JP2006021325A - プリントデータ処理用のメモリ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理を遅延させることなく、画像データを記憶させるためのエリアを物理メモリ上に確実に確保する。
【解決手段】画像単位で一括して入力された変換処理対象の画像データをプリントヘッドによるプリント出力用のデータ構成に変換処理して、変換処理された画像データを前記プリントヘッド側に向けてラスタ走査状態で順次に出力していくシステムで、前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データのメモリ62に対する読み書きを管理するプリントデータ処理用のメモリ管理システムにおいて、メモリ62に、前記変換処理対象の画像データと前記変換処理された画像データを記憶するための設定記憶容量の変換処理用データエリアを固定的に設定し、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを、入力される前記変換処理対象の画像データのデータサイズに応じて変更可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像単位で一括して入力された変換処理対象の画像データをプリントヘッドによるプリント出力用のデータ構成に変換処理して、変換処理された画像データを前記プリントヘッド側に向けてラスタ走査状態で順次に出力していくシステムにおいて、前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データのメモリに対する読み書きを管理するプリントデータ処理用のメモリ管理システムに関する。
かかるプリントデータ処理用のメモリ管理システムは、画像をプリント出力する際において、プリントヘッドによるプリント出力に適合したデータ構成に変換処理するときに用いられるシステムである。
例えば下記特許文献1に記載のようなインクジェット式のプリントヘッドでは、YMCK系の色空間でのデータを必要とするため、一般的なデータ形式であるRGB系の色空間のデータをYMCK系の色空間のデータに変換処理する必要がある。
又、特にインクジェット式のプリントヘッドのようなドット自体の階調表現が制限されているプリントヘッドでは、更に、ディザ法等によるハーフトーン処理も必要となる。
上記のような変換処理を行う場合におけるメモリの取扱いとしては、従来、取り扱う画像のサイズによって必要となるメモリのサイズよりもある程度大きな記憶容量の物理メモリを備えておき、既に使用しているメモリサイズを管理しながら、空いているメモリサイズ計算して、変換処理対象の画像データや変換処理された画像データを記憶保持させるのに必要な容量のメモリサイズの確保を要求していた。
特開2001−232783号公報
しかしながら、上記のようなメモリ管理では、計算上では物理メモリが空いていても、メモリーリークその他の理由により実際にアクセスできる物理メモリが減少して、変換処理対象の画像データを記憶させるためのメモリエリアを要求すると、メモリ不足によるエラーが発生する場合があり、そのようなエラーに対応した処理を実行するために本来の変換処理が遅延してしまう場合がある。
又、いわゆる仮想メモリをサポートしているシステムでは、物理メモリ上でメモリを確保できなくなって、ハードディスク装置等へアクセスすることになり、著しく処理が遅延する場合がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、処理を遅延させることなく、画像データを記憶させるためのエリアを物理メモリ上に確実に確保する点にある。
本出願の第1の発明は、画像単位で一括して入力された変換処理対象の画像データをプリントヘッドによるプリント出力用のデータ構成に変換処理して、変換処理された画像データを前記プリントヘッド側に向けてラスタ走査状態で順次に出力していくシステムで、前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データのメモリに対する読み書きを管理するプリントデータ処理用のメモリ管理システムにおいて、前記メモリに、前記変換処理対象の画像データと前記変換処理された画像データを記憶するための設定記憶容量の変換処理用データエリアを固定的に設定し、前記変換処理用データエリア内に設定される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを、入力される前記変換処理対象の画像データのデータサイズに応じて変更可能に構成されている。
すなわち、システムに対して各画像毎にメモリの確保を要求するのではなく、変換処理対象の画像データや変換処理された画像データを記憶保持するためのメモリエリアを、変換処理用データエリアとして固定的に確保して運用し、その変換処理用データエリア内を、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアと前記変換処理された画像データの記憶エリアとに割り振るのである。
この割り振り方として、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを、入力される前記変換処理対象の画像データのデータサイズに応じて変更可能とし、画像単位で一括して入力される前記変換処理対象の画像データを主体にして割り振る。
これは、変換処理された画像データは、ラスタ走査状態で書込まれ、そして、読出されていくことから、変換処理された画像データの記憶保持のために確保すべき容量に融通を持たせ易いことを利用している。
