JP2006020153A - ネットワーク接続装置、ネットワーク識別情報配布プログラム及びネットワーク識別情報配布方法 - Google Patents

ネットワーク接続装置、ネットワーク識別情報配布プログラム及びネットワーク識別情報配布方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 あるネットワークに接続されたネットワーク接続装置に対して適切かつ自動的にネットワーク識別情報を配布する。
【解決手段】 複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置が、下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信し、前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当て、割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知し、割り当てるべきネットワーク識別情報が不足するか否かを判断し、不足する場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク接続装置、ネットワーク識別情報配布プログラム及びネットワーク識別情報配布方法に関する。
複数のネットワークを接続してネットワーク間通信を実現するためには、接続する複数のネットワークにネットワーク識別情報を適切に割り当て、且つ複数のネットワークを接続するネットワーク接続装置に対して、接続情報を適切に設定する必要がある。例えばIPv6を使用するネットワークでは、ネットワーク識別情報はプレフィックス、ネットワーク接続装置はルータと呼ばれ、ルータにプレフィックスを設定し、各ルータのプレフィックス情報を他のルータに手動で設定したり、各ルータが経路制御プロトコルを利用して互いのプレフィックス情報を交換したりする必要がある。
ところで、IPv6ではプレフィックス・デリゲーション(Prefix Delegation)を用いるとプレフィックスを自動的に配布することができる。しかし、現在有力とされているDHCPv6を利用する方式では利用可能なネットワーク構成に制限がある。現在の方式では、1つのセグメントに接続するDHCPサーバとクライアント間でのプレフィックス配布、またはDHCPリレーエージェントを介した、異なるセグメント間でのプレフィックス配布のみ可能である。この方法ではサイト(全セグメント)を管理する1つのサーバが全情報を管理し、セグメント間には適切にリレーエージェントが設置されている必要がある。このため、互いに独立に多段接続した機器間ではプレフィックスを再帰的に配布できない。
この問題に対して、非特許文献1では階層プレフィックス・デリゲーションが提案されている。この方式はDHCPv6方式とは互換性が無いが、この方式を採用する事で、多段接続したノード間でプレフィックス・デリゲーションを実現する事ができる。しかしながら、この提案では使用すべきメッセージについては述べられているが、プレフィックスをどのように管理するかが述べられておらず、その方式は実装に依存する。また、この方式では、要求された個々のプレフィックスは独立して扱われるため、サイト内でプレフィックスの断片化を招き経路情報が複雑になる可能性もある。
"Hierarchical Prefix Delegation Protocol for Internet Protocol Version 6 (IPv6)", Byung-Yeob Kim, Kyeong-Jin Lee, Jung-Soo Park, Hyoung-Jun Kim, Feb 2004, internet-draft, draft-bykim-ipv6-hpd-01.txt
本発明は、あるネットワークに接続されたネットワーク接続装置に対して適切かつ自動的にネットワーク識別情報の配布できるネットワーク接続装置、ネットワーク識別情報配布方法及びネットワーク識別情報配布プログラムを提供する。
本発明のネットワーク接続装置は、複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置であって、下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信する受信部と、前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当てる割当部と、前記割当部によって割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する通知部と、割り当てるべきネットワーク識別情報が不足するか否かを判断する判断部と、前記判断部が不足すると判断した場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する取得部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のネットワーク識別情報配布プログラムは、複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置で実行するネットワーク識別情報配布プログラムであって、下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信する受信ステップと、前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当てる割当ステップと、前記割当ステップによって割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する通知ステップと、割り当てるべきネットワーク識別情報が不足するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップによって不足すると判断された場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する取得ステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明のネットワーク識別情報配布方法は、複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置で実行するネットワーク識別情報配布方法であって、下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信する受信ステップと、前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当てる割当ステップと、前記割当ステップによって割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する通知ステップと、割り当てるべきネットトワーク識別情報が不足するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップによって不足すると判断された場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する取得ステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明により、あるネットワークに接続されたネットワーク接続装置に対して適切かつ自動的にネットワーク識別情報を配布できる。
以下に示す本発明の実施形態では、IPv6を利用して構成されるネットワークを前提とする。使用する各用語は以下に従う。
ネットワーク識別情報=プレフィックス
ネットワーク接続装置=ルータ
ネットワーク識別情報の配布=プレフィックス・デリゲーション、プレフィックスの委譲
図1は、本発明の第1の実施形態に従ったネットワーク接続装置(ルータ)の構成図である。
図中101は、本ルータをネットワークに接続するネットワークインターフェイス部であり、図中102は、ネットワークに接続されている他のルータからメッセージ要求(プレフィックス取得要求、プレフィックス拡張要求など)を受信する要求受信部であり、図中103は、ネットワークに接続されている他のルータに対し、受信したメッセージ要求に対するメッセージ応答(プレフィックス取得応答、プレフィックス拡張応答など)を送信する応答送信部であり、図中104は、要求受信部102で受信されたメッセージ要求を処理する要求処理部であり、図中105は、本ルータが割り当て可能なプレフィックスを格納したネットワーク識別情報表を記憶したネットワーク識別情報表記憶部であり、図中106は、要求に基づいて他のルータに割り当てたプレフィックスを格納した割り当て管理表及び後述する二分木を記憶する割り当て管理表記憶部であり、図中107は、割り当て管理表記憶部106内の割り当て管理表及び二分木を更新する割り当て管理表更新部である。
図2は本実施形態に係わるネットワークシステムの一形態を示す図である。
図2において、親ルータ201は配下における複数のネットワークN1〜N5とそれらを相互に接続するためのルータ202〜205を外部のISP(インターネットサービスプロバイダ)のルータ等に接続する。子ルータ202,203は親ルータ201のネットワークN1に接続され、ネットワークN2,N3を配下に置く。同様に子ルータ202に対して孫ルータ204,205が存在し、孫ルータ204,205はネットワークN4,N5を配下に置く。親ルータ201、子ルータ202,203及び孫ルータ204,205は、それぞれ図1に示した構成を有するものとする。図中IF1はルータの上流側のインターフェイス、IF2はルータの下流側のインターフェイスを表す。
以降の説明を行うにあたり、親ルータ201はプレフィックス・デリゲーションや手動設定など何らかの手法で配下のネットワークにて利用可能なIPv6プレフィックスをあらかじめISPから取得しているものとする。このプレフィックスは親ルータ201のネットワーク識別情報表に記録される。この状態を図3に示す。また、この際に図4に示すプレフィックス割り当てに関するデータ構造を生成する。これは割り当て管理表の別表現であり、割り当て管理表更新部107によって生成される。図4では便宜上二分木を利用しているが、プレフィックスの階層構造を適切に表現できるデータ構造であれば、その形式は問わない。このデータ構造では、各ノードが「プレフィックス/プレフィックス長」に対応し、ノードの親子関係はプレフィックスの包含関係に対応する(子ノードが持つプレフィックスは親ノードが持つプレフィックスに含まれる)。また、各ノードは2つの付随する情報を保持でき、割り当て先のルータを表す「使用中:X」あるいは割り当て先のルータが存在しない「未使用」と、該ノード以下の全てのプレフィックスに対する割り当てが完了していることを示す「FULL」とがある。親ルータ201は自分が管理しているネットワークN1でIPv6を利用するため、委譲されたプレフィックスから1つを選択し、ネットワークN1で使用する(複数のネットワークに接続されている場合には、その数を確保する)。このプレフィックスを2001:0db8:abcd::/64とすると、図5、図6に示すように二分木及び割り当て管理表が更新される。図6に示すように、割当先アドレスは、自分自身の場合には、空白にしておく。また、図5における「使用中:S」の“S”は自ノードを表す記号である。
ここで二分木の構築方法について簡単に説明する。
図27は、2分木の生成アルゴリズムの一例を説明するフローチャートである。図28は、本生成アルゴリズムによって生成された二分木の一例を示す。
1.1. まず、入力されたプレフィックスP及びプレフィックス長lに基づきP/lを有するノード(ノードP/l)を根ノードとして生成する(ステップS1、S2)。
ここでは例えばP/l = 2001:0db8:abcd::/48 が入力され、2001:0db8:abcd::/48 を有するノード X1 、すなわち、ノードX1(2001:0db8:abcd::/48)が生成されるとする。
1.2. 生成したノードに「未使用」をマークする(ステップS3)。例えばX1(2001:0db8:abcd::/48,未使用)とする。
1.3. このノードP/lが末端ノードであるか否かを判断する(ステップS4)。末端ノードであるか否かは、プレフィックス長が最小割り当て単位と同じであるか否かで判断する。ここでは最小割り当て単位を51とする。すると48≠ 51であるから、このノードP/l(ノードX1)は末端ノードではない(ステップS4のNO)。
1.4. プレフィックス長lを1増加し本ルーチンを再帰的に呼び出す(ステップS5)。すなわち、準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 49) 呼び出しを行う。

