JP2006017892A - トナー収容容器 - Google Patents

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JP2006017892A JP2004193959A JP2004193959A JP2006017892A JP 2006017892 A JP2006017892 A JP 2006017892A JP 2004193959 A JP2004193959 A JP 2004193959A JP 2004193959 A JP2004193959 A JP 2004193959A JP 2006017892 A JP2006017892 A JP 2006017892A
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Abstract

【課題】 トナー攪拌部材がハウジング内のトナーを広範囲にわたり攪拌できるようにすることにある。
【解決手段】 トナー収容容器3のハウジング30は、トナーを内部空間から排出するための排出口31を有している。一対の第1固定ピン40は、ハウジング30の対向する内側壁に固定されている。トナー攪拌部材60は、一対の長孔61を有している。これら一対の長孔61それぞれは第1固定ピン40に嵌合されており、この第1固定ピン40は長孔61の内周部において摺動可能になっている。リンク機構70は、ハウジング30とトナー攪拌部材60とを連結している。このリンク機構70は、トナー攪拌部材60を第1固定ピン40まわりに揺動させ且つトナー攪拌部材60を長孔61の長軸方向に移動させる。トナー搬送部材50は、ハウジング30に回転自在に装着されており、トナーを排出口31へと搬送する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トナー収容容器、特に、内部に収容されたトナーを攪拌可能なトナー攪拌部材を有するトナー収容容器に関する。
トナー収容容器は、ハウジングと、トナー攪拌部材と、トナー搬送部材とを備えている(特許文献1)。ハウジングは、トナーを内部空間に収容するためのものである。ハウジングは、たとえば内部空間を有する矩形状に形成されている。ハウジングの内部空間は、たとえば、上下方向の高さ寸法に比較して前後方向の寸法および左右方向の寸法が長くなるように、矩形状に形成されている。そして、ハウジングの内部空間は、たとえば、前後方向の寸法より左右方向の寸法が長くなっている。このようなハウジングには、トナーを内部空間から排出するための排出口が底部に形成されている。トナー攪拌部材は、ハウジングの内部空間に収容されたトナーを攪拌するためのものであり、軸部とパドル部とからなっている。トナー攪拌部材の軸部は、両端部においてハウジングの内部空間の左右方向の両側壁に回転自在に装着されている。トナー攪拌部材のパドル部は、軸部の回転軸に垂直な方向に突出して軸部に一体に形成されている。トナー搬送部材は、軸部とスパイラル部とからなっている。トナー搬送部材の軸部は、トナー攪拌部材の軸部の側方でトナー攪拌部材の軸部と平行になるようにハウジングの排出口の上部に配置されている。また、トナー搬送部材の軸部は、両端部においてハウジングの内部空間の左右方向の両側壁に回転自在に装着されている。トナー搬送部材のスパイラル部は、トナー攪拌部材によって攪拌されたトナーを、ハウジングに形成された排出口へと搬送する部分であり、軸部に一体に形成されている。このようなトナー収容容器では、トナー攪拌部材の軸部が回転すると、トナー攪拌部材のパドル部がハウジング内のトナーを攪拌する。このようにトナー攪拌部材によって攪拌されたトナーは、トナー搬送部材によって、排出口へと搬送される。
特開平11−237779
従来のトナー収容容器では、ハウジングの内部空間が、上下方向の高さ寸法に比較して前後方向の寸法および左右方向の寸法が長くなるように、矩形状に形成されている。このハウジングの内部空間にトナー攪拌部材を配置するために、トナー攪拌部材のパドル部の軸部からの突出長さは、ハウジングの内部空間の上面および底面に接触しないように決定される。このようなトナー攪拌部材を回転させると、トナー攪拌部材の軸部を中心としてパドル部の突出長さを半径とした左右方向に長い円筒領域内のトナーを攪拌することができる。しかしながら、ハウジングの内部空間は上下方向の高さ寸法より前後方向の寸法の方が長いので、上記のようなトナー攪拌部材では、ハウジングの内部空間の前後方向に存在するトナーを十分に攪拌できないという問題が生じる。この問題を解決するために、複数のトナー攪拌部材を前後方向に平行に配置するという方法がとられる場合がある。この場合、ハウジングの内部空間の前後方向の寸法が大きくなればなるほど、トナー攪拌部材の本数を増やす必要がありコストが上昇してしまうおそれがある。
