大人用便器へ昇降可能な踏み台として使用できるようにした幼児用便器に関する。
従来より、室内で用いられる移動可能な幼児用便器が知られている。幼児用便器は、特許文献1〜3に示すように、幼児の成長に合わせて、幼児が小さいときは、箱状の便器本体に幼児用便座を装着して室内で使用し、幼児が成長すると、幼児用便座を大人用洋式便器の便座に装着し、便器本体は幼児が大人用便器に昇降するための踏み台兼用となっているものがある。幼児用便座を大人用便座に装着して使用するときには、幼児用便座の位置は床面からかなり高くなり、成長した幼児でも幼児用便座に乗り降りすることが困難であり、洋式便器の傍らに踏み台が必要となる。そのため、上記特許文献1〜3では、不要になった便器本体を踏み台として利用することが提案されている。
特開平8−280579号公報 特開平10−165329号公報 登録実用新案公報第3048022号
しかしながら、特許文献1の幼児用便器は、便器本体に幼児用便座を装着して使用しているときには、踏み台の蓋となる天板は便器本体の下部に収納するようにしているが、この天板は踏み台として使用するまでは不要な部品であり、無駄が多く、部品点数が多くなるという問題がある。
また、特許文献2の幼児用便器は、踏み台として使用するときには便器本体を上下逆さまにして使用するものであるが、踏み台として使用するときには下面側が小さく、そのため不安定であるという問題がある。
また、特許文献3の幼児用便器は、踏み台として使用するときには、踏み台を便器本体に被せて使用するもので、別途踏み台という大きな部品が必要になり、部品点数が多く、しかも、この踏み台は踏み台として使用するとき以外は不要な部品であり、無駄が多いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、無駄な部品が無く、部品点数が少ないため低コストである踏み台兼用の幼児用便器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、箱状の便器本体と、前記便器本体に装脱着可能かつ大人用の洋式便器の便座に装脱着可能な幼児用便座と、前記幼児用便座の前方上面に装着可能な取っ手部と、前記取っ手部を装着した幼児用便座の開口部を塞いで載置可能な第1蓋部と、前記第1蓋部の前方側に取り付けられて前記第1蓋部と一体となって前記便器本体の上面に載置可能な第2蓋部とを有することを特徴とする幼児用便器を提供する。
この幼児用便器は、便器本体に幼児用便座を装着して使用しているときには、第1蓋部を幼児用便座の蓋として用い、幼児用便座を大人用の洋式便座に装着しているときには、第2蓋部を第1蓋部の前方側に取り付けて便器本体上面に天板として載置し、踏み台として使用することができる。第1蓋部と第2蓋部とが便座の蓋と踏み台として使用するときの天板を兼用しているため、部品に無駄が無く、少ない部品点数で踏み台兼用の幼児用便器を構成することができ、低コストとすることができる。
また、本発明は、請求項1記載の幼児用便器において、前記第2蓋部が前記第1蓋部の裏面に装脱着可能に構成されていることを特徴とする幼児用便器を提供する。
第2蓋部を第1蓋部に装脱着可能とすることにより、第1蓋部を幼児用便座の蓋として使用しているときに第2蓋部の保管場所に困ることが無く、しかも第2蓋部を紛失するおそれもなくなる。
更に、本発明は、請求項1又は2記載の幼児用便器において、前記第1蓋部が起立及び倒伏可能な第1係合部を有し、前記便器本体が起立した前記第1係合部に係合して相互に固定する第2係合部を有し、前記第1蓋部が前記便器本体に前記第1係合部と前記第2係合部との係合を介して装脱着可能であることを特徴とする幼児用便器を提供する。
