JP2006025957A - 歯面等清掃機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 歯面等清掃機において、使用者自身だけでなく、相手の人或いはペットなどの動物の様々な位置にある歯の表面および裏面、或いは爪面等を無理な操作を必要としないで容易に清掃することができる操作性の良いものとする。
【解決手段】 バッテリ44を取付可能な、バッテリ44により駆動されるモータ42を有する把持部2と、モータ42により駆動される、把持部2に保持された伝達軸30と、把持部2に取り付けられて伝達軸30に連結されるヘッドアーム8とを備え、ヘッドアーム8の先端部にヘッドアーム8の軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機1において、ヘッドアーム8が把持部2に対し、ヘッドアーム8の軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、歯面に付着したたばこのヤニ等の付着物、沈着物を除去したり、爪面を磨いたりする歯面等清掃機に関し、特に人が自分自身で使用する場合の他、他人に対して、或いはペット等の動物の歯面等に対しても使用できる歯面等清掃機に関するものである。
従来、この種の歯面等清掃機として、本願出願人の出願による携帯型歯面等研磨器が知られている(特許文献1)。この携帯型歯面等研磨器は、モータ、バッテリおよびモータにより駆動される駆動ギヤを内蔵した研磨器本体(把持部)を有する。この研磨器においては、ヘッドアームが把持部の軸線方向に対して傾斜した状態で着脱自在に取り付けられている。またヘッドアームの先端部分には、ヘッドアームの軸線方向と異なる方向を向く研磨ロータ(清掃部)が連結されている。この研磨ロータはモータにより駆動されて回転する。また、この従来技術では、ヘッドアームは180°向きを変えられるように清掃機本体に着脱可能に装着されている。
実用新案登録第3098055号公報(図7)
上記、特許文献1に開示された従来技術では、ヘッドアームを研磨器本体の軸線方向に対して傾斜させ、さらに、例えば歯の表面を研磨する場合と裏面を研磨する場合に、研磨ロータの向きを使いやすい方向にするために、ヘッドアームを脱着してヘッドアームの軸線方向の周りに180度向きを変えることができる。このようにすることによって、研磨器本体を持ち変えることなく歯の表面と裏面の研磨を行うことができる。換言すると、研磨器のスイッチとそれを操作する指の位置を変えることなく研磨できるので、歯の表面も裏面も無理なスイッチ操作をせずに研磨できる操作性のよいものである。
しかし、このような研磨器は、使用者本人が自分の歯を磨くには好都合なものであったが、他人の歯を磨いたりする場合、研磨器本体を持ち変えることなく相手の様々な位置にある歯の表面および裏面を磨くには、単に180度向きを変えるだけではなく、ヘッドアームの向き即ち清掃部の向きを歯の位置に応じて微妙に変えられるほうが操作する上で極めて都合がよい。
また、人用だけではなく、犬、猫のようなペット等の歯を磨きたいという動物用のニーズもある。相手が動物の場合、動物に無理な姿勢を強いると暴れて磨くことができないので、清掃する側の人がヘッドアームの向きを微妙に変えて操作し易くすることが望まれている。
本考案は、以上の点に鑑みてなされたものであり、使用者自身だけでなく、相手の人或いはペット等の動物の様々な位置にある歯の表面および裏面、或いは爪面等を無理な操作を必要としないで容易に清掃することができる操作性の良い歯面等清掃機を提供することを目的とする。
本発明の歯面等清掃機は、バッテリを取付可能な、バッテリにより駆動されるモータを有する把持部と、モータにより駆動される、把持部に保持された伝達軸と、把持部に取り付けられて伝達軸に連結されるヘッドアームとを備え、ヘッドアームの先端部にヘッドアームの軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機において、ヘッドアームが把持部に対し、ヘッドアームの軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されてなることを特徴とするものである。
なお、ここで「把持部に保持された伝達軸」とは、把持部に直接保持されている場合や、他の部材を介して間接的に保持されている態様も含む。
上記伝達軸は、把持部の軸線方向に対して所定角度傾斜させて把持部に保持され、把持部が把持部の上部に、伝達軸と直交する受け面を有し、ヘッドアームと受け面との間に、ヘッドアームが一側に固定され他側が受け面に任意の回転角度をとり得るように枢着される回動部材が配置されるよう構成することができる。ヘッドアームの軸線と把持部の軸線とのなす角度は、10°〜30°の範囲内にあることが好ましい。
