JP2006021694A - 自転車の駐輪装置 - Google Patents

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Manabu Miki
学 三木
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MIKI SEISAKUSHO KK
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MIKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】自転車のハンドルやハンドル部分にカゴをつけたものでも隣接するハンドルや自転車のカゴ部分同士が干渉することがなく、限られた自転車の駐輪装置の設置面積に効率よく多数の自転車を収納できる駐輪装置を提供できるようにする。
【解決手段】
架台を前輪が通過する直線部分と、直線部分から延出され、収納位置で前輪をガイドする前輪落とし込みガイド部とからなり、直線部分が摺動レールに対して所定の角度で架台に取り付けられるとともに、前輪落とし込みガイドを折れ曲がり内方ガイド部材と折れ曲がり外方ガイド部材とで形成し、折れ曲がり内方ガイド部材を平面視において円弧状に曲成するとともに、折れ曲がり外方ガイド部材が屈曲部を有する略直線状に形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のサイクルラックを摺動レール上に設け、収容時には隣接するサイクルラックを近接させることにより小スペースに多くの自転車を収納できるようにしたものに関する。
一般に、この種の駐輪装置は、駅前に建設された駐輪場やマンションの駐輪場等に広く設置されており、例えば特許文献1に示すように地面に2本の摺動レールを敷設し、この摺動レール上に複数のサイクルラックを摺動レールに対して直交する状態で且つ摺動レールの長さ方向に摺動可能に設けることにより、自転車を載せたサイクルラックを近接する状態に摺動させることにより自転車の収納効率を高めるようにしたものがある。
ところがこうしたものではサイクルラックが摺動レールに対して直行状に設けられていることから、自転車の駐輪装置の設置面積もサイクルラックの長さ分が必要で、広い設置面積を必要とするという問題があった。
そこで摺動レールに対して例えば30度の角度を持たせてサイクルラックを設けることにより、駐輪装置の設置面積を少なくするようにしたものがある(特許文献2)。
特開2002−114180号公報 特開平10−035556号公報
ところが上記特許文献2に記載された駐輪装置では、例えばハンドル部分にカゴをつけたものでは隣接する自転車のカゴ部分同士が干渉することから、自転車同士を十分に近接させた状態で収納させることができないという問題があった。
そこで、本発明の自転車の駐輪装置では上記問題点に鑑み提案されたもので、自転車のハンドルやハンドル部分にカゴをつけたものでも隣接するハンドルや自転車のカゴ部分同士が干渉することがなく、限られた自転車の駐輪装置の設置面積に効率よく多数の自転車を収納できる駐輪装置を提供できるようにすることを目的とするものである。
本発明にかかる駐輪装置は、駐輪場に設置された摺動レール上にスライダーを配設し、当該スライダーに自転車を摺動レールに対して交差する方向に収納するラック本体を設け、ラック本体に収納した自転車が接離する方向にスライダーを摺動可能に構成した自転車の駐輪装置において、ラック本体は前輪が通過する直線部分と、直線部分から延出され、収納位置で前輪をガイドする前輪落とし込みガイド部とからなり、直線部分が摺動レールに対して所定の角度でラック本体に取り付けられるとともに、前輪落とし込みガイドを折れ曲がり内方ガイド部材と折れ曲がり外方ガイド部材とで形成し、折れ曲がり内方ガイド部材を平面視において円弧状に曲成するとともに、折れ曲がり外方ガイド部材が屈曲部を有する略直線状に形成したことを主要な特徴とするものである。
また、直線部分の摺動レールに対する角度を略30度にし、収納位置での前輪の角度を更に略30度にしたことも特徴とするものである。
本発明にかかる駐輪装置では、架台を前輪が通過する直線部分と、直線部分から延出され、収納位置で前輪をガイドする前輪落とし込みガイド部とからなり、直線部分が摺動レールに対して所定の角度で架台に取り付けられるとともに、前輪落とし込みガイドを折れ曲がり内方ガイド部材と折れ曲がり外方ガイド部材とで形成し、折れ曲がり内方ガイド部材を平面視において円弧状に曲成するとともに、折れ曲がり外方ガイド部材が屈曲部を有する略直線状に形成してあるので、自転車のハンドルやハンドル部分にカゴをつけたものでも隣接するハンドルや自転車のカゴ部分同士が干渉することがなく、サイクルラックに載置された自転車を可及的に近接させた状態で収納することができる。
これにより、限られた自転車の駐輪装置の設置面積に効率よく多数の自転車を収納できる自転車の駐輪装置を提供できる利点がある。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は発明に係る駐輪装置の斜視図であって、図中符号1は駐輪装置を全体的に示す。
この駐輪装置1は、地面等の設置面2に固定された摺動レール3と、この摺動レール3上を摺動可能なサイクルラック4とを備えてなる。
設置面2は略水平な平面状に形成されたコンクリート面や図示は専用の設置用基板5で形成されており、摺動レール3を設置する位置にはアンカー用スタッド(図示せず)が植設されている。
上記摺動レール3は、図2に示すように水平な平面状に形成された上面部分3aと、側面視において両端部の角度θ1が90°未満(本例では45°)の鋭角で形成された傾斜面部分3bと、この傾斜面部分3bから垂直部分3cが形成され、垂直部分3cの下端部に上面部分3aと平行な取り付け用底面部分3dを一連に設けて形成されており、取り付け用底面部分3dは設置用形鋼3eに固定され、がアンカー用スタッドに固定される。
この上面部分3aでサイクルラック4からの荷重を受けるとともに、傾斜面部分3bでサイクルラック4が摺動レール3から外れるのを防止している。