第1係合部を倒伏することにより第1係合部を邪魔にならないようにして幼児用便座の蓋として使用することが可能であり、第1係合部を起立させることにより便器本体の第2係合部に起立させた第1係合部を嵌め込み、第1蓋部を踏み台の天板として便器本体に安定して装着することができる。
本発明の幼児用便器によれば、少ない部品点数で踏み台兼用の幼児用便器を構成することができ、低コストとすることができる。
以下、本発明の幼児用便器の実施の形態について説明するが、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の幼児用便器の一実施形態を構成する主要部品を示した分解斜視図である。図1で示した部品の左側が前方側、右側が後方側とする。この幼児用便器1は、主要部品として、箱状の便器本体2と、便器本体2の中に収容される中桶3と、便器本体2に装脱着可能かつ大人用の洋式便器の便座に装脱着可能な幼児用便座4と、幼児用便座4の前方上面に装着可能な取っ手部5と、取っ手部5の中空部に挿入可能な音声ユニット51と、取っ手部5を幼児用便座4に取り付けるための2個のナット52と、取っ手部5を装着した幼児用便座4の開口部を塞いで載置可能な第1蓋部6と、第1蓋部6の前方側に取り付けられて第1蓋部6と一体となって便器本体2の上面に載置可能な第2蓋部7とを有する。
便器本体2は、プラスチック製であり、四隅が丸みを帯び、上端が開口した矩形箱状で、平らな底板21の周縁から内壁22が立ち上がり、内壁22の上端周縁から水平方向に延伸して上面23が形成され、上面23の周縁から側壁24が垂下している。側壁24は底板21より下方に延伸し、側壁24の下端の周縁にはエラストマー、ゴムなどの弾性部材25が被せられ、平らな床面に置いたときに弾性部材25が接して滑らないようになっている。内壁22には、後述する幼児用便座4の下面から下方へ突出している一対の幅調整部材をそれぞれ避けるために側壁24側へ凹んでいる第1収容部26a、26b、及び幼児用便座4の下面から下方へ突出している一対の固定部材をそれぞれ避けるために側壁24側へ凹んでいる第2収容部27a、27bが設けられている。
便器本体2の左右のやや後方寄りのそれぞれの上面23には、幼児用便座4に設けられている後述する第3係合部及び第1蓋部6に設けられている後述する第1係合部と係合する第2係合部8が設けられている。第2係合部8は、すり鉢状の逆円錐台形の周面81の底面に開口部82が開口している形状に設けられている。
中桶3は、プラスチック製で、便器本体2の中に収容される大きさ、形状であり、後部に垂直方向の握り31が設けられている。握り31の上端部には、扁平な四角箱の薄い天板に十字状の切り込みが形成されたペーパー押さえ32が設けられている。
幼児用便座4は、幼児が着座するためのもので、上面が平らになってレーストラック状の形状の樹脂製の着座部40の外周縁から下方に延伸する外周リブ41と着座部40の内周縁から下方に延伸する内周リブ42が設けられている。幼児用便座4は、便器本体2の上面23に装脱着可能であると共に、大人用の洋式便器の便座に装脱着可能になっている。幼児用便座4の前端部の上面には、取っ手部5の取っ手基部53下面が収まる三日月状の凹み43が設けられ、その凹み43の部分には取っ手基部53下面から下方に突出している2つのボルトを通す2つのボルト穴44が設けられ、更に、取っ手基部53下面の左右両端部から下方に突出している2つの固定部材を通す矩形状の2つの通し孔45が設けられている。
