JP2006020293A - 番組演出装置、受信装置、番組演出プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

番組演出装置、受信装置、番組演出プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】
番組のある場面に同期して番組の演出を行う番組演出装置において、ユーザの意に反する動作を防止する。
【解決手段】
コマンドを受信し、放送番組のある場面に同期して前記コマンドを実行し、番組演出を行う番組演出装置であって、所定の識別子を記憶している記憶部と、前記記憶部に記憶されている識別子と、前記コマンドに付加されている識別子とが一致するか否かを判定する判定部と、前記判定部が一致すると判定した場合に、前記コマンドを解読し、解読結果に基づき前記コマンドを実行し、番組演出を行う実行部とを備える。
【選択図】 図8

Description

本発明はデジタル放送において、番組に関連した制御データを受信して、番組の演出を行う装置に関し、特に、ユーザの意に反する動作を防止する技術に関する。
近年、放送のデジタル化が急速に進展している。デジタル化によって、高画質化、多チャンネル化、データ放送、及び携帯機器向け放送などの新しい放送サービスが可能になる。その一つが、データ放送機能による番組の臨場感を演出するためのサービスである。具体的には、放送局は放送番組と当該放送番組に関連した所定の制御データとをデジタルテレビ等の受信装置に送信する。受信装置は、それらを受信すると、放送番組のある場面に同期して番組の演出を行う装置(以下、「番組演出装置」という)に制御データを送信する。番組演出装置は、放送番組のある場面に同期して制御データに基づいて番組の演出を行う。ここで、番組演出装置は、例えば、変身ベルト、照明器具、及び音響器具等である。例えば、番組演出装置が変身ベルトである場合は、放送番組が正義の味方に変身できるキャラクタが登場する番組である場合に用いられる。変身ベルトは、放送番組内のキャラクタの変身場面と同期して光ったり、音を鳴らしたりする。これにより、臨場感を高める効果が期待できる。なお、先行技術としては特許文献1に記載されたものがある。
特許第3447253号公報
しかしながら、番組演出装置は、ユーザの意に反して動作する場合が想定される。例えば、番組A用の番組演出装置Aと番組B用の番組演出装置Bが同じ制御データの命令コードで動作するように設計されていた場合、放送番組と無意味に連動して、関連のない番組中に番組演出装置が動作してしまうことが考えられる。つまり、番組Aの放送中に番組B用の番組演出装置Bが動作してしまい、番組Aと無意味に連動してしまう。これは、受信装置と番組演出装置の通信には、無線LAN、Bluetoothや赤外線通信といった端末間無線通信を適用するため、送信可能な制御データのビット幅が8ビット等と短く、複数の番組演出装置間で命令コードを表現するビットパターンが同じになることが往々にあり得るからである。
また、番組演出装置は、上述した端末間無線通信により、他の部屋の受信装置より送信される制御データを受信し、動作する可能性がある。例えば、隣の部屋に受信装置がある場合等では、番組演出装置は、制御データを複数の受信装置から受信する可能性があるからである。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの意に反する動作を防止する番組演出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、コマンドを受信し、放送番組のある場面に同期して前記コマンドを実行し、番組演出を行う番組演出装置であって、所定の識別子を記憶している記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている識別子と、前記コマンドに付加されている識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が一致すると判定した場合に、前記コマンドを解読し、解読結果に基づき前記コマンドを実行し、番組演出を行う実行手段とを備えることを特徴とする番組演出装置である。
本発明は、上記の構成を備えることにより、記憶手段が記憶している所定の識別子と、前記コマンドに付加されている識別子とが一致した場合に番組演出を実行するので、誤動作を防止することができる。よって、ユーザの意に反する演出を防止することができる。
ここで、前記所定の識別子とは、同期するべき番組を識別する番組IDであり、前記コマンドに付加されている識別子とは、現在放送されている番組を識別する番組IDを含み、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている番組IDと、前記コマンドに付加されている番組IDとが一致するか否かを判定するとしても良い。
これにより、記憶手段が記憶している同期するべき番組を識別する番組IDと、コマンドに付加されている現在放送されている番組を識別する番組IDとが一致した場合に番組演出を行う。よって、無関係の番組と連動して番組演出を行うことを防止することができ、ユーザの意に反する番組演出を防止することができる。
ここで、前記所定の識別子とは、当該番組演出装置を示す機器IDであり、前記コマンドに付加されている識別子とは、動作対象となる番組演出装置を特定する機器IDを含み、前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている機器IDと、前記コマンドに付加されている機器IDとが一致するか否かを判定するとしても良い。
これにより、記憶手段が記憶している当該番組演出装置を示す機器IDと、コマンドに付加されている動作対象となる番組演出装置を特定する機器IDとが一致した場合に番組演出を行う。よって、無関係の機器が動作することを防止することができ、ユーザの意に反する番組演出を防止することができる。
ここで、前記番組演出装置は更に、当該番組演出装置に備えられたディップSWの設定値を記憶しているディップSW値記憶手段を備え、前記コマンドに付加されている識別子とは、前記コマンドを発した受信装置に備えられたディップSWの設定値を含み、前記判定手段は更に、前記ディップSW値記憶手段に記憶されているディップSWの値と、前記コマンドに付加されているディップSWの値とが一致するか否かを判定するとしても良い。
これにより、更にディップSWの値により受信装置を識別するので、例えば、隣の部屋の受信装置から送信されたデータを受信して、番組演出を行うことを防止することができる。
ここで、前記番組演出装置は更に、当該番組演出装置に対応する受信装置を特定するシリアル番号を記憶しているシリアル番号記憶手段を備え、前記コマンドに付加されている識別子とは、前記コマンドを発した受信装置を特定するシリアル番号を含み、前記判定手段は更に、前記シリアル番号記憶手段に記憶されているシリアル番号と、前記コマンドに付加されているシリアル番号とが一致するか否かを判定するとしても良い。