また、把持部は、把持部本体と、把持部本体の頂部から分離可能な、伝達軸が貫通する開口が形成された台座とを有し、回動部材が、台座と回動可能に係合するラッチアームを有するよう構成することができる。
また、台座は、ラッチアームに固定されて回動部材の回動に伴って回動する位置決め部材を有するとともに、位置決め部材の複数の角度位置で位置決め部材と凹凸係合する規制部を有するよう構成することができる。
さらに台座は、位置決め部材を受容し且つ台座に固定される規制部材を有し、規制部材に規制部が形成されていることが好ましい。
また、位置決め部材は、伝達軸を受容するとともにラッチアームに固定される貫通孔を中央に有し外周に突起を有する円形部材であり、規制部材が、位置決め部材を受容する円形凹部を有するとともに、この円形凹部の内周面に突起と係合する複数の凹部を所定の間隔で有するように構成されていることが好ましい。
また、把持部の所定位置にモータのスイッチが配置されていることが好ましい。
また、本発明の歯面等清掃機は、電線を介して電源に接続されるモータを有する把持部と、モータにより駆動される、把持部に保持された伝達軸と、把持部に取り付けられて伝達軸に連結されるヘッドアームとを備え、ヘッドアームの先端部にヘッドアームの軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機において、ヘッドアームが把持部に対し、ヘッドアームの軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されていることを特徴とするものである。
本発明の歯面等清掃機は、ヘッドアームの軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機において、ヘッドアームが、把持部に対しヘッドアームの軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されているので、次の効果を奏する。
即ち、使用者自身だけでなく、他の人或いはペットなどの動物の様々な位置にある歯を、相手に対して無理な姿勢を強いることなく容易に清掃することができる操作性の良い歯面等清掃機が得られる。換言すると、ヘッドアームの清掃部の位置を微妙に変えることができるので、清掃機本体を持ち替えたりすることなく、どのような位置にある歯等の清掃対象物も容易に清掃することができる。
また、伝達軸が所定角度傾斜して把持部に保持され、把持部が伝達軸と直交する受け面を有し、ヘッドアームと受け面との間に、ヘッドアームが一側に固定され他側が受け面に任意の回転角度をとり得るように枢着される回動部材が配置されている場合は、回動部材を回動させることで、ヘッドアームの向きを容易に且つ微妙に変えることができるので、操作性のよい歯面等清掃機が得られる。さらにヘッドアームが把持部の軸線に対して傾斜しているので、例えば歯の裏面等、通常は清掃しにくい部分も容易に清掃することができる。
また、把持部が、把持部本体と、伝達軸が貫通する開口が形成された台座とを有し、回動部材が、台座と回動可能に係合するラッチアームを有するよう構成されている場合は、回動部材は確実に回動可能に把持部に保持されるので、使用時にヘッドアームに加わる外力によりヘッドアームが把持部に対し曲がったり把持部から外れたりすることがない。
また、台座が、ラッチアームに固定されて回動部材の回動に伴って回動する位置決め部材を有するとともに、位置決め部材の複数の角度位置で位置決め部材と凹凸係合する規制部を有する場合、および台座が、位置決め部材を受容し且つ台座に固定される規制部材を有し、規制部材に規制部が形成されている場合は、位置決め部材と規制部との間で確実に回動部材の位置決めがなされる。
また、位置決め部材が、外周に突起を有する円形部材であり、規制部材が、位置決め部材を受容する円形凹部を有するとともに、円形凹部の内周面に突起と係合する複数の凹部を所定の間隔で有するように構成されている場合は、円形の位置決め部材が規制部材の円形凹部内で円滑に回動するので、回動部材の回動を円滑に行うことができるとともに、突起と凹部の係合により回動部材が確実に位置決めされる。
また、把持部の所定位置にモータのスイッチが配置されている場合は、スイッチを操作する指とモータの位置関係を変えなくとも、あらゆる位置にある歯等の清掃を行うことができるので操作性が非常によい。また、清掃を他人に行ったり、動物に対して行ったりする場合でも、ヘッドアームの軸線が把持部の軸線に対して傾斜していることと相俟って、相手に不快な思いをさせたり、動物を暴れさせたりすることなく非常に容易に清掃ができる。また、このような清掃作業を歯面ばかりでなく、爪面等にも行うこともできる。また、左右いずれの手でも容易に操作することができる。