図2は幼児用便座4の裏側を示す斜視図である。幼児用便座4の裏面には、便器本体2の2つの第2係合部8と係合する2つの第3係合部46が前後方向の中央部のやや後方寄りの左右にそれぞれ設けられている。第3係合部46は、底面から垂直方向に突出している円筒型のリブの上部が垂直方向の切れ込みによって4分割されたそれぞれの板バネ部461の上端縁に外方に突出するあご部462が設けられた形状となっている。幼児用便座4を便器本体2に前後方向を合わせ、外周リブ41と内周リブ42の間に便器本体2上面23を挟むようにすると、便器本体2の第2係合部8のすり鉢状周面81に幼児用便座4の突出している第3係合部46が収まる。更に、幼児用便座4を便器本体2に押し下げるように力を加えると、第3係合部46の板バネ部461の先端部のあご部462がすり鉢状の第2係合部8の周面81に押されてあご部462を支える板バネ部461が内側に変形しながらあご部462が第2係合部8の開口部82を通ると、板バネ部461が弾性で復帰してあご部462が第2係合部8の開口部82の周縁より外方に飛び出ることにより、あご部462が第2係合部8の開口部82の下面周縁に嵌り、第3係合部46が第2係合部8に係合し、幼児用便座4が便器本体2に装着されるようになっている。また、幼児用便座4を便器本体2から持ち上げるように離す力を加えると、第3係合部46のあご部462の第2係合部8の開口部82への嵌め込みが外れ、幼児用便座4を便器本体2から容易に脱着することができるようになっている。
また、幼児用便座4の裏面には、大人用の洋式便器の便座に装着するために、前後方向の中央よりやや前方寄りの位置に左右一対の幅調整部材47が設けられ、前後方向の中央よりやや後方寄りの位置に左右一対の固定部材48が設けられている。
幅調整部材47は、幼児用便座4の裏面に一体に設けられている図示しない円筒型突起部を回転軸として、円筒状の回転部材471が、円筒型突起部の上端にねじ込まれたネジの頭と回転部材471の内面に設けられた図示しない段差部との間に介在する図示しない圧縮バネの作用で、幼児用便座4の裏面に向かって付勢された状態で、円筒型突起部の基端部の外周面に設けられた外径が大きく形成された図示しない段差部の上に乗って幼児用便座4の裏面から離間した位置で止まるように装着されている。円筒型突起部の基部側の外周面に軸方向に延びる所定の間隔の図示しない凸条が設けられ、一方、回転部材471の上側の内面に円筒型突起部の外周面の凸条と噛み合う図示しない凹条を有する。回転部材471の外周面から放射方向に延びるアーム472の先端部に下方に突出する円柱状の当接部473を有する。また、回転部材471の外周面に回転方向と直行する方向に延伸する円盤状の掴み部474が一体に設けられている。
バネの付勢力で、常時は回転部材471が幼児用便座4の裏面側に近接しており、この状態では円筒型突起部の外周面の凸条と回転部材471の内面の凹条が噛み合って、回転部材471の回転が止められ、回転部材471は円筒型突起部の外周面を上下に摺動可能になっている。
また、バネの付勢力に逆らって掴み部474を摘んで下方(図2では上方)に回転部材471を押し下げると、凸条と凹条の噛み合いが無くなり、回転部材471は円筒型突起部を回転軸として回転可能になる。そのため、回転部材471をバネの付勢力に逆らって下方に押し下げた状態で回転部材471を適宜回転させた後、回転部材471をバネの付勢力で元の位置に復帰させると、凸条と凹条の噛み合いが復帰し、その位置で回転部材471の回転が固定される。これによって、回転部材471の当接部473の位置を任意に変更、固定することができ、2つの幅調節部材47の当接部473の間隔を任意に調節して規格が異なる大人用洋式便器の便座の内縁に当接部473が確実に当たるように調節することができる。
固定部材48は、幼児用便座4の裏面から下方に突出する柱状体481の先端部に外方に突出するあご部482が設けられている。固定部材48は、幼児用便座4を大人用洋式便器の便座の上に装着したときに、あご部482が洋式便座の下面側に突出し、幼児用便座4の外周リブ41と柱状体481とあご部482とが大人用洋式便座の内側を上下から挟み、幼児用便座4が大人用洋式便器の便座から外れないように機能する。