これによって、物理メモリに固定的に確保して運用する変換処理用データエリア内において前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データの記憶領域を確実に確保できると共に、前記変換処理対象の画像データのデータ量の変動に対しても柔軟に対応できる。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記変換処理用データエリア内における前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを、夫々が1画像の画像データを記憶保持する複数の処理前データ保持領域に領域区分して管理し、各処理前データ保持領域の夫々について、メモリ上でのアドレスを特定するための情報と、その領域が前記変換処理をされる前の画像データの記憶に使用されているかあるいは未使用であるかを示す使用状態情報とを含む処理前メモリ管理情報として保持すると共に、入力される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを確保するときに、前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域をそのまま割り当てるか、あるいは、前記使用状態情報が未使用と設定されている処理前データ保持領域を、入力される前記変換処理対象の画像データを記憶させるように割り当てる処理前データ保持領域と、前記使用状態情報が未使用と設定されている処理前データ保持領域とに分割するように構成されている。
すなわち、変換処理用データエリア内で、前記変換処理対象の画像データの記憶のために割り付けられた記憶エリアを、複数の処理前データ保持領域に領域区分して、各処理前データ保持領域に対して、入力される前記変換処理対象の各画像を記憶保持させるエリアとしての割り当てを行う。
各処理前データ保持領域は、メモリ上でのアドレスを特定するための情報と、その領域が前記変換処理前の画像データの記憶に使用されているか否かの情報とを含む処理前メモリ管理情報にて管理される。
入力される前記変換処理対象の画像データを記憶保持するためにメモリエリアを確保するときは、前記処理前メモリ管理情報において、前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域の中から、適当なメモリサイズのものを選んで割り当て、又、前記変換処理の実行に伴ってデータの記憶保持が不要となったときには、前記処理前メモリ管理情報において、前記使用状態情報を未使用に設定する。
プリント画質を向上させるために、1つの画像のデータサイズが非常に大きなサイズとなって来ており、単純にメモリの確保や開放を行うと、その処理だけでシステムにかかる負荷が増大して、プリントヘッドのプリント処理速度に影響を与えるほどの処理となってしまう場合もあるが、上述のようにしてメモリ管理を行うことで、前記処理前メモリ管理情報のデータの管理だけの単純な処理で、前記変換処理対象の画像データの記憶保持のためのメモリエリアの確保やそれの開放を行えるのである。
又、本出願の第3の発明は、上記第2の発明の構成に加えて、入力される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを確保するときに、メモリサイズの小さい前記処理前データ保持領域から優先して、割り当ての対象とする前記処理前データ保持領域を特定するように構成されている。
従って、メモリサイズの大きい前記処理前データ保持領域については、極力、大きい画像サイズの前記変換処理対象の画像データが入力されてきたときのために残しておくことができる。
又、本出願の第4の発明は、上記第2又は第3の発明の構成に加えて、前記変換処理の実行に伴って、画像データの記憶保持が不要となった前記処理前データ保持領域に、前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域が隣接するときに、それらの処理前データ保持領域を、前記使用状態情報が未使用と設定されている1つの処理前データ保持領域として合体させるように構成されている。
従って、前記処理前メモリ管理情報において、前記使用状態情報が未使用となっている前記処理前データ保持領域が、分断されたままの状態で連続して存在してしまうような状態を回避して、極力、メモリサイズの大きい前記処理前データ保持領域として空けておくことが可能となる。
又、本出願の第5の発明は、上記第4の発明の構成に加えて、前記変換処理用データエリア内に設定される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを拡大する処理を、その記憶エリア内に前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域のみが存在するときに実行するように構成されている。
すなわち、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアとして用意している記憶エリアを、入力される前記変換処理対象の画像データのサイズが大きいために拡大するについては、前記変換処理が実行される前の画像データを記憶保持している前記処理前データ保持領域が存在している状態でも、メモリ上で拡大する余裕さえあれば拡大することは可能である。
