JP2006023442A - 積層反射板2 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱可塑性樹脂を主成分とし波長450〜750nmにおける分光反射率が90%以上で且つ厚さ50μm以上の光反射性フイルムの片面に、熱可塑性樹脂フイルムの表面または内部にカーボンブラック微粒子含有層を含み、光学濃度が1以上で且つ厚さ50μm以上の光遮蔽性フイルムを積層する。
【選択図】 なし
Description
(剥離強度):JIS K−6854、180度法、200mm/分、表面側の光反射性フイルムを掴んで剥離。
(光学濃度):JIS K−71 マクベス濃度計(TD−90、サカタインクス株式会社製)を使用して測定。
(全光線透過率):JIS K−7105 ヘーズメーター(HGM−2、スガ試験機株式会社製)を使用して測定。
(光反射率):多光分光測色計(MSC−P スガ試験機株式会社製)を使用して測定。
光の波長分布は、450nm、600nm、750nmの値で代表した。
(撓み角度):A4版大の試験片について、その反射面を下側にしてその長辺方向の20cm部分をテーブルの端部から突き出し、テーブル上の試験片の長辺部分約9cm巾をガラス板で押さえ、突き出し部分が自重によって垂れ下がった先端部位置とテーブル面の延長線とのなす角(°)の値とした。
(作業性)
幅65cm、高さ49cmの積層反射板を横長方向にして左右両端を把持し、積層反射板を垂直に維持した後、水平方向にシフトしたとき、積層反射板面に折れじわが生じたとき評価を×とし、しわが生じないとき評価を○、積層反射板の寸法が幅93cm、高さ70cmの場合に同様にして積層反射板面にしわが生じないとき評価を◎とした。
(フイルム材料)
表面側の光反射性フイルムは、表面に紫外線防止層が設けられている厚さ255μmの発泡ポリエステルタイプフイルム(ルミラー250E6SVタイプ、東レ株式会社製)を使用した。また、裏面側の光遮蔽性フイルムは、厚さ125μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフイルム)(ルミラー125T60、東レ株式会社製)にカーボンブラック微粒子含有塗料をコートしたものを使用した。
カーボンブラック微粒子含有樹脂液(VMD−795黒、大日精化製)30質量部およびイソシアネート系硬化剤(VMD硬化剤)3.0質量部にトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒6.2質量部を添加し、よく攪拌してカーボンブラック微粒子含有塗料を調製し、グラビヤロールを使用して上記のカーボンブラック微粒子含有塗料を上記の厚さ125μmのPETフイルムに乾燥後の厚さが5μmとなるようにコートし、100℃の熱風中で1分間乾燥し、カーボンブラック微粒子含有層コートフイルムを作製した。
ポリエーテルポリウレタン樹脂(タケラックA−610、タケダ薬品工業株式会社製品)87.8質量部とHMDI系イソシアネート(コロネートHL、日本ポリウレタン工業株式会社)12.2質量部とを、酢酸エチル/トルエン(50/50)のシンナー300質量部に投入し、よく攪拌溶解して積層用接着剤溶液を得た。次いで、上記のカーボンブラック微粒子含有層コートフイルムのコート層側表面に上記の接着剤溶液を乾燥後の厚さが5μmになるようにコートし、100℃の温風中で1分間乾燥し、これに上記の光反射性フイルムの裏面を重ね合わせて積層フイルムを得た。
得られた積層フイルムを45℃の環境下に3日間エージングし、全厚390μmの本発明の積層反射板とした。この積層反射板について、剥離強度、光学濃度、全光線透過率、光反射率および撓み角度を前記の評価方法に従って評価し、その結果を表1に示した。
(フイルム材料)
表面側の光反射性フイルムとして、表面に紫外線防止層が設けられている厚さ193μmの発泡ポリエステルタイプフイルム(ルミラー188E60Vタイプ、東レ株式会社製)を使用した。また、裏面側の光遮蔽性フイルムとして、厚さ188μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルム(PETフイルム)(ルミラー188T60、東レ株式会社製)表面にカーボンブラック微粒子含有塗料をコートして使用した。
まず、実施例1の場合と同様にして、上記の厚さ188μmの二軸延伸PETフイルム表面に、実施例1に記載したカーボンブラック微粒子含有塗料を乾燥後の厚さが5μmに成るようにコートし、100℃の熱風中で1分間乾燥してカーボンブラック微粒子含有層コートフイルムを作製した。次いでこのコートフイルムのカーボンブラック微粒子層コート面に実施例1に記載した接着剤溶液を乾燥後の厚さが5μmになるようにコートし、100℃の温風中で1分間乾燥し、これに上記の光反射性フイルムの裏面を重ね合わせて積層フイルムを得た。得られた積層フイルムを45℃の環境下に4日間エージングし、全厚392μmの本発明の積層反射板とした。この積層反射板について、剥離強度、光学濃度、全光線透過率、光反射率および撓み角度を前記の評価方法に従って評価し、その結果を表1に示した。
裏面層としての光遮蔽性フイルムを使用しないで、表面に紫外線防止層が設けられている厚さ255μmの発泡ポリエステルタイプフイルム(ルミラー250E6SVタイプ、東レ株式会社製)から成る表面層の光反射性フイルムのみを反射板として使用した。このフイルムを実施例1における積層反射板の場合と同様にして光学濃度、全光線透過率、光反射率および撓み角度を評価し、その結果を表1に示した。
裏面層としての光遮蔽性フイルムを使用しないで、表面に紫外線防止層が設けられている厚さ193μmの発泡ポリエステルタイプフイルム(ルミラー188E60Vタイプ、東レ株式会社製)から成る表面層の光反射性フイルムのみを反射板として使用した。このフイルムを実施例1における積層反射板の場合と同様にして光学濃度、全光線透過率、光反射率および撓み角度を評価し、その結果を表1に示した。
実施例1,2の結果のように、本発明の積層反射板は、実施例(1,2)とそれに対する比較例(それぞれ1、2)の結果を比較すれば明らかなように、撓み性が著しく抑制されて撓みによる作業性の不自由さが解消され、且つ、光遮蔽性が改良され、背面への光線透過を実質的に遮断している。
Claims (7)
- 熱可塑性樹脂を主成分とし波長450〜750nmにおける分光反射率が90%以上で且つ厚さ50μm以上の光反射性フイルムの片面に、熱可塑性樹脂フイルムの表面または内部にカーボンブラック微粒子含有層を含み、光学濃度が2以上で且つ厚さ50μm以上の光遮蔽性フイルムを積層して成り、水平方向に長さ20cm突き出したときの撓み角度が30°以下であることを特徴とする積層反射板。
- 光反射性フイルムが、内部に微細な気泡を多数形成させた熱可塑性樹脂から成ることを特徴とする請求項1に記載の積層反射板。
- 光遮蔽性フイルムが、熱可塑性樹脂フイルムの表面にカーボンブラック微粒子含有のコート層を設けたものであって、光学濃度が1以上のものであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層反射板。
- 積層反射板の光学濃度が4.0以上であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載の積層反射板。
- 光反射性フイルムの主成分が少なくとも一軸方向に延伸したポリエステルフイルムであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載の積層反射板。
- 光遮蔽性フイルムの主成分が少なくとも一軸方向に延伸したポリエステルフイルムであることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の積層反射板。
- 光反射性フイルムの露出側表面に紫外線防止層が設けられていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の積層反射板。
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JP2004200345A JP2006023442A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | 積層反射板2 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-07-07 JP JP2004200345A patent/JP2006023442A/ja active Pending
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