幼児用便座4の裏側には、軟質樹脂製シートで構成されるリボン状の吊り下げフック49が一端側がボルトで回転可能に取り付けられ、吊り下げフック49の穴を有する先端側は幼児用便座4の外側に突出するようになっている。この吊り下げフック49は、幼児用便座4が不要のときに、フック先端の穴を壁のフックなどに吊り下げて収納するためのものである。
取っ手部5の取っ手基部53は、キャラクターの形状になっていて、底面が便器本体2の凹部43に嵌る。取っ手基部53の左右両端部にアーチ状の取っ手54の基端部が結合されている。取っ手基部53の下面には、便器本体2に設けられたボルト穴44を通り、ナット52で締められる2本のボルト55(図2参照)が下方に突出している。また、取っ手基部53の下面の左右両端部には、便器本体2に設けられた通し孔45を通る一対の可動固定部材56(図2参照)が突出して設けられている。図2に示すように、可動固定部材56は、断面矩形の柱状体561が取っ手基部53の下面から突出して設けられ、柱状体561の先端面には柱状体561とほぼ同じ矩形断面形の回転押さえ部562が回転可能に設けられている。回転押さえ部562は短軸円筒部563の下方に矩形板564が一体に設けられ、矩形板564の短辺側の上面側に突起部565が設けられている。回転押さえ部562は、矩形板564と短軸円筒部563を貫き柱状体561内に突入しているボルト566を回転軸として回転可能になっている。柱状体561の高さは通し孔45を通したときに幼児用便座4の裏面とほぼ面一になる程度であり、回転押さえ部562を90°回転させることによって、突起部565が幼児用便座4の裏面に当接すると共に、矩形板564の突起部565と反対側の面が幼児用便座4の裏面に設けられているリブの上に乗り、これにより、取っ手部5を幼児用便座4に可動固定部材56を介して固定することができる。
また、取っ手基部53の前方側には音声ユニット51を装着するために前方側に開口を有する空洞部55が設けられ、この空洞部55に音声ユニット51を装脱着することができるようになっている。音声ユニット51は、内部に電池を装填可能であり、各種の音声を記憶し、出力するIC回路とスピーカーが内蔵されている。音声ユニット55を空洞部55に装着し、幼児がキャラクターの形状の取っ手基部53を下側に押すことにより、空洞部55の中の図示しない突起によってスイッチ511が押され、各種の音声を発して幼児を飽きさせることがないようになっている。
第1蓋部6と第2蓋部7はこれらを組み合わせ、天板として便器本体2の上面を塞いで装脱着可能であり、便器本体2の上面に装着したときには、踏み台の天板として機能するようになっている。また、第1蓋部6が単独で取っ手部5を装着した幼児用便座4の開口部を塞ぐ便座蓋として機能し、そのときには、第2蓋部7を第1蓋部6の裏面に装着することによって、第2蓋部7を収納できると共に、第2蓋部7の紛失のおそれをなくすようになっている。
図3は、第1蓋部6の裏側と第2蓋部7の裏側とを示す平面図である。図4は、第1蓋部6の裏側に第2蓋部7を装着した状態を示す平面図である。第1蓋部6は取っ手部5を装着した便器本体2の上面の便座蓋として機能するように、取っ手基部51の後部の形状に合わせて小判型の樹脂製の板状体から前面部の左右を複雑な形状の屈曲部に切り取り、前面部中央部を左右方向に平行な面にし、周縁に周縁リブ61を一体に垂下させて設け、前面部中央に周縁リブ61の高さの約半分の厚さの円弧状の円弧状突出板62を周縁リブ61の下部に設けたような形状となっている。第1蓋部6の裏面には太い線で示した補強リブが設けられている。円弧状突出板62の上面(図1参照)には長溝状の係合溝63が設けられており、一方、第2蓋部7の裏面にはこの係合溝63に嵌る係合リブ71が突出して設けられている。