2.1 ノード X2(2001:0db8:abcd:0000::/49) 生成(ステップS1、S2)
2.2 ノード X2(2001:0db8:abcd:0000::/49,未使用)(ステップS3)
2.3 49 ≠51 であるのでノードX2は末端ノードではない(ステップS4のNO)
2.4 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 50) 呼び出し(ステップS5)

3.1 ノード X3(2001:0db8:abcd:0000::/50) 生成(ステップS1、S2)
3.2 ノード X3(2001:0db8:abcd:0000::/50,未使用)(ステップS3)
3.3 50 ≠51であるのでノードX3は末端ノードではない(ステップS4のNO)
3.4 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 51) 呼び出し(ステップS5)

4.1 ノード X4(2001:0db8:abcd:0000::/51) 生成(ステップS1、S2)
4.2 ノード X4(2001:0db8:abcd:0000::/51,未使用)(ステップS3)
4.3 51 = 51 であるのでノードX4は末端ノードである(ステップS4のYES)
4.4 結果として ノード X4 を返す(ステップS9)
4.5 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 51) 終了

3.5 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 51) の結果 ret(すなわち X4)をノード X3 の左の子とする(ステップS6)。
3.6 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:2000::, 51) 呼び出し(ステップS7)

4.1 ノード X5(2001:0db8:abcd:2000::/51) 生成(ステップS1、S2)
4.2 ノード X5(2001:0db8:abcd:2000::/51,未使用)(ステップS3)
4.3 51 = 51 であるのでノードX5は末端ノードである(ステップS4のYES)
4.4 結果として ノード X5 を返す(ステップS9)
4.5 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:2000::, 51) 終了

3.7 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:2000::, 51) の結果 ret(すなわち X5)をノード X3 の右の子とする(ステップS8)
3.8 結果として ノード X3 を返す(ステップS9)

2.5 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 50) の結果 ret(すなわち X3)をノード X2 の左の子とする(ステップS6)
2.6 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:4000::, 50) 呼び出し(ステップS7)

(中略)

2.7 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:4000::, 50) の結果 ret(すなわち X6)をノード X2 の右の子とする(ステップS8)
2.8 結果として ノード X2 を返す(ステップS9)

1.5 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:0000::, 49) の結果 ret(すなわち X2)をノード X1 の左の子とする(ステップS6)
1.6 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:8000::, 49) 呼び出し(ステップS7)

(中略)