本発明の課題は、トナー攪拌部材がハウジング内のトナーを広範囲にわたり攪拌できるようにすることにある。
請求項1に係るトナー収容容器は、ハウジングと、一対の第1固定ピンと、トナー攪拌部材と、リンク機構と、トナー搬送部材とを有している。ハウジングは、トナーを内部空間に収容しており、トナーを内部空間から排出するための排出口を有している。一対の第1固定ピンは、ハウジングの対向する内側壁に固定されている。トナー攪拌部材は、ハウジングの内部空間に収容されたトナーを攪拌するためのものである。このトナー攪拌部材は一対の長孔を有している。これら一対の長孔それぞれは第1固定ピンに嵌合されており、この第1固定ピンは長孔の内周部において摺動可能になっている。リンク機構は、ハウジングとトナー攪拌部材とを連結している。このリンク機構は、トナー攪拌部材を第1固定ピンまわりに揺動させ且つトナー攪拌部材を長孔の長軸方向に移動させる。トナー搬送部材は、ハウジングに回転自在に装着されており、トナーを排出口へと搬送する。
このトナー収容容器では、リンク機構が、トナー攪拌部材を第1固定ピンまわりに揺動させ且つトナー攪拌部材を長孔の長軸方向に移動させるようになっている。たとえば、リンク機構は、トナー攪拌部材を第1固定ピンまわりに略上下方向に揺動させながら、トナー攪拌部材を長孔の長軸方向たとえばハウジングの略前後方向に移動させることができる。これにより、トナー攪拌部材は、ハウジング内のトナーを広範囲にわたり攪拌することができる。
請求項2に係るトナー収容容器では、請求項1に記載のトナー収容容器において、リンク機構が、駆動ピンと、第1リンク部材とを有している、駆動ピンは、ハウジングの対向する内側壁の一方に回転自在に装着されている。この駆動ピンは、駆動手段により回転させられる。第1リンク部材は、一部が駆動ピンに回転不能に装着されており、他部がトナー攪拌部材に回転自在に装着されている。この場合、駆動ピンが駆動手段により回転させられると、一部が駆動ピンに回転不能に装着された第1リンク部材が駆動ピンとともに回転する。すると、第1リンク部材の他部に回転自在に装着されたトナー攪拌部材は、第1固定ピンまわりに揺動しながら、長孔の長軸方向に移動することができる。このようにして、駆動手段からの回転駆動力を、リンク機構によって、トナー攪拌部材の揺動動作およびトナー攪拌部材の長孔長軸方向への移動動作に変換することができる。これらのことにより、トナー攪拌部材は、ハウジング内のトナーを広範囲にわたり攪拌することができる。
請求項3に係るトナー収容容器では、請求項2に記載のトナー収容容器において、リンク機構が、第2固定ピンと、第2リンク部材とをさらに有している。第2固定ピンは、ハウジングの対向する内側壁の他方に固定されている。第2リンク部材は、一部が第2固定ピンに回転自在に装着されており、他部がトナー攪拌部材に回転自在に装着されている。この場合、トナー攪拌部材は、第1および第2リンク部材を介して、駆動ピンおよび第2固定ピンに連結されることになる。これにより、トナー攪拌部材を、安定した状態で、固定ピンまわりに揺動させながら、長孔の長軸方向に移動させることができる。
請求項4に係るトナー収容容器では、請求項1から3のいずれかに記載のトナー収容容器において、トナー攪拌部材に、ハウジングの内周面近傍のトナーを攪拌するためのシート部材が少なくとも1つ装着されている。この場合、トナー攪拌部材には、シート部材が少なくとも1つ装着されているので、シート部材によってトナー攪拌部材とハウジングの内部空間の内周面との間の領域を攪拌することができる。
請求項5に係るトナー収容容器では、請求項4に記載のトナー収容容器において、シート部材が、ハウジングの内周面の少なくとも一部に接触可能になっている。この場合、シート部材がハウジングの内周面の少なくとも一部に接触可能になっているので、シート部材によってトナー攪拌部材とハウジングの内周面との間の領域を確実に攪拌することができる。
請求項6に係るトナー収容容器では、請求項1から5のいずれかに記載のトナー収容容器において、トナー攪拌部材の一部に、クッション部材が装着されている。このクッション部材は、ハウジングの内周面の少なくとも一部に当接可能になっている。この場合、トナー攪拌部材の一部に装着されたクッション部材は、ハウジングの内周面の少なくとも一部に当接可能になっているので、クッション部材がハウジングの内周面に当接したときに、ハウジングの内周面に付着したトナーを振動によって落下させることができる。これにより、トナーがハウジングの内周面に付着した状態で残留しないようにすることができる。
