JP2006025615A5 - - Google Patents

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苗用被覆シートの張設作業車
本願発明は、表面をマルチシートで覆った畝に植付けた苗の上に帯状シートを被覆するための苗用被覆シートの張設作業車に関し、特に芋苗のように葉茎が長く伸長していて葉の先端までかなりの長さがある苗を被覆するのに適した苗用被覆シートの張設作業車に関するものである。
図9に示すように、畑の畝7の表面には、土壌の乾燥防止や雑草の成長防止等の目的でマルチシート8を被覆することがよく行われている。そして、マルチシート8に形成した植付け穴8aから畝7の土壌中に苗Nの根を埋め込んで植付けている。
ところで、畝7に植付けた苗Nの根が活着するまでは、苗Nが乾燥しないように管理する必要があり、且つ根の近くの土壌中に水分を蒸発しにくくする工夫が必要である。即ち、苗葉Naに直射日光が照射したり風が当たると苗葉表面からの水分発散量が多くなり、又、マルチシート8の植付け穴8aの上方が開放されたままであると、該植付け穴8aに日光が照射して土壌中の水分が蒸発し易くなる。特に、芋苗のように1つの苗Nに多数本(例えば6〜8本)の葉茎Naを有し且つ各葉の面積が比較的大きいものでは、直射日光が照射したり風が当たると各葉Naからの水分発散量が多くなるので、根が活着するまでは葉からの水分発散に対する対策を講じる必要がある。尚、本願において、葉茎とは、苗の付け根から延出する茎とその茎先端の葉とを総称するものである。
そこで、畝に植付けた苗に対する直射日光や風の遮断方法として、従来では、畝の上部(マルチシート8の上)を帯状シートで被覆し、その帯状シートの上に間隔をもって盛土して該帯状シートを固定したり、あるいは図9に示すように畝7に植付けた苗Nの上(マルチシート8の上)に1箇所ずつ稲藁9で被覆し、その稲藁9の上に部分的に盛土して該稲藁を固定したりしていた。尚、帯状シートや稲藁に上に盛土するのは、該帯状シートや稲藁が風で飛ばないようにするためのものであり、該盛土箇所は畝長さ方向に小間隔をもって多数箇所になる。又、この盛土作業は、作業員が1箇所ずつ手作業で行っている。
ところが、畝に植付けた苗に対して日光や風を遮断する手段として、上記のように、植付け苗を帯状シートで被覆してその上に盛土する場合や、植付け苗を稲藁で被覆してその上に盛土する場合等では、作業時間が長くかかり、且つ腰を屈めた作業姿勢が長く続くので身体の疲労度が大きくなる。
尚、畝に植付けた苗が芋苗である場合には、図9に示すように、1つの苗Nに多数本(例えば6〜8本)の葉茎Naを有し且つ各葉茎Naがそれぞれかなりの長さ(例えば葉の先端まで20〜25cm)を有していて、苗Nを畝(マルチシート8の植付け穴8a)に植付けた状態では、各葉茎Naがランダムな方向に向いている。従って、植付け中央部から畝幅方向(左右方向)に張出している各葉茎Na,Naの先端部までの長さL,Lが長くなり(L=20〜25cm)、苗Nの上部を被覆する場合の被覆幅が大きくなる(L×2=40〜50cm)。
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、表面をマルチシートで覆った畝に植付けた苗の上に被覆シートを被覆するのに、その被覆作業を短時間で且つ簡単に(軽作業で)行え、しかも被覆シートを確実・強固に被覆し得るようにした苗用被覆シートの張設作業車を提供することを主たる目的としているとともに、畝に植付けた苗の葉茎が長い(左右への張出し幅が大きくなる)ものであっても、比較的短い幅の被覆シートを使用できるようにすることを他の目的としている。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、マルチシートで覆った畝に所定間隔をもって植付けた各苗の上に、帯状シートを連続して被覆するための苗用被覆シートの張設作業車を対象にしている。尚、以下の説明では、本願の苗用被覆シートの張設作業車を単にシート張設作業車という。
本願請求項1の発明