1.7 準備ルーチン(2001:0db8:abcd:8000::, 49) の結果 ret(すなわち X9)をノード X1 の右の子とする(ステップS8)
1.8 結果として ノード X1を返す(ステップS9)
1.9 終了
ここで、親ルータ201の二分木及び割り当て管理表が図5及び図6の状態において、図7に示すように、親ルータ201のネットワークN1に子ルータ202が接続される状況を考える。子ルータ202はネットワークN1上でプレフィックス・デリゲーションを実行可能なルータを探し、その結果、親ルータ201がプレフィックス・デリゲーションを実行可能であることを知る。子ルータ202は親ルータ202との間でプレフィックス・デリゲーションを実行し、あるプレフィックスを受け取る。子ルータ202はこのプレフィックスを自身が管理するネットワーク識別情報表に書き込む。この状態を図8に示す。本例では、子ルータ202は、2001:0db8:abcd::/61 というプレフィックスを委譲されたと仮定する。現時点における親ルータ201の割り当て管理表と二分木とを図示したものを、図9,図10に示す。
ここで図8に示すように、ネットワーク識別情報表に書き込まれたプレフィックスには親ルータ201に指定された有効期間が設定されている。有効期間が切れた場合には、要求処理部104にプレフィックス無効通知が送られる。このプレフィックス無効通知への対応処理は本発明の範囲を外れているため、説明を省略する。一方、子ルータ202は、ネットワーク識別情報表に図8の情報を書き込んだ後に、自ノードが直接接続しているネットワークにおいて使用する自ノード用のプレフィックスを確保する。確保したプレフィックスは通常のIPv6ルータと同様にルータ通知メッセージを通じてネットワーク内に広告可能となる。子ルータ202は、自ノード用に割り当てた該プレフィックスを、図11に示すように、割り当て管理表に自らを割り当て先として記入する。本例では、子ルータ202は2つのネットワークN1,N2に接続し、そのうちの1つのネットワークN2を管理しているので、割り当て管理表には該ネットワークN2に割り当てたプレフィックスを記入する。この時、インターフェイスの欄には該ネットワークN2に接続するインターフェイスIF2を記入し、割り当て先アドレスは親ルータ201の場合と同様に空白にしておく。また、親ルータ201と同様に、子ルータ202は、委譲されたプレフィックスを根ノードとする二分木を構築する。
この状態で、子ルータ202の管理するネットワークN2に孫ルータ204が接続されたとする(なお、以降の手順は、親ルータ201−子ルータ202間でも同様に行われているが説明を省略する)。孫ルータ204は、子ルータ202が親ルータ201からプレフィックスを取得した時と同様に、プレフィックス・デリゲーションが実行可能なルータを検索し、結果として子ルータ202が実行可能であることを知る。
子ルータ202は孫ルータ204からプレフィックス取得要求メッセージを受信する。つまり、孫ルータ204は子ルータ202のネットワークに接続直後であるため、子ルータ202はこの時点ではプレフィックス取得要求を受信する。すなわち後述する他のメッセージを受信しない(仮に他のメッセージを受信した場合には、エラーを返せば良い)。このプレフィックス取得要求は、より詳しくは、ネットワークインターフェイス部101を介して要求受信部102によって受信され、要求処理部104に渡される。要求処理部104は、ここでは、プレフィックス長64のプレフィックスに対するプレフィックス取得要求を受信していると仮定する。
プレフィックス取得要求を受信した要求処理部104は、新規にプレフィックスを割り当てる処理(新規割り当てルーチン)を実行する。
図29は、新規割り当てルーチンの処理ステップを示したフローチャートである。
プレフィックス取得要求を受信した要求処理部104は、まず割り当て管理表記憶部106内に二分木が格納されているか否かを判断し、格納さていない場合は(ステップS11のNo)、割り当て管理表更新部107に二分木を生成させる(ステップS12)。
要求処理部104は、割り当て管理表記憶部106内に二分木が格納されている場合は(ステップS11のYes)、
a) 孫ルータ204から受信したプレフィックス取得要求メッセージ
b) ネットワーク識別情報表
c) 割り当て管理表
d) (オプション)管理者の設定
に含まれる情報に基づいて、プレフィックスを割り当てるかどうかを決定し、割り当てる場合には、どのようなプレフィックスを割り当てるかを決定する(ステップS13〜S19)。
より詳しくは、要求処理部104は、子ルータ202の二分木において、幅方向を優先して、「未使用」がマークされたノードを探索する(ステップS13,S14)。この様子を図13の上段に示す。図13に示す二分木は子ルータ202の割り当て管理表記憶部106に格納された二分木である。要求処理部104は「未使用」がマークされたノードが存在しない場合は(ステップS15のNo)、割り当てエラーを表すプレフィックス取得応答を応答送信部103経由で孫ルータ204に返す(ステップS16)。
割り当てエラーは
a) 割り当て可能なプレフィックスが1つも存在しない
b) 十分な長さの割り当て可能なプレフィックスが存在しない
c) 管理者により割り当てが禁止されている
などのエラー原因を詳細に含んでも良い。
一方、要求処理部104、「未使用」がマークされたノードが存在する場合は(ステップS15のYes)、そのノードを起点に、深さ方向へ探索を行い、要求されたプレフィックス長以下の長さで最も大きいプレフィックス長を有するノードを探索する(ステップS17〜S19)。ここでは、図13の上段に示すように、プレフィックス2002:0db8:abcd:8004::/64を有するノードが探索されたとする。
要求処理部104は、探索されたプレフィックスならびにプレフィックス長、プレフィックスの有効期間を含んだプレフィックス取得応答メッセージを、応答送信部103経由で孫ルータ204に送信する(ステップS20,S21)。
子ルータ202は孫ルータ204にこの応答を返すと共に、割り当て管理表も更新する。この場合には、
a) 割り当てたプレフィックスとプレフィックス長
b) 割り当てた孫ルータ204のアドレス
c) 割り当て要求を受信したインターフェイス
d) 有効期間
を一つのまとまりとして、割り当て管理表に登録する。現時点における子ルータ202の割り当て管理表を図12に示す。登録は要求処理部104が割り当て管理表更新部107へ上記a)〜d)からなる登録メッセージを送り、割り当て管理表更新部107が実行する。