請求項7に係るトナー収容容器では、請求項1から6のいずれかに記載のトナー収容容器において、トナー攪拌部材の他部に、クッション部材が装着されている。このクッション部材は、トナー搬送部材の少なくとも一部に当接可能になっている。この場合、トナー攪拌部材の他部に装着されたクッション部材は、トナー搬送部材の少なくとも一部に当接可能になっているので、クッション部材がトナー搬送部材に当接したときに、トナー搬送部材に付着したトナーを振動によって落下させることができる。これにより、トナーがトナー搬送部材に付着した状態で残留しないようにすることができる。
本発明によれば、リンク機構が、トナー攪拌部材を第1固定ピンまわりに揺動させ且つトナー攪拌部材を長孔の長軸方向に移動させるようになっている。駆動ピンが駆動手段により回転させられると、一部が駆動ピンに回転不能に装着された第1リンク部材が駆動ピンとともに回転する。すると、第1リンク部材の他部に回転自在に装着されたトナー攪拌部材は、第1固定ピンまわりに揺動しながら、長孔の長軸方向に移動することができる。このようにして、駆動手段からの回転駆動力を、リンク機構によって、トナー攪拌部材の揺動動作およびトナー攪拌部材の長孔長軸方向への移動動作に変換することができる。これらのことにより、トナー攪拌部材は、ハウジング内のトナーを広範囲にわたり攪拌することができる。
〔画像形成装置の全体概要〕
図1は、本発明の一実施形態によるタンデム型カラープリンタ1の概略断面図を示している。このカラープリンタ1のカラープリンタ本体100は、カラー画像形成のための各色の画像形成部2(2M,2Y,2C,2B)と、各色のトナー収容容器3(3M,3Y,3C,3B)と、用紙を搬送する搬送ベルト4と、搬送される用紙に各色のトナー画像を転写するための第1から第4転写ローラ5M,5Y,5C,5Bと、画像形成部2M,2Y,2C,2Bに用紙を給紙する給紙機構6と、用紙上に転写されたトナー画像を定着するための定着部7と、排出部8とを有している。
画像形成部2M,2Y,2C,2Bは、それぞれマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成するものであり、用紙の搬送方向上流側から搬送ベルト4に沿って横方向に順に並べて配置されている。これらの画像形成部2M,2Y,2C,2Bのそれぞれは、像担持体としてのアモルファスシリコン等からなる感光層を有する感光体ドラム10を有し、各感光体ドラム10の周囲には帯電器11、露光器12、および現像装置13が配置されている。
搬送ベルト4は、駆動ローラ20と従動ローラ21との間に掛け渡されて循環駆動されている。この搬送ベルト4は、給紙機構6から給紙搬送路22を介して搬送されてきた用紙を吸着してほぼ水平方向に搬送している。
第1から第4転写ローラ5M,5Y,5C,5Bは、この搬送ベルト4を介して各画像形成部2M,2Y,2C,2Bの感光体ドラム10に対向するように配置されている。この第1から第4転写ローラ5M,5Y,5C,5Bは、それぞれがソレノイド23によって上方の転写位置と下方の解除位置との間で移動可能となっている。
給紙搬送路22は、搬送のガイドとなるガイド部材と、複数のローラ対とから構成されており、この給紙搬送路22の最も下流側には、トナー画像の形成と用紙の搬送とを同期させるためのレジストローラ対25が設けられている。そして、レジストローラ対25と第1転写ローラ5Mとの間には、吸着ローラ26が設けられている。この例では、吸着ローラ26が、搬送ベルト4が掛けられた従動ローラ21の上方に従動ローラ21と対向して配置されている。
定着部7は、内部にヒータを有する加熱ローラ及び加熱ローラに押圧される加圧ローラを有している。そして、この定着部7と排出部8との間には排紙搬送路27が設けられている。排紙搬送路27は、給紙搬送路22と同様に、ガイド部材と、複数のローラ対とから構成されている。なお、排出部8は装置の上面に形成されており、定着部7を通過した用紙が、排紙搬送路27を介して上方に搬送され装置の上面の排出部8に排出される。
〔トナー収容容器の構成〕
