JP2006019775A - 移動通信ネットワーク、エッジルータ装置及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラム - Google Patents

移動通信ネットワーク、エッジルータ装置及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークのリソース使用を削減し、効率化することが可能な移動通信ネットワークを提供する。
【解決手段】 移動管理装置1は移動端末4,5の位置を管理する。エッジルータ2は移動端末4,5同士が通信するIPパケットを転送する際に移動端末4,5が所在するエッジルータのIPアドレスを移動端末4,5のIPアドレスと組みで保持し、移動端末4からのIPパケットを自装置のIPアドレスでカプセル化して移動端末5に転送する。エッジルータ2は相手の移動端末5がどのエッジルータの配下に所在するか不明の場合、移動管理装置1に問い合わせる。エッジルータ3はデカプセル化する際に、カプセル化されたIPパケットのソースアドレスから相手の移動端末4がどのエッジルータの配下にいるかを学習する。
【選択図】 図1

Description

本発明は移動通信ネットワーク、エッジルータ装置及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラムに関し、特にIP(Internet Protocol)による移動端末のデータ通信及び端末移動管理の方法に関する。
従来、IPプロトコルによる移動端末の通信方式は、IETF(Internet Engineering Task Force)において検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
この通信方式では、一般的に、Mobile IPv6方式と呼ばれており、Mobile IPv6による移動通信ネットワークの構成を図11に示す。以下、「Mobile IPv6」を「MIPv6」と略して説明する。
図11において、移動端末(MT:Mobile Terminal)55,56は各々自端末のホームネットワーク(Home Network)301,302があり、そのホームネットワーク301,302のIPアドレスを持っている。このホームネットワーク301,302でのアドレス(Address)のことをHoA(Home Address)といい、移動端末55,56のHoAを各々「HoA1」,「HoA2」とする。
また、移動端末55,56が自端末のホームネットワーク301,302にいる場合のIPプロトコルによる通信は、互いのHoAをあて先アドレス(Destination Address)及び発信元アドレス(Source Address)として、通常のIPプロトコルの通信において、互いにデータ通信を行うことができる。
移動端末55,56がホームネットワーク301,302から移動した場合について説明する。移動端末55がIPネットワークのエッジルータ53の配下、移動端末56がエッジルータ54の配下に移動したとする。
エッジルータ53,54はその配下の端末に対して、エッジルータ53,54のIPアドレスを広告しており、移動端末55,56はそのエッジルータ53,54のIPアドレスのPrefixから移動先での自端末のIPアドレスを生成する。このIPアドレスは、CoA(Care of Address)と呼ばれる。移動端末55のエッジルータ53配下でのCoAを「CoA1」とし、移動端末56のエッジルータ54配下でのCoAを「CoA2」とする。
ホームネットワーク301,302には端末の移動先を管理するホームエージェント(Home Agent)51,52がある。移動端末55,56は各々移動先でCoAを生成すると、自端末のホームネットワーク301,302のホームエージェント51,52に対して、生成したCoAを通知し、ホームエージェント51,52はその通知されたCoAを管理する。
移動端末55,56が上記のように移動した場合に、移動端末55が移動端末56へデータパケットを送信する動作について説明する。移動端末55は、図12に示すように、発信元アドレスが「HoA1」で、あて先アドレスが「HoA2」であるIPパケットを、発信元アドレスが「CoA1」で、あて先アドレスがホームエージェント51のIPアドレス(HA1)でカプセル化して送出する[図12(a)参照]。
このパケットはあて先アドレスがホームエージェント51のIPアドレス(HA1)であるので、ホームエージェント51に届けられ、ホームエージェント51はこの受信したパケットのカプセル化をはずして、発信元アドレスが「HoA1」で、あて先アドレスが「HoA2」のパケットを送出する[図12(b)参照]。
このパケットはあて先アドレスが「HoA2」であるので、ホームネットワーク302に届けられるが、ホームネットワーク302には、現在、「HoA2」のアドレスを持つ移動端末56がいないので、ホームエージェント52が移動端末56の代理で受け取る。
ホームエージェント52は、現在、移動端末56が「CoA2」のアドレスにいることを管理しており、受け取ったパケットをあて先アドレスが「CoA2」で、発信元アドレスがホームエージェント52のIPアドレス(HA2)でカプセル化して送出する[図12(c)参照]。このパケットはあて先アドレスが「CoA2」であるので、現在、エッジルータ54配下で「CoA2」のアドレスを持つ移動端末56に届けられる。
このように、MIPv6では、移動端末の移動先が各々のホームエージェントしか知らず、通信相手の移動端末の現在位置がわからないので、ホームネットワーク宛てに送り、ホームエージェントによって移動先に転送してもらうことで、移動端末間の通信を可能にしている(例えば、特許文献1,2参照)。