また、本発明の歯面等清掃機は、電線を介して電源に接続されるモータを有する把持部と、モータにより駆動される、把持部に保持された伝達軸と、把持部に取り付けられて伝達軸に連結されるヘッドアームとを備え、ヘッドアームの先端部にヘッドアームの軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機において、ヘッドアームが把持部に対し、ヘッドアームの軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されているので、清掃機本体を持ち替えたりすることなく、ヘッドアームの位置を微妙に変えることができ、例えば、どのような位置の歯等も容易に清掃することができる
以下、本発明の歯面等清掃機(以下、単に清掃機という)の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、清掃機全体の外観を示す図であり、図2は、図1の清掃機の分解図である。図1及び図2に示すように、清掃機1は、把持部2と、この把持部2に枢着される回動部材4と、回動部材4に固定されるヘッドアーム8とを有する。把持部2は合成樹脂製の把持部本体(以下単に本体という)5と、この本体5の頂部に取り付けられる台座6とを有する。
本体5は略円筒形であり、図2に示すように把持部2の軸線7に沿って分割された2つの半体5a、5bを有する。半体5a、5bは、互いに合体すると1つの略円筒形の空間14が内側に形成される。半体5aには、後述するモータ42(図3)のスイッチ10用のカバー10aが取り付けられている。そして各半体5a、5bの外面には、半体5a、5bの頂部近傍に把持部2を持ったときに指を掛ける凹み12が形成されている。また、半体5aの中央部から下部にかけて、半体5aを部分的に覆うカバー5cが半体5aに接着等により取り付けられている。なお、カバー5cの部分は、塗装やオーバーモールドに置き換えてもよい。
図2に示すように、前述の空間14内には、円筒形の内部ユニット16が配置されている。内部ユニット16は、合成樹脂製の1対の半体18a、18aからなるケース18を有する。内部ユニット16についての詳細は後述する。また、ケース18上には、モータ42のスイッチ10を搭載した基板20が取り付けられている。このケース18もまた把持部2の軸線方向に沿って2つに分割され、相互にねじ止めされるようになっている。そして内部ユニット16の底部には、バッテリを連結する金属端子22が取り付けられる。
把持部2内に内部ユニット16が収容されると、把持部2の底部には、半体18a、18aの分離を阻止する金属リング24およびパッキンとしてのOリング26を介して円形のキャップ28が取り付けられる。内部ユニット16を介して把持部2に保持された伝達軸30は、把持部2の長手方向に延びる軸線7に対して所定の角度傾いている。この傾斜角は10°〜30°の範囲が好ましい。本体5の各半体5a、5bの上端には円弧状のリブ34が突設されている。このリブ34に金属リング32が冠着されて半体5a、5bの分離が阻止される。また、本体5の上端11には、本体5の外周からやや内側に本体5に沿う環状のリブ13が形成されている。即ち、各半体5a、5bには、リブ13の半体13a、13bがそれぞれ形成されている。また、半体5aの上面には、1タ有為の突起17が一体に形成されている。この突起17、17は、後述する規制部材36を支持するためのものである。
本体5の上端に取り付けられる台座6内には、規制部材36と位置決め部材38が配置されるが、これらの詳細については後述する。そして、この台座6の上には、ヘッドアーム8を固定した回動部材4が枢着される。回動部材4内には、シャフトホルダ40が配置されるが、詳細は後述する。
次に、図3を参照して、清掃機1の内部構造についての概略を説明する。なお、この回転機構部46、48は、本願出願人が平成15年5月26日出願した実用新案登録出願(出願番号2003−2984号)および同日に出願した特許出願(出願番号2003−147463号)に記載された回転機構部と基本的に同じものである図3は清掃機1の縦断面図である。把持部2の本体5内に前述の如く内部ユニット16が配置されているのが明瞭に示されている。内部ユニット16内には、モータ42、このモータ42に電気的に連結された、モータ42を駆動するバッテリ44、モータ42により駆動される回転機構部46が配置されている。回転機構部46については後述する。この回転機構部46から出力される伝達軸30は斜めに把持部2に保持されているのが明瞭に示されている。伝達軸30には、ヘッドアーム8の軸線15を通るロッド60(図4)が連結されるが図3では省略されている。