第1蓋部6の裏面のやや後方よりの左右両端部には、便器本体2の第3係合部8と係合する一対の第1係合部9が設けられている。この第1係合部9は、図3に示すような起立状態と、図4に示すような倒伏状態とが可能となっており、四角筒状の基部91の中にボルトで固定された支持台92に固定された破線で示す軸棒93が通り、軸棒93を中心として基部91が回転可能に支持されている。第1係合部9を起立させたときに基部91の四角筒の4面の外周面の矩形底面が第1蓋部6の裏面に当接し、起立状態を維持できるようになっている。四角筒状の基部91には、外周矩形面から垂直方向に突出している円筒型リブ95の上部が円筒型リブ95の軸方向に延伸するスリットによって4分割された板バネ部96それぞれの上端縁に外方に突出するあご部97が設けられている。また、図4に示すように、第1係合部9が倒伏するときに円筒型リブ95の両側に当接する突起部98が第1蓋部6の裏面に設けられており、第1係合部9を倒伏させたときに第1係合部9の円筒型リブ95に両側から当接することにより、倒伏状態を維持できるようになっている。
また、第1蓋部6の裏面の中央部の前方寄り及び後方寄りの位置に一対の円筒型リブ64,65が突出して設けられている。一方、第2蓋部7の裏面には、これらの円筒型リブ64,65と係合する一対の円筒型リブ72,73が設けられている。
第2蓋部7は前方側が便器本体2の前部形状と一致する円弧状になっており、後方側の左右は第1蓋部6の前方側の左右の屈曲部の形状と一致する複雑な形状の屈曲部となっており、後方側の中央部は円弧状突出板62の外形形状と一致する円弧状の凹みが形成され、これらの周縁に下方に垂下する周縁リブ74が設けられている。円弧状の凹みには、第1蓋部6の円弧状突出板62と係合する円弧状凹み部75が設けられ、円弧状凹み部75の上面は第2蓋部7の上面と面一になっており、裏側が周縁リブ74の約半分の厚さになっている。また、円弧状凹み部75の裏面に第1蓋部7の係合溝63に嵌り込む係合リブ71が突出して設けられている。
第2蓋部7の左右方向の屈曲部の周縁リブ74には、周縁リブ74に垂直方向に2箇所切り込みを入れた一対のバネ状リブ77が形成され、バネ状リブ77の先端には外方に突出するあご状の係合凸部78が設けられている。一方、第1蓋部6の前方側の屈曲部の周縁リブ61の第2蓋部7の係合凸部78と対応する位置には、周縁リブ61の上端縁から矩形状に凹んだ一対の切り欠き部形状の係合凹部67が設けられている。
第1蓋部6と第2蓋部7とを組み合わせるには、第1蓋部6の上面に対し第2蓋部7の上面を合わせ、第2蓋部7の前方側を下側にして傾け、第1蓋部6のそれぞれの係合凹部67に第2蓋部7のそれぞれの係合凸部78を嵌め込みながら、第2蓋部7の上面を第1蓋部の上面と同一平面となるように傾きを直すようにすることにより、第2蓋部7の係合リブ71が第1蓋部6の係合溝63に嵌り込み、円弧状凹部75の周縁リブ74が円弧状突出板62の外周縁に当接する。これによって第2蓋部7を第1蓋部6に組み合わせ、便器本体2の天板として機能させることができる。
また、図4に示すように、第1蓋部6の裏面の一対の円筒リブ64,65に第2蓋部7の裏面の一対の円筒リブ72,73を嵌め込むことにより、第2蓋部7を第1蓋部6の裏面に装着することができる。
このような主要部品で構成される本実施形態の幼児用便器1の使用方法について説明する。使用に際し、幼児用便座4に取っ手部5を装着する。取っ手基部53の底面から突出している一対のボルト55を幼児用便座4のボルト穴44に挿入すると共に、取っ手基部53から突出している一対の可動固定部材56を幼児用便座4の一対の通し孔43を通し、幼児用便座4の裏面から通し孔43を通って突出している可動固定部材56の先端部の回転押さえ部562を約90°それぞれ回すことにより、回転押さえ部562の突出部565が幼児用便座4の裏面に当接すると共に、回転押さえ部562の突出部565と反対側の面がリブに当接し、取っ手部5は幼児用便座4に固定される。そして、幼児用便座4の裏面に突出している一対のボルト55にそれぞれナット52をねじ入れ、合計4箇所で取っ手部5を幼児用便座4に固定する。