しかしながら、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを拡大する操作を、未使用の前記処理前データ保持領域のみが存在するときに実行するように制限することで、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを過度に拡大して、前記変換処理された画像データの記憶エリアを必要以上に浸食してしまうのを回避している。
又、本出願の第6の発明は、上記第1〜第5のいずれかの発明の構成に加えて、前記変換処理用データエリア内における前記変換処理された画像データの記憶エリアにおいて、前記変換処理された画像データの書込みに伴って逐次に更新され且つ次の前記変換処理された画像データの書込みアドレスを特定可能な書込み位置情報と、前記変換処理された画像データの読出しに伴って逐次に更新され且つ次の前記変換処理された画像データの読出しアドレスを特定可能な読出し位置情報とを処理後メモリ管理情報として保持するように構成されている。
すなわち、前記変換処理された画像データの記憶保持に割り付けられているメモリエリア内において、前記書込み位置情報で特定されるメモリアドレスを、前記読出し位置情報で特定されるメモリアドレスが追いかける形で、前記変換処理された画像データの書込みと、その書込みデータのプリントヘッド側に向けての出力とが実行される。
従って、前記書込み位置情報及び前記読出し位置情報というシンプルな前記処理後管理情報で、前記変換処理された画像データの書込み及び読出しを制御することができる。
又、本出願の第7の発明は、上記第6の発明にの構成に加えて、前記変換処理用データエリア内における前記変換処理された画像データの記憶エリアが、複数の画像についての前記変換処理後の画像データを記憶保持可能に構成され、前記複数の画像の夫々について前記処理後メモリ管理情報を保持するように構成されている。
すなわち、プリントヘッドが2つ以上の画像を並行してプリント形成することで、プリント処理の高速化を図る場合があるが、このような複雑なプリント処理を行う場合でも、並行してプリント処理する画像の夫々について、前記書込み位置情報及び前記読出し位置情報というシンプルな前記処理後管理情報で、前記変換処理された画像データの書込み及び読出しを制御することができる。
又、本出願の第8の発明は、上記第1〜第7のいずれかの発明の構成に加えて、前記変換処理が、変換処理対象のカラー画像の画像データを、異なる系統の色空間の画像データに変換する処理としている。
従って、例えば一般的な画像データの色空間として使用されるRGB系の色空間から、例えば種々の形式によるプリント処理に一般的に利用されるYMCK系の色空間に画像データを変換処理する際に、その変換処理の前後の画像データを記憶保持させるメモリエリアを物理メモリ上に的確に確保できる。
上記第1の発明によれば、物理メモリに固定的に確保して運用する変換処理用データエリア内において前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データの記憶領域を確実に確保できるので、処理の遅延を可及的に防止することができ、しかも、前記変換処理対象の画像データのデータ量の変動に対しても柔軟に対応できる。
又、上記第2の発明によれば、前記処理前メモリ管理情報のデータの管理だけの単純な処理で、前記変換処理対象の画像データの記憶保持のためのメモリエリアの確保やそれの開放を行えるので、前記変換処理対象の画像データを書込むためのメモリエリアの確保と、それの開放とを極めて高速化することができる。
又、上記第3の発明によれば、メモリサイズの大きい前記処理前データ保持領域を極力残しておくことで、大きい画像サイズの前記変換処理対象の画像データが入力されてきたときにも円滑に対応することができる。
又、上記第4の発明によれば、小さなメモリサイズの前記処理前データ保持領域を、分断されたままの状態で残してしまうのを回避して、極力、メモリサイズの大きい前記処理前データ保持領域として空けておくことで、大きい画像サイズの前記変換処理対象の画像データが入力されてきたときにも円滑に対応することができる。
又、上記第5の発明によれば、前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを過度に拡大して、前記変換処理された画像データの記憶エリアを必要以上に浸食してしまうのを回避できるので、前記変換処理量データエリア内の記憶容量を合理的に活用することができる。
又、上記第6の発明によれば、前記書込み位置情報及び前記読出し位置情報というシンプルな前記処理後管理情報で、前記変換処理された画像データの書込み及び読出しを制御することができ、制御構成の簡素化を図ることができる。
又、上記第7の発明によれば、2つ以上の画像を並行してプリント形成する場合でも、簡素な制御構成で、前記変換処理された画像データの書込み及び読出しを制御することができる。
又、上記第8の発明によれば、プリント処理のために画像データの色空間の変換処理を行う際に、前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データの記憶領域を確実に確保して、処理の遅延を可及的に防止することができる。
以下、本発明をインクジェット式プリント装置におけるメモリ管理に適用した場合の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示するインクジェット式プリント装置EP(以下、単に「プリント装置EP」と称する)は、図3に示すように、現像処理済みの写真フィルムの駒画像を読取るフィルムスキャナFSを接続して、写真プリントシステムを構成している。