トナー収容容器3(3M,3Y,3C,3B)は、各色のトナーを内部に収容しており、内部に収容された各色のトナーを攪拌して現像装置13に供給している。トナー収容容器3は、図1に示すように、現像装置13の上部に配置されている。このトナー収容容器3は、図2および図3に示すように、ハウジング30と、一対の第1固定ピン40と、トナー搬送部材50と、トナー攪拌部材60と、リンク機構70とを備えている。
ハウジング30は、矩形状に形成されており、トナーを収容可能な内部空間を有している。また、ハウジング30は、トナーを内部空間から排出するための排出口31を有している。具体的には、ハウジング30は、上部が開口したハウジング本体32とハウジング本体32の上部を封止する蓋部(図示しない)とからなっている。ハウジング本体32は、一方向に長い矩形状に形成されている。このハウジング本体32は、後述するトナー搬送部材50の一端側の下方に位置する底部に排出口31を有している。
一対の第1固定ピン40は、ハウジング30の対向する内側壁に固定されている。具体的には、一対の第1固定ピン40は、ハウジング本体32の長手方向に互いに対向する内側壁に固定されている。これら一対の第1固定ピン40は、それぞれがハウジング本体32の内側壁の略中央部に配置されている。
トナー搬送部材50は、ハウジング30に回転自在に装着されており、トナーをハウジング30の排出口31へと搬送する。具体的には、トナー搬送部材50は、ハウジング本体32の短手方向に対向する内側壁の一方に近接した状態で、底部に配置されている。このトナー搬送部材50は、軸部51とスパイラル部52とからなっている。軸部51は、ハウジング本体32の長手方向に対向する内側壁に回転自在に装着されている。スパイラル部52は、軸部51まわりにスパイラル状に一体に形成されている。
トナー攪拌部材60は、ハウジング30の内部空間に収容されたトナーを攪拌するためのものである。トナー攪拌部材60は、一対の長孔61を有している。一対の長孔61はそれぞれが第1固定ピン40に嵌合されており、第1固定ピン40が長孔61の内周部を摺動可能になっている。具体的には、トナー攪拌部材60は、第1から第3棒状部材62,63,64と、一対の連結部材65とからなっている。第1から第3棒状部材62,63,64は、互いに所定の間隔を隔てて平行に配置されている。ここでは、第2棒状部材63が中央に配置されており、第1および第3棒状部材62,64それぞれが第2棒状部材63から所定の間隔を隔てて平行に配置されている。一対の連結部材65は、第1から第3棒状部材62,63,64の両端部において各端部を連結している。一対の連結部材65は長板状に形成されている。一対の連結部材65それぞれには、長孔61が形成されている。この長孔61は、第1固定ピン40に嵌合されている。
トナー攪拌部材60には、ハウジング30の内周面近傍のトナーを攪拌するためのシート部材66,67が少なくとも1つ装着されている。シート部材66,67は、ハウジング30の内周面の少なくとも一部に接触可能になっている。具体的には、第1シート部材66がトナー攪拌部材60の第1棒状部材62に装着されており、第2シート部材67がトナー攪拌部材60の第2棒状部材63に装着されている。第1シート部材66は、第1棒状部材62から連結部材65の長手方向外方に突出した状態で、第1棒状部材62に装着されている。第2シート部材67は、第2棒状部材63から連結部材65の短手方向外方に突出した状態で、第2棒状部材63に装着されている。第1および第2シート部材66,67は、ハウジング本体32の内周面の少なくとも一部に接触可能になっている。ここでは、第1シート部材66の先端部が、トナー搬送部材50が近接する内壁面に対向する内壁面から底面にかけて、接触可能になっている。そして、第2シート部材67の先端部が、ハウジング本体32の底面に接触可能になっている。
トナー攪拌部材60の一部には、クッション部材68が装着されている。このクッション部材68は、ハウジング30の内周面の少なくとも一部に当接可能になっている。また、トナー攪拌部材60の他部には、合成樹脂製のクッション部材69が装着されている。このクッション部材69は、トナー搬送部材50の少なくとも一部に当接可能になっている。具体的には、合成樹脂製の第1クッション部材68がトナー攪拌部材60の第1棒状部材62に装着されており、合成樹脂製の第2クッション部材69がトナー攪拌部材60第3棒状部材64に装着されている。ここでは、第1クッション部材68が第1棒状部材62の外側面に装着されており、第2クッション部材69が第3棒状部材64の外側面に装着されている。第1クッション部材68は、トナー搬送部材50が近接する内壁面に対向する内壁面に当接可能になっている。また、第2クッション部材69は、トナー搬送部材50のスパイラル部52に当接可能になっている。