これにより、更に番組演出装置は、受信装置のシリアル番号により受信装置を識別し、シリアル番号が一致する場合のみ番組演出を行う。よって、シリアル番号が異なる受信装置からデータを受信したとしても、動作しないので、誤動作を防止できる。
ここで、コマンドが付加されている番組ストリームを受信する受信装置であって、番組ストリームの受信に先立ち、コマンドの実行条件を規定した条件リストを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した条件リストを表示し、条件リストに記載されている複数の条件の中から少なくとも一つをユーザ操作に従って選択する選択手段と、前記番組ストリームを受信すると、受信した番組ストリームに付加されているコマンドを抽出する抽出手段と、前記抽出したコマンドに含まれる所定の識別子と、前記選択手段により選択された条件とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段が一致したと判定した場合に、前記コマンドを送信する送信手段とを備えることを特徴とする受信装置としても良い。
これにより、予め選択した条件と一致するコマンドのみを送信する。よって、ユーザの意に反する演出は行われず、快適に番組を視聴することができる。
以下本発明に係る実施形態について説明する。
(第一実施形態)
本発明に係る装置の実施形態について説明する。先ず始めに、本発明に係る装置の実施行為のうち、使用行為についての形態を説明する。本実施形態に係る番組演出装置は、図1に示すようなシステムでユーザの使用に供される。図1に示すシステムは、放送局100と、表示装置200と、番組演出装置A300と、番組演出装置B301とから構成される。
放送局100は、通常の放送番組と、当該放送番組に関係する番組コマンドデータとを多重化し、放送データとして放送する。ここで、当該放送番組に関係する番組コマンドデータとは、具体的には番組演出装置A300、或いは番組演出装置B301を制御するために必要な情報である。
表示装置200は、放送局100が放送する放送データを受信する受信装置であり、通常の放送番組を、例えば表示装置200に備えられたディスプレイ等に表示することができる。さらに、表示装置200は、番組演出装置A300及び番組演出装置B301の制御機能を持つ。即ち表示装置200は、放送局100より送信された番組コマンドデータを受信し、当該番組コマンドデータに基づいて番組演出装置A300、或いは番組演出装置B301の制御をすることができる。
番組演出装置A300及び番組演出装置B301は、番組コマンドデータから同期をとるための時間情報を除いた番組演出データを受信し、当該番組演出装置に格納されたプログラムの処理内容に従って、番組演出データを実行する。
以上が、番組演出装置の使用行為の形態である。
続いて、本発明に係る番組演出装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<表示装置の構成>
まず、図2は表示装置200の機能ブロックを示す図である。図2に示すように表示装置200は、放送受信部21と、分離部22と、番組再生部23と、表示部24と、受信バッファ25と、制御部26と、送信部27とを含む。
表示装置200は、具体的にはマイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、表示装置200はその機能を達成する。
放送受信部21は、放送局100から放送される放送データを受信し、当該放送データを分離部22に送出する。
分離部22は、放送データに含まれる放送番組と番組コマンドデータを分離し、放送番組を番組再生部23に送出し、番組コマンドデータを受信バッファ25に送出する。
番組再生部23は、放送番組に含まれる時刻管理情報等の制御パラメータを使用して、受信した放送番組を当該放送番組のフォーマットに従って再生する。
表示部24は、番組再生部23により再生された放送番組を表示する。
受信バッファ25は、分離部22より送出された番組コマンドデータを格納する。
制御部26は、受信バッファ25に格納されている番組コマンドデータのStart_PTS(Presentation Time Stamp)41を読み出す。Start_PTS41に格納されている時刻になると、番組コマンドデータのうち、Start_PTS41を除く番組演出データ42を送信部27に送出するように受信バッファ25に指示する。
送信部27は、番組演出データ42を番組演出装置A300及び番組演出装置B301に送信する。
<番組演出装置の構成>
続いて、図3は本発明に係る番組演出装置A300の内部構成を示す図である。本発明に係る番組演出装置A300は図3に示すように、受信部31と、番組ID記憶部32と、番組ID判定部33と、コマンド種別記憶部34と、コマンド種別判定部35と、実行部36とを備える。
番組演出装置A300は、具体的にはマイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、番組演出装置A300はその機能を達成する。
受信部31は、表示装置200から送信される番組演出データ42を受信する。
番組ID記憶部32は、番組を識別するための識別子である番組ID32aを記憶している。
番組ID判定部33は、番組ID記憶部32が記憶している番組ID32aと、受信した番組演出データ42内の番組ID43とが一致するか否かを判定する。
コマンド種別記憶部34は、番組演出装置A300が実行可能なコマンド種別34aを記憶している。
コマンド種別判定部35は、コマンド種別記憶部34が記憶しているコマンド種別34aと、受信した番組演出データ42内のコマンド種別44とが一致するか否かを判定する。
実行部36は、番組ID判定部33及びコマンド種別判定部35での判定結果が肯定の場合、受信した番組演出データ42を実行する。
また、番組演出装置B301は、番組演出装置A300と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
<データ>
続いて、番組コマンドデータについて説明する。図4に示すように番組コマンドデータは、Start_PTS41及び番組演出データ42から構成される。
Start_PTS41は、表示装置200が番組演出装置A300、及び番組演出装置B301に番組演出データ42を送信する時刻を示す。放送番組の放送時刻にStart_PTS41の値を一致させることにより、所定の放送番組と所定の番組コマンドデータとを時間的に関連付けることができる。
番組演出データ42は、番組ID43と、コマンド種別(cmd)44と、オペランド長(len)45と、オペランド(opr)46で構成される。
番組ID43は、番組演出装置A300、或いは番組演出装置B301がコマンド種別44で示されている制御を実行する事ができる番組の種別情報を示しており、通常は番組の名前に1対1に対応しているコードである。
コマンド種別44は、番組演出装置A300、或いは番組演出装置B301で実行する制御内容を示すコマンドの種別を示す。