次に、図4を参照して回転機構部46からヘッドアーム8のロッドに至る動力伝達の機構について説明する。図4は、把持部2の回転機構部46及びヘッドアーム8の回転機構部48のみを拡大して示す部分拡大断面図である。
図4に示すように、モータ42の回転軸(出力軸)42aが回転すると、回転軸42aに取り付けられたギヤ50が回転し、これに連動するギヤ51、52、53、54、55に回転が伝達されるとともにモータ42の回転が減速される。ギヤ51、53は軸(入力軸)56の周りに回転し、ギヤ52、54は軸58の周りに回転するようになっている。軸56および軸58は、ケース18の、各半体18aの間で両半体18a、18aにより保持されている。なお、モータ42は、その回転軸42aが把持部2の軸線7と平行に配置されており、また、軸56は回転軸42aに平行に配置されている。
ギヤ55は、伝達軸30の下端に固定されており、ギヤ55が回転すると伝達軸30も回転するようになっている。伝達軸30は、全体が所定角度傾斜して、その先端部が、本体5から上方に突出する長さとなっている。なお、伝達軸30も軸56、58と同様にケース18の2つの半体18a、18aの間で保持されている。各半体18aには、互いに位置合わせした位置に、半体18a同士が合体したときに協働して孔或いは穴を形成する溝が形成されており、これらの溝から構成される孔に軸42a、56、58、30が軸承されている。
次に、伝達軸30とロッド60の係合について説明する。図4に示すロッド60は、ヘッドアーム8の長手方向に沿って軸承されて回転機構部48を構成する。伝達軸30の先端部は、圧印加工が施されて、互いに逆向きの1対の凸部70が形成されている。各凸部70は、伝達軸30の長手方向に平行な板面を有し、外側が湾曲状に形成されている。他方、ロッド60の下端には係合穴72が形成されているとともに、この係合穴72の内面に前述の伝達軸30の凸部70を受容する係合溝74が、係合穴72の内周に沿って等間隔に4つ形成されている。これにより、伝達軸30とロッド60は一体の回転軸として回転するように連結される。
ロッド60の上端にはギヤ64が形成され、このギヤ64とギヤ66が略直角に噛合している。このギヤ66は、回転軸68に固定されているので、ロッド60が回転すると回転軸68がそれに応じて回転する。この回転軸68の先端に例えば、歯面研磨用の研磨ロータ(清掃部)76が取り付けられる。
次に、図5から図7を参照して、台座6について説明する。図5(a)は台座6の平面図、図5(b)は正面図を夫々示す。図6(a)は底面図、図6(b)は、図5(a)の6b−6b線に沿う断面図を夫々示す。図7は底面側から見た斜視図である。台座6は、底面80と、段部(受け面)78と、段部78に平行な上面86とを有する傾斜した円錐台状を呈している。台座6の底面80は、台座6の軸線84に対して傾斜しているので、底面80を本体5の上面82に取付けると、軸線84が本体5の軸線7に対して所定角度傾斜する。
上面86から下方に上部環状壁87(図6(b))およびこの上部環状壁87内に円形の凹部88が形成されている。凹部88内には、中央に開口88aを有する隔壁90が上面86と平行に形成されている。隔壁90の下部には底面80に開放する凹所92が形成されている。凹所92は、円錐台状の下部外面94と概ね近似した傾斜の内面96を有する。内面96には、内面96の円周方向に互いに離隔した3つのリブ98が突設されている。これらのリブ98の底面80側には、内面96の円周方向に沿って延びる係合凹部100aが形成され、この係合凹部100aに対向する内面96の位置には他の係合凹部100bが形成されている。これらの係合凹部100a、100bには、底面80と平行な係止面101が形成されている(図6(b))。また、2つの係合凹部100a、100bの間の内面96には、内面96の円周方向に離隔した2つのリブ102a、102bをそれぞれ有する2つの取付凹部102が形成されている。
次に、台座6の上に配置される回動部材4について、図8を参照して説明する。図8は回動部材4を示し、図8(a)は、回動部材4を上方から見た斜視図であり、図8(b)は下方から見た斜視図である。回動部材4は、外形が円錐台状を呈しており、外側面110に上下方向に延びるリブ112が互いに所定間隔で離隔して複数本形成されている。このリブ112は、指でヘッドアーム8の向きを変えるために回動部材4を回動させるときの滑り止めとなる。
