JPH08103331A - 電動式歯ブラシ - Google Patents

電動式歯ブラシ

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JPH08103331A
JPH08103331A JP27415494A JP27415494A JPH08103331A JP H08103331 A JPH08103331 A JP H08103331A JP 27415494 A JP27415494 A JP 27415494A JP 27415494 A JP27415494 A JP 27415494A JP H08103331 A JPH08103331 A JP H08103331A
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JP
Japan
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output shaft
main body
shaft
toothbrush
replacement brush
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JP27415494A
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Eiji Ota
英司 太田
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ROZENSUTAA KK
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ROZENSUTAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動式の歯ブラシを、騒音が少なく、且つ、
部品点数を減らしたコストが低いものとする。 【構成】 本体1側では、モータ14の軸の回転はクラ
ウンギヤ16と同軸の偏心軸16によって第1の出力軸
19を直線的な往復揺動に変換する。替ブラシ部2側で
は、第2の出力軸30先端のフック部30aが、歯ブラ
シヘッド25の係合穴25cに係合して直線的な往復揺
動を回動的な揺動に変換する。本体1と替ブラシ部2と
はネック部1hに内径部2nを挿入、押し込むことで結
合でき、同時に第1の出力軸19の結合部19bが第2
の出力軸30の嵌入部30bに入り込んで結合し双方の
出力軸が連結される。偏心軸16aの回転による出力軸
の変位量は歯ブラシヘッド25の回転角に対し90度程
度に設定してあるので、歯ブラシヘッド25は一方方向
に回転することなく、一定の角度範囲内で、回転方向を
切り換えつつ揺動し、騒音の少ない電動式の歯ブラシを
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケースの中にバッテリで
駆動するモータが収容してあり、このモータが動力伝達
機構を介して歯ブラシヘッドを駆動する電動式歯ブラシ
に関する。
【0002】
【従来の技術】前記のような電動式歯ブラシはすでに公
知であり、その構造の一般的なものは、使用者が保持す
るハンドル部分にモータと、それを駆動するバッテリと
が収容してあり、このハンドル部分を複数の使用者に対
して共用可能とするために先端のブラシ部を含む先端部
分を交換可能としたものである。この複数の使用者共用
のためには先端の歯ブラシヘッドのみを交換可能とする
構造も考えられるが、歯ブラシヘッドが円形且つ極めて
小形であるため、万が一取り付け部分から脱落した場
合、使用者が誤って飲み込んでしまう危険を伴うので採
用されない。また、先端のブラシの動作は一方方向のみ
の回転よりも、回転方向を細かく逆方向に交互に切り換
える方が、歯の清浄化に効果があることも知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】歯の清浄化に効果を得
るため、前記のように先端のブラシ部分の回転はモータ
の回転を単純に伝達した一方方向のみの回転ではなく、
時計方向と反時計方向とに回転方向を細かく切り換える
には、従来、例えば特開平3−82464号公報に見ら