オペランド長45は、オペランド46の長さをbyte単位で示す。
オペランド46は、コマンド種別44のサブパラメータであり、音楽データ等も格納することができる。
続いて、番組演出データ42に具体的な値を格納して説明する。例えば、放送番組が変身ベルトにより正義の味方に変身できるキャラクタが登場する番組701の場合は、当該番組種別情報である番組ID43=1が格納される。cmd44には、図5に示すテーブル51で表される各種コマンド種別が設定可能で、それぞれ以下に示す意味を持つ。
cmd44="0" の場合、コマンド制御内容は"変身ベルトを光らせるコマンド"であることを示し、opr46は、光らせる時間を示す。
cmd44="0以外" の場合、コマンド制御内容は"未定義"であり、番組コマンドデータ提供者は、当該値を用いて任意のコマンド制御内容を新たに定義することができる。
また、例えば、放送番組が嵐のシーンが存在する映画番組702の場合、当該番組種別情報である番組ID43=2が格納される。cmd44には、図5に示すテーブル52で表される各種コマンド種別が設定可能で、それぞれ以下に示す意味を持つ。
cmd44="0" の場合、コマンド制御内容は"照明器具を点滅させるコマンド"であることを示し、opr46は、照明器具を点滅させる時間を示す。
cmd44="0以外" の場合、コマンド制御内容は"未定義"であり、番組コマンドデータ提供者は、当該値を用いて任意のコマンド制御内容種別を新たに定義することができる。
続いて、上述した番組コマンドデータをデジタル放送の番組に重畳する際の格納場所を図6に示す。デジタル放送では、映像・音声・データの多重化伝送方式であるMPEG-2 TSが採用されている。MPEG-2 TSでは、伝送したいビット列をある長さごとに分割してヘッダーを付加し、最終的に188バイトのTSパケットと呼ばれる単位にして伝送する。図6に示すようにTSパケットは、TSヘッダ69とpayload70で構成される。TSヘッダ69は、sync_byte65とpayload_unit_start_indicator66とを含む。
sync_byte65は、TSパケットの先頭を示す。
payload_unit_start_indicator66は、TSパケット中のPES(Packetized Elementary Stream)、セクション等の先頭バイトが含まれていることを示す。payload_unit_start_indicator66が1の場合は、セクションが本TSのpayload70で開始している場合である。このとき、TSパケットのpayload70の先頭バイトがpointer_field67となり、この値が最初のセクションの先頭までのバイト数を示す。例えば、pointer_field67が0x00の場合は、セクションがpointer_field67の直後から開始することを示す。payload_unit_start_indicator66が0の場合は、セクションが本TSのpayload70で開始していない場合である。この場合、pointer_field67はない。
payload70は、PESとセクションを伝送することができる。
Transport Stream PSI Section68は、table_id61、private_section_length62、private_date63、CRC_3264を含む。
table_id61は、セクションの種類を示す識別子で、0xFF以外の値をとる。
private_section_length62は、ユーザが独自に利用できるセクションの長さを示す。
private_date63は、番組コマンドデータを示す。
CRC_3264は、誤り検出符号である。
<表示装置の動作>
続いて、表示装置200が放送データを受信した場合の処理の詳細を説明する。
ここで、具体的に図7を使用して、上記の例で示した番組ID=1で示される放送番組701が再生され、表示部24に表示される場合を考える。放送番組701の変身シーンが、番組再生部23にて再生され、表示部24に表示される時刻は図7に示したT2である。また、放送局100から送信されてくる変身シーンに対応する番組コマンドデータを受信バッファ25に格納し、完了するタイミングはT2より前となる。
制御部26は、受信バッファ25に格納されている番組コマンドデータのStart_PTS41を読み出す。ここで、Start_PTS41には時刻T2が格納されている。よって、制御部26は、時刻T2になると番組演出データ42を送信部27に送出するように受信バッファ25に指示する。送信部27は、当該番組演出データ42を表示装置200の外部に向けて送信する。この時、番組ID43=1、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ42が表意装置200から送信されることになる。なお、送信部27の通信は具体的には、Bluetoothや赤外線通信といった端末間無線通信を適用し、実際の送信データは、これらの通信プロトコルのパケットフォーマットにマッピングされて送信される。
次に、上記の例で示した番組ID=2で示される放送番組702が再生され、表示部24に表示される場合を考える。放送番組702の嵐のシーンが、番組再生部23にて再生され、表示部24に表示される時刻は図7に示したT5である。また、放送局100から送信されてくる嵐のシーンに対応する番組コマンドデータを受信バッファ25に格納するタイミングは、時刻T5に達する前である。
制御部26は、受信バッファ25に格納されている番組コマンドデータのStart_PTS41を読み出す。ここで、Start_PTS41には時刻T5が格納されている。よって、制御部26は、時刻T5になると番組演出データ42を送信部27に送出するように、受信バッファ25に指示する。送信部27は、当該番組演出データ42を表示装置200の外部に向けて送信する。この時、番組ID43=2、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ42が表示装置200から送信されることになる。
<番組演出装置の動作>
続いて、番組演出装置A300及び番組演出装置B301が、番組演出データ42を受信した場合の処理の詳細を、図8に示すフローチャートを用い説明する。
まず、番組演出装置A300及び番組演出装置B301は、番組演出データ42を受信したか否かを判定する(S81)。受信していない場合は、受信するまで待つ。番組演出データ42を受信すると、番組ID記憶部32が記憶している番組IDと受信した番組演出データ内の番組ID43とが一致しているか否かを判定する(S82)。一致していない場合は、再び番組演出データ42を受信するのを待つ。一致している場合は、コマンド種別記憶部34が記憶しているコマンド種別と受信した番組演出データ内のコマンド種別44とが一致しているか否かを判定する(S83)。一致していない場合は、再び番組演出データ42を受信するのを待つ。一致していると、番組演出データ42を実行する(S84)。