〔プリント装置EPの全体構成〕
プリント装置EPは、図3に概略的に示すように、筐体内部に、画像形成対象部材である記録紙2に対してインクを吐出することにより記録紙2上に画像を形成するインクジェット式プリントヘッド21(以下、単に「プリントヘッド21」と称する)と、プリントヘッド21を制御するヘッド制御装置22と、プリント対象とする画像データの入力管理やプリント装置EP全体の動作の管理を行うプリンタ制御装置23と、プリンタ制御装置23から入力される画像データ(RGB表現データ)に対して所定の画像処理を施すと共に、プリントヘッド21の各インク吐出ノズルの表現階調と吐出インク色とに適合させた画像データ(CMYK系表現データ)に変換する画像処理装置24と、多数の搬送ローラ25を備えて記録紙ロール26から記録紙2を引き出し搬送する記録紙搬送系PTと、その記録紙搬送系PTにて搬送される記録紙2を所定のプリントサイズに切断するためのカッタ27と、プリントヘッド21のフラッシング動作時に吐出したインクを吸引除去するための排出ダクト29とが設けられ、プリントヘッド21にてプリント処理された記録紙2は、カッタ27にて所定のプリントサイズに切断された後、筐体外部に備えられたトレー28上に排出される。
プリンタ制御装置21には、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や各種の設定データの入力操作案内等を表示する表示機能と入力操作の受付機能とを併せ持つタッチパネル式のモニタ31と、メモリーカードリーダやCD−R/RWドライブ等の各種のドライブを備える外部入出力装置32とが接続されている。外部入出力装置32を備えることによって、フィルムスキャナFSから入力された写真フィルムの画像データ以外に、CD−Rメディアやメモリカード等の各種の記録媒体に記録された画像データによって写真プリントを作製することができると共に、フィルムスキャナFSにて読み取った画像データをそれらの記録媒体に記録保存することもできる。
プリンタ制御装置23はパーソナルコンピュータをベースにして構成されており、ネットワークインターフェースを介して、他のコンピュータからプリント対象の画像データを受付可能に構成することもできる。
〔プリントヘッド21の概略構成〕
プリントヘッド21は、図2に示すように、底部側に、多数のインク吐出ノズルを配列して備えたノズルユニット41が3段に取付けられている。
ノズルユニット41は全て同一構成のものであり、各ノズルユニット41は、1つのヘッドブロックに、各列毎に異なる色のインクを吐出する複数列のインク吐出ノズルを配列形成している。
各色のインク吐出ノズルの並び方向は、プリントヘッド31の移動方向である主走査方向と直交する副走査方向(記録紙2の搬送方向)としてあり、副走査方向に高密度でインク吐出ノズルを並べて構成している。この各インク色のインク吐出ノズルの列が主走査方向に設定間隔をおいて並んでいる。
各ノズルユニット41で吐出するインク色としては、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各インク色として4列のインク吐出ノズルを備える構成として、カラー画像を形成できるように構成しているが、更に、各色の淡色インク色等のためのインク吐出ノズルの列を追加形成したものを使用しても良い。
プリントヘッド21は、2本のガイドロッド42に支持されて、図示を省略するヘッド走査機構にて主走査方向(図2における紙面の垂直方向)に移動駆動される。
プリントヘッド21によるプリント処理位置を記録紙搬送系PTにて搬送される記録紙2は、多数の開口51aが形成された支持板51上を搬送される。
支持板51の下面側にはダクト52が取付けられ、そのダクト52内を吸引ファンユニット53にて吸引している。
この吸引ファンユニット53の吸引作用により、記録紙2は支持板51に密着した状態で副走査方向に搬送駆動される。
〔画像処理装置24の概略構成〕
画像処理装置24は、プリンタ制御装置23と同様にパーソナルコンピュータのハードウェアをベースにして構成されており、図1に示すように、CPU61と、メモリ62と、メモリコントローラ63と、I/Oコントローラ64とが備えられ、I/Oコントローラ64にハードディスク装置65が接続されている。
I/Oコントローラ64には、更に、プリンタ制御装置23と画像データ等を送受信するための通信インターフェース66と、ヘッド制御装置22へ画像処理済みの画像データを送信するためのデータ送信インターフェース67と、複数の画像処理モジュール68とが拡張基板として接続されている。
〔画像処理装置24における処理〕
画像処理装置24は、上述のように、プリンタ制御装置23から画像単位で一括して入力される画像データ(RGB表現データ)に対して所定の画像処理を施すと共に、プリントヘッド21の各インク吐出ノズルの表現階調と吐出インク色とに適合させた画像データ(CMYK系表現データ)に変換する処理を実行するシステムであり、この画像処理を複数の画像処理モジュール68やソフトウェアにて構成された画像処理モジュールにて分担して実行する。
従って、このシステムの画像処理には、少なくとも、プリンタ制御装置23から入力された変換処理対象の画像データを、RGB系の色空間で表現された画像データからCMYK系の色空間で表現された画像データに変換する変換処理が含まれ、更に、各インク吐出ノズルの表現階調(例えば4階調)に合わせて最適化したディザ処理等によるハーフトーン処理も含まれる。