この場合には、互いのホームエージェント経由で通信するため、通信経路が冗長になる。最初は、ホームエージェント経由で通信するが、ホームエージェント経由で通信が確立した後に、移動端末同士で現在の移動先のCoAをやりとりすることで、ホームエージェント経由でなく、直接CoAアドレスで通信することができる仕組みも規定されている。
再特WO2000076247号公報 特許第3293761号公報 Internet Draft "Mobility Support in IPv6"draft−ietf−mobileip−ipv6−24.txt
上述した従来の移動端末の通信方式では、移動端末同士の直接通信ではなく、ホームネットワークのホームエージェント経由で通信しているので、移動端末同士の通信経路が冗長となり、ネットワークのリソースが多く使用され、パケットの転送時間が長くなるという問題がある。
MIPv6には、経路最適化として、一旦、ホームエージェント経由で通信を行い、移動端末同士のやりとりでホームエージェント経由をやめ、直接、移動端末同士で通信を行う仕組みもあるが、この場合にも最初にホームエージェント経由での通信が必要となり、経路が冗長となる。
また、従来の移動端末の通信方式では、ホームエージェントが移動端末の移動先の管理とホームネットワーク宛に届いた移動端末宛のパケットを、移動端末の移動先へと転送する処理を行わなければならないので、ホームエージェントの処理負荷が大きいという問題がある。
この場合、ホームエージェントでは管理、転送する移動端末の数が増えると、処理負荷が増大し、管理、処理することができる端末数が限られることになり、大規模化時にはホームエージェントを増やさなければならないので、多くのホームエージェントが必要になる。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、ネットワークのリソース使用を削減することができ、効率化することができる移動通信ネットワーク、エッジルータ装置及びそれらに用いる移動管理方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による移動通信ネットワークは、移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)トランスポート網と、前記IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成される移動通信ネットワークであって、
前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスとの組みを管理する手段と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送する手段とを前記エッジルータに備えている。
本発明によるエッジルータ装置は、移動端末の位置を管理する移動管理装置を含むIP(Internet Protocol)トランスポート網のエッジに配備されるエッジルータ装置であって、
前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータ装置のIPアドレスとの組みを管理する手段と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在する時に自装置のIPアドレスでカプセル化して転送する手段とを備えている。
本発明による移動管理方法は、移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)トランスポート網と、前記IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成される移動通信ネットワークに用いられる移動管理方法であって、前記エッジルータ側に、前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスとの組みを管理する処理と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送する処理とを備えている。
本発明による移動管理方法のプログラムは、移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)トランスポート網と、前記IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成される移動通信ネットワークに用いられる移動管理方法であって、前記エッジルータのコンピュータに、前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスとの組みを管理する処理と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送する処理とを実行させている。
すなわち、本発明の移動通信ネットワークは、移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)パケット転送を行うルータとからなるIPトランスポート網と、IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成されている。この場合、移動管理装置は移動端末からの通知を受けて、移動端末がどのエッジルータの配下にいるかを管理している。
エッジルータは移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスと移動端末のIPアドレスとを組みとして保持し、移動端末同士が通信するIPパケットを転送する際に移動端末からのIPパケットをその移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送している。
また、エッジルータは相手の移動端末がどのエッジルータの配下に所在するか不明の場合に、移動管理装置に問い合わている。