この後、子ルータ202は、図13の下段に示すように、孫ルータ204に割り当てたノードを含むパス上に位置するノードに、「使用中:A」のマークを付する(ステップS21〜S28)。図13においてSは子ルータ202を、Aは孫ルータ204を表す記号である。但し、割り当てられたノードが一番右の子である場合は、そのノードの親ノードには「FULL」をマークする(ステップS25)(後述する図14参照)。図29において、ステップS22,S27は、ステップS17で探索されたノードAと、ステップS19で探索されたノードBとが一致するまで、これらのステップS22,S27で囲まれたステップS23〜S26をループ処理することを意味する。
次に、子ルータ202が、孫ルータ204からプレフィックス長64のプレフィックスをもう1つ追加することを要求するプレフィックス拡張要求メッセージを受信したと仮定する。このメッセージは、プレフィックス取得要求メッセージと同様に、ネットワークインターフェイス部101、要求受信部102を経て要求処理部104に渡される。プレフィックス拡張要求メッセージを受信した子ルータ202は、割り当て拡張ルーチンを実行する。
図30は、割り当て拡張ルーチンを説明するフローチャートである。
要求処理部104は、まず始めに、割り当て管理表を確認し、プレフィックス拡張要求の送信元に対して既に割り当てたプレフィックスが存在するか否かを確認する(ステップS31,S32)。もし、割り当て済のプレフィックスが存在しない場合には(ステップS32のNo)、子ルータ202は、エラー(拡張可能なプレフィックスが存在しない)を示すプレフィックス拡張応答メッセージを応答送信部103経由で返す(ステップS33)。
一方、子ルータ202は、割り当て済プレフィックスが存在する場合(ステップS32のYes)は、自己が保有する二分木において、「使用中:A」がマークされたノードを、幅方向を優先して探索する(ステップS35)。この様子を図14の上段に示す。子ルータ202は、「使用中:A」がマークされたノードが存在しなければ(ステップS36のNo)、エラーを返し(ステップS37)、存在した場合は(ステップS36のYes)、そのノードを起点に深さ優先探索を行い、要求されたプレフィックス長以下の長さで最も大きいプレフィックス長を有するノードを探索する(ステップS38、S39)。ここでは、図14の上段に示すように、プレフィックス2002:0db8:abcd:8005::/64を有するノードが探索されたとする(ステップS40のYes)。
子ルータ202は、孫ルータ204に拡張後のプレフィックスを含むプレフィックス拡張応答を返すとともに、割り当て管理表も更新する(ステップS41,S42)。この際、子ルータ202は、拡張前に割り当てられたプレフィックスに対する有効期間も拡張されたプレフィックスに合わせて変更する(全体が1つの有効期間の元で管理される)。図15に、孫ルータ204のプレフィックスを拡張した後における子ルータ202の割り当て管理表を示す。そして、子ルータ202は、孫ルータ204に割り当てたノードに「使用中:A」をマークし、そのノードが右の子である場合は、その親ノードに「FULL」をマークする(S43〜S49)(図14の下段参照)。
一方、ステップS39における探索の途中で「FULL」とマークされたノードが途中で見付かったために連続したプレフィックスを割り当てられない場合には(これについては後にさらに詳述する)(ステップS40のNo)、子ルータ202は、二分木において全てのプレフィックスを割り当て済みか否かを判断する(ステップS50)。全てのプレフィックスを割り当て済みである場合は(ステップS50のYes)、子ルータ202は、割り当て可能なプレフィックスが1つも存在しない旨のエラーを示すプレフィックス拡張応答を返し、プレフィックスの残りがある場合は(ステップS50のNo)、エラー(断片化警告)を示すプレフィックス拡張応答を返す(ステップS52)。このエラー(断片化警告)を示す応答メッセージは、プレフィックスの断片化を受け入れるならばプレフィックスを割り当てられる可能性があることを示すメッセージである(実際に割り当て可能かどうかは分からない)。なお、管理上の設定に基づきプレフィックスの断片化を認めない場合には、エラー(断片化警告)ではなく、上述の割り当て可能なプレフィックスが1つも存在しない旨のエラーを返しても良い。それ以外の理由を含め、子ルータ202は、新規割り当て時と同様のエラーメッセージを返すこともできる。
孫ルータ204がプレフィックス拡張要求の結果として、エラー(断片化警告)を含むプレフィックス拡張応答を受信した場合、断片化することを受け入れるのであれば、再度プレフィックス取得要求を子ルータ202に送信することが出来る。子ルータ202は、孫ルータ1からプレフィックス取得要求メッセージを受信した場合は、既割当て済みプレフィックスの存在を考慮することなく(この要求は新規割り当てであるため)、上述した新規割り当てルーチン(図29参照)に従って新規にプレフィックスが割当て可能かを検討し、応答を返す。孫ルータ204は、プレフィックス取得要求に対する応答もエラーだった場合には、割り当てを受けることが出来ないと判断して要求を中止する。なお、一度中止した後、一定時間後に再度要求を送信してもよい。
続いて、子ルータ202のネットワークN2に孫ルータ205が接続された場合を考える(図2参照)。接続される直前の子ルータ202の割り当て管理表は、上述の図15の状態になっているものとする。孫ルータ205は64ビットのプレフィックス長を持つプレフィックスを要求するプレフィックス取得要求を子ルータ202に向けて送信する。子ルータ202はプレフィックス取得要求を受信すると、その要求に基づいて上述の新規割り当てルーチン(図29参照)を実行して、孫ルータ205にプレフィックスを割り当てる。この例では、子ルータ202は、要求されたプレフィックス長64のプレフィックスを孫ルータ205に割り当てたと仮定する。子ルータ202によるプレフィックスの決定の様子を図16に、割り当て後の割当て管理表を図17に示す。図16においてBは孫ルータ205を示す記号である。
次に子ルータ202が、プレフィックス長64のプレフィックスをもう1つ追加することを要求するプレフィックス拡張要求を孫ルータ205から受信したと仮定する。子ルータ202は、その要求に基づき割り当て拡張ルーチン(図30参照)を実行する。現時点における子ルータ202の二分木及び割り当て管理表が図16の下段、図17に示す状態であるため、プレフィックスの拡張は可能である。したがって、子ルータ202はプレフィックスを孫ルータ205に割り当てる。このときの子ルータ202によるプレフィックスの決定の様子を図18に、割り当て後の割り当て管理表を図19に示す。