回動部材の上面114にはヘッドアーム8を固定する固定穴116が形成されている。この固定穴116の底壁118の中央には貫通孔120が形成されている。そして固定穴116の内面122には、上面114から回動部材4の軸線方向即ち前述のヘッドアーム8の軸線15の方向に延びる1対のキー溝124が形成されている。このキー溝124は、ヘッドアーム8が回動部材と回動方向に互いに一体となるためのものである。即ちこのキー溝124によって回動部材4とヘッドアーム8の相対的な回動方向への移動が阻止される。ヘッドアーム8との係合関係について図15を合わせて参照して説明する。
図15は、ヘッドアーム8の外観を示す斜視図である。ヘッドアーム8は先端に例えば研磨ロータ76(図4)のような清掃部を横向きに取り付ける回転軸68が取り付けられている。そして、ヘッドアーム8の長手方向に沿って延びる本体162の下部に挿入部164を有する。この挿入部164は円筒形であり、固定穴116に密嵌される外形寸法を有する。この挿入部164にはヘッドアーム8の軸線15に沿って延びる1対の突条166が形成されている。この突条166は、前述の回動部材4のキー溝124に対応しており、ヘッドアーム8を回動部材4に装着すると、突条166はキー溝124内に位置する。
再び図8に戻って説明する。底壁118から下方には、図8(b)に示すように貫通孔120の周囲に対向する1対の弾性を有するラッチアーム126が下向きに突設されている。回動部材4を台座6に取り付けると、このラッチアーム126の突起126aが、後述する規制部材36および位置決め部材38を介して台座6の開口88aに回動可能に係合する。1対のラッチアーム126の間には、1対のリブ128が貫通孔120の周囲に突設されている。リブ128の先端128aは、突起126aの停止面126bと軸線方向に沿って離隔している。
また、固定穴116には前述のシャフトホルダ40が配置される。次に、このシャフトホルダ40について、図16を参照して説明する。図16は、シャフトホルダ40の斜視図である。シャフトホルダ40は、回動部材4の貫通孔120に挿入される円筒形の軸40aと、この軸40aの上端に形成された。底壁118に配置される円形の鍔40bを有する。シャフトホルダ40には、軸40aを貫通する貫通孔40cが形成されている。回動部材4が把持部2に装着されると、前述の伝達軸30は、回動部材4の貫通孔120内に突出するので。シャフトホルダ40に、この伝達軸30を挿通して伝達軸30を保持するためのものである。
次に、図9および図10を参照して、台座6内に取り付けられる規制部材36について説明する。図9および図10は規制部材36を示し、図9(a)は底面図、図9(b)は正面図、図9(c)は平面図をそれぞれ示し、図10(a)は、図9(a)の10a−10a線に沿う断面図、図10(b)は、図9の10b−10b線に沿う断面図をそれぞれ示す。規制部材36は合成樹脂から一体に成形された概ね円形の部材であり、中央に開口140を有する上壁142と、円形凹部144を有する底面146を有する。
規制部材36の側面148には、台座6の取付凹部102に対応する位置にタブ150を有する。円形凹部144の内面144aには、台座6の軸線84の方向に沿う係合溝(凹部)152が、複数個(本実施形態では6箇所)所定の間隔で互いに離隔して配置されている。これらの係合溝152は、位置決め部材38の規制部となる。この規制部材36は、台座6にタブ150と取付凹部102を位置合わせして、下方から押し込まれて取り付けられる。このとき規制部材36の側面148が、台座6のリブ98に圧接されてがたつかないように配置される。そして台座6の開口88aと、規制部材36の開口140は略同心となる。なお、タブ150には、傾斜した穴150aが形成されている。この穴150aには台座6を本体5に取り付けたときに、本体5の突起17が嵌入して規制部材36を支持するようになっている。
次に、規制部材36内に配置される位置決め部材38について図11を参照して説明する。図11は位置決め部材38を示し、図11(a)は平面図、図11(b)は正面図をそれぞれ示す。位置決め部材38は概ね円形の部材であり、中央に貫通孔154を有し、この貫通孔154の外側には、外周に沿う円弧状の2つのスロット156a、156bが形成されている。貫通孔154は、対向する1対の切欠154aおよび切欠154aと交差する方向に形成された他の1対の切欠154bからなる略十字形状である。前述の回動部材4を位置決め部材38に取り付けると、スロット154aには前述の回動部材4のラッチアーム126が突出係合し、スロット154bにはリブ128の先端128aが位置する。これにより回動部材4と位置決め部材38は相対的に回動しないように構成される。