れるように、一方の傘歯車を一方向に、他方の傘歯車を
反対方向に駆動するように、二つの傘歯車を対向配置
し、駆動力を伝達されているこの二つの傘歯車に交互に
駆動されるために限定した円弧にわたって歯を欠いたク
ラウン歯車を設けて、このクラウン歯車に連なる軸の回
転によってブラシ部分の回転方向を切り換えるような、
複数のギヤを組み合わせた構造が一般に用いられる。
【0004】この回転方向を細かく逆方向に交互に切り
換えているためギヤを組み合わて用いる構造の場合、ギ
ヤの噛み合う音、そしてギヤを切り換える音が必然的に
避けられず、この騒音は、用途が人の口中で使用するも
のであるだけに骨伝導によって聴覚に伝達され、不快感
を招くものであった。また、構成するギヤの種類、使用
数も多く、構造も複雑であるのでコスト高となることが
避けられないものであった。本発明はこれらの不具合点
を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、モータを駆動源とし、該モータの軸の回転運動を
直線的な揺動運動に変換する運動変換機構と、歯ブラシ
の柄の先端に回動可に軸支された歯ブラシヘッドとから
なり、前記変換機構の出力軸と前記歯ブラシヘッドの回
動軸から偏心した位置とを連結するようにすることで解
決される。
【0006】また、上記の課題は前項において、前記歯
ブラシ柄は、前記駆動源を収容し把持に適した形状の本
体と、前記歯ブラシヘッドを設けた替ブラシ部とに分割
し、かつ、相互の着脱手段を備え、前記出力軸は、前記
本体側と、前記替ブラシ部側とに分割し、かつ、相互の
着脱手段を備え、前記二つの着脱手段は、ともに、前記
歯ブラシ柄の長手方向の雌雄の関係の嵌合手段と、前記
方向と直交する面方向に作用する弾持構造による係止手
段とからなるように構成することで解決することができ
る。
【0007】さらに、上記の課題は前々項において、前
記本体と、前記替ブラシ部との雌雄の関係の嵌合手段
は、前記本体上端に延設したネック部と、前記替ブラシ
部下端の内径部とが挿入により嵌合するものであり、か
つ、嵌合部分の長さを長めに設定したものとすることに
より解決される。
【0008】また、上記の課題は前々々項、前々項にお
いて、前記変換機構の出力軸先端は、出力軸先端付近に
おいて出力軸中心から偏心させて前記歯ブラシヘッドの
回動軸から偏心した位置と連結するように構成したこと
で解決することができる。
【0009】
【作用】モータの軸の回転運動を直線的な揺動運動に変
換する運動変換機構から出力された出力軸は歯ブラシヘ
ッドの回動軸から偏心した位置を駆動して、歯ブラシヘ
ッドを交互に逆方向に回動させる。この回動動作はギヤ
等を介入させないので騒音が少なく、円滑である。
【0010】本体と替ブラシ部との分割部分相互の着脱
手段と、本体側と替ブラシ部側とに分割した出力軸の相
互の着脱手段と、同様の構成にした両着脱手段は、一つ
の操作で両方の着脱を同時に行うことが可能となり、操
作の手間を省くことができるものとなる。
【0011】重複部分を充分に長めに設定した本体と替
ブラシ部との雌雄関係の嵌合部は、本体と替ブラシ部間
に加えられる外力に対し、充分な強度を保証するので、
簡単に相互が外れたり、破壊されたりすることがない。
【0012】出力軸先端付近において出力軸中心から偏
心させて歯ブラシヘッドの回動軸から偏心した位置と連
結させた出力軸先端は、替ブラシ部のネック部を細めに
設定することを可能とするので、替ブラシ部の先端寄り
の形状を、口中に挿入しやすい、歯みがき動作のしやす
いものとする。
【0013】
【実施例】図はいずれも本発明の一実施例のものであ
る。図2は全体の概念を示す正面図であり、10の歯ブ
ラシ柄と、先端の25の歯ブラシヘッドとからなり、該
柄10は本体と替ブラシ部とに分割される。即ち、1は
使用者が保持するハンドル状の本体であり、先端に後述
の替ブラシ部2を挿入連結し、内部には駆動源のモータ
や電源のバッテリを内蔵し、そして外周面に電源スイッ
チ12を備え、先端寄りをやや小径とした概ね円筒状で
有底である。2は前記本体1に着脱可能に挿入連結され
る、先細の替ブラシ部であって、先端には前記の円形の