本願請求項1の発明のシート張設作業車では、帯状シート両側縁部の小幅範囲にそれぞれ粘着面を有した帯状シートをロール状に巻回してなるシートロールを使用する。このシートロールの帯状シートの幅は、苗の種類・大きさ等によって適宜のもの(例えば芋苗の場合は23〜26cm程度の幅のもの)が採用できる。帯状シート両側縁部の粘着部の幅は、特に限定するものではないが、それぞれ1〜2cm程度の小幅でよい。この各粘着部は、帯状シートの両側縁部に直接粘着剤を塗布したものでもよいが、該帯状シートの両側縁部にそれぞれ細幅の粘着テープを貼着させたものでもよい。尚、この場合、各粘着テープの一部がそれぞれ帯状シートの各側端縁から外側にはみ出す状態で貼着させる。又、このシートロールの帯状シートは、例えば水解性のあるパルプ製で、比較的短期間でボロボロに破れ、且つ最終的に土に同化する性質のものが好ましい。尚、この帯状シートの中央部には、シート長さ方向に所定間隔(例えば1〜20cm間隔)をもってシート幅方向に向くスリットを形成したものが好ましい。
そして、この請求項1のシート張設作業車は、車台フレームに、畝を跨ぐ間隔をもって配置された左右一対の車輪と、両車輪間の中央付近においてシートロールを巻解き自在に支持するロール支持具と、シートロールから巻解かれた帯状シートの両側縁部の粘着部をマルチシートの上面に押付ける押付け装置とを備えて構成されている。
このシート張設作業車は、動力を使用して走行させるものでもよいが、人力による手押し式でもよい。その場合(手押し式の場合)は、車台フレームに手押し用のハンドルを取付けるとよい。
左右の車輪の間隔は、畝幅に応じて調整可能にしておくとよい。尚、畝外幅は一般に45〜60cm程度であり(この場合、畝の両側の各谷部の中央部間の間隔が75cm程度となる)、その場合には左右の車輪間の間隔を、75cmを基準にして内外に例えば10cm程度ずつ幅調整し得るようにしておけばよい。又、車輪の大きさは、30〜40cm程度でよい。尚、これらの数値は特に限定するものではなく、適宜に設計変更し得るものである。
ロール支持具は、シートロールを左右に向く水平姿勢で巻解き自在に支持できるものであれば、適宜の構造のものを採用できる。又、このロール支持具は、シートロールの帯状シートを使い終わると新しいシートロールに取り替え得るようになっている。尚、このロール支持具に支持されているシートロールの帯状シートは、その両側縁部の粘着部(粘着面)が下面側になるようにして巻解かれる。
押付け装置は、シートロールから巻解かれた帯状シートの両側縁部付近をそれぞれ下方(畝を被覆しているマルチシートの上面)に押圧し得る2つのロールを有している。この2つのロールは、帯状シートの各側縁部付近のみを押圧するもので、帯状シートの幅中央部分は無押圧状態となる。この2つのロール間の間隔は、使用される帯状シートの幅に応じて調整可能にしておくとよい。又、この各ロールは、帯状シートの各側縁部付近に対して同時に且つほぼ同圧力で接し得るように、両ロールが連動して上下に揺動するようにするとよい。尚、この各ロールの帯状シート(畝上面)に対する圧接力は、左右の車輪の接地部を支点にしてこの作業車を前後に傾動させる(各ロール部分が上下動する)ことによって調整できる。
この請求項1のシート張設作業車は、次のようにして使用される。尚、畝の表面はマルチシートで覆われており、該マルチシートに所定間隔をもって形成している各植付け穴の位置にそれぞれ苗が植付けられている。他方、このシート張設作業車には、ロール支持具にシートロールを支持させておく。そして、このシート張設作業車は、シート張設を行う畝の始端部において、左右の車輪が畝を跨ぐ姿勢で位置させる。そして、シートロールから巻解いた帯状シートの先端部を押付け装置(2つのロール)の近傍まで導いて、該帯状シートの両側縁部下面の粘着部をマルチシート上面に粘着させる。このとき、帯状シートは、その幅中央部分が苗の植付け位置に対応し、且つシート両側縁部が押付け装置の各ロールで押圧される位置に対応している。この状態から、押付け装置の各ロールを帯状シートの両側縁部に適度に圧接させながらこの作業車を前進させると、シートロールから帯状シートが順次巻解かれていき、シート中央部で苗の上方を被覆すると同時にシート両側縁部が押付け装置(各ロール)でマルチシート上に押付けられて、該シート両側縁部の粘着部がそれぞれマルチシート上面に粘着するようになる。
このように、このシート張設作業車では、畝を跨いだ状態で前進させるだけで、畝の中央部に順次連続して帯状シートを張設できる。又、張設された帯状シートは、その両側縁部がマルチシートの上面に粘着剤(粘着部)で粘着しているので、確実に固定される。
本願請求項2の発明