次に、具体的な数値を用い説明する。番組演出装置A300及び番組演出装置B301は、放送番組701の変身シーンが表示されるT2のタイミングでは、番組ID=1、cmd=0、len=1、opr=1の番組演出データ42を受信することになるが、このときの番組演出装置A300及び番組演出装置B301の動作を図9、図10に示すフローチャートを用いて説明する。番組演出装置A300は、番組IDとして1を、コマンド種別として0を記憶しているものとする。番組演出装置B301は、番組IDとして2を、コマンド種別として0を記憶しているものとする。
番組演出装置A300は、図9で示されるフローチャートに従って動作し、番組ID43=1、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ受信時には、以下のように動作する。番組演出装置A300は、まず、番組演出データ42を受信したか否かを判定する(S91)。肯定なので、番組演出データ42の番組ID43部分が1か否かを判定する(S92)。肯定なので、番組演出データ42のコマンド種別44部分が0か否かを判定する(S93)。肯定なので10秒間、変身ベルトを光らせる制御を実行して(S94)、新たに番組演出データ42を受信するのを待つ。
したがって、放送番組701の変身シーンが表示される時刻T2において変身ベルトを光らせる制御をする事が可能であり、ユーザは番組演出装置A300である変身ベルトを利用して、放送番組701の内容に連動して放送番組を臨場感いっぱいに楽しむことができる。
一方、番組演出装置B301は、図10で示されるフローチャートに従って動作し、番組ID43=1、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ受信時には、以下のように動作する。
番組演出装置B301は、まず、番組演出データ42を受信したか否かを判定する(S101)。肯定なので、番組演出データ42の番組ID43部分が2か否かを判定する(S102)。否なので、再び新たに番組演出データ42を受信するのを待つ。
したがって、変身シーンが開始されるT2に照明器具を点滅させる制御(S104)を実行することはない。
次に、放送番組702の嵐のシーンが表示される時刻T5になったときの番組演出装置A300及び番組演出装置B301の動作を説明する。
番組演出装置A300は、図9で示されるフローチャートに従って動作し、番組ID43=2、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ受信時には、以下のように動作する事になる。番組演出装置A300は、まず、番組演出データ42を受信したか否かを判定する(S91)。肯定なので、番組演出データ42の番組ID43部分が1か否かを判定する(S92)。否なので、新たに番組演出データ42を受信するのを待つ。
したがって、嵐のシーンが表示されるT5に変身ベルトを光らせる制御(S94)をすることはない。
一方、番組演出装置B301は、図10で示されるフローチャートに従って動作し、番組ID43=2、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ受信時には、以下のように動作する事になる。番組演出装置B301は、まず、番組演出データ42を受信したか否かを判定する(S101)。肯定なので、番組演出データ42の番組ID43部分が2か否かを判定する(S102)。肯定なので、番組演出データ42のコマンド種別44が0か否かを判定する(S103)。肯定なので照明器具を点滅させる制御を実行して(S104)、再び新たに番組演出データ42を受信するのを待つ。
したがって、放送番組702の嵐のシーンが表示される時刻T5において照明器具を点滅させる制御を実行する。ユーザは番組演出装置B301である照明器具を利用して放送番組702に連動して臨場感あふれる映画を楽しむことができる。
以上のように本実施形態によれば、番組演出装置A300及び番組演出装置B301は、放送番組のある場面に同期した色々な番組演出データ42を実行することできるので、ユーザは放送番組を臨場感いっぱいに楽しむことができる。さらに、番組演出装置A300及び番組演出装置B301は、番組ID43をチェックすることにより、当該番組演出装置と対応していない放送番組の番組演出データ42を実行することを防止することが可能となる。よって、放送番組と番組演出装置が無意味に連動する事を防止することができるので、ユーザの意に反する動作を防止できる。
なお、番組演出装置A300及び番組演出装置B301が無関係の番組の番組演出データ42を受信した場合に、番組演出を行わないだけではなく、番組とは無関係の番組演出装置の電源が入っていることをユーザに伝えるようにしても良い。そこで、図26に示すように番組演出装置A300a及び番組演出装置B301aは、通知部37を含む。
通知部37は、受信した番組演出データが、当該番組演出装置と無関係であると判定されると、音を発生させ、ユーザに通知する。
以下に、図27に示すフローチャートを用いて動作を説明する。
例えば、上記放送番組701が放送されている場合を考える。番組演出装置B301aは、時刻T2になると、番組ID43=1、cmd44=0、len45=1、opr46=1の番組演出データ42を受信する。番組演出装置B301aは、番組演出データ42を受信したか否か判定し(S251)、肯定なので、受信したデータの番組ID43部分が2か否かを判定(S252)する。否なので、通知部37により音を発生させる制御を実施し(S253)、再び番組演出データ42を受信するのを待つ。
したがって、放送番組701が放送されているとき、時刻T2になると、変身シーンの表示されるタイミングで、番組演出装置B301aの電源が入っていることをユーザに通知することが可能である。
なお、通知部37は音によりユーザに通知するとしたが、別の方法で通知しても良い。例えば、ディスプレイ等に表示させるとしても良い。
また、番組演出装置A300a及び番組演出装置B301aを制御するプログラムが格納されているROMがカートリッジ式の場合には、放送番組に対応していないソフトウェアがセットされている場合に、放送番組に対応していないソフトウェアがセットされていることをユーザに通知するようにしても良い。図27のフローチャートを用いて説明する。例えば、上記放送番組701が放送されており、誤って番組演出装置A300aに番組702用のプログラムが入っているROMをセットしている場合の動作を説明する。番組演出装置A300aは、時刻T2になると、番組ID=1、cmd=0、len=1、opr=1の番組演出データ42を受信する。番組演出装置A300aは、番組演出データ42を受信したか否か判定し(S251)、肯定なので、番組演出データ42の番組ID43部分が2か否かを判定(S252)する。否なので、通知部37により音を発生させる制御を実施し(S253)、再び番組演出データ42を受信するのを待つ。