歯ブラシヘッド25を取り付けて、複数の利用者に対応
するため普通、複数用意される。40は後述の防水等の
ためのリングである。
【0014】図1は、図2に示した全体の概念を理解し
易いように分解した説明斜視図である。また、図3、4
は、組み立て状態を一部断面にて示した正面図及び側面
図である。これらの図を参照しながら、各部を説明す
る。
【0015】本体1は樹脂で成形され、内部にモータ等
の部品を収容する都合上、縦方向前後に2分割され、前
面の第1の部分1aと、後面の第2の部分1bとで構成
し、図示しないねじ等で両者は結合される。前記第1の
部分1aと第2の部分1bとは、ほぼ対称な形状である
ので、図1における図示の都合上、第2の部分1bを中
心に説明する。
【0016】前記したように本体1は第1の部分1aと
第2の部分1bとを組み立てれば概ね有底の円筒状であ
り、内部下方1cにはバッテリ(図示せず)やモータ1
4を収容する。前記の内部下方1cと上方1dとは仕切
り板1eでセパレートされ、主として電気部品が収容さ
れる内部下方1cの防水性を確保している。モータ14
は、その回転軸を防水パッキン13の小孔を介して前記
の仕切り板1eの半円形の切欠き1fから上方に突出さ
せ、さらに先端にはギヤ15を取り付ける。仕切り板1
eは、半円形の切欠き1fを含めて前記したように本体
1の第1の部分1aの対称部分にも形成されている。
【0017】16は前記ギヤ15と噛み合うクラウンギ
ヤである。該クラウンギヤ16はシャフト17によって
回転可能に軸支され、該シャフト17は本体1aの内部
上方のシャフト受け17aにより保持されている。クラ
ウンギヤ16には、その軸と直交する面に、軸17から
偏心させて突出させ一体に形成した偏心軸16aを備え
る。
【0018】19は第1の出力軸である。一端をやや肉
厚として、該部分に前記偏心軸16aに回転可能に嵌合
する軸穴19aをもったレバー状であり、他端には、後
述の第2の出力軸と結合させるための舌板状の結合部1
9bを形成した樹脂製であり、中間に屈曲部19cを設
けて前記の肉厚部分とのバランスをとってある。また、
前記結合部19bの下方寄りには、これも後述の第2の
出力軸と結合させるための凸部19dと、それに続いて
凹部19eとが、両面に対称的に形成されている。
【0019】一方、替ブラシ部2は、樹脂成形により形
成され、先端には、やや後退して円形のブラシを取り付
ける皿状の部分が設けられ、皿状の部分の基部を小径の
ネックとして下方へと大径となるテーパを持った概ね円
筒状であり、組み立ての都合上、縦方向に前後2分割さ
れる。図1において、2aは前面部、2bは背面部であ
り、図示省略の手段で両者は結合される。
【0020】前面部2aの先端の皿状部22には中心に
歯ブラシヘッドの軸を回動可に保持する軸穴23と、そ
の横側に縦方向の長穴24が形成されている。歯ブラシ
ヘッドの軸穴23の内径部には半径方向上下に180度
間隔で二つの鍵穴状のスリット23aが形成されてい
る。一方、替ブラシ部2の背面部2bは、前面部2a同
様、先端に皿状部27が形成される。27aは皿状部2
7内面中央に設けた、後述の歯ブラシヘッドの回動軸の
軸受である。
【0021】前面部2a,背面部2bの結合手段は図示
を省略するが、前記のように両者を組み立て結合した場
合、内部は円筒状の空間が設定されており、後述の第2
の出力軸が収容されるのに適した寸法形状となってい
る。
【0022】25は前記歯ブラシヘッドであって、円盤
状のベース25aの一方の面に歯磨き用に適した素材か
らなる毛25bを植設し、他面には回動軸26を延設す
る。該回動軸26末端には半径方向上下に180度間隔
で羽根状の脱落防止のための2枚の係止片26aが形成
されている。さらに、前記回動軸26が延設された面の
所定位置にはフック係合穴25cが形成されている。
【0023】30は第2の出力軸である。全体は長手の
レバー状の樹脂製であり、一端を、その先端付近で長手
方向の中心からカーブさせてオフセット部30eとし、
さらにその先端を前方に向け直角に突出させて一体に延
設形成したフック部30aとする。一方、他端には、前
述の第1の出力軸と結合させるための着脱手段を形成す
る。