本願請求項2の発明のシート張設作業車は、畝に植付けた苗の葉茎が植付け位置から長く伸長しているものに使用するものである。例えば、芋苗の場合は、1つの苗に葉茎が6〜8本あり、且つ各葉茎の長さが20〜25cm程度ある。そして、芋苗を畝(マルチシートの植付け穴)に植付けた状態では、各葉茎が植付け位置から周囲にランダムに張出しており、畝中央部から畝幅方向(左右方向)に張出している各葉茎の先端部までの長さが長くなる(畝の左右片側に最大で20〜25cm程度張出する)。従って、このまま帯状シートで芋苗の上部を完全に被覆しようとすると、それをカバーし得る広幅(例えば50cm幅)の帯状シートを使用する必要があり、又、例えば30cm幅程度以内の帯状シートを使用する場合には、葉茎が帯状シートの側縁からはみ出し、且つシート両側縁部の粘着部がはみ出した葉茎の上に粘着するという不都合が生じる。
そこで、本願請求項2の発明では、上記請求項1のシート張設作業車において、両車輪間に、苗の葉茎を畝の中央側に寄せる左右一対の苗寄せ装置を備えている。
この各苗寄せ装置としては、例えばブラシロール(左右一対ある)で畝の左右に張出する葉茎をそれぞれ畝中央側に掻き寄せ得るようにしたものを採用できる。この場合、各ブラシロールを、畝中央部を挟み且つ帯状シート幅とほぼ同幅かそれよりやや狭い間隔を保持させた位置において、それぞれ畝上部のマルチシート上面に軽く接触しながら葉茎を畝中央側に掻き寄せ得る側に回転させる。
この苗寄せ装置は、車台フレーム前部側(押付け装置より前側)に設けている。そして、この請求項2のシート張設作業車では、帯状シートを畝上に張設させる際に、畝に植付けている苗の葉茎を苗寄せ装置で畝中央側に掻き寄せた後、その畝中央側に寄せた苗の上を順次帯状シートで被覆していくことができる。従って、葉茎が長い苗であっても、該各葉茎を帯状シートの幅内に寄せた状態で被覆することができる。
本願請求項3の発明
本願請求項3の発明は、上記請求項2のシート張設作業車において、左右一対の苗寄せ装置には、苗の葉茎を畝の中央側に掻き寄せるブラシロールと、左右の各車輪にそれぞれ接触して回転するロールと、該ロールの回転力をブラシロールに伝達する動力伝達部材とを備える。尚、ブラシロール、ロール及び動力伝達部材は、それぞれ左右一対ある。そして、この請求項3のシート張設作業車では、各車輪が回転することにより、各ロール及び各動力伝達部材を介して各ブラシロールを、それぞれ葉茎を畝中央側に掻き寄せる方向に回転させるようにしている。
本願請求項4の発明
本願請求項4の発明は、上記請求項1から3のいずれか1項のシート張設作業車において、押付け装置は、2つのロールをそれぞれロッドに取付け、該各ロッドを1本の軸の一端部にそれぞれ左右に下降傾斜する姿勢で固定するとともに、該軸を車台フレーム側に前後に向けて取付けた軸受パイプに対して回転自在に挿通して構成している。
この請求項4のシート張設作業車では、作業時に押付け装置の各ロールの何れか一方のみが畝上面に圧接すると、軸受パイプに対して軸が容易に回転して(両ロールが連動して上下反対方向に変位する)、両ロールが均等に畝上面に接触するようになる。
本願請求項1の発明の効果
本願請求項1のシート張設作業車(苗用被覆シートの張設作業車)は、ロール支持具にシートロールを支持させ、該シートロールから巻解いた帯状シートの先端部を押付け装置の近傍まで導いて、該帯状シートの両側縁部下面の粘着部をマルチシート上面に粘着させ、この状態で前進させることで、シートロールから順次巻解かれる帯状シートで苗の上方を被覆できると同時にシート両側縁部を押付け装置で押付けることにより該シート両側縁部下面の粘着部をそれぞれマルチシート上面に粘着させることができる。
従って、この請求項1のシート張設作業車では、畝を跨いだ状態で前進させるという簡単な作業で、畝の中央部に順次連続して帯状シートを張設できるという効果がある。又、張設された帯状シートは、その両側縁部がマルチシートの上面に粘着剤で粘着されているので、確実に固定できるという効果がある。
本願請求項2の発明の効果
この請求項2の発明は、上記請求項1のシート張設作業車において、両車輪間に、苗の葉茎を畝の中央側に寄せる左右一対の苗寄せ装置を備えているので、葉茎の長い(帯状シート側縁部からはみ出る長さの)苗であっても、その葉茎を各苗寄せ装置で畝の中央側に寄せながら作業が行える。
従って、この請求項2のシート張設作業車では、上記請求項1の効果に加えて、葉茎の長い苗であっても、該苗全体を帯状シートで完全に被覆することができ、且つ帯状シートとして比較的幅の狭いものを使用できるという効果がある。
本願請求項3の発明の効果
この請求項3の発明は、上記請求項2のシート張設作業車において、各苗寄せ装置として左右一対のブラシロールを使用し、該各ブラシロールを、左右の車輪に接触して回転する各ロールからの回転力でそれぞれ葉茎を畝中央側に掻き寄せる方向に回転させるようにしている。