画像処理装置24にて画像処理(変換処理)された画像データは、1ワードのデータに複数個の画素ドットのデータを含む画像データであり、その変換処理後の画像データをプリントヘッド21側に向けて(具体的には、ヘッド制御装置22に向けて)ラスタ走査状態で順次に送出する。
〔画像処理装置24におけるメモリ管理システム〕
次に、画像処理装置24が上記画像処理(変換処理)を実行する場合における、メモリ62の管理動作について説明する。
尚、以下において、説明の便宜上、プリンタ制御装置23から受け取る変換処理対象の画像データを「RGBデータ」、画像処理装置24にて変換処理された画像データを「ハーフトーンデータ」と称する場合がある。
画像処理装置24では、メモリ62のメモリ空間を模式的に示す図6のように、プリンタ制御装置23から通信インターフェース66を介して受け取った変換処理対象の画像データと、その変換処理対象の画像データを画像処理モジュール68等にて変換処理されたとを記憶するためのエリアを、変換処理用データエリアとして固定的に確保する。
この変換処理用データエリアを確保する処理は、システムの起動時に実行され、その容量は、約1GB弱程度である。
この変換処理用データエリアは、図6に示すように、RGBデータ(変換処理対象の画像データ)を記憶保持する記憶エリアと、ハーフトーンデータ(変換処理された画像データ)を記憶保持する記憶エリアとに区分けされている。
RGBデータの記憶エリアの容量は、プリント装置EPで想定している最大画像サイズの画像データを2駒分(2画像分)に相当する容量を、初期設定として割り当てている。
又、ハーフトーンデータの記憶エリアの容量は、前記最大画像サイズの2駒弱程度に相当する容量を割り当てている。
ハーフトーンデータの1駒のデータサイズは、RGBデータの1駒のデータサイズの数倍程度となるので、ハーフトーンデータの記憶エリアは、RGBデータの記憶エリアよりも大きくなっている。
RGBデータの記憶エリアにおけるメモリ管理は、図7に概略的に示すように、記憶する駒画像毎に処理前データ保持領域を割り当てて、各処理前データ保持領域を処理前メモリ管理情報で管理している。
従って、通常、RGBデータの記憶エリアは、夫々1画像の画像データを記憶保持する複数の処理前データ保持領域に領域区分して管理されることになり、図7中においては、「a」〜「d」の4つの処理前データ保持領域に区分された場合を例示している。
各処理前データ保持領域毎に設定される処理前メモリ管理情報は、図7に示すように、メモリ上でのアドレスを特定するための情報である処理前データ保持領域へのポインタと、その処理前データ保持領域のメモリサイズと、その処理前データ保持領域が変換処理をされる前の画像データの記憶に使用されているかあるいは未使用であるかを示す使用状態情報とから構成されている。
画像処理装置24において、プリンタ制御装置23から画像データを受け取る処理を実行しているプログラムは、プリンタ制御装置23から1駒単位で送られてくる画像データの受取り要求を受信するに伴って、その受け取り要求と共に送られてくる画像データのデータサイズの記憶エリアをメモリ62上で確保するために、図4のフローチャートの「領域割当て処理」として示す処理を呼び出す。尚、これらのプログラムは、システムの起動時にハードディスク装置65から読み出されて自動的に実行される。
先ず、入力されてくる変換処理対象の画像データのデータサイズが、RGBデータの記憶エリアのサイズを超えていないことを確認した上で(ステップ#1)、入力されてくる画像データを一括して記憶させられるメモリサイズを有する未使用の前記処理前データ保持領域を探し出す(ステップ#2)。
この未使用領域の検索処理は、各処理前データ保持領域の前記処理前メモリ管理情報に含まれる前記使用状態情報が「未使用」に設定されているものについて、メモリサイズの小さい領域から順に、入力される画像データを記憶保持できるメモリサイズを有している領域を探して、最初に見つけた処理前データ保持領域を、入力される変換処理対象の画像データを記憶保持する候補として特定する(ステップ#2、#3)。
すなわち、メモリサイズの小さい前記処理前データ保持領域から優先して、割当ての対象とする前記処理前データ保持領域を特定する。
例えば、図7のように、4つの処理前データ保持領域に区分されている場合では、「未使用」に設定されている処理前データ保持領域のうち、先ず処理前データ保持領域bで、それのメモリサイズから、入力される画像データを記憶可能かどうかを判断して、可能であれば、処理前データ保持領域bが、入力される変換処理対象の画像データを記憶保持する候補として特定され、入力される変換処理対象の画像データが、処理前データ保持領域bのメモリサイズより大きければ、処理前データ保持領域dが、次に入力される変換処理対象の画像データを記憶保持する候補として特定される。
入力される変換処理対象の画像データを記憶保持する候補として特定した前記処理前データ保持領域のメモリサイズが、変換処理対象の画像データのメモリサイズよりも大きいときは、その処理前データ保持領域を分割する必要があると判断して(ステップ#5)、その処理前データ保持領域を、入力される変換処理対象の画像データを記憶させるように割り当てる処理前データ保持領域と、残りの部分で構成される処理前データ保持領域とに分割する(ステップ#6)。