また、スロット156a、156bは対向して配置されている。スロット156aに対応する外周には突起158が位置決め部材38の厚み方向に細長く形成されている。スロット156aによって、突起158が形成された円弧状部分は、両持ち梁アーム160となり、弾性が付与される、即ち突起158に外力が加わると、両持ち梁アーム160は内方に撓み突起158は内方に変位する。
次に、図12に、前述の台座6、回動部材4,規制部材36および位置決め部材38の位置関係を斜視図で示す。そして図13に規制部材36に位置決め部材38を取り付けた状態の斜視図を示す。図12および図13を参照して規制部材36と位置決め部材38との組立関係について説明する。規制部材36の円形凹部144内に、位置決め部材38が挿入されて組立体39が構成される。このとき位置決め部材38の突起158が規制部材36の係合溝152のいずれかに配置される(図13)。位置決め部材38は突起158と係合溝152が係合した位置で、互いの相対的回動が規制される。
次に、図14を合わせて参照して説明する。図14は、図12に示す回動部材4、台座6、規制部材36および位置決め部材38が互いに結合した状態を下面側から見た斜視図である。規制部材36と位置決め部材38の組立体39を、台座6の凹所92に前述の如くタブ150を取付凹部102に位置合わせして圧入する。そして、回動部材4を台座6の上方からラッチアーム126を台座6の開口88aと、規制部材36の開口140および位置決め部材38の貫通孔154に挿通すると、ラッチアーム126の突起126aが貫通孔154に係合してこれらの部材が一体に構成される。この図14には、ラッチアーム126の突起126aが位置決め部材38と係合している状態が示されている。そして規制部材36のタブ150が台座6の取付凹部102内に配置されているのが明瞭に示されている。
台座6が本体5の上面82に取り付けられると、上面のラッチ突起9が台座6の係合凹部100a、100bに係合して台座6が本体5に係止される。そしてヘッドアーム8の下部8aを、回動部材4の固定穴116に挿入すると、前述の如くヘッドアーム8のロッド60と伝達軸30が連結される。このように連結された状態を図17に示す。
図17は、図12に示す各部材が一体に組み立てられた状態を側面側から見た部分側面図である。この図17からわかるように、把持部2の軸線7に対し、ヘッドアーム8の軸線15は所定の角度傾斜しており、回動部材4を回動させると、回動部材4は、前述の位置決め部材38の突起158と係合溝152との係合によりクリック感を伴いながら台座6の段部78の周りに回動する。これによってヘッドアーム8の研磨ロータ76等の清掃部を、傾斜した軸線15の周りで所望の向きに変えることができる。回動部材4が停止した位置では、突起158と係合溝152は、互いに係合している。
本発明の清掃機1は、以上のように構成されているので、回動部材4を60°づつ回動させて、清掃部の向きを変えてやることによって、操作に最も適した清掃部の向きを選択することができる。ヘッドアーム8は、規制部材36の係合溝152と位置決め部材38の突起158との凹凸係合により使用中に偶発的に回動することがない。また、他方、位置決め部材38の弾力を有する両持ち張りアーム160により、回動部材4を容易に指により回動させることができるので操作性は極めて良好である。従って、清掃機1を持ち替えなくとも使用者は楽な姿勢で、また相手方には無理な姿勢を強いることなく良好に清掃ずることができる。また、係合溝152の数を増減することにより。回動部材4を回動させて停止から隣接する停止に至るまでの角度を増減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。例えば、図18に本発明の他の実施形態の清掃機の外観を示す。この清掃機200は、バッテリを使用せずに電源にプラグを接続し、電線204を介して電力が供給される形式のものである。この形式の場合も持ち替えたりする必要がないので、電線204の存在がそれ程邪魔にならず、電線204がよじれることもない。
歯面等清掃機の外観を示す図 図1の歯面等清掃機の分解図 図3は歯面等清掃機の縦断面図 把持部の回転機構部及びヘッドアームの回転機構部のみを拡大して示す部分拡大断面図 図1の歯面等清掃機に使用される台座を示し(a)は平面図、(b)は正面図を夫々示す。 台座を示し、(a)は底面図、(b)は、図5(a)の6b−6b線に沿う断面図を夫々示す。 台座を底面側から見た斜視図 図1の歯面等清掃機に使用される回動部材を示し、(a)は、回動部材を上方から見た斜視図であり、(b)は下方から見た斜視図 図1の歯面等清掃機に使用される規制部材を示し、(a)は底面図、(b)は正面図、(c)は平面図をそれぞれ示す。 