従って、この請求項3のシート張設作業車では、上記請求項2の効果に加えて、苗寄せ装置の動力として両車輪の回転力を利用でき、動力を用いない手押し式の作業車にも苗寄せ装置を採用できるという効果がある。
本願請求項4の発明の効果
この請求項4の発明は、上記請求項1から3のいずれか1項のシート張設作業車において、押付け装置として、2つのロールをそれぞれロッドに取付け、該各ロッドを1本の軸の一端部にそれぞれ左右に下降傾斜する姿勢で固定するとともに、該軸を車台フレーム側に前後に向けて取付けた軸受パイプに対して回転自在に挿通したものを採用している。
そして、この請求項4のシート張設作業車では、上記請求項1〜3の効果に加えて、作業時に押付け装置の両ロールが畝上面に張設される帯状シートの両側縁部(各粘着面の上面)を常時均等に押圧するようになるという効果がある。
図1〜図8を参照して本願の実施例を説明すると、この実施例の苗用被覆シートの張設作業車(以下、単にシート張設作業車という)は、図3〜図7に示すように、マルチシート8で覆った畝7に所定間隔をもって植付けた各苗Nの上に、帯状シート61を連続して被覆するためのものである。
この実施例では、苗Nとして芋苗を採用している。芋苗Nの場合は、1つの苗に葉茎Naが6〜8本あり、且つ各葉茎Naの長さは20〜25cm程度ある。
他方、芋苗Nを植付ける畝7は55〜60cm程度の幅がある。この畝7の上面には、マルチシート8が被覆されている。このマルチシート8には、所定間隔をもって一列状に多数の植付け穴8a,8a・・が形成されている。そして、この各植付け穴8a,8a・・にそれぞれ芋苗N,N・・が植付けられているが、芋苗Nを植付けた状態では、各葉茎Naが植付け位置から周囲にランダムに張出している。従って、畝中央部から畝幅方向(左右方向)に張出している各葉茎Naの先端部までの長さが長くなる(畝の左右片側に最大で20〜25cm程度張出する)。
この実施例のシート張設作業車では、図8に示すシートロール6を使用する。このシートロール6は、巻芯の回りに帯状シート61を巻回したものであるが、帯状シート61の両側縁部には、それぞれ小幅範囲に粘着部62,62を有している。この各粘着部62,62は、帯状シート61の両側縁部にそれぞれ細幅の粘着テープを貼着して形成している。この場合、各粘着テープ(符号62)は、その一部がそれぞれ帯状シート61の各側端縁から外側にはみ出す状態で貼着させる。尚、他の実施例では、該粘着部62,62は、帯状シート61の両側縁部に直接粘着剤を塗布して形成したものでもよい。
この各粘着部62,62の幅(帯状シート側端縁からのはみ出し幅)は、1〜2cm程度の小幅でよい。尚、帯状シート61は、粘着部62,62が外面側に露出する状態、又は該粘着部62,62がシート内面側に隠れる状態、のいずれの巻き方でもよいが、帯状シート61をシートロール6から巻解いて実際に使用するときには、粘着部62,62が下面側に向くように導き出す。
この実施例では、シートロール6として、帯状シート61の幅が23〜26cm程度で、ロール径が最大で15cm程度のものを使用している。このシートロール6の帯状シート61は、例えば水解性のあるパルプ製で、比較的短期間でボロボロに破れるとともに、最終的には土に同化する性質のものが好ましい。又、この帯状シート61の中央部には、シート長さ方向に所定間隔(例えば1〜20cm間隔)をもってシート幅方向に向くスリット63,63・・を形成している。
この実施例のシート張設作業車は、図1〜図4に示すように、車台フレーム1に、畝7を跨ぐ間隔をもって配置された左右一対の車輪2,2と、シートロール6を巻解き自在に支持するロール支持具3と、シートロール6から巻解かれた帯状シート61の両側縁部の粘着部62,62をマルチシート8の上面に押付ける押付け装置4と、畝7の左右各側に張出している苗Nの葉茎Naを畝中央側に掻き寄せる左右一対の苗寄せ装置5,5とを備えている。又、このシート張設作業車は、人力による手押し式に構成されており、車台フレーム1の後方に後述するハンドル棒13が取付けられている。
車台フレーム1は、横長(80〜90cm程度)の横フレーム11と、該横フレーム11の左右両端寄りに取付けられている各縦フレーム12,12とを有している。各縦フレーム12,12は横フレーム11に対して間隔調整可能に組付けられており、又、横フレーム11は各縦フレーム12,12に対して高さ調整可能に組付けられている。
各縦フレーム12,12の上部には、予備のシートロール6A,6Aを保持させておくことができる。