連続して子ルータ202が孫ルータ205から、プレフィックス長64のプレフィックスをもう1つ追加することを要求するプレフィックス拡張要求を受信したとする。子ルータ202は、その要求に基づき上述の割り当て拡張ルーチンを実行する(図30参照)。現時点における二分木及び割り当て管理表は図18の下段,図19に示す状態であるため、探索は失敗する(図30のステップS40のNo参照)。このときの探索の様子を図20に示す。しかし、子ルータ202はまだ自分が保持する全てのプレフィックスを割り当てたわけではないので(図30のステップS50のNo参照)、エラー(断片化警告)を含むプレフィックス拡張応答を孫ルータ205に返すことができる。本例では、子ルータ202は、設定上、断片化が禁止されていないものとすると、子ルータ202は前述のように、エラー(断片化警告)を含むプレフィックス拡張応答を孫ルータ205に返す(図30のステップS52参照)。
この応答を受けた孫ルータ205は、プレフィックス取得要求を送信することができる。この例では断片化を受け付けるものと仮定すると、孫ルータ205はプレフィックス長64のプレフィックスを1つ要求するプレフィックス取得要求を送信する。子ルータ202は新規割り当てルーチン(図29参照)を実行し、適切なプレフィックスを孫ルータ205に割り当てる。プレフィックスの決定の様子を図21の上段に示す。この結果、子ルータ202の二分木及び割り当て管理表は図21の下段,図22のようになる。
一連のプレフィックス割り当て手順によって割り当て管理表に登録されたレコードは、有効期間を持っている。この有効期間は、割り当て管理表更新部107によって定期的に更新される。有効期間が切れた場合、割り当て管理表更新部107が割り当て管理表からエントリを削除するとともに、外部(要求処理部104など)に通知する。この通知への具体的な対応方法については、本発明の範囲を超えているので説明を省略する。
先の一連の流れが進み、図23に示すように子ルータ202が親ルータ201から委譲されたプレフィックスを全て割り当てたと仮定する。この状況で、子ルータ202が取る動作としては次の2つがある。
1) 次の要求(取得要求、拡張要求)が来る前に親ルータ201に対してプレフィックス拡張要求を送信する
2) 次の要求(取得要求、拡張要求)を待ち、プレフィックスの新規割り当てが発生することが確定した段階で親ルータ201に対してプレフィックス拡張要求を送信する
ただし、いずれの場合も、子ルータ202が孫ルータから受信した要求メッセージがプレフィックス拡張要求だった場合には、子ルータ202は、必ずエラー(断片化警告)を返す。これは、子ルータ202がこれから孫ルータに割り当てるプレフィックスと、孫ルータに既割り当て済みのプレフィックスとの連続性が確保されないからである。親ルータ201と子ルータ202との間でのプレフィックスの連続性は確保できるが、孫ルータまでの連続性は確保されない。なお、この段階で子ルータ202が親ルータ201に要求するプレフィックス長の決定方法に関しては後述する第2の実施形態で示すように2通りの方法がある。
以下、子ルータ202が1)及び2)の方法を取った場合の処理についてそれぞれ説明する。
図31は、子ルータ202が1)の方法を取った場合の処理を説明するフローチャートである。
子ルータ202は、未割り当てのプレフィックスが無くなるまで、上述した新規割り当てルーチン(図29参照)及び割り当て拡張ルーチン(図30参照)を実行する(ステップS61、S62のYes,S63)。未割り当てのプレフィックスが無くなったら(ステップS62のNo)、子ルータ202における割当て管理表更新部107から要求処理部104にその旨の通知がなされ、この通知を受けた要求処理部104は、ネットワーク識別情報表に記載されたプレフィックスの委譲元(親ルータ201)にプレフィックス拡張要求を送信する(ステップS64)。
子ルータ202は、要求が成功した場合は(ステップS65のYes)、親ルータ201から受信したプレフィックスを根ノードとする二分木を生成し、通常通り、新規割り当てルーチン及び割り当て拡張ルーチンを実行する(ステップS66)。但し、このように要求が成功する場合は、後述する第2の実施形態を用いた場合にのみ起こり得る。今まで説明してきた第1の実施形態ではこの要求に対してはエラー(断片化警告)あるいはエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)が返される。
子ルータ202は、要求が成功しなかった場合で(ステップS65のNo)、親ルータ201からエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を受信した場合は(ステップS67のNo)、処理を終了する(ステップS68)。従って、子ルータ202は、この後、孫ルータから新規割り当て要求や拡張要求を受信したとしてもエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を返す。
子ルータ202は、要求が成功しなかった場合で(ステップS65のYes)、親ルータ201からエラー(断片化警告)を受信した場合は(ステップS67のYes)、プレフィックスの断片化を受け入れるか否かを判断する(ステップS69)。子ルータ202は、プレフィックスの断片化を受け入れない場合は(ステップS69のNo)、処理を終了する(ステップS70)。従って、子ルータ202は、この後、孫ルータから新規割り当て要求や拡張要求を受信したとしてもエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を返す。一方、子ルータ202は、プレフィックスの断片化を受け入れる場合は(ステップS69のYes)、親ルータ201にプレフィックス取得要求を送信する(ステップS71)。
要求が成功しなかった場合は(ステップS72のNo)子ルータ202は処理を終了する(ステップS73)。従って、子ルータ202は、この後、孫ルータから新規割り当て要求や拡張要求を受信したとしてもエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を返す。
要求が成功した場合は(ステップS72のYes)、子ルータ202は、プレフィックスに余裕ができ、新規割り当てルーチン及び割り当て拡張ルーチンにより、孫ルータからの以降の要求に応えることができる(ステップS74)。子ルータ202がプレフィックスに余裕ができた後に孫ルータから受信したプレフィックス拡張要求に関しては、子ルータ202は、エラー(断片化警告)を含むプレフィックス拡張応答で答える。これに対応して子ルータ202が孫ルータからプレフィックス取得要求を受信した場合には、子ルータ202は新たに委譲されたプレフィックスから適切に選んで応答を返す。
次に、子ルータ202が2)の方法を取った場合の処理について説明する。
この場合、子ルータ202は、図23のように、全てのプレフィックスを割り当ててしまっても、この時点では特別な処理は開始しない。子ルータ202における要求処理部104が、孫ルータから要求を受け、全てのプレフィックスが割り当て済みであることを検出した時点で処理を開始する。子ルータ202が行う処理は次の2通りが考えられる。