【0024】前記の着脱手段は、前記の第1の出力軸1
9先端の舌板状の結合部19bが挿入されてこれを挟持
するに適した間隔の寸法を有する嵌入部30bを最奥部
に形成し、続いて、舌板状の結合部19bを受入れやす
いようにガイドし、結合後は第1の出力軸19の凸部1
9dを収容するに適した、前記嵌入部30bよりはやや
大きい間隔の寸法を有するガイド部30cを形成、前記
2者の面はテーパ面で接続されている。さらに該ガイド
部30cの先端内面にはその両面に、第1の出力軸19
の凹部19eと結合する爪30dが対抗して形成されて
いる。
【0025】次に、本体1と替ブラシ部2との着脱のた
めの構造を説明する。図1に見られるように本体1には
第1の部分1a、第2の部分1bともに、その上部平坦
部1g面には突出してやや小径の半円筒状のネック部1
hが比較的長めに延設され、第1の部分1aと第2の部
分1bとの接合によって円筒状のネック部1hとなり、
ここに替ブラシ部2を嵌合させる。ネック部1hの内径
部1nは第1の出力軸19を収容し軸方向に揺動させ得
る寸法形状であり、実施例では円形断面の内径部とした
が第1の出力軸19は断面長方形であるので、それに合
わせて長方形でも差し支えない。
【0026】1kはCリング嵌合溝であり、円筒状のネ
ック部1hの下端から僅か上方に、全周にわたり形成さ
れている。1jは、さらにその上方に形成された係止部
で、Cリング嵌合溝1kに嵌入される後述のCリングを
係止するとともに、さらにその上方から嵌入される替ブ
ラシ部2を導入しやすいようにテーパを持たせて、やや
大きい直径に形成される。
【0027】1mは本体1の第1の部分1b側にのみ形
成された案内溝であり、上方から嵌入される替ブラシ部
2の嵌入の向きを規制するために、本体1の第1の部分
1bの背面中央、ネック部1hの縦方向全長にわたり設
けられている。
【0028】替ブラシ部2側には、前面部2a,背面部
2bともに、その下端外周にはリング40を嵌合させる
小径部2cを形成してある。そして、その内周は、前面
部2aと背面部2bとを結合した場合、本体1の円筒状
のネック部1hを受け入れ、結合するに適した寸法を持
たせた内径部2nとして形成されている。内径部2nの
下端端部には、本体1と替ブラシ部2とを結合させた場
合の係合手段となる係合突起2kが、全周に対して数箇
所形成される。2mは本体1に替ブラシ部2を嵌入させ
る場合の嵌入の向きを規制する案内突起である。
【0029】次に、以上の構成要素の組み立てについて
記述する。本体1の第2の部分1b内には、モータ14
を、その回転軸に防水パッキン13を挿入してギヤ15
を固定し、防水パッキン13とギヤ15の間に仕切り板
1eが存在するように固定する。さらに、図示省略のバ
ッテリホルダ、配線等が本体1の内部下方1cの防水性
を確保した部分に収容される。本体1の第1の部分1a
の内部上方1dには,シャフト受け17aに対しシャフ
ト17の一端が嵌入され、該シャフト17にはクラウン
ギヤ16が嵌合、さらにクラウンギヤ16の偏心軸16
aには第1の出力軸19の下端の軸穴19aを嵌合さ
せ、第1の出力軸19の上端の舌板状の結合部19b
を、内径部1nから上方に突出させた状態で、第1の部
分1aと第2の部分1bとを図示しないねじ或いは接着
等で結合固定し、鋼製のCリング41をCリング溝1k
に嵌入させ、本体1の組み立てが完了する。
【0030】次に、替ブラシ部2の前面部2aと背面部
2bと歯ブラシヘッド25との三者の組み立ては、ま
ず、歯ブラシヘッド25の回動軸26及びその羽根状の
固定片26aを前面部2a先端の皿状部22の前面側よ
り、歯ブラシヘッドの軸穴23及びその鍵穴状のスリッ
ト23aに挿入した後、同歯ブラシヘッド25を、その
面に設けた係合穴25cが、皿状部22のスリット24
に重なり合う位置まで捩じる。
【0031】この状態において、前記係合穴25cに、
前面部2aの裏面側にその軸方向に沿わせた第2の出力
軸30の先端のフック部30aを上記スリット23aを
貫通させて係入し、この状態を維持しつつ、前面部2a
及び背面部2bの先端部において、図示を省略した係合
手段等(例えば凹凸)によって両者を結合する。