左右の各車輪2,2は、それぞれ縦フレーム12,12の外面に取付けられている。左右の車輪2,2は、畝7を跨いで畝の両側の各谷部を走行するものであり、両車輪2,2間の間隔を畝幅に応じて調整しておく。尚、畝外幅は一般に45〜60cm程度であり(この場合、畝の両側の各谷部の中央部間の間隔が75cm程度となる)、その場合には左右の車輪間の間隔を75cm程度に調整する。又、各車輪2,2の大きさは、30〜40cm程度でよい。
ロール支持具3は、横フレーム11の前面側(作業車前側)にシートロール6を介在させ得る間隔をもって左右2つの支持腕31,31を突出させ、該各支持腕31,31の先端部間にシートロール6を回転自在に支持する軸32を抜き挿し自在に介設している。各支持腕31,31の先端部の各内面側には、軸32を挿通させるパイプが同軸状に取付けられている。そして、シートロール6を装着するには、軸32を抜いた状態で両支持腕31,31間にシートロール6を置き、該両支持腕31,31の各先端部(軸挿通パイプ)とシートロール6の軸芯穴に軸32を通せばよい。又、このロール支持具3に装着しているシートロール6の帯状シート61を使い終わると、軸32を抜外して新しいシートロール(予備のシートロール6A)に取り替えることができる。尚、各支持腕31,31とシートロール6の各側面との間には、該シートロール6を車幅の中央部で位置保持するためのスプリング33,33が介設されている。
押付け装置4は、2つのロール45,45を有し、該各ロール45,45をそれぞれロッド44,44に対して回転自在に取付けている。各ロール45,45は、中央部が僅かにくびれた鼓形のものを採用している。各ロッド44,44は20〜25cm程度の長さを有しており、各ロール45,45を各ロッド44,44の長さ方向に位置調整し得るようにしている。尚、ロール45の位置調整は、該ロール45を挟んでいる2つの止め具46,46の位置をロッド44の軸線方向に調整することによって行える。尚、各ロッド44,44の先端は後述するように軸43に固定されて、該軸43とロール45付きの各ロッド44,44とが一体化されている。
この押付け装置4は、横フレーム11の後面側中央部から後向きに突出する後方突出フレーム17の下方に設置している。即ち、該後方突出フレーム17の下面側には、取付台41が固定されており、該取付台41に軸受パイプ42が前後に向く姿勢で取付けられている。さらに該軸受パイプ42には1本の軸43が回転自在に挿通されている。そして、該軸43の後端部に、上記ロール45付きの各ロッド44,44の先端をそれぞれ固定している。各ロッド44,44は、図7に拡大図示するように、軸43を中心にして約120°の角度をもつ状態で取付けている。そして、軸43が軸受パイプ42内で自由に回転できるようになっているので、自然状態では、各ロール45,45の重量バランスで各ロッド44,44がそれぞれ水平姿勢から角度約30°ずつ下降傾斜する姿勢になる。
押付け装置4の各ロール45,45の取付け高さは、図7に示すように、この作業車を畝7を跨いで水平姿勢に置いたときに、各ロール45の下面が畝7の肩部上面近くに位置するように設定している。畝7の高さは、25〜35cm程度であり、該各ロール45,45の下面が例えば30cm程度の高さになるように設定しておくとよい。尚、このシート張設作業車は、実際のシート張設作業時には両車輪2,2と押付け装置4の各ロール45,45との4点接地状態で行われるが、両車輪2,2を接地させた状態で車台フレーム1を前後に傾動させると(後述するハンドル棒13を上下動させると)、各ロール45,45の高さ位置を変更できるようになっている。又、各ロール45,45は、畝7上(マルチシート8上)に張設される帯状シート61の各側縁部付近を押圧するものであるが、帯状シート61の幅(又は張設位置)によって各ロール45,45の左右位置を調整できる。尚、ロール45の位置調整は、上記の各止め具46,46の固定位置を調整することで行える。
又、この押付け装置4は、作業時に各ロール45,45の何れか一方のみが畝上面に圧接すると、軸受パイプ42に対して軸43が容易に回転して(両ロール45,45が連動して上下反対方向に変位する)、両ロール45,45が均等に畝上面に接触するようになる。
ロール支持具3と押付け装置4のと間には、ロール支持具3に支持されたシートロール6から巻解いた帯状シート61を巻掛ける巻掛けローラ10を設置している。この巻掛けローラ10には、帯状シート61における粘着部62の裏面側が巻掛けられる。尚、この巻掛けローラ10は、この実施例の使用例ではほとんど機能しない(巻解かれた帯状シート61がほとんど接触しない)が、図3においてシートロール6の上面側から帯状シート61を巻解く場合には、該帯状シート61を巻掛けローラ10に巻掛けることができる。