したがって、ユーザは、通知部37が発生させる音により、番組に対応しているROMがセットされていないことを認識することができる。
(第二実施形態)
第一実施形態では、番組ID43を用いることにより番組演出装置A300及び番組演出装置B301の誤動作を防止した。しかし、第一実施形態では、無関係の番組に連動して動作することは防止できるが、複数の表示装置から番組演出データ42を受信してしまう場合は考慮していない。例えば、図11に示すように、隣の部屋の表示装置1100からの番組受信データ42を受信してしまい、動作することが考えられる。そこで、本実施形態では、表示装置201にランダムなディップSWの値を設定し、番組演出装置にも同様の値を設定することで、上記で示した誤動作を防止する。表示装置201aは、図12に示すように、ディップSW121と、データ生成部122とを含む。
ディップSW121は、電子機器の設定用スイッチの様式の一つで、ペン先ほどの小さなスイッチのオン・オフを切り替えて、機器の動作を制御することができる。
データ生成部122は、ディップSW121の値を読み込み、番組演出データ42にディップSWの値を付加した拡大番組演出データを生成する。図14に拡大番組演出データを示す。図14に示すように拡大番組演出データは、番組ID43と、コマンド種別(cmd)44と、ディップSWの値141と、オペランド長(len)45と、オペランド(opr)46で構成される。
ディップSWの値141は、表示装置201aを識別するための値であり、ディップSW121の取り得る値のうちの一つを示す値である。
また、番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aには表示装置201aと同じディップSWの値を設定する。番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aは、拡大番組演出データをチェックして、ディップSWの値141が当該番組演出装置に設定されているディップSWの値と一致する場合に、演出を実行する。番組演出装置A302aは、図13に示すように、ディップSW値記憶部131と、ディップSW比較部132とを含む。
ディップSW値記憶部131は、ディップSWの現在の設定値を記憶している。
ディップSW比較部132は、当該番組演出装置に設定されているディップSWの値と受信した拡大番組演出データ内のディップSWの値141とを比較する。
また、番組演出装置B303aは、番組演出装置A302aと同様の構成である。
続いて、番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aの動作について図15に示すフローチャートを用いて説明する。まず、番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aは、拡大番組演出データを受信したか否かを判定する(S151)。受信していない場合は、受信するまで待つ。受信すると、ディップSW値記憶部131が記憶しているディップSWの値と、受信したデータ内のディップSWの値141とが一致するか否かを判断する(S152)。一致していない場合は、再び拡大番組演出データを受信するのを待つ。一致していると、番組ID記憶部32が記憶している番組IDと受信したデータ内の番組ID43とが一致しているか否かを判定する(S153)。一致していない場合は、再び拡大番組演出データを受信するのを待つ。一致している場合は、コマンド種別記憶部34が記憶しているコマンド種別と受信したデータ内のコマンド種別44とが一致しているか否かを判定する(S154)。一致しいていない場合は、再び拡大番組演出データを受信するのを待つ。一致していると、拡大番組演出データを実行する(S155)。
以上のように本実施形態によれば、番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aは、ディップSWの値により表示装置201aを識別する。よって、例えば、隣の部屋の表示装置1100から番組演出データを受信しても、ディップSWの値が一致しなければ動作しないので、誤動作を防止することができる。
なお、本実施形態ではディップSWにより誤動作を防止したが、これに限らずディップSWと同様の役割を果たす機能を持ったものであれば良い。つまり、何らかの入力手段により、任意の数値が設定できれば良い。例えば、リモコン等により、任意の数値を設定するとしても良い。
(第三実施形態)
第二実施形態では、表示装置201aにランダムなディップSWの値を設定し、番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aにも同様にディップSWの値を設定し、両者が一致しているか否かを判定し、誤動作を防止した。しかし、ディップSWの値は複数の表示装置に対して、一意に存在するものではなく、複数の表示装置のディップSW値が同一の場合があり得る。その場合には、番組演出装置A302a及び番組演出装置B303aは誤動作を起こす可能性がある。そこで、本実施形態では、表示装置のシリアル番号を用いることにより、対応する表示装置を識別し、誤動作を防止する。
そこで、本実施形態では、図16に示すように表示装置201bは、シリアル番号格納部161と、データ生成部162と、シリアル番号送信部163とを含む。
シリアル番号格納部161は、当該表示装置201bのシリアル番号を格納している。
データ生成部162は、シリアル番号格納部161からシリアル番号を読み込み、番組演出データ42にシリアル番号を付加した拡大番組演出データを生成する。図18に拡大番組演出データを示す。図18に示すように拡大番組演出データは、番組ID43と、コマンド種別(cmd)44と、シリアル番号181と、オペランド長(len)45と、オペランド(opr)46で構成される。シリアル番号181は、各表示装置毎に一意に定められた固有の番号である。
シリアル番号送信部163は、番組演出装置にシリアル番号を送信する。
また、図17に示すように番組演出装置A302bは、シリアル番号受信部171と、シリアル番号記憶部172と、シリアル番号比較部173とを含む。
また、番組演出装置B303bは、番組演出装置A302bと同様の構成である。
なお、番組演出装置A302b及び番組演出装置B303bに表示装置のシリアル番号を前もって登録しておくものとする。登録方法はマニュアルの設定或いは表示装置と接続して、通信により実施する。
シリアル番号受信部171は、表示装置より送信されるシリアル番号を受信する。
シリアル番号記憶部172は、受信したシリアル番号を記憶している。
シリアル番号比較部173は、当該番組演出装置に記憶されているシリアル番号と受信した拡大番組演出データ内のシリアル番号とを比較する。
