JP2005120598A - タイルシート - Google Patents
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Abstract
施工する床面に多少の凹凸があっても不陸が生じることがなく、カッターナイフ等で容易に切断することができるタイルシートを提供する。
【課題】
【解決手段】シート4上に複数枚のタイル2が配置されている。タイル2同士の間の目地間隙8に目地材3が形成されている。シート4の各辺に沿う後退代9にも、目地材3が形成されている。この後退代9の幅は目地間隙8の半分である。シート4の下面に吸着層5が形成され、この吸着層5の下面に剥離紙6が付着されている。
【選択図】図2
【課題】
【解決手段】シート4上に複数枚のタイル2が配置されている。タイル2同士の間の目地間隙8に目地材3が形成されている。シート4の各辺に沿う後退代9にも、目地材3が形成されている。この後退代9の幅は目地間隙8の半分である。シート4の下面に吸着層5が形成され、この吸着層5の下面に剥離紙6が付着されている。
【選択図】図2
Description
本発明は床等に敷き並べるだけで簡単に施工することができるタイルシートに関する。
I. タイル施工における工期の短縮、作業数の削減を図り、施工効率を向上させるために、従来、基板に複数のタイルを貼り付け、タイル間に目地を形成したタイルパネルが提供されている。
従来のタイルパネルは、セメント系又は珪酸カルシウム系のボード類等よりなる基板にタイルを接着剤で貼り付けた後、タイル間の目地間隙にセメント系の目地材を塗り込んで目地を形成して製造されている。このようにして製造されたタイルパネルは、モルタルや接着剤等を用いて床等に固定される。
II. 特開平8−216138号公報には、セメント系又は珪酸カルシウム系のボード類や金属板等よりなる基板に発泡性の接着剤を塗布してタイルを貼った後、熱盤で加圧、加熱して接着剤を発泡、硬化させ、目地間隙に発泡した接着剤よりなる目地を形成して製造されたタイルパネルが記載されている。このタイルパネルも、モルタルや接着剤等を用いて床等に固定される。
特開平8−216138号公報
I. 上記背景技術Iのタイルパネルにあっては、基板がセメント系又は珪酸カルシウム系のボード類よりなるため、施工する床面に凹凸があるとタイルパネルの施工時に不陸が生じる。また、基板が上記の通りセメント系等のボード類よりなり、目地材もセメント系材質であるため、タイルパネルを切断することが困難である。
II. 特開平8−216138号公報のタイルパネルにあっても、基板がセメント系又は珪酸カルシウム系のボード類や金属板等よりなるため、施工する床面に凹凸があるとタイルパネルの施工時に不陸が生じ、またタイルパネルを切断することが困難である。
これらのタイルパネルはモルタル等によって床に固定されるため、施工に専門的な技術を要していた。また、一度施工すると簡単に剥すことができず、タイルパネルを張り替えるためにはタイルパネルをはつり取る必要があった。従って、タイルパネルを再利用することはできなかった。
本発明は上記従来の問題点を解決し、施工する床面に多少の凹凸があっても不陸が生じることがなく、またカッターナイフ等で容易に切断することができるタイルシートを提供することを目的とする。
また、本発明は、その一態様において、容易に再利用することができるタイルシートを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のタイルシートは、柔軟性材料よりなるシートと、該シート上に互いに目地間隙をあけて配置された複数枚のタイルと、該目地間隙に設けられた柔軟性材料よりなる目地材とを備えてなるものである。
上記タイルシートは、シートの下面に、床面への吸着性を有した吸着層を備えていてもよい(請求項2)。
シートの少なくとも1辺と該辺に沿うタイルとの間に後退代が形成されており、該後退代にも前記目地材が設けられていることが好ましい(請求項3)。
また、シートの4辺に前記後退代が形成され、該後退代の全てに前記目地材が設けられており、該後退代の幅はタイル同士の間の前記目地間隙の幅の半分であることが望ましい(請求項4)。
本発明(請求項1)のタイルシートにあっては、シートが柔軟性材料よりなるため、床面に多少の凹凸があっても不陸を防止することができる。また、シート及び目地材が柔軟性材料よりなるため、カッターナイフ等によって容易に目地に沿って切断することができる。
請求項2の通り、シートの下面に、床面への吸着性を有した吸着層を備えた場合、タイルシートを床に敷き並べるだけで、該タイルシート上を歩いたり走ったりしてもタイルシートが床から剥れたりずれたりすることが防止される。また、手やへら等の道具を用いてタイルシートを床から簡単に剥すことができるので、模様替えが簡単にでき、また引越し等で移動するときは剥して持って行くことができるので、再利用が可能である。
シートの少なくとも1辺と該辺に沿うタイルとの間に後退代が形成されており、該後退代にも前記目地材が設けられている場合(請求項3)、タイルシートを突き合わせて床に敷き並べたときに、タイルシートの前記目地材が設けられた辺に沿うタイルと、該辺に突き合わせられた別のタイルシートの該突き合わせ辺に沿うタイルとの間にも目地が形成されるため、美観に優れる。
シートの4辺に前記後退代が形成され、該後退代の全てに前記目地材が設けられており、該後退代の幅はタイル同士の間の前記目地間隙の幅の半分である場合(請求項4)、タイルシートを縦横に敷き並べてもタイルシートの全ての突き合わせ辺に目地が形成されるため、一層美観に優れる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係るタイルシートの平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図はこのタイルシートの床への施工状態を示す断面図、第4図は施工例を示す斜視図である。
このタイルシート1は、シート4上に目地間隙8をあけて整列配置された複数枚のタイル2と、目地間隙8に充填された目地材3とを有する。