ところで、芋苗Nでは、上記したように、1つの苗に多数本(6〜8本)の葉茎Na,Na・・を有し且つ該各葉茎Na,Na・・がかなりの長さ(20〜25cm)を有しているが、この芋苗Nを畝7上に植付けると各葉茎Na,Na・・が植付け部から周囲にランダムに張出し、その葉茎Naの一部が畝7の左右各側に大きく張出するようになる(図4〜図6又は図9参照)。この葉茎Naの左右張出幅(例えば図9の寸法L)は、苗植付け部から最大で20〜25cm程度になり、このままでは後述するように帯状シート61を被覆したときに、該帯状シート61の両側縁から葉茎Naの先端側の一部がはみ出ることになる。
そこで、このシート張設作業車には、畝7上に植付けけた苗(芋苗)Nの葉茎Naを畝中央側に掻き寄せるための左右一対の苗寄せ装置5,5を有している。尚、この各苗寄せ装置5,5は、左右対称構造に形成されている。
各苗寄せ装置5,5は、車台フレーム1の各縦フレーム12,12の下端部前面側において左右に向く姿勢で軸51により上下揺動自在に支持している揺動フレーム52と、該揺動フレーム52の基端側(外端側)において車輪2のタイヤ内面に接離自在に接触し得るように取付けたロール53と、揺動フレーム52の先端側(内端側)において回転自在に取付けたブラシロール54と、ロール53とブラシロール54間に介設された動力伝達部材(各プーリとベルトからなる)56と、揺動フレーム52の先端面(内端面)に取付けた接地ロール55とを有している。
左右の揺動フレーム52,52は、それぞれ各車輪2,2の前端寄り付近において、各車輪2,2の内面に近接する位置から中央に向けて横向き姿勢で設置している。そして、該各揺動フレーム52,52は、その各基端側(外端側)をそれぞれ前後に向く軸51,51で枢支していることにより、各揺動フレーム52,52の先端側(内端側)が上下に揺動し得るようになっている。又、この各揺動フレーム52,52は、自重で下方に傾動しようとするが、図1及び図2(実線図示状態)に示すようにそれぞれほぼ水平姿勢まで傾動したときに各吊りチエン57,57が緊張してそれ以上、下方傾動しないようにしている。
各揺動フレーム52,52の先端面に取付けている各接地ロール55,55は、このシート張設作業車の使用時には図5及び図6に示すように、畝7(マルチシート8)の上面に乗り上げて転動するようになり、このとき各揺動フレーム52,52をそれぞれ中央側に上り傾斜させるようになっている。この場合、左右の各苗寄せ装置5,5が図2において実線図示状態から鎖線図示状態に変位する。
各揺動フレーム52,52を支持している軸51は、車輪2の内面に接触するロール53の軸とは偏心している。そして、各揺動フレーム52,52が図1及び図2(実線図示状態)に示すようにほぼ水平姿勢状態では、各ロール53,53が各車輪2,2の内面から僅かに離間している。又、図5及び図6に示すように、各接地ロール55,55が畝7上に乗り上げて各揺動フレーム52,52がそれぞれ内方側に上り傾斜した状態では、各ロール53,53が各車輪2,2の内面にそれぞれ接触するようになる。
各ブラシロール54,54は、図6に示すように各揺動フレーム52,52がそれぞれ内方側に上り傾斜した状態で、ブラシロール下面がそれぞれ畝7(マルチシート8)の上面に軽く接触するようになっているが、各ブラシロール54,54における畝接触部間の間隔は、ロール支持具3に支持されたシートロール6の左右長さとほぼ等しいかそれよりやや狭くなるように設定される。尚、この各ブラシロール54,54は、各動力伝達部材56,56により各ロール53,53と常時連動して回転するようになっている。
そして、この実施例の苗寄せ装置5,5は、図1及び図2(実線図示状態)に示すように、各ロール53,53が車輪2,2に対して離間している状態(各揺動フレーム52がほぼ水平姿勢状態)では、車輪2,2が回転しても、この各苗寄せ装置5,5が無駄に作動しないようになっている。又、各揺動フレーム52,52がそれぞれ内方側に上り傾斜して(各接地ロール55,55が畝7上に乗り上げている)、各ロール53,53が車輪2,2の内面に接触している状態では、この作業車を前進させると、各車輪2,2が前進方向(矢印方向)に回転し、それに各ロール53,53がそれぞれ矢印方向に連れ回りして、各ブラシロール54,54をそれぞれ矢印方向に回転させる。この各ブラシロール54,54の回転方向は、図6において右側のブラシロール54が右回転で、左側のブラシロール54が左回転であり、畝7の中央部(苗植付け位置)から左右に張出する各側の葉茎Na,Naをそれぞれ畝中央側に掻き寄せるように作用する。尚、この各苗寄せ装置5,5による葉茎Naの中央側掻き寄せ作用は、このシート張設作業車の進行に伴って連続して行われる。