因みに、上記設置用形鋼3eは搬送及び取り付け時や使用時の摺動レール3の変形を防止する。
上記サイクルラック4は、自転車20を載置するラック本体13とスライダー7とからなる。
サイクルラック4を摺動させる上記スライダー7は、図3に示すように裏面が開放された箱状のスライダー本体8の内面部分で、摺動レール3の長手方向周縁部に対面して対向する二辺9・9に一対の摺動ローラ10・10を取り付け、当該二辺9・9の夫々下端部分から外開き傾斜状にプレート11を延出し、このプレート11に抜け止め用の転動ローラ12・12を一対設けてある。
スライダー本体8の上方には図4に示すようにラック本体13部分を支持するU字状の支持ブラケット14を立設してあり、この支持ブラケット14の上端にラック本体13の下面13aが固定されている。
図3中符号14はスライダー7を摺動レール3に固定するための固定手段(詳細は図示せず)のシリコンゴム等からなる滑り止め部材であって、当該滑り止め部材14が摺動レール3の上面3aに当接することによりスライダー7が固定されるようになっている。
ラック本体13は断面U字状の溝形をした底の浅い案内レール15と、案内レール15の上縁部からその先端部分の前輪落とし込み部16に亘ってパイプで形成されたガイド部17とを備えてなる。
上記ガイド部17の案内レール15部分は、摺動レール3に対して約30度傾斜させた直線状に形成されており、前輪落とし込み部16は直線状の案内部分からさらに約30度傾斜させた状態にしてある。したがって、前輪落とし込み部16は摺動レール3に対して60度の傾きになっている(図7参照)。
次に上記前輪落とし込み部16について詳述すると、直線状の案内レール15部分の先端近傍で、当該案内レール15部分の摺動レール3に対する傾斜方向に円弧状に曲成したもので、当該前輪落とし込み部16の内方ガイド部材17aは円弧状に曲成するとともに、外方ガイド部材17bは折れ曲がり屈曲部18と略直線状の部分19を有する形状に形成したものである(図5及び図6参照)。
上記のように構成された本発明に係る駐輪装置1を使用する場合を次に説明する。
まず、自転車20を載置するサイクルラック4を選択する。
選択されたサイクルラック4のラック本体13に自転車20の前輪20aを載せ、前方に移動させて前輪20aを前輪落とし込み部16に落とし込む。
自転車20の前輪20aが前輪落とし込み部16に落とし込まれるとき、前輪落とし込み部16の外方ガイド部材17bが折れ曲がり屈曲部18を有する略直線状に形成されていることから、この折れ曲がり屈曲部18にガイドされて前輪20aは自動的に約30度にまげられる。
ここで、重要なことは、前輪落とし込み部16の外方ガイド部材17bの折れ曲がり屈曲部18が、直線状の案内レール15部分の先端近傍に設けられていることである。
すなわち、直線状の案内レール15で案内される前輪20aは案内レール15の底が浅いことから、前輪20aの下端寄り部分がガイドさているので大きく曲げ易く、案内レール15の先端近傍で,前輪が大きく曲げられながら前輪20aが落とし込み部16に落とし込まれても、そのガイド部17部分の幅を大きくしなくても済むのである。
これにより、図7に示すように、ガイド部17の案内レール15部分は、摺動レール3に対して約30度傾斜させることにより駐輪装置1の設置面積を小さくできながらも自転車20のハンドル21や前カゴ22同士が干渉するのを回避でき、隣接する自転車20・20同士を可及的に近接させて収納することができるのである。
なお、本発明のガイド部17の案内レール15部分を、摺動レール3に対して30度傾斜させたものに限られず、また、前輪落とし込み部16の直線状の案内レール15部分から傾斜させる角度も30度傾斜させたものに限られず、自転車20の種類やカゴ22の大きさによって30度を中心に変更することができることはいうまでもないことである。
本発明に係る駐輪装置の斜視図である。 本発明に係る駐輪装置の摺動レール部分の斜視図である。 本発明に係る駐輪装置のスライダー部分の底面図である。 本発明に係る駐輪装置に自転車を載置した状態を仮想した側面図である。 本発明に係る駐輪装置のサイクルラック部分の平面図である。 本発明に係る駐輪装置のサイクルラック部分の側面図である。 本発明に係る駐輪装置に自転車を載置した状態を仮想した平面図である。
符号の説明
1・・・駐輪装置
3・・・摺動レール
4・・・サイクルラック
7・・・スライダー
7a・・・折れ曲がり内方ガイド部材
7b・・・折れ曲がり外方ガイド部材
13・・・ラック本体
18・・・屈曲部

Claims (2)

  1. 駐輪場に設置された摺動レール上にスライダーを配設し、当該スライダーに自転車を摺動レールに対して交差する方向に収納するラック本体を設け、ラック本体に収納した自転車が接離する方向にスライダーを摺動可能に構成した自転車の駐輪装置において、ラック本体は前輪が通過する直線部分と、直線部分から延出され、収納位置で前輪をガイドする前輪落とし込みガイド部とからなり、直線部分が摺動レールに対して所定の角度でラック本体に取り付けられるとともに、前輪落とし込みガイドを折れ曲がり内方ガイド部材と折れ曲がり外方ガイド部材とで形成し、折れ曲がり内方ガイド部材を平面視において円弧状に曲成するとともに、折れ曲がり外方ガイド部材が屈曲部を有する略直線状に形成したことを特徴とする自転車の駐輪装置。
  2. 直線部分のレールに対する角度が略30度であり、収納位置での前輪の角度が更に略30度である請求項1に記載の自転車の駐輪装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108222582A (zh) * 2018-03-09 2018-06-29 苏州市职业大学(苏州开放大学) 一种公共自行车租赁用停车箱
CN110329400A (zh) * 2019-06-14 2019-10-15 杭州电子科技大学信息工程学院 一种自行车用停车架

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