幼児が小さいときには、便器本体2に幼児用便座4を装着して幼児用便器1を室内用の移動可能な便器として使用する。中桶3を便器本体2の中に収容し、便器本体2の上面に前後方向を合わせて幼児用便座4を載置すると、便器本体2の一対の第3係合部8のすり鉢状の斜面81に幼児用便座4の第2係合部46の突出した先端部が載置され、更に幼児用便座4を便器本体2に押し下げるように力を加えると、第2係合部46のあご部462が第3係合部8の開口部82を板バネ461を内方に屈曲させながら通り抜けた後、開口部82の周縁に第2係合部46のあご部462が噛み合い、これにより、便器本体2に幼児用便座4が装着される。
図5は、幼児用便座4が装着された便器本体2の上面に第2蓋部7が裏側に装着された第1蓋部6を載置した状態を示すやや斜め後ろ側から見た斜視図である。第1蓋部6の前方側の左右の屈曲部が取っ手部5の取っ手基部53の後端部に密着すると共に、第1蓋部6の円弧状突出板62が便器本体2の開口部の前方側の円弧状部分を塞ぎ、第1蓋部6が便器本体2の開口部を塞いで、便器本体2の便座蓋として機能している状態を示す。この場合は、第1蓋部7の第1係合部9は倒伏した状態としておく。用を足すときには、第1蓋部6を便器本体2から取り外し、幼児は取っ手54を握って安定した状態で用を足すことができる。幼児の便は中桶3の中に収容される。この際に、幼児は、キャラクターの形状の取っ手基部53を興味に応じて下側へ押すと、音声ユニット51のスイッチ511が押され、音声ユニット51が音声を発し、幼児が飽きることを防止することができる。
使用後は、便器本体2を押さえながら幼児用便座4を上に引き上げることにより、第2係合部46のあご部462と第3係合部8の開口部82周縁との噛み合いを強制的に外して係合を解除することができ、便器本体2から幼児用便座4を脱着させることができる。そして、便器本体2から中桶3を取り出し、便を捨てて中桶3を洗浄することにより、清潔な状態を維持することができる。
幼児が少し成長し、大人用洋式便器に乗れるようになったら、図6に示すように、便器本体2から幼児用便座4を分離し、取っ手部5を装着した幼児用便座4を大人用洋式便器100の便座101に装着して使用する。幼児用便座4を大人用洋式便器100の便座101に装着するときには、幅調節部材47を操作し、前述したように、大人用洋式便器の便座101の内縁間の距離に幅調整部材47の当接部473間の距離を調節しておく。固定部材48は、幼児用便座4を大人用洋式便器の便座101の上に装着したときに、あご部482が洋式便座101の下面側に突出し、幼児用便座4の外周リブ41と柱状体481とあご部482とが大人用洋式便座101の内方の周縁部を上下から挟み、幼児用便座4が大人用洋式便器の便座から外れないように機能する。図6に示すように、固定部材48のあご部482が大人用洋式便座101の後側の内周縁の下になるように配置すると共に、前方側の幅調整部材47を大人用洋式便器の便座101の内周縁に嵌め込むようにすると、大人用洋式便器の便座101に幼児用便座4を装着することができる。
図7は、便器本体2に第1蓋部6と第2蓋部7を一体に天板として機能するように組み合わせて被せ、踏み台1bとして使用する状態を示す斜め前方側から見た斜視図である。幼児用便座4を大人用洋式便器の便座101に装着して使用したときには、残った便器本体2に中桶3を収納し、第1蓋部6と第2蓋部7を一つの蓋として機能するように組み合わせ、第1係合部9を起立させ、便器本体2に前後方向を合わせて載置すると、便器本体2の一対の第3係合部8のすり鉢状の斜面81に第1蓋部6の第1係合部9の突出した先端部が載置され、更に第1蓋部6を押し下げるように力を加えると、第1係合部9のあご部97が第1係合部8の開口部82を板バネ部96を内側に屈曲させながら通り抜けた後、開口部82の周縁に第1係合部9のあご部97が噛み合い、これにより、便器本体2に第1蓋部6と第2蓋部7を組み合わせた天板が装着される。これによって、天板が不用意に便器本体2から外れることが無く、安全性に優れた踏み台1bとして使用することができる。