シート4は、熱可塑性樹脂、ゴム等の柔軟性材料よりなり、具体的には、例えばポリエチレンフォーム、軟質シリコン樹脂、軟質シリコンゴム等が使用される。
タイル2としては、セラミック、プラスチック等からなるものが好適である。
本実施の形態では、複数枚のタイル2が縦横に互いに等しい目地間隙8をあけて桝目状に配置されている。
シート4の各辺に沿って配置されたタイル2は、これら各辺から所定距離だけ離れており、これら各辺と該辺に沿うタイル2との間に、後退代9が形成されている。これらの後退代9の幅は上記目地間隙8の幅の半分となっている。これら目地間隙8及び後退代9に、目地材3が充填されている。
この目地材3は柔軟性材料よりなる。この柔軟性材料はウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の接着性樹脂が好適であり、これらの中でもウレタン樹脂が特に好ましい。
この目地材3を目地間隙8及び後退代9に充填するためには、例えば、シート4の上面の全面に目地素材を所定の均一厚さに塗布した後、タイル2を敷き並べ、タイル2を押圧してタイル2とシート4との間に存在する目地素材の一部を目地間隙8及び後退代9に移動させるのが好ましい。なお、各タイル2とシート4との間に残留した目地素材によりタイル2とシート4とが接合される。
この実施の形態では、シート4の下面に、床面への吸着性を有した吸着層5が形成されている。この吸着層5は、コンクリート等よりなる床面に対する吸着機能を備えた材料からなる。このような材料としては、例えばアクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、SBR、NR等の合成樹脂材料、ゴム等の発泡体、高摩擦抵抗で、且つ離型性に優れた合成樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。また、感圧接着剤でもよい。この吸着層5の下面に、剥離紙6が付着されている。
このように構成されたタイルシート1を施工するには、剥離紙6を剥した後、第4図に示すように互いに突き合わせて床上に敷き並べる。
第3図に示される通り、隣接するタイルシート1,1の突き合わせ箇所において、後退代9,9に形成された半幅の目地材3,3が突き合わされることにより、目地間隙8と同一幅(全幅)の目地が形成される。
本実施の形態では、シート4が柔軟性材料よりなるため、施工する床等に多少の凹凸が存在しても、シート4がその凹凸を吸収するので、タイルシート1の表面に不陸が生じることが防止される。また、このタイルシート1は、目地材3も柔軟性材料よりなり、吸着層5も比較的柔軟であるため、目地に沿ってカッターナイフ等で容易に切断することができる。従って、床にタイルシート1を敷き並べていき、最終的に床の隅部にタイルシート1の寸法より小さい隙間が生じたときであっても、その隙間の寸法に合うようにタイルシート1を施工現場で容易に切断して施工することができる。
本実施の形態では、シート4の下面に吸着層5が形成されており、タイルシート1を床7に敷き並べるだけで、該タイルシート1上を人が歩いたり走ったりしてもタイルシート1が床7から剥れたりずれたりすることが防止される。また、模様替えや引越し等のためにタイルシート1を床7から剥す際には、手やへら等の道具を用いて、タイルシート1を破損させることなく容易に剥すことができる。また、剥したタイルシート1は再利用することができる。
本実施の形態では、上記の通り、タイルシート1の4辺に沿って目地材3が半幅に形成されており、タイルシート1同士の突き合わせ箇所に全幅の目地が形成されるので、施工後の美観が良好である。
本実施の形態は本発明の一例であり、本発明は本実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態では目地素材を用いてタイル2をシート4に接合したが、予め接着剤等を用いてタイル2をシート4に接合しておき、次いで目地間隔8及び後退代9に目地素材を供給することにより目地を形成してもよい。
本発明では、1枚のシート上に同色ないし同意匠のタイルのみを配設してもよく、色又は意匠の異なる2種以上のタイルを配設してもよい。
本発明のタイルシートを床面等に施工する場合、タイルシートのみを施工してもよく、タイルシートと、大形(例えば20cm角)のタイルとを組み合わせて施工してもよい。
1 タイルシート
2 タイル
3 目地材
4 シート
5 吸着層
6 剥離紙
7 床
8 目地間隙
9 後退代
2 タイル
3 目地材
4 シート
5 吸着層
6 剥離紙
7 床
8 目地間隙
9 後退代
Claims (4)
- 柔軟性材料よりなるシートと、
該シート上に互いに目地間隙をあけて配置された複数枚のタイルと、
該目地間隙に設けられた柔軟性材料よりなる目地材と
を備えてなるタイルシート。 - 請求項1において、前記シートの下面に、床面への吸着性を有した吸着層を備えたことを特徴とするタイルシート。
- 請求項1又は2において、前記シートの少なくとも1辺と該辺に沿うタイルとの間に後退代が形成されており、該後退代にも前記目地材が設けられていることを特徴とするタイルシート。
- 請求項3において、前記シートの4辺に前記後退代が形成され、該後退代の全てに前記目地材が設けられており、該後退代の幅はタイル同士の間の前記目地間隙の幅の半分であることを特徴とするタイルシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003353828A JP2005120598A (ja) | 2003-10-14 | 2003-10-14 | タイルシート |
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-
2003
- 2003-10-14 JP JP2003353828A patent/JP2005120598A/ja active Pending
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