1) エラー(一時的エラー)を含むプレフィックス取得応答を返す。エラー送信後、次の要求が来るまでに、親ルータ201から新たなプレフィックスを取得する。
2) 応答を保留し、親ルータ201から新たなプレフィックスを取得した後、孫ルータに適切な応答を返す。
図32は、後者2)を詳細に説明するフローチャートである。
子ルータ202は、孫ルータから要求(取得要求、拡張要求)を受信し(ステップS81)、未割り当てのプレフィックスが存在すれば、上述した新規割り当てルーチン(図29参照)及び割り当て拡張ルーチン(図30参照)を実行する(ステップS81、S82のYes,S83)。子ルータ202は、孫ルータからの要求(取得要求、拡張要求)を受信した時点で、未割り当てのプレフィックスがもはや無いと判断した場合は(ステップS82のNo)、親ルータ201にプレフィックス拡張要求を送信する(ステップS84)。
子ルータ202は、要求が成功した場合は(ステップS85のYes)、親ルータ201から受信したプレフィックスを根ノードとする二分木を生成し、通常通り、新規割り当てルーチン及び割り当て拡張ルーチンを実行する(ステップS86)。但し、このように要求が成功する場合は、後述する第2の実施形態を用いた場合にのみ起こり得る。今まで説明してきた第1の実施形態ではこの要求に対してはエラー(断片化警告)あるいはエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)が返される。
子ルータ202は、要求が成功しなかった場合で(ステップS85のNo)、親ルータ201からエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を受信した場合は(ステップS87のNo)、孫ルータにエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を返す(ステップS88,S89)。
子ルータ202は、要求が成功しなかった場合で(ステップS85のYes)、親ルータ201からエラー(断片化警告)を受信した場合は(ステップS87のYes)、プレフィックスの断片化を受け入れるか否かを判断する(ステップS90)。子ルータ202は、プレフィックスの断片化を受け入れない場合は(ステップS90のNo)、孫ルータにエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を返す(ステップS91,S92)。一方、子ルータ202は、プレフィックスの断片化を受け入れる場合は(ステップS90のYes)、親ルータ201にプレフィックス取得要求を送信する(ステップS93)。
要求が成功しなかった場合は(ステップS94のNo)子ルータ202は孫ルータにエラー(割り当て可能なプレフィックスが存在しない)を返す(ステップS95,S96)。
要求が成功した場合は(ステップS97のYes)、子ルータ202は、新規割り当てルーチン及び割り当て拡張ルーチンによって、孫ルータからの要求に応える(ステップS94)。
続いて本発明の第2の実施形態について述べる。
図2のネットワークシステムにおいて、親ルータ201は配下のネットワークN0〜N5に再配布可能なプレフィックスをISPから取得済みであるとし、子ルータ202は親ルータ201からプレフィックス長63のプレフィックスを委譲されているものと仮定する。この様子を図24に示す。
この状態で、子ルータ202が、孫ルータ204からプレフィックス長61のプレフィックスを要求された場合を考える。子ルータ202は、該要求に対してネットワーク識別子情報表などを参照して、割当可能か否かを判断する。要求されたプレフィックス長61は、子ルータ202が委譲されているプレフィックス長63の範囲内でないことから、子ルータ202は親ルータ201に対してプレフィックス拡張要求を送信するとする。
この場合のプレフィックス拡張要求は以下の2通りがある。
1) 要求されたプレフィックス長のまま拡張要求を出す
2) (要求されたプレフィックス長−1)を持つ拡張要求(包含許可)を出す
子ルータ202が1)の要求を送信した場合、第1の実施形態で述べたように、その要求を受信した親ルータ201は割り当て拡張ルーチン(図30参照)を実行してプレフィックスを子ルータ202に割り当てる。但し、仮に拡張が成功した場合であっても、初めに割り当てられていたプレフィックス長63の空間(空間A)と拡張要求に対して割り当てられたプレフィックス長61の空間(空間B)との間には隔たりが生じる。この様子を図25に示す。このような隔たりが生じても、親ルータ201から見た子ルータ202は1つのプレフィックス長60のプレフィックスの下に存在することになるため、親ルータ201から見た経路の断片化、プレフィックスの断片化は発生していない。しかし、子ルータ202から見た場合には管理すべき空間が2つになるため処理に手間がかかる。
このため、2)のような拡張要求を利用することができる。この拡張要求は、これまでに説明したプレフィックス拡張要求メッセージに対して、既に割り当てられているプレフィックスが拡張後のプレフィックスの一部として包含されることを許可する“包含許可”を明示的に示すフラグを追加したものである。
図33は、本実施形態における子ルータ202の処理を説明するフローチャートである。
子ルータ202は、未割り当てのプレフィックスが存在しなくなったり、管理範囲よりも広範囲なプレフィックスの取得要求を受信したりして、プレフィックスに不足が生じた場合は(ステップS101)、プレフィックス拡張要求(包含許可)を親ルータ201に送信する(ステップS102)。子ルータ202は、要求が通ならかった場合は(ステップS103のNo)、例えば通常の拡張要求(図30参照)を行う(ステップS104)。一方、子ルータ202は、要求が通った場合は(ステップS103のYes)、取得したプレフィックスに基づき二分木を再構築する(ステップS105)。再構築のアルゴリズムは上述した図27に示すアルゴリズムに従うが、既に保持している二分木の各ノードに格納されている情報は、再構築された二分木内に保存する。子ルータ202は、中断している処理があれば処理を再開する(ステップS106)。例えば孫ルータからの要求に基づきプレフィックス拡張要求(包含許可)を送信した場合は、子ルータ202はその要求に対応する処理を実行する。
図34は、子ルータ202からプレフィックス拡張要求(包含許可)を受信した親ルータ201の処理手順を示す。この処理手順は、原則として割り当てプレフィックス拡張ルーチン(図30参照)と同じであるが、以下の点が異なる。
a) 図34のステップS119に示すように、L = l(X) となるノードXが、R以外のルータに使用されていないことを確認する手順が追加される。すなわち、ノードXに「使用中:R」とだけマークされていることを確認する(Xは探索するノード、Rは拡張要求を送信したルータを表す記号)。
