JP2006022603A - 置敷タイル - Google Patents
置敷タイル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006022603A JP2006022603A JP2004203361A JP2004203361A JP2006022603A JP 2006022603 A JP2006022603 A JP 2006022603A JP 2004203361 A JP2004203361 A JP 2004203361A JP 2004203361 A JP2004203361 A JP 2004203361A JP 2006022603 A JP2006022603 A JP 2006022603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- sheet
- tile body
- covering sheet
- covering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】天然石膏を芯材とした石膏ボード、鉱物繊維を含む無機質複層材、又はケイ酸カルシウム水和物とバーミキュライトとを含む成形材を材料に形成されたタイル本体2と、タイル本体2を被覆して保護するための被覆シート4aと、被覆シート4aとタイル本体2との間に配設され、これら相互に貼り付けられて、被覆シート4aをタイル本体2から引き離した際には、一部がタイル本体2に貼り付いた状態で、他が被覆シート4aに貼り付いた状態で分離して、被覆シート4aとタイル本体2との剥離を可能にする分離シート4bと、を備えた置敷タイル1である。
【選択図】 図1
Description
しかし、剥離されたタイルは使い捨てを基本としているので、多大な資源の無駄が発生する問題があった。
また本発明は、タイルと保護材における熱膨張率の差を小さくし、タイルの熱膨張・収縮による不都合が生じないようにした置敷タイルを提供することを目的とする。
また、タイル本体と被覆シートとの熱膨張係数の差が小さいため、当該タイル本体が熱収縮して目地等において被覆シートが浮いてしまうような不都合が防止でき、またタイル本体が熱膨張して被覆シートより大きくなってしまうような不都合が防止できる。
また、被覆シートのリサイクルのみならずタイル本体のリサイクルも容易、かつ、確実に行えるようになり全体のリサイクル効率が向上する。さらに、タイル本体と被覆シートとの熱膨張係数の差が小さいため、当該タイル本体が熱収縮して目地等において被覆シートが浮いてしまうような不都合が防止でき、またタイル本体が熱膨張して被覆シートより大きくなってしまうような不都合が防止できる。
図1は、タイル本体2に保護材4を剥離可能に被覆して置敷タイル1を構成する際の分解斜視図を示している。また、図2は図1におけるA−A断面図(完成された置敷タイルの断面図)を示している。
以下、各部材の製造方法や材質等を踏まえながら詳細に説明する。
特に、石膏ボードやダイライト、及びMOISSは、熱膨張率が後述するポリエチレンテレフタレート(PET)と近い値(少なくとも従来提案されている塩化ビニルより近い値)であるため、被覆シート4aとの寸法狂いが生じ難く、また安価であることから好ましい。
また、ダイライトは、軽量(木材並の軽さで比重0.7g/cm3)、耐腐特性、高強度、耐火性、加工容易性、低吸水性があり、また発ガン物質やホルムアルデヒド等の環境ホルモン物質を殆ど含まない特徴があるため好ましい。
さらに、MOISSについても、化学吸着力に優れるため、ホルムアルデヒド等の揮発性物質を効果的に吸着・固定化し、さらにカビやコケに対する抵抗力が高いため、床に施工するタイルとして好適に用いられる。
このような状況が発生すると、人の荷重等で目地部分の被覆シート4aが窪んだり、皺となったりして、美観を損ね、短期間で被覆シート4aの交換を行わなければならない事態が発生する。
このとき、タイル本体2aが大きな吸水性を持つと、吸水によりタイル本体2が膨潤等を起こして、目地部分が膨らんだり波打ったりし、また吸水された水分の乾燥が遅いと腐敗を招くことがある。
しかし、上記構成のタイル本体2は低吸水性で耐腐特性であるため、このような事態の発生が防止でき、衛生、かつ、製品品質維持が容易に可能となる。
このようなカット作業において、専用装置が必要になると施工性を低下させると共にコストアップの要因となるが、上記構成のタイル本体2はカッターナイフで切れ目を入れると、その切れ目に沿って容易に割ることができるため、上述した施工性の低下やコストアップを抑制できる効果をもたらす利点がある。
例えば、石膏ボードのタイル本体2は、傷が付くなどして使用不可能になった場合には、回収した上で粉砕・破砕し、紙等を分離して粉末状の石膏原料を製造し、これを用いて再び石膏ボードのタイル本体に加工することができる。
なお、加熱ヒータ11の温度を余り高くすると、PETシートSが熱的変質を起こして白濁したりすることがあるので、このような変質が起きない温度にすることが肝要である。
なお、この表面硬度は鉛筆硬度と称され、鉛筆の先端を尖らせて、垂直に1kgの荷重で押し当て、この状態で鉛筆を引っ張った際に、塗膜に傷が付くかを試験して硬度を判定する方法により規定される硬度を言う。
このような場合に対応すべく、表面硬度処理と同時に、または当該処理と前後して帯電防止材の塗布処理を行うことが好ましい。
なお、本明細書で言う分離シート4bの強度とは引張強度をいう。図4はこのような強度分布を模式的に示した図で、図4(a)は面内の強度分布、図4(b)〜図4(e)は厚み方向の強度分布を示して、横軸が位置、縦軸が引張強度を示す。
そこで、紙を梳く際に、その梳方向を変えることにより繊維方向に分布を与えて、この方向を途中で変えることにより安価に分離可能な分離シートを作成することが可能になる。また、紙を2度梳くことによっても安価に分離可能な分離シートを作成することが可能である。
なお、このような場合であっても、同一寸法の物の貼り合わせは難しいので、分離シート4bのサイズをタイル本体2の貼付け面のサイズより適宜大きなサイズとすることが好ましい。
このような効果のため、ワックス掛けを部分的に行うと、ワックス掛けを行わない場所との差が大きく、見苦しくなり、またワックスは水溶液であることから、部分的に行うようにすると却って手間がかかるという施工上の観点から、通常床全面に対してワックスがけが行われている。
従って、作業時間やコストがかかり、例えば店舗開店直前に行うようなことができない。
加えて、ワックスは有機材料から形成されている場合が多く、かかる有機材料の廃液を下水等に流す行為は法規制の対象となっているが、現実にはなかなか履行されていない。
このため作業時間やコストの削減が可能になると共に、環境汚染や目地が汚れるといった不都合が発生しない利点がある。
このようなときには、該当する部分あるいは全ての被覆シート4aを剥離し、新しい被覆シート4aを貼付けることにより対応可能である。
しかし、もし面方向の強度分布に大きな違いがあると、分離した分離シート4bの厚みが変動する場合が生じる(図9参照)。
2 タイル本体
4 保護材
4a 被覆シート
4b 分離シート
Claims (6)
- 無機質材料から形成されたタイル本体と、
前記タイル本体を被覆して、その被覆面を保護する被覆シートと、
前記被覆シートと前記タイル本体との間に配設され、これら相互に貼り付けられて、前記被覆シートを前記タイル本体から引き離した際には、一部が前記タイル本体に貼り付いた状態で、他が前記被覆シートに貼り付いた状態で分離して、前記被覆シートと前記タイル本体との剥離を可能にする分離シートと、