ハンドル棒13は、横フレーム11の中央部から後方上り傾斜状態で取付けている。ハンドル棒13の基端部は横フレーム11に枢着されていて、このハンドル棒13は、その基端部(枢着部)を中心にして上下傾動自在となっている。そして、ハンドル棒13は、その基端部から若干先側に離間した位置と上記後方突出フレーム17の後方端部寄り位置との間を連結バー18で連結して姿勢維持させている。又、後方突出フレーム17には、前後方向に複数個のピン挿通穴が形成されており、連結バー18の下端部を適宜のピン挿通穴に位置合わせて連結することで、ハンドル棒13の傾斜角度(後述のグリップ部15,16の高さ)を調整し得るようになっている。
ハンドル棒13の先端側には、左右2つのグリップ部15,16を有している。この一方のグリップ部15は、横向き突出長さが長く、他方のグリップ部16は横向き突出長さが短い。又、ハンドル棒13は、基端側13aと先端側13bとをジョイント部14で連結している。ジョイント部14は、ハンドル棒13の先端側13bを軸線回りで回転させ得る状態で固定できるようにしており、長短各グリップ部15,16の向きを図2に実線図示状態と鎖線図示状態(符号15′,16′)とに、左右変更させ得るようになっている。尚、このシート張設作業車を手押し進行させるときには、作業者は畝の左右いずれかの谷部を歩行するが、歩行する側に長いグリップ部15が位置するように調整することで、両グリップ部15,16を体の正面に近づけることができる。
この実施例のシート張設作業車は、次のようにして使用される。尚、畝7の表面はマルチシート8で覆われており、該マルチシート8に所定間隔をもって形成している各植付け穴8aの位置にそれぞれ芋苗N,N・・が植付けられている。又、芋苗Nを植付けた状態では、図4及び図5の左端の芋苗Nのように、各葉茎Na,Na・・が植付け部から周囲に長く張出している。
他方、このシート張設作業車には、ロール支持具3にシートロール6を支持させておく。尚、この実施例で使用するシートロール6は、帯状シート61を粘着部62,62が外面側に露出する状態で巻回したものを使用しており、この場合は図3又は図5に示すようにロール支持具3に支持させたシートロール6の下面側から帯状シート61が巻解かれる。
そして、この実施例のシート張設作業車は、シート張設を行う畝7の始端部において、左右の車輪2,2が畝7を跨ぐ姿勢で位置させ、シートロール6から巻解いた帯状シート61の先端部を押付け装置4(2つのロール45,45)の近傍まで導いて、該帯状シート61の両側縁部下面の粘着部62,62をマルチシート8上面に粘着させる。このとき、帯状シート61は、その幅中央部分が芋苗Nの植付け位置に対応し、且つシート両側縁部が押付け装置4の各ロール45,45で押圧される位置に対応している。
又、このシート張設作業車が畝7を跨いだ位置にあると、各苗寄せ装置5,5の接地ロール55,55がそれぞれ畝7(マルチシート8)の肩部上面に乗り上げて、各揺動フレーム52,52を傾斜させ、各ロール53,53がそれぞれ左右の車輪2,2の内面に接触する。
この状態から、各グリップ部15,16を握って、押付け装置4の各ロール45,45が帯状シート61の両側縁部上面に適度に圧接するようにハンドル棒13の傾斜角度を調整し、この状態で作業車を前進させる。すると、作業車の前部位置では、各車輪2,2が前転することにより、左右の苗寄せ装置5,5の各ブラシロール54,54が回転して(図5及び図6参照)、畝中央の左右に大きく張出している各葉茎Na,Naを畝中央側に掻き寄せるように作用する。他方、シートロール6から帯状シート61が順次巻解かれていき、図7に示すようにシート中央部で畝中央側に掻き寄せた芋苗Nの上方を被覆すると同時に、シート両側縁部が押付け装置4の各ロール45,45で押付けられて、該シート両側縁部の粘着部62,62がそれぞれマルチシート8上面に粘着する。