分割して生成した2つの処理前データ保持領域のうちの、変換処理対象の画像データの記憶保持に割り当てた方の前記処理前メモリ管理情報は、処理前データ保持領域へのポインタとして元(分割前)の処理前データ保持領域へのポインタをそのまま流用し、メモリサイズの情報については、入力される変換処理対象の画像データのデータサイズを設定し、前記使用状態情報については、変換処理される前の画像データの記憶に使用しているものと設定する。
残りの部分で構成される処理前データ保持領域の管理情報は、処理前データ保持領域へのポインタとしては、残りの部分の始点のアドレスを特定するポインタを生成し、メモリサイズの情報については、残りの部分のメモリサイズを設定し、前記使用状態情報については、未使用と設定する(ステップ#7)。
尚、ステップ#6の分割処理の際、分割によって生じる未使用の領域が、プリント装置EPで想定している最小画像サイズのデータサイズよりも小さいときは、分割をせずに、前記処理前メモリ管理情報のメモリサイズの情報で、実際に画像データを記憶保持するデータサイズを設定して運用するようにしても良い。
一方、入力される変換処理対象の画像データを記憶保持する候補として特定した前記処理前データ保持領域のメモリサイズが、変換処理対象の画像データのメモリサイズと一致するときは、その処理前データ保持領域をそのまま入力される変換処理対象の画像データの記憶保持に割当て、それの処理前メモリ管理情報における前記使用状態情報を、変換処理される前の画像データの記憶に使用しているものと設定する。
以上のようにして、入力される変換処理対象の画像データを記憶保持する処理前データ保持領域を確定すると、その処理前データ保持領域へのポインタを呼び出し元のプログラムに返す(ステップ#8)。
この返り値を受け取った呼び出し元のプログラムは、プリンタ制御装置23へ画像データを受け入れる旨の信号を送信し、それに伴ってプリンタ制御装置23から送られてくる画像データを、受け取ったポインタで特定されるアドレスから順次に書込んで行く。
これに対して、ステップ#3の未使用領域の検索によって、使用可能な処理前データ保持領域が見つからなかったときは(ステップ#3)、変換処理の進行によって未使用の処理前データ保持領域が発生するのを待って(ステップ#4)、発生する毎にステップ#3からの処理を繰り返し、記憶可能な未使用領域が発生した時点で、上記と同様にして処理前データ保持領域の割当てを行う。この間、プリンタ制御装置23側では、画像データの送信を待機している。
更に、ステップ#1において、入力されてくる変換処理対象の画像データのデータサイズが、RGBデータの記憶エリアのサイズを超えているときは、そのままでは、入力されてくる変換処理対象の画像データを記憶できないので、RGBデータの記憶エリアを拡大する処理を行う。
すなわち、前記変換処理の実行に伴って、前記処理前メモリ管理情報の前記使用状態情報が「未使用」に設定されている処理前データ保持領域のみが存在する状態となるのを待機する(ステップ#9)。「未使用」の処理前データ保持領域のみが存在する状態とは、本実施の形態では、後述の処理前データの合体処理によって、単一の「未使用」の処理前データ保持領域が存在する状態である。その後、更に、変換処理されて生成したハーフトーンデータが全てヘッド制御装置22へ出力されるのを待機する(ステップ#10)。
このようにして、RGBデータの記憶エリア及びハーフトーンデータの記憶エリアの双方に有効な画像データが存在しない状態とした上で、RGBデータの記憶エリアを、次に入力されてくる変換処理対象の画像データを記憶可能なサイズに拡大する(ステップ#11)。
この後、前記処理前メモリ管理情報のメモリサイズ情報も拡大後の値に更新され、前記使用状態情報については、変換処理される前の画像データの記憶に使用しているものと設定され(ステップ#7)、その処理前データ保持領域へのポインタを呼び出し元のプログラムに返す。
これに伴って、上述の場合と同様に、プリンタ制御装置23から送られてきた画像データがメモリ62に書込まれて行く。
以上のようにして、入力このようにしてメモリ62に書込まれた画像データは、書込み順に従って、画像処理モジュール68等によって、ハーフトーンデータに変換処理される。
この変換処理を管理しているプログラムは、1画像毎に、変換処理への移行(画像処理モジュール68等へのデータ送出)が完了して、画像データを記憶保持しておくことが不要となると、「変換処理終了時処理」として示す図4のフローチャートの処理を呼び出す。
先ず、前記変換処理への移行が完了した画像データを記憶保持していた前記処理前データ保持領域と、メモリ空間上で、すなわち、各処理前データ保持領域へのポインタを基準にした並び順で隣接する処理前データ保持領域の前記使用状態情報が「未使用」になっていないかどうかを調べ(ステップ#21)、「未使用」となっている処理前データ保持領域が隣接していなければ、変換処理への移行が完了した画像データを記憶していた処理前データ保持領域の使用状態情報を「未使用」に設定する(ステップ#23)。
一方、隣接する処理前データ保持領域の使用状態情報が「未使用」となっていれば(ステップ#21)、その未使用の処理前データ保持領域と、変換処理への移行が完了したばかりの処理前データ領域とを、1つの処理前データ保持領域として合体させる(ステップ#22)。
その合体によって生成した処理前データ保持領域の処理前メモリ管理情報については、処理前データ保持領域へのポインタを、元の処理前データ保持領域のうちのアドレスが若い方のポインタに設定し、メモリサイズを、元の処理前データ保持領域のメモリサイズを加算した値に設定し、前記使用状態情報を「未使用」に設定する。