さらに、エッジルータは他のエッジルータからカプセル化されたIPパケットを受信すると、そのカプセル化されたパケットをデカプセル化して移動端末へ転送している。その場合、エッジルータはデカプセル化する際に、カプセル化されたIPパケットの二つのソースアドレスから相手の移動端末がどのエッジルータの配下にいるかを学習している。
さらにまた、エッジルータは移動端末が自装置の配下に移動してくると、その移動端末がこれまで所在していたエッジルータに移動端末の移動を通知している。この移動通知を受けたエッジルータは、移動することで自装置の配下からいなくなった移動端末宛に届いたパケットを新たに移動したエッジルータへ転送している。
これによって、本発明の移動通信ネットワークでは、移動端末同士の通信を最初から最適経路で行うことによって、ネットワークのリソース使用を削減することが可能となり、効率化することが可能となる。
また、本発明の移動通信ネットワークでは、ホームエージェントの機能を削減し、性能を向上させることによって、ホームエージェントで管理可能な端末数を増やし、大規模ネットワークにおいても少数のホームエージェントで実現可能な移動網を提供することが可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、ネットワークのリソース使用を削減することができ、効率化することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による移動通信ネットワークの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による移動通信ネットワークは、移動端末4,5の位置を管理する移動管理装置1とIP(Internet Protocol)パケット転送を行うルータ(図示せず)とからなるIPトランスポート網100と、IPトランスポート網100のエッジに配備されるエッジルータ2,3とから構成されている。
図2は図1の移動管理装置1の構成を示すブロック図である。図2において、移動管理装置1は移動端末位置管理機能11と、位置情報テーブル12とを含んで構成されている。
移動端末位置管理機能11は移動端末4,5からの通知を受けて、移動端末4,5がどのエッジルータ2,3の配下にいるかを管理する。位置情報テーブル12は移動端末位置管理機能11で管理する移動端末4,5の位置情報(移動端末4,5がどのエッジルータ2,3の配下にいるかの情報)を保持する。
図3は図1のエッジルータ2,3の構成を示すブロック図である。図3において、エッジルータ2,3は位置問い合わせ機能21と、位置管理テーブル22と、カプセル化転送機能23と、デカプセル化転送機能24と、位置学習機能25と、移動通知機能26と、移動先転送機能27と、記録媒体28とから構成されている。
位置問い合わせ機能21は相手移動端末4,5がどのエッジルータ2,3の配下に所在するか不明の場合に、移動端末4,5の位置を移動管理装置1に問い合わせる。位置管理テーブル22は移動端末4,5が所在するエッジルータ2,3のIPアドレスと移動端末4,5のIPアドレスとを組みで保持する。
カプセル化転送機能23は移動端末4,5同士が通信するIPパケットを転送する際に、移動端末4,5からのIPパケットをその移動端末4,5が所在するエッジルータ2,3のIPアドレスでカプセル化して転送する。
デカプセル化転送機能24はエッジルータ2,3からカプセル化されたIPパケットを受信すると、そのIPパケットをデカプセル化して移動端末4,5へ転送する。位置学習機能25はデカプセル化転送機能24にてデカプセル化する際に、カプセル化されたIPパケットのソースアドレスから相手移動端末4,5がどのエッジルータ2,3の配下にいるかを学習する。
移動通知機能26は移動端末4,5が自装置の配下に移動してくると、その移動端末4,5がこれまで所在していたエッジルータ2,3に対して移動端末4,5の移動を通知する。移動先転送機能27は移動通知を受けた時に、移動して自装置の配下からいなくなった移動端末4,5宛に届いたパケットを新たに移動したエッジルータ2,3へ転送する。
記録媒体28はエッジルータ2,3で実行されるプログラムを格納しており、エッジルータ2,3がCPU(中央処理装置)及びRAM(ランダムアクセスメモリ)を含むコンピュータであれば、CPUが記録媒体28のプログラムをRAMに移して実行することで、上記の各機能の処理が実現される。
図4は本発明の一実施例による移動通信ネットワークの動作を示す図であり、図5は図2の位置管理テーブル22の構成を示す図であり、図6は本発明の一実施例によるIPパケットの構成を示す図である。
図5において、位置管理テーブル22は移動端末4,5が所在するエッジルータ2,3のIPアドレス(「IPer1」,「IPer2」)と、移動端末4,5のIPアドレス(「IPmt1」,「IPmt2」)とを組みで保持している。尚、移動管理装置1の位置情報テーブル12も上記の位置管理テーブル22と同様の構成となっている。
図6(a)は図4の移動端末4,5とエッジルータ2,3との間のパケット101,103の構成を示し、図6(b)はエッジルータ2からエッジルータ3へのパケット102の構成を示し、図6(c)は移動端末4の移動先のエッジルータ6からエッジルータ3へのパケット104の構成を示している。尚、エッジルータ6の構成は図3に示すエッジルータ2,3の構成と同様であるので、その説明は省略する。
図7は図1の移動端末4,5の動作を示すフローチャートであり、図8は図1の移動管理装置1の動作を示すフローチャートであり、図9及び図10は図1のエッジルータ2,3の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図10を参照して本発明の一実施例による移動通信ネットワークの動作について説明する。尚、図9及び図10に示す処理はエッジルータ2,3のCPUが記録媒体28のプログラムを実行することで実現される。