b) 図34のステップS123に示すように、目的のノードを発見した後、該ノードより下位の全てのノードに対して「使用中」とマークする。
c)図34のステップS133に示すように、全てのプレフィックスが割り当て済みの場合は(ステップS131のNo)、通常の拡張要求処理を行う。
原則として空きプレフィックスを見つける処理は要求されたプレフィックス長に基づいて実施するため、拡張要求を出す側(子ルータ202側)で適切なプレフィックス長を決定する。本例では、子ルータ202は親ルータ201に対してプレフィックス長60のプレフィックスを1つ要求するプレフィックス拡張要求(包含許可)メッセージを出すことになる。この結果、子ルータ202に既存のプレフィックスを包含するプレフィックスが委譲され、子ルータ202が管理するプレフィックスを1つにまとめることができる。この様子を図26に示す。
親ルータ201が子ルータ202から受信したプレフィックス拡張要求(包含許可)に対応するエラーメッセージとして、これまでのメッセージに加え次のメッセージを定義してもよい。
a) 要求されたプレフィックス長では包含できない
b) 包含可能な長さのプレフィックスが存在しない
この場合、例えば図34のステップS119で、要求されたプレフィックス長で包含できるか否か、及び包含可能な長さのプレフィックスが存在するか否かの判断をさらに行い、それぞれの判断に対して、必要に応じてa)及びb)のエラーメッセージを返せばよい。
以上までに説明してきた本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態はプログラムをコンピュータに実行させることによっても実現可能である。
本発明の第1の実施形態に従ったルータの構成図。 第1の実施形態に係わるネットワークのトポロジ図。 第1の実施形態において親ルータがISPからプレフィックスを取得した直後のネットワーク識別情報表。 第1の実施形態において親ルータがISPから取得したプレフィックスに基づき生成した二分木。 第1の実施形態において親ルータが自分が接続しているネットワークにプレフィックスを1つ割り当てたときの二分木の状態を示す図。 第1の実施形態において自分が接続しているネットワークにプレフィックスを一つ割り当てたときの親ルータの割り当て管理表。 親ルータの下に子ルータ202のみが接続していることを示すネットワークトポロジ図。 第1の実施形態における子ルータ202が親ルータからプレフィックスを取得した直後の子ルータ202のネットワーク識別情報表。 第1の実施形態において子ルータ202にプレフィックスを譲渡した後における親ルータの二分木の状態を示す図。 第1の実施の形態において子ルータ202にプレフィックスを割り当てた直後の親ルータの割り当て管理表。 第1の実施形態において親ルータから取得したプレフィックスを自分が接続しているLANに割り当てた直後の子ルータ202の割り当て管理表。 第1の実施形態において親ルータから取得したプレフィックスを、孫ルータ204に対して割り当てた直後の子ルータ202の割り当て管理表。 第1の実施形態において子ルータ202が親ルータから取得したプレフィックスを、孫ルータ204に対して割り当てる際におけるプレフィックスの決定方法を図示したもの。 第1の実施形態において孫ルータ204から受信したプレフィックス拡張要求に対する子ルータ202の動作を説明する図。 第1の実施形態において孫ルータ204から受信したプレフィックス拡張要求を処理した直後の子ルータ202の割り当て管理表。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス取得要求に対する子ルータ202の動作を説明する図。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス取得要求を処理した直後の子ルータ202の割り当て管理表。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス拡張要求(1回目)に対する子ルータ202の動作を説明する図。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス拡張要求(1回目)を処理した直後の子ルータ202の割り当て管理表。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス拡張要求(2回目)に対する子ルータ202の動作を説明する図。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス取得要求(断片化承認後)に対する子ルータ202の動作を説明する図。 第1の実施形態において孫ルータ205から受信したプレフィックス取得要求(断片化承認後)を処理した直後の子ルータ202の割り当て管理表。 第1の実施形態において子ルータ202が親ルータから取得した全てのプレフィックスを割り当ててしまった状態を示す割り当て管理表。 第2の実施形態において子ルータ202が親ルータから取得した範囲よりも大きい範囲を要求する要求メッセージを受信した場合の動作を説明するための図。 第2の実施形態において子ルータ202が親ルータから取得した範囲よりも大きい範囲を要求する要求メッセージを受信した場合の動作を説明するための図。 第2の実施形態において子ルータ202が親ルータから取得した範囲よりも大きい範囲を要求する要求メッセージを受信した場合の動作を説明するための図。 二分木を生成するアルゴリズムを説明するフローチャート。 図27に示すアルゴリズムによって生成された二分木の一例を示す図 新規割り当てルーチンを説明するフローチャート。 割り当て拡張ルーチンを説明するフローチャート。 次の要求が来る前に親ルータに対してプレフィックス拡張要求を送信する場合における子ルータ202の動作を説明するフローチャート。 プレィックスの新規割り当てが発生することが確定した段階で親ルータ201に対してプレフィックス拡張要求を送信する場合における子ルータ202の動作を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施形態における子ルータ202の処理手順を説明するフローチャート。 第2の実施形態において子ルータ202からプレフィックス拡張要求(包含許可)を受信した場合における親ルータの処理手順を説明するフローチャート。
符号の説明
101:ネットワークインターフェイス部
102:要求受信部
103:応答送信部
104:要求処理部
105:ネットワーク識別情報表記憶部
106:割り当て管理表記憶部
107:割り当て管理表更新部
201:親ルータ
202,203:子ルータ
204,205:孫ルータ
IF1:上流側インターフェイス
IF2:下流側インターフェイス