この処理操作だけで、後続の画像データの記憶保持に利用することが可能となり、メモリが開放されたことになる。
上述のようにして、RGBデータの記憶エリアの画像データが読み出されて変換処理へ移行し、画像処理モジュール68等による変換処理が完了すると、メモリ62のハーフトーンデータの記憶エリアに順次に書込まれていく。
ハーフトーンデータの記憶エリアでのメモリ管理は、メモリ空間を模式的に示す図8(a)に示すように、変換処理された画像データの書込みアドレスを特定可能な書込み位置情報を示す「書込みライン位置」と、変換処理された画像データの読出しアドレスを特定可能な読み出し位置情報を示す「読出しライン位置」とからなる処理後メモリ管理情報にて管理されている。
図8では、仮想的に、メモリ空間の横幅をプリント画像の横幅で示しており、ライン単位で書込みと読出しとを行う場合を例示している。
「書込みライン位置」は、変換処理の完了した画像データの書込みに伴って逐次に更新され、上端のラインから下方へと移動していく。
一方、「読出しライン位置」も、画像データの読出しに伴って、すなわち、ヘッド制御装置22へのデータ出力に伴って逐次に更新され、上端のラインから下方へと「書込みライン位置」を追いかける形で移動する。但し、「書込みライン位置」を追い越すことはない。
下端まで移動した「書込みライン位置」は、更に上端のラインに移動して、書込みを継続させる。但し、後を追いかけてくる「読出しライン位置」を追い越すことはない。
「読出しライン位置」も同様の形態で移動して、変換処理の完了した画像データの書込みとその画像データの読出しとが並行して実行され、変換処理された画像データは、「読出しライン位置」で読出されてプリントヘッド21側に向けてラスタ走査状態で順次に出力される。
上記の動作は、ハーフトーンデータの記憶エリアでのメモリ管理の基本動作であるが、本実施の形態のプリント装置EPは、比較的に紙幅の狭い記録紙2を左右2レーンで搬送して、それらに並行してプリント処理することで、プリント処理の高速化を図る機能を有している。
記録紙2を左右2レーンで搬送してプリント処理するときは、画像処理装置24からヘッド制御装置22へ、2つの画像を並行して送出する必要がある。
このために、ハーフトーンデータの記憶エリアでは、左右2レーンでプリント処理するときには、図8(b)に模式的に示すように、記憶エリアを左レーン用と右レーン用とに均等に分割して、夫々において、前記処理後メモリ管理情報として「書込みライン位置」と「読出しライン位置」とを設定して、複数の画像(具体的には、左右のレーンのための2つの画像)についての画像データを記憶保持すると共に、並行して、変換処理後の画像データの書込みとそれの読出しとを行えるようにしている。
メモリ管理を、図8(a)の形態で行うか、あるいは、図8(b)の形態で行うかは、プリント装置EPの記録紙2等のセッティングの状態に応じて、随時に切り換えることができる。
〔写真プリントの作製動作〕
次に、上記構成のプリント装置EPによる写真プリントの作製動作を概略的に説明する。
操作者が写真フィルムの駒画像について写真プリントの作製を指示入力したときは、プリンタ制御装置23は、フィルムスキャナFSに対して写真フィルムの読み取りを指令し、フィルムスキャナFSからその写真フィルムの画像データを順次受取って、各種の画像処理を施して内蔵メモリに記録する。
一方、操作者がメモリーカードあるいはCD−Rメディア等の記録媒体に記録された画像データについて写真プリントの作製を指示入力したときは、プリンタ制御装置23は、外部入出力装置32の該当するドライブに画像データの読み取りを指令し、そのドライブから画像データを順次受取って、内蔵メモリに記録する。
プリンタ制御装置23は、入力された画像データに基づいてシミュレート画像を演算しモニタ31に表示する。
操作者は、このモニタ31上のシミュレート画像を観察して、適宜にタッチパネルを操作して色補正等の入力操作を行う。
プリンタ制御装置23は、入力された画像データと色補正等の指示入力の情報とを画像処理装置24へ送る。
画像処理装置24は、入力された画像データを、上述のメモリ管理の下で変換処理して、変換処理後の画像データをヘッド制御装置22へ送信する。
ヘッド制御装置22は、受け取った画像データを、各ノズルユニット41に割り振って送信し、プリントヘッド21の主走査方向での移動と連動して、各インク吐出ノズルにインクを吐出させ、記録紙2上に画像をプリント形成する。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、インクジェット式のプリント装置EPに本発明を適用する場合を例示しているが、昇華型プリンタ,レーザー走査ヘッド型プリンタ等の各種の形式のプリント装置における画像データの変換処理においても本発明を適用することができる。
(2)上記実施の形態では、図8(b)において記録紙2を2レーンで搬送してプリント処理する場合を例示しているが、3レーン以上で搬送させて同時にプリント処理させ、並行して3つ以上の変換処理後の画像データをメモリ62から送り出すように構成しても良い。
(3)上記実施の形態では、処理前メモリ管理情報に、処理前データ保持領域のメモリサイズの情報も含める場合を例示しているが、このメモリサイズの情報は、各処理前データ保持領域のポインタのデータから算出して求めるように構成しても良い。