続いて、番組演出装置A302b及び番組演出装置B303bの動作について図19に示すフローチャートを用いて説明する。番組演出装置A302b及び番組演出装置B303bは、まず、拡大番組演出データを受信したか否か判定する(S191)。受信していない場合は、受信するまで待つ。受信した場合は、受信したデータのシリアル番号と当該番組演出装置のシリアル番号記憶部が記憶しているシリアル番号の値が一致するか否かを判断する(S192)。一致していない場合は、再び拡大番組演出データを受信するのを待つ。一致していると、番組ID記憶部32が記憶している番組IDと受信したデータ内の番組IDとが一致しているか否かを判定する(S193)。一致していない場合は、再び拡大番組演出データを受信するのを待つ。一致している場合は、コマンド種別記憶部34が記憶しているコマンド種別と受信したデータ内のコマンド種別とが一致しているか否かを判定する(S194)。一致しいていない場合は、再び拡大番組演出データを受信するのを待つ。一致していると、拡大番組実行データを実行する(S195)。
以上のように本実施形態によれば、番組演出装置A302b及び番組演出装置B303bは、表示装置に一意に与えられているシリアル番号により表示装置を識別する。よって、番組演出装置A302b及び番組演出装置B303bは、当該番組演出装置が記憶しているシリアル番号以外のシリアル番号を持つ表示装置から送信されるデータでは動作しないので、誤動作を防止できる。
(第四実施形態)
本実施形態は、コマンド種別が複数ある場合において、表示装置202でフィルタリングを行うことにより、ユーザの所望の番組演出データのみを番組演出装置に送信し、番組演出装置がユーザの意に反して動作することを防止する実施の形態である。
複数のコマンド種別がある場合は、ユーザは動作してほしいコマンド種別だけを表示装置202に予め登録する。登録は、例えば、コマンドリストを表示装置202のモニタに表示して、ユーザがコマンド一覧画面から所望のコマンド種別を選択することにより行う。なお、ユーザは、番組に応じたコマンドリストを予め放送局から受信しておく。或いはダウンロード等により取得しておくとしても良い。
例えば、番組が野球の場合を考えると、ユーザは応援しているチームが活躍している場面では番組演出装置による演出を望むが、相手チームが活躍している場面では、それを望まない。具体的には、応援しているチームがホームランを打ったときは、番組演出装置による光や音等の演出により、更なる気持ちの高揚をもたらすことが可能である。しかし、相手チームがホームランを打ったときに上述の演出をされても不快なだけである。よって、ユーザの意に反する動作を防止するために、表示装置202でコマンド種別をフィルタリングし、番組演出装置に送信するデータを制限する必要がある。なお、野球中継に応じたコマンドリストを予め取得しておき、中継が始まる前にユーザは予め所望のコマンド種別を選択しておく。
そこで、図20に示すように、表示装置202は、コマンドリスト格納部211と、コマンド種別選択部212と、選択コマンド種別格納部213と、判定部214とを含む。
コマンドリスト格納部211は、コマンドリスト2100を格納する。図21に示すように、コマンドリスト2100は、コマンド種別2101と、チーム種別2102とから成る。これにより、コマンド種別2101とチーム種別2102を関連付けることができる。つまり、各コマンド種別2101毎にそれぞれのチーム種別2102が対応するので、任意のコマンド種別を選択するだけでチーム種別も加味される。
コマンド種別選択部212は、ユーザの指示に従い、コマンドリスト2100の中から所望のコマンド種別2101を選択する。
選択コマンド種別格納部213は、コマンド種別選択部212が選択したコマンド種別2101を格納する。
判定部214は、受信バッファ25aより送出された番組演出データを受け取ると、当該番組演出データのコマンド種別部分が、選択コマンド種別格納部213に格納されているコマンド種別2101と一致するか否かを判定する。一致する場合に送信部27に当該番組演出データを送出する。図22に本実施形態の番組演出データを示す。番組演出データは、チーム種別220と、コマンド種別44と、オペランド長45と、オペランド46とを含む。
チーム種別220は、対戦しているチームのどちらか一方のチームの種別を示す。
制御部26aは、受信バッファ25aに番組コマンドデータが格納されたのを検出すると、直ちに判定部214に番組演出データを送信するように指示する。
続いて、図23にコマンド選択画面2300を示す。ユーザはコマンド選択画面2300により予めどのコマンド種別を実行するかを設定しておく。例えば、ホームランコマンド(チームB)2302、三振コマンド(チームA)2303、得点コマンド(チームB)2306を実行可に設定し、ホームランコマンド(チームA)2301、三振コマンド(チームB)2304、得点コマンド(チームA)2305を実行不可に設定したとする。判定部214は、実行可に設定されているコマンド種別を含む番組演出データのみを送信部27に送出する。よって、番組演出装置は、ホームランコマンド(チームB)2302、三振コマンド(チームA)2303、得点コマンド(チームB)2306のみ受信する。よって、ユーザは意中のチームがホームランを打った場合や得点が入った場合、及び相手チームが三振した場合のみ番組演出装置による演出を享受することができる。
続いて、番組コマンドデータを受信バッファ25aに格納するタイミングについて図24を用いて説明する。放送局100は、番組中にある事象が起こると、その事象に対応したコマンド種別44を含む番組コマンドデータを表示装置202に送信する。事象とは、例えば、三振やホームラン等である。例えば、チームBがホームランを打つと、放送局は、ホームランコマンド(チームB)2302を含む番組コマンドデータを表示装置202に送信する。よって、表示装置202の受信バッファ25aに格納されるのは、ホームラン場面の開始を示す時間であるT1の後となる。
続いて、表示装置202のフィルタ処理について図25に示すフローチャートを用いて説明する。まず、放送受信部21aは、番組コマンドデータを含む放送データを受信すると、分離部22aに送出する(S231)。分離部22aは、番組コマンドデータを受信バッファ25aに送信し、受信バッファ25aは受け取った番組コマンドデータを格納する(S232)。その後、番組演出データを判定部214に送出する。判定部214は、番組演出データのコマンド種別部分44と選択コマンド種別格納部213に格納されているコマンド種別が一致するか否か判定する(S233)。一致していない場合は、処理を終了する。一致している場合は、番組演出データのチーム種別部分と選択コマンド種別格納部213に格納されているチーム種別部分が一致しているか否かを判定する(S234)。一致していない場合は、処理を終了する。一致している場合は、送信部27に番組演出データを送出する(S235)。送信部27は、番組演出データを番組受信装置に送信し(S236)、処理を終了する。
以下に、具体例を挙げて説明する。