規制部材を示し、(a)は、図9(a)の10a−10a線に沿う断面図、(b)は、図9の10b−10b線に沿う断面図をそれぞれ示す。 図1の歯面等清掃機に使用される位置決め部材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図をそれぞれ示す。 台座、回動部材,規制部材および位置決め部材の位置関係を示した斜視図。 規制部材に位置決め部材を取り付けた状態の斜視図 回動部材、台座、規制部材および位置決め部材が互いに結合した状態を下面側から見た斜視図 図1の歯面等清掃機に使用されるヘッドアームの外観を示す斜視図 図1の歯面等清掃機に使用されるシャフトホルダの斜視図 図12に示す各部材が一体に組み立てられた状態を側面側から見た部分側面図 本発明の他の実施形態の歯面等清掃機の外観を示す図
符号の説明
1 歯面等清掃機
2 把持部
4 回動部材
5 把持部本体
6 台座
8 ヘッドアーム
30 伝達軸
36 規制部材
38 位置決め部材
42 モータ
44 バッテリ
78 段部(受け面)
84 軸線
88a 開口
126 ラッチアーム
144 円形凹部
154 貫通孔
158 突起

Claims (8)

  1. バッテリを取付可能な、該バッテリにより駆動されるモータを有する把持部と、前記モータにより駆動される、前記把持部に保持された伝達軸と、前記把持部に取り付けられて前記伝達軸に連結されるヘッドアームとを備え、該ヘッドアームの先端部に該ヘッドアームの軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機において、
    前記ヘッドアームが前記把持部に対し、該ヘッドアームの軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されてなることを特徴とする歯面等清掃機。
  2. 前記伝達軸が前記把持部の軸線方向に対して所定角度傾斜させて前記把持部に保持され、
    前記把持部が該把持部の上部に、前記伝達軸と直交する受け面を有し、前記ヘッドアームと前記受け面との間に、前記ヘッドアームが一側に固定され他側が前記受け面に任意の回転角度をとり得るように枢着される回動部材が配置されてなることを特徴とする請求項1記載の歯面等清掃機。
  3. 前記把持部が、把持部本体と、該把持部本体の頂部から分離可能な、前記伝達軸が貫通する開口が形成された台座とを有し、前記回動部材が、前記台座と回動可能に係合するラッチアームを有することを特徴とする請求項2記載の歯面等清掃機。
  4. 前記台座が、前記ラッチアームに固定されて前記回動部材の回動に伴って回動する位置決め部材を有するとともに、該位置決め部材の複数の角度位置で前記位置決め部材と凹凸係合する規制部を有することを特徴とする請求項3記載の歯面等清掃機。
  5. 前記台座が、前記位置決め部材を受容し且つ前記台座に固定される規制部材を有し、該規制部材に前記規制部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の歯面等清掃機。
  6. 前記位置決め部材が、前記伝達軸を受容するとともに前記ラッチアームに固定される貫通孔を中央に有し外周に突起を有する円形部材であり、前記規制部材が、前記位置決め部材を受容する円形凹部を有するとともに該円形凹部の内周面に前記突起と係合する複数の凹部を所定の間隔で有することを特徴とする請求項5記載の歯面等清掃機。
  7. 前記把持部の所定位置に前記モータのスイッチが配置されていることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の歯面等清掃機。
  8. 電線を介して電源に接続されるモータを有する把持部と、前記モータにより駆動される、前記把持部に保持された伝達軸と、前記把持部に取り付けられて前記伝達軸に連結されるヘッドアームとを備え、該ヘッドアームの先端部に該ヘッドアームの軸線方向と異なる方向に向く清掃部を有する歯面等清掃機において、
    前記ヘッドアームが前記把持部に対し、該ヘッドアームの軸線周りに任意の回転角度をとり得るように枢着されてなることを特徴とする歯面等清掃機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010538763A (ja) * 2007-09-14 2010-12-16 ディスカス デンタル,エルエルシー 歯口清掃器具
WO2019093303A1 (ja) * 2017-11-09 2019-05-16 有限会社渥美不動産アンドコーポレーション 筒型回転体を備える移動装置

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