【0032】この結合時に歯ブラシヘッド25の回動軸
26の先端部は背面部2bの皿状部27内面に設けた軸
受27aによって回動可に嵌合保持される。替ブラシ部
2の組み立ては、その下端小径部2cに結合状態の保持
と防水とを兼ねたゴム材等で形成したリング40を嵌め
込むことで完了する。
【0033】前記のようにそれぞれ組み立てた本体1と
替ブラシ部2とは、使用に当たって結合される。本体1
の案内溝1mに、替ブラシ部2の案内突起2mが入るよ
うな向きで、替ブラシ部2の下端の内径部2nに本体1
の端部の円筒状の嵌合部1hを挿入し、さらに強く押し
込む。その結果、替ブラシ部2の内径部2nの下端の係
合突起2kが、本体1に装着したCリング41に当接す
るが、替ブラシ部2の有する弾性により、微小に拡大し
て、これを乗り越えた位置に入り込んで安定し、両者は
結合状態となる。この状態を、図5の部分拡大図で示し
てある。
【0034】前記の挿入、押し込み操作により、同時
に、内径部1nから上方に突出させた状態であった第1
の出力軸19の上端の舌板状の結合部19bは、替ブラ
シ部2の内径部2n内の、第2の出力軸30の下端のガ
イド部30cに受け入れられ、さらに押し込まれること
によって爪30dが凸部19dに当接するが、第2の出
力軸30の有する弾性によって間隔が拡がり、挿入可能
となり、舌板状の結合部19bは嵌入部30bに嵌入挟
持される。それとともに第2の出力軸30の爪30d
が、第1の出力軸19の凹部19eに入り込んで、両者
を結合状態に保持する。
【0035】このように組み立てられた本発明の電動式
歯ブラシの電源スイッチ12をオンすれば、バッテリに
よりモータ14が駆動され、ギヤ15を介してクラウン
ギヤ16が回転、偏心軸16aが第1の出力軸19と第
2の出力軸30とをその長手方向に揺動させる。第2の
出力軸30の先端のフック部30aは長穴24を貫通し
て歯ブラシヘッド25の係合穴25c内に係合している
ので、第2の出力軸30の揺動は歯ブラシヘッド25の
回動的な揺動に変換されるが、偏心軸16aの回転によ
る出力軸の変位量は歯ブラシヘッド25の回転角に対し
180度以下に設定してあるので、歯ブラシヘッド25
は一方方向に回転することはなく、一定の角度範囲内
で、回転方向を切り換えつつ揺動する。また、長穴24
の寸法も、フック部30aの揺動量に見合って設定して
あるので、揺動動作に支障はない。
【0036】本体1と替ブラシ部2との取り外しは、取
り付け時とは逆に、相互に引き抜くことで簡単に取り外
せる。そして同時に、二つの出力軸も相互の結合が解除
され、離間する。従って、本体1を、複数の人数で共用
することが可能となる。
【0037】前記の本体1と替ブラシ部2との相互の結
合操作の際、替ブラシ部2側の第2の出力軸30の軸方
向の存在位置は、必ずしも一定ではなく、その後、他の
替ブラシ部が使用されたような場合には、本体1側の第
1の出力軸19との相互位置関係は狂ってくる。その状
態が相互に接近する方向であれば出力軸相互の結合に支
障はないが、遠ざかった状態であれば、結合不能とな
る。しかし、電源スイッチ12をオンとしてモータ14
を作動させ、第1の出力軸19を揺動させることによっ
て相互の位置関係は補正され、両者を結合することがで
きる。長穴24の寸法は、フック部30aの上方への過
大な移動を規制するように設定してあるので、前記の結
合は確実に行われる。
【0038】また、以上の実施例では、本体1と替ブラ
シ部2との着脱は、本体1側のネック部1hにリングを
嵌入して凸とし、替ブラシ部2の内径部2nの突起がそ
れを乗り越えた凹部に嵌入することで結合、また、二つ
の出力軸の着脱は、第1の出力軸19側を第2の出力軸
30側に挿入するように構成したが、前者の凹凸関係、
後者の雌雄関係はともに逆にすることも差し支えなく実
施できるものである。
【0039】本体1の上部のネック部1hは、ある程度
長めの寸法を持たせ、替ブラシ部2の内径部2n内面と
の嵌合重複部分を充分にとることが必要である。このよ
うにすることにより、本体1、替ブラシ部2相互間に異
常な外力が加わるようなこおがあっても、容易に外れた
り、破壊されたりするようなことがない。
【0040】さらにまた、以上の実施例では、本体1は