リンク機構70は、ハウジング30とトナー攪拌部材60とを連結している。リンク機構70は、トナー攪拌部材60を第1固定ピン40まわりに揺動させ且つトナー攪拌部材60を長孔61の長軸方向に移動させる。リンク機構70は、駆動ピン71と、第2固定ピン72と、第1リンク部材73と、第2リンク部材74とを有している。駆動ピン71は、ハウジング30の対向する内側壁の一方に回転自在に装着されており、駆動手段(図示しない)により回転させられる。第2固定ピン72は、ハウジング30の対向する内側壁の他方に固定されている。第1リンク部材73は、一部が駆動ピン71に回転不能に装着されており、他部がトナー攪拌部材60に回転自在に装着されている。第2リンク部材74は、一部が第2固定ピン72に回転自在に装着されており、他部がトナー攪拌部材60に回転自在に装着されている。
具体的には、駆動ピン71は、ハウジング本体32の長手方向に互いに対向する内側壁の一方に回転自在に装着されている。この駆動ピン71は、第1固定ピン40から、トナー搬送部材50が近接する内壁面から離反する側に所定の間隔を隔てて配置されている。第2固定ピン72は、ハウジング本体32の長手方向に互いに対向する内側壁の他方に固定されている。この第2固定ピン72は、駆動ピン71に対向する位置に配置されている。第1リンク部材73は、長円形に形成されている。この第1リンク部材73は、一端部が駆動ピン71に回転不能に装着されており、他端部がピン76を介してトナー攪拌部材60の第1棒状部材62側で連結部材65に回転自在に装着されている。第2リンク部材74は、長円形に形成されている。この第2リンク部材74は、一端部が第2固定ピン72に回転自在に装着されており、他端部がピン77を介してトナー攪拌部材60の第1棒状部材62側で連結部材65に回転自在に装着されている。
〔トナー収容容器の動作〕
まず、図4の(a)状態から(c)状態へと第1および第2リンク部材74が反時計方向に回転すると、トナー攪拌部材60の第1棒状部材62側が一対の第1固定ピン40を支点として下方から上方へと揺動し、トナー攪拌部材60の第3棒状部材64側が一対の第1固定ピン40を支点として上方から下方へと揺動する。このとき、トナー攪拌部材60は、第1固定ピン40に支持された状態で、一対の長孔61の長軸方向に移動する。すなわち、トナー攪拌部材60は、トナー搬送部材50に近接する方向に移動する(図4(a)、図4(b)、図4(c)を参照)。そして、図4の(c)状態において、トナー攪拌部材60の第3棒状部材64に装着された第2クッション部材69が、トナー搬送部材50のスパイラル部52に当接する。このようにトナー攪拌部材60が動作するとき、トナー攪拌部材60によって、駆動ピン71とトナー搬送部材50との間のトナーとトナー搬送部材50の上部のトナーとが攪拌され、トナー搬送部材50に付着したトナーが当接時の振動により振り落とされる。また、トナー攪拌部材60に装着された第1および第2シート部材66,67は、トナー攪拌部材60とハウジング本体32の底面との間の領域を攪拌する。
次に、図4の(d)状態から(h)状態へと第1および第2リンク部材74が反時計方向に回転すると、トナー攪拌部材60の第1棒状部材62側が一対の第1固定ピン40を支点として上方から下方へと揺動し、トナー攪拌部材60の第3棒状部材64側が一対の第1固定ピン40を支点として下方から上方へと揺動する。このとき、トナー攪拌部材60は、第1固定ピン40に支持された状態で、一対の長孔61の長軸方向に移動する。すなわち、トナー攪拌部材60は、トナー搬送部材50から離反する方向(図4(d)、図4(e)、図4(f)を参照)に移動した後、トナー搬送部材50に近接する方向(図4(g)、図4(h)を参照)に移動する。そして、図4の(f)状態において、トナー攪拌部材60の第1棒状部材62に装着された第1クッション部材68が、トナー搬送部材50が近接する内壁面に対向する内壁面に当接する。このようにトナー攪拌部材60が動作するとき、トナー攪拌部材60によって、第1固定ピン40とトナー搬送部材50が近接する内壁面に対向する内壁面との間のトナーが主に攪拌され、トナー搬送部材50が近接する内壁面に対向する内壁面に付着したトナーが当接時の振動により振り落とされる。また、トナー攪拌部材60に装着された第1および第2シート部材66,67は、トナー攪拌部材60とトナー搬送部材50が近接する内壁面に対向する内壁面との間の領域と、トナー攪拌部材60とハウジング本体32の底面との間の領域とを攪拌する。