本発明の実施の形態にかかる画像処理装置のブロック構成図 本発明の実施の形態にかかるプリントヘッドの側面図 本発明の実施の形態にかかるプリント装置の概略ブロック構成図 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるフローチャート 本発明の実施の形態にかかるメモリ上の記憶エリアの配分を示す模式図 本発明の実施の形態にかかる変換処理対象の画像データのためのメモリ管理を説明する図 本発明の実施の形態にかかる変換処理された画像データのためのメモリ管理を説明する図
符号の説明
21 プリントヘッド
62 メモリ

Claims (8)

  1. 画像単位で一括して入力された変換処理対象の画像データをプリントヘッドによるプリント出力用のデータ構成に変換処理して、変換処理された画像データを前記プリントヘッド側に向けてラスタ走査状態で順次に出力していくシステムにおいて、前記変換処理対象の画像データ及び前記変換処理された画像データのメモリに対する読み書きを管理するプリントデータ処理用のメモリ管理システムであって、
    前記メモリに、前記変換処理対象の画像データと前記変換処理された画像データを記憶するための設定記憶容量の変換処理用データエリアを固定的に設定し、前記変換処理用データエリア内に設定される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを、入力される前記変換処理対象の画像データのデータサイズに応じて変更可能に構成されているプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  2. 前記変換処理用データエリア内における前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを、夫々が1画像の画像データを記憶保持する複数の処理前データ保持領域に領域区分して管理し、各処理前データ保持領域の夫々について、メモリ上でのアドレスを特定するための情報と、その領域が前記変換処理をされる前の画像データの記憶に使用されているかあるいは未使用であるかを示す使用状態情報とを含む処理前メモリ管理情報として保持すると共に、
    入力される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを確保するときに、前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域をそのまま割り当てるか、あるいは、前記使用状態情報が未使用と設定されている処理前データ保持領域を、入力される前記変換処理対象の画像データを記憶させるように割り当てる処理前データ保持領域と、前記使用状態情報が未使用と設定されている処理前データ保持領域とに分割するように構成されている請求項1記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  3. 入力される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを確保するときに、メモリサイズの小さい前記処理前データ保持領域から優先して、割り当ての対象とする前記処理前データ保持領域を特定するように構成されている請求項2記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  4. 前記変換処理の実行に伴って、画像データの記憶保持が不要となった前記処理前データ保持領域に、前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域が隣接するときに、それらの処理前データ保持領域を、前記使用状態情報が未使用と設定されている1つの処理前データ保持領域として合体させるように構成されている請求項2又は3記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  5. 前記変換処理用データエリア内に設定される前記変換処理対象の画像データの記憶エリアを拡大する処理を、その記憶エリア内に前記使用状態情報が未使用と設定されている前記処理前データ保持領域のみが存在するときに実行するように構成されている請求項4記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  6. 前記変換処理用データエリア内における前記変換処理された画像データの記憶エリアにおいて、前記変換処理された画像データの書込みに伴って逐次に更新され且つ次の前記変換処理された画像データの書込みアドレスを特定可能な書込み位置情報と、前記変換処理された画像データの読出しに伴って逐次に更新され且つ次の前記変換処理された画像データの読出しアドレスを特定可能な読出し位置情報とを処理後メモリ管理情報として保持するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  7. 前記変換処理用データエリア内における前記変換処理された画像データの記憶エリアが、複数の画像についての前記変換処理後の画像データを記憶保持可能に構成され、前記複数の画像の夫々について前記処理後メモリ管理情報を保持するように構成されている請求項6記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
  8. 前記変換処理が、変換処理対象のカラー画像の画像データを、異なる系統の色空間の画像データに変換する処理である請求項1〜7のいずれか1項に記載のプリントデータ処理用のメモリ管理システム。
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