移動端末4,5は移動してもかわらない自端末のIPアドレスとしてそれぞれ「IPmt1」,「IPmt2」を有している。また、移動端末4,5は各々、エッジルータ2,3へ移動すると(図7ステップS1)、移動管理装置1に自端末の位置を登録する(図7ステップS2)。
移動管理装置1は移動端末4,5からの位置登録を受けると(図8ステップS11)、図5に示すように、移動端末4,5のIPアドレス(「IPmt1」,「IPmt2」)と、その移動端末4,5が所在するエッジルータ2,3のIPアドレス(「IPer1」,「IPer2」)とを組みとして位置情報テーブル12を管理(登録)する(図8ステップS12)。
移動端末4は移動端末5へIPパケットを送信する場合、発信元アドレスを自端末のIPアドレス「IPmt1」とし、あて先アドレスを移動端末5のIPアドレス「IPmt2」として付加したIPパケットをエッジルータ2へ送信する(図4のパケット101参照)。
エッジルータ2は移動端末4からのIPパケットを受信すると(図9ステップS21)、位置管理テーブル22を参照し(図9ステップS22)、位置管理テーブル22にあて先の移動端末が登録されていなければ(図9ステップS23)、そのあて先の移動端末がどのエッジルータの所に所在するかを移動管理装置1に問い合わせる(図9ステップS24)。
エッジルータ2は移動管理装置1への問い合わせの結果、IPアドレス「IPmt2」の移動端末5がIPアドレス「IPer2」のエッジルータ3の所にいることがわかると(図9ステップS25)、あるいはあて先の移動端末が位置管理テーブル22に登録されていると(図9ステップS23)、移動端末4からのパケット101を、発信元アドレスがエッジルータ2のIPアドレス「IPer1」で、あて先アドレスがエッジルータ3のIPアドレス「IPer2」のパケットでカプセル化して送出する(図4のパケット102参照)(図9ステップS26)。
この時、エッジルータ2は移動管理装置1への問い合わせで得られた情報から、移動管理装置1と同様に、移動端末4,5のIPアドレスと、その移動端末4,5が所在するエッジルータ2,3のIPアドレスとを組みとして位置管理テーブル22に登録する(図9ステップS27)。上記のカプセル化されたパケット102はIPトランスポート網100を転送され、エッジルータ3に届けられる(図9ステップS28)。
エッジルータ3はエッジルータ2からパケット102を受信すると(図9ステップS29)、カプセル化されたパケット102からパケット101を取り出し、移動端末5へパケット103として送出する(図9ステップS30)。これによって、移動端末4から移動端末5へパケットが転送される。
上記のカプセル化されたパケット102を受信したエッジルータ3はカプセル化されたパケットの二つの発信元アドレスから、IPアドレス「IPmt1」の移動端末4がIPアドレス「IPer1」のエッジルータ2の所にいることを位置学習機能25で学習し、位置管理テーブル22にIPアドレスの組を登録する(図9ステップS31)。
この学習によって、移動端末5が移動端末4へ応答を返す場合、エッジルータ3は既に移動端末4がエッジルータ2の所に所在することが分かっているので、移動管理装置1への問い合わせを行うことなく、移動端末5からのパケットをカプセル化して移動端末4へ転送することができる。
次に、移動端末4がエッジルータ2の所からエッジルータ6の所に移動した時の動作について説明する。移動端末4はエッジルータ6の所へ移動すると、移動管理装置1へ位置の更新を伝える。移動管理装置1は位置情報テーブル12のIPアドレス「IPmt1」の移動端末4が所在するエッジルータのIPアドレスを「IPer1」から「IPer3」へと更新する。
移動端末4がエッジルータ6の所に移動してから、移動端末5へパケットを送出する時の動作は、上述した動作と同様であるが、エッジルータ6からのカプセル化されたパケットを受信したエッジルータ3は、カプセル化されたパケットの二つの発信元アドレスの組が「IPmt1」と「IPer3」とからなっており、それまで管理していた「IPmt1」と「IPer1」とから変わっているので、位置管理テーブル22を更新する。したがって、これ以降、移動端末5が移動端末4へ応答する場合、エッジルータ3はエッジルータ6のIPアドレスでカプセル化して転送することになる。
移動端末4がエッジルータ2からエッジルータ6に移動した後、移動端末5へパケットを送信しなかった場合、エッジルータ3の位置管理テーブル22が更新されないので、エッジルータ3は移動端末4宛のパケットをエッジルータ2宛に送付してしまう。
これを防ぐため、移動端末4が移動してきたエッジルータ6では、移動端末5がこれまで所在したエッジルータ2へ、移動端末4が現在エッジルータ6に所在することを通知する(図10ステップS41,S42)。
その通知を受けたエッジルータ2では、移動端末4宛のパケットを受信すると、エッジルータ6へ転送するように位置管理テーブル22を更新する(図10ステップS43,S44)。
このように、本実施例では、移動端末4,5同士の通信を最初から最適経路で行うことによって、ネットワークのリソース使用を削減することが可能となり、効率化することができる。
また、本実施例では、上述した従来のホームエージェントの機能を削減し、性能を向上させることによって、ホームエージェントで管理可能な端末数を増やし、大規模ネットワークにおいても少数のホームエージェントで実現可能な移動網を提供することができる。