上記に示したような本実施形態では、リンク機構70が、トナー攪拌部材60を第1固定ピン40まわりに揺動させ且つトナー攪拌部材60を長孔61の長軸方向に移動させるようになっている。駆動ピン71が駆動手段により回転させられると、一端部が駆動ピン71に回転不能に装着された第1リンク部材73が駆動ピン71を回転軸として回転し、第2リンク部材74が第2固定ピン72を回転軸として回転する。すると、第1および第2リンク部材74の他端部に回転自在に装着されたトナー攪拌部材60は、第1固定ピン40を支点として上下方向に揺動しながら、長孔61の長軸方向に移動する。このようにして、駆動ピン71の回転動作を、第1および第2リンク部材74を介して、トナー攪拌部材60の揺動動作およびトナー攪拌部材60の長孔61長軸方向への移動動作に変換することができる。これらのことにより、トナー攪拌部材60は、ハウジング30内のトナーを広範囲にわたり攪拌することができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタの場合の例を示したが、本発明は、モノクロ方式やカラー方式の複写機やファクシミリ等の画像形成装置に対しても適用することができる。
(b)前記実施形態では、シート部材66,67が2枚用いられる場合の例を示したが、シート部材66,67の枚数は、前記実施形態に限定されず、どのような枚数に設定しても良い。
本発明の一実施形態によるカラープリンタの概略断面図。 前記カラープリンタに装着されるトナー収容容器を上方から見た斜視図。 前記カラープリンタに装着されるトナー収容容器の上面図。 前記トナー収容容器の動作を説明するための概略側面図。
符号の説明
3 トナー収容容器
30 ハウジング
31 排出口
40 第1固定ピン
50 トナー搬送部材
60 トナー攪拌部材
61 長孔
66,67 シート部材
68,69 クッション部材
70 リンク機構
71 駆動ピン
72 第2固定ピン
73 第1リンク部材
74 第2リンク部材

Claims (7)

  1. トナーを内部空間に収容し、前記トナーを前記内部空間から排出するための排出口を有するハウジングと、
    前記ハウジングの対向する内側壁に固定された一対の第1固定ピンと、
    それぞれが前記第1固定ピンに嵌合され前記第1固定ピンが内周部において摺動可能な一対の長孔を有し、前記ハウジングの前記内部空間に収容された前記トナーを攪拌するためのトナー攪拌部材と、
    前記ハウジングと前記トナー攪拌部材とを連結し、前記トナー攪拌部材を前記第1固定ピンまわりに揺動させ且つ前記トナー攪拌部材を前記長孔の長軸方向に移動させるリンク機構と、
    前記ハウジングに回転自在に装着され、前記トナーを前記排出口へと搬送するトナー搬送部材と、
    を備えるトナー収容容器。
  2. 前記リンク機構は、前記ハウジングの対向する内側壁の一方に回転自在に装着され駆動手段により回転させられる駆動ピンと、一部が前記駆動ピンに回転不能に装着され他部が前記トナー攪拌部材に回転自在に装着される第1リンク部材とを有している、
    請求項1に記載のトナー収容容器。
  3. 前記リンク機構は、前記ハウジングの対向する内側壁の他方に固定された第2固定ピンと、一部が前記第2固定ピンに回転自在に装着され他部が前記トナー攪拌部材に回転自在に装着される第2リンク部材とをさらに有している、
    請求項2に記載のトナー収容容器。
  4. 前記トナー攪拌部材には、前記ハウジングの内周面近傍の前記トナーを攪拌するためのシート部材が少なくとも1つ装着されている、
    請求項1から3のいずれかに記載のトナー収容容器。
  5. 前記シート部材は、前記ハウジングの内周面の少なくとも一部に接触可能になっている、
    請求項4に記載のトナー収容容器。
  6. 前記トナー攪拌部材の一部には、クッション部材が装着されており、
    前記クッション部材は、前記ハウジングの内周面の少なくとも一部に当接可能になっている、
    請求項1から5のいずれかに記載のトナー収容容器。
  7. 前記トナー攪拌部材の他部には、クッション部材が装着されており、
    前記クッション部材は、前記トナー搬送部材の少なくとも一部に当接可能になっている、
    請求項1から6のいずれかに記載のトナー収容容器。
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