例えば、番組放送中にチームBがホームランを打つと、放送局は、ホームランコマンド(チームB)を含む番組コマンドデータを表示装置202に送信する。放送受信部21aは、番組コマンドデータを受信すると、一度受信バッファ25aに格納する。その後、判定部214は選択コマンド種別格納部213に格納されているコマンド種別と、当該番組演出データのコマンド種別44部分が一致するか否かを判定する。ホームランコマンド(チームB)は図23に示すように、実施可に設定されているので、選択コマンド種別格納部213に格納されており、コマンド種別部分は一致する。よって、送信部27に当該番組演出データを送出し、送信部27は、番組演出データを番組演出装置に送信する。
以上のように本実施形態によれば、球場の臨場感を室内でも味わうことができる。また、予めユーザの指定したコマンド種別のみを実行するので、ユーザの意に反する動作を防止することができる。例えば、番組が野球の場合において、相手チームがホームランを打った場合を考える。表示装置202に相手チームがホームランを打つという事象に対応するコマンド種別44を実行不可に設定しておけば、番組演出装置には番組演出データは送信されず、よって、演出を実行しないので、ユーザの意に反する番組演出装置の演出を防止することができる。
なお、表示装置202側でフィルタリングを行ったが、番組演出装置の方でフィルタリングしても良い。
(その他の変形例)
以上、本発明に係る番組演出装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限られないことは勿論である。
上記の実施形態では、表示装置にデジタルテレビを用いたが、表示装置の機能を持つ受信装置であればよい。具体的には、PDA(Personal Data Assistant)やパーソナルコンピュータでも良い。
上記の実施形態では、番組演出装置を二つ用いたが、三つ以上であっても良いし、一つでも良い。
上記の実施形態では、番組IDにより番組演出データを実行するか否かを判定したが、それに限らない。例えば、時間情報で判定しても良い。また、番組演出装置の種別コードで上記の制御をしても良い。即ち、番組演出データの番組ID部分に番組演出装置種別コードを格納し、放送局100から送信する。番組演出装置のプログラムにおいて、表示装置から受信した番組演出データの番組演出装置種別コード部分が、番組演出装置自身が所持している番組演出装置種別コードと一致するかどうかを判定することによって、同等の機能を実現する事が可能となる。
上記の実施形態では、放送局100から放送されている放送データを使用して番組演出システムを実現しているが、例えば、表示装置に接続されている蓄積メディアに記録されている放送データを使用して、同様の機能を実現しても良い。
上記の実施形態では、番組演出装置を用いたが、本発明は上記フローチャートで示したステップをコンピュータに実行させるプログラムコードを含むプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。
上記の実施形態では、受信装置の一形態として表示装置を用いたが、本発明は上記フローチャートで示したステップをコンピュータに実行させるプログラムコードを含むプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。
上記の実施形態では、番組演出装置は番組IDを一つ記憶していたが、番組IDを複数記憶し、複数の番組に対応するようにしても良い。
上記の実施形態では、番組演出装置はシリアル番号を一つ記憶していたが、シリアル番号を複数記憶し、複数の表示装置に対応するようにしても良い。
本発明に係る番組演出装置は、上記実施形態に内部構成が開示されており、この内部構成に基づき量産することが可能なので、資質において工業上利用することができる。このことから本発明に係る番組演出装置は、産業上の利用可能性を有する。
システム図である。 表示装置200の機能ブロック図である。 番組演出装置A300の機能ブロック図である。 番組コマンドデータを示す図である。 番組演出データを示す図である。 番組コマンドデータの格納場所を示す図である。 番組コマンドデータを受信バッファに格納するタイミングを示す図である。 番組演出装置の動作を示すフローチャートである。 番組演出装置A300の動作を示すフローチャートである。 番組演出装置B301の動作を示すフローチャートである。 システム図である。 第二実施形態に係る表示装置201aの機能ブロック図である。 第二実施形態に係る番組演出装置302aの機能ブロック図である。 第二実施形態に係る番組演出データを示す図である。 第二実施形態に係る番組演出装置の動作を示すフローチャートである。 第三実施形態に係る表示装置201bの機能ブロック図である。 第三実施形態に係る番組演出装置302bの機能ブロック図である。 第三実施形態に係る番組演出データを示す図である。 第三実施形態に係る番組演出装置の動作を示すフローチャートである。 第四実施形態に係る表示装置202の機能ブロック図である。 コマンドリスト2300を示す図である。 番組コマンドデータを示す図である。 コマンド一覧画面を示す図である。 番組コマンドデータを受信バッファに格納するタイミングを示す図である。 表示装置202の動作を示すフローチャートである。 ユーザに通知する機能を有する番組演出装置の機能ブロック図である。 ユーザに通知するステップを有する番組演出装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 放送局
200 表示装置
201 表示装置
201a 表示装置
201b 表示装置
202 表示装置
300 番組演出装置A
301 番組演出装置B
302 番組演出装置A
302a 番組演出装置A
302b 番組演出装置A
303 番組演出装置B
21 放送受信部
21a 放送受信部
22 分離部
22a 分離部
23 番組再生部
24 表示部
25 受信バッファ
25a 受信バッファ
26 制御部
26a 制御部
27 送信部
31 受信部
32 番組ID記憶部
33 番組ID判定部
34 コマンド種別記憶部
35 コマンド種別判定部
36 実行部
37 通知部
121 ディップSW
122 データ生成部
131 ディップSW値記憶部
132 ディップSW比較部
161 シリアル番号格納部
162 データ生成部
163 シリアル番号送信部
171 シリアル番号受信部
172 シリアル番号記憶部
173 シリアル番号比較部
211 コマンドリスト格納部
212 コマンド種別選択部
213 選択コマンド種別格納部
214 判定部

Claims (12)

  1. コマンドを受信し、放送番組のある場面に同期して前記コマンドを実行し、番組演出を行う番組演出装置であって、
    所定の識別子を記憶している記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている識別子と、前記コマンドに付加されている識別子とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が一致すると判定した場合に、前記コマンドを解読し、解読結果に基づき前記コマンドを実行し、番組演出を行う実行手段とを備えることを特徴とする番組演出装置。