を備えたことを特徴とする置敷タイル。 - 天然石膏や排煙脱硫石膏を芯材とした石膏ボード、鉱物繊維を含む無機質複層材、又はケイ酸カルシウム水和物とバーミキュライトとを含む成形材を材料に形成されたタイル本体と、
前記タイル本体を被覆して、その被覆面を保護する被覆シートと、
前記被覆シートと前記タイル本体との間に配設され、これら相互に貼り付けられて、前記被覆シートを前記タイル本体から引き離した際には、一部が前記タイル本体に貼り付いた状態で、他が前記被覆シートに貼り付いた状態で分離して、前記被覆シートと前記タイル本体との剥離を可能にする分離シートと、
を備えたことを特徴とする置敷タイル。 - 前記タイル本体における熱膨張率が、2.0×10−5/℃未満であることを特徴とする請求項1又は2記載の置敷タイル。
- 前記被覆シートが、平板状の熱可塑性樹脂シートを熱変形させて、前記タイル本体の表面及び側面を覆うように弁当箱状に成型されてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の置敷タイル。
- 前記分離シートにおける引張強度が、面方向で略一様であり、厚み方向で、その表裏面側より中央部側で弱くなる引張強度分布を持つことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の置敷タイル。
- 前記分離シートが、裏面にシール台紙を持つタック紙であって、当該シール台紙がタイル本体に貼付けされ、シール面が前記被覆シートに貼付けされることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の置敷タイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004203361A JP2006022603A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 置敷タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004203361A JP2006022603A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 置敷タイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006022603A true JP2006022603A (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=35796075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004203361A Withdrawn JP2006022603A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 置敷タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006022603A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006022602A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Ryoichi Kitamura | 保護材及び置敷タイル |
KR101840414B1 (ko) | 2017-09-29 | 2018-03-21 | 주식회사 가나실업 | 폐기물 소재를 재활용하여 사용하므로 경제성 및 차음효과를 높인 층간소음 차음재 및 그 제조방법 |
-
2004
- 2004-07-09 JP JP2004203361A patent/JP2006022603A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006022602A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Ryoichi Kitamura | 保護材及び置敷タイル |
KR101840414B1 (ko) | 2017-09-29 | 2018-03-21 | 주식회사 가나실업 | 폐기물 소재를 재활용하여 사용하므로 경제성 및 차음효과를 높인 층간소음 차음재 및 그 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2014259945C1 (en) | Multi-purpose tile | |
BE1021338B1 (nl) | Paneel en werkwijze voor het vervaardigen van panelen | |
US9617740B2 (en) | Peel-and-set tile system | |
KR20150112007A (ko) | 마루 바닥재 및 설비, 마루 시스템 및 이를 이용한 마루 설치 방법 | |
US8980426B2 (en) | Peel-and-set tile system | |
JP2008509308A (ja) | 取り外し及び再配置が可能な床仕上げ材、及びその製造方法 | |
KR101274852B1 (ko) | 점착제 처리된 시트지를 갖는 바닥재 | |
CA2743287C (en) | Articles and methods for laying ceramic tile floor | |
JP2006022603A (ja) | 置敷タイル | |
US20230330980A1 (en) | Composite panels and methods for making the same | |
JP2006022602A (ja) | 保護材及び置敷タイル | |
JP2011052413A (ja) | コンクリートの養生用シート及び養生方法 | |
JP2010095879A (ja) | 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法 | |
KR20220145409A (ko) | 장식용 적층판의 부착 구성체 및 장식용 적층판을 붙이는 방법 | |
JP2002061344A (ja) | 屋上床面等の防水構造及び防水施工方法 | |
JP2005120598A (ja) | タイルシート | |
CA3131000A1 (en) | Device for surface covering | |
JP4969716B2 (ja) | 化粧板による補修方法 | |
JP2007191916A (ja) | 化粧床材および床構造 | |
JP3918543B2 (ja) | 床材の施工方法 | |
JP5794723B2 (ja) | 床材 | |
KR20100130777A (ko) | 스톤층이 형성된 건축 내장재의 시공 방법 | |
JP2010261251A (ja) | 床仕上げ材の敷設方法 | |
DE102009018198A1 (de) | Selbstklebendes Fliesendekor | |
CN2494396Y (zh) | 轻质防水隔热板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20051121 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20051121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100210 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20100319 |