Claims (19)

  1. 複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置であって、
    下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信する受信部と、
    前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当てる割当部と、
    前記割当部によって割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する通知部と、
    割り当てるべきネットワーク識別情報が不足するか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が不足すると判断した場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する取得部と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク接続装置。
  2. 前記受信部は、前記ネットワーク識別情報が割り当てられた前記下流側ネットワーク接続装置から、前記割り当てられたネットワーク識別情報に連続するネットワーク識別情報の割当てをさらに要求する拡張要求を受信し、
    前記割当部は、前記受信部によって前記拡張要求が受信された場合は、前記連続するネットワーク識別情報を割り当て可能か否かを判断し、可能である場合は前記連続するネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に対して割り当て、
    前記通知部は、割り当てられた前記連続するネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  3. 前記割当部は、前記連続するネットワーク識別情報を割り当て可能でない場合は、非連続のネットワーク識別情報を割り当て可能か否かを判断し、可能である場合は前記非連続のネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に対して割り当て、
    前記通知部は、割り当てられた前記非連続のネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク接続装置。
  4. 前記割当部は、前記非連続のネットワーク識別情報を割り当て可能である場合は、その旨を前記下流側ネットワーク接続装置に対して通知し、前記下流側ネットワーク接続装置から前記非連続のネットワーク識別情報の割当てを受ける旨の通知を受け取った場合は、前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記非連続のネットワーク識別情報を割り当てることを特徴とする請求項3に記載のネットワーク接続装置。
  5. 前記割当部は、2つのネットワーク識別情報のビット数が同一であり、最下位ビットがそれぞれ異なり、最下位ビット以外のビットが全て同一である場合は、これら2つのネットワーク識別情報は連続であると判断することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  6. 前記判断部は、未割当てのネットワーク識別情報の大きさが事前に設定された閾値による基準に達した場合は、前記割り当てるべきネットワーク識別情報が不足すると判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  7. 前記判断部は、前記割当要求に示されるネットワーク識別情報の大きさが、未割当てのネットワーク識別情報の大きさよりも大きい場合は、前記割り当てるべきネットワーク識別情報が不足すると判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  8. 前記取得部は、取得済みの前記ネットワーク識別情報を包含するネットワーク識別情報の割当てを要求することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のネットワーク接続装置。
  9. 複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置で実行するネットワーク識別情報配布プログラムであって、
    下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信する受信ステップと、
    前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当てる割当ステップと、
    前記割当ステップによって割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する通知ステップと、
    割り当てるべきネットワーク識別情報が不足するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによって不足すると判断された場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する取得ステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク識別情報配布プログラム。
  10. 前記ネットワーク識別情報が割り当てられた前記下流側ネットワーク接続装置から、前記割り当てられたネットワーク識別情報に連続するネットワーク識別情報の割当てをさらに要求する拡張要求を受信する受信ステップと、
    前記連続するネットワーク識別情報を割り当て可能か否かを判断し、可能である場合は前記連続するネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に対して割り当てる追加割当ステップと、
    割り当てられた前記連続するネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する追加通知ステップと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  11. 前記追加割当ステップは、前記連続するネットワーク識別情報を割り当て可能でない場合は、非連続のネットワーク識別情報を割り当て可能か否かを判断し、可能である場合は前記非連続のネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に対して割り当て、
    前記追加通知ステップは、割り当てられた前記非連続のネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  12. 前記追加割当ステップは、前記非連続のネットワーク識別情報を割り当て可能である場合は、その旨を前記下流側ネットワーク接続装置に対して通知し、前記下流側ネットワーク接続装置から前記非連続のネットワーク識別情報の割当てを受ける旨の通知を受け取った場合は、前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記非連続のネットワーク識別情報を割り当てることを特徴とする請求項11に記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  13. 前記追加割当ステップは、2つのネットワーク識別情報のビット数が同一であり、最下位ビットがそれぞれ異なり、最下位ビット以外のビットが全て同一である場合は、これら2つのネットワーク識別情報は連続であると判断することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  14. 前記判断ステップは、未割当てのネットワーク識別情報の大きさが事前に設定された閾値による基準に達した場合は、前記割り当てるべきネットワーク識別情報が不足すると判断することを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  15. 前記判断ステップは、前記割当要求に示されるネットワーク識別情報の大きさが、未割当てのネットワーク識別情報の大きさよりも大きい場合は、前記割り当てるべきネットワーク識別情報が不足すると判断することを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  16. 前記取得ステップは、取得済みの前記ネットワーク識別情報を包含するネットワーク識別情報の割当てを要求することを特徴とする請求項9乃至15のいずれかに記載のネットワーク識別情報配布プログラム。
  17. 複数のネットワークを互いに接続するネットワーク接続装置で実行するネットワーク識別情報配布方法であって、
    下流側のネットワークに接続された下流側ネットワーク接続装置からネットワーク識別情報の割当要求を受信する受信ステップと、
    前記割当要求に基づき前記下流側ネットワーク接続装置に対して前記ネットワーク識別情報を割り当てる割当ステップと、
    前記割当ステップによって割り当てられたネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する通知ステップと、
    割り当てるべきネットトワーク識別情報が不足するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによって不足すると判断された場合は、上流側のネットワークに接続された上流側ネットワーク接続装置に対してネットワーク識別情報の割当要求を送出して、前記上流側ネットワーク接続装置から前記割当要求に基づいたネットワーク識別情報を取得する取得ステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク識別情報配布方法。
  18. 前記ネットワーク識別情報が割り当てられた前記下流側ネットワーク接続装置から、前記割り当てられたネットワーク識別情報に連続するネットワーク識別情報の割当てをさらに要求する拡張要求を受信する受信ステップと、
    前記連続するネットワーク識別情報を割り当て可能か否かを判断し、可能である場合は前記連続するネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に対して割り当てる追加割当ステップと、
    割り当てられた前記連続するネットワーク識別情報を前記下流側ネットワーク接続装置に通知する追加通知ステップと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項17に記載のネットワーク識別情報配布方法。
  19. 前記取得ステップは、取得済みの前記ネットワーク識別情報を包含するネットワーク識別情報の割当てを要求することを特徴とする請求項17又は18に記載のネットワーク識別情報配布方法。
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