  2. 前記番組演出とは、音響、発光、振動を含むことを特徴とする請求項1記載の番組演出装置。
  3. 前記所定の識別子とは、同期するべき番組を識別する番組IDであり、前記コマンドに付加されている識別子とは、現在放送されている番組を識別する番組IDを含み、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている番組IDと、前記コマンドに付加されている番組IDとが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の番組演出装置。
  4. 前記所定の識別子とは、当該番組演出装置を示す機器IDであり、前記コマンドに付加されている識別子とは、動作対象となる番組演出装置を特定する機器IDを含み、
    前記判定手段は、前記記憶手段に記憶されている機器IDと、前記コマンドに付加されている機器IDとが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の番組演出装置。
  5. 前記番組演出装置は更に、
    当該番組演出装置に備えられたディップSWの設定値を記憶しているディップSW値記憶手段を備え、
    前記コマンドに付加されている識別子とは、前記コマンドを発した受信装置に備えられたディップSWの設定値を含み、
    前記判定手段は更に、前記ディップSW値記憶手段に記憶されているディップSWの値と、前記コマンドに付加されているディップSWの値とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の番組演出装置。
  6. 前記番組演出装置は更に、
    当該番組演出装置に対応する受信装置を特定するシリアル番号を記憶しているシリアル番号記憶手段を備え、
    前記コマンドに付加されている識別子とは、前記コマンドを発した受信装置を特定するシリアル番号を含み、
    前記判定手段は更に、前記シリアル番号記憶手段に記憶されているシリアル番号と、前記コマンドに付加されているシリアル番号とが一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の番組演出装置。
  7. 前記番組演出装置は更に、
    前記判定手段が一致しないと判定した場合に、その旨をユーザに通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の番組演出装置。
  8. コマンドが付加されている番組ストリームを受信する受信装置であって、
    番組ストリームの受信に先立ち、コマンドの実行条件を規定した条件リストを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した条件リストを表示し、条件リストに記載されている複数の条件の中から少なくとも一つをユーザ操作に従って選択する選択手段と、
    前記番組ストリームを受信すると、受信した番組ストリームに付加されているコマンドを抽出する抽出手段と、
    前記抽出したコマンドに含まれる所定の識別子と、前記選択手段により選択された条件とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が一致すると判定した場合に、前記コマンドを送信する送信手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  9. コマンドを受信し、放送番組のある場面に同期して前記コマンドを実行し、番組演出を行う処理をコンピュータに行わせるコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    コンピュータが記憶している所定の識別子と、前記コマンドに付加されている識別子とが一致するか否かを判定させる判定コードと、
    一致すると判定した場合に、前記コマンドを解読し、解読結果に基づき前記コマンドを実行し、番組演出を行わせる実行コードとを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  10. コマンドを受信し、放送番組のある場面に同期して前記コマンドを実行し、番組演出を行う処理をコンピュータに行わせるコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体であって、
    前記プログラムは、コンピュータが記憶している所定の識別子と、前記コマンドに付加されている識別子とが一致するか否かを判定させる判定コードと、
    一致すると判定した場合に、前記コマンドを解読し、解読結果に基づき前記コマンドを実行し、番組演出を行わせる実行コードとを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体。
  11. コマンドが付加されている番組ストリームを受信する処理をコンピュータに行わせるコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    番組ストリームの受信に先立ち、コマンドの実行条件を規定した条件リストを受信させる受信コードと、
    受信した条件リストを表示させ、条件リストに記載されている複数の条件の中から少なくとも一つをユーザ操作に従って選択させる選択コードと、
    前記番組ストリームを受信すると、受信した番組ストリームに付加されているコマンドを抽出させる抽出コードと、
    前記抽出したコマンドに含まれる所定の識別子と、前記選択手段により選択された条件とが一致するか否かを判定させる判定コードと、
    一致すると判定した場合に、前記コマンドを送信させる送信コードとを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  12. コマンドが付加されている番組ストリームを受信する処理をコンピュータに行わせるコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体であって、
    前記プログラムは、番組ストリームの受信に先立ち、コマンドの実行条件を規定した条件リストを受信させる受信コードと、
    受信した条件リストを表示させ、条件リストに記載されている複数の条件の中から少なくとも一つをユーザ操作に従って選択させる選択コードと、
    前記番組ストリームを受信すると、受信した番組ストリームに付加されているコマンドを抽出させる抽出コードと、
    前記抽出したコマンドに含まれる所定の識別子と、前記選択手段により選択された条件とが一致するか否かを判定させる判定コードと、
    一致すると判定した場合に、前記コマンドを送信させる送信コードとを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体。
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