幼児が小さいときは、大人が抱き上げて幼児用便座4に座らせるが、幼児が大きくなって一人で大人用洋式便器の便座101に座ることができるようになったときは、図7に示した便器本体2と蓋部6,7を組み合わせた踏み台1bを、幼児が大人用洋式便器の便座101に昇降するための踏み台として使用する。
このように、本実施形態の幼児用便器1は、移動可能な便器として使用する際には、第2蓋部7を第1蓋部6に装着して移動可能な便器の便座蓋として利用し、幼児の成長に合わせて、幼児用便座4を大人用洋式便器の便座101に装着して使用する際には、便器本体2と蓋部6,7を組み合わせて踏み台1bとして使用できる。そのため、部品に無駄が無く、しかも部品を紛失するおそれが無く、低コストとすることができる。
上記説明では、第2係合部と第3係合部の係合、第2係合と第3係合部との係合は、あご状の突起が開口部周縁に噛み合うように示したが、係合の機構はこれに限定されるものではない。
また、取っ手部の幼児用便座への取付機構、幼児用便座の大人用便座への取付機構なども上記説明に限定されるものではない。
本発明の幼児用便器は、移動可能な幼児用の便器として利用できる。
本発明の幼児用便器の一実施形態を構成する主要部品を示した分解斜視図である。 幼児用便座の裏側を示す斜視図である。 第1蓋部と第2蓋部のそれぞれ裏側を示す平面図である。 第2蓋部を第1蓋部の裏側に装着した状態を示す平面図である。 幼児用便座が装着された便器本体に第2蓋部を載置した状態を示すやや斜め後側から見た斜視図である。 大人用洋式便器の便座に幼児用便座を装着した状態を示す上面図である。 便器本体に第1蓋部と第2蓋部を一つの蓋として機能するように組み合わせて被せ、踏み台として使用する状態を示す斜め前方側から見た斜視図である。
符号の説明
1: 幼児用便器
1b: 踏み台
2: 便器本体
23: 上面
3: 中桶
4: 幼児用便座
41: 外周リブ
42: 内周リブ
43: 凹部
46: 第2係合部
47: 幅調整部材
48: 固定部材
5: 取っ手部
51: 音声ユニット
52: ナット
53: 取っ手基部
54: 取っ手
56: 可動固定部材
6: 第1蓋部
7: 第2蓋部
8: 第3係合部
9: 第1係合部

Claims (3)

  1. 箱状の便器本体と、前記便器本体に装脱着可能かつ大人用の洋式便器の便座に装脱着可能な幼児用便座と、前記幼児用便座の前方上面に装着可能な取っ手部と、前記取っ手部を装着した幼児用便座の開口部を塞いで載置可能な第1蓋部と、前記第1蓋部の前方側に取り付けられて前記第1蓋部と一体となって前記便器本体の上面に載置可能な第2蓋部とを有することを特徴とする幼児用便器。
  2. 請求項1記載の幼児用便器において、
    前記第2蓋部が前記第1蓋部の裏面に装脱着可能に構成されていることを特徴とする幼児用便器。
  3. 請求項1又は2記載の幼児用便器において、
    前記第1蓋部が起立及び倒伏可能な第1係合部を有し、前記便器本体が起立した前記第1係合部に係合して相互に固定する第2係合部を有し、前記第1蓋部が前記便器本体に前記第1係合部と前記第2係合部との係合を介して装脱着可能であることを特徴とする幼児用便器。
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