縦方向に2分割するように構成したが、防水の関係上、
あるいはバッテリ交換の関係上、本体1の下半分は筒状
として、上半分に対しねじ込みとすることも可能であ
る。また、分割した出力軸の着脱手段は舌板状の部分の
結合としたが、これは丸棒等の形状と、それを受け入れ
る円筒状の形状等の関係で形成しても差し支えなく、同
様の作用効果が得られるものである。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電動式歯
ブラシにおけるギヤの使用を本体内のみにとどめ、直線
的な往復運動を経由して歯ブラシヘッドの回動的な揺動
を得るようにしたので、ギヤ音が少なく、口中で使用す
る際の騒音による不快感を招くようなことがない。ま
た、本体と替ブラシ部との着脱と、二分された駆動を伝
達する出力軸の着脱とが、一操作で行えるので着脱の手
間がかからない。さらに、全体の構造が簡潔であるので
部品点数も少なく、コストの削減にも効果があるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の全体の正面図である。
【図3】本発明の一実施例の一部断面とした側面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の一部断面とした正面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の部分説明図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 本体の第1の部分 1b 本体の第2の部分 1h ネック部 2 替ブラシ部 2a 替ブラシ部の前面部 2b 替ブラシ部の背面部 12 電源スイッチ 15 ギヤ 16 クラウンギヤ 16a 偏心軸 17 軸 19 第1の出力軸 23 軸穴 24 長穴 25 歯ブラシヘッド 25c 係合穴 26 回動軸 30 第2の出力軸 30a フック部 41 Cリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動源とし、該モータの軸の回
    転運動を直線的な揺動運動に変換する運動変換機構と、 歯ブラシの柄の先端に回動可に軸支された歯ブラシヘッ
    ドとからなり、 前記変換機構の出力軸と前記歯ブラシヘッドの回動軸か
    ら偏心した位置とを連結するようにしたことを特徴とす
    る電動式歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記歯ブラシ柄は、前記駆動源を収容し
    把持に適した形状の本体と、前記歯ブラシヘッドを設け
    た替ブラシ部とに分割し、かつ、相互の着脱手段を備
    え、 前記出力軸は、前記本体側と、前記替ブラシ部側とに分
    割し、かつ、相互の着脱手段を備え、 前記二つの着脱手段は、ともに、前記歯ブラシ柄の長手
    方向の雌雄の関係の嵌合手段と、前記方向と直交する面
    方向に作用する弾持構造による係止手段とからなること
    を特徴とする請求項1に記載の電動式歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記本体と、前記替ブラシ部との雌雄の
    関係の嵌合手段は、前記本体上端に延設したネック部
    と、前記替ブラシ部下端の内径部とが挿入により嵌合す
    るものであり、かつ、嵌合部分の長さを長めに設定した
    ものである請求項2に記載の電動式歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記変換機構の出力軸先端は、出力軸先
    端付近において出力軸中心から偏心させて前記歯ブラシ
    ヘッドの回動軸から偏心した位置と連結するように構成
    したことを特徴とする請求項1、2に記載の電動式歯ブ
    ラシ。
JP27415494A 1994-10-03 1994-10-03 電動式歯ブラシ Pending JPH08103331A (ja)

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