本発明の一実施例による移動通信ネットワークの構成を示すブロック図である。 図1の移動管理装置の構成を示すブロック図である。 図1のエッジルータの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による移動通信ネットワークの動作を示す図である。 図2の位置管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施例によるIPパケットの構成を示す図である。 図1の移動端末の動作を示すフローチャートである。 図1の移動管理装置の動作を示すフローチャートである。 図1のエッジルータの動作を示すフローチャートである。 図1のエッジルータの動作を示すフローチャートである。 従来のMobile IPv6による移動通信ネットワークの構成を示すブロック図である。 従来のMobile IPv6によるIPパケットの構成を示す図である。
符号の説明
1 移動管理装置
2,3,6 エッジルータ
4,5 移動端末
11 移動端末位置管理機能
12 位置情報テーブル
21 位置問い合わせ機能
22 位置管理テーブル
23 カプセル化転送機能
24 デカプセル化転送機能
25 位置学習機能
26 移動通知機能
27 移動先転送機能
28 記録媒体
100 IPトランスポート網

Claims (10)

  1. 移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)トランスポート網と、前記IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成される移動通信ネットワークであって、
    前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスとの組みを管理する手段と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送する手段とを前記エッジルータに有することを特徴とする移動通信ネットワーク。
  2. 前記カプセル化されたIPパケットのソースアドレスから送信してきた移動端末の所在するエッジルータのIPアドレスを学習する手段を前記エッジルータに含むことを特徴とする請求項1記載の移動通信ネットワーク。
  3. 前記移動端末が自装置の配下に移動してきた時に当該移動端末がこれまで所在していたエッジルータに当該移動端末の移動を通知する手段と、自装置の配下の移動端末が移動した通知を受けた時に自装置の配下からいなくなった移動端末宛に届いたパケットを新たな移動先のエッジルータへ転送する手段とを前記エッジルータに含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動通信ネットワーク。
  4. 移動端末の位置を管理する移動管理装置を含むIP(Internet Protocol)トランスポート網のエッジに配備されるエッジルータ装置であって、
    前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータ装置のIPアドレスとの組みを管理する手段と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在する時に自装置のIPアドレスでカプセル化して転送する手段とを有することを特徴とするエッジルータ装置。
  5. 前記カプセル化されたIPパケットのソースアドレスから送信してきた移動端末の所在するエッジルータ装置のIPアドレスを学習する手段を含むことを特徴とする請求項4記載のエッジルータ装置。
  6. 前記移動端末が自装置の配下に移動してきた時に当該移動端末がこれまで所在していたエッジルータ装置に当該移動端末の移動を通知する手段と、自装置の配下の移動端末が移動した通知を受けた時に自装置の配下からいなくなった移動端末宛に届いたパケットを新たな移動先のエッジルータ装置へ転送する手段とを含むことを特徴とする請求項4または請求項5記載のエッジルータ装置。
  7. 移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)トランスポート網と、前記IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成される移動通信ネットワークに用いられる移動管理方法であって、前記エッジルータ側に、前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスとの組みを管理する処理と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送する処理とを有することを特徴とする移動管理方法。
  8. 前記エッジルータ側に、前記カプセル化されたIPパケットのソースアドレスから送信してきた移動端末の所在するエッジルータのIPアドレスを学習する処理を含むことを特徴とする請求項7記載の移動管理方法。
  9. 前記エッジルータ側に、前記移動端末が自装置の配下に移動してきた時に当該移動端末がこれまで所在していたエッジルータに当該移動端末の移動を通知する処理と、自装置の配下の移動端末が移動した通知を受けた時に自装置の配下からいなくなった移動端末宛に届いたパケットを新たに移動したエッジルータへ転送する処理とを含むことを特徴とする請求項7または請求項8記載の移動管理方法。
  10. 移動端末の位置を管理する移動管理装置と、IP(Internet Protocol)トランスポート網と、前記IPトランスポート網のエッジに配備されるエッジルータとから構成される移動通信ネットワークに用いられる移動管理方法であって、前記エッジルータのコンピュータに、前記移動端末のIPアドレスと当該移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスとの組みを管理する処理と、前記移動端末同士が通信するIPパケットを発信元の移動端末が所在するエッジルータのIPアドレスでカプセル化して転送する処理とを実行させるためのプログラム。
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