このように、このシート張設作業車では、畝7を跨いだ状態で前進させる(手押しする)だけで、各苗寄せ装置5,5により畝中央の左右に大きく張出している各葉茎Na,Naを畝中央側に掻き寄せることができ、且つそのように各葉茎Na,Naを畝中央側に掻き寄せた状態で畝7の中央部に順次連続して帯状シート61を張設できる。従って、帯状シート61の張設作業が簡単であり、且つ芋苗Nのように葉茎Naが長いもの(植付け状態で畝の左右に大きく張出する)でも、全葉茎Naを帯状シート61内に完全に収容できる。又、張設された帯状シート61は、その両側縁部がマルチシート8の上面に粘着部62,62で粘着されているので、確実に固定される。尚、ロール支持具3で支持されているシートロール6の帯状シート61がなくなると、その空の巻芯をロール支持具3から取外し、縦フレーム12の上部にストックしている予備のシートロール6Aを付け替えればよい。
帯状シート61を畝7上に張設した状態では、該帯状シート61で各芋苗N,N・・を保護できる(葉茎Naに対する遮光、土壌中の水分の蒸発防止等を含む)。又、芋苗Nの根が活着すると葉茎Naが元気になり、該葉茎Naが帯状シート61の各スリット63,63・・から帯状シート外に突出するようになる。さらに、日数が経過すると(特に降雨後は)、帯状シート61がボロボロに破れて、成長する葉茎を押さえ込むことがない。尚、収穫時期にはマルチシート8を畝7上から剥がすので、ボロボロになった帯状シート61(粘着部62も含む)はマルチシート8とともに廃棄される。
本願実施例のシート張設作業車の斜視図である。 図1のシート張設作業車の前面図である。 図1のシート張設作業車の側面図である。 図3のIV−IV矢視図である。 図1のシート張設作業車の使用状態を示す一部斜視図である。 図5の使用状態を前面側から見た作用説明図である。 図5の使用状態を後面側から見た作用説明図である。 本願実施例のシート張設作業車で使用するシートロールの斜視図である。 従来の苗保護方法の説明図である。
符号の説明
1は車台フレーム、2は車輪、3はロール支持具、4は押付け装置、5は苗寄せ装置、6はシートロール、7は畝、8はマルチシート、8aは植付け穴、42は軸受パイプ、43は軸、44はロッド、45はロール、52は揺動フレーム、53はロール、54はブラシロール、56は動力伝達部材、61は帯状シート、62は粘着部、Nは苗(芋苗)、Naは葉茎である。

Claims (4)

  1. 帯状シート両側縁部の小幅範囲にそれぞれ粘着面を有した帯状シート(61)をロール状に巻回してなるシートロール(6)を使用し、マルチシート(8)で覆った畝(7)に植付けた苗(N)の上にシートロール(6)から巻解いた帯状シート(61)を連続して被覆するための苗用被覆シートの張設作業車であって、車台フレーム(1)に、畝(7)を跨ぐ間隔をもって配置された左右一対の車輪(2,2)と、両車輪(2,2)間の中央付近においてシートロール(6)を巻解き自在に支持するロール支持具(3)と、シートロール(6)から巻解かれた帯状シート(61)の両側縁部の粘着部(62,62)をマルチシート(8)の上面に押付ける押付け装置(4)とを備えていることを特徴とする苗用被覆シートの張設作業車。
  2. 請求項1において、畝(7)に植付けた苗(N)の葉茎(Na)が植付け位置から長く伸長しているものに使用するものであって、両車輪(2,2)間に、苗(N)の葉茎(Na)を畝(7)の中央側に寄せる左右一対の苗寄せ装置(5,5)を備えていることを特徴とする苗用被覆シートの張設作業車。
  3. 請求項2において、左右一対の苗寄せ装置(5,5)には、苗(N)の葉茎(Na)を畝(7)の中央側に掻き寄せるブラシロール(54)と、左右の各車輪(2,2)にそれぞれ接触して回転するロール(53)と、該ロール(53)の回転力をブラシロール(54)に伝達する動力伝達部材(56)を備えるとともに、各車輪(2,2)が回転することにより、各ロール(53,53)及び各動力伝達部材(56,56)を介して各ブラシロール(54,54)をそれぞれ葉茎を畝中央側に掻き寄せる方向に回転させるようにしていることを特徴とする苗用被覆シートの張設作業車。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、押付け装置(4)は、2つのロール(45,45)をそれぞれロッド(44,44)に取付ける一方、該各ロッド(44,44)を1本の軸(43)の一端部にそれぞれ左右に下降傾斜する姿勢で固定しているとともに、該軸(43)を車台フレーム(1)側に前後に向けて取付けた軸受パイプ(43)に対して回転自在に挿通して構成していることを特徴とする苗用被